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2015/09/03
友達が開いた誕生パーティーに行くことにしたので、少し早めに出発して、目的地の近くにあるエソワ村(Essoyes)に行くことにしました。vide grenierと呼ぶガラクタ市が開かれていたのです。

朝食を食べていなかったので、行きつけのパン屋さんに立ち寄り、車の中でかじるようにクロワッサンを買いました。

お勘定をしようとしたら、おつまみに最適そうなベーコンとチーズ入りの小さなパンがあったので、それも追加。「パーティーで出されるものが美味しくなかったら、私はこれを食べるから」と、私。

パン屋さんのマダムが笑う。
「パーティーを楽しみにしていらっしゃるご様子がよく分かりますよ~♪」

「だって、何を出されるのか分からないのだもの」と言いわけをしました。噂になって、パーティーの主催者に伝わったらまずいですから!

少し前、近所に別荘を持っているスイス人の家に招待されたら、ものすごく不味いものを出してきた上に、量も少なくて驚いた食事だったので、それ以来、恐怖心ができてしまったのです。そのときは、一緒にいた人たちが近くに住んでいたので、彼らが途中で家に帰ってチーズなどを持ってきてくれたので救われたのでしたけど。

料理が上手なのだと言っていたけれど、嘘ばっかり。彼はパンも焼く方法を知っているから、私が住んでいる家にある昔のパン焼き窯でパンを焼くパーティーをしようよ、と言っていたのですが、絶対にやらせません! 食べ物の恨みは強いのだぞ~!


エソワ村

ガラクタ市は、予想以上に出展者が多くて賑やかでした。



これが最近流行り。あちこちでやっています。くれると言われても、もらいたくないような物がたくさん売られています。ですので、ざっと眺めるだけ。

でも、何か買ったものを持っている人たちの姿も目立ちました。「午後になったら、散歩に来る人たちばかりになるから、何も売れないだろう」なんて言っている出展者の声も聞こえてきました。掘り出し物を探す人は、一番で行くのですよね。


私がガラクタ市に行ってみることにしたのは、イベント会場が城の庭園だと言われていたからでした。

以前にも何回か行ったことがある村なのですが、城があるとは知らなかった。それで、どんな城なのか見たいというのが第一の目的だったのです。

城の建物はなくて、庭園だけが残っているのではないかと懸念していたのですが、ちゃんと村はずれに城がありました。

Essoyes mairie.JPG
Château d'Essoyes

19世紀に建てられたような建物なので、魅力はなし。それで、写真を撮るのも忘れていたので、Wikipediaからお借りしました。

中は見学できませんでした。後で知ったら村役場として使われているのだそう。だとしたら、入ってみれば良かったな...。

この城は1936年に村の所有となって、1950年代から公立幼稚園と小学校として使われていたのだそうです。でも、子どもの数が160人にまで増えて収容できなくなったので、この春に学校は移転することが決定された、というニュースがありました。

エソワ(Essoyes)には商店やレストランが何軒もあるので町かと思っていたのですが、調べてみたら人口は800人足らずなのだそう。それで村と呼ぶことにしました。そんな規模なのに、こういう建物があるのは良いですね。しかも、ガラクタ市の会場となっていた庭園は広大な公園になっているので素晴らしい。散歩が気持ち良い並木道などもあったのです。

この村には、印象派の画家ルノワールAuguste Renoir 1841~1919年)がアトリエを持っていたので、その家が博物館にもなっています。

そこに行ったときに書いた日記:
画家ルノワールの墓地で盗難があった! 2006/08/18


ピクニックに最適の場所を見つけた♪

この日は暑い日だったので、カフェに行きたいと思いました。でもイベントでにぎわっているので村の中心に車を止めるスペースが見つかりませんでした。

出かけるときはいつも、念のためにアイスクーラーと飲み物は持っているので、どこか川沿いで休める場所を探そうということになりました。

パーティー会場の方向に3キロくらい車を走らせると、こういうところでピクニックをするのが最高と思える場所に出会いました。きれいな水が流れている川の畔で、ピクニック用の木で作られたイスとテーブルが幾つかある。

そこで食前酒を飲んでいると、乗馬をしている人たちが橋を渡ってきました。



ここで休憩をすることにしていたらしく、彼らは馬から鞍をはずし始めました。もう5時間くらい馬を歩かせていたのだそう。確かに、外した鞍は汗でびっしょりという感じでした。

乗馬をしていたのは、男性の大人1人、女の子2人、男の子1人。馬には慣れている人たちらしくて、鞍を外した馬に乗って少し歩いたりしていました。

馬は咽喉が乾いているはずなので水を飲ませようとしていたのですが、馬は川に降りたがらない。やっと1頭だけ川におりました。



川に入った馬は嬉しそう。水を足をけったりして、はしゃいでいるように見えました。

馬たちの動きを見たり、馬の名前を教えてもらったりして、楽しいひと時を過ごしました。ちょっと咽喉を潤すだけのつもりだったのに、途中で立ち寄ったパン屋さんで買ったパンもおつまみにしました。

しばらくすると、車が到着して、女性と犬と小さな男の子が降りてきました。私たちと同じように、ここで休憩しようとして来たのかと思ったら、マダムは乗馬をしていた人の奥さんなのでした。全員ご家族でしたか...。それが分かったのは、馬たちと犬の仲が良かったから。

昼近くなってしまいました。パーティー会場に行かなければならないので立ち上がる。

マダムは「あら、もう行かれてしまうのですか」なんておっしゃったけど、たぶん川に近い一等席のピクニックテーブルを空けてくれたのを喜んだはず。もう、子どもたちはテーブルクロスを広げて昼食のセッティングを始めていました。


奥さんは昼食を持ってやって来たわけなのですね。仲の好さそうな良い家族だなと思いました。「こういう家族って良いね」と一緒にいた友達に言うと、「敬虔なカトリック信者の家族だろう」と言います。

確かに、特徴が見えました。子どもたちは、親から大切に育てられていることを思わせる躾の良さを感じました。彼らの子どもの数は4人。典型的タイプからいうと、あと1人足りないけれど、そのうち生まれるのかもしれないし、家に赤ちゃんが残っていたのかもしれない。


この場所でルノワールが絵を描いたというパネルがあったので、それを見て、写真にも収めておこうと思っていたのに、馬と家族に見とれていて忘れてしまっていました。調べて知ったのですが、ルノワールのお気に入りモデルだったガブリエルは、このVerpillières-sur-Ource村に住んでいたのだそう。


カトリック信者のことを書いたら、最新のニュースを思い出しました。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150902-00000006-asahi-int
ローマ法王、中絶女性に「許し」を 神父らに呼びかけ (朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース

フランスではローマ法王に関するニュースが多いのでが、私はフランシスコ法王に好感を感じます。おごり高ぶることがなくて、弱者に思いをはせている。反対を受けても、任務を感じて、やるべきことをやろうとしている。

イスラム教徒が問題をおこしているのは、現代に合わせて教えを調整する法王のような存在がないからだと思ってしまいます。日本の天皇も、最近は国民を守るために頑張っていらっしゃる...。

「今のローマ法王は好きだ」と、信仰心は全くない友達に言ったら、やはり好感を感じるらしくて、「彼は心から神の存在を信じているのだと感じる」と返事してきました。

その言葉も気に入りました.。どんな宗教でも、過去でも現在でも、教えには従っていない人たちがたくさんいますから。でも、教義には従わない方が良いような宗教もあるな...。

ブログ内リンク:
★ 目次: アンティーク、蚤の市などについて書いた記事
★ 目次: 画家、彫刻家、建築家の足跡を追って
★ 目次: 城について書いた記事ピックアップ
★ 目次: フランスで感じるキリスト教文化


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2013/08/11
今回行ったビュッシー・ラビュタン城(Château de Bussy Rabutin)のイベントでは、コンサートの後にピクニックがありました。

話しの始まり: 19世紀半ばのピアノで演奏されたショパンを聞く


城の中庭でピクニック

コンサート会場を出てから車に戻り、トランクに積んでいたピクニックのお弁当を出してから移動して、城の正面に行きました。

私はピクニックの用意をショッピングカートで運ぶことを提案していたのですが、お城で食事するのにそんなものは持っていかないでくれと反対されてしまっていました。

かなり歩くのですもの。カートの方が便利だったと思ったのですが、誰もそんなものは持って来ていませんでした。アイスボックスやピクニック用の大きなバスケットなど。フランス人ってピクニックに慣れているな...。

この3面の建物に囲まれた中庭がピクニック会場。



壁にスポットを当てるためにサーチライトも少し使われていましたが、あとはたくさんのロウソクで照明しています。

18世紀の城主は、こんな感じで晩餐会を開いていたのだろうな、と思いをはせる演出。

入口で入場券を見せて、食前酒をふるまってもらいます。そのグラスを食事のときにも使えたので便利でした。

すでにこの城では、ロウソクで照らした城の内部を見学するというイベントにも行ったことで、この照明は見たことがあります。でも、その明かりで食事を楽しめるのは嬉しい企画♪


お城でのピクニックを楽しむ工夫として、重箱を思いつく

テーブルには布がかけられていて、ロウソクが置かれていました。後は、自分の好きなようにテーブルを飾って、持ってきたものを食べてください、という趣向。

テーブルには花も飾ってあるという話しだったのですが、主催者の予想を大きく上回る参加者があったので足りなかったみたい。コンサートには行かないでピクニックだけに来た人たちが、花の置いてあるテーブルを先に確保してしまっていたようでした。

私は小さなブーケを作って持っていったので良かった。

それから、ピクニックを豪華なものにするために私が思いついたアイディアは、重箱に食べ物を入れることでした。

だいぶ前に日本のセールで安く三段重箱を売っていたので買ってフランスに持ってきていたのですが、ほとんど使っていなかったのを思い出したのです。

普通のピクニックでは、プラスチックの密封容器に食べ物を入れて持って行くのですが、それでは味気ないではないですか?

前菜、メイン、チーズを入れて、ちょうど三段。ケーキは別の人が大きいのを用意したので、重箱に入れなくてOK。

ピクニックに重箱を持っていくのが、こんなに便利だとは思っていませんでした。

テーブルが小さかったので、重ねて置けるのは本当に便利なのでした。1段食べ終わると、重ね方を変えて次の料理が出せる。何よりも、プラスチックの入れ物をテーブルに置くのよりきれい。

重箱だとお箸を使わないといけないと思ったのですが、問題はありませんでした。1人で食べるとしたら箸が必要ですが、ぎっしり入れてしまうなら、スプーンとフォークで取り分けられるのでした。

すっかり気に入ったので、ピクニックのときは、いつもこれを使おうかと思ったほど。

木製の本物の重箱だったら素晴らしく美しかったはずですが、食べるものを重ねておけるという便利さにフランス人たちは感心していました。日本の弁当文化はフランスに「bento」として入ったのですが、ピクニックを重箱でするというのはまだ紹介されていないかもしれない。

私の重箱は運ぶときにバラバラになるので、風呂敷できっちり締めました。重ねたものを固定できるタイプの重箱だったら便利だったはず...。

市販されている重箱を検索

日本の旧家で、屋根裏部屋にしまってある昔のものを見せてもらったとき、こんなのが欲しい! と叫びたくなるような重箱を見たのを思い出しました。

お花見に行くときなどに持って行ったであろう、取っ手がついていて持ち運びに便利な重箱。本物の漆なので、ため息がでるほど美しかったのでした。

お婆さんが愛着を持っているだけで、子どもたちは骨董品には全く関心がないようす。そのうち、通りかかった骨董品屋が二束三文で引き取っていくのだろうと思って、他人事ながら口惜しかったです。

同じような昔のピクニック用重箱は博物館などにはあるだろうと思って探してみたら、そんなのを買おうと思えば、買えるのでした。

私なんぞには、手が出ないお値段ですけど~!

こんな花見重箱なんかを持ってピクニックに行ったら、フランス人たちを仰天させられるだろうな...。

それにしても、日本のお弁当文化って、すごい!

フランス国王も、狩猟などで外で宴会をすることがあっただろうけれど、ただ普通の食器をたくさん召使に持たせていただけではないかな?...

そんな画像を探してみたら、18世紀の貴族たちの狩猟のときの典型的な食事風景という画像がでてきました。18世紀のフランス人画家Charles André van Looの作品。

Charles-André, dit Carle Vanloo - Halte de chasse (1737)
Halte de chasse(1737年)

皿を膝の上にのせて食べています。イスまで持ってきたのだから、テーブルもあれば良かったのにと思うけど...。

貴族たちのピクニック風景なのですが、絵画の題名にはピクニックという言葉は使われていません。ピクニックはフランス語ではpique-nique(ピック・ニック)。この言葉が文献に現れたのは1740年とのこと。pique-niqueとは、軽いものを突っついて食べるという意味で、自分が食べるものを持ち寄るのが基本。なので、貴族の野外の食事には使わなかっただろうと思います。ちなみに、英語のpicnicはフランス語から派生しています。

こちらは、Jean-François de TROYが同じように狩猟のときの食事を扱った作品(Le déjeuner de Chasse、1737年)。過去に書いた日記「クイズにした絵の背景: 18世紀の貴族たちの食事」で扱ったフランスの画家です。

こちらはテーブルもあるし、外で食事しているということ以外には、普通の食事と変わりがありませんね。

貴族の野外の食事の画像を探していたら、スイスのアンティークショップが日本の19世紀の重箱を扱っているのも見つけまいました。私が日本で見せてもらったのは、こんな感じのでした。
Boîte à pique-nique « Jubako » avec décor oiseaux et plantes

持ち運びにもちょうど良い大きさ。とても美しいです。スイスフランで価格が表示されているのですが(2,850 CHF)、30万円くらいかな。上に入れた花見重箱よりずっと安いし、アンティークなのが魅力ですけど、やっぱり、私には買えない...。


絵から飛び出たようなカップルがいた 

お城でピクニックということで、それ風の服装で来るようにした人たちもいました。

私も何を着て行くかを考えてはいました。でも、暑い夜ではないことは確かなので、コートを着て食事をすることを覚悟。そうなると、何を着ても隠れてしまうし、面倒だし、というわけで普段のリラックスした姿で行きました。

18世紀風に仮装した人はチラホラ。

日本だったら、京都御所の庭でピクニックをします、などという企画があったら、大勢の人が着物で参加したかもしれないけれど、フランスは昔の衣装を持っている人は限られます。

でも、目立つカップルを発見。



左の方に写っているカップルです。フランス人は仮装パーティーが好きなのですが、こんなに本格的な衣装というのは珍しい。

お二人がそろそろ帰ろうと支度を始めたら、ピクニックのバスケットなんかを持っている。この恰好でバスケットを2つ持つという姿が愉快なので、そばに行って写真撮影する許可を求めてしまいました。



そうそう、この日のピクニックは、当日がアムール(愛)という名前の聖人の祭日だったので、イベントはその雰囲気に演出されていたのでした。そんなのは無視して数人の友人仲間で来ている人たちも多かったのですが。

遠くから眺めていても、すごい懲りようの衣装だと思ったのですが、そばで見たら、もっと徹底した仮装だったことが分かりました。男性は、王朝時代のようにお化粧までしていたのです。




大成功のイベント

今回のイベントでは、予想を上回る予約があったので、主催者は大変だったようです。城の正面にある中庭だけをピクニックの会場に使う予定だったのに、城の外側にまで席が作られていました。



不況でヴァカンスに出かけられない人も多いと言われる今年の夏。こういうお金がかからないで楽しめるイベントには人気があるのだろうと思います。

このたびの城でのピクニックの参加費用は1人4.5ユーロ、コンサートと組み合わせた人は3ユーロだったのです。それで、お城のパーティーを味わえてしまうのですから楽しいです。

このビュッシー・ラビュタン城(Château de Bussy Rabutin) は、文化省の管轄に入っているフランス文化財センター(CMN: Centre des monuments nationaux)が所有している城です。つまり、この城は国の所有。

国が所有しているからできるイベントであって、普通のお城だったらやらないでしょうね。だって、イベントをして儲けようという企画にはならないはず。イスとテーブルを用意する費用もかかるし、テーブルクロスはクリーニングに出さなければならないし、ロウソクもたくさん使われていました。赤字にならなければ良い、と立ち上げたのだと思います。

フランス文化財センターは、所有している建築物の管理や見学に携わっています。それがうまく起動しているのか、このビュッシー・ラビュタン城では色々なイベントが行われています。無料で見学できる日もある。

となると、もっとたくさんの歴史的建造物をフランス文化財センターが所有して欲しいと思ってしまうのですが、フランス全土に100くらいしかありません。ブルゴーニュ地方では、このビュッシー・ラビュタン城とクリュニー修道院(Abbaye de Cluny)だけ。


豪華なヴォー・ル・ヴィコント城の場合

パリに近いと、人が多いし、お金持ちも多いので、城の庭でピクニックというイベントも大々的にできてしまいます。

下に入れる動画は、ヴォー・ル・ヴィコント城(Château de Vaux-le-Vicomte)で6月に行われる「Journée Grand Siècle(偉大なる世紀の日)」というイベント。


☆ イベント開催情報: La Journée Grand Siècle 2013 au Château de Vaux le Vicomte

参加者は、数は限られるものの、その場で貸衣装も借りることができるのだそうです。昔を再現するイベントではよくあることなのですが、その時代の衣装を着てきた人には割引料金が適用されます。このときも、17世紀と18世紀の衣装で参加すれば少し割引がありました。

最も奇抜あるいはエレガントなピクニックをした人を選ぶコンクールもあったのだそう。

これをご覧になって、わぁ~、ステキ~ と思われる方もあるかと思いますが、私は行ってみたいとは思いませんでした。どのくらいお金をかけたかが勝負みたいで、そんな人たちが闊歩しているイベントなんて感じが良くない...。

こんなのに比べると、私たちの田舎のイベントは質素。でも、古典ピアノでのコンサートも良かったし、キャンドルの明かりで、ちゃんとテーブルに座ってのピクニックも楽しめたは良かった。ここは食道楽のブルゴーニュ。地面に座って食べるというのでは嫌われたと思う。

ともかく、文句のつけようはない、とても楽しい1日になりました。

このときのピクニックを楽しむために何を持っていくか? という問題がありました。

そのことを書いた続き:
鶏のから揚げを作るには、ブロイラー鶏に限るの?

ブログ内リンク:
ロウソクで城を照らし出すイベント  2011/09/03
フランス人は仮装するのがお好き? 2005/09/29
★ 目次: ロウソク、キャンドルスタンド、暖炉、燃える火
フランスがBentoブームって本当? 2011/11/19
ヴォー・ル・ヴィコント城: 億万長者がフランスですること・・・ 2006/02/07
★ 目次: 城について書いた記事ピックアップ
カーニバルで買った帽子 2010/03/17
このパリジェンヌたち、何と呼ぶファッション?... 2010/12/17

外部リンク:
Centre des monuments nationaux
À Table !


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2013/07/01

シリーズ記事目次 【ヴェズレー8日間滞在記】 目次へ
その11


フランス人がピクニックをするときに好む場所といったら、川のほとりではないでしょうか?

人気があるキャンプ場も同じ。川は氾濫することがある。なので、水害があると被害者が多くでるのはキャンプ場ということになります。危険な場所なわけですが、それでも好きな人は多いらしい...。

ピクニックやキャンプをするのは夏だから、川辺が涼しくて良いということになるのかも知れません。でも、先日のこと。フランス人たちとピクニックをしようということになったら、寒いくらいの日なのに、やはり川のほとりを探していました。

ピクニックをする予定がないときには、こんなところで食事をしたら気持ち良いだろうな、と思うところに行き当たることが多い。いざピクニックをしようと場所を探すと、なかなか気に入った場所に行き当たらない。これをマーフィーの法則と呼ぶ?

でも、この日はすぐに見つかりました。


キュール川のほとり



川のほとりにピクニック用のテーブルが設置されていて、誰もいない静かな空間♪

すぐ傍には、「ロバの背なか」と呼ばれる形の古い橋もあって美しい。


Pont de Ternos, Pierre-Perthuis

難なくピクニックに最適な場所を見つけて、こういうところがピクニックには理想的だよな~、などと喜んで昼食を始めた私たち。

少しすると、あたりは賑やかになってきました。

カヌーを楽しむ人たちがいるんだな、などと眺めていたら、団体さんが到着。



子どもたちがカヌーを学ぶツアーのようです。指導員らしき男性が、岸につけるテクニックを声高に叫んでいます。ここのところ雨ばかり降っていたので水かさは多いはず。普段より難しかったのではないでしょうか?

このテーブルで昼食をとるスケジュールだったのなら申し訳ない。でも、彼らは休憩して、記念写真をとると、また出発の準備を始めました。

世話役の人が、「静かになりますからね。食事を楽しんでください」などと、礼儀正しい挨拶。いえ、いえ、アトラクションを楽しませていただいたので感謝していますよ~、と返事。

そして彼らは出発していきました。

静かになったと思ったら、すぐに別のグループが到着しました。



こちらは大人のグループ。ここで昼食をとるつもりだったらしいので、私たちはピクニック・テーブルを解放しました。


渓谷

ロバの背なか型の橋から見ると、もっと時代が新しくできたらしい大きな橋が上にかかっていました。



この橋の上は、少し前に歩いていたのです。予約していたレストランを探しながら行きかかったのでした。 断崖に立つ橋らしいので、車から降りて歩いていました。

橋の上から撮った写真は、ピクニックをした場所。カヌーが見えます。ここはカヌーをする人たちの拠点なのでした。



私は高いところから下を見下ろのは好きではないので、反対側にある草むらで花を探してみました。すると...

ヴェズレーの丘が見えたのです♪



「永遠の丘」と呼ばれるヴェズレーの丘について日記を書いたのですが、この写真も入れていなかった...。
永遠の丘ヴェズレーを色々な角度から眺める 2013/06/23


ここはPierre-Perthuisという小さな村。昔の城はなくなっているのですが、ピクニックの後に少し散策してみました。

ヴォーバンが要塞とした村なのだそう。 要塞の入口だったのだろうと想像しかできない堅固な門の跡がありました。




何でもないところだけれど、魅力的で美しいモルヴァンの村でした。

ブログ内リンク:
★ 目次: フランスの美しい村々について書いた記事

外部リンク:
☆ Wikipédia: Pierre-Perthuis
Pierre-Perthuis - les ponts sur la Cure et la Roche Percée


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2012/04/04

シリーズ記事 【スペイン、パラドール巡り旅行】 目次へ
その3: スペイン旅行全般 (2)


ブルゴーニュの友人たちと車で旅行するとには、ワインを持って行くことが多いです。

旅先で飲むより美味しいワインを持っていける、というのが第1の理由。ブルゴーニュワインが世界で一番おいしいと思っているのだから仕方ありません!

それに、たとえ旅先が美味しいワインが生産される地域だとしても、飲食店で飲むと高くつく。それに、知らない土地だと、おいしくないワインを選んでしまうこともある。

といっても、レストランで食事するとき用のワインを持ち込むわけにはいきませんから、自炊できる宿でない限りは、食前酒になるワインを持っていきます。

今回の10日間の旅のために用意したお酒は、以下の12本でした:
・シャンパン 6本
・ブルゴーニュ白ワイン 4本
・食前酒として飲むアニス酒(フランシュ・コンテ産) 1本
・食後酒のブランデー(マール・ド・ブルゴーニュ) 1本


私のグラス用バスケット

私はグラスを用意して、お酒タイムのセッティングをする係りをかってでました。

パラドールの私の部屋で準備

左にあるカゴは、私が子どもの頃に使っていたハンドバック代わりのカゴ。小さなグラスが6つ入るので、ピクニックでも重宝して使っています。

片方の持ち手は取れてしまったのを針金で結びつけたり、色々と修復しながら使っている骨董品!

グラスの隙間には、ソムリエナイフ、飲み残したワイン用のキャップなども入ります。今回はシャンパンもあるので、グラスを入れる透明ビニールの袋もバスケットに入れました。

それから、おつまみも。第1日目のためにフランスから持って行き、あとはスペインで調達しました。

スペインの食事はフランスより2時間くらいずれ込むので、お腹がいっぱいで食事したくないときもあり、また走行距離が長くて疲れていたりというときもあったので、食前酒を食事代わりにしてしまったことも何回かありました。

町のカフェや、ホテルのカフェテリアで食前酒を飲むことも多かったですが、持って行ったボトルは最終日に全て飲み切りました。


車のアイスクーラー

もちろん、車のトランクにある電気式シガーライターに繋ぐアイスクーラーも持参。

旅行第2日目の朝、ハプニングがおこりました!

2日目の朝、荷物を入れて出発という時間になったら、エンジンがかからない。

友人の車は、ハンドルには操作ボタンがおびただしいほどあるし、トランクはひとりで開くし、運転手席はマッサージもあるという高級車。なので、当然ながら、トランクのシガレット用電源は、車のエンジンを切ったら自動的に電源が切れると誰もが思ったのに、切れなかったらしい...。

ひと晩中アイスクーラーが電源を使っていたら、バッテリーは使い切ってしまいます。 

ホテルで教えてもらった近くの修理工場に電話すると、「15分で行きます」と言われました。でも、フランスのことなので、いつ来てくれるのか分からない。

幸いにも、前回の日記(スペイン国境に近い美しい村Collioure)に書いたように海沿いの美しい場所にあるホテルでの出来事だったので、ドライバーのご主人だけ残して、私たちは海と美しい旧市街を眺める散歩を楽しみました。

1時間はたたないうちに、修理の車が到着。

しかも、暗黙の了解で、袖下の金を支払えば良いことになったので、20ユーロ(2,000円強)の出費で済んでしまいました。ピンセットのようなもので摘んだだけでエンジンがかかったのですから、そのくらいで十分だとは思うけれど、まともに支払ったら150ユーロくらいは請求されたと思う。

それからは、下車するときにアイスクーラーの電源を切るのを忘れないようにしました。

でも、シガーライターの電源は弱いのです。冷却剤を入れておけば飲み物が冷えていますが、それが溶けてしまった後は、シガーライターにつないでおいた程度では冷えません。

しかも、今回はシャンパンなんかがありました。かなり味の良い白ワインなら冷たくなくても飲めますが、シャンパンというのは最高に冷えていないと不味くて仕方ないのです。

ところが、さすがスペインは暑さが厳しい国なので対策があったのでした。


スペイン語で、氷は「イエロー」

スペインでは、ガソリンスタンドではどこでも氷を売っているのだそう。アイスクーラーに入れるのにちょうど良いくらいの量の氷をつめた袋が簡単に手に入りました。

これが非常に重宝しました!
1袋200円足らずで買えてしまうので、惜しげなく毎日買う。

しかも、キューブの形なので扱いやすい。上に入れたシャンパンを冷やしている氷が、それです。

昼間に1袋かって、アイスボックスに入れておけば、夕方にホテルに到着したときには冷たく冷えたシャンパンや白ワインが飲めるので感激♪

翌朝は、水を捨てる手間はかかりますが、シガーライターの電源を入れたり、外したり、しかも夜には外し忘れないようにと気にするのよりマシです。

スペイン語で氷は「hielo」。英語の黄色と同じに「イエロー」と言えば良いのだそうです。スペイン語も、フランス語と同様にHを発音しないのですね。

店内に氷が置いてあるが見える店もありましたが、外に専用の冷凍庫があるケースが多かったです。

こんなものなのです。知らなかったら何だか全く分からないでしょう?



ガソリンスタンドのレジでお金を払って、この冷凍庫の扉を自分で氷を取り出すなどという店もありました。

今回は9カ所のパラドールに泊まったのですが、1カ所だけ、廊下に冷凍庫があって、小袋の氷を自分で取り出すことができました。氷がないパラドールで聞いてみたら、調理場から出してくれると言ってくれました。でも、チップなんか払ったら市販の氷より高いお金がかかってしまうので、頼んだことはありませんでした。

フランスでは、簡単に氷を買うことができません。夏に大勢を招待したガーデンパーティーをするときなどには、大きなバケツでアイスペールをつくって飲み物を入れておくと便利なのですが、そういうときは自分で氷を作ります。ミネラルウオーターの空き瓶に水を入れて凍らせるなど...。

キャンプ場では、キャンパーには必需品ですから、氷を売っているのは目にとまっていました。後で聞いたら、コルシカ島でも、スペインと同様に簡単に買えるそうです。

フランス人たち、フランスでも氷を売れば良いのに、と話題にしていました。でも、南仏でない限りは売れないので商売にならないだろうな...。


オレンジ

もう一つ、給油のために立ち寄ったガソリンスタンドで目につくものがありました。

オレンジの大きな袋です。



フランスだと、スーパーなどで、こんな風な大きな袋に入ったジャガイモは売っていますが、こんな量のオレンジを買う人はいないと思います。スペイン人って、そんなに大量にオレンジを食べるのでしょうか? 

大きな袋に入ったオレンジが10ユーロ。小さな袋は3ユーロと、割高風。どのくらいの目方があるのかは分かりませんでしたが、安いな... と、みんなで眺めてしまいました。

― スペイン旅行の続きへ ―


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なま物を持って旅するのは楽ではない! 2011/10/01




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2009/08/20
ここ数日、ものすごい暑さです。

でも、ここ数年、冷たい川の水に飛び込みたくなるほど暑い夏を経験していなかったので、むしろ夏らしい暑さは嬉しいです。

日本からの便りの冒頭で「暑中見舞い」とか「残暑見舞い」とかあるのを読むと、「私は寒いのですけど... 」と返事したくなってしまうことが多かったのです!


暑さでうなだれていたわけではなかった…

散歩をしていたら、暑さに打ちひしがれた植物に出会いました。



友達が「キツネの尻尾」という名前の植物だ、と教えてくれます。

この状態でたれている赤い花(?)はキツネの尻尾に見えますが、水枯れしていないでシュンと立っていたらキツネの尻尾には見えないではないですか?

気になったので調べてみたら、赤い房はいつも垂れているらしいです。
☆ Wikipédia: Amarante queue de renard

知らないというのは恐ろしいですね。私は、この暑さを象徴する姿だと思って写真をとっていたのでした!

でも、葉っぱは水枯れ状態ですよね?... 夜露で立ち直るのかも知れないけれど、お家の人が水をまいてくれると良いな、と思ってしまいました。


◆ ピクニックも最高に楽しい天気



木が茂っていて涼しい場所を選びます。フランス人たちは水辺でピクニックするのが好きです。

フランス人たちは、ピクニックなのにイスに座って食事したいとこだわるのは不便だとは思います。日本だったら、ゴザを引いて、ナイフとフォークなんかなしてお箸で食べられるのに!

この夏、まだピクニックは2回しかしていませんが、割り箸で食べるのを実験しています。「ハムをお箸で食べる人は初めて見た」などと笑われましたが、この上なく便利ですよ~!

日本式だと、テーブルがなくても大丈夫なのですよね。左手で皿を持って、右手に箸を持つ。ナイフとフォークを持ったら、皿を持つ手がありません。

フランスでピクニック用のテーブルとイスがあちこちにしつらえてあるのは、フランス人たちはテーブルとイスがないと食事ができないからなのだろう、と思いました。


大陸性気候のブルゴーニュ

今日は、ブルゴーニュの首都ディジョン市で最高気温39度だったそうです。温度というのは日陰で観測したもの。日向は45度くらいにはなっているのだろう、と感じました。

記録した温度は60年ぶりのものだったそうです。60年前といえば1949年? ワインの素晴らしい当たり年としてマークしている年なので、今年のワインは素晴らしいものができるかも知れない、と期待してしまいます。

すごい暑さなのですけれど、少し前にいた東京の耐えがたい蒸し暑さとは違います。何もしないでじっとしていても汗でベタベタになるわけではないのです。

むしろ、カラカラ状態。心して水を飲まないと日干しになってしまいます。日本式の冷たいおしぼりを出すと、フランス人たちに感激される暑さです!

今でも語り継がれている2003年の猛暑では、フランスでは信じられないくらいに大量の死者がでました。暑いのに慣れていない国なので、注意がたりないのでしょうね。もっと暑かったはずのイタリアやスペインでは、フランスのように犠牲者を出していませんでした。

分厚い石壁の家の中にいる限りは、耐えられないほどの暑さにはなりません。午後の一番暑そうな時間に観測してみたら、一番涼しい部屋の温度は22度。暑い部屋で26度。冷房がフランスでは発達していないのも理解できます。

それでも暑いと感じたときは、地下室のワインセラーにすずみに行きます。ワインセラーの温度は15度でした。行ったついでに、近日中に飲むワインを選んでカゴに入れる。真夏の服装でいるので、じっとしていたら寒くてたまりませんから! それでも、そんなに長くはいられない寒さなので、10分もしないうちに地上にあがりました。

朝晩は寒いくらいに涼しいので救われます。というか、真夜中でも袖なしの夏服でいられる気温なのは、むしろ嬉しいです。友達の家でのガーデンパーティーに呼ばれたら、真夜中過ぎまで続くのを想定してセーターとか軽いコートを持つのが必須なので。

昨日の夜は星空を眺めました。夏には、晴天ならジンマシンができそうなくらいにたくさんの星が空を埋めていて、天の川が見えるのは普通なのですが、私が探したのは流れ星。

イスの背を倒して待つこと30分あまり。流れ星だと確信を持てるものを2つ見ました。すばやく尾ひれをつけて動く星は流れ星だわかるのですが、ジワジワと動いていくのは何なのか確信を持てません。

今夜の空は曇っていて、星はチラホラ程度。明日は気温が10度くらい下がるとの天気予報です。

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2008/07/11
フランスで夜に行われるコンサートは遅く始まります。この日のクラシック音楽コンサートも、8時半開演。終わるのは10時半くらいになると計算しました。


コンサートに行く時には、食事をどうするかが問題

8時半というのは、夕食の席に座っているただ中の時間です。

コンサートの前に食事してしまうには無理があるし、終わってからだと遅すぎる。
中途半端なのですよ~。

日本なら6時ころから食事してしまうとか、1時間以内で軽い食事を済ませてしまうとかできますが、フランスでは考えられません。

大きな町のコンサートなら、問題は解決します。直前にコンサート会場のそばで簡単にすませるとか、コンサートが終わってからでも入れるレストランがあります。

ただし、コンサートが終ってからレストラン食事できるのは、その町に住んでいるか、その近くに観光で滞在しているかという条件が満たされている場合です。そうでなければ、帰宅はやたらに遅くなってしまいますから。

コンサート前にレストランで食事するというのも問題があります。日本のように軽く食事することができないのがネック。食べ過ぎてしまったら疲れてしまって、音楽鑑賞する気分は薄れてしまうからです。


ピクニックが最適♪

この日のコンサート会場の近くには、レストランなどはありません。それで、天気が良かったら、コンサート前にピクニックで簡単に食事をしようということになりました。

幸い、お天気は、まあまあ。予定通り、コンサート会場に近い場所でピクニックすることにしました。

しつらえたピクニック用の、木でできたテーブルを見つけました。こういう設備は、さすが観光国なので、あちこちにあります。

緑を眺めながらのピクニック。どこからともなく穀物の収穫をするトラクターの騒音が聞こえてきましたが、ともかく早く食事をすませようというときだったので、場所選びには時間はかけませんでした。

簡単な食事はおいしかったし、ワインもおいしかったし・・・、大満足。

コンサート前、私たちはこういう解決法をよくします。
我々は賢い! なんて悦に入りました。


うわ手がいた!

コンサート会場に到着すると、牧場のような一角が駐車場になっていました。

ピクニックが一番! と考えた人は、私たちだけではないようです。

駐車場に止めた車の横でピクニックをしている人たちがいました。周りは車だらけですから殺風景。ともかく腹に何かを入れておこう、という感じの人たちでした!

でも、駐車場の向かい側、川に面しているところでピクニックしている人たちは、なかなか良い雰囲気。



鴨たちが集まってきて、邪魔されている光景もありましたが!

でも、コンサート会場の目と鼻の先でピクニックをするなんて賢いです。時間ぎりぎりまで、のんびり食事できますから。

上の写真で右側に陣取っていたグループが気に入ったので、アップしておきます。



バスケットにはシャンパン。ちゃんとシャンパングラスも持ってきています。

とてもフランス的なピクニックに見えて、気に入りました♪

この人たち、地面にそのまま座っているのが良いな、と思いました。

フランス人たちはイスに座らないと食べ物が喉に通らないらしくて、普通はピクニック用の醜いテーブルとイスのセットを使うのです。それだと、ちっとも絵になりません!

でも、この写真も、後ろに車が並んでいるのが見えますから、やはり絵になっていませんね・・・。

- 続く -


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2007/07/20
チーズ祭りのイベントで軽く食べたいと思ったら、うってつけのお食事処ができていました。

* この日記は、「小さな村のチーズ祭り」の続きです。

地元のボランティアの人たちが明るく声をかけてきます。木陰の席も気持ちよさそう。雨ばかりの天気が続いていたのですが、この日は素晴らしい快晴。木陰が嬉しい日だったのです。



色々なチーズ食べ放題のイベントはとても楽しいものだったですが、この手のイベントには慣れてしまっているので、この日はランチのことが一番印象に残ってしまいました。


◆たった5ユーロのランチ



農家の自家製のパテ、地元のパン屋さんが作ったケーキ、ロゼワインのセットで、5ユーロでした。

写真にはフライドポテトがのっていますが、これはオプションで選んだもの。フライドポテトというのは「子どもが好き」ということにフランスではなっているようですが、私はやたらに好きなのです!・・・

このフライドポテトは2ユーロでした。ランチの安さからすると高いですが、この地元の人たちのボランティア・レストランは、フライドポテトでしか収益をあげられなかったと思うので、貢献してあげた気分にもなりました。



ふと考えると、このランチが5ユーロだったというのは、今の為替レートでは850円くらい。フライドポテトを入れたら1,000円をちょっと越します。友達が、もう1杯ワインをとってくれたので、プラス・アルファー。

日本だったら、安いランチだ♪ と喜ぶ値段ではないですよね?! でも、フランスで昼食したい人が5ユーロのお札しか持っていなかったら、レストランで食事はできないのは明らかです。日本では、ラーメンとかお蕎麦を食べたりできますけれど。

プラス・アルファーを加えても、フランスでこんな安い食事をしたことはかってなかったと思います。そもそも、食べるために生きているようなブルゴーニュの友人たちと付き合っているのも原因!

*これはピクニック風の食べ物だったので比較できませんが、例えば少し前の日記で紹介したイベントでとった昼食のは、飲み物代抜きで20ユーロの定食でした(シャンパーニュ地方の植木市に行く)。

久しぶりの青空。木陰で食べるピクニックランチ。地元のボランティアの人たちが選んだおいしい食材。最高でした!


◆ファーストフードの店では、5ユーロで食事ができるのだろうか?

実はフランスのファーストフードのお店に入ったことがあるのは、ずっと昔に旅行で来たときの経験が1度あるだけなのです。フランスのファーストフードのお店だったら、5ユーロで食事できるものなのでしょうか?・・・

フランスのレストランで出す食事にかかる税金は結構高いのです。ファーストフードだと、テークアウトを前提として低い税金にしているので、税金は安くなっています。この不公平に対しては、普通のレストランが不満を訴えているのですが、まだ税金体制は変わっていないようです。

そういう税制からいえば、ファーストフードの店で食事すれば安いはずなのですが、フランス人はそんなに安上がりではないのだと言っているフランス人がいました。

「ファーストフードでも、普通のレストランと同じくらいの料金を払うのがケシカラン!」

だって、フランス人は、前菜、メイン、チーズ、デザートと食べるのですから、結構な値段になってしまっても無理ないです!

友人が「ファーストフード」と言っていたのは、フランス式の店のことかも知れません。フランス侵入に成功した、本場アメリカのM・・などのようなところで、そんなフルコースが食べられるのでしょうか?

この分野については全く無知の私です。どなかがご存じの方があったら、教えてくだいますか?

ともかく、私が一度だけ入ったフランスのファーストフードの店では、フライドポテトだけが印象に残っています。フランスのフライドポテトは、やたらにおいしいのです。ジャガイモが違うのと、油が違うのが理由だと思います。ところが、このファーストフードで食べたフライドポテトは、日本で食べるのと全く同じだったのでした!!!

これも「不思議」として、私の記憶に残ってしまっています。


◆ユーロは値下がりしない?

5ユーロのランチは850円くらいと書いたのですが、500円くらいの感覚です。ユーロが導入されたときには、1ユーロが100円を切っていたのですが、それで丁度良いくらいに思っていました。

ところが、その後上がり続けたユーロは、今も上がり続けています。

日本からフランスにいらっしゃる方たちの場合、両替の手数料も加えたら、今は1ユーロが170円前後になっています。

日本だったら、円が値上がりすると、「なんとかしなければ!」という感じになるのですが、どうもそう考えないらしい・・・。

ところが、フランスの新大統領は、ユーロを下げるのだと宣言していました。海外進出をしているような大企業を優先する人なので、そう考えたのも自然。

少し前に開かれたEUの会議では、サルコジ新大統領は、ユーロの値下げを議題にすることを提案したそうなのですが、「そんなのは議題にする価値がない」、とドイツ側からあっさりと反発されて、あっさりと引き下がったようです。

フランスの貿易不振はユーロ高にあるとも言えると思うのですが、ドイツではそんなことはなくて好調なのだそうです。となったら、フランスは引き下がるしかない。自分たちの経済努力がが悪いだけなのですから!

それにしても、ヨーロッパにいらっしゃる日本人の方。お金持ちの方は良いですが、出費がかさみますよ~。

日記を書き終えたので、ユーロ相場についてリンクを張ろうと思ったら、私の日記に答えてくれるような記事にぶつかりました。朝日新聞のサイトにあった「ユーロ高 旅行に逆風 パリのコーヒー510円」という記事。


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2006/06/30

シリーズ記事 【2006年夏: アルプス地方の旅行】 目次へ
その4


フランスで旅行しているとき、軽い食事をしようと思うと難儀します。

フランスのレストランは「さあ、食べるぞ~!」という人たちの胃袋を満足させるために料理を出しているように見えます。パリなどには勤め人が手早く食事を済ませられるランチを出すレストランがありますが、田舎にはそういうところがありません。

フランス人が旅行しているときだって、昼と晩にレストランで食事していたら胃がもたれてします。それでも、食事を抜くのは寂しい。

困るのですよね、フランスを旅行していると。おソバとかラーメンとかを食べて食事にしてしまう、なんていうことができない。だからと言って、サンドイッチなんかをかじるのは寂しい...。そもそも、田舎も奥地だと、サンドイッチなんかは売っていないのです。

ところが、田舎も、観光客が多いところだと、軽いランチが食べられたりします。

その代表はアシエット・グルマンド(assiette gourmande)ではないでしょうか?

一皿に、少しづつ、前菜、メイン料理、チーズ、デザートまで乗っているという料理です。一皿出てくるだけなので、サービスにも時間がかからないので、食事なんかさっさと済ませて観光したいツーリスト向き。

さらに、ほとんど調理はしていないものを並べているので、値段もお手ごろに設定されています。

アルプスを旅行したときに、「こんなランチが好き!」と思えるアシエット・グルマンドに出会いました。

アルプスの山が見える村にあったホテル・レストランです。



アシエット・グルマンドがご自慢らしくて、入り口に看板が出ていました。

魚、郷土の食材、ハム・ソーセージ類、地元サヴォワの食材の4種類があります。2,000円ちょっと。前菜一皿のお値段ですね。

テラスの木陰に席をとりました。

これが、私がとったアシエット・グルマンド。ハム・ソーセージ類がメインのお皿です。




フランスのピクニックで用意するような食材が出てくるのがアシエット・グルモンドなのです。ピクニック料理と違うのは、ここにあるフライド・ポテトのように、暖かいものも入っている点。

パンも含めて、すべて、質の良い食材でした。フライド・ポテトが新ジャガだったのも気に入りました。下手をすると、冷凍のジャガイモのフライなんかが付いてきますから!

簡単な料理と言っても、けっこうボリュームがあります。と言っても、おいしかったので、すべて食べてしまいました。

デザートの果物を食べ終わって、やっぱり甘いデザートがないのは寂しいな、と思ったら、注文したコーヒーと一緒に、小さなケーキのお菓子が出てきました(丸い写真に入れたもの)。

なかなかの気配り! と、満足度100%になりました。

アシエット・グルマンドは、一人旅の方などにもお勧めしたいです。

町でこの料理がおいしいレストランを選ぶポイントは、しゃれたつくりの現代風のレストランだと思っています。

古めかしそうなレストランだと、いかにもツーリスト向けにいい加減なものを出すというのもある。でも、食べ過ぎてお腹を壊してしまうより良いのではないでしょうか?

そのほかフランスで軽く食事するには、ビストロなどで「盛り合わせサラダ(salade composée)」とデザートだけ食べるという方法もあります。これは、また別の機会にご紹介します。

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2003/08/08
◆ 友人が出演した芝居

劇団俳優になった友人が出演するラングル(Langres)という町のイベントが行われるというので、応援方々みんなで見に行きました。

ラングルというのは、啓蒙思想家ディドロが生まれた町。それを思い出させたのは、町の広場に立っていた彼の銅像でした。

町は丘の上にあって、要塞に囲まれています。わざわざ観光に行くという人は少ないのですが、町のあちこちに古い建物もたくさん残っているので散策を楽しめる町です。

その日、私たちは友人の家で昼食。のんびり食事していたら時間がたってしまったので、あわててラングルの町に向かいました。1時間くらい車を飛ばして、到着したのは午後5時過ぎ。

イベントは、幾つもの劇団が町のあちこちを舞台にしてで演じるので、その中から好きなものを見るという形でした。

数年前に俳優になった友人は「おじょうずね」などと言うのは失礼なほど、本格的に演じられるようになっていました。

彼女が会社勤めをやめて俳優になったのは、仲が良かった弟さんがなくなったのがきっかけでした。人生は一度しかないのだから好きなことをしよう、と考えたのです。

午後5時半ころから、友人が出演した劇と、その他にもう1本のお芝居を見ました。その後で、小学校の庭に作られたカフェで飲み物が観客に振舞われました。

ここはシャンペンの産地に近いのですが、用意されていたのはビールかリンゴ酒。飲み物代がチケットに入っていたのですから、高価なシャンペンは期待していませんでした。

お芝居が終わってからレストランに行くのでは遅すぎるので、私たちはピクニックをすることにしていました。それで時間を気にせずにおしゃべりをしていると、夜が更けていきました。

この日はちょうど、フランスで火星が一番良く見える日でした。濃いオレンジ色に輝く異常に大きな星があったので、それが火星だったのだと思います。


◆ 真夜中のピクニック

いつもフランス人10人くらいで遊びの行動すると、予定はメチャメチャになります。この日もそうでした。お腹がすいたから早くピクニックにしたいと言い出す人、そんなことは気にしないで際限なくおしゃべりしている人…。何処かに行ってしまって、いつ戻ってくるのか分からない人…。

ようやくカフェを引き上げることにしたのは、出演者たちには夕食が用意されていると分かったときでした。大きなバーベキューで肉が焼かれ始められたのです。

町から10キロくらい離れてところにある村にあるピクニック用テーブルで食事しようということになっていました。お腹がすいた人は、小学校のカフェでピクニックしてしまおう、と言います。他の人は、それは非常識だからやめた方が良いと主張。

連日の暑さでよく眠っていない人が早く家に帰りたいのに、遠回りになる村までは「絶対に」行きたくないと言い張るので、町の中の何処かでピクニックしてしまおうということになりました。

町を囲っている要塞には見晴らしの良いピクニックスペースがあるだろう、ということになって、町外れまで行ってみました。この町出身の友人が皆の車を先導します。

彼女が案内した場所にはピクニック用のテーブルはなかったのですが、もう真夜中の12時を回っているので、それ以上探し回るのはやめました。

見晴らしの良い場所に芝生があり、街灯に照らされていたので、そこでお弁当を広げました。

みんなが用意したのは、シーフード・サラダ、ハム・ソーセージ類、チーズ、デザート。もちろん、赤、白、ロゼのワインもありました。

私は冷たいオシボリを用意していました。夜になっても暑い日だったので、大変な人気。ここに来るまでに通った薬屋さんには、30度という温度が表示されていたのです。普通の夏なら、こんな時間になったらコートを着なければ外で食事などできないくらいに寒いのに!

町の一角でピクニックというのは愉快でした。さっきまで眠いと言っていた人も私のおしぼりで眠気がさめたらしく、みんなも食べたら元気になって、2時過ぎまでピクニックを楽しんでしまいました。

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