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2006/01/31

フランスの新聞「ル・モンド」に嬉しくなる記事がありました。

パリのオペラ座で上演されたモーツアルトのオペラ『ドン・ジョヴァンニ』に、ひどいヤジが浴びせられたというもの。

Le public a hué copieusement, vendredi 27 janvier, à l'Opéra Garnier, la première mise en scène d'opéra du cinéaste autrichien Michael Haneke.

© Le Monde

これが、問題となったオーストリア人の映画監督ミヒャエル・ハネケが演出した舞台。

パリの高層ビル街デファンスを舞台にしていて、掃除をする人たちと、上司たちが登場人物するのだそうです。

舞台は、オフィス、エレベーター、廊下、カフェテリア。それだけ。

当然ながら、衣装は、掃除をする人たちの作業着、背広姿などだけ。


ドン・ジョヴァンニですよ。これは、いくらなんでも酷いと思う...。

『ドン・ジョヴァンニ』というと、私はキルケゴールを思い出してしまいます。

この世で最も美しい至極の音楽だ、という意味のことを言っていたのです。

禁欲主義の哲学者が言ったことだけに、身につまされるような思いで特別なオペラだという印象が焼き付いてしまっています。

それでなくても、昔のオペラとかバレーというものは、非現実の世界に誘い込んでくれるところに魅力があると思う。それを期待して行った人たちに対して、うんざりしている仕事場なんか見せて欲しくない。

こういう、土足であがるようなことはして欲しくない...。

モーツアルトが250年前に生まれた、その誕生日の日に、こんな侮辱的なことをするなんて...。

この上演初日に、パリの聴衆が騒いでくれたのを歓迎します!

昨年、私も「オペラを見に行かなくなった理由(2005/07/30)」という題で書きましたが、こういうアレンジが、現代ではオペラの流行になってしまているのです。

少し前、私の地元で上演される『セビリアの理髪師』のチケットを予約しようかと思ったのでした。予約したいと思った日は、もう満席。

... となると、行きたいという気持ちが薄れてしまいました。

今はやりの現代に移した演出になっている可能性が大きい...。

無理をしてがっかりさせられるのは嫌だ...。

それで、他の日を考えるのをやめてしまいました。

ル・モンド誌の記者は、聴衆が不満を現したことを伝えながらも、「良かった」と言っています。

仕事で毎日のようにオペラを見ている人たちには奇をてらった演出は歓迎すべきものなのでしょうけれど、たまにしか行けない人のことを考えて欲しい...。

もしも死者の魂が生き続けるものなら、やりきれない気持ちでいると思う。

ワーグナーのように、作曲だけではなく、舞台演出まで詳細に残した作曲家だっているのです。それを、勝手に改ざんしてしまう権利が演出家にあるのでしょうか?...



Mozart propulsé par Haneke
LE MONDE | 28.01.06

Le Monde.fr

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★ 目次: クラシック音楽


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2006/01/27
大陸性気候の典型で、ブルゴーニュの冬はかなり厳しいものがあります。

それでも雪が降るのは珍しい。それなのに今年は時々降っています。

一昨日の夜、食事に呼ばれていた友人の家から出ると、雪とも判別できないものがチラホラ...。

翌朝起きると、みごとに銀世界になっていました。

とても細かな雪。まるで粉砂糖をまぶしたような景色でした。

寒かったら行くのを止めようと思っていたのに、美しい雪景色に誘われて旅行に出ることにしました。

仕事も兼ねた旅行で、ワイン祭りに行きます。


◆ ホテルを3分の1の料金で予約できて満足

ぎりぎりに決断したおかげで、ホテルの空き部屋を安く売っているサイトで、「料金が2分の1以下になっていること」という私のいつもの要求を満たすホテルを見つけて予約を入れることもできました。

割引率3分の1の料金。満足です♪

ついでに、いつもこの町に行くと利用する穴場のレストランにも予約が入りました。

予約を入れる電話をして、「いつも満席で入れない...」と言うと、

「評判の大きさに比べると、レストランの面積が小さいから...」などと笑っていました。


◆ サン・ヴァンサン・トゥルナントというワイン祭り

私が行くことにしたのは「サン・ヴァンサン・トゥルナント」とブルゴーニュのワイン祭り。ワイン産地の町村が毎年まわりもちで開催します。

ワインの守護聖人ヴァンサンをかかげるワイン醸造関係者のお祭り。

050131 


「サン・ヴァンサン・トゥルナント」は高級ワインが生産されるボーヌ周辺地域の町村で開催されることが多いせいもあって人気を呼び、有名になりすぎてしまいました。

もう人が多すぎる!...
人出が多くなる午後などは、ワインの試飲どころではなくなります。
食事ができるところも混雑している。

それで、毎年行っていた祭りなのに、何回か懲りてしまったことがあったので、ここしばらくは行くのを止めてしまっていました。

主催者側もそれを反省したらしくて、少し前から体裁を変えています。

どうなったのか見るのが楽しみ。

雪に埋もれたブドウ畑も見たいな...。

ブログ内リンク:
★ 目次: フランスのアルコール飲料(ワインなど)関係イベント
★ 目次: ワインなどアルコール飲料に関するテーマ


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2006/01/26
22日のブログ(ひと昔前のマンションには欠かせなかったものって・・・)で「これは何でしょう?」クイズを出したのですが、正解がでました。

こんな写真を出したって、なんだか分からない方が普通だと思っていたのですが、クイズを出すとほとんど全問正解の「すぎちゃん」からみどとに当ててくださいました♪

これは何でしょう? とお聞きしたモノのドアを開けたところをお見せします。

ドアを閉じているところドアを開けたところ


衣類乾燥機だったのですが、それを燻製をつくる装置に改造していたのでした。


お正月あけに友人たちと豚を買って解体したのですが、そのときの肉でハムなどをつくってもらったときの写真です。

上に入れた写真で、燻製の部分を拡大すると、これ ↓



いただいたものをボチボチ食べていますが、とても上手にできています♪

この装置は外に置いてあって、下にあるバケツにオガクズや香りのある木を入れてジワジワ燃していました。

つまり、味が良いのは低温で燻製しているからとのことでした。

こちらの装置で燻製にしたサーモンやホタテガイなどの写真を入れた日記も書いています:
帆立貝の燻製をつくってもらいました♪ 2007/02/06

内部リンク:
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2006/01/22
「もう終わっちゃうから、写真を撮りたかったら、すぐにいらっしゃい」

写真を撮りたかったら...、というよりは、撮って欲しいというニュアンスも感じられる。

それで、行ってきました。

見てきたものは、これです ↓



近づいてアップにすると ↓



去年退職したお友達。もう、趣味に徹しています! その趣味のアトリエともいえる、庭の一角にあったこのシロモノ。

なんでも「もったいない」と思う人が多いフランスなのです。

ひと昔前のフランスのマンションにあって、今は使う必要もなくなって捨てる以外に用途のないコレを、彼は4つ引き取ったそうです。まあ、スペースがあるから、こんなものをとっておけるのでしょうけれど...。

廃物利用というか、リサイクル利用というか...。彼のアイディアで改造して使っています。

これは何でしょう? とクイズにしたら、ご回答くださる方がいらっしゃるでしょうか?

私は、こんなものが存在したとは知りませんでした。

どのマンションにもあったのかは分かりません。でも、一家に一つ必要なもの。ぜいたく品ではなくて、公団住宅のようなマンションにあったとのこと。

年配のフランス人にはどうというモノではないらしいのですが、日本では、こんなものが存在しなかったのではないかと思います。

とりあえず、これは何でしょう? として出題してみます♪

ひと昔前のフランスに生活なさった方なら、「ああ、アレだ!」とお分かりになるのかも知れません。

それでも、これを何に利用しているのかをご想像するのは難しいでしょうね...。煙突は廃物利用するときに取り付けたものです。



コメントで正解が出ました。
こちらのページでドアを開けたところをご紹介しています。

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2006/01/20
私は末っ子で育ったせいか、他人に面倒をみてもらうのは手放しで喜んで受け入れてしまうけれど、人の世話をするのは苦手な性格をしています。

それなのに、パソコンのことで相談されると、ホイホイと献身的になってしまう...。パソコンをいじるのがよほど好きなのだと思う。

ここのところ、友人たちからパソコンの調整を頼まれて、ウェイティングリストができてしまっています。

フランスのサービスは信じられないくらい悪いのです。パソコンで困ったことがあったときに、私みたいにやってくれる友達なんて、フランスでは日本以上に貴重な存在なのです!

今年一人目のお客さん(?)のために、ウイルス駆逐ソフトの設置をしたお話しをします。


◆ ウイルス駆逐ソフト

先週、家で商売をしている友達の家に遊びに行ったら、近所のパソコンショップに彼らのパソコンをあずけてあるので、午後に引き取りに行かなければならない、と言う。

昼食後、マダムがパソコンを引き取りに行くのについて行きました。小さな田舎町にあるパソコンショップのレベルを見てみたかったのが私の興味。

車の中で話していたら、パソコンが故障していたのではなくて、ウイルス駆逐ソフトをインストールしてもらうためにあずけたのだと言う。ソフトをインストールするのに、なぜパソコンを持ち込む必要があったの?!... デスクトップ型でもなくて、がさばったヤツなのに...。

パソコンショップに行ってみると、ショーウインドーには何かしら並んでいるけれど、中に入るとカウンターしか見えないという店でした。

まだ注文したソフトは入荷していない、という。

聞いていると、インストールしようとしていたのは、ノートンの「アンチウイルス」というソフトらしい。

symantec Norton AntiVirus

インターネットの危険からパソコンを守るためには、このソフトでは不十分だと思う...

店では、注文したソフトがいつ入荷するか分からない、とノンキなことを言っていました。

クリスマス、年末、という時期だから、商品がなかなか手に入らないのは自然な時期だというと言い訳。

とりあえず、手元にあったウイルス駆逐ソフトをインストールしたとのこと。何のソフトを入れたのか知りたかったけれど、何も説明なし。

注文したソフトが入荷したら知らせる、というのもない。売る気もない様子。

友達はよく知っている店らしくて、「後で請求書を送ってくださいね」などと言って、パソコンを引き取って店を出ました。


◆ なぜそんなにウイルス駆逐ソフトにこだわっていたかというと...

ADSLが開通する前にウイルス駆逐ソフトがインストールされていなければ危険だ、と言われて、友達はソフトを入れたがっていたのでした。

ADSLはつなぎっぱなしにしておかなければいけないと思ったので、危険がいっぱいなのだという誤解が原因。

さらに、よくよく話しをきくと、息子さんがポルノサイトを見るので危険がいっぱいある、とお嬢さんの方が主張していた。

パソコンを保護するなら、ノートンのインタネットセキュリティーというソフトが一番良い。これは、フランスでも定番になっています。

彼らがパソコンを買ったのは去年。このソフトが2カ月有効のオマケでついていたけれど、更新できる期限が切れたのでした。それでパソコンショップに相談したらしい。

でも、期限切れのソフトの契約を更新すれば、新しくソフトを買うより安いのでもったいない。それに、契約更新なら、インターネットですぐできてしまうのです。


◆インターネットセキュリティーをネットで買う

パソコンショップがインストールしたウイルス駆逐ソフトは聞いたこともないものでした。

インターネットで無料でダウンロードできるソフトなのではないでしょうか? 店でも、これは一時しのぎとして使うべきソフトなのだと言っていましたから。(それでも、パソコンショップはちゃんと手数料を請求していたと後で聞きました。)

結局、私が薦めたインターネットセキュリティーをインストールすることにしました。

いきがかり上、私がやってあげることにしました。

ところがパソコンショップのバカ!... と、パソコンをいじって気がつきました。

ウイルス駆逐ソフトを一時しのぎでインストールしたときに、入っていた期限切れのインターネット・セキュリティーを削除してしまっている!

しかも、パソコンのことなんか何も知らない友達なので、パソコンを購入したときに付いてきたはずのプレインストールソフトのCDも持っていないので再インストールするわけにもいかない。あるいは、フランスのことなので、リカバリーができる添付CDがなかったとも言い切れない・・・。

そこで、契約更新ではなくて、新たにソフトを購入することにしました。

インターネットで調べると、契約更新するなら50ユーロくらいなのに、新たにソフトを買うなら80ユーロくらいしています。日本より高くて、1万円を越している。

バカらしいので、せめてインターネットで一番安くソフトを手に入れようと、あちこちの売値を比較しました。

すると...

「ソルド」というのがある。そう、フランスの年に2度だけのバーゲンセールが始まったところなのでした。

うまく更新できていたら使うつもりだった2005年版のソフトが、なんと25ユーロで売っています。

契約更新した場合に払う料金の半額。しかも、アマゾンという、私がいつも信頼して使っているネットショップ。しかも、24時間以内に配達で、送料無料。

これにしましょう! と決定。

アマゾンからは、本当に翌日、品物が届いたそうです。

ADSLも開通したし、私の時間もできたので、週末明けにインストールに行ってきました。バージョンが一つ古いので、アップデートには時間が少しかかりましたが、すべて無事に終了。

さっそくパソコンを診断すると、怪しいと探知されたファイルが14個もありました! 息子さんは確かにポルノサイトを見ていたらしい。

このソフト、私も使っているのですが、何も探知されたことがありません。本当に機能しているのか疑わしいと思っていたのですが、今回のことで、ちゃんと作動するらしいということを学びました。

アップデートの作業をしながらご馳走になったウサギ料理もおいしかったので、私はすっかり満足。


◆ インターネットで売値を比較すると、かなり差がある!

私のインターネットセキュリティーはバージョンが2004年なので、新しくしようかと思っていたところでした。友達のソフトを安く買ったので、日本でもそんなに安く売っているのかと調べてみました。

そもそも、何かできるソフトなら高いお金を払っても満足感があります。でもウイルス探知ソフトなんて、持ったって喜びはありません。
そんなおもしろくないソフトは安く買いたい。

それで探してみました。

すると、やっぱり売値には差がある。

Norton Internet Security 2006 価格比較

(ただし、非常に高いものは複数ユーザー使用のソフトです)

一番安かったのはこれ ↓
★閉店セールNorton Internet Security 2006 特別優待版


最近、インターネットでも買えるものの値段は調べてみるべきだ... と気がつき始めている私です。




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2006/01/18
フランスで買い物をするとやたらに時間がかかる... と腹が立つのは、在仏日本人だけではありません。

友達が、最近スーパーで帆立貝を買ったときに散々時間がかかったのだ、という話しを始めました。

小さな町の外れにできたスーパーに行ったら、魚屋コーナーで帆立貝を特売している。

貝付きの帆立貝が1キロ5ユーロ。

つまり、1キロ700円くらい。

海が遠いブルゴーニュでは魚介類が高いので、これは安い!


2年前の今ごろ、ノルマンディーを旅行したときに立ち寄った海岸沿いの街の魚市場



帆立貝が安いのに感激して5キロも買って持ち帰ったのですが、この写真をよく見ると、1キロ7.50ユーロと書いてありました。友達がスーパーで見つけた帆立貝の方が安い!


◆ いくらシンマイ店員でも時間がかかり過ぎる...

スーパーの中にはお客がほとんどいなくて、魚屋の客も友達だけだったそうです。

順番を待つこともなく、すぐに2キロを注文できました。

ところが、店員の若い女性はモタモタやっている...。

「働き始めたばかりなもので...」なんて、言い訳をしたそうです。

目方を測るのにも時間がかかったけれど、それを包装するのもぶきっちょ。

ともかく待たされる。

やっとパックしたと思ったら、袋がやぶけて、始めからやりなおし...。

「30分待った、と言ったらオーバーかも知れないけれど、そのくらい待たされたと感じた」

イライラもつのる。

でも1キロ5ユーロというのは魅力的なので、友達は辛抱強く待ったそうです。

やっと帆立貝をもらって、カートを押して歩き出す。


◆ ふと頭をよぎった疑惑...

レジに行く直前に、ふと思ったそうです。

「ああいう店員だと、計算間違いしているかも知れない!」

そこで、貼ってあるシールを確認。

すると...

0.01ユーロ と印字されている!

本当は、10ユーロのはずなのです。

友達はどうしようかと思ったけれど、そのままレジへ。

魚屋に戻ったら、また散々待たされるでしょうから面倒。

シンマイらしい初々しさもない店員だったので、教えてあげる気にもならない。

第一、帆立貝が2キロ入った大きな包みが0.01ユーロ(つまり2円足らず)なんていうは奇妙なので、レジの人が気づかないはずはない。

それで、知らん顔してレジに並ぶ。


◆ 無責任店員たちがくれたプレゼント

ところがレジでは、スイスイと買い物をレーザー光線に通して計算。

帆立貝も通ってしまった。

友達は、2キロの生きた帆立貝を2円足らずで買ってしまったのでした!

あの店員は首になっただろう、と友達は言うのですが、そのあとスーパーには行っていないので確認していないそうです。

こういうのは、プレゼントとしていただいた方が良いと思う。

逆に、計算違いされて損しているのに気づかないことだってたくさんあるのでしょうから!

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2006/01/15
フランスでは、夏と冬、年に2回だけバーゲンセールがあります。



ぎくっ! とする張り紙もあります。
女性と子どものバーゲン?!...

フランス語でバーゲンは「solde(ソルド)」。男性形名詞です。... と断るのは、女性形にすると意味が違ってしまうから。


◆ 行政がバーゲンセールにタッチすることはないと思うのだけれど...

バーゲンセールは、年に2回、それぞれ最長で6週間までの期間。そう法律で決められています。

その時期は県庁が関係者の意見を入れて決定しますが、全国的に調和させることもできるのだそうです。

私が住む県では、この冬のバーゲンは1月11日に「解禁」されました。

この冬のバーゲンセールの時期はこちらで確認できます ↓

2006年冬のソルド 県別日程表

専門的なことを知りたい方には、法律に関するこちらのページが参考になります ↓

Décret no 96-1097 du 16 décembre 1996 pris pour l'application du titre III, chapitre Ier, de la loi no 96-603 du 5 juillet 1996 et relatif aux ventes en liquidation, ventes au déballage, ventes en soldes et ventes en magasins d'usines

Fiches pratiques de la consommation : soldes et promotion


◆ バーゲンは自由にやらせたら?...

在庫を処分したい店にとっても、安いものを買いたい消費者にとっても便利なバーゲン。それなのに、バーゲンできる時期が法律で決まっているなんて奇妙な話しです。

この冬のバーゲンを前にして、この法律を改正したらどうか、と経済大臣が言ったそうです。

そうだ、そうだ、と思いました。

ところが、商店の人たちは反対。

もともと、年に2回しかバーゲンセールをしてはいけないという法律は、商店側の都合でつくられたのでした。

近くにバーゲンする店があったら、自分の店で買い物をしてしまう人はいない。それで、やたらにバーゲンしてはいけないことに決めてしまった方が良い。...というわけなのでしょう。

テレビに出ていた消費者連盟の人は、バーゲンセールに対する規制は商店側がつくったものなのだから、躍らせれてはいけない、と主張していました。

そうなのですけれどね...。


◆ いらないのに、つい買ってしまうバーゲンの仕組み

私は、日本のように、いつでもバーゲンする店があっても良いのではないか?... と、思っていました。

ところが、この週末、バーゲンから帰って、ふと思いました。

年に2回しかないとなると、必要なくても買い物をしてしまう!

この冬、何も欲しいものはないので、バーゲンにはいかないことにしていたのに、やはりいつも行く高級衣料品店を覗いてしまった。

見てみると、とても値引率の良いものがある。

私が毎年行くのは超高級品店なので、バーゲンとなると8割引きくらいのがゾロゾロある。

買わなきゃ損。でも必要ない...。

でも...! ここが年に2回しかないバーゲンの効果!

今買わないと、冬のバーゲンは1年先なのです。

安くなっているし、こんなのが欲しくなったときに定価で買うのはおろか。

それで...。買っておいて損はないのではないか...、と思ってしまうのです。

バーゲンになると覗いてしまう私のお気に入りのお店は、バーゲンでないときには行きません。

つまらないものでも、手が出ないくらい高いのですから!

でも、さすが店員はトップクラス。

バーゲンにしか行かない私なのに、店員さんは、私の趣味や予算をちゃんと覚えています。私が好きそうな、しかも超お買い得の商品を出してきてくれます。

しかも、店の奥に待機している針子さんに指示して、夕方までに丈を無料で直してくれるのが気に入っています。3,000円程度のTシャツだって無料。

結局、信じられないくらいお買い得になる商品が手に入ってしまう店なのです。

それで、必要ないものまで買ってしまう私なのではありますが...。

私などは、なんとなく行ってしまって「ひっかかる」という消費者ですが、ちゃんとバーゲンを狙っているフランス人たちもいるらしい。

目ぼしいものを決めておいて、ソルド解禁となると駆けつける。

テレビニュースでは、開店同時に、店のシャッターがまだ半開きなところにもぐって店内に走りこむ人たちの姿を毎年映し出しています。ただし、こんな姿は、大都市パリくらいでしか見られないのだとは思います。


◆ 年に2回のはずだけれど、特売は時々見かける

この年に2回だけすることが許されているバーゲンは、フランス語で「solde(ソルド)」といいます。

好きなときに勝手にソルドをやってはいけないのですが、「promotion(プロモーション)」という販売促進はいつやっても良いのだそうです。

確かに、スーパーマーケットでは頻繁に特売をやっています。これは「プロモーション」とみなされるのでしょうか?

それから、閉店前の店がやる「liquidation(在庫整理)」というのもある。

でも、何回か買い物をした家具屋さんでは、かなり頻繁に「liquidation(在庫整理)」をやっています。始めのうちは閉店するのだろうと思って、超お買い得なのだろうと思ったのですが、結局は、この言葉で特売をやっているだけらしい。

つまりは、ソルドは年に2回しかやってはいけないということになってはいるものの、うまくすり抜ければ特売をする方法はちゃんと残っているようなのです。

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2006/01/13
何にでも興味を持ってしまうタチなのですが、その一つに「豚トロ」があります。

どのくらい前から日本で取りざたされるようになったのかは知りませんが、私が豚トロの存在を知ったのは2年前くらいでした。


◆ 肉食のフランスなので「トロ」と言える部分は色々ある

日本にはマグロの部分を言い分けれる表現が色々あるように、フランスには肉の部分を色々に言い分ける単語が存在します。

「トロ」と言う言葉をあちこちの部分に使うのが流行しているようですが、フランスには昔から、「トロ」とも言える小さな珍重される部分があります。

私が思い浮かぶのは次の部分。「トロ」という表現ができないのは理解できますが、それにしても変な言葉が使われています。

鶏肉の最上部分: ソリレス (馬鹿が残すという意味)
羊肉の最上部分: スウリ (ネズミという意味)
牛肉の最上部分: アレニエ (蜘蛛という意味)

でも、豚に関しては、そういう部分の話しを聞いたことがありませんでした。

それで、余計に「豚トロ」とはどこの部分なのか気になってしまったわけです。


◆ 本物の豚トロに出会うまで

帰国したとき、友達と行った庶民的な居酒屋さんのメニューで見たのが初めての出会いでした。

友達が「豚トロっておいしいのだ」と言う。

それで注文。

「ふうーん...」という感じ。

おいしいと言えばおいしいけれど、何もいわれなければどうとも思わなかったと思う。

友達の方は、豚トロはもっとおいしいのがあると言う。

その後、私の好奇心が一歩進展しました。

何度かお世話になっている九州の宿のブログに、豚トロの料理の写真が出たのです。ここで分かったのは、豚トロは非常に小さな部分なので、「本物」と、そうでないものがあるらしい、ということ。

つまり私が居酒屋で食べたのは「そうでないもの」だったもので、そのとき「豚トロはとてもおいしいのだ」と言った友達が知っていたのは「本物」だったらしい。

その後、また一歩前進。

その宿に泊まりに行ったら、豚トロの料理を出してくださったのです!

確かに珍味。私が居酒屋で食べていたものとは雲泥の差がありました!

「豚トロ」などと言うのも納得。

でも、私が誤解していたのは、「トロ」というのでマグロのトロのように脂身が乗っている部分なのだと想像していたのに、「トロ」という言い方は、「最上部分」という意味でつけられたらしいということ。

とろけるような脂身ではありませんでした。


◆ フランスの豚にも豚トロはあるはず!

先日来書いているように、今年になって友達の家で、豚をまるごと買って解体して加工食品をつくるというのを手伝いました。

解体するとなれば、どこかに豚トロの部分があるはず。

豚の解体作業をしているときに、豚トロの話しをすると、フランス人たちもどこなのか知りたがりました。

目の前に豚が2頭あるわけですから、どこかにあるはず。

でも、私はどこの部分なのか知りません。



第1候補: フィレ・ミニョン

フランスで豚肉の最も上質の部分と言えば、「フィレ・ミニョン(filet mignon)」と呼ばれるロース肉の部分です。

それで、豚トロとは「フィレ・ミニョン」のことだろう、と私たちは結論。



私たちが取り出したフィレ・ミニョンの部分です。
ここは加工しないで、そのまま食べます


それが豚とすごした1日目の結論でした。

その夜、インターネットで豚トロの説明をしているサイトを探してみました。

図解しているものはなかったのですが、推測したのは次の部分でした。

- 胴体と頭の付け根の部分(豚は首のような部分がないので)
- 頬の部分


第2候補: エシンヌ

翌日、インターネットに出ていた写真を友人たちに見せました。

首のあたりにあるらしい、というと「フィレ・ミニョン」ではないことが確実になりました。

「それなら、エシンヌ(échine)だろう」

フランスでも豚のエシンヌはおいしい部分として知られているのだそうです。

でも、普通に売っていて、この部分が欲しいなら簡単に手に入るという。

これでは「トロ」などというはずはない。

エシンヌが何であるか辞書で調べたら「肩ロース」。

かなり大きい部分なので、そんなに珍重されるはずがない、というのが友人たちの意見。

これとは違うだろうけれど、肩ロースのごく一部を豚トロと言うのだろうか... と結論することにしました。


第3候補: 頬肉

3日目になったら、もう豚の方はトロも何もないくらいに解体が進んでしまいました。

フロマージュ・ド・テットという、豚の頭からつくる加工品を作るために身をほぐしていたとき、友達が叫びました。

これが豚トロではないか?!

さっそく食べてみると、他の部分とは全くちがう味がする。

珍味というのにふさわしい! 鶏肉のソリレスに似ていると思いました。



フォークを入れている右の黒い部分が、私たちが豚トロではないかと思った部分。
左は口の方で、右は胴体に続く部分です。


煮込んでしまったので生肉の状態は想像するしかないのですが、霜降りの部分だと思えます。

それに豚トロは、左右で150グラムづつしか1頭から取れないのだそうです。

とすると、このくらい小さい部分のはず。

でも、違うのでしょうか?...

たまたま豚肉に詳しいかたが見ていらしたら、教えてくださると嬉しいです。

豚トロの写真を見せていたお店。参考にさせていただきました:

関西芸能人さんプロ野球選手も常連様この霜降り!!見てください宮崎産豚トロ【500g】. 宮崎産豚トロ

鹿児島黒豚 豚トロ 300g鹿児島黒豚 豚トロ

常陸ポーク[生]霜降り豚トロ1kg 



この次に豚を解体するのに立ち会う機会があったら、生の状態で探してみたいと思います。

http://www.leporc.com/tout-est-bon-dans-le-cochon/morceaux.html
Les différentes morceaux du porc - Leporc.com, échine, poitrine, lard, jambon



追記(2014年3月):

日本でいう「豚トロ」は、フランスでは「grillade de porc」として売っている部分だという情報を入手。それで、その部分を売っているのに出会ったので購入しました。



どういう風に豚を飼育しているのかは確かめたことはないのですが、放し飼いに近いのだろうと思わせる農家が直売している肉です。

この部位を売っているのを以前に見て買っていたかもしれないけれど、記憶なし。他の肉とは全く違う脂身の入り方でした。

薪で焼くバーベキューにしました。この農家の豚肉は格別に美味しいのですが、この部分も美味。脂身が多いのだろうと思ったのですが、そうでもなくてジューシー。grillade de porcは、お気に入りの部位にしようと思うほど堪能しました。

ブログ内リンク:
イベリコ豚のプルマが、豚肉とは思えないほど美味しかった 2013/10/28
★ 目次: ハム・ソーセージ類、豚について


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カテゴリー: 食材: 肉類 | Comment (3) | Top
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2006/01/10
長い冬が始まったばかりだけれど、そのうち春は来る...

そう思わせてくれるのがミモザ。

光るように強い黄色です。



ミモザの花束を見かけると、つい買ってしまいます。

「つい」というのは、ミモザは水揚げがわるくて日もちがしないから。

こういう花を買うのはバカらしいとは思うのに、見るとほとんどいつも欲しくなってしまいます。

上の写真は、大晦日に行った朝市で買ったものです。花瓶に活けてすぐの状態。

花屋さんは「2日だけですよ」なんて言う。外に出しておけば、もう少し花が枯れないと言われましたが、見えないところに置くなんてつまらない。

それで、やはり、3日目からは花も小さくなって、葉もかれて...、1週間くらいでドライフラワーになってしまいました。

色々試してはみました。

花瓶にぬるま湯を入れると良いとも言われたことがありますが、効果なし。

今回は茎を火にあぶってみましたが、効果なし...。

それでも春を待つ間、また何回もミモザの花束を買ってしまうと思います。

どなたかミモザを長持ちさせる方法をご存知でしたらお教えくださると嬉しいです。

切ってしまうとだめなのかと、ミモザの苗木を買ったことが2回か3回あります。

日本でもミモザの苗木は売られていますね


でも、翌年の花は見ることもできませんでした。
そもそも、ブルゴーニュはミモザを育てる気候ではないのです。

そうなると、造花で我慢した方が良いのでしょうか?...


ミモザは南フランスの木。

こちらではけっこうな値段で小さな花束が売られているのに、南仏を旅行したときには、ミモザの林などがあるのでびっくりしてしまいました。

結局、ないものねだりなのですよね...。

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カテゴリー: 季節の行事 | Comment (4) | Top
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2006/01/08
高校生だったとき、歴史の授業で研究発表のために選んだテーマが、今でも印象に残っています。

地理上の発見の後、胡椒が同じ重さの金と等しい価値を持っていたという話し。どうにも不思議で、なぜなのかを調べたのです。

そこででてきた結果。ヨーロッパでは、冬になると、種豚だけを残して、あとは殺して塩づけにして保存する。

それでもやはり豚肉は次第にまずくなっていって、ほとんど食べられないくらいになる。

そこで胡椒。香辛料を入れて料理すると、そんな保存食品が生き返るというわけ。


◆ 中世のカレンダーに表れている季節は、今日のフランスでも変っていない

このブログのプロフィールでは中世のカレンダーのような「ベリー公のいとも豪華なる時祷書」の絵を使っているのですが、11月は豚の絵でした。

Les Très Riches Heures du duc de Berry novembre
Novembre, Très Riches Heures du duc de Berry (vers 1485-1486), musée Condé, Chantilly


殺す直前に太らせようというのでしょう。森に連れて行ってドングリを食べさせています。

高校生のとき、豚肉を長期保存して食べるために胡椒が貴重品だったという理由は分かったものの、冬に豚を殺すということはピンとくるものではありませんでした。

ところがフランスに来たら、いまだに田舎ではやっている人たちがいるではありませんか!

ここ数日、友達の家で豚を解体して加工食品をつくるのを手伝いました。


◆ おいしいものは手づくりに限る!

30年前くらいまでは、こうして冬に豚を殺すのは、田舎では普通に行われていたと友人たちは言います。

昔はもっと早い時期、冬の始まりにやっていたそうです。

10人くらいは集まって、朝から晩までワインを飲み飲み仕事するので、お祭りのような楽しさもあったらしい。

今回の友人たちも、それぞれが「お母さんはこうやっていた」などと言って、それぞれの家のやり方が一番おいしのだ、と主張していて面白かったです。

解体作業はちっとも面白くなかったのですが、加工するものが形になってきて、いよいよ試食となってくると、とても楽しくなりました。



場所を提供した友達の家は、家庭菜園もあるし、家畜も飼っているので農家なみ。おかげで、大量に必要な野菜や卵は全部調達できました。

ひとくちに「パテ」と言っても、手作りと工場の大量生産では雲泥の差があります。

注文を受けてからパテをつくる、というこだわりがあるお店がありました。




豚の匂いプンプンだった3日間が過ぎ、あとはハムに加工する人の仕事が残っているだけになりました。

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★ 目次: ハム・ソーセージ類、豚について

外部リンク
歴史へのいざない » 香辛料が貴重だったわけ -大航海時代
☆ Wikipedia: ベリー公のいとも豪華なる時祷書
ファクシミリ版『ベリー公の美わしき時祷書』
こんな美しい本を売っているのだ! と喜んだら、なんと百数十万円!...


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カテゴリー: 食材: 肉類 | Comment (6) | Top
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