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2016/09/05
朝焼けと霧が見えた景色について書いたら前回の日記(幻想的な風景になった朝の日差し)に入れてくださったコメントに、「日本では朝焼けは お天気がくずれる前兆」という言葉がありました。

夕焼けを見るときには、翌日は天気が良いのだろうと思うことはよくあるのですが、朝焼けはその逆でしたっけ? 私はずっと、朝焼けを見ても今日は天気が良いのだろうと思っていました。

コメントを開いたのは、ちょうど夜明けの時間。外を見ると、見事な朝焼けなのでした。


午前6時53分に撮影


みるみるうちに赤い部分は広がってきて、上の写真を撮った3分後には、こんなになりました。


午前6時56分に撮影

そのうち西の空まで赤くなりました。どの方向の窓から見ても、もう空全体が真っ赤! 見事、みごと、とはしゃぎました。

朝焼け。焼けるという表現がぴったりですね。フランス語でもembrasementで、火が燃える状態に例えます。

こんな空になっていたら、お天気が悪い日になるとは思えないではないですか? 本当に朝焼けは天気が悪くなる前兆なのかを確かめるために、一日中、天気を観察していようと決心。

ところが、根気よく観察している必要はありませんでした。赤い色が消えると、曇り空が残ったのです。

午前11時ころ、やはり曇り空も写真にとっておこうと思ってシャッターを切りました。



太陽がうっすらと見えて、冬の空みたい...。

この曇り空を見たら、今日は雨が降りそうだと思えてきました。寒いのだろうと思って冬のセーターを着たのですが、そこまで寒くはない。少ししてから、コットンの長袖のセーターに着替える。

この日は晴れ間が見えることは全くない日になりました。昼頃から雨がぱらついて、夜遅くには本格的な雨。翌日も、曇り時々雨という天気でした。


朝焼けと夕焼けのメカニズム

朝焼けを見たあとは、日本でなぜそう言われるのか気になってインターネットでざっと調べたのですが、本当に雨が降ったので、改めてちゃんと読みました。

日本で「朝焼けは雨、夕焼けは晴れ」と言われるのは、西から東へと天気が変わっていくから。
朝焼けが見えるときには、東の空が晴れているということで、西から雨になる可能性が高い。

夕焼けが見えるときには、西の空が晴れていて、翌日も晴れる可能性が高い。
これが必ずしも当たるというわけではなくて、その通りになるのは高気圧と低気圧が交互に通過する春と秋に多いのだそうです。


朝焼けで晴れるように見えるのに雨が降るときは、東の空に巻雲(筋雲)などが広がっていて赤く染まるとき、と書いてありました。

こんな雲 ↓

巻雲 Cirrus (nuage)

確かに、この日に私が見た朝焼けには雲があった...。

晴れる日の朝焼けは、空はピンク色からオレンジ色、そして黄色へと、順に明るい色に変わっていくそうです。なるほど、最後まで真っ赤で、その後に突然消えていた...。


では、夕焼けは?

晴れになる夕焼けは、大気が澄んでいて、空は黄色からオレンジ色、さらにピンク色へと徐々に変わっていく。

雨になる夕焼けは、極端な赤色、不気味な赤色となることが多い。

この「不気味な赤色」と表現されているのは、私がこの日に見たピンク色がかった色のことのように思えました。極端な赤色というのは、見事だと喜んでしまって、翌日にそんなに天気は良くないかどうかは気にしていなかった...。

書いたから覚えたつもりなので、今後は気をつけてみます。


フランスにも、朝焼けと夕焼けの諺があった

朝焼けだと天気が悪くなるというのは、フランスでは言わないのではないかと思いました。少なくとも私は聞いたことがありません。

まず一人を捕まえて聞いてみたら、「ない」と答える。朝焼けだったら、その日は天気が良いはずだ、と言う。

こういうことは田舎に住んでいるお年寄りに聞くのが一番なのです。なので、存在しないというのは信じない。

日本の情報には「西から東へと天気が変わっていくから」とあったのですが、フランスでも同じなのだろうか? 

こういうのを考えるのは私は苦手。日本とフランスは地球儀の裏と表にあるのですから、天気が変わるのも逆であっても良いような気がする。

そもそも、フランスで天気予報を見ていると、たいていはイギリスで雲が発生して、それがフランスに動いてくるのが見えるのです。狂牛病がイギリスで発生してからフランスにやって来たかという図と同じだし、天気予報の地図を見るたびに、悪いことはイギリスから来るような気になってしまう。で、イギリスはフランスの北にあるではないですか?

でも、フランスでも卓越風は西から東に吹く、と言われるのでした。

Map prevailing winds on earth


ところで、フランスでも天気に関する諺は色々あります。○○聖人の祭日に天気が良かったら、雨ばかりの夏になるなどというような、迷信というか占いのようなものまであるので、ひょっとしたら日本より多いかもしれない。

朝焼けや夕焼けに関してもありそうな気がしました。逆だったら面白いではないですか? でも、朝焼けに関する諺は知らないと言った人も、夕焼けが見えれば翌日は天気が良くなるものだ、と答えていました。


この日は大勢の友人たちに会ったので、別の人にも聞いてみたら、朝焼けがあったら雨になると言われている、と答えた人がいました。

あると言う人がいるのだから、あるのだろうと思ってインターネットで調べたら出てきました。色々な言い方がありましたが、朝焼けと夕焼けを並べている諺としては、例えば、こちら:

Rouge le matin chagrin, rouge le soir espoir.

「朝に赤いと悲しみ、夕方に赤いと希望」という感じの表現です。

韻を踏ませているわけで、「悲しみ」というのは雨を表し、「希望」というのは天気が良くなる嬉しい期待、ということだそうです。この言い方は中世からあったとのこと。

朝焼けと夕焼けに関する諺は、他の国でも日本と同じように言うようで、Wiipediaのフランス語ページでは紹介していました:

イギリス:
Red sky at night, sailor's delight. Red sky in the morning, sailor's warning.

アメリカ:
Red sky in the morning, sailors take warning. Red sky at night, sailor's delight.

雨ごいというのがあるし、雨が降って嬉しい人だってあるのだから、水夫が喜ぶかどうかで表現する方が理に適っているかも知れない。


「悲しみ」と「希望」を使った似たようなフランスの諺として、次のものを知っていました:

Araignée du matin, chagrin, araignée du midi, souci, araignée du soir, espoir.
朝の蜘蛛は悲しみ、昼の蜘蛛は心配事、夕方の蜘蛛は希望。

朝にクモを見ると縁起が悪くて、夕方に見ると縁起が良い、ということなのだと思っていたのですが、この諺も天気のことを言っているのだと知りました。

蜘蛛が巣を張るのが1日のうちで何時かというのが天気予報になるという昔の言い伝えなのだそうです。この諺が出来たのは17世紀だろうと考えられているとのこと。

昼の心配事というのは、夕方に雷雨があるかもしれないという危険性のことでした。クモは普通は夕方に巣を張るので、早めにすませてしまえと考えるから。

今度は、クモが出てきたときの天気がどうなるのか気にしてみようっと。


朝焼けに関しては、こんな諺もフランスにありました:

Ciel rouge le matin, pluie en chemin.
赤い空の朝、雨が歩いてきている。

Quand rouge est la matinée, Pluie ou vent dans la journée.
朝が赤けりゃ、日中には雨か風。

みんな韻を踏ませるために無理した表現なので、こんなのは私にはうまく訳せないのでお許しください。

ブログ内リンク:
★ 目次: 空や天気に関する記事(虹、太陽、月、空、雪など)

外部リンク:
☆ au天気: 朝焼け・夕焼け
朝焼けと夕焼けの違い!仕組みと天気との関係を徹底解説!
☆ Wikipedia: Dictons météorologiques » 観天望気
83 proverbes sur le thème météo
Les dictons météo au fil de l'année
おもしろ気象エコ教室: 天気のことわざ集


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カテゴリー: 四季、自然 | Comment (6) | Top
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2016/09/04
このブログに入れている記事の数は、現在2,247らしい。そのうち、容量オーバーですと拒否されるのではないかと気になるのではありますが、今のところはOK。

それでも、色々好き勝手に書いているので、できるだけ同じことを何度も書かないように目次を作って整理しています

先日見た朝の景色が少し変わっていて面白かったので、過去に何を書いたか眺めてみました:
★ 目次: 空や天気に関する記事(虹、太陽、月、空、雪など)

すると、虹や夕焼けについてはかなり書いているのに、朝焼けについてはちっとも書いていないことに気がつきました。

つい最近だけでも家の窓から見事な朝焼けを何度も眺めていたのですが、写真を撮ることもあまりない。

朝焼けというのは、虹や夕焼けほど感動を与えないのではないかという気がしました。朝日が昇って空が真っ赤になるのを見ると、ただスゴイと驚いたり、美しいと見とれたりするだけ。虹や夕焼けは、感傷にふけったりして、何か別の力を感じるように思うのです。


朝でボケているからカメラなど出してくる気にならないのかな?...もともと低血圧なので、朝は苦手なのです。「午前中の私は死んでいます」と言っています。

最近はまともなリズムで朝に目が覚めるようになりましたが、以前は、朝日が昇る時間に寝て、日が沈むときに起きだすのが私の体には最も自然なのだと思っていました。

朝5時に起きて旅行に出る必要があるときなどは、寝ないで朝を迎えることにしていました。その方が体調が良いのです。

徹夜も、4日や5日の連続くらいなら何でもない。いくらでも徹夜は続けられそうなくらいに元気なのですが、それ以上続けると頭が働くなくなるのは自覚するので、徹夜を続ける意味はないと思って、全く眠くもないのに無理して寝ることにしていました。

最近は、年のせいか、2日の徹夜もきつくなりました。寝ないでも普通に生活できるのは、仕事のデッドラインがあってもへいっちゃらで非常に便利だったのに...。

徹夜できなくなったら、まともに朝に目が覚めるようになって、起きたときに朝焼けも見るようになりました。フランス人は日本のことを「pays du Soleil-Levant(日いづる国)」と言うので、私も日本人としての名誉回復した気分。

でも、今のフランスは夏時間で、太陽時間と2時間ずれている。朝7時に起きて朝日を見ても、実際には9時なわけなので、「早起きしています! 」と自慢するわけにはいかないか...。


ご来光

いや、富士山のご来光を拝むというのがあった!
とすると、私の感覚がおかしいだけ?...

フランスの旅行代理店のエジプト旅行に参加したときには、2泊したシャルム・エル・シェイクからシナイ山に登って朝日を見るというオプショナルツアーがありました。モーセが十戒を授けられたという山なので、登ってみようと思ってリュックや靴も用意して旅行に参加していました。

でも、現地で話しを聞いたら、真夜中に出発するので寒いから冬用のコートを着込み、日が昇ってくると暑いからコートは背負う必要があると聞いてめげてしまった。それに登山はかなり厳しそう。私には体力がなさそうに思って参加するのは止めました。

モーセに関しては、聖カタリナ修道院の見学だけで十分に満足していたので、これ以上の感激はしないだろうと思ってしまったのでした。

でも、シナイ山に登って帰って来た人たちが「素晴らしかった」と言って感激しているのを見て、私ってバカ... と思ってしまった。あの時を逃したら、絶対に行けなかったのに...。

Mont sinai Rembrandt

でも、フランス人たちが感激したのは、彼らがクリスチャンだからであって、私はそこまで感激しなかっただろうと思って諦めました。朝日は、どこで見ても美しいでないですか?

ご来光を見るための富士登山などは、間違ってもする気にはなりません。どんな様子なのかをテレビで見たら、行列を作って登って行き、頂上につくと、ぞっとするような観光地なのですもの。

もしも江戸時代に生きていたら、行ったと思う。

 Welcome to the top of Mount Fuji


幻想的に見えた我が家の朝日

朝早く起きたとき、天気が良ければ、自分の部屋の窓から東の空を覗きこみます。朝焼けが見えていたら、東向きの部屋に行って窓を開ける。

空が赤く燃え上がる朝焼けに驚くことはよくあるのですが、先日は、ちょっと変わっていました。


写真に写っているのは、誰も住んでいないお隣にある家の敷地です。東京ドームに例えたら、8個分という広さの庭。でも、持ち主が夏の間にも来なくなってから久しいので、庭は荒れ放題。なので、景色は全く美しくないのですが、虹や空を眺めるのには重宝させていただいている空間。

この日の朝焼けが幻想的で美しいと思ったのは、庭を流れている川か池から上がってきていた霧でした。



おとぎ話の挿絵になりそうな景色ではないですか?


追記:

ちょうど1週間後の朝、空全体が赤く染まったので、朝焼けについて調べて記事を書きました。
朝焼けが見えると雨になる?  2016/09/05

ブログ内リンク:
★ 目次: 空や天気に関する記事(虹、太陽、月、空、雪など)

外部リンク:
All About:  聖カトリーナ修道院地域/エジプト [世界遺産]
エジプトで登山!モーセが十戒を授かった、シナイ山でご来光を拝む


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カテゴリー: 四季、自然 | Comment (8) | Top
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2016/05/23
ずっと雨が降って寒い日が続いていたのに、この土曜日だけ、嘘のような晴天になりした。最高気温が25度になるという信じられない天気予報だったのですが、見事に的中したので薄気味悪いほど。

お昼ごはんは庭のテーブルで食べられるほど暖かったので気持ち良かったです♪



地球が温暖化していると言うけれど、私がいるブルゴーニュ地方に限れば、平均気温が10度くらい上がって欲しい...。

「フランスはカラっとしているのだから、気温は30度くらいが心地良い」と友達に言ったら、「とんでもない! 25度くらいが理想的なのだ」と言われました。何でも良いけど、もう5月も末なのですから、分厚いセーターを着ている生活は終わりにしたいのだけど!...

今年の春は雨が多かったので、庭では、例年になく元気に咲き誇っている花があるので面白いです。どうしちゃたの? と言いたくなるほど。

春先は森や野原に咲く草花を見に行くのが好きなのに、ちっとも出かけませんでした。スズランは5月になっても花を咲かせなかったので、今年は摘みそこなってしまった...。仕方ないので、庭に咲いているスズランを花瓶に活けました。こんなことはしたことがないです!

天気が悪くても植物の方は頑張りますから、今の時期に見るのが好きな野生のランだって、もう開花時期は終わってしまっているのかもしれない...。

この前にいつ青空が広がって暖かい日だったかというと、4月29日。旅行したときだったので日にちまで覚えているわけなのですが:
南ブルゴーニュのブドウ畑を眺める 2016/05/02

日中は半袖でいられるような日になったのは20日ぶりということですか。また天気予報は当たって、晴天の土曜日の翌日からはまた天気が悪くなりました。長期天気予報を見ると、6月末までは「暑い」という感じの日は全く来ないみたいです...。


イタリア系の人って...

晴天の土曜日は、近所で親しくしている人の母親のお葬式でした。会ったことがない人なのだけれど、お付き合いなので教会のミサに行きました。亡くなったのは聖霊降臨祭の月曜日だったとのこと。

母親を亡くした友人は、40代の独り暮らしの男性なのですが、母親が亡くなったのがよほど悲しいらしい。会うと目には涙を浮かべてしまっているので、友人たちは励まそうと気を使っていました。つまり、一人で放っておけないと考えている様子。お葬式の前日は、みんなで食事を一緒にしようやということになって、私があり合わせのもので料理を作って皆で食べました。

別にママにべったりとか、マザコンだったとかいうことは全くないのです。近所に住んでいたからよく会っていたかもしれないけれど、もう長いこと母親は高齢者施設に入っていて、息子に会っても誰だか分からないくらいに痴呆が進んでいて、ほとんど植物人間だったそうなのです。

それでも死んでしまうことの覚悟はできていなかったのかな。フランスの友人たちは、もう回復の見込みがなくなった人が死ぬと、例え家族であっても、あれ以上苦しまないで死ねて良かった、という受け取り方をするのですけど...。

それに、普通なら、いくら悲しくても、男だったら特に、表面上はつくろうではないですか?...

彼を見て、こういう風にあっけらかんと悲しんでしまっていた男性がいたのを思い出しました。全く同じパターンに見える。

この友人のことはブログでも書いていました:
フランス人が落ち込むと・・・  2007/02/09

50を過ぎた人だったのですが、母親が亡くなったことを非常に辛く感じていたようで、「僕は孤児になってしまった」なんて言って悲しんでいたのです。

気がついてみると、このときの彼も、土曜日にお葬式をした人もイタリア系なのです。イタリア男性にとってのマ~マというのは凄い存在なのではないかな...。生粋のフランス人も家族の絆は強いですが、母親に対してここまで愛着を持っているようには見えません。

フランス人女性が男性をかしずかせる能力に感心しているのですが(美人でなくても、やれるのだから真似したい!)、イタリアでは母親が息子をかしずかせる能力があるのかもしれない...。


移民家族

フランスも、私がいるところのような田舎だと、アラブ系とかアフリカ系の人はゼロに等しいです。県庁所在地のような大きな町に行っても、アフリカ系の人は見かけないかな...。出会うのはパリです。

それでも、私の近所には移民家族がたくさんいます。第一次世界大戦でフランスは戦死者を多くだしたので人口危機に陥り、移民の受け入れを積極的にしていました。どういう政策をしていたのかは知らないけれど、周りにいる移民家族はヨーロッパ諸国の人たちばかり。中でも、イタリア系は多い感じがします。イタリアで貧しかった人がフランスにやってきて、土木関係の仕事をした、というのが普通のパターンのようです。

このたび孤児になった友人はイタリア系だったと思い出したので、私はイタリアが大好きだという話しをしました。ところが、彼はイタリアに一度も行ったことがないのだそう。「考えてみると」と、初めて気が付いたような顔をして、7人いる兄弟の誰も行っていないな、なんて言いました。

フランスからイタリアに行くのは簡単なのに、自分のルーツを探りたいという気持ちにならないらしいのが不思議。

例えば、フランスに帰化した日本人家族の子どもは、絶対に日本を見たいと思うだろうと想像しませんか? もしも、子どものときに親が連れて行ってくれないとしたら、働くようになったら真っ先に日本に行くためにお金を使うのではないかな?...

思えば、親しくしているイタリア系の友達は何人もいますが、やっと年をとってから1回行った人が少しいるだけで、後は全くイタリアに行ったことがない人ばかりです。普通だったら、休暇のたびに遊びに行っても良いのに。国を出たということは、国を捨てたという意識でいるのだろうか?...

私の周りにいる人たちだけを見て判断してはいけない。でも、スペイン、ドイツ、スイス、モロッコなどの出身者は頻繁に自分のルーツの国に行く旅行をしているのを見ているのに、イタリア系でそうしている知り合いはいないのです。

親しくしているイタリア系の友達は、私がイタリアは素晴らしいと言うのに感化されたのか、ご主人とついにイタリア旅行をしました。でも、帰って来たときに感激した様子は全く見せなかったので私は意外に思ったのでした。

もしかしたら、フランスとイタリアは同じ根っこの文化を持っているので、自分のルーツの国がどんななのだろうかと知りたくなる気持ちが起こらないのかもしれない。そういう気持ちでいたら、外国に同化しやすいだろうな...。


ナイチンゲール

昨日の夜、午後11時になったら鳴きだした鳥がいるのに気がつきました。ひょっとして、ナイチンゲール? いつまでも賑やかにさえずっているので寝てしまったのですが、これを書いていたら、また聞こえてきました。時計を見ると、午後11時。

ちゃんと聞くために庭に出てみました。どこにいるのか知らないけれど、私が庭に出たくらいでは動じることはなく鳴いています。

ナイチンゲールが鳴いているのを初めて知ったのは数年前にお城に泊まったときのこと。それを書いたブログにナイチンゲールの動画や録音をリンクしていたので確かめみました。間違いなくナイチンゲールですね~♪

録音などのリンクを入れたのは、こちら:
お城に到着 2008/05/22

今までは夜に聞こえてくる鳥の声はフクロウくらいでした。異常気象でナイチンゲールが来たなら、悪天候も歓迎します。

ナイチンゲールで思い出すのはロメオとジュリエットのお話し。こんなに小鳥が賑やかにさえずっていたら、朝だと思いますよ...。なぜ、この鳥は暗闇の中で鳴くのか、どこかに移動しないでいつまでも鳴いているのかと気になりますが、そういうことを気にしているときりがないので、私は寝ることにします。

ブログ内リンク:
★ 目次: フランスに結婚に関する風習、夫婦・家族関係、生き方
★ 目次: 森や野原に咲く春を告げる花々
★ 目次: フランスの田園に咲く野生のラン


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2015/09/28
2015年秋 パリ首都圏旅行シリーズ
その1  
目次

月が地球に最も近くなるので大きく見えるスーパームーンが見えるときに皆既月食がおこる、と聞いていました。

夜11時には街灯が消える田舎にいるときだったら月が良く見えるでしょうに、その日はパリ首都圏に旅行中。町の明かりのせいで、せっかくの月はよく見えないかもしれない...。

ホテルは人口5万人くらいの、フランスにしては大きな町。でも、広い森もあるので、パリ市内よりは月が見えるでしょう。ざっと調べてみたところ、月食が見えるのは2015年9月28日の午前2時から3時らしいと突き止めました。

お天気は良さそうでした。何年も前には、皆既日食を見ようと、友人たちと庭のテーブルでシャンパンを飲みながら待っていたのですが、こういうときに限って天気予報が当たる! 太陽が欠け始めたと喜んだとき、大雨が降ってきたのでした。カメラに凝っている友達は、何処なら見れるというのを調べたらしく、北フランスに旅行に出かけていました。そんとき撮った写真を1枚もらってびっくり。黒い空に金色の輪ができていたのでした。

あんな風に見えるのかな? 見れなくて元もという気持ちでしたが、多少は期待していました。


2015年9月28日の夜

レストランでの夕食を済ませてホテルに戻ると、月はかなり上に上がってしまっている。部屋は5階にあったので、目の前には月を大きく見せるようなものが何もない。月は白く輝いていましたが、スーパームーンという割には大きくは見えませんでした。

1カ月前に見た大きな月を期待していたので、少しがっかり。

でも、携帯電話にアラームを午前2時にセットして寝ました。

教会の鐘の音がなって目が覚める。もっと静かな音を選んでおけば良かったと反省するほど熟睡していたのですが、仕方ないので起きて窓を開けました。

月はいつになく輝いていました。しばらく眺めていましたが、いっこうに月が欠けていく感じがありません!

午前2時23分に撮影 ↓



夜風が寒いのに窓を開け放ったまま辛抱強く待ちましたが、1時間たっても全く変化は見えない...。

退屈しのぎにラジオをかけてみると、今日は素晴らしい月食が見えるはずだと言っている。「午前4時間から始まります♪」と聞こえてきました。午前2時から3時というのは、グリニッジ天文台の時間だったのかな?...

ともかく、まだ1時間待たなければならないらしい。今度はアラームをかけずに寝て待つことにしました。翌日に支障があってはこまるので、起きられなかったら諦めようと思って。

でも、変な時間に起きてしまったので、少しも眠くならないのでした。

午前3時半ころ、窓の外を覗いてみました。すると、もう月が欠け始めているではないですか!



眺めていると、月がどんどん欠けていくのが分かるので面白い。大きな望遠鏡を持ってくれば良かった...。

月食も日食も、1度も見たことがなかったのです。これは、寝ないで見る価値があった!


午前3時43分撮影 ↓



午前3時55分撮影 ↓


ラジオで言っていた時間には、もう月が欠けるのは終わりに近づいている感じになりました。

写真を並べていますが、実際に見たのとは少し違う光の具合ですね。


午前3時59分撮影 ↓


いよいよ月は見えなくなる、と思ったら、月が濃いオレンジ色に浮かび上がりだしました。


午前4時9分撮影 ↓


写真を撮りまくっていたのですが、ここで止めました。どうせ望遠レンズなどないデジカメで撮影しても、ろくな写真はとれないはず。カメラはしまって、肉眼で月を眺めることにしました。

月はオレンジ色になってきて、それはそれは幻想的だったのです!

真っ暗になって月が見えないのだろうと想像していたのですが、色が変わるだけで、やはり月があるのは見えるのですね。

その後、また月がもとの姿まで戻るのを待つと睡眠時間がなくなってしまうので、寝ることにしました。


皆既月食のときの月は、赤く染まるのだそうです。私は濃いオレンジ色に見えたのですが、フランスではlune de sang(血の月)と呼んでいました。英語でも同じようにblood moon。日本では「赤銅(しゃくどう)色」と呼ぶようです。以前にも気になってブログで書いていましたが、西洋文化では簡単に赤を血に例える傾向がありますね...。


今回の皆既月食は、日本では昼間の時間だったので見られなかったそうですね。次の皆既月食が見られるのは2018年1月31日なのだそう。

スーパームーンのときに皆既月食があるのは非常に珍しいのだそう。前回は1982年で、この次は2033年に現れると推測されているとのことです。そんな先のことは分からないし、雨が降れば見れないわけなので、撮った写真の質は悪いのですが、記念とするためにブログに入れておきました。

ブログ内リンク:
★ 目次: 空や天気に関する記事(虹、太陽、月、空、雪など)
★ 目次: 色について書いた記事

外部リンク
☆ Wikipedia: 月食 = Éclipse lunaire
Éclipse de lune du 28 septembre où, quand et comment l’observer ou la photographier
皆既月食中の月の色について


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2015/09/01
友人が開いたパーティーに行った帰り道で、見晴らしの良い高台を通ったときに見えた満月が余りにも美しい。車を降りて写真を撮ってみました。



三脚もなかったし、いい加減にとってしまった写真。このとき見た風景とは全然違う...。

月はほとんどオレンジ色で、夕闇に包まれた野原の上に大きく輝いていたのです。


写真を加工すれば、このとき見た野原が出てくるのですけれど、色合いが違う...。






撮影したのは、2015年8月30日、午後9時頃でした。


少し前から、異常なほどに月が大きくて光が強いと感じていました。これはスーパームーンと呼ぶものでしょうか?

月が地球に最も近づいたときにに、ちょうど満月もしくは新月の形になった月が出る現象だそうです。

フランス語でもSuper Luneと呼ぶのだそう。フランス情報で調べてみたら、2015年のスーパームーンは8月29日、9月28日、10月27日なのだそう。とすると、月がやたらに大きくて光が強いと感じたのは8月29日ころからなので納得。

日本の情報では、中秋の名月の翌日、9月28日と言っていました。フランス情報では2015年は3回あるとしていたのですが、9月のが最も見事なのだろうと思いました。


この日は真夏のように暑い日でした。今日から気温が下がるという天気予報だったのですが、大当たり!

朝には大雨が降って、気温は一気に下がりました。雨は午前中だけでしたが、こんなに本格的に雨が降ったのは2カ月ぶりくらいかな?... フランス西部では、大雨による洪水の被害もあったというニュース。

シャブリのブドウ畑の一部では雹の被害もあったのだそう。特に高級ワインができる畑。ブドウの収穫を急がなければならなくなったようです。


Yonne : Chablis et le Tonnerrois ont été touchés par la grêle


もう夏は終わってしまったようです。
天気予報を見ると、明日からは、最高気温がせいぜい20度という感じです。

ブログ内リンク:
★ 目次: : 空や天気に関する記事(虹、太陽、月、空、雪など)
★ 目次: 今年のミレジムは? (ブルゴーニュ・ワイン)
ブルゴーニュ南部でブドウ収穫が始まる 2015/08/24

外部リンク:
スーパームーン2015年の時間は?47都道府県総チェック!
Quelle est la prochaine super Lune?
Orages  des vignes de Chablis et d'Irancy touchées par la grêle


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2015/08/10
3日前のことですが、夕方に虹が出ました。みごとに2重の虹♪



つい最近も虹を見たことをブログに書いていたと思って確かめてみたら、3週間くらい前でした。日がたつのが早すぎる...。
雨は降らなかったのだけれど、虹が出た♪ 2015/07/19

また虹のことをブログに書くのもな... と思っていたら、その翌日の夕方にも虹が出ました。雨が降っているところと、降っていないところがあるような天気だと、必ず虹は出るものなのかな?...

インターネットの時代は便利。すぐに解答が見つかりました。

http://www.jma-net.go.jp/matsue/chisiki/column/phenomena/rainbow.html
出所: 虹の発生とその仕組み

太陽の光線と雨粒が条件というのは経験から分かりますね。でも、虹のことを少し調べてみたら面白いことも出てきたのでメモしておきます。


二重の虹の不思議

どうして虹が二重になることがあるのか、というのも気になったので検索してみたら、分かりやすい説明がでてきました。

まず、下側にあるはっきりした虹の方は「主虹」と呼ばれ、その上のぼけている虹の方は「副虹」と呼ぶのだそう。

https://www.bioweather.net/column/weather/contents/mame064.htm
出所: バイオウェザー・お天気豆知識 - 虹の不思議


このページにある説明で、ルネ・デカルトが虹の原理を見つけ出していたというのは興味深かったです。


Schéma de René Descartes sur la formation des arcs-en-ciels primaires et secondaires

「我思う、ゆえに我あり」が出てくるデカルトの『方法序説(Discours de la méthode pour bien conduire sa raison et chercher la vérité dans les sciences)』はフランス哲学では記念碑的な作品なので読んでいたはずですが、虹のことなどを書いているのはマークしていませんでした。

それを教えてくれた情報ページで、それが1673年だったという部分は、1637年とすべきだったのにタイプミスだと思います。デカルトは1650年に亡くなっていますので! インターネットで簡単に情報を得られるのはとても便利なのですが、どこまで信じて良いのかが問題なのですよね...。私もいい加減なことも書いてしまっているのだろうと反省するのですが...。


1つ、大きな発見しました♪ 子どもの頃に習っていたのかもしれないけれど。

主虹と副虹では、色の並び方が逆さまなのだそう。今回撮影した写真の原版で見たら、本当にそうなっていました。

http://optica.cocolog-nifty.com/blog/2009/11/post-154d.html
出所: 大空のキャンパスに描かれた光と色の芸術 虹の仕組み(1): 光と色と


虹は何色?

虹は幾つの色からなっているかというのは、国によって違うのだそうです。

日本では、虹といったら7色だというのが普通ではないでしょうか?

右に入れた玩具も7色でした。


アメリカでは6色、ドイツでは6色ないし7色になっている、という日本情報がありました。

ドイツ製の玩具に虹の積み木があったので見てみました。

左が12色、右が6色となっています。子どもに虹の色の数を教えるのに、親がお金持ちかどうかによって違ってしまうというのが面白い。


虹の色はこんな感じでしょうか?
黄色水色
黄色
rougeorangejaunevertbleuindigoviolet

フランスでも伝統的には7色と言われていたけれど、今では藍色(indigo)を除いて、6色に見るようになってきているそうです。でも、子どもの教育教材を見ると、虹の7色を説明をしているので、未だに7色とする伝統が残っているように感じるのですが、どうなのでしょう? 小学校の先生をしている知人に会ったら聞いてみたいと思いました。

どっちみに、虹を見て何色からなっているかなんて判別できないので、数はどうでも良いような気がします。


◆ 虹の謎

フランスのサイトで、虹には馴染みがあるだろうけれど、知らないこともありますよ、と10の項目を挙げていたのが面白かったのでメモしておきます。

虹の色が幾つであるかは数えられない。
3~9の色があるけれど、西洋では普通、7色だと言われる。
2人が並んで虹を眺めたときでも、同じ虹は見ていない。 
二重の虹では、上にできる副虹は必ずぼけている。
虹が正午ころにでることは非常に稀である。
太陽が地平線に傾いているときが虹がよく見えるから。
虹は夜に現れることもある。
満月か、満月に近いとき、月が太陽の代わりになって虹をつくることがある。
虹が立ち上がっている場所(虹の足元)を突き止めようと歩いていっても無駄である。
近づいていけば、虹は遠ざかる。
非常に稀ではあるが、飛行機の中からなどでは丸い虹が見えることがある。
虹は二重、三重、それ以上になることもある。
庭に水を撒いているときなどに、人工的な虹ができることがある。
偏光サングラスを使えば、虹を自分で消すことができる。
実験を見せている動画:Polarized rainbow, what does this mean



空の美しさに見とれる...

この日の虹はそんなに長続きはしませんでしたが、青空が広がって、きれいな雲が見えてきました。



こんな風に刷毛で描いたような線が見える雲は、ほうき雲とか何とか名前が付いているのではなかったでしたっけ?

調べてみたら、毛状雲と呼ぶのではないかと思いました。巻雲の一種?

刷毛で引いたような線の先端が曲がっていたら鉤状雲。くっついてしまっていて、曲がっているのかどうか分からない...。これは濃密雲かな?... 夏の夕立の後にできるとあるので。

名前が分かっても仕方ないので、検索はやめます。

美しい雲を眺めながら、子どもの頃にはいつも空を眺めていたのを思い出しました。殺伐とした都心で自然を感じられるのは空だけでしたから。

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★ 基本的な色は幾つある? 2013/07/12
★ 目次: 色について書いた記事
★ 目次: : 空や天気に関する記事(虹、太陽、月、空、雪など)

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Actualité Météo Double arc-en-ciel l'explication météo de vos photos
Arc-en-ciel : 10 choses que vous ignorez au sujet de ces phénomènes
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☆ 科学の歩みところどころ: 第19回 スペクトルの謎
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雲のいろいろな顔 -見え方・形(種と変種)による細分類


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2015/07/19
今日は野菜畑でとれたサヤインゲンを初めて食べた日。小さなうちに食べるのが好きで、八百屋さんでは売っていないような小さなものを収穫します。小指の太さにもなっていないサイズ。高級食材を扱う店では、小さなのを売っているのを見ましたけど。

フランス人は黄色っぽく茹であげてしまうのですけれど、私は塩を入れた熱湯で茹でるので、緑が美しい。シャキシャキ感がある程度のアルデンテ。茹でたのをそのまま食べるだけでも美味しいと感じる味がありました。

フランス人はサヤインゲンを緑色に煮ない 2006/07/20

フランスにいるとき、サヤインゲンを八百屋さんで買ったことはないように思います。というのも、夏になるとたくさん収穫できてしまうので、うんざりするほど毎日食べるからです。

つまり、サヤインゲンを食べたのは1年ぶり、ということですね。

これから、八百屋さんで野菜を買うことは殆どなくなるだろうと思います。自分でも野菜を作っていますが、ご近所さんも同じ。食べきれないほどできてしまうので、おすそ分けもたくさん来るのです!


予期していなかった夕方のスペクタクル

夕食を済ませてパソコンに向かっていたら、視界の外れから入ってくる光がなんだか変...。

ふと窓を見ると、虹が出ているではありませんか!

カメラを持って階段を駆け下りました、



少し前にはトラクターで収穫をしている音が響いていてうるさかった、遥か向うにある穀物畑のところから虹があがっていました。

日本で虹を見た記憶がないのですが(無いはずはないとは思うけれど、思い出にない)、フランスではよく虹を見ます。

車に乗せてもらって旅行しているときには、にわか雨があると、体をひねって前後左右見回します。100%と言っても良いくらい、虹が見えますので。


今日は雨が降らなかったのですけれど、少し離れたところでは夕立があったのでしょうね。虹が見えるとは全く思っていなかっただけに嬉しかったです。

それに、外出先で見るのとは違って、自分の家の庭にある椅子に座って、のんびりと虹を鑑賞するのは良いですね。虹が変化していくのも堪能できました。

しばらくしたら、虹は二重になりました。



左側に写っているのは、このときブログの新しい記事のために書きかけていた「聖ヤコブの杖」と呼ばれる植物です。


少しぼやけてはいましたが、虹は180度に広がってくれました。それを家の南側正面でやってくれたのには感激です。

反対側では、虹が点線になったりもしました。



そのうち、木々は夕日を浴びて金色に輝きだしました。

こういう風に木の幹にスポットライトのような光が当たって輝きだすのを見ると、いつも、今は亡き友達がここに滞在したとき、「見て、見て~! 私はこの瞬間が大好きなの」と言ったのを思い出してしまいます...。

自然はなんと美しいのでしょう...。
自分が抱えている問題なんか、取るに足りない些細なことなんだと思えてくる...。


少し前、ここから7月14日の祭日で打ち上げられた花火を見たのですが、虹の方が遥かに美しいと思いました。

なんと言っても、この静寂さ!
聞こえるのは、空高く飛んでいる鳥たちの鳴き声だけだったのですから。

虹を見るだけではなく、バードウオッチングにもなりました。鴨の群れが空を横切るのなどは、普通のときには気を付けていなかったと思う...。

虹はどのくらいの時間見れるのか確認するために、デジカメで始まりと終わりの写真を撮って記録したのですが、今日は30分間でした。私が気付く前からスペクタクルは始まっていたのかもしれませんけれど、あっという間に消えてしまう虹もあるのですよね。


追記:
少したって、また二重の虹が出たので、虹について調べて書きました:
虹の不思議 2015/08/10

ブログ内リンク:
奇妙な虹を見た夕方 2008/06/20
★ 目次: 空や天気に関する記事(虹、太陽、月、空、雪など)


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2015/07/17
フランスでは、猛暑だと騒いでいても、すぐに寒くなると思っていたのですが、今年は暑さが続いています。

猛暑注意報が出たのは3週間近く前でした:
フランスに猛暑注意報が出た 2015/06/30

天気予報では「canicule(猛暑、熱波)」 という言葉を使っているのですが、もともと気温が高いのには慣れている地方もあるし、ほんの少し暑くなっただけでも「暑い~!」と騒ぐ地方もあるはずですよね。

調べてみたら、猛暑と呼ぶ基準があったのでした。県によって基準が異なっていました。日中の温度と、夜の温度の基準を定めていて、その基準を上回るのが3日間続くと「猛暑」となる。

パリの猛暑基準は、日中温度が31度、夜間温度が21度。
ブルゴーニュ地方コート・ドール県では、日中温度が34度 夜間温度が19度。

猛暑基準地図を眺めてみると、こんな感じでした:
  • もともと寒い地方だと、日中温度は31度 夜間温度は18度。
  • もともと暑い地方だと、日中温度が36度、夜間温度は20度。
フランスは広いのですが、それほどには大きな差はないのですね。夜は20度以下にならないと熱帯夜となる感じですか。私の故郷の東京では、真夏の夜が20度くらいだったら涼しいと感じるはずだと思ってしまう...。

基準となっている日中温度を示した地図です。色が濃いほど高い温度が基準になっています。


☆ Le Monde: A quelles températures peut-on parler de « canicule » ?

北で英仏海峡に面している地方はクリーム色で、温度が低いのは納得。でも、それと同じ基準になっている県が南仏にあるのが不思議だと思いました(矢印を入れています)。

ここはイタリアとの国境に面しているアルプ=マリティーム県。県庁所在地は、コート・ダジュールとして日本でもよく知られているニース市です。ニースからもう少しイタリア寄りにあるマントンは、裕福なフランス人が老後を過ごすために住むとして知られている街。

冬でも温暖で、南仏の太陽は心地よく、同じ南仏でもプロヴァンス地方のようにミストラルと呼ぶ耐え難い突風が吹くこともないので快適なのだろうと思っていたのですが、夏の暑さも酷くはないわけなのですね。経済的に余裕のある人たちが余生を過ごすために住みたがるわけだ、と納得しました。


2003年の猛暑では死者が15,000人も出たフランス。その記録を破りたいというわけでもないでしょうが、猛暑による死者には水死が含まれるのだそうで、ここのところ海やプールでの溺死者の数を出しています。

「我が国では原発事故で死んだ人はいません」などと嘘をつくよりは良いとは思いますが、暑くてたまらないと水に飛び込んで溺れてしまったのと、普通のときにも起こる事故との区別をしているのだろうか?...

2003年に大量の死者が出たのは政府の対応が悪かったと批判されて、担当大臣が辞任に追い込まれたほどですから、それ以降は政府も猛暑対策に神経質になって警告を出しています。でも、今年の猛暑は、2003年のときのような灼熱の暑さにはなっていないと感じますけど。


ワインの買い付け旅行に出かけた

猛暑がぶり返してくるという天気予報だったので、その前に! と思って出かけました。フランスの硬水を私の胃腸は受け付けないので、水代わりに軽いワインを飲んでいるのですが、そういうワインのストックがなくなってしまったので、買い付けに出かける必要があったのです。

お水代わりに飲んでいるのは、ブルゴーニュ南部、マコネ地域で作られる、村の名前が付いた白ワインです。フルーティで、酸味が少なくて、実に飲みやすいワイン。

ワイン農家に向かう途中、ブドウ畑で車を降りてみました。



何のワインが作られる畑なのかは分からなかったのですが、なんだかブドウの木は暑さにあえいでいるような...。

10日ほど前に見たシャブリのブドウ畑では、ブドウの木が元気そうだったのとは対照的。

シャブリに行ったら、猛暑でもブドウの木は元気だった 2015/07/06

ワインを買いに行った農家のご主人に、この猛暑はどうなのかと聞いてみました。

このワイン農家では白ワインしか作っていません。白ワインにするシャルドネ―種のブドウの木は暑さに耐えるのだそう。シャブリもその品種でした。

ところが、この地域でよく植えられている赤ワイン用のガメ種のブドウの木は暑さに弱いので、栽培者たちが心配しているのだと言われました。暑さにあえいでいるように見えたブドウ畑はガメだったのかもしれない。

ご主人の友人でボージョレー・ワインを作っている人は、この暑さにかなり参っているのだと話していました。今年は暑さでブドウの実の付きが悪い。生産量が少なかったら、普通なら値段をつり上げるという手があるのだけれど、ボージョレーではまだ去年の売れ残りの分もあるので、値上げするわけにはいかないだろうから悲惨とのこと。

そういえば、地球の温暖化で、ボージョレーのあたりにまでセミが住むようになって、ガメ種は暑さに弱いから今後は心配だという話しを聞いていました:
葡萄ジャムからワインを作るなどという醸造法があったの?! 2011/07/28


牧場は枯れ野原...

猛暑と騒いでいるのを聞いていると、日本人の私からすると、そんなに耐え難い暑さではないよ、と言いたくなる。雨が降らないという方が騒ぐべきだと思う。

南仏のマルセイユに住む友達が夏にブルゴーニュに来たときには、野原が青々としているので驚いていたのですが、ブルゴーニュでも南仏のような風景になってしまうこともあります。

真冬でも瑞々しい緑の牧場なのに、これだけ雨が降らないと、すっかり枯れ野原状態になっています。



こんな状態になってしまったら、牛を放牧するわけにもいかないでしょうね。

この十字架がついているメンヒルについて書いた記事:
ブルゴーニュにあるメンヒル 2013/01/03

なぜか、どこでもアザミだけは元気。花まで咲かせていました。ここでは花も咲かせていました。

アザミはヒツジは食べるけれど、他の家畜には毒になるので取り除かなければいけないのだ、と聞いたような気がします。


牧場の柵に茂っているmûre(ブラックベリー)も、暑さなんか全く気にしていない様子。もう実が膨らんでいました。



牧草地帯は穀倉地帯のようには農薬を撒かないので、野生植物がたくさんあるのです。人間が自然を破壊しなかったら、採って食べられる食材が地球にたくさんあったのだろうな...。

ブラックベリーがいっぱいの散歩道 2010/09/30


山羊たちには辛い夏...

ワインを買った後は、この地域の特産である山羊のチーズも買いに行くことにしていました。マコネのワインが生産される地域にはヤギ飼育農家はたくさんあって、どこをお気に入りにするかで迷うのですが、春に久しぶりに行って気に入った農家に行くことにしました。

午後でも直売ブティックが開いているのが、行くことにした決定の理由。

農場に到着して牧場を見回すと、いつもいる山羊たちの姿が見えない。普通なら冬に使う小屋に、山羊たちは避難していたのでした。



山羊たちは暑さでフーフーしている感じ...。ブロック壁のところが最も涼しいらしく、そこにへばりついている子たちがいるのが憐れ...。



冬の寒い時期の方が、よっぽど山羊たちは元気な姿です。暑いからと、毛皮を脱ぐわけにもいかないからな...。

この日、やたらに美人だと思ったのは、この山羊さん ↓



どれを買おうかとチーズを選びながら、農家の人とおしゃべりしました。山羊たちが小屋に入っているのは、暑さしのぎよりは、牧場には食べられる草が枯れて無くなってしまったからなのだとのこと。もう3週間も雨が降っていないとのこと。

いつものようにチーズをたくさん買ったのですが、前回行った春先のときのようには美味しい感じがしませんでした。干し草を食べていたら放牧をしない冬のようなものなので、ミルクの質も落ちているはずなので当然だと思う。

小規模生産の山羊飼育農家では、冬には山羊のミルクは子育てに使うのでチーズを作って売ったりはしないのですが、もしも売ったら、こういうチーズになるのかな?...


暑くても良いけれど、雨が降って欲しい。フランスでテルテル坊主を作って吊るしたことがあるのですが、雨乞いのオマジナイを私は知らないのです。

ここまで書いて寝たら、夜中には雷がなって、雨が降りました。
でも、やっと雨が降った♪ と喜ぶような雨ではなかった...。

【楽天市場】人気の銘醸ワインが勢揃い!ブルゴーニュ特集

チーズを世界中から集めたグルメMAP!フランスの山羊チーズ(シェーブル)を検索
チーズを世界中から集めたグルメMAP!


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2015/06/30
ここのところ、ニュースでは「カニキュル」という単語が連発されています。canicule(猛暑、熱波)のこと。

今日、6月30日午後2時から要注意とのこと。午後2時とは変な設定だと思ったのですが、太陽時計では正午なのでした。実際、今の時期に気温が最も高くなるのは、夕方という感じの時間です。

この猛暑は1週間、長ければ10日間続くらしい。


暑いのに弱いフランス

フランスの天気予報は全く当たらないと思っているのですが(有料サービスを受ければ正確な情報が分かる)、こういう一大事のときはちゃんと伝えるようですね。テレビなどでは、戦争が始まるみたいに騒いでいます。

というのも、2003年の猛暑では、不注意だった人たちなど、多くの犠牲者が亡くなってしまったからです。猛暑が原因で何人亡くなったかは判断しにくいので色々な数値が出ていたのですが、15,000人ということで落ち着いています。

その2003年の教訓があるので、その後は猛暑に対する警戒を呼びかける報道をするのは異常なくらいに感じます。

脱水症状をおこしやすくて危険なのは高齢者なので、老人ホームなどでは対策に忙しいようです。

冷房があるのは、ショッピングセンター、図書館、映画館です、などとも言って、そういうところに避難することを薦めたりもしているのは、ちょっと滑稽にも思ってしまう。フランスでは、普通のオフィスや家には冷房なんかはないのです。

私がフランスで旅行しているとき、暑くてたまらないときに避難するのは教会です。どこにでもありますから、不謹慎ではありますが、涼む場所としては最適だと思っています。キリスト教は、寒さをしのいだり、暑さをしのいだりする場を人々に与えることも考えていたのかな、とも思いますが。さらに涼しいというか、寒いくらいなのは、古い教会にあるクリプト(地下聖堂)。でも、まじめなテレビの番組では「猛暑の時には教会に行きましょう♪」とは言えないのがフランスらしい。ライシテ(政教分離)の国ですから!

できるだけたくさん水を飲みましょう、と言っていますね。炎天下で道路工事の作業をする人などは、1日3リットルの水を飲む必要があるのですって。

場所によっては、最高気温が40度にもなるのだそう。私のいるところの天気予報では、今日は最高33度というから大したことはない。でも、明日は38度と出ていました。

ニュースを見ていて、面白いなと思ったのが、今朝発表されたフランス気象局(Météo-France)の猛暑注意報地図です。


Carte de vigilance Météo-France (2015年6月30日 午前6時5分)

オレンジ色に黒いマーク(温度計?)が入っているのが、猛暑注意報の地域。ブルゴーニュ地方の4県は、しっかりその中に入っています。

大陸性気候って、こういうのか... と思いました。気温が極端に上がってしまうのは内陸部なのです。暑そうに感じる南フランスは緑の安全地帯になっています。


あまり猛暑、猛暑と騒ぐので、今朝は薄着でウロウロしていたら、くしゃみが止まりませんでした。朝はひんやりしているのです。猛暑開始の午後2時になったら、本当に暑さが凄まじくなってきたと感じました。というのは、外に出てみると分かること。

さすがに昔の人は賢いので、昔に建てられた石造りの家の中はひんやりしているのです。猛暑で苦しむのは、コンクリートの近代建築が家だったりオフィスだったりする人たちです。

それでも、夜にも気温が下がらない暑さが2週間くらい続けば、さすがに石壁は温まってしまうので、家の中も耐え難く暑くなります。我慢できなくなったら、地下のワインセラーに逃げ込むという手もありますが、夏服なんかで入ったら風邪をひいてしまうくらい寒いです。


今年は美味しいワインができるかな?...

夏に暑い日があるのは普通なのですが、今年は少し早過ぎてやって来たのが心配のようです。

今年の天候は少し異常かもしれない。暖冬、それから寒いけど、まあまあかなと思う春。大雨。寒いと震えていると、突然の暑さが来たのが何回かありました。

でも、植物たちにはそう悪くない気候だったのではないかという気がします。

庭の小さなフルーツたちが元気にたくさん実をつけていますので。

下は、ブルゴーニュ名物のカシス。Noir de Bourgogne(ブルゴーニュの黒)という品種です。



実が熟してきたので収穫しないと...。シャーベットを作ることにします。

天候や果実の実り方を見ていると考えてしまうのは、今年のブルゴーニュワインはどうなるかな、ということ。雹が降って大きな被害があったというニュースも聞かなかったし、猛暑がきたりするのは良いことなのではないかという気もします。

2003年に猛暑で騒いで以来、寒すぎるくらいの年が続いていて、ワインもいまいちと思っていたので、今年が良いミレジムになると良いな...。なぜか、1985年から、5で割れる年はワインの当たり年だったように思っていた気がします。

まだ時期が早すぎて、今年のワインがどうなるかという情報は出てきませんでした。




追記:

厚生省では猛暑に関する情報ページを作っているのですが(Canicule et chaleurs extrêmes)、テレビでは猛暑に対するアドバイスをする電話があると盛んに言っていました。電話番号は 0 800 06 66 66 で、固定電話からは無料。

電話ではどんな情報を流しているのか興味がわいたので、電話してみてしまいました。高齢者向け、子ども向け、などによってボタンを押すように指示してきました。どうせ、テレビで言っているようなアドバイスの録音テープを流しているのだろうと思っていたので、「その他のアドバイス」らしき数字を押したら、呼び出し音が2回か3回鳴っただけでオペレーターが出てきてしまった!

「厚生省です、ボンジュール」などと言うのであせりました。「すみません、間違えました~!」と言って電話を切りました。でも、「あの~、テレビでは水を飲め、飲めと言っていますが、ワインをたくさん飲んでも同じ効果があるのでしょうか?」などと、バカな相談をしても良かったのでしょうか?...

こんなにすぐに電話に出てくれるということは、どのくらいの人数のスタッフを配備しているのかな?...  お忙しいのに、ご迷惑をかけてしまって、申し訳ありません! 私の好奇心は病的なのです...。

フランスって、本当に不思議の国...。例えば、モデムがこわれてインターネットが使えないときにプロバイダーに電話すると、延々と待たされるのです。もちろん、クレームをする電話でも、応答を待つ間も追加料金を払わせられるのです。

本当に困っている人を助けるときは、ちゃんとサービスをする国なのかな?... インターネットが使えないときだって、買ったばかりの電気製品が動かないときだって、かなり困るのだけれど、助けてくれない。

ふと思いました。今でも福島では、子どもたちの健康を気遣っている人たちがたくさんいるはずですが、そういう人たちのために、日本政府は気楽に電話できる無料相談窓口を設けているのだろうか?...

ブログ内リンク:
2003年の猛暑 2003/07/20
猛暑は続いている... 2015/07/17
猛暑のとき、パリで涼しく過ごせる場所は? 2013/08/03
フランスの猛暑を乗り切る方法 2006/07/03
★ 目次: 今年のミレジムは? (ブルゴーニュ・ワイン)

外部リンク:
【楽天市場】暑さ対策特集
canicule(猛暑、熱波)の語源


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2015/05/15
庭の外れにある、「bonnet d'évêque(司教の帽子)」と呼ぶ実がなる木に花が咲いたので写真を撮ってみました。



見えない? マウスを近づけるとアップになります。それでもよく見えない!

秋になって色づくと目立つのですが、その木だと分かっていないと、花が咲いて見分けがつきません。花を眺めて覚えようと思ったのですが、やはり秋にならないと、散歩していて出会っても目に止めないだろうな...。

この司教の帽子に似た実がなる木については、すでに書いています ↓


ボネ・デヴェック(司教帽)と呼ばれる木  2011/09/30

今年は、たくさん花が付きました。今年の天候が気に入ったのか、実がたくさんなるほど根付いてくれたからなのか?... あるいはまた、教会の鐘が故障していて、アンジェラスの鐘がならなくなっているので怒っているから?...

教会の向う側にある家の人は「静かになって良かった」などと言っていますが、私は1日3回聞こえるはずのアンジェラスの鐘がならないのは物足りなくて仕方ありません。静かにさせたかったなら、どうでも良い15分毎に鳴る時の鐘の方をやめて欲しかった...。


寒さを呼ぶ3聖人 - 寒のもどり

春になると、家庭菜園をしている人たちが「Saints de glace(サン・ド・グラース)」という言葉をよく口にします。「氷の聖人たち」という意味。3人の聖人の祭日、5月11日から13日の3日間を指します。

この時期を過ぎると、もう氷点下には下がらないから安心、という目印。その時期を過ぎてから路地に種を蒔いたり、苗を植えたりするというわけです。

今年は、移動祝日の昇天祭(Ascension)が5月14日だったので、その直前で分かりやすかったです。

3聖人とは、フランスではSaint MamertSaint PancraceSaint Servaisの3人なのですって。3番目のSaint Servaisの祭日というのは、Saint Gervaisの祭日と言われることもあるのだそう。聖人はたくさんいますから、1日に複数の聖人の祭日であったりもするので、それは納得することにします。

サン・ド・グラースの3聖人の名前は教えてもらっても覚えていなかったので、この際、表にしてみました。
5月11日5月12日5月13日
Mammertus
Saint Mamert
(Mamert de Vienne)
マメルトゥス
432(?)~475年
San Pancrazio Guercino 1616
Saint Pancrace
(Pancrace de Rome)

289/ 290(?)~304年
Maastricht, Treasury of Saint Servatius, reliquary bust of Servatius
Saint Servais
(Servais de Tongres)

300~384年
現在の聖人:
Sainte Estelle
現在の聖人:
Saint Achille
現在の聖人:
Sainte Rolande

この3人が行ったことには全く関係していないようです。

昔からあったもので、春になったと喜んでいるこの時期に突然寒くなることが多かった時期ということで、農業をする上でマークしていたのだそうです。

フランス語で「Saints de glace(サン・ド・グラ-ス)」は、英語では「Ice Saints」と呼ぶらしい。フランス語をそのまま英語にしていますね。それを英和辞典でひくと「寒のもどり」という訳語が出てきました。日本語には「花冷え」という言葉もありますね。

なるほど。そう訳すことにすれば、聖人たちとは誰なのか、などとは気にしなくて良いわけだ...。

この「氷の聖人たち」の祭日は、フランスでは一般的なもののようで、ガーデニング関係のサイトでも、天気予報関係のニュースでも、よく用いられます。

5月も半ばにならないと本格的な春ではない、というわけなのですね。遅いでしょう? 日本も北海道あたりだったら、そういう感じでしょうか?

ブルゴーニュでは、だいたい当たっている感じがします。最も、今年はまだ油断できない感じですけれど。そうなるとフランス人たちは、「サン・ド・グラースが過ぎたのに寒い...」と、恨みがましく言います。

どっちみち、フランスの気温というのは季節との関係が薄いように思います。ここのところも、夏のように暑い日があったり、冬のように寒い日もあったりと、いろいろ...。

でも、氷点下になる危険があるかどうかくらいだったら、ボーダーラインが引けるかな?...


フランスのカレンダー

フランスのカレンダーには、たいてい祝うべき聖人の名前が書いてあります。聖人の名前をファーストネームにしている人が多いのです(昔はそれだけだったように感じますが、最近は変わった名前が流行ってきています)。聖人の祭日には、その名前の人の誕生日みたいな感じで「おめでとう」を言う習慣があるからでしょう。

といって、ごく親しい人だったら、あるいはカレンダーで見て気がついたら「おめでとう」くらいなのですが、なかには毎日カレンダーでチェックして、おめでとうの電話をしているのではないか、というマメな(?)人もいます。日本でいえば、年賀状代わりかな?...

今、壁にかけているカレンダーを見たら、5月11日から13日までの3日間は、全く違う聖人の名前が書いてありました。

1960年に、カトリック教会が、この日はどの聖人というのを変更したようなのです。確かに、天気予報の3聖人は時代が降るすぎて、土着の信仰の影が残り過ぎていたかもしれない。

ともかく、天気予報に使われていた3聖人は消えて、順番に、Sainte Estelle, Saint Achille、Sainte Rolandeの祭日になっているそうです。でも、天気予報で言う時の聖人の名前はそのまま。つまり、カレンダーを見ても確認できなくなっている、というわけでしたか。


氷の聖人は3人、というわけでもなかった

ガーデニング関係情報では、サン・ド・グラースが過ぎても油断してはいけない、と書いてありました。本当に、もう寒くはならないから安心して良いというのは、Saint Urbainウルバヌス1世 (ローマ教皇))の祭日が過ぎてからなのだそう。その祭日は、5月25日です。

アレクサンドル・デュマ・ペール『三銃士(Les Trois Mousquetaires)』と同じだ、と書いている記事がありました。『三銃士』と同様に、実際の主人公は4人いる、というわけ。

Les Trois Mousquetaires


それでカレンダーを見ると、またSaint Urbainの祭日だとは書いてない! 今年の5月25日(月)は、移動祭日の「聖霊降臨祭の翌日の月曜日(Lundi de Pentecôte)」なので、カレンダーにはそちらが書いてあったのでした。確かに、学校や会社が休みの日なのだと示す方が大事ですからね。

それにしても、フランスのカレンダーって、なんでこんなにややっこしくできているんだ! フランスはライシテ(政教分離)の国と言いながら、満月がいつだったかによって変わるキリストの聖人暦を国民の祭日にしておかなくったって良いのに...。


ここで、ふと、また疑問が生まれる。

いつから氷点下にならないか、というのを聖人の祭日で表現するのはキリスト教文化なわけですが、ヨーロッパでも寒い国と暖かい国がありますから、聖人の祭日に合わせるのには不都合があるはずではないですか?

Wikipediaで調べてみました。

英語情報ではIce Saintsで、ヨーロッパ諸国のことを書いています。国によって少し異なるようですね。イタリア語のリンクでは、4人の聖人にしていて、5月11日~14日。ドイツ語とオランダ語では、5人の聖人で、5月11日~15日のようですね。プロテスタントの国だと異なっているように見えます。

Wikipediaにはスペイン語へのリンクがなかったのですが、スペインでは言わないのかな...。フランスよりカトリック信仰が遥かに残っている国なのに、でも、スペインとか、スペイン語を使う南米諸国だったら、氷点下にならないのを5月まで待つということはないと思うのですよね。


こんなことを書き出してしまったのは、サン・ド・グラースが過ぎたからと、さっそく耕した友達の家庭菜園を見に行ったことを書こうとした気になってしまったからでした。

続き:
友達が買った中古のミニ耕うん機



ブログ内リンク:
★ 目次: フランスの祭日・年中行事について書いた日記
★ 目次: フランスで感じるキリスト教文化

Les saints de glace : dates et histoire
☆ Wikipédia: Saints de glace
Les trois Saints de Glace comme les Mousquetaires étaient quatre
Attention aux Saints de Glace du mois de mai
Dernier Saint de Glace 2015 : des gelées ce matin 2015/05/21
☆ Wikipédia: Liste de saints catholiques
ライシテ(laïcité)とは?


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2015/05/11
近所に住む人が森で摘んだスズランの花束を持ってきてくれたのは、1週間ほど前。しばらく続いていた雨が上がった頃でした。



私がスズランを摘むと葉もたくさんとってしまうのですが、フランス人がスズランで花束を作ると、こういう風になるのだな... と思ったので記念撮影しました。

スズランを贈るフランスの習慣では、5月1日と決まっています。それは過ぎていたのではありますが、スズランを男性が贈ってくれるのは、やはり嬉しいです。

少し前に、友人たちが家に来ていたとき、通りかかった彼にも食前酒を振る舞ったので、そのお礼だったかもしれない。

でも、離婚して以来ひとり暮らしをしている彼は、誰かにスズランを贈りたくて森に行って、たくさんあったので私にも1つ花束をくれたのだろうと思いました。お相手は誰かな? 後で別の近所の人に聞いてみたら、誰それと言われたのですが、顔は思い浮かばなかった。私は人の顔と名前を全然憶えられないのです。

それにしても、日本で60歳をとうに過ぎた男性が、近所に住む女性たちに森で摘んだ花を贈るということをするだろうか?...


あっと言う間にこれだけ花を摘めたのだそう。スズランが満開だから行くと良い、と言われました。

野生種のスズランが庭でも花を咲かせているけれど、それをとって花瓶に活ける気はしない、という話しをしました。私の庭にはスズランが咲いているのだけれど、毎年、花を付けないスズランもあるので残念に思っている、と続ける。そうしたら、スズランには雄と雌があるので、全部が花を付けるわけではないのだ、と言われました。

そういうものなのでしょうか?... この人は、野生のキノコ、それも1種類だけを探すのが名人という人なので、言われたことをそのまま信じるわけにはいきません...。


その2日後、強い風が吹いていたのが収まったので、森に行くことにしました。

しばらくの間、毎日雨が降っていたせいで、水浸しになっている牧場や畑があちこちにできていました。

白いシャロレー牛たちは、牧草をはんでいるのか、水を飲んでいるのかという景色。生まれたばかりの赤ちゃんなど、世の中はこんなに水浸しなんだ、なんて思っているのだろうか?...




立ち寄った川でも、川の流れを変えるために堰があるところでは、ゴーゴーと音を立てて、水があらぬ方向に向かったりしながら渦巻いて、怖くなるほど...。津波って、こんな感じなのかな?... などと思ってしまう...。




雨が多いと喜ぶのはエスカルゴ。もう食べられるくらいに大きなブルゴーニュ種のエスカルゴたちがいました。でも、収穫解禁は、まだ1カ月近く先です。




野原には、色々な種類の野生の欄が咲き始めていました。




私のお目当てはスズラン。森の中で車を走らせて、道路端までスズランがあるのが見えるところで下車して、森の中に入り込みました。

どこまでも続くスズラン畑。ものすごくたくさん咲いている♪ 日蔭のあたりではまだ固い蕾も多かったので、もう少しスズランの季節は続きそうです。

1カ所だけでとても摘みきれないほど咲いていました。もうこれ以上はいらないと思うまで摘んで、近くの村にあるカフェに行きました。お天気が良かったので喉が渇いてきたのです。テラスでビールを飲んでから家に帰りました。


スズランの量が多かったので、小さな花瓶を幾つも使うのは面倒。それで、今年はこんな風に活けてみることにしました。



森に行った日から4日後に撮った写真だし、全部の茎が花がちゃんと水に浸っているかも確認しなかったのですが、まだお花は元気ですね。丈夫な花だから、フランス人は森で摘むのが好きなのでしょうね。

フィレンツェで買った、直径30センチくらいの陶器を使いました。そのままでは花が落ち着いてくれないでしょうから、フレッシュチーズの空になったプラスチック容器を3つ入れてみたら、ちょうど良い大きさ。ところが、野生のスズランの茎は背丈が低いので埋もれてしまう。それで、陶器の壺の厚みのある蓋を入れて上げ底にしてみたらピッタリ。

このくらい大きくすると豪華で良いな。来年のために、どういう風にしたかメモしておきました。

これで、収穫したスズランの半分の量です。片手でぎゅっと握れる花束サイズで4つ分くらい。残りは花瓶4つに入れました。

スズランは背が低いので、大きな花瓶にドサッと入れられないのが難点。かなりいい加減に花を活けたのですが、それでも30分くらいかかってしまいました。森で摘むのは、もっと短い時間でできてしまったのに...。

森に咲くスズランは、お花屋さんで売っているスズランとは比較できない強い香りがします。

花の形を見ただけで、野生のスズラン(私には本物)と、園芸店で売っているスズラン(私には偽物)は、すぐに見分けられます。

強い香りがあると言っても、スズランの控えめな香りです。

このくらいたくさんの森のスズランを飾った部屋に入ると、フワーッと漂ってくる甘い香りが漂ってきて、その心地よさがたまりません!

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2015/04/09
お天気が良くなったので少し遠出をしました。

蛇行している小さな川が美しいなと眺めていると、遠くに鹿がいるのが見えました。

シリーズ記事目次 【フランシュ・コンテへの小旅行(2015年4月)】 目次へ
その1




時計は午前8時半を指していましたが、鹿たちにとっては朝の6時半。朝ごはんの時間ですか...。

3月の最後の週末から夏時間になったので、太陽時間とは2時間ずれていることになります。フランスはグリニッジ標準時に逆らって1時間ずれているのに加えて、夏時間で1時間ずらしたから。

夜は8時過ぎまで明るくなったのは嬉しいけれど、朝が来るのが遅すぎる。これから日が伸びていくと、それは感じなくなっていくのですが。

Time zones of Europe

ヨーロッパの時刻帯


青: GMT、西ヨーロッパ時間
赤: 中央ヨーロッパ時間
黄: 東ヨーロッパ時間
緑: モスクワ時間

あら、ポルトガルだけはイギリスと同じ時間にしていたのですね。


今年の冬は寒さが厳しくなかったので、春は例年より早く来たようです。それでも、ここしばらく雨が降ったりする寒い日が続いていたのですが、今日から天気は良くなるという天気予報でした。

家畜を放牧することにした農家が多かったのではないでしょうか。いかにも小屋から出てきたばかりで嬉しそうな牛たちがいました。

まだ地面が凍っているように見えるところもありました。日当たりのよい丘を駆け上がって、はしゃいでいるような牛たち...。



牧場に家畜がいるのを見ると、もう氷点下になるようなことはないのだろうと嬉しくなります。




牧場に運ぶらしい牛を乗せた車にも出会いました。



中で誰かがおしっこをしてしまって、垂れ流しで走っているのが面白くて、車の中から撮った写真です。

こういうのを見ると、飛行機のコックピットの中にはトイレを作れば良いのに... などと思ってしまう。ジャーマンウイングスの事故では、フランス人の犠牲者は出ませんでしたが、フランスに落ちてしまったので、日本よりずっと詳細なニュースが流れたので、頭から離れなくなってしまって、何かにつけて考えてしまうのです。


ついでに、もう1つ、春の風景写真。



風力発電機見えないかも知れませんが、遠くの山の上に風力発電機が並んでいます。

スペインには遠くかなわないけれど、最近はフランスでもéolienne(エオリエンヌ)と呼ぶ風力発電機が増えてきたのが目につきます。

効率が悪くてお金がかかり過ぎる発電方法だとか、人体にも悪い影響があるなどの理由で反対もされますが、原発に頼るよりはましだからでしょうね...。私も初めに風力タービンを見たときは嫌いだと思いましたが、福島原発事故の後には見る目が変わりました。


シリーズ記事: フランシュ・コンテ地方への小旅行 2015年4月  目次


ブログ内のリンク:
風力発電機を見に行く  2009/03/15
★ 目次: 今年のミレジムは? (ブルゴーニュ・ワイン)

外部リンク:
Wikipédia: Heure en France
Wikipédia: Liste des fuseaux horaires
星ナビ.com: 星職人「星のソムリエ、パリへ行く」 第2回「夜の来ないパリ」


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2014/09/18
今年は6月に雨が降らなくてカラカラのお天気だったせいか、私のブドウの木はいたって健康。薬もかけていないのに、たくさん実を付けました。

といっても、ワインにするブドウではなくて、フルーツとして食べるブドウです。

こういうブドウはフランスでは「raisin de table」と呼ぶのですが、日本ではなんと呼んで区別するのだろう?  フランスではワイン用のブドウの方が多いから区別するだけで、日本で「ブドウ」と言ったら食べるブドウをイメージするから言葉はいらないのかな?


少しずつ収穫して、洗ってから、カゴにもって、つまんで食べられるようにしてみました。




今年、このブドウの木に実がついたのは5月でしたね。
5月中旬に撮影した写真です ↓


ブドウに実がなった 2014/05/17


ブドウの葉は、いるもなら実がつきだす時期くらいにしか飾りに使えないのに、今年は実がなっている状態でも葉がきれいなので、飾ってみたくなったのです。

以前の日記に入れたブドウの葉をあしらったチーズ皿は、6月末に撮影した写真でした。

6月27日のこと


ブドウの葉をあしらう飾りを気に入った友達が、彼女の家で開いた食事会で真似をして出してきたことがあったのですが、葉がしなりとしてしまっていて、見るも哀れになっていました。私はチーズ皿を出す直前までブドウの蔓は水を張った洗い桶につけておいています。

チーズ皿に飾ったブドウの葉は、食事が終わったら捨ててしまうから良いのですが、もう少し長持ちさせられないだろうか? 花瓶に活ければよいのですが、カゴに飾ってみたい。それで、花屋さんがブーケに使った水を入れる小さなチューブ にブドウを差しておいてみました。

2日か3日は、葉は枯れないでしばらく持つことを発見♪


思い出してみれば、昨年にフランスの伝統的な果物の保存法について調べていたら、ブドウを保存する方法を見つけていました。

フルーツとして食べるブドウも長期保存できる方法があった 2013/11/30

水を入れた瓶にブドウを指しておくと、数カ月間も保存できるのだそう。

食べきれないほどブドウがなったので、やってみようかなと思いましたが、ひな壇のような棚なんかないし、水を絶やさないようにするのも大変なので、やってみようとは思いません。


ともかく、今はブドウ収穫のシーズン。
コート・ドール県内で高級ワインになるブドウ畑での収穫を見たいと思って出かけました。


コート・ドールのブドウ収穫風景 (2014年)
目次:

ロマネ・コンティのブドウ畑では収穫の真っ最中だったのかな?... 2014/09/19
ポマール村で見たもの 2014/09/20
6月末に雹でやられたブドウ畑はどうなった? 2014/09/21
ブドウ収穫風景とブドウ畑の美しい紅葉 2014/09/22
クロ・ド・ヴージョでもワインの収穫風景を見た 2014/09/23


ブログ内リンク:
★ 目次: 今年のミレジムは? (ブルゴーニュ・ワイン)
★ 目次: 食材と料理に関して書いた日記のピックアップ

外部リンク:
☆ Wikipédia: Raisin de table


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2014/08/11
今年のフランスの8月はやたらに寒い、と皆が言っています。 暖炉に火を燃さないといられないような寒い日があるわけでもないし、強い日差しが注ぐこともあるので、もっと寒い夏があったと私は思うのだけれど...。

ただし、普通なら乾燥している時期なのに、今年は雨ばかり降っていて、太陽がほんの少ししかでないから寒い、と言えるのは確か。 8月上旬といったら、本来なら夏のさかりのはずですから。

1週間前くらいから、燕たちが電線に並んでいるのが目につくようになりました。昨日の朝は、外がやかましいので窓をあけてみると、ツバメの大群!



電線にはずら~っと並んでいるだけではなく、それ以上の数のツバメが空を飛び交っている...。

こういう状態になると、ツバメたちは南の国に飛び立つ準備をしている時期なのだそう。出発前の点呼をとっているな、と思っていると、ある日、気がつくと、もういなくなっていた、ということになります。


まだ8月に入ったばかりなので、例年よりり早すぎる気がする。いつもは、8月末とか、9月に入ってからだったのではないかな?...

前回の日記「ジャン・フェラのシャンソン「ふるさとの山」に見る日仏文化の違い」を書きながらツバメの生態について調べたのですが、フランスでは飛び立つのが9月末で、日本では10月と書かれていました。

やっぱり、今年は早すぎるのでは?...

ブログで燕のことを書いていたかと調べてみたら、8月中旬に巣にいる赤ちゃんを見て、そんな時期に巣立ちできない状態でいても大丈夫なのか心配したことを書いていました。

フラヴィニーのアニス、カロリング朝の教会 2011/09/01

あと、2006年にはじめてツバメを見たのは4月20日で、春が来たと喜んだ、と記録していました。

ツバメについて書いたのは、そのくらいだったようです。花が咲きだす時期を記録していたのですが、ツバメに注目した方その年の天候がわかるだろうな...。


鳥が飛び交う怖いシーン

窓から見えたツバメたちの騒ぎぶりは異常に見えました。

日本でだったら、地震がやってくると思ったはず。ここでは地震の心配はないものの、燕たちが飛び交っているのを見ていたら、これからすぐに厳しい寒さが来てしまいそうな恐怖感さえ覚えてきました...。

もっとも、今までは家の中からはツバメが電線に並ぶのは見えなかったので、こんなに大群になるのには気がついていなかっただけかもしれません。去年に近所の家で広い庭にあった木々を伐採したので、燕たちが集まる場所が変わり、止まる電線が変わったと近所の人たちが言っていました。

うまいタイミングでツバメの写真が撮れなかったのですが、窓から見える空には百羽くらいいたと思います。 ツバメだから良いけれど、これがカラスだったら、もうヒッチコックの世界でした! 

ヒッチコックの映画は怖いので見たことがありませんが、あのカラスの場面があるのは何という映画だったかと調べてみたら、邦題は「鳥」でした。


前回の日記で、「ラ・モンターニュ」というシャンソンの題名をそのまま訳して「山」にしたら短すぎるので、日本語の題名は「ふるさとの山」にしたのだろうと書いたのですが、「鳥」でも題名にできてしまうのですね。


ともかく、映画の題名は「カラス」ではなかったのでした...。

ワープロを使うようになってから、すっかり漢字を忘れてしまっているので確認。
とり      カラス 

日本語に比べると、フランスはなんであんなに小さい字で書くのだろうと思っていたのですが、このくらい大きくしないと日本語は読み分けられない...。私の目が悪いだけかもしれないけれど...。

過去の日記:
フランス人は、小さな活字でも平気なの?… 2010/11/12


アルフレッド・ヒッチコックの「鳥」の原題は「The Birds」、フランス語では「Les Oiseaux」となっていました。意訳はしていなくて、みな同じ題名なのですね。

でも、日本語では複数形を出せないので、「鳥」としてしまうと、1羽の可愛い小鳥のお話しかとも受け取れてしまう難点があるけどな...。 いや、そういうお話しなら「鳥」などというぶっきら棒な題名はつけないので、やはり邦題を付けた人は考えたのでしょうね。

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今年のブドウ収穫はいつ?

これではブドウの実も膨らまないだろうな...。

少し前に行ったワイン農家では、収穫をいつにすると話していたっけかな?... 頻繁に買い付けに行く農家なので、ワインの試飲をするというより、ワイン飲み放題でおしゃべりをするという感じになるので、何を話したか忘れてしまった...。



この日は夕方に行ったので、山羊チーズやソーセージなどのおつまみも用意してくれていました。

減農薬で、ブドウは完熟してからしか収穫しない農家なので、近所のブドウ畑より1週間くらいブドウ収穫は遅れるのだとのことでした。それだから白ワインに酸味が少ないので気に入っていので、デイリーワインにしています。

このドメーヌで一番高いのは、ブルゴーニュ南部のマコネの最高白ワインのプイィ・フュィッセ。11ユーロと12.50ユーロ(約1,500~1,800円)のがありました。

日本で飲もうとすると、3,000円くらいから、という感じでしょうか。
3倍にはならないのかな?...

プイィ・フュィッセを楽天市場で検索


今年のブドウ収穫はいつになるのかインターネットで調べてみたら、ブルゴーニュ地方では9月10日頃から始まるとのこと。

ブルゴーニュ地方で今年必要としている季節労働者は7,000人あまりで(そのうち4,000人がコート・ドール県)、募集サイトが並んでいました。

毎年のことですが、季節労働者を確保するのが難しいというのがニュースになっています。不景気なので賃金を高くすれば人が集まるはずなのですが、失業保険でもらえるのと同じくらいしか払ってもらえないので、働くだけ損になるのだそうです。

ブルゴーニュでもボージョレーでも、例年より10日くらいブドウの収穫が早まるようです。ボージョレーではbotrytis (灰色かび病)が発生したところがあるものの、ブドウの健康状態は良いとのこと。収穫量もまあまあ。ただし、コート・ドール県とソーヌ・エ・ロワール県で6月28日に降った雹の被害が出た地域(6,000ヘクタール)では、収穫量が下がるとのこと。

今年は春から異常気象だったのですが、それほど悪い影響はなかったような...。 収穫まで、まだ1カ月あるので、どうなるかわかりません。ツバメたちが慌てているみたいに見えてしまったので、なんとなく不安。

ブドウの心配をしないでも、私自身まだ夏を楽しみたい。天気が回復してくれるのを期待しているのですが、長期天気予報を見ると、最高気温が30度には上りそうにはなくて、20度を切る日もある。

8月中旬になると、夏は終わりだな... という感じになるのが常なのですが、今年は8月に入ったらそうなったという感じですね...。


追記 (2014/09/09):
9月に入ったら、夏がやってきたという天気になりました。ツバメもまだ旅立っていません。

ブログ内リンク:
コート・ド・ボーヌを襲った雹の被害 2014/07/06
★ 目次: 今年のミレジムは? (ブルゴーニュ・ワイン)
★ 目次: ドメーヌ訪問記
★ 目次: ワインなどアルコール飲料に関するテーマ

外部リンク:
Bourgogne : plus de 7 000 offres d’emploi sont proposées pour les vendanges
Vendanges 2014 : Les prévisions région par région


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2014/03/09
素晴らしいお天気が続いています。春を飛び越えて夏が来た、という感じ。

庭で昼食をとりましたが、パラソルから外れた私の席はいたたまれないほどの日差しなので、麦わら帽子を探してきて被りました。それもそのはず。日向に置いた温度計は30度を超す温度を示していたのです。

真夏でも庭で食事などはできないほど寒いときが多いのですから、この太陽の光は嬉しい。

夏服でもいられるし、セーターを着ていても大丈夫、というカラリとした天気。こういう陽気が好きです。


昼食の後は、森に散歩に行くことにしました。もう黄水仙が咲いているのを先週から見ていたので、たんさん花を摘もうというのが狙い。

さすが日曜日なので、森の小道の入口に止まっている車が目立ちました。わぁ~、すご~い! 暖かいのに誘われて、みんな出てきてしまったのだ~!

とは言っても、花摘みの前と後に森の中をドライブした30分くらいの間に見かけた車の数は十数台というところ。でも、大きな町に近いわけでもないのに、こんなに森が賑わっているのを見たのは初めてのような気がしました。


黄水仙の花畑



森の木々はまだ冬景色なのですが、黄水仙の花畑は広がっていました。

このあたり、今の時期にはあちこちに花畑が広がっています。たとえ近くに住む人たちが全員出てきたとしても、咲いている花を全部摘み取ることは不可能です!

 


シラー・ビフォリア

森には、小さな青い花もいっぱい咲いていました。



ずっとMuscari(ムスカリ)と呼んでいたのですが、正しい名前は仏語でScille à deux feuilles、日本語では学名でシラー・ビフォリア(Scilla bifolia)と呼ぶのだそうです。北海道などでは自生しているようでした。

ブドウの房のようなものが開いて鮮やかな青い花を咲かせるので好きなのですが、小さすぎるので花瓶にいけるのには向いていません。


春の訪れは2週間くらい早かった?

今週いっぱい晴天だそうなので、森の黄水仙はあと10日もしたら葉だけになってしまうのではないかと思います。もう、咲いている花と蕾が半々くらいの状態ですから。

写真アルバムで、黄水仙を森で摘んだ写真の日付を確認してみました。普通の年には、このくらい花が咲き誇っているのは3月下旬という感じがします。

つまり、今年は2週間くらい早く春が来たということになりますか?

まだ朝晩は肌寒いけれど、思い切って集中暖房のスイッチを切ってしまいました。この時期に暖房しなくて済むようになったら助かります。フランスでの暖房費といったら凄まじくて、どのくらいかかっているかなんて数字を見ない方が良いと思っているので、早く暖房を止めたらどのくらい節約になるのか計算はできません。

でも、こんなに良い陽気の春がある年の夏は、どうなるのだろう?

お年寄りに会ったら、「このツケはまわってくる」と言うだろうな...。でも、今年は暖冬だったとはいえ、雨や嵐が多かったので、ツケが回ってくるほど良い気候だとは言えないはずです。

このまま夏が続いて来てくれると嬉しいけどな...。

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