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2005/06/30
日本でも知られているエスカルゴ料理。



このエスカルゴは、ブルゴーニュに住んでいるカタツムリの種類です。

フランスではエスカルゴが足りなくて輸入しているのですが、ブルゴーニュの田舎では未だ収穫できます。

産卵の時期が終わる頃ということで、7月1日からエスカルゴを収穫して良いことになります。

親しくしているお爺さんが、明日の朝は早起きして、エスカルゴを取りに行くのだと言っていました。

暑かったのが去って、今朝は「寒く」なりました。

週明けから雨もかなり降っているので、エスカルゴたちも元気に出てくるでしょう。

今、大雨が降ってきました。お爺さんは「しめしめ...」などと窓から外を眺めているのではないでしょうか?

私は一度エスカルゴをとって料理してみたのですが、グロテスクな作業なので二度とする気持ちにはなりません。

お爺さん、いっぱいエスカルゴをとってご馳走してくれるといいな...。

毎年ご馳走してくれているのです。

ところが去年は、何百匹もとったエスカルゴをバケツに入れて庭先に置いておいたら、夜に雨が降ってしまいました。翌朝見ると、エスカルゴたちは溺れ死んでいたのです!

がっかりしたお爺さんは、死んだエスカルゴを捨ててしまいました。

エスカルゴを調理するときには一気に殺すものなので、溺れ死んだエスカルゴの味は落ちるのでしょうか?...

今年は食べさせてもらいたいな...。

ブログ内リンク:
★ 目次: エスカルゴについて書いた記事


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2005/06/30
最近のフランスは日本食ブーム。数年前までは、パリで和食を食べようと思えばオペラ座界隈に行くと決まっていたのですが、今ではパリのあちこちに日本レストランを見かけます。

カルティエラタンだろうと、バスティーニュのあたりだろうと、いたるところに日本レストランができたので驚きます。

パリの日本レストラン 

庶民的な感じのレストランが多い。

これだけあちこちにあるのに、フランス人が入っていて賑わっている様子。

パリにある日本レストランは、その8割くらいは中国人が経営しているのだと聞きました。

安い値段で日本料理を食べられるようになったのも、日本食ブームに火をつけた要因になっているのでしょう。


◆日本レストランに行こうと誘われた

パリにお気に入りの日本レストランができた、という友達夫妻がいます。先日、そのレストランに一緒に行こうと誘われました。

どうも気が進まない...。

フランス人の彼らは日本人が経営しているのだと思っているけれど、話しの様子から、私は中国人が経営する店だろうと思いました。

「本物ではないと、批判してしまうかも知れないから避けたいのだけど...」と、やんわりと断ってみました。

それでも友人夫妻は、私と一緒に行きたがる。私も「おいしい」と言って喜ぶだろうと確信している様子。

むげにも断れません...。


◆奇妙な日本演出...

連れて行かれたのは、やはり本物の日本レストランではありませんでした。

店の前に立てば分かります。

中に入れば、よけいにはっきりと分かります。

安物の着物を羽織っているお給仕の女性に迎えられました。

外人用のお土産につくられたガウンのような着物。しかも、空港なんかで売っているのとは違って、どこで作ったのかと思うような安物の薄っぺらな生地...。

友人たちはお得意さんらしくて、握手までしています。

東洋的な笑顔をつくっているお給仕の女性。

何かひとこと言うたびに笑っている。

そんなに笑わなくても良いのに...。

私だって、そんなに無意味にはニコニコしないぞ~!...

内装には、中国製らしい安っぽい日本の道具がおいてあります。

「信濃路」とか「日光」とか書いたちょうちんまで下がっています。

中国人の顔をしたお人形さんが着物を着た絵もある。

調理場の方からは、卵どんぶりをつくっているような安っぽい匂いが漂ってきます。

吐き気さえしてきてしまいました...。


◆何を注文するかで迷う

友達夫妻は、いつものように、刺身定食と、焼き鳥定食を注文すると言います。

お品書きを見ていても、私は食欲をそそられないので困りました。

もともと、わたしが別の友達と食べた昼食が終わったのは午後4時ころだったのです。それから5時間近くたっているとはいえ、かなりおいしいフランス料理だったので余韻が残っていました。

あの味を消したくない! と、あがきたくなってしまう気分...。

「お腹がすいていないので、アラカルトから少し取る」と言ったものの、どれもまずそうに見える...。

お刺身は避けたい。私が魚介類を買ってお刺身をつくる材料費よりも安い値段で、同じくらいおいしいものがでるはずはないのですから。

それで、フランスでは食べる機会がめったにない焼き鳥を3皿選ぶことにしました。

ツクネとか、ネギマとか、ちゃんとした日本語の焼き鳥用語がアルファベットで表記されています。

まず、「シイタケ」というのに惹かれました。

Shitake の説明書きとして、「キノコあるいはズッキーニ」と書いてあるのが奇妙...。

でも、シイタケはフランスでも栽培されているので(shitake と呼ばれて売られている)、パリなら簡単に入手できるはず。

フランス語が片言しか話せないウエートレスに、「キノコのシイタケ」と2度強調して注文すると、ちゃんと分かったという笑顔。

あとは、ネギマとウズラにしました。


◆料理が出てびっくり!

 

まず初めに運ばれてきたのが、友人たちがとったご飯。

ぎょっとしました!

これは仏壇に供えるご飯ですぞ!!!

この写真は、友人が少し箸をつけた後のものです。

もっと大盛りだったと想像してくださいね。

次ぎにでてきたのは、やっぱり、キャベツのサラダ!

中国系日本料理の店先の写真ではキャベツだけのサラダが多いのに、ここではニンジンとキュウリも乗っているという豪華版サラダでした! 

「やっぱり!」と思ったのには理由があります。

パリの日本レストランでは写真入りのメニューが店先に出ていることが多いのですが、そこにキャベツのサラダがあったら中国系だ、と私は判断しているのです。

申し合わせたようにキャベツのサラダ。なぜなのでしょう?...

キャベツの千切りに和風ドレッシングをかけたものを、「日本料理」とは言って欲しくないのだけれどな...。

「おもしろ~い!」などと言って、写真を撮ってしまいました。

この段階で、友人たちは私が偽者の料理だと判断したのが分かった様子。

私が注文したシイタケが出てきたら、またびっくり。

白いマッシュルームだったのです。

しかも、超巨大のマッシュルーム!

2つに切って串にさしてありましたが、それでも大きすぎる形。

大味で、全然おいしくない。

私は、バーベキューで小粒のマッシュルームに生姜醤油をまぶして串焼きするのですが、フランス人にも評判が良いのです。だから、このレストランのマッシュルームの焼き鳥だって、もっとおいしくできるのに...。

焼き鳥の肉も、日本の焼き鳥の倍くらいの大きさになっている。おいしそうには見えないですよ...。

刺身も、ボート型の器にてんこ盛り。お醤油を入れるはずの場所にサーモンの刺身が「詰まって」いる。

もう写真を撮る気にもならなくなりました。

友人夫妻は、「私たちはここの料理がおいしいと思う...」と言います。

確かに、安くてボリュームがあることは私も認めますよ。

せっかく招待してくれた友人に、お世辞でも「おいしい」とは言えませんでした...。

まずそうな顔はしないで食べましたが、友人たちには私が気に入らなかったのは分かったはず。

それで良かったと思う。もう二度とあそこには誘ってもらいたくないもの...。

日本だったら礼儀知らずの態度だけれど、フランスなら、無理に「おいしい」とは言わなくても許されるのは救われます。


◆あと味も悪かった...

日本食を食べた夜、布団の中でセンチメンタルになってしまいました。

パリで、着物まがいのものを着て日本人になりすまして、偽者の日本料理を出している彼女たち...。フランスには珍しい韓国人でした。

私が、あのお給仕をしていた女性の立場だったらどう思うだろうか?...

例えばアメリカで、コリアン・バーベキューがはやったとする。

ニューヨークで生活しなければならなくなった私が、チョゴリをぶきっちょに着て韓国女性になりすまし、ヘラヘラ笑いながらニセモノの韓国料理を出す。

思い浮かべただけで惨めになります。

私なら、死んだほうがましだと思いますよ~。

あのお店で働いていた女性たちが可愛そう...。

そこまで考えることはないのだろうけれど...。

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★ 目次: フランスの日本食ブーム


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2005/06/29


パリの風物詩のような写真集で、こんな感じの写真をご覧になったことはないでしょうか?

友人と昼食をした後、腹ごなしをしようということで近くの公園に行ったら、スズメに餌をあげているおじいさんがいます。

思わず、「写真とっていいですか?」と聞いてしまいました。


◆ 公園に住むスズメたちのお友達

ところが、ちょうど最後のパンくずをあげてしまったところなのだそうです。

とっても残念そうな顔をなさる。

持っていたビニール袋の中まで見せてくださる。

スズメが集まる写真はどうでも良いと思ったのですが、おじいさんが残念だと繰り返すので、提案してみました。

「手をかかげたら、スズメたちが集まってくるのではないですか?」

手の上げ方にコツがあるのでしょうね。

おじいさんが、ピッと素早く手を上げると、たちまちスズメが飛んできて手にのりました。

でも餌はない...。

スズメたちが飛び去る。

おじいさんが、またピッと手を伸ばす。すると、またスズメたちが集まってくる。

写真にしてしまえば同じなのですが、おじいさんは餌がないと写真の価値がなくなってしまうように、もう餌がないことを残念がる...。

スズメに餌をあげているお年寄りは、パリのあちこちの公園にいるのだそうです。それを写真を撮られるのを嫌がる人は多いけれど、このおじいさんは気にしないのだと言ってくれました。


◆ 公園に座り込んでおしゃべり...

スズメたちに餌がない冬には、特に頻繁に公園にやって来るとのこと。

それから、おしゃべりが始まりました。

93歳。数年前に奥さんが亡くなって、それから一人暮らし。

おじいさんはイスに座っているので、こちらも途中から地面に座り込んでしまいました。

こちらが立っていると、小柄なおじいさんが頭を上に向けているのが疲れそうにも見たのです。

色々なことを話してくれました。

戦時中のこと、疎開したときのこと、家族のこと、工場で働いていた頃のこと、今の生活のこと...。

とても楽しいおしゃべりでした。

おじいさんが、愚痴ったり、暗いことを言ったりしないのも気持ちよかった。

時々言葉につまると、「最近は物忘れがひどくなって...」とおっしゃるけれど、しっかりしています。

そもそも93年も生きているのです!

たとえ20歳の頭脳を持っていたって、90年もの間に起こったことを思い出したら、記憶が曖昧にならない方がおかしいと思う!

私たちは夕方に用事があったので、お別れを言い出したのですが、話しがとまらない。

おじいさんの方でも、私たちがおしゃべりの相手をするのも嬉しかったのだと思います。誰も話しかけてくれなかったら、じっと公園のイスに腰かけて時間を送るだけなのですから。

でも、これ以上おしゃべりしていたら大幅な遅刻になってしまう...。

いよいよお別れを言いました。

「imprévu(予期せぬ出来事)というのは好きだ」、とおっしゃる。

「嫌な日もあるけれど、こんな楽しい日もある...」

初対面の人だけれど、抱き合ってキスのお別れをしてしまいました。女性がイニシアティブをとってあげて嫌がる男性はいないのですから!

「来年も公園に来たらおじいさんを探すから、お元気でいてくださいね」と、私。

「10年先だっていいですよ。わしらは若いんだから!」と、おじいさん。

1時間半くらいはおしゃべりをしてしまっていました!


◆ トリック写真で日本旅行をさせてしまう

写真を送ってあげる、と約束しました。

公園でスズメに餌をやっていると、プロの写真家もたくさん来るのだそうです。特に、写真コンクールに出す写真を撮るのだと言った人は、おびただしい数の写真を撮っていったそうです。

それなのに、おじいさんに写真を送ってあげた人は一人もいなかったとのこと。

それってないではないですか? プロの写真家だったら、額に入れて飾れるような素晴らしい写真をプレゼントできるはずなのに・・・。

旅行は嫌いだったのだけれど、日本に行きたくなったとおっしゃっていました。それで、ここでとった写真に、日本の風景をバックに入れたトリック写真を送ることにしました。



こういうトリック写真は、ソフトを使えば簡単にできてしまうのです。パリからブルゴーニュに帰った翌日、さっさと作ってしまいました。

A4の用紙に写真を入れて、日本旅行アルバムの体裁にしました。

タイトルには、こんな文字を入れました。
Le voyage de Maurice au pays du Soleil Levant

桜と富士山、金閣寺、舞妓さんとの記念撮影などを散りばめました。テーマパークで撮った写真から鷹を切り出して、スズメの代わりにおじいさんの手にとまらせてしまったり!

私、こういう写真加工をするのは得意なのです。色々なふざけた写真をつくって友人たちに喜ばれています。

今回も、なかなか素敵なのができました。

トリックしていないスズメと一緒の写真も、別の用紙に印刷しました。

おじいさんが喜ぶ顔が目に見えます...。

... と言っても、少し心配でもあります。

トリック写真が余りにも上手にできてしまったので、おじいさんの頭を混乱させてしまうかも知れない。

日本に行ったらしいけれど、全然思い出せない...。ボケが始まってしまったのではないだろうか?

... などと思わないでくれると良いけれど。

でも、93歳とは思えないほど元気な人だったから、大丈夫だと思います!


追記:
2年後、パリに行ったときにお爺さんを探してみました。
パリで寂しかったこと 2007/02/21

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2005/06/28
この週末、パリに行く用事があった友人の車に乗せてもらって、パリに行って来ました。

6月のフランスは、本来は過ごしやすい時期なのですが、今年は異常気象。真夏なみの暑さです。

都会の暑さというのは耐え難いものなのに、私がパリに到着した先週の金曜日、パリの最高気温は37度だったとか。外など歩く気にはなりませんでした。

日本のように冷房が普及しているわけではないので、パリで生活するのはさぞ耐え難いだろうと同情してしまいました。

パリに到着した日の午後は、国立図書館のサルトル展に行きました。6月22日の日記(徹底した禁煙運動: 死者にもタバコは吸わせない!で)紹介した特別展です。

フランスだから冷房はない可能性もあるかと心配したのですが、ちゃんと冷房してあります。まあ、気持ちの良いこと!・・・ 広大な図書館の中は人影も少なくて快適でした。

私の目的は
翌日は、グラン・パレで行われている美術展「プッサン、ワットー、シャルダン、ダヴィッド」展。インターネットで入場予約をとっておきました。

少し早く着いたので、シャンゼリゼを散歩。



写真に写っている垂れ幕は、2012年のオリンピックに候補になっているパリをアピールするものです。

パリでオリンピックを開かせようなんて狂気の沙汰のように思えてしまいます。これだけ観光客が多いのに、オリンピックまでして人を呼び込むことはないではないですか?...

オリンピックのような大きなイベントは、開催地となることによって発展ができる知名度が少ない場所にすれば良いのに・・・。むかし東京がオリンピックを開催したときも、そんな風に貢献できたのですし...。


◆パリで息抜きする場所

夏にパリに行ったときには、暑さしのぎに行くのが好きなところが二つあります。

一つはロダン博物館。ロダンは好きではないのですが、この彼の家だった館には広い庭もあるので、パリの雑踏を離れるのには格好の場所。特に暑いときだと、ここに行くとほっとします。

もう一つは、セーヌ河に浮かぶ船の喫茶店。

仕事でパリに行って、中途半端に時間を過ごさなければならないときは、ジョルジュ・サンクという超高級ホテルのランッジのソファーでくつろぐのも好きです。こんな博物館のような空間で休めることを思うと、コーヒー代は高いと思いません。

今回は、もう一カ所お気に入りをつくりました。

食前酒を飲むために入ってみた、シャンゼリゼにあるルノートルのカフェのテラス。

感激したのは、食前酒に選んだ白ワインのシャブリ。

パリでシャブリなんぞを注文すると、変なワインを出されるのを心配してしまうのですが、ワインはソムリエコンクール優勝者が選んだものであるという但し書きがありました。

なるほど、おいしいワインでした。

しかも、注文したのはハーフボトルなのに、ちゃんと氷が入ったワインクーラーに入れてくれたので感激。ナッツのおつまみ付き。



しかも、飲食代が高いパリなのに、私が注文したシャブリは安いので驚きました。ハーフボトルで14ユーロだったのです。

後で友達に話したら、パリのつまらないカフェでグラスワインに1杯7ユーロもとられて、しかも、とても飲めないシロモノだったと言っていました。

シャンゼリゼに面しているので車の騒音はありましたが、並木もあるのでくつろぎます。

それにしても、パリは耐え難い都会独特の暑さでした...。

夏のバーゲンが始まったのでお店を少し覗いてみようかと思っていたのですが、用事が済んだらさっさと田舎に帰って来てしまいました。




リンク:

☆国立図書館: サルトルの特別展
かなりのスペースをとっていて、手書きの原稿や手紙、演劇やニュースを見せるビデオもあって、とても充実した展示会でした。サルトルは外国では高く評価されているけれど、フランスではそれほどでもないそうです。そのためサルトル展には特別に熱心にしたのかも知れません。

☆グラン・パレ: 「プッサン、ワットー、シャルダン、ダヴィッド」展
非常に充実した美術展でした。入場者は多くなかったし、冷房もきいていたので満足。こんな風に、絵に近づいてみたり、遠ざかってみたり自由にできる空間がある美術展が好きです。私が好きなクロード・ロランやグルーズまであったので、よけに満足。
このサイトの英語か独語表示にしたがっていくと、展示されている絵画にアクセスはできないようです。絵を見るには、サイトのトップページで、PARCOURS DE L’EXPOSITION をクリックします。開いたページにある絵の右横にある「進む」矢印をクリックすると、順番に絵を見ることができます。かなりの数の絵が入っています。会場で販売していたカタログに入っている絵よりもきれい!


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カテゴリー: 四季、自然 | Comment (9) | Top
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2005/06/23
国境のない医師団というボランティア団体で活動していたフランス人の友達が、赴任先のアフリカでドイツ人の青年と恋に落ち結婚しました。

任期が終わってヨーロッパに戻った彼らは、とりあえず家が見つかるまで、だんな様の両親の家に転がり込みました。

「ドイツの生活どう?」と聞くと、こんな返事が帰ってきました。

「何が嫌だって、夕食と朝食がほとんど同じなこと!」

フランスの朝食はコンチネンタル・ブレックファーストと呼ばれるもの。

ごく簡単なメニューです。

パン、バター、ジャム。
それに飲み物。コーヒーか、紅茶か、ココア。

ただし、これは伝統的なスタイル。その他の食べ物が食卓に出ることもあります。ノルマンディーに住む友達の家に泊まったときにはチーズが食卓に出ていました。外国人が泊まる宿ではハムとか卵などの料理が出る朝食もあります。

ドイツでは、そういう簡単な料理も出る朝食が普通のようです。

友達は、ドイツの夕食は、そんな朝食と変わらない簡単な料理だとぼやくのです。

つまり、朝食が重過ぎるのが不満。そして、夕食が軽すぎるのが不満。

夕食が軽すぎるなら、朝食をしっかり食べることに満足すれば良いのに...。でも、フランス人は朝っぱらから料理を食べたくないらしいのです。

だからフランス人が日本の旅館などで朝食を出されるとびっくりしてしまいます。焼き魚なんかまで出てくるのですから!

パンと飲み物しかない朝食だと、その少ないものにこだわります。

焼きたてのパン、おいしいバター、おいしいジャム。

朝にクロワッサンを買ってくるのが一番嬉しい朝食。

それが面倒な場合は、前日の残りのパンをトースト。パンにバターを塗って、その上にジャムを塗るという食べ方をします。こういう風にパンに何かをのせたものは、タルティーヌ(tartine)と呼ばれます。

フランスで初めてその食べ方を見たときには変に思いましたが、バターとジャムを一緒に食べてしまうというのはおいしいものです。

それでも、フランスで普通に使われるのは無塩バター。日本のバターだとどうなるのかな?...




◆パンにこだわる

近所で最も美味しいパン屋を見つけることがポイントですが、ブランド品もあって、日本にまで輸出されているフランス製パンもあります。




◆バターにこだわる

フランス人に最も人気があるバターは「エシレ」のようです。

私はもっとおいしいバターを少量生産している農家があると思っているのですが、エシレはバターの最高峰だという定評にはゆるぎないものがあります。

フランスでも、どこでも売っているというわけではないのですが、日本では簡単に手に入るようです:
エシレバターを楽天市場で検索

バターについては後にブログで書きました:
フランス最高のバターは?: イズニー、エシレ、レスキュール 2009/12/03


◆ジャムにこだわる

世界中のセレブが愛すジャムの王様と言われる ミオジャム
ミオ・ジャムを楽天市場で検索

実は、フランスでミオのジャムは見たことがないように思うのですが、パリあたりでは売っているのかも知れません...。私がおいしいジャムを買うのは、農家の手作りとか、定評のあるケーキ屋なのです。


フランスで最もポピュラーなジャムといったら、このボンヌママンだろうと思います。

ボンヌママンのジャムを楽天市場で検索

ブログ内リンク:
★ 目次: 乳製品(チーズ、バター、生クリーム)に関して書いた日記
★ 目次: パン、パン屋、昔のパン焼き窯など
★ 目次: 食材と料理に関して書いた日記のピックアップ


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2005/06/23
みなさま、フランスを旅行したときにはホテルで朝食をとりますか?

私はとらないことが多いのです。

B&B民宿では、おいしいパン屋まで行って焼きたてのパンを買って来てくれることが多いし、手作りジャムがあるので、朝食は満足することが多いと思います。

でも、ホテルのコンチネンタル・ブレックファーストはつまらない。

ただし、3つ星シェフが経営しているホテルは例外。これは食べる価値があります。


3つ星シェフ ジョルジュ・ブランが経営するホテルの豪華な朝食
遅く朝食をとりに行って、昼食代わりにしてしまいました!


私が普通のホテルでは朝食を食べる気にならない理由は以下のとおり。

(1) ホテルで出されるパンはおいしくないことが多い。

(2) 大したものが出なくても、なぜか朝食の値段はいっぱしになっている。

(2) 田舎のホテルなどでは、朝食は何時にしたいかと聞かれる。
  そんな風に朝起きる時間を拘束されるのが嫌い。

(4) フランスのホテルは原則的に宿泊料と朝食代が分かれているので、
  朝食をとらないでも損はしない。


◆ カフェで朝食

私はホテルの朝食を断って、カフェで朝食をとります。特に気候が良いときには、ホテルの外に出るのが嬉しい。

カフェで朝食メニューを取るのではないのです。

おいしそうなパン屋に行って、好きなペストリーを買います。それから、カフェに入る。飲み物を注文して、買ったパンを食べるのです。

ホテルに行くと、前日から、どこのパン屋にしようかと物色しておくこともあります。ケーキ屋さんが作っているクロワッサンもおいしい確立が高いです。

ただし、小さな村などでは、クロワッサンなどは日曜日にしか焼かないパン屋が多いので、町に行く必要がありますが。

イタリアを旅行するときも、カフェで朝食をとる方が好きです。

ただしイタリアの場合は、朝のカフェに色々なパンがおいてあることが多いので、パン屋を見つける手間ははぶけます。


◆おいしいパンを見つけると満足!

先日の旅行では、小さな村なのに素晴らしいパン屋を見つけて感激しました。



見るからにおいしそうなパンばかり! ケーキまでおいしそう。

こんなパン屋を見つけると、朝から幸せな気分になってしまいます。

小さなクロワッサンや、パン・オ・レザン、チョコレート入りのパンなどの詰め合わせを買いました。

パン屋で買ったプチ・パン

ちょうどパン屋の真向かいにカフェがあったので、テラスに席をとりました。

よほどおいしそうに見えたのでしょうね。通りかかったドイツ人の夫妻から、どこでパンを買ったのかと聞かれました。

ドイツのカフェでは、持ち込みで食べ物を食べてはいけないのかしら?

「あそこで買って、ここで食べていいの?」と、身振りを交えた英語で聞かれました。

私も、日本ではこんなことはしないのですが、フランスではいいみたいです。フランスの友達がそうするので慣れてしまいました。

朝食メニューがないカフェでも、朝はクロワッサンが置いてあることがあるのですが、それでも自分のパンを持ち込んでしまったいいらしい。ケーキ屋さんでおいしそうなケーキを見つけたときも、カフェに持ち込んで食べます。

カフェで朝食をとる場合、コーヒーやジュースも注文できるので、ホテルの朝食と違うのはジャムだけではないでしょうか?

ホテルの朝食代より安くなるのはどうでも良いとしても、おいしいパンが食べられるのですから満足!

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2005/06/22
今年はフランスの哲学者ジャン・ポール・サルトル(1905-1980年)の生誕100年にあたります。

日本の団塊の世代では、サルトルに思い出がある人が多いのではないでしょうか?


◆すごいヘビースモーカー

先日、テレビでサルトルのドキュメンタリーが放映させていたのですが、すごい、すごい。

もう、途切れなくタバコを吸っているのです。

Il fume comme un pompier !


まさに、その表現がふさわしいヘビースモーカー。

お暇な方は、インターネットの画像検索で、サルトルの写真を探してください。

フランスの検索エンジンで「ジャン・ポール・サルトルを探したページ

顔だけの写真ならともかく、手まで写っていると、ほぼ必ずパイプかタバコを持っています。


◆手持ち無沙汰のサルトル...

ところが、彼の生誕100年のイベントで、タバコを持っていないサルトルの写真が使われているので話題になっています。

これです。

今パリの国立図書館でサルトルの特別展をしているのですが、これはそのカタログに使われているサルトルの写真。



でも、よく見てください。右手がなんだか不自然でしょう?

本当は右手にタバコを持っていた写真だったのではないかと言われているのです。

この禁煙運動が盛んな今、サルトルがタバコを持ているのは不謹慎だとでも言うのでしょうか?

タバコが消されてしまった?!

写真加工の技術からすれば、タバコなんかを消すのは簡単にできます。でも、そんなことを死んだ人にするのは許されるのでしょうか?!

確かに死んでしまったら、タバコなんか吸えないのではあるのですが...。

私もサルトルが好きだったので、気の毒になってしまうのです...。




サルトルの特別展 バーチャル・ヴィジット
開催: 2005年3月9日~8月21日
場所: BIBLIOTHEQUE NATIONALE DE FRANCE

この特別展はパリにできたフランス国立図書館(BNF)に行って見たのですが、昔の映像などがふんだんに見れてとても良かったです。

サルトルの著書、解説書などを探す   【楽天市場】本・雑誌・コミック




2年前の夏にフランスで見たタバコのパッケージには、「喫煙は殺す」と黒い文字がデカデカとあるので飛び上がってしまいました。まるでお葬式のお知らせのような黒枠入り。フランスだけなのかと思ったら、これは他のヨーロッパ諸国でもされることなのだと全体ですることなのだと知りました。黒枠表示は薄気味悪いと思ったのですが、1年もたたないうちに慣れてしまいました。

この冬、日本に帰ったら、日本のタバコのパッケージにも、喫煙は健康に悪いという文字が書かれているのに気がつきました。でも、こちらのようにはグロテスクではありません。

追記:

タバコを加えてピアノを演奏していたゲザ・アンダについて:
音楽を1曲しか聞いてはいけないと言われたら、迷わず選ぶ曲 2014/12/29


ブログ内リンク:
昔のポスターに見たフランスワインの効用 2007/04/24
禁煙の影響? 2008/03/28
禁止だらけの世の中になる? 2009/02/19
★ 目次: 文学、哲学、映画、テレビ番組


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2005/06/21
今のフランスはサクランボの季節なので、クラフティーをよく作ります。



このデザートは、サクランボ以外は台所にいつでもあるものだけでできること、卵の白身をあわだてたりする手間はなくて、あっと言う間にできてしまことが気に入っています。

実はフランスでは、クラフティーというのは、ごくありふれた家庭でつくるデザート。

お客様にこんなものを出しても、特別には喜ばれないのが普通です。

ところが私が見つけたレシピでつくったクラフティーは、「おいしい!」と友人たちから絶賛されるので気を良くしています。

たぶんパン屋さんなんかで作っている、おなかがいっぱいになるだけのクラフティーのイメージがあるので、このレシピは特別に上品な味だと思われるのではないでしょうか?

「食通のプリンス」と言われたキュルノンスキーの料理の本に出ていたレシピです。これに出会う前には色々試しましたが、これしかないと決めました。

ところで、フランスで一軒家を持っている人は、庭に果実がなる木を植えていたり、家庭菜園を持っているのが普通です。

ところが今年は、サクランボがならない、とみんな言っています。それに反してイチゴの方は例年になくよく実をつけています。

それで、今年のクラフティーは、サクランボとイチゴを入れてつくることが多いです。上に入れたのも、そのミックス・クラフティーです。

本当はサクランボだけの方がおいしいと思うのですが、家庭菜園でつくったイチゴがあり余っているので仕方ありません!




シャンソン『さくらんぼの季節』

Nana Mouskouri - Le temps de cerises

☆ 同じ曲のカラオケ版: Le temps des cerises

ブログ内リンク:
★ 目次: フランスで耳にする歌 (シャンソン、童謡など)


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カテゴリー: 食材: 果実 | Comment (18) | Top
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2005/06/20
この週末は素晴らしいお天気でした。

真夏の陽気。テレビではプールの前に行列ができた映像が映し出されていました。水に飛び込みたくなるような強い日差しなのです。

それでも、からりとした暑さ。日陰に入れば涼しいし、ぶあつい石壁の家の中はひんやりしています。

1週間くらい前にパーティで出会った、こだわりのワインをつくっている農家の人が言っていたことを思い出しました。

「小麦畑を見てごらんなさい。もう黄色くなっていますけれど、身はまだ熟していません。熟してはいないのに黄色くなっている。水が足りなくて枯れてしまっているのです。」

さらに...

「今年は2003年のような乾期になるかも知れませんよ」

2003年の夏というのは大変な猛暑で、フランスでは死者もたくさんでてしまった異常な夏だったのです。ワイン醸造農家にとっても、もう二度と来て欲しくない痛手の年でした。

田舎のイベントに行くために車を走らせたら、すっかり黄色になっている麦畑がありました。車を降りて確かめている時間はなかったのですが、確かに異常な感じに見えました。

あのおじいさんが言っていたように、今年も猛暑になるのかな?...

ブログ内リンク:
★ 目次: 今年のミレジムは? (ブルゴーニュ・ワイン)


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カテゴリー: 四季、自然 | Comment (6) | Top
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2005/06/18
フランス人はアンティークカーが好きなようです。晴れた日などには、田舎でよく見かけます。

この間パーティで出会った人も、退職したらアンティークカーでベトナムあたりまで行くのだと話していました。それで、トラクションという車を買ったそうです。

私に「すご~い!」と言ってもらいたくて話したのだと思いますが、申し訳ないけれど私はアンティークカーには興味ないのです。

早くは走れないから日数がかかるでしょうし、故障したら修理できる人もいないでしょうから、ほとんど狂気の計画のように思ってしまいました。




◆新郎新婦の車

結婚式でも、新婚旅行に出発するカップルがアンティークカーに乗る、というがよくあります。

そういう人目を引く車をレンタルしているところがあるそうです。

この車は教会の前に止まっていたのですが、その広場のはずれには、バカ騒ぎをしている若い女性たちがいました。



新婦のお友達でしょう。医学部の学生か、その出身者だと分かります。医学部の学生がする独特のおふざけなのです。

写真は意図的に小さくしたのですが、細部まで見えてしまうでしょうか? 私のパソコンは解析度が高いので、普通のパソコンの画面より2割くらい縮まって画像が見えるのです。

変なものが見えてしまったらごめんなさい。


◆ピクニック用アンティークカー

教会の前にアンティークカーがあるのを見た日には、別のところでも可愛いアンティークカーを見ました。



小さな村のカフェ・レストランの前に置かれていて、買い手を捜すという張り紙がありました。

お店のご主人が言うには、ピクニックに行くのに楽しい車。後部座席の背中のクッションを外すと、前にある籐のカゴにすっぽりおさまる。そこに座って食事をする、ということらしいです。

車輪はおもちゃみたいに小さくて、こんなもので走れるのかと思ってしまいました。

免許なしで運転できるそうです。

車を売りたがっている人はどのくらいの値段を希望しているのか聞いてみたら、5,000ユーロくらいとか。貴重な車なので、そのくらいの価値があるとのこと。

通りがかりの人たちの関心は集めていましたが、70万円くらいも出して、こんなオモチャの車を買う人がいるのでしょうか?...

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