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2004/05/15



寒かった日々が終わり、突然夏のような天気になりました。と言っても湿度が低いので、木陰にいれば肌寒いという気温。半袖のTシャツでもいられるし、セーターを着ていても平気という陽気です。青空が広がって清々しく、日本の5月の明るさと11月の清々しさを合わせたような五月晴れです。

上に入れた写真は、5月中旬に開かれたハンター達の食事会に招待されたときに写した写真です。延々と食事が続くので、テーブルにじっとしていられない子どもたちは外に出て遊んでいました。

子どもたちは、木の幹の間に丸太を組んだ小屋をつくっているのだそうです。

それを見た大人たちは、子ども時代のことを思い出して懐かしがっていました。森に小屋をつくるのは一番楽しいことだったのだそうです。東京で育った私は、子ども時代にそんな遊びをしたことはありません。田舎で育つ子どもたちは本当に幸せだと思います・・・。

森の中の狩猟小屋で開かれたパーティに集まったのは50人くらい。

メイン料理はイノシシの丸焼きでした。



マキを燃すバーベキューの串は自動的に回る装置になっていました。バケツに入っているのは、ハーブなどを入れたオイル。時々肉に塗って、味をつけるのと同時に乾燥を防ぎます。

焼かれているのを見たときにはそれほど大きくは感じなかったのですが、切り分けられて皿に盛られてくると、50人なんかでは食べきれない量でした。

食事に集まった人たちは、昼から夜まで森で過ごすことになっていました。夜には昼食の食べ残しを食べるのだろうと思っていたら、夕食のために別の料理が用意されていました。メイン料理は子羊のすね肉をバーベキューに残った炭で焼いたもの。

もちろん、昼食のときに出た前菜やイノシシの残り物も出ました。フランス人って本当に大食漢!・・・

今は会社の有給休暇の年度が代わる時期だそうで、休暇を消化しきれなかった人たちが休みをとっています。フランスでは有給休暇を来年に持ち越せないので、みんな取りきろうとするのです。休みをとっている友人たちが多いので、ちょっとしたヴァカンスの雰囲気。気候も良くなったのでホームパーティを開く人も多く、頻繁に招待されるので食べすぎの感じになっています。

フランス人たちは働くときは「疲れた、疲れた」と言うのですが、私生活のこととなると本当に働きものなので驚きます。休暇をとって休みだと言っても、家の修理や庭いじりをする人たちもたくさんいます。日曜大工と言っても、フランス人の場合は本格的。7割近い家庭には電気ドリルがあるのですから、いかに日曜大工が普及しているかご想像いただけるでしょう。今は、家庭菜園の種まきや苗植え、庭の花などを植えるなど、今は一番庭の手入れが大変な時期です。

庭にも、森にも、野原にも花々がいっぱい咲いて、本当に美しい季節になりました!

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2004/05/05

花が咲き始めた菜の花畑の向こうに見えるのはタンポポが咲く休閑地


森や野原にスズランやランの花が咲くようになると、本格的な春です! 木々の葉も日増しに大きくなっていきます。牧場には生まれたばかりの赤ちゃんたちもいて、微笑ましい光景が広がっています。

本当に気持ちの良い季節。まだ家の暖房は切れないほど肌寒いのですが、新緑がまばゆいほどになるのも、もうすぐでしょう。

この時期、おもしろいと思うのは休閑地がどこにあるか分かることです。フランスの休閑地はいつでも農地でできるように場所は変えられるし、草も刈って手入れされているので見分けがつきにくいのですが、この時期にはタンポポの花がたくさん咲いていたりするのですぐに分かるのです。

上に入れた写真をご覧ください。道路に近い左手は花が咲き始めた菜の花畑です。その向こうに濃い黄色に染まっているのがタンポポで埋まった休閑地です。

タンポポの新芽はサラダにして食べられます。毎年タンポポの花で埋まった土地を見ると、冬にはここに来ればタンポポがいくらでも取れたのだと思ってしまいます。でも冬の間だと、どこにタンポポが群生しているのか分からなくて、無駄に寒空の下で凍えながらタンポポ探しをしてしまったりするのです。

この週末にはオルティという雑草を2度出されました。ほとんど山菜を食べる習慣がないフランスですが、珍しいからか、昔懐かしいからなのか、テレビの料理番組で取り上げられていたことがありました。サラダやスープにできるというので、一度食べてみたいと思っていました。

週末の旅行で2回も食べる機会があったのは、ちょっとしたブームになっているからなのかも知れません。

このイラクサ属の雑草は、エスカルゴの好物として知られています。ところが、ちょっと葉に触っただけでも一日中チクチクと痛いというタチの悪い雑草なのです!

1回目に出されたのは民宿での夕食でした。奥さんが分厚い手袋をしてオルティを採って、ミキサーにかけてスープにしたのだそうです。そんな努力した人には言えませんでしたが、普通の野菜スープより不味いくらいの味でした。やはり、こんな何処にでも生えているような雑草はおいしくないのだ、とがっかりしました。


ところが翌日行った評判の良いレストランで、カエル料理のソースとして使われていたオルティには感激しました。パセリでつくったソースかと思ったのですが、風味があってパセリのありふれた味とは違うのです!



テーブルにまわってきたシェフに聞くと、オルティの小さな新芽の部分だけを摘んで、ほうれん草のように湯がいてからソースにしたとのこと。もう少したったら、庭で育てているオルティは刈り取って、その後に出てくる新芽を使うのだそうです。

考えてみれば、日本だって春に味わう山菜は新芽の部分ばかりです。民宿の奥さんには私たち日本人が持っている常識はなくて、育ちすぎたオルティの葉を使ってしまったのだろうと結論しました。



※ 追記(2016年2月):

このカエル料理は、ブルゴーニュの3つ星シェフだった今は亡きベルナール・ロワゾー氏のレシピのようです。ただし、オリジナルのレシピはパセリを使うもので、オルティを使ったのはこのシェフのアイディアではないかと思います。

☆ ロワゾ‐氏のレシピを紹介したサイト: Jambonnettes de grenouilles selon Bernard Loiseau

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2004/05/03

菜の花畑(ブルゴーニュ地方)


上に入れた写真に見える黄色い部分は菜の花畑です。今の時期、田園にはこんな黄色い海が広がっています。

寒いこと、寒いこと・・・。週末に朝市に行ったときに、出がけに皮のコートを着ようとしたらポケットに入っていた手袋を出して置いてきてしまったことを後悔しました。

フランスの慣習に従って5月1日には森にスズランを探しに行ったのですが、今年は生育が悪くて、まだ蕾の状態がある程度。それから2週間もたったので、スズランの花畑がきれいにできてきているだろうと思うものの、こんなに寒くては森に散歩に行く気にはなれません。

それでも夏が近づいた最近は、昨年の異常な猛暑で大量の犠牲者が出たことが思い出されて、猛暑対策の話しでニュースがにぎわっています。


クーラーは買う人が多いだろうから足りなくなるだろうとか、老人ホームには冷房装置を入れた「すずしむ部屋」というのをつくるとか、その予算がないとか・・・。

冷房などには慣れないフランス人がクーラーのある部屋で生活したら、かえって病気になってしまうのではないかと心配してしまいます。クーラーは、普通は大型スーパーマーケットやショッピングセンターなどに入っている程度なのです。暑い南フランスでも、普通の家にはクーラーなどありません。

クーラーが普及していないので、かなり高価な価格で売られているようです。安いのを買うと、ひどい騒音があるので注意、などとニュースでは教えていました。

脱水症状になりやすいお年寄りに、水が入ったスプレーを配るなどという自治体もありました。湿度が高い日本では余り売られていないと思いますが、夏には乾燥するフランスではスーパーで普通に売られています。そんなものでお年寄りが救われるのでしょうか?・・・

ヨーロッパにはフランスより暑い国があるのに、フランスのようにパニックにはなっていない、とフランス人の友人たちは笑っています。全く、笑いたくなってしまうほどパニックなのです。テレビのニュースでは、昨年は棺おけが不足したけれど、今年はたくさん用意しました、などというのさえありました!

ブログ内リンク:
2003年の猛暑 2003/07/20


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