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2009/07/14
日本を旅行したことがあるフランスの友人が、日本で驚いたことを挙げるのに引き合いに出す話しがあります。

日本には牛がいないの?!

3週間も日本をあちこち旅行したのに、牛を一頭も見なかった! 唯一、牛に会ったのは、東京のレストランにあった木彫りの牛だけだった、と言うのであります。牛肉ステーキのお店。

確かに、フランスには牛がたくさんいるので、出会わないのは異常に思ったのでしょうね。フランスの田舎をドライブしていていて道に迷ったとき、道を聞こうと思ったて、牧場の牛しかいないという状況になります。

東京から京都に行くくらいの距離を移動していて、牛を一頭も見ないというのは、フランスではありえないことだと思います。

私はけっこう日本で田舎を旅行しているのですが、牛の産地に行っても、フランスほどたくさんは見ません。ああ、いる~! という程度。牛たちはあまり牧場に出てこないのでしょうか?...

いつか気になったので、フランスに住んでいる牛と人間の数を比較してみたことがありました。人間一人に対して牛3頭。パリなんかには牛がいないわけなので、田舎に住んでいる私の友達が日本に行って牛がいないのに驚いた気持ちは分かります。


パリにはロバがいないの?!

同じようなことを、モロッコで経験しました。

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2006/03/24

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その5


フランスでも北アフリカの料理(クスクス、タジンなど)を食べさせるレストランに行く機会は多いのですが、いつもミント・ティーを注文します。

これを入れてくれるのを眺めるのが好きなのです。



こちらは、先日モロッコに行って、かなり高級なレストランでお茶を入れてもらったときのもの。

モロッコでは誰でも高いところからお茶を注いでいましたが、ここまで離れた距離からやっているのは、ここでしか見ませんでした。

すごい!

高級レストランだからこそいたソムリエさんという感じ。

ミントティー・グラス ヘナ柄 うずまきシリーズ
こうやって高い位置からお茶を注ぐのは、空気を入れて、泡立てるのが目的とか。

見事にお茶を注ぐコツは、ひたすらグラスの方に注目していることにあるのだそうです。

確かに、この写真を見ても、お給仕の人はグラスに目を集中させていますね。

いつか日本で煎茶のお手前でお茶を飲んだときも、これほどでないにしても、かなり高い位置から注いでいたのを思い出します。

考えてみれば、コーヒーのエクスプレッソも泡立っているところがおいしい。

お茶というのは空気と交わうとおいしくなるものなのでしょうか?

追記:

感心してくださったコメントがあって嬉しくなったミント・ティーを注ぐお手前。

こういうのはデジカメのビデオ機能でおさめるべきだった...、と後になって思いました。

初めには普通より高めという位置からお茶を注いで、そこから一気に手が高くあげられます。

両手が開く最大限の距離までになりました。

この一瞬の動きは、まさに弓を引くときの動作!

この感じをもう少し良く伝えられるかも知らないので、もう一枚の写真を入れておきます。



それから手は安定した高さに戻って(それが初めに入れた写真だと思う)、グラスにお茶がいっぱいになるころに手が下がって終わりとなる。

今まで私が見たのはグラスをテーブルに置いて注ぐというものでしたが、このときは左手にお盆を持っているのが見事でした。

お盆を少し傾けているのがコツなのでしょうか?...


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2006/03/19
初めてモロッコを旅したときのことを書いた日記の目次です。

アフリカ大陸はエジプトに次いで2回目の訪問。

起点にしたのはマラケッシュでした。食事も美味しいし、フランス語もよく通じるので楽しい旅になりました。

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2006/03/18

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その4




Aït Benhaddou - le ksar (village fortifié)

マラケッシュからアトラス山脈を越えた小旅行で泊まったホテルのテラスでとった朝食。

川向こうに見えるのはアイット・ベンハドゥ。土でつくられた城や民家が密集してできている要塞集落です。

幾ら見ても飽きない美しい風景でした!

この集落は「アラビアのローレンス」など、数々の映画で使われたそうです。案内してくれた地元の人は、映画のエキストラに10回も出たことがあると自慢していました。

上の写真で、右側のイスの影になっている2つの門は映画のために作られたそうですが、まあ違和感はなく溶け込んでいました。それ以外はみごとに昔の南モロッコの集落の姿が残っています。

丘の上にぽつんとあるのは穀物倉庫。昔、いかに穀物が貴重だったかを忍ばせます。

この要塞集落に住んでいた人たちは、川のこちら側、つまり私のホテルがあるところに新しい村を造って移り住みました。

しかし、今でも旧集落に住んでいる家族が6軒あるそうです。

旧集落の前にある川は、かなり水の勢いが良くて、橋がありません。

敷石のように土かなにか入れた袋を並べた渡り場もできているのですが、私は面白いのでラクダに乗って渡りました。



観光客や物売りはいるので寂しくはないのですが、電気も水道もなさそうなゴーストタウンです。

それなのに、丘の上から壮大な眺めを見ていたとき、ガイドさんのポケットで携帯電話が鳴ったのには驚いてしまいました!

このアイット-ベン-ハドゥ集落は世界遺産に:登録されています(1987年)。

幾つかの建物が昔ながらの建築にのっとって修復されたのですが、その後はユネスコの計画が止まってしまっているとのこと。ガイドさんが、このままでは集落が朽ち果ててしまうと心配していました。

このあたり、水に塩分があるので農業が非常に難しいのだそうです。ガイドさんは、土壁からしみ出ている塩分を指差しました。

今年は雨が降ったので状況が良くなったのだそうです。穀物の緑がまぶしいくらいに見えました。でも、ここ数年は雨が全くなくて、農業をやっていた人たちは離村するしかなかったとのこと。

いづれにしても、観光でやっていくしかない村ではないでしょうか? 新しい集落の方にはホテルがたくさん建てられていました。

観光化が始まったところだろうと感じました。10年後に行ったら、かなり環境破壊が進んでいるのではないかな?...

ユネスコさん、なんとか守って欲しい!

モロッコ王国の世界資産
・ フェス旧市街

・ マラケシ旧市街

・ アイット-ベン-ハドゥの集落

・ 古都メクネス

・ ヴォルビリスの古代遺跡

・ テトゥアン旧市街(旧名ティタウィン)

・ エッサウィラのメディナ(旧名モガドール)


日本ユネスコ協会連盟 世界遺産活動

『訪れたい世界遺産(CD-ROM)』


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2006/03/17

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その2




今回のモロッコ旅行で1泊したお城です。

フランスのシャンブル・ドート(B&B民宿)の営業をもっと本格的にして、ほとんどホテルになっている民間人のお家でした。

下は、寝室の窓から見えた、もっと大きなお城。



歩いて10分とかからないところなので見学したら? と、宿の人が薦めます。

ヤシの木の草原の向こうに見えた城は、水がすっかり干上がっている広い川のほとりにありました。


泊まった城も、この城も、土でできています。

日本は木造建築の国。フランスに来てから石でできている建物に親しみを持つようになった私ですが、土でこんな大きな建物ができてしまうのを知ってもっと驚きました!

お城を案内してくれたのは、この城に家族で住んでいるムッシュー。ベルベル人という、モロッコ土着の人です。

土のお城がどんな風にできているかを、フランス語で詳しく説明してくれました。



土でできていると言われれば、確かに土でできているのが分かります。

でも、ちょっと離れてみると、ベージュ色のグラニュー糖でできているように見えてしまう。

あるいは、砂のお城...。

土に藁を混ぜて作る日干し煉瓦もあるのですが、下はもっと早く壁を造ってしまう道具。



これを足場のように置いて、隙間に土を入れて固めると壁ができてしまうらしい。

なるほど、壁には、この木組みの締め付けの部分が模様のように残っています。

下の写真は、天井を見上げたところです。



アシでネットにして、その上に土を乗せる。

城のテラスも、そうやってできているのが分かりました。

木組みと木組みの間を歩くと、床がしなるを感じたからです。

もともと雨が少ない土地だから、こんな土で家を造ってしまうのが可能なのでしょうね。

でも、テラスのようなところは、必ず排水溝があって、そこから水が流れるようにできていました。そうしないと、やはり崩れてしまうのだそうです。

お城の番人にしてはとても物知りだったおじさん。色々面白い話しをしてくれて、最後に中庭でミント・ティーを振舞ってくれました。

「ベルベル・ウイスキーです!」と、言う。

イスラム教ではアルコールは禁止されているのです。

それで、ミント・ティーは、いわば彼らのウイスキーなんだとという冗談。でも、真面目な話し。ミント・ティーは毎日飲んでいるとお酒のように中毒になり、これなしにはいられなくなるのだ、という話しでした!


やはりヨーロッパ文明圏を離れると、何もかもが違うので、外国を旅行したという気分を強く味わいます。

dépaysement が何よりも好きな自分を再認識しました。

異なった環境・習慣に身をおいたときに味わう違和感の心地良さ...。


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