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2004/09/28
今回の旅行は1泊2日と短かったのに、これほど盛りだくさんの体験ができたのは驚きでした。

旅行の目的は、私が作った日本料理のお礼に招待してくれた3つ星レストランに行くことでした。招待してくださったのは、行き着けレストランのシェフ夫妻です。私が日本料理の話しをしたら、食べてみたいというのでご馳走しただけなのに、こんな素晴らしいプレゼントをしてくれました。

仕事と趣味を兼ねて食べ歩きを趣味にしている夫妻です。ご主人はとてもおいしい料理をつくるシェフなのに、謙虚に、気取らずレストランの料理を堪能。どんな調理方をしているかの分析をしてくれ、分からないときはウエイターに質問。奥さんの方は底抜けに明るい人です。一緒に食事するのに、こんな楽しい友達はないと思ってしまいました。

それだけでも旅行としては楽しかったのですが、おまけもありました。

レストランでの昼食が終わったのは午後5時半ころ。予約してあったシャトー・ホテルに行くと、なんと庭に熱気球が到着していました。アメリカ人旅行グループがチャーターしていたのです。

シャンペンやワインを飲んでいて、私たちも一緒に飲むように誘われました。おつまみにフォアグラやチーズがあったのですが、まずそうなシロモノに見えたし、食事が終わったばかりなの、飲み物だけお相伴にあずかっておしゃべりを楽しみました。

翌日は、通りかかった3カ所でブドウの収穫を見学。ブドウの収穫をする人たちは陽気なので、色々おもしろい話を聞きました。

ワインを買い付けしようとした農家がブドウの収穫のためにクローズされていたので、そのすぐ近くにある修復中のロマネスク教会に行ってみました。

工事を請け負っていたのは、罪を犯したという青年たちの社会復帰のために仕事を教えるというNPO。訪問者は歓迎という責任者の言葉に誘われて工事現場を見学しました。



ブルゴーニュ地方には石灰質の石を切り出して屋根瓦のように使う手法があるのですが、これを取り仕切っていたのはプロの人でした。この仕事ができるテクニックを持った人は、地方に3人くらいしかいないのだそうです。その1人の仕事を見せてもらいました。

下はふいたばかりの石の屋根の状態です。



石を切り出していた人は仕事の手を休めて、石を切り出す仕事がどんなものか長々と話してくれました。前々から、どんな風に石で屋根をふくのか興味を持っていた私は大感激!

屋根に上って良いと言ってくださったので、高所恐怖症なのも忘れて危なっかしい足場をよじ登ってしまいました!

石を瓦の形に切り出すのも大変なのですが、この石を屋根にうまく乗せるだけでも、1日で1㎡くらいしかできないのだそうです。

長い年月に耐えるようにつくる石の瓦は、野菜を煮込むときのテクニックと同じなのを知りました。雨に当たる部分の角を丸くしているのです。

おみやげに石の瓦を一つもらってしまいました。歴史的建造物の一部になるはずだった石なのです! かなりの重さですが、「私の宝物!」と言って、抱いて帰りました。

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★ 目次: フランス人の古民家を修復する情熱、建築技術


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2004/09/27

ボージョレーのブドウ畑の紅葉


しばらく南の方を旅行してからブルゴーニュに帰ったら、寒いのでびっくりしてしまいました。南仏ではまだ夏の暑さだったのに...。テレビで天気予報を見ていたら、明日の最高気温は20度にも達しないとか。

まだ集中暖房を入れるのには抵抗がある時期には、家の中は冬以上に寒いのです。セーターを着込んでいるのですが、パソコンに向ってタイプしていると手がかじかんできます!

フランスの昔のカレンダーの挿絵では、9月はたいていブドウの収穫の絵になっています。ブルゴーニュでもブドウの収穫が始まったそうなので、このページでも9月末にとったブドウ畑の写真を入れました。昨年は異常な暑さだったので9月に入る前に収穫が終わってしまったのですが、今年は平年並みのようです。

この週末は歴史的建造物特別公開の日でした。偶然通りかかった昔の僧院にたくさんの人の姿が見えたので、そんなに有名なのかと驚きながら見学しようとしたら、今日は無料なのだと言われて納得しました。



僧院には見る価値があるものは余り残っていないので、簡単に見学してしまいました。庭では太極拳のレッスンを受けている人たちとか、世界各地の植物を集めた畑を眺める人たちがいました。日本の植物コーナーもあったので見学。タロイモなどというものがありました。

アジアのコーナーには米が植わっていました。男性が「米を見たのは初めてだ!」と感激している人がいました。「これが本当に米なのかな?...」などとも言っています。こんな所では生育も悪いので穂は小さくて食べるところは余りないし、雑草も混じっていて紛らわしいのです。これを見て米だとは思って欲しくないと思ってしまいました...。

フランスで米が生産できるのは南の湿地帯のあたりだけなので、田んぼを見るとフランス人たちはとても感激します。日本では、ある程度寒い地方の方がおいしいお米ができると思うのですが、フランス人たちは、かなり暑い地方でないと米は生産できないと信じているようです。日本では品種改良されているので寒くても育つのでしょうか?... いつも気になっています。

フランスの米は、パンの代わりにはならなくて、野菜とみなされます。米がもっと生産されるイタリアではリゾット料理があるのですが、フランスでは余り食べる機会はありません。料理の付け合せにされたり、サラダに入れたりするのをたまに見かける程度です。

いづれにしても、フランス人にとっての良い米というのはサラサラのタイプ。日本人から言わせれば「外米」と言って敬遠する米です。お米の宣伝で、サラサラであることを強調して、傾けたスプーンから米がこぼれ落ちる姿を使っているのがあったのを見て面白いと思ったことがあります。

日本の米には粘着性があるタイプだと言うと、まずそうだと顔をしかめる人さえいます。でも米に粘り気がなかったらお箸で食べられない、と反発すると納得されたりしています。良いお米はピカピカ光っているのだ、などとも言ったりしています。

お米の話しなどを長々書いてしまったのは、一時帰国する日が迫ってきたからかも知れません!

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