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2009/10/30
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高速道路のサービスエリアで食事するのは味気ない。でも、数百キロは走らければならない移動のときには、レストランに行くだけのために高速道路をおりるのは時間の無駄ではあります。
サービスエリアには「そう悪くない」レストランもがあるのでマークしてはいますが、時間節約のためならセルフサービスのカフェテリアの方が勝っています。 最高に味気ない食事になるハメになることが多いサービスエリアのカフェテリアの中にも、「こんなのが食べられるの?!」というのは、ごく稀にあります。 ◆ 食事ストップをしたいと思うカフェテリア: プレ・ド・ブレス サービスエリアで食事できるところでは、その地域の特産品をメニューにしていることがあります。でも、名前だけ、というところも多い...。 食事どきに通ったら、ここで食事したいというところがあります。 このローストチキン ↓ カフェテリア風のまずそうな食事に見えるでしょう? でも、食材は超一流なのです! 世界で一番おいしいと言われる鶏肉、フランスではAOCを持っているブレスの若鶏のローストチキンです。 この料理が食べられるのは、ニワトリのマークが見えてくるサービスエリア。「ブレスの雄鶏サービスエリア(Aire du Poulet de Bresse)」と名前がついています。 ☆ Wikipédia: Autoroute française A39 このサービスエリアにはホテルもあります。ブレス地方独特の建築様式になった建物も良い。 初めてこのカフェテリアに行ったとき、「プレ・ド・ブレス(ブレスの雄鶏)」と書いある料理を見ても、いい加減なのではないかと疑いました。 ところが、セルフサービスのカフェテリアに行ってみると、正真正銘のブレスの若鳥を、ちゃんと丸ごとのローストチキンにしている♪ これなら大丈夫、と思ったのでした。 お皿に入れてくれたのはチキンの一番おいしいモモ肉の部分。ニワトリ1羽に2つしかない部分なのですから、カフェテリアの料理としては贅沢! 普通のメインディッシュよりは少し高めかな、という程度のお値段でしたが、たとえマズイ料理を出されても文句は言えない程度の安さでした。 おいしい♪ 食材が良ければ、凝った料理にする必要はないのです! 見た目はカフェテリアの味気ない料理ですが、でも、おいしい。 おそらくフランス人なら知らない人はいないブレスの鶏肉が、どんなものであるか書かなければいけないのでしょうが... ◆ サービスエリアで売られているブレス若鶏 このサービスエリアでは、このブレスの鶏肉も販売されています。販売数がすごいのだという新聞記事があり、それはそうだろうな、と思いました。 産地となっているブルゴーニュでも、本当の地元であるブレスのあたりを離れると、めったに手に入らない食材なのです。 少し前の旅行でこのサービスエリアに行ったので、販売されているチキンを見てみました。昼食には早すぎる時間でカフェテリアはオープンしていなかったので、焼いてないチキンを眺めたわけなのですけれど...。 こういうのを通りかかった人たちが買っていくの?... 私が見慣れている朝市で売っているブレスの若鶏は、頭や足もついた形になっています。顔を見て、これは新鮮そうだとか判断できるわけで、高級な鶏肉がスーパーのチキンのような姿で売られているのは少しショックでありました。 価格を見ると、こちらブルゴーニュの生産者から買う価格より5割くらい高め。 なあんだ、パリの人たちが地元では安いと喜んで買うの?... そう思ってしまったのですが、考えてみると、5割高いとは言えないことに気がつきました。 このサービスエリアで売っているのは、食べられる部分だけなのです。とすると、頭や足など食べられない部分も含めた鶏肉より高くても当然なのであります。 地元の優れた産物を高速道路の上で買えるのは悪くないですね。 |
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2009/10/27
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【プロヴァンス旅行 その5】 前回の日記で書いた修道院は、宗教上や建築物の重要さよりも、ゴッホが入院していた病院があったことを大切にしているらしくて、庭にもゴッホの作品の数々が展示されていました。![]() 手前は、ゴッホの作品の中でも印象が強いショウブですが、花がないとつまらない! 庭園にはラベンダー畑もあったのですが、時期外れなので剪定して株しかありませんでした。 ◆ 柿の木を見つけた♪ 殺風景な秋の庭になってはいたのですが、たわわに実った柿の木がいろどりを添えていました。 少し前に書いた日記に入れていただいたコメントで柿について詳しくなったところだったので(こちらのページの下の方に、その部分があります)、フランスにある柿の木を観察できる機会ができて感激♪ フランスの柿の木って、こういうものか... と眺める。といっても、日本の柿の木と比べると、なんとなく違うのではないか、という程度しか分からないのですが...。 修道院には病院が付属しているので、患者さんたちのデザートになるのかな?... もっとも、これが食べられる柿なのかどうか分かりません。もしも渋柿だったら、干し柿にすれば良い、などという知恵はフランスにはないだろうし。・・・ などと、余計なおせっかいを考えてしまいました。 ところで、日本人にとっての故郷のイメージは、茅葺屋根の家の前に柿の木があって、家の後ろには小高い山があるという風景なのだ、と、どこかで聞いたことがあります。 そういうのが日本の懐かしい田舎の風景だよな〜と、妙に同感したのですが、実際には、庭に柿の木がある環境などでは育たなかった私なのであります!... |
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2009/10/25
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【プロヴァンス旅行 その4】 旅行の途中でこのあたりで1泊しなければという理由だけで、サン・レミー・ド・プロヴァンス(Saint Rémy de Provence)で見つけたホテルに泊まりました。暗がりの中で偶然行きあたったにしては魅力的なホテル。ミシュランのガイドブックにも入っていたのでした。 その翌朝、せっかくなので町を観光。 ◆ サン・レミーに残る古代ローマ時代の遺跡 以前にも何回か行ったことがあるサン・レミーなのですが、記憶に残っていたのは、この遺跡だけでした。 ![]() Les antiquesと呼ばれる、古代ローマ支配の時代の遺跡です。町外れにあるのですが、これほど見事なものが忽然と立っているのが異様に感じるので印象に残るのです。 右手に見える死者記念塔(Mausolée: モゾレ)の方は、全高18メートルの塔で、古代ローマ時代の遺物の中では最もよく保存されているもののひとつだそうです。 すぐ近くにある古代ローマ時代の都市(Ville antique de Glanum)も見学しようと思ったのですが、朝が早すぎる。この入場料もとられないで見れる2つの遺跡をあらゆる角度から眺めながら、古代都市スペースが開館しそうな時間を待ちました。 *Glanum(グラヌム)とは、南フランス・プロヴァンス地方にあった古代ローマ時代の都市。 まだオープンしてはいないはずなのに歩いていくカップルがあったので、都市の遺跡の入り口の方に向かいました。その人たちが戻って来るのとすれ違うことになり、休みの日だと告げられました。 フランスの博物館はたいてい火曜日が休みなのですが、ここのように月曜日が休みというのもあるのですよね。ヴェルサイユ宮殿も月曜日が休みだった...。 そもそも、休館日だというのは明確にはされていませんでした。その中にあるローマ時代の料理を食べさせるレストランは月曜日が休みだというのは大きくでていて、そこでがっかりはしたのですが、遺跡にまで入れないとは分かりませんでした。 「今日は入れない」と教えてくれたカップルと、休館日がはっきり掲示されていないことへの憤慨、せっかく来たのに...というガッカリ感を分かち合いました。 ◆ 古代遺跡は、ゴッホには何のインスピレーションも与えなかったの? 旅先で、思い通りにいかなかったことを嘆いても仕方ない。近くにゴッホが入院していた精神病院があるという標識があったので、そちらを見学することにしました。 こちらもオープンまで少し時間があったのですが、前回の日記に書いたように「ゴッホの世界散策道」というのがあったので、そのコースを少し歩いてみました。 ふと、不思議に思ったことがあります。 ゴッホはサン・レミーの精神病院にいたときにたくさんの絵を描いていながら、すぐ近くにあるLes antiquesの絵は描かなかったらしい。 これだけ立派な遺跡なのに...。でも、ゴッホはこういう建造物からは全くインスピレーションを得なかったのでしょうね…。 考えてみると、上に写真を入れたような建築物がゴッホの絵になっていたら違和感があるかも知れない...。 ☆ ゴッホの世界周遊コースのスポットの紹介サイト: Parcours Van Gogh à Saint-Rémy ☆ サン・レミーでゴッホ画描いた142枚の絵画を紹介したサイト: The Vincent van Gogh Gallery - The Saint-Rémy Period ◆ ゴッホが入院していたサン・レミーの病院 オープンの時間になったので、耳を切り取った事件をおこしたゴッホが入った精神科病院がある修道院に行きました。 入り口を入って目に飛び込んでいたのは、 このゴッホの銅像 ↓ ヒマワリの花を数本を持って、茫然と立っているゴッホ。茫然と書いてしまいましたが、俺の信念はまげないぞ!、という毅然さも伝わってきます。 でも、普通にヒマワリの花束を持ったら、全部一緒に束ねて持つものなのに、右手に1本だけ持っていて、それが下に向いている...。 どなたの作品か知りませんが、強いインパクトを与える彫刻でした。 さて、内部に入って見学したゴッホの寝室は、「こんな感じ」と再現されただけのもののようです ↓ 置いてあったイスに絵の具が少しついていたので、ルノワールのアトリエを訪問したときのことを思い出しました。でも、雰囲気を出すためにしただけなのだろうなと思って、「本物ですか?」と受付けの人に聞いてみることをしませんでした。 ★ルノワールのアトリエを見学した時の日記: 画家ルノワールの墓地で盗難があった! 2006/08/18 後世にには多くの人から愛されたゴッホが、こんなに小さな部屋に住んでいたのだ... と心が締め付けられる思いを抱かせるという点では、オーヴェル・シュール・オワーズの方がずっと勝っていました。 ここでは、ゴッホの作品(複製)を飾っているのが気に入らなかったのです。自分の作品を、こんな風に壁に掲げているはずはないではないですか?... ◆ 修道院の回廊が好き ゴッホが入った精神病院は、11〜13世紀に建てられた修道院の中にあります。 ここでゴッホも過ごしたのだ... と、しんみりさせられたのは、見事に保存されていた回廊でした。 ![]() 四角い庭を囲む修道院の回廊というのが、私はとても好きなのです。こういうところを歩いて瞑想にふけることができるなんて、なんと幸せな生活…。 フランスでは、修道僧にならなくても、こういう回廊があるお家(つまり昔は修道院だったのを家にしている)というケースがあるのです。 修道院をお家にしている農家を見学したときには、このゴッホの修道院と同じくらいに見事な回廊があって(記憶ではもっと美しかった)、鶏が回廊をチョロチョロ歩いていたのでありました! ゴッホが入ったのは修道院で、質素な病室しかなかったとしても、こういう回廊を歩ける環境というのは悪くありません。現在のコンクリート造りの病院なんて、味気ないにもほどがありますから! このゴッホが入院していた精神病院は、修道院(Monastère Saint-Paul-de-Mausole)を保存しながら、現在でも精神病院として使用されています。 フランスの精神病院というのは、恵まれた環境にあるものが多いのですよね。修道院とか、お城とかの歴史的建造物。 建物の見学に行って、私もこういうところで暮らしたいと思ってしまうことがあります! 重要文化財の修道院が刑務所になっているなどというのもありますが(思い浮かぶのはAbbaye de Clairvaux)、そういうところは敷地内に修道院があるというだけで、勝手に回廊で歩くなどということはさせてはくれないでしょうから候補から外します! |
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