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2005/09/30
フランスで本格的なホームパーティーに招待する人たちは、1回の食事を出すだけでは申し訳ないと思うらしい。

一昨日から書き始めたパーティーでもそうで、昼食と夕食を合わせたご招待でした。

招待された結婚30周年記念パーティーは、再婚パーティーだった

昼食が終わったのは午後7時を回っていました。

フランス人の村長とスイス人の村長の政治談議を聞いていたのですが、気がつくと人が減っている。

用事があって帰った人もいるのかと思ったら、みんなは庭に出ていたのでした。




一風変わったトーチが燃えていました。


◆ スウェーデン式かがり火

パーティーに来ていたスイス人が教えた方法なのだそうです。

フランスでは、野外で火を焚いて明かりにする道具は、torcheと呼ばれて、時々見かけます。

たいていは、竹を裂いたところに油を入れた容器を差し込んだもの。ホームパーティーで使われるので、スーパーなどでも売っています。

でも、こんなのを見たのは初めてでした。

燃えやすい樅ノ木を使うのがミソだそうです。

それに電動ノコギリで切り目を入れて(下の方は切れ目を入れないで残す)、その中心にバーベキューの火付けをするラードのようなものを少し入れる。

マッチで火をつける。

どれだけのこと。

炎があがるので、傍にいると暖かい。

それに闇夜になったら、木に入れた切れ目から光がこぼれて、とてもきれい...。

集まった人たちも、この方法を知っている人は少なくて、みんなで感心しました。今度やってみよう...などと言って。


◆ 夕食が始まる...

みんなが外で火を眺めている間に、紙のテーブルクロスを代えて夕食の準備が整えられました。

まだ昼食も消化していなかったのですが、午後9時ころから夕食が始まります。

南仏出身のマダムが作ったボリュームのあるスープ。それから、昼の残りのもの、というメニュー。

夕食が終わっても、パーティー主催家族が1週間も食べ続けるほど残ったと思う。

◆ 夕食が終わると、余興が始まった

子どもたちが夫妻の寝室からベッドを片付けてしまったと騒いでいる。

そのうち、マットレスが会場に運び込まれる。

初夜をやれ! というわけです。

こんなおふざけを、おどけて演じてしまう二人...。

フランス人の冗談は底抜けの楽しさがあると感心!

ベッドの上の二人に、壷が運ばれてきました。

ご主人が、その中に指を突っ込んで食べる。奥さんは「まずい!」と顔をしかめる。

何をしているのかと思って傍にいる人に聞いたら、昔の結婚披露宴でよくやったおふざけの一つなのだそうです。

尿瓶に似た容器に、シャンペンなどを入れて新郎新婦に飲ませて、それから招待客たちにも飲ませる。

戦前のフランスでは、トイレが外にあったので、寝室には尿瓶を置いていたのでしょうか? あるいはトイレなんかなかった時代の尿瓶なのでしょうか?...

その容器は私のところにも回ってきました。

汚物みたいなものが入っている。

10種類くらいあったデザートを入れてかき混ぜたものらしい。

おふざけでも、私は食べる気になんかなりません!

ともかく、みんなで大笑いの余興でした。


◆ 庭の火が燃え尽きるのが気になった私,,,

庭で燃していた木の最後はどうなるのだろうかと、途中で見に行ったのですが、真夜中くらいまで細々と燃えているものもありました。

庭には7本くらいの木を置いていたのですが、最後まできれいに燃えたのは1本か2本。

途中で消えてしまったのもありました。

でも、夕食を待つ2時間くらいはちゃんと燃えていました。

スイス人の説明だと、これはスウェーデンの昔のやり方だそうで、この火で料理もするのだとか。

木こりがやっていたのでしょうか?

スイスでは、火を付ければ良い状態にしたものを売っているのだそうです。

賢いし、とても楽しいミニチュアのキャンプファイヤーだと思いました。

でも、スウェーデンでは一般的な楽しみ方なのでしょうか? どなたかご存知の方があったら教えてください。

ブログ内リンク:
★ 目次: ロウソク、キャンドルスタンド、暖炉、燃える火


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2005/09/29
昨日から書き始めたパーティーには、スイス人のお友達も2組来ていました。

チーズが色々並んだとき、見たことのないチーズが目を引きました。スイス人たちが持ってきたのだそうです。



写真に写っている道具で、ハードタイプのチーズを薄くそいであります。


フランスにはチーズがたくさんあるので、輸入もののチーズを食べることは殆どありません。

フランス以外のチーズはおいしくないという定評もある。例外は、イタリア料理を作るときに必要なイタリアのチーズくらいではないでしょうか。

でも、このどうということのない味のスイスのチーズは、こんなに見事に薄くそぐとおいしく食べられました。

スイスでは何というチーズなのか聞きそこねてしまいましたが、テーブルで一緒だった人は見たことがあったらしく、「ジロール」と呼んでいました。

ヒダができているのが、本当に森でとれるオレンジ色のキノコのジロールに似ているのでした。

食前酒のときに、おつまみにするチーズで出したら良いだろうなと思うアイディアでした。


追記:

チーズを薄くスライスする道具は「ジロール」という名前でした。
チーズの方は「テット・ド・モワンヌ」。



テット・ド・モワンヌを楽天市場で検索
ジロールという道具を楽天市場で検索



FROMAGES DE SUISSE - Tête de moine


続き:
スウェーデン式かがり火



ブログ内の関連記事:
★ 目次: 乳製品(チーズ、バター)について書いた日記
★ 目次: フランスで食べるキノコ


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2005/09/29
昨日から書き始めたホームパーティーの招待客は70人余り。

これだけたくさんの人たちを呼ぶホームパーティーを開くのはさぞ大変だろう...と気が遠くなってしまいます。

★ 昨日の日記: 招待された結婚30周年記念パーティーは、再婚パーティーだった

私は20人くらいのパーティーしかやったことがありません。その程度の食事会でも、くたくたになります。

50人以上を招待するホームパーティーは稀にあるというのではなくて、年に1回や2回は、友人たちの誰かがやります。

本当にフランス人はマメだと思ってしまいます!

招待客への通知、会場のセッティング。食べ物の準備。人々が集まってときには、みんなが満足するようにホスト役。それから、後片付け...。

つくづくフランス人って、遊ぶときには働き者だと思います。

これだけの勤勉さを仕事でも発揮したら、今のフランスの不況はないだろうと思ってしまいます!

今回書いているパーティー。12時間以上も続くイベントですから、みんなが楽しめるようにという工夫がなされていました。

簡単なのはダンスパーティーにしてしまうこと。

でもこのパーティーでは、ダンス音楽が流れ出したのは真夜中過ぎになってからでした。

それまでの12時間くらいの間、飲み食いしているだけでは退屈してしまうのではないかと心配するわけです。

もっとも、おしゃべりしているだけで楽しく12時間続くパーティーは数えきれないほどありましたが!

でも今回は、主催者が楽しくパーティーをやろうという努力が見えるので感心しました。

昨日の日記で書いたように、食前酒が終わったところで再婚式のイベント。

チーズとデザートの前、午後4時ころから腹ごなしのゲームがありました。

これは、どうってことはないのが普通。誰もしないゲームを考えだすのでしょうけれど、悪口を言ったら子どもだましみたいなゲームもある。

それでも、みんなは楽しんでやります。まあ、お酒にも酔っているし、こういう場合は乗ってあげるのが礼儀でもある。

この日のパーティーでは、それから、びっくりすることがありました!

有志の人たちによる仮装ご披露があったのです。


◆ 仮装して愛嬌を振りまく



美しく変装した人たち、おどけた仮装をした人たち...。

写真が重くなってしまうので、全部お見せできないのが残念!

テーマごとに音楽が流れて、それに合わせて登場して来た人たちがダンスをおどったり、おどけたりしました。

フランス人って、本当に恥ずかしがらずに、タレントなみに演じてしまうのです!

爆笑の連続でした。

近くに衣装を作って貸し出しているマダムがいるとのことで、たくさんの衣装が用意されていました。上の写真はごく一部です。

なんだかフランス人って、仮装するのが好きみたいに思います。

このときは仮装のオンパレードで驚いたのですが、多少の仮装くらいなら何度か経験していました。

日本人は着物を持っていたり、お祭りでは民族衣装が登場したりするので、なにも仮装パーティーをしなくても良いのではないでしょうか?...

仮装する人たちが登場している途中でチーズが出されました。

デジカメで写真を撮っているので時間が分かります。チーズが出されたのは午後5時過ぎ。

それからデザート。そして食後酒。

その間も、仮装した人たちが愛嬌をふりまく...。

フランスの食事会は、いつも延々と続きます!


◆ 前菜からデザートまで、おいしかったので感激!

大勢の人が集まるので、さすが食器は使い捨てのもの。それに、ビュッフェスタイルでした。

でも、主催者の友人たちが手伝ってくれた手作りの料理は、前菜からデザートまで、感心してしまうくらいおいしかった・・・。

本当を言って、この手の田舎で開かれる大規模なホームパーティーというのは、おいしいとは限らないのです。

たくさん招待するときには、選りすぐりの食材を選んだいたら費用がかかり過ぎてしまうし、まともに準備していたら手間がかかり過ぎてしまう...。

それで、大勢が集まるのが楽しいという方に重きをおいて、食べ物の方はどうということもないケースもあるのです。

呼んでくれるのは嬉しいけれど、こんな食事ではな~...と思ってしまったこともあります。

でも、この日は感激。

誰が作ったのか、とびきりおいしいパテ。田舎のパーティーだと、誰かしら、レストランでは食べられないような素晴らしい自家製パテが出るので、これは特筆することはありません。

それから、ヒツジの丸焼きも上出来でした。これは成功するのが難しいのだそうです。下手すると、外側は黒こげで、中は冷たい、ということにもなりかねないので。

チーズ。これは、だれでも努力して選べること。でも一つだけ珍しいものがあったので、別の日記で紹介します。

デザート...。これが、すごかった。

自家製のデザートが10種類くらい出ました。

ありふれたデザートもあったけれど、半分くらいは見たこともないもので、一流のケーキ屋さんに勝るとも劣らない味!


◆ お腹いっぱいだけれど、食事は続く!

昼食が終わったのは7時ころでした。

この後に少し休憩して...、夕食を待ちます!

そのときにも感心する工夫があったのですが、それは次の日記でご紹介します。

- 続く -


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★ 目次: ホームパーティー いろいろ


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2005/09/28
今月の初め、田舎に住むお友達の結婚30周年記念のパーティーに呼ばれました。

招待客は70人余り。

パーティーはお昼から。夜も食べて行くように言われていました。

ガーデンパーティーにするつくるつもりだったそうですが、あいにくお天気が悪いので、建物の中に会場がしつらえられていました。

このお家、自動車修理工場なのです。それで、仕事場が片付けられてテーブルがT文字形に並べられていました。

会場には、家族の昔の写真などが飾られていて、その中にNoces de perles と書いた張り紙がありました。そうか...。30年って「真珠」なのだ。


◆ メイン料理はメシュイ

中庭にはバーベキューがありました。



メイン料理の羊の丸焼き「méchoui(メシュイ)」です。

朝は6時前から焼き始めたと言っていました。

これが切り分けられたのは午後3時頃ですから、長い時間をかけてジワジワと焼く必要があるようです。


◆ 村長さんが再婚式をあげる

食前酒をかなり飲んでから、新郎新婦ならぬ旧郎旧婦が外を歩くと言う。

田舎の伝統的な結婚式では、参加者が行列とつくって役場まで行進をする、という昔ながらの姿でするのに参加したこともあるのですが、まさか結婚30年のカップルがそれをやるのかしら?と思ってしまいました。

なんのことはない。みんなで家のまわりをぐるっと回って、裏庭に戻ってきたのでした。

すると、芝生に白いクロスをかけたテーブルがある。

ここで結婚の結びつきを固める再婚式をやるのだ、と分かりました。



Remariageの儀式

右の丸く切り出した方の写真は会場に飾ってあった、本当の結婚式のときの記念写真。
うーん...、30年という年月! よくよく見ると、彼らだとは分かるのですが!

さっき紹介された村長さんが、なぜ変な格好だったのか理解できました。

ポロシャツにネクタイをしていたのです!

こんな姿は見たことがないのでびっくりしました。

でも、おふざけだったのです。

結婚の儀式をあげるという筋書きなので、無理してネクタイにした。でも、リラックスしたパーティーに背広姿なんかでは行きたくない。それでポロシャツにネクタイ。

ご存知ない方のために説明しなければなりません。

フランスでは、正式な結婚式は役場でします。教会でするかはオプション。

市町村長さんが式をあげてくれるわけです。

大きな町などでは、忙しい市長さんではなくて、担当の役場の人がその役を担いますが。でも、素晴らしいく美しい結婚式のための部屋が役場に用意されていたりします。

式の方は、ロマンチックというよりは実務的。夫婦としての義務など、法律的なことを言われます。

ところが、この日は、おふざけの再婚式。

村長さんは、普通の結婚式で言うことをもじって、笑わせることばかりを連発しました。

夫婦の絆を深めるように...と、とんでもないことを言ったりする。

ビデオでとるとか、録音する価値があったと思うけれど、誰も考えなかったみたい...。

舞台となった庭は、実にのどかな環境にありました。

自動車修理を仕事にしているご主人の趣味は家庭菜園。

芝生の向こうには、日本だったら農家と思ってしまうような畑が広がっていました。

大きな鳥小屋にも、色々な家禽類がいる。この日のヒツジも、もちろん育てているヒツジの中から選ばれていたのでした。

この、のどかな光景...。

こんな、たあいもない余興を楽しんでいる人たち...。

本当の豊かさって、こんなものではないのだろうか?...と思ってしまいました。


◆ 300枚以上の写真を撮ってしまった...

私がとった写真を欲しいと言われたので、今日はそれを整理してCD-ROMに焼き上げました。

他にも写真をとっていた人たちが何人もいたので、その人たちも写真をあげるのでしょう。

でも私のCDには300枚を超える写真があるのです!

いつもは、そんなには撮りません。

今回、どうしてそんなにたくさん撮ってしまったのかというのには理由があります。

楽しい余興が色々あったのです。

- 続く -


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★ 目次: ホームパーティー いろいろ


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2005/09/26
昨日の日曜日は、バーベキューに呼ばれました。

突然思い立ったらしいのですが、ご馳走。

それにしても、フランス人がバーベキューをするときには、どうしてこんなにたくさん材料を用意してしまうのでしょう?!

昨日も、集まったのは10人足らずだったのですが、バス1台に乗った人が来たって十分なくらいのお肉が用意されていました。

私が気に入ったのは、このメイン料理の付け合せの野菜。



特に、トマトの料理がすごくおいしかった!

みんなにも好評だったので、レシピをご披露してもらいました。

フライパンで簡単につくれる「トマトのプロヴァンス風」というのはありふれているのですが、それにお米を入れて、アルミホイルで包んでバーベキューに乗せてしばらく焼いただけとのこと。

いつも感心するのです。

フランス人の料理というのは、たいした手間をかけないでも美味しいものをつくる!...

材料も良いのだろうと思います。

家庭菜園のトマトはおいしい! でも、もう終わりだ... という話がひとしきり続きました。


◆ 寒い冬は間近...

寒いのを覚悟してコートを持っていったのですが不必要。日があたる庭では気持ちの良い午後になりました。

昼食が終わった午後5時ころからペタンクをしようということになりました。

提案したのは私。

実は1週間前くらいにペタンクをしたときに、素晴らしく上手にゲームできたので、もしかしたら腕が上がったのではないかと期待していたのです。

でも、この日は、いつものように下手くそ...。

それでもワインがまわって上機嫌になっている友人たちと、冗談ばかりとばしながらのペタンクを楽しみました。

途中から風が強くなって、今にも嵐がきそうな気配。

第一回戦を終えたら、テーブルにもどってワインを飲みました。

そうしているうちに風が収まる。

それで、決勝戦をやろうやということになりました。

でも、いつのまにか日が短くなっていたのですね。

午後8時ころには、もうボールが見えないくらいになって、懐中電灯で地面を照らしながら勝負をつけました。

私のチームは負けてしまいました。

でも、いいや...。

楽しい日曜日でした。

たぶん庭で食事ができるのは、これが今年の最後になってしまうと思います。

そう思うと、庭で食事するには寒すぎるかもしれないこの時期に、あえてバーベキュー・パーティーを催した友達に感謝!

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2005/09/25
エスカルゴ、つまりカタツムリが前菜。そしてメインは、ハトの料理。

日本人にはゲテモノみたいに思われてしまうでしょうか?...

私はとても喜んでしまった昼食会だったのでした。

というのも、エスカルゴは本物。

食事に招待してくれた独身の男性が、夏の初めに自分で捕まえたものを料理してくれたのです。

今ではエスカルゴを捕まえて下ごしらえする手間をかける人が少なくなっているので、毎年エスカルゴの料理に呼んでくれるのをとても楽しみにしているのです。

ところがこの夏、彼は怪我をしてしまって、例年のようにエスカルゴをたくさんは捕まえられなかったと聞いていました。

それで、友達のランクからいけば下の方に位置する私まで呼んでくださるだけの数があっただろうかと心配していました。


でも、昨日の土曜日、ついに呼んでくださったので大喜び。


用意されたエスカルゴの一皿目

一人12個づつ用意した、と言われました。

去年はもっと余裕を持ってエスカルゴを出していたと思うけれど、私には1ダースで十分です。

メインの鳩も、とても上手に料理されました。

彼は、料理がとても上手なのです!


鳩の料理

サラダはなかったので、考えてみたら、野菜といえば、この鳩の料理にあったグリーンピースだけでした。

昔ながらの、こってりとしたブルゴーニュ料理。

でも、全く脂っこくないところがお料理の上手さです!


ところで鳩も自家調達食品。招待客の一人が自宅で飼っている鳩だったのです。

食事が終わってから、そのお家に立ち寄りました。

つい最近まで酪農をしていたのですが、今は引退しています。

それでも庭にはたくさん家畜がいました。



鳩といえば公園などにいるのを思い浮かべてしまうのですが、食用となる鳩は種類が違うそうです。

... と言われても、鳩たちを見ても、どこが違うのかは分かりませんでした。

生まれたばかりの雛がいるのだと言われて見学。

動物でも、人間でも、小さいとかわいい!

それから、親が死んでしまったので、おじいさんが哺乳瓶で育てた羊も紹介されました。

羊は、飼い主をパパだと思っているらしく、どこにでもついてくるのだそう。

この羊は食べる気にはならないので、ペットのようになってしまっていました!

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2005/09/24
ここのところ、素晴らしいお天気です。

今ごろはワインにするブドウの収穫のまっさかりだそうだ... と、友達たちと話していたら、「ブルゴーニュ南部のワイン産地に行こうや!」ということになりました。

こういう急に決まる旅行は好きです。

天気予報でも好天気が続くというし、お気に入りのお城のB&B民宿にも部屋を確保できたので、2日後に旅行を決行。


◆ 戦いのあとの静けさ?

ブドウの収穫はピークを過ぎていたようです。

ほんの少し、ブドウ畑で収穫をしている人たちが見えた程度。

それでも、このシーズン独特の雰囲気がありました。

立ち寄ったシャルドネー村では、ワイン農協がブドウの搾りかすを取り出す作業をしていました(写真左)。



この搾りかすからマールと呼ばれるブランデーがつくられます。

建物の後ろに、まだジュースの状態のワインがあるので飲んでいらっしゃい、という言葉に誘われて、試飲しました(写真右)。

ミネラルウォーターの空き瓶に詰めている人たちもいました。


◆ ワイン醸造農家にも立ち寄ってみる

お天気が良いに誘われて、城やロマネスク教会を見学しているうちに時間がたってしまいました。

それでも、やはり知り合いの農家も訪問してみることにしました。

もしブドウの収穫の真っ最中だったらお邪魔をしてしまうわけですが、雰囲気だけでも見てみたかったのです。

いつになく中庭にはトラクターがたくさんあるのですが、静かなこと。

ブドウの収穫は昨日終わったとのこと。

おばあさんは「疲れた...」と言って休んでいました。



今年はブドウ収穫には50人が集まって、いつもより早く作業を終えたそうです。

働きに来る人たちを農家に泊めて、食事も出すという昔ながらの農家なのです。

それだけ大勢の人たちの食事に使った大きな鍋が、庭の片隅にたくさん干してあります。

農家には、発酵途中のブドウの匂いであふれていました。

ひと段落していたので、いつものようにセラーでお相手してもらってワインを試飲。それから作業場を見学しました。

圧縮機はもうピカピカに洗われたあと。

オーク材の樽が待つ横で、タンクに入れられたブドウ汁を空気に触れさせるために出す作業がなされていました。



ここでも絞りたてのワインを飲んでみました。

ブルゴーニュ南部で生産される白ワインの中でも最高と言われる「プイィ・フッセ」という銘柄のワイン。私のお気に入り!

☆私が好きなプイィ・フュイッセとは、こんなワイン

ワインになった方がおいしいのはもちろんですが、お気に入りのワインをジュースの段階で飲むのには感激があります。

この段階でもおいしい!

おどろくほど甘い!

このままジュースで飲んでも嬉しい味...。

それでもアルコール度は、もう5度くらいはあるのだと言われました。

晴天にも恵まれて、楽しい1泊2日の旅でした。

この地域を旅行したときにいつも食べるカエル料理と、川魚のフライと、ブレス産のニワトリも食べて、それからヤギのチーズも買って、満足した旅になりました。


レストランのテラスで味わったヤギのフレッシュチーズ
牛のフレッシュチーズはありふれているのですが、ヤギのは貴重なのです!


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★ 目次: ワインとなるブドウの収穫
★ 目次: ワインなどアルコール飲料に関するテーマ


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フランスのお酒 (ワインなど)



2005/09/21
日本で、かなり痛んだ民家に訪れたときに聞いた話しを思い出します。

地震がくると、家はみごとに揺れる。
窓枠などはひどく歪むので、もう元には収まらないのではないかと思ってしまう。
ところが、地震がおさまると、窓はしっかり元に収まる。

多少の地震でも家が崩れないのは、地震に合わせて揺れるという日本の建築技術にあるようです。

法隆寺の柱も2本が組み合わせられていて、地震のときに柔軟性がある動きをするようになっているのだと聞きました。

フランスで石のブロックを積み上げた建物を見ていると、地震がきたらいとたまりもないだろうな、と思ってしまいます。

日本で木造建築がなされたのは、単に切り出す石がなかったというだけではないのでしょう。フランスでも、切り出す石がない地方はレンガで家をつくりますから。

それでも理解できないのはイタリア。

たまには地震が来る国なのですが、フランスと同じように石を積み重ねて建物を造っている...。

アッシジに行ったときには、その美しさに感動したのですが、その後、地震でかなりやられたと聞きました。


◆ 老朽化した建物の怖さ

昨日、友達が騒いでいました。

お隣の広い敷地にある納屋の壁が北側の塀になっているのですが、その納屋の屋根が突然崩れた。

もともと納屋は使っていない建物だったので、いつ崩れてもおかしくない状態だったのです。

頑丈な石造りの建物でも、屋根がなくなってしまうと、壁は崩壊するしかありません。

その友達の塀は、壁だけが残ったわけなので、大雨でも降れば、積み重ねてある石が崩れてくることは間違いがありません。

怖い...。

お隣は、ただ親から受け継いだ田舎の廃墟なので、納屋なんかをちゃんと直すことはないだろうとのこと。持ち主は遠くに住んでいるので、壊れた納屋の塀を取り壊すのもすぐにはしないだろうと言う。

もう、できるだけ近くには行かないようにして、何とかしてくれるのを待つしかない。

こういう場合、何か人身事故でも起きれば、持ち主に責任が降りかかるので、早急に対処してくれるだろうと期待しているそうですが。


◆ 壁が崩れかけている...

ピサの斜塔ではないけれど、壁がかなり歪んでしまっている石造りの家や塀を時々見かけます。

そんな建物で生活するのは怖くはないのでしょうか?...

石垣などは、石を積み重ねて修復すればよいので、素人でもできる。そんな修理は幾つも見ました。

でも、家が崩れかけているとなると、修復には膨大なお金がかかってしまいます。

今月の初め、またシャブリに行ったのですが、通りかかった道が立ち入り禁止の看板がたっていました。



看板の向こうを見ると、壁をささえた木組みができている。

立ち入り禁止にはなっても、ご近所の人は、自分の家に入るために道を通らなければならないでしょう。

どうするのかな?..

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2005/09/20
10年以上も昔のこと。勤め先のフランス人上司のお友達で、南フランスでワイン醸造をしている農家のマダムが来日したとき、東京観光のお相手をしたことがあります。

このとき、びっくしてしまったことがありました。

上野の国立博物館に行くと、展示されていた工芸品がいたくお気に召した様子。

それで、こう私におっしゃる。

「こういう骨董品を売っているところに連れて行ってください」

なんということを言うの?! こういう芸術作品は博物館にあるものであって、買えるものではない、と思ってしまったのです。

デパートに行けば漆器などがあると言うと、そういうのではなくて、アンティークが欲しいのだとおっしゃる。

今でこそ日本でもアンティークはブームになってきましたが、当時の私はアンティーク・ショップが東京のどこにあるかなんて知りませんでした。

その後、私もアンティークに興味を持つようになって、フランスであちこちの骨董品店を覗くのを楽しみにするようになりました。

すると分かってきたのが、このときのマダムの気持ち。

確かにフランスでは、博物館に入れたら良いような骨董品をたくさん売っているのです。

本当に、信じられないほどすごいものを売っています!

価値がある骨董品は家にはない庶民階級でも、古いものをコレクションしている人が多いと感じます。

なんでもかんでもため込んでいる、とさえ言いたくなります!

古いものが家の中にあるとくつろぐのでしょうか?...


■ フランスでは伝統工芸が消えている

それだから、よけいに不思議に思ってしまうのです。

フランスでは、昔の工芸品は、日本とは比較にならないくらい現代に伝えられていないのです。

日本だと、昔ながらの製法による着物とか漆器とか陶磁器とかがあります。高い金額を払えば、蒔絵など、すばらしいものも手に入る。

ところが、フランスでは、それに並ぶような工芸品が非常に少ないと思います。高価なタペストリーなども売っていますが、博物館で見るのとは雲泥の差の出来合いのものしかありません。

もちろん、伝統は保存されています。国宝級の文化財を保存するためには専門家がいます。

例えば、ヴェルサイユ宮殿にあるルイ14世時代につくられた噴水などは、地下にある配水管を直すにも、今の技術では修復せずに、当時のやり方で修復しているというこだわりようなのです。

宮殿のカーテンの小さな部品にしても、ちゃんと当時のようなものを作っている。膨大なお金がかかるそうですが。

でも、こうした昔の技術を活かした工芸品を売っているのは、普通ではお目にかかれません。

最近の人は昔のように働かなくなった。税金と社会保険が高いフランスでは、家内工業的な産業が生き残れないというのもあると思います。

高額を出して工芸品を買える人は、本物のアンティークを買うからでもあるのでしょう。

昔ながらの技術で作られた工芸品に大金を払う人が少ないようにも感じます。


■ ワイン祭りで出会ったおじいさん

昨日書いた日記(ワイン祭り)では、珍しく昔ながらの工芸品を売っているお年寄りがいました。

木の小枝の皮を割いてつくったヒゴで籠を編んで素朴な作品です。

他では見たことがない作品で珍しいので、おじいさんの作業を眺めながら、長いことおしゃべりをしてしまいました。



ハシバミ(ヘーゲルナッツ)がなる木の小枝の皮を割いてヒゴを作ります。

ハシバミは、このあたりでは簡単に見つかる木です。その木の皮を剥いで籠を作るのは、昔は農繁期に、どこの農家でもやっていたことなのだそうです。

おじいさんも小さな子どものうちから木を探しに行ったりして、自然に覚えた技術なのだと言っていました。



膝でヒゴを曲げて編んでいきます。

素朴な作品です。出来具合にはムラがあります。でも、そういうのって良いと思うのです。

籐細工よりも軽いのだと自慢していました。

木で作っているのに、確かに軽い。

樹皮の部分を剥いだ部分と、その中の部分が白いので、色のコントラストが出てきれいだと思いました。

丈夫で、50年くらいは問題なく持つのだそうです。東南アジアさんの安い籠がたくさん売られているけれど、それとは全然違うのだと強調。

ちょっと変わった色のがあったので聞くと、実験のために柳の細い枝で作ってみたという籠でした。

「やってみたけど、全然よくない」と言い切ります。それでも、せっかく作ったので売っていました。


■ こういう伝統工芸は守らなければ....

このおじいさんから、私は下の写真に写っている2点を買いました。



左は、パーティのときにチーズを並べるのにきれいだと思って気に入りました。

右の籠は、自慢の作品だと言って、奥からだしてきて見せてくれたものです。皿と同じような柄なので、合わせて欲しくなりました。

直径は40センチくらい。20時間かけて作るので高いのだ(約5,000円でした)、と、申し訳なさそうに説明していました。

この籠は、中に容器を入れて花器に使うことにしました。チーズ皿を使わないときは、それを下に敷いておくときれい!

私が興味を持ったのが、とても嬉しそうでした。私が話し込んでいたら、人も寄ってきて、おしゃべりをする人も出てきました。

でも、私の他に誰か買った人がいるのかな?...

パリあたりで売ったら、都会の人には受けると思う。でも田舎のワイン祭りだったので、昔を懐かしがっておじいさんの作業を見ていた人が少しいるだけだったように感じました。


■ 日本なら藁細工というところでしょうか?

おじいさんの仕事は、日本の藁細工を思わせました。

日本でも、こうした伝統は廃れると心配されているけれど、それでも頑張っている人たちはかなりいます。私も東北に行ったときに、ゾウリ、雪靴、猫の籠などを買いました。

他の地方でも、高齢者の活動としてやっているのを視察しました。

でもフランスでは、こういう素朴な伝統工芸はめったに見かけません。

地方独特の工芸で見かけるのは、レースとか、ナイフとか、陶器とか、かなり限られていると思います。いづれにしても、高い値段で売れるとものであるのが条件なように思います。

籠は東南アジア産の安いものがたくさん出回っているので、おじいさんのような籠を作る人はいないのでしょう。

おじいさんに「後継者は?」と聞くと、誰もいないという返事。

こんな仕事は若い人は嫌う、と言います。

それでも、失業中の若者が習いに来たことがあるのだそうです。

青年人は、1日に籠の3つくらいは作れると思っていた。ところが、籠は3日かけて1つ作れる程度なのです!

それを知ったら、こんな仕事は覚えても仕方がないと、さっさとやめてしまったのだそうです。

このおじいさんが籠作りをやめたら、フランスでは誰か他に、昔はどの農家でももやっていたという、この伝統を伝える人がいるのでしょうか?...

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2005/09/19
今の時期、フランスの大手スーパーマーケットでは何処でも「Foire aux vins(ワイン市)」などと銘打ってワインの特売コーナーを設けています。

ブドウの収穫を前にして、人々のワインへの関心をかきたてるのかな?... と思っていたのですが、ふと、ワイン特売になる理由に気がつきました。

それが当たっているのかも知れない。

ブドウを収穫して、あらたにワインを仕込みを始めるときには、売れ残っているワインをさばいてセラーに場所をつくらなければならない。

となれば、在庫処分のためにワインを安く放出するところがあるのではないか?...

フランスでワインをつくっている人たちにとっては、ワインの売り上げが下がっているのが、かなり深刻な状態らしいです。

昔のようにはワインを飲まなくなっているのに加えて、最近は飲酒運転規制が厳しくなったからでもあるようです。

先日のテレビでは、南仏でワインを作っている農家でしたが、昨年のワインの9割が売れ残ってしまっていると言う人が出ていました。

何年も寝かせれば味が出るというわけではないワイン。数年すれば飲めなくなってしまうというワインです。

9割も売れ残っているというのは異常です。ブドウは毎年実をつけるのですから、次の年のブドウでワインを作っていたら、それを保管する場所もない。となると、売れ残りはどうするのでしょう?

捨ててしまうのかな?... ボージョレーでも、公表はしないけれど、実は捨てたのだ・・・などという話を聞きました。

もったいない...。

それほど贅沢は言わないから、フランスワインを飲めば幸せ、という人も、世界中にたくさんいるでしょうね!...


■ ワイン祭り

この週末、この時期にワイン祭りをしていた小さな村に行きました。

ワインの試飲をしながら買えるブースがでてきて、その他にも、色々な催しがありました。

「お化粧して欲しい方は...」というアナウンスがあったので、化粧品会社か美容院がなにかしているのかと思ったら、子どもたちの顔を見て、お化粧がなんであるかを知りました。



なんだかフランス人たちって、仮装するのが好きなのですよね。

ところで、この週末は寒くなるという天気予報を聞いたので、私はセーターにコート姿で出かけました。

たまには天気予報もあたるもので、寒~い日でした!



出会った友達は、まだ夏のなごりで、軽いセーターは着ているものの、足は素足。

震え上がっていました!

それで、私のコートを貸してあげたときのおどけた姿が右の写真。

ワインは何杯飲んだか分かりません。

10杯は越えていたことは確かだと思います。

どうということのないワイン祭りだったのですが、友達たちとお酒に酔ったいきおいで騒いで、楽しい1日でした。


■ 1年ぶりで見た大きな月



帰り道で見た大きな月が印象的でした。

地平線に近いと、月は大きく見えるのだとは聞いたことがありますが、こんなに大きな月を見れることはめったにありません。

何が原因で、こんなに月が大きく見えることがあるのでしょう?...

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