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2004/02/15
日本に帰国しました。思っていたより寒く感じます。ブルゴーニュでは頭の先から毛皮で身を包んでいるのに、東京では薄着でいるせいかも知れません。

かなり頻繁に東京に帰って来ているのに、少しフランスの田舎に住むと東京で身につけた習慣がなくなってしまうようです。外出したときには東京の雑踏が身にこたえます。空気が悪い...、騒音が絶えがたい...、変な匂いがただよってくる... と感じて、息苦しくなってしまうのです。

特にターミナル駅の構内やその付近を歩くときには、人の多さに卒倒してしまいそうな気持ちがします。低血圧のせいか、子どものときから簡単に卒倒するので気をつけているのです。

それでも外国に住んでいると、必要以上に祖国への愛国心が育ってしまうものなので、パリより東京の方が車の音は気にならないとフランス人たちに自慢しています。パリでは、車はスピードをだすし、すぐにイライラして市内では違反のはずのクラクションをならすので、かなりうるさいからです。それに、フランスは車のメンテナンスの規制が弱いのか、排気ガスがかなり臭いです。

でも東京の騒音の方がひどいかも知れないので、いい加減なことを言ってしまったかと不安になりました。

日本の騒音は、車だけから来るのではないからです。アナウンスや音楽がひっきりなしに聞こえてきます。商店などが外に音を流すのは、日本では自治体から特別な許可をとらなくてもできるものなのだろうか? という疑問を持ちました。

特にターミナル駅の構内やその付近を歩くときには、人の多さに卒倒してしまいそうになります。低血圧のせいか、子どものときから簡単に卒倒するので気をつけているのです。


先日、友人たちと表参道にあるレストランで昼食をした後、腹ごなしに少し歩こうということになりました。私は「明治神宮に行こうよ」と提案しました。

数年前に帰国したとき、久しぶりに会った友達と夜まで一緒に過ごそうということで、昼食後に新宿を散歩していたら、耐えきれなくて午後3時ころに別れてしまったことがあったのです。

静かな神宮の境内を散歩して、緑の多い場所で空気を吸って、おしゃべりを楽しむのが良い方法だ、と思いついたのでした。


厳かな雰囲気の境内を散歩できることを期待していたのですが、土曜日だったので参道にも人があふれていました。それよりも驚いたのは、アナウンスがすごいことです!

お守りなど、売っているものの宣伝までスピーカーから流しているのには呆れました! ふと明治神宮は民間の会社に経営を任せているのだろうかという疑問を持ったのですが、やはり宮内庁に属しているのではないでしょうかね?・・・

閉門の時間になると、チャイムだったかサイレンだったか、ともかく大きな音が突然なって、「ご来場ありがとうございました」のようなアナウンスが聞こえてきました。

それが何度も繰り返されるので、門まで続く長い参道を歩きながら、ずっと聞かされました。

広い敷地なので参拝客を追い出したいのは分かります。でも、神聖な場所だと思って来る人たちもいるはずではないですか? アナウンスのおかげで、神社の雰囲気なんて完全に壊れてしまっています。そんなことはしなくても... と思ってしまいました。


それでも、売店には巫女さんの服装の人がいたし、赤い大きな傘が新郎新婦にかざされた結婚式の行列が見られたことには満足しました。伝統が残っている日本は良いな~ と思いました。フランスでは伝統的な衣装はめったに見られないことなのです。

カメラを持っていなかったことを後悔しました。写真がとれたら、「私はこんな日本にいます」と、東京の雑踏の中で卒倒しそうになったことなどは隠して、フランスの友人たちに自慢げに写真入りのメールを送れたのに...。



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