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2006/03/31
今年の冬の寒さは厳しかったので、庭に咲く春の花々が早々と芽を出して、その後で霜にやられてしまうということがなかったらしい。

家々の庭には、いつになく花が咲き誇っているように感じます。



ボワ・ジョリ(Bois-joli)という花です。

こちらには沈丁花がないので、それを思わせる花。日差しが強いときには、遠くまで甘い香りがただよってきます。

本来は森でたまに見かける保護植物ですが、お友達の家の庭にあります。

森で見るときは貧弱にひょろりとした枝のような低い貧弱な姿なのに、こちらは太い幹になっていて、ぎっしり花をつけた潅木になっている。実に、みごとです!

どうして庭にあるのかを詮索するのはやめましょう!


◆ところで、あの人はどうなったのか?...

間違いだらけの文章で店じまいのお知らせを張り出したパン屋さんがいました。

前の持ち主だったパン屋さんから建物を借りていたらしいのですが、倒産前から家賃は払わないようになっていました。

当然、出て行かなければいけないわけですが、家主さんは追い出せない。

フランスでは、家賃を払わなくてても、春分が来るまでは追い出せないという法律になっているのだそうです。寒いのに路頭に迷わすことは非人道的だからでしょうね。

そんな法律があるとは知りませんでした。

むかし、ロシアがソ連だったころに、ソ連では財産没収をするときに毛皮のコートだけは残してあげなければいけないという法律があるのだと聞いて驚いたことがありました。どんなに高価なコートでも、取り上げてはいけないのだとか。

フランスにも同じ発想があったのですね。

春になりました。あの倒産したパン屋も、素直に家をあけたのでしょうか?...


【その後の追記】

友達に「パン屋さんは追い出されてしまったのだろうか?...」と言ったら、私などが心配することはないのだと言われました。

追い出してしまったら、滞納した家賃は払ってもらえない。だから、そうおいそれとは追い出さないのだそうです。考えたら、日本でも同じでしょうね。

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2006/03/30
少し前から森に行きたくてウズウズしていました。

森にはお花畑が広がるのです。冬が寒いだけに格別に嬉しくなります。

もうお花が咲き始めているだろうと思っていたのに、お天気が悪くて森には行けませんでした。それと、森は広いので迷子になる危険があるので、誰か知っている人に連れて行ってもらう必要があるのです。


◆森で木を切る仕事は、そろそろ終わりにしなければならない時期

昨日、知り合いのお爺さんが森に木を切りに行くというので連れて行ってもらいました。

フランスの田舎では、今でも暖炉に必要な木を切る人たちがたくさんいます。

私が行った森は村有林。

役場が、その年に木を切って良い区画を決めて、それを小さく区分して、木を切って良い権利を売ります。区画には、切ってはいけない木に印がついています。区画の権利を買った人たちは、印がついていない木を切って薪にします。



日本の森には足を踏み入れられないくらい潅木が茂っていることが多いのは、こういう木こりでない人たちが森の手入れをするということがないからではないでしょうか?

通り雨が降ったりもしましたが、概して良いお天気でした。

私は木を切る手伝いは全くしませんでした。力仕事は苦手だし、下手に手を出したら邪魔をするだけですから。

連れて行ってくれた人は私が退屈するのではないかと心配していましたが、そんなことは全くありませんでした。お花を摘んだり、写真をとったりして遊んでいて、いつの間にか午後が過ぎてしまいました。

仕事を終えた人たちと森でボージョレーを飲んで帰宅。

私にとっては、それからが大変な仕事なのです!

この日見つけたのはシラー・ビフォリアという小さな花。台所の流しに、お花を整理しました。



左側が切った花。

右側は、球根も一緒にとれてしまった(?)花。庭に植えます。それから、森で見つけたコケも入っています。これは植木鉢の根元に置くのに使います。

このは、土に埋まっている部分からとっても、茎の長さは20センチくらい。これを水の吸い込みが良いように切って花瓶に入れるのには非常に手間がかかります! こんな花を摘むフランス人は見たことがありません。



茎の長さによって分けて、4つの花瓶に活けました。余りにも時間がかかる作業なので、ほとんど花瓶に押し込んだというものでしたが満足!

この次はスイセンの花が咲いている森に行きこうと思います。もう咲いていると知ったところ。お友達の家に行ったら、彼女の家の中はスイセンだらけだったのです!

この時期、たまたま日本に帰国していると、森が懐かしくてホームシックになります。

日本でも田舎に住んでいる人は同じでしょうね...。日本だと、山菜も取れるので、よけいに離れている故郷が懐かしくなるのではないでしょうか?...

ブログ内リンク:
★ 目次: 森や野原に咲く春を告げる花々
★ 目次: フランスの田園に咲く野生のラン
総目次: テーマおよび連続記事ピックアップ


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2006/03/29
1カ月先には帰国するので、日本食品の在庫整理を始めたました。また新しいのを持って来るのですから、あるものは使い切って良いのですから。

フランスに持って来る日本食の材料(2005年10月13日のブログ)で抹茶アイスクリームをつくる材料を紹介したのですが、このとき使った粉末緑茶が残っていたことを思い出しました。

日本から持ってきた抹茶を保管するときには冷凍庫に入れています。邪道なのかもしれませんが、冷凍庫に入れておくと、緑は鮮やかなままだし、香りも消えません。

冷凍庫から探し出した粉末緑茶のパックをあけてみると、かなり残っていました。貴重品なのでケチケチ使っていたからでしょう。

思いっきりよくボールにあけてみたら、カップ1杯分くらいありました。熱湯で溶かしたのですが、どうにも多い。そこで、持っているレシピの2倍のアイスクリームをつくりました。

私は、アイスクリーム・メーカーにオマケでついてきたコーヒー・アイスクリームをつくるレシピを変形して抹茶アイスクリームをつくります。

下のようなものです。インスタント・コーヒーの代わりに抹茶を使うだけのこと。

材料:
  • 卵の黄身: 3個分
  • 粉砂糖: 100グラム
  • 牛乳: 250 cc
  • 生クリーム: 200 cc
  • インスタント・コーヒー: 6グラム
  • バニラ糖: 5グラム

つくり方:
  1. インスタント・コーヒーをスプーン1枚の熱湯で溶かす
  2. 卵の黄身を泡たて器でかき混ぜ、砂糖とバニラ砂糖を加えて混ぜる
  3. 生クリームは泡たて器で勢いよくかき混ぜる(固まるほどまで)
  4. すべての材料をよく混ぜ合わせる
  5. アイスクリーム・メーカーに入れて攪拌して固まらせる(フィリップス社の場合で25~30分)


この分量を倍にしたのですが、まだ抹茶の量は多かったみたい。

右がアイスクリームですが、緑が非常に濃いでしょう?



でも大成功! 抹茶の風味が非常によくでたのです。フランス人たちにも好評でした。

もっとも、食べさせて「おいしい」と言わなかった友達には出会っていません。日本茶が好きだというフランス人は少ないのですが、なぜか抹茶アイスクリームは喜ばれます。


◆アイスクリーム・メーカー

日本では家でアイスクリームを作ることは少ないのかと思ったら、ちゃんとアイスクリーム・メーカーが市販されていました。

市販されているアイスクリームメーカー

私が持っているのはフィリップス社のアイスクリーム・メーカーです。10年くらい前に買ったのですが、全く故障知らず!
これと似た形をしています ⇒ デロンギ アイスクリームメーカー IC4000S



◆何を原料に抹茶アイスクリームをつくるかも重要

私が抹茶アイスクリームを作るのに使ったのは「粉末緑茶」。その製茶農家「よこや製茶」のホームページはこちらです

高価な抹茶をアイスクリームにしてしまうのはもったいない気がする(というか、抹茶は高すぎる!)ので、この粉末緑茶に出会ったのは幸運でした!

なぜ、こんなに凝縮された日本茶の風味があるのか不思議...。添加物ゼロなのに、抹茶より風味があるのですから!

本物から作った抹茶アイスクリームを味わうと、市販の抹茶アイスクリームなどというのはフレーバーと色だけでできているのだということが分かります。

ブログ内リンク:
★ 目次: レシピ、調理法、テーブルウエアについて書いた記事
★ 目次: フランスの日本食ブーム
★ 目次: 食材と料理に関して書いた日記のピックアップ



2006/03/28
ヨーロッパを旅行なさったときに、ブロック石を積み重ねて建てられた建物をご覧になって、こんな穴に目が止まらなかったでしょうか?



これは教会の尖塔の部分です。矢印で示したような穴がたくさんあいています。

窓にしては小さい。壁の飾りかな?...

古いお城の壁にも見られますよ。



穴の部分をアップにすれば、こうなります。



久しぶりに「これは何でしょう?」クイズを出したくなりました。

この穴が何なのか、コメントでお答えくださいますか?

実は、「へえ~?!」と思われるであろうクイズを出そうと思ったのですが、その前の予備知識として今回のクイズを出してみました。

今回のクイズは、すぐに分かる方があると思います。何だか分からなくても、解答を聞かれたら、そ~かという程度かも知れません。

でも、次に出そうとしているクイズはおもしろいと思う。お楽しみに!


追記: 正解者が出ました!

あんキモさんが見事に当ててくださいました。

このページのコメントに解答が出ていますが、それを読まれる前に、説明のために入れたこちらの絵をご覧くださると、ヒントにもなります。

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★ 目次: クイズを出した記事一覧


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2006/03/26
この週末、フランスでは夏時間に切り替わります。

毎回いつ切り替わるのかはっきりしません。カレンダーにも書いてありません。

その日が近づくと、テレビのニュースで教えてもらっています。

いつだったかは、切り替えの時期がかなりずれて、フランス人たちに聞いても、いつになるのか直前まで分かりませんでした。

ところが、その日になってパソコンに電源を入れたら、「夏時間にしますが良いですか?」のようなメッセージが出てきたのでびっくり。

パソコンに、「どうして分かったの?」と、聞きたい気分でした!

ADSLで電話回線につなぎっぱなしになった今は「自動的にインターネット時刻サーバーと同期する」という機能があるので、それで夏時間に合わせるのかも知れません。

でも、あの当時はインターネットにはつなぎっぱなしではない状態でした。

それなのに、パソコンを立ち上げたら「夏時間です」というのが出てきたのはなぜなのか?...

今だに気になっています。

ところで、日本との時差は7時間になります。これも気をつけないと!


◆変な時間に切り替わる

今年は、きょう、3月26日(日)の午前2時が3時になります。

どうせなら真夜中に切り替えれば良いとおもってしまうのですが、人間の活動が少ない時間にしているとのこと。

日本でも夏時間にしたらどうかという動きがあるそうですが、やめた方が良いと主張する人も多いのにやめられられないという感じになっています。

フランスで夏時間が始まったのは、ちょうど30年前。ジスカール・デスタン大統領のときのことで、当時はオイルショック。エネルギー節約のために夏時間が採用されたそうです。

フランスの電気節約キャンペーンというのはかなり大々的に行われたようです。


◆フランス人は節電マニア

フランスを知っていらっしゃる方は、フランス人はやたらに電気を切るとお感じになったのではないでしょうか?

人がしょっちゅう出入りするようなカフェやレストランでも、トイレのスイッチを入れたり切ったりする習慣になっています。

電灯をつけたり消したりすると電力を消耗するので、15分くらいでまたつけるならつけっぱなしにしておいた方が電気代の節約になるのだ、と日本で聞いたことがあるように思うのですが...。

廊下の電気をつけると、ある程度の時間がたつと自動的に消えるシステムもかなり普及していると感じます。

フランス人の家に下宿しているとしたら、電気のことはかなり意識しなければなりません。外出するときにはちゃんと電気を消して出ないと家主さんから顰蹙をかいます!

日本にいると、家の廊下の電気などはつけっぱなし。行かない部屋でも電気をつけたままにしたりしています。友達の行動を見ていると、いらない電気は極力きっています。

あるとき友達に、どうしてあなたたちはそんなに電気節約をやるのかと聞いてみてしまいました。

昔の節電キャンペーンがしみこんでいるのだという返事。親がそうだと、子どもが電気のつけっぱなしにするのも叱るでしょうから、いまだに節電の習慣が残っているらしい。

そう言われて、なるほど... と思いました。彼らが電気をつけっぱなしにしないのには脱帽していますから。


◆気が付いたら1時間は大きかった!

9時過ぎまで明るいというのは大好きです。

早めに夕飯を済ませたら、どこかに散歩に行けてしまうくらい日が長いのですから。

というわけで、嬉しい夏時間。

ところが切り替えのときには1時間づれるのが問題。

今年の私、昼に友人たちを食事に招待していました。またお寿司を作らなければなりません。

下手なのでやたらに準備に時間がかかるので、本当は夕食に招待する方が好きです。

でも、昼が良いと言われればOKしてしまいます。

ふと気が付いたら、今回の招待では準備の時間が1時間減ってしまうわけではないですか!

午後1時過ぎに来てください、と言っておけば良かった...。

夜更かしの私なのですが、今日は早く寝なければ...。

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2006/03/25
ワインの産地ブルゴーニュにいると、いやおうなしに学校では習わないお酒関係のフランス語を覚えてしまいます。

例えば、「un canon」。

真面目にフランス語を勉強した方だったら、「大砲」のことだと思われませんか?

日常生活では「大砲」などという言葉を使う状況はほとんどないのですが、こちらは頻繁に使う。

「ワイン一杯」という意味で使われます。

「un petit canon」などという言い方は可愛くて好きです。

この類いの言葉は実に豊富なので、集めたら面白いだろうと思うのですが、手をつけていません。

かなり方言もあって、地方によっても異なるので複雑です。

集めようとする前に気がめげてしまう一因になる言葉に、例えば「ショピンヌ」などというのがあります。


◆ショッピンヌとは?

ショピンヌ(chopine)と呼ばれるものは、テーブルワインを入れるボトルです。

日本で「テーブルワイン」と言ったら、気楽に飲める安いワインを指すでしょう?

こういのを飲みたい場合、フランスではボトル詰めしていないワインを注文します。

レストランやカフェではボトル詰めしていないワインを大量に安く買って、それを何かに入れてお客さんに出します。

「水差し」あるいは「ピッチャー」と呼べる形のものは、普通は「pichet(ピシェ)」と呼ぶかも知れません。

こんな形のボトルもあります。



グラスでない方。白ワインが入っているボトルをご覧ください。

ボトル詰めしていないワインを入れるのに使われます。

これを「chopine(ショピンヌ)」と呼んだりもします。

イタリアでテーブルワインを飲むときには、下のようなものに入れて出てくることがあります。

【Bormioli Rocco】一番人気はこのサイズ♪ボルミオリ・ロッコ ミズラカラフェ500ccボルミオリ・ロッコ ミズラカラフェ

このボトルは日本でも見かけますが、ショピンヌは日本にも入っているのでしょうか?

フランスの田舎では、こんな言い方もします。

Tu nous payes la chopine ?

「ワインを一杯おごってくれる?」という意味。

Chopiner と動詞にすると、「深酒をする」という意味になります。

もともとショピンヌには安いワインを入れるのですから、お上品なイメージはないのです!

ブルゴーニュ南部にある白ワインの産地の村に行くと、朝っぱらからカフェでは、これをテーブルに置いて飲んでいるお年寄りを見かけます。



chopine は時代遅れ的な言葉です。今でも田舎では使われていますが、この言葉を知らないフランス人も多いのではないかと思います。

ところで思い出してみると、このボトルに水を入れて出すビストロなどもありました。でも、ワインが入っていなければ「ショッピンヌ」とは呼ばない。


◆ショピンヌは1リットルの半分

ところで、「ショピンヌ(chopine)」という言葉は、古いカナダの液量単位で0.568リットル。まあ、1リットルの半分というわけです。

ですから、ショピンヌ・ボトルには1リットルの半分が入るのが正式な大きさのはず。

でも、ワインを入れるボトルをショピンヌと呼ぶとき、1リットルの半分というのにはこだわらないらしい。1リットルの3分の1だとしている地方もありました。

さらに、このようなテーブルワインを入れるボトル(違う形でも良いわけですが)を「ショッピンヌ」と言うとは限らず、地方によっては色々らしいです。


◆上げ底ボトル Pot lyonnais

上に入れた夜景をバックにしたショッピンヌは、3つ星レストランが経営するビストロで出されたテーブルワインでした。ブルゴーニュ南部です。

写真をよくご覧ください。

底が厚くなっているのです。従って、安定がよろしい。

「ショッピンヌ」と呼んでも、ただのボトルで、このように底が上げ底になっていない瓶を出すカフェもあります。

この底が厚くなっているボトルは、これはリヨンが本場らしいです。リヨンの人たちは「pot(ポ)」と呼び、このボトルの名称も「 pot lyonnais(ポ・リヨネ)」と呼ぶのが正式なのだそうです。

私が入れた写真のボトルを出したのはブルゴーニュ南部にあるビストロ。リヨン市が近いので影響が大きいらしい。思い出してみると、この上げ底をよく見かけるのはブルゴーニュ南部のカフェやレストランでした。

この「ポ・リヨネ」について調べてみました。

「これが本物」というものを扱っている店があって、次のように書いてありました。

- 容量: 46 cl
- リサイクルガラス使用
- 高さ: 290 mm
- 底の厚み: 45 mm
- 重さ: 1.05 Kg

かねがね、フランスで大量に捨てられるボトルはもったいないと思っていたのですが、こういうものにリサイクルされていたのでしょうか?

驚いたのは重さ。確かに重いですが1キロもあるとは思っていなかった...。


◆ショッピンヌとショパンの関係

「ショピンヌ」というボトルを考えだして流行らせたのは、あの音楽家のショパンのお父さんだ、という友達がいました。

ショピンヌ(chopine)とショパン(Chopin)。語尾に e が付いているだけで、とても似ています。

ショパンのお父さんはフランスで商売をしていた人だったそうです。

そう言ったのは物知りの友達で、「ちゃんとした文献に出ていた」と言っていたのですが、真相のほどは確かめられずにいます。

ショッピンヌという単位そのものはショパンの時代より古いので、この話しは本当なのだろうか?... という疑いも持ってしまいます。

・・・と言うわけで、ワイン関連の言葉は奥深い。

本腰を入れて調べないと語れないので、ワイン俗語集を作りたいのに作れないでいる私です。

ブログ内リンク:
★ 目次: ワイングッズ、ワインのボトル、グラス、コルクなど
★ 目次: ワインなどアルコール飲料に関するテーマ


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2006/03/24

シリーズ記事 【モロッコ旅行記】 目次へ
その5


フランスでも北アフリカの料理(クスクス、タジンなど)を食べさせるレストランに行く機会は多いのですが、いつもミント・ティーを注文します。

これを入れてくれるのを眺めるのが好きなのです。



こちらは、先日モロッコに行って、かなり高級なレストランでお茶を入れてもらったときのもの。

モロッコでは誰でも高いところからお茶を注いでいましたが、ここまで離れた距離からやっているのは、ここでしか見ませんでした。

すごい!

高級レストランだからこそいたソムリエさんという感じ。

ミントティー・グラス ヘナ柄 うずまきシリーズ
こうやって高い位置からお茶を注ぐのは、空気を入れて、泡立てるのが目的とか。

見事にお茶を注ぐコツは、ひたすらグラスの方に注目していることにあるのだそうです。

確かに、この写真を見ても、お給仕の人はグラスに目を集中させていますね。

いつか日本で煎茶のお手前でお茶を飲んだときも、これほどでないにしても、かなり高い位置から注いでいたのを思い出します。

考えてみれば、コーヒーのエクスプレッソも泡立っているところがおいしい。

お茶というのは空気と交わうとおいしくなるものなのでしょうか?

追記:

感心してくださったコメントがあって嬉しくなったミント・ティーを注ぐお手前。

こういうのはデジカメのビデオ機能でおさめるべきだった...、と後になって思いました。

初めには普通より高めという位置からお茶を注いで、そこから一気に手が高くあげられます。

両手が開く最大限の距離までになりました。

この一瞬の動きは、まさに弓を引くときの動作!

この感じをもう少し良く伝えられるかも知らないので、もう一枚の写真を入れておきます。



それから手は安定した高さに戻って(それが初めに入れた写真だと思う)、グラスにお茶がいっぱいになるころに手が下がって終わりとなる。

今まで私が見たのはグラスをテーブルに置いて注ぐというものでしたが、このときは左手にお盆を持っているのが見事でした。

お盆を少し傾けているのがコツなのでしょうか?...


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2006/03/23
観光客が多いパリでさえ、日本人と出会う場所というのはかなり片寄っているな、と感じます。たくさんいるのは、ノートルダム寺院やシャンゼリゼ通りとか、有名ブランドのお店があるあたり。

おもしろいな、と思うのはクラッシック音楽のコンサート会場では、必ずと言ってよいほど日本人の姿を見かけます。

地球の歩き方(2006~2007年)
むかし、ブルゴーニュの美しい町で日本人を見かけて驚いたのですが、後で調べてみたら地球の歩き方 フランス編に紹介されていたので、なるほど... と思いました。

最近はフランスの田舎を旅するためのガイドブックもたくさん出ていますが、それでも、都会を離れると、ほとんど日本人を見かけません。

ところが、やたらに日本人に人気があるらしい場所もあるのでびっくりすることもあります。


◆フランスでは知られていない『ファーブル昆虫記』

友人たちと旅行していたとき、車の中から、あの『ファーブル昆虫記』の著者ファーブルの博物館があるという標識が見えました。

「行こうよ!」、と私。

友人たちは全く乗り気でない。どうせ大した博物館ではない、と言うのです。

有名な人が生まれた村だからというので博物館がつくられても、何も展示するものがないのでお粗末、というのはよく出くわします。目玉になる展示物はパリなどの大きな博物館にあるし、時代が古いと何も残っていないので当然と言えば当然でもあります。

歴史上名を残した人たちの生まれ故郷では博物館をつくるわけですが、展示したくても何もないというケースも多い。入ってみてがっかりした博物館は数え切れないくらいあります...。

さて、ファーブルの博物館。フランスのガイドブックを持っていたので、どんな博物館なのか調べました。

確かに、ここに来たら立ち寄らなければならないというほどのものでもないように書いてある...。

しかも、博物館の紹介の記述の最後には、「日本人が多く訪れる」と書いてある! 別に、そんなこと、書く必要はないではないですか?!

それを読み上げたら、フランス人たちは「アハッハ!」と笑いました。

「普通のフランス人にファーブルって言ったって、誰のことだか答えられる人なんていないよ」

教職についている友人が言いました。

本当? と信じられない私。あのファーブルですよ!

フランス人の方は、なぜファーブルが日本で有名なのか私に聞きます。

日本の学校では『ファーブルの昆虫記』が必ず授業に出てくるのではないででしょうか?

私は昆虫なんかには全く興味がありませんが、ファーブルという名前だけは知っています。

ファーブル昆虫記     完訳ファーブル昆虫記(第1巻 上)     ファーブル昆虫記(1)

結局、少し回り道してファーブルの博物館に行こうという私の提案は受け入れられませんでした。


◆ゴッホのお墓も日本人に人気

この類いの、日本人観光客には人気があるけれど、フランス人は余り行かないというところに出くわすことが時々あります。

例えば、ゴッホのお墓があるオーヴェル・シュール・オワーズ町。


l'Eglise d'Auvers sur Oise, Vincent Van Gogh

ゴッホが最後に下宿していたオーベルジュは、ボランティアの人たちがNPOをつくって昔の姿に修復していて、ゴッホの部屋も博物館のように入場料を払って見学できるようになっていました。

この、余りにも小さな下宿部屋。墓も、余りにも質素...。

感動的しました...。

この町で、ゴッホは、2カ月間に70枚もの作品を描いたのだそうです。燃え尽きる直前のロウソクの火のよう...。

町のあちこちに作品の写真を配して、絵画と風景を見比べることができるようになっていました。特に美しいというほどのことはない町だったのですが、この観光客への配慮があったために、すっかり町中の散歩を楽しんでしまいました。

静かな田舎町でした。

そこで日本人の観光バスが何台も来ているのに出くわしたのは異様な感じ...。

でも、団体客たちは、私が浸っていた感動を踏みにじることはありませんでした。あっと言う間に現れて、あっと言う間に消えていったからです。

私はゴッホが下宿したオーベルジュ( Auberge Ravoux "Maison de Van Gogh")で昼食をとりました。

19世紀末の雰囲気そのままの店内で、その当時の素朴な料理を出していて、それがとてもおいしかった。

観光客が来るなら、どんな料理を出したってお客があるはずなのに、こんなおいしい料理を出すのに感激!

ここにも日本人観光客たちは入ってきませんでした...。

他にも客はほとんどいなくて、実に静か。

この2階の、あんなに質素な部屋にゴッホが滞在していたのだ... などと、しんみり思ってしまいました。

このゴッホゆかりの地を旅したときはまだデジカメを使っていなかったので写真がありません。オーヴェル・シュール・オワーズについては、「ロマンと感動! 世界の旅の写真館」で、きれいな写真が紹介されていました。

ブログ内リンク:
知らないうちに受ける教科書の影響 2006/03/21
フランスで画家の足跡をたどるのは楽しい (ゴッホ) 2009/10/24
★ 目次: 画家、彫刻家、建築家の足跡を追って
★ 目次: 文学、哲学、映画、テレビ番組

外部リンク:
Musée virtuel Jean-Henri Fabre


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2006/03/21
前々から「なぜだろう?」と思うことの一つに、『最後の授業』という文学作品があります。

最後の授業

3月18日のブログに書いた『三匹の子ぶた』がフランスでも知られていると聞いて、この『最後の授業』の方は、フランスでは全く知られていないことを思い出しました。


◆ ドーデ著『最後の授業』は、本国フランスでは知られていない

アルフォンス・ドーデの短編小説集『月曜物語(Les Contes du Lundi 1873年)』の1編で、「最後の授業」は、フランスとドイツの間を翻弄したアルザス地方のお話しです。ドイツに占領されて、明日からはフランス語が勉強できなくなってしまう、というストーリー。

私がアルザス旅行したときには、聞こえてくる言葉も景色もドイツ文化そのものと言いたくなってしまう異質な土地に感じたのですが、住民たちはフランスに属していることを非常に誇りとしているのだそうです。

.. ということをふまえると、よけいに感動してしまうお話しです。

あらすじを説明するまでもなく、この物語はほとんどの日本人が知っているのではないでしょうか?

ところが、フランス人たちは全く知らないのです。作者のドーデは、フランスではよく知られた作家であるにも係わらず!

「フランスばんざい!」と黒板に書いて授業を終えたアメル先生...。

日本人以上にフランス人に喜ばれそうな内容ではないですか? それなのに、普通のフランス人は知らないと言います。文学作品を読む人でも、『月曜物語』の名前は知っているけれど、「最後の授業」は知らないと答えていました。

「最後の授業」が発表されたのは、フランスが普仏戦争(1870~71年)に敗北してアルザス=ロレーヌ地方を失うという屈辱を味わって間もなくに発表された作品。ここから一気に、フランスは奪回するための危険な道を歩くようになりました。

当時のアルザス地方の人たちにとって、母国語はドイツ語に近いアルザス語でした。それを知っているフランス人たちには、「フランスばんざい」とフランス語の先生が言ったことで感動させようというのは白々しいお話し? 「最後の授業」は領地を奪回するためのプロパガンダ的な作品だったとして白々しく思うのかもしれません。


フランス語でテキストを紹介しているサイトがありました:
Contes du lundi - La Bibliothèque électronique du Québec

これで全文でしょうか?  今読み直してみると、完璧なほど一字一句覚えているので驚きました。つまり、それほど私は学校で印象つけたれていたらしい!

ところで、今でも日本の教科書には登場しているのだろうかという疑問を持ちました。

何か分かるだろうか?... とインターネットで検索してみたら、幾つか、かなりつっこんだ研究結果が出てきました。

私の疑問に答えてくださったのは、川那部保明教授 (筑波大学人文社会科学研究科)の講演。

20年前に、日本の学校では『最後の授業』が最後になっていたのでした。

「第二次大戦前から尾崎紅葉、鈴木三重吉、桜田佐等の翻訳をとおして親しまれてきたこの短編は、第二次大戦後も(おそらく「最後の授業」が書かれるきっかけとなった普仏戦争1870-71におけるフランスの敗戦という共通点もあって)、たいへん多く読まれてきた。とりわけ、1958年の文部省による学習指導要領の改訂にともない、「国語科」の第4項「言葉のはたらきを理解させて、国語に対する関心や自覚を深め、国語を尊重する態度や習慣を養う」(中村121)に沿った教材として、小・中・高の教科書に数多く掲載されてきた。そしてそれが、蓮見重彦や田中克彦による批判をうけ、現場の教師たちの間での議論を経たあと、1986年から一斉に、学校教科書から姿を消した」

☆出所: 『パリ・アルザス・プロヴァンス ―アルフォンス・ドーデ『最後の授業』の問題域』概要


◆ジャン=ジャック・ルソーは「自然に還れ」とは言っていない

こういう頭の隅で気になってしまう疑問の回答を見つけるには、インターネットを使っていなかった時代には長い時間がかかりました。

その一つの例は、ジャン=ジャック・ルソーの言葉。

日本では「自然に還れ」とか「自然への回帰」とかいう言葉でルソーの哲学を表現されるのですが、これをフランス語に訳してフランス人に言うと、全く通じない。

実際のルソーは、そういう言葉を使ったことがなかった、というのは作品をシラミつぶしに読めば分かるとしても、どうして日本ではそう言われるのかは簡単には調べられません。

持ち続けた疑問を忘れてしまいそうな頃に、答えを教えてくれる本に出会いました。

小林義彦著『フランスの知恵と発想』白水社, 1987年

私と同じようにフランスにはこの表現がないことに疑問を感じた小林氏が、この疑問を突き止めていらしたのです。この本に出会ったときには感激しました!

つまりは、戦後の日本の教科書で、「自然にかえれ」という言い方が定着したようです。私はもろにその影響を受けていたのでした。

読書メモからコピーしておきます。

* ルソーの研究書のなかでもっとも読まれているのは桑原武夫編の『ルソー』(岩波新書)。初版の昭和33年から昭和60年までに29回版を重ねている。その中で、「『自然にかえれ』というのはルソーのもっとも有名なことば。

* 現在発行されている世界史の参考書を調べると(教科書より記述が詳しいだろうと思って)、10種類のうち「ルソーは自然に帰れと主張した」という文章がなかったのは1冊だけ。過去の教科書を調べると、戦後に「自然にかえれ」という言葉が使われることが多くなった。

* 戦前の昭和期(20年間)では、筆者が入手した9種類の世界史の教科書で「自然に還れ」という言葉が出てくるのは1種のみ。当時の西洋史の大家であった大類伸が著者の教科書には「ルソーは『民約論』を著して、自由平等を鼓吹し、文明の弊を痛罵して止まず、「自然に還れ」と絶叫して、時世に一大警告を与へた(昭8)」とある。しかし大類博士が大正5年に出した西洋史教科書には「自然に還れ」の言葉はない。戦後の教科書ではルソーに批判的な記述は全くない。明治大正期の教科書は基本的には反ルソーの立場に立っているので「自然にかえれ」というような、いい加減な表現を使っていない。



◆なぜ日本人はマスクをかけるのか?

逆に、日本の姿がステレオタイプで固まったという例もフランスにあります。

日本人はなぜマスクをかけるかの問題も、長いこと気になってしまっていました。

マスクをかけていると異常に見えるらしいというのが前提。

それは良いとしても、日本人は公害から身を守るためにマスクをかけていると思われている。

思ったって勝手ですが、日本人の私に対して「そうなのよ」などと断言するのですからたまりません!

「マスクをかけるのは風邪を他人にうつさないためで」と説明しても、信じてくれる人と、全く信じない人とに別れます。


日本人がマスクをかけるのは公害から身を守るためだ、と彼らは信じているのか?... と疑問に思ってしまうのも無理はありません。

これもインターネットがない時代に持った疑問だったので、知人とその話題が出たときに聞き込みをしていくしかありませんでした。

結局、日本人は大気汚染から身を守るためにマスクをする、というのが、フランスの教科書に出てくるらしいと分かりました。たぶん、どの教科書にもそうなっているのでしょうね。フランス人たちのことごとくがそう言うのですから!

だいたい、他人に風邪をうつさないために、マスクまでするというのは、フランス人には理解できないのかも知れません。

風邪をひいているときには、抱き合ってする挨拶をする場面で、「風邪をひいているからキスはしない」と言うくらいしかフランス人は気をつかいませんから!

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2006/03/20
「クレマン・ド・ブルゴーニュ」のお祭りに行きました。

「クレマン」というのは、シャンパンのように製造される発泡性ワインです。シャンパーニュ地方で生産されないとシャンパンとは呼べないところがお気の毒...。

フランスで生産されるシャンパン以外の発泡性ワインの中では「クレマン」が評価されています。ブルゴーニュで生産される「クレマン・ド・ブルゴーニュ」は、日本でも高く評価されているらしいので嬉しく思いました。



◆クレマンの試飲の前に、お城の庭園を見学

イベント会場は、町の広場のように広い大通りと、私有になっているお城との2カ所がありました。

お酒のイベントには試飲がつきもの。

いつものようにワインを飲んだ昼食後に行ったので、まず腹ごなしができそうな城の方に足が向きました。

入り口で、入場料には2通りあると言われました。

シャンパングラスとクレマン試飲2回券がついて3ユーロ。城の庭園を見学するだけなら1ユーロ。

グラス2杯しか試飲させないというのはケチっぽいし、食後なので飲みたい気分は全くなかったのですが、3ユーロ出してグラスをもらいました。

地元の郷土史研究会の人が、広大な庭園のごく一部を案内してくれました。

お城自体は、19世紀に建てられたものなので歴史的価値は全くない。庭園も広いばかりで(200ヘクタールは軽くあると思う)、ほとんど野原か牧場の体裁。でも、かなりの財をなしたのに落ちぶれたという城を持っていた家系の話しは面白かったです。

百年以上たった現在では子孫たちが土地を分割して持っていて、なんと所有者の数は3,000にもなるのだそうです。この人たちが土地を分割して売ってはいけない決まりを定めているのだそうです。

分割しているので個人の不動産税はたいしたことがないにしても、私ならそんな不動産を持ちたいとは思わないけれど...。


◆城の会場では、クレマンは飲み放題だった!

さて、城の周りにつくられた幾つかのテントがクレマンのイベント会場になっていました。

庭園の散策のあと、「まあ、一杯飲もうや」と券を出すと、ここでは券はいらないのだ、と言う。

30くらいの種類のボトルが並んでいて、良かったらみんな味見してくださいと言う。

あとで分かったのですが、こちらは閑古鳥が鳴くに近い状態だったのに、広場の会場の方は大変な人が集まっていたのでした。確かに、広場の方には地元の生産者が城よりも多い数でブースを設けていました。試飲チケットがなくなったら有料でクレマンを飲むわけだったのですが。

お城の方では地元から離れたところでクレマンをつくっている農家の人たちが試飲係りになっているようでした。

すすめられるので、飲んであげたいけれど、こういうイベントのときというのは、そう飲みたい気にはなりません。

ワインの醸造農家に買いつけに行ったときには、おしゃべりしながら1人あたりボトル1本以上の量を試飲してしまうこともあります。

でも、不特定多数を対象にした会場というのは、どうも雰囲気がおもしろくないのです・・・。

私たちが試飲してみたのは6種類くらいでした。


◆クレマンのボトル作業の実演



非常に気に入ったのは、写真の右の部分。

昔の瓶詰め作業を実現してくれました。

発泡性ワインのボトル詰めとは違うのですよね。まず、コルクを「打ち込む」! 写真の右側の男性がやっています。

フランスでは、瓶詰めされていない安いワインを買って、自分で空き瓶につめたりするので、コルクを入れる道具を持っている人は多いのです。私も、やったことがあります。ガチャンと、かなり簡単にコルクが入れられるようになっています。

しっかりとコルクを入れなければならないならない発泡性ワインの道具は、家庭用コルク差込の道具に近い大きさなのですが、上に滑車が付いていて、紐を勢いよく引いた反動で打ち込むという仕掛けになっていました。

シャンパンのコルクはキノコのような形をしていますが、初めからそういう形をしているのではなくて、ワインのコルクを2回り太らせたような形になっているのです。これを、あのキノコ型に変形させてしまうのですから、かなりの力を入れる必要があるのも当然!

写真の左側にいる男性の前にあるのは、コルクを止める針金を取り付ける道具。

さらに、のりをつけてラベルを貼る作業まで見せてくれました。親切!...

ずっと見ていたかったのですが、テントの中のすぐ隣でジャズバンドが演奏をしていたのが耐えられませんでした。

ワイン農家の人たちが説明してくれる声までかきけされてしまうのです。

こういうイベントでは、ブルゴーニュの民謡をアコーデオンか何かで演奏するようなことをして欲しいと思うのに、いつも私には場違いと思えるようなバンドが入ってきます。

そもそもフランスでは、民謡が日本のように保存されていないのも問題だと感じています。


◆ワインの香りを嗅ぐ勉強道具

こちらも気に入った催し物。

最近はワインイベントのどこでも見かけるようになった展示ですが、大好きです。



ワインは○○の香りがする...、と表現するわけですが、その○○がどんな香りかを体験させてくれるのです。バニラの香り、白い花の香り、皮の香り... という具合。

大きなビーカーの中に、特定の香りが凝縮させて入っています。本当に強く香ってきます。ボタンが付いていて、それを押すと、小さな扇風機が回るので、強い香りがただよってきます。

例えば蜂蜜の香りのビーカーには、蜂蜜とか、本物のロウソクとかが入っている。私だって、そのくらい持っているのですが、それを嗅いだって、これほどはっきりとした香りは嗅げません。

数年前に、パリの農業見本市にブルゴーニュ地方のワインを展示するときに持ち込んだのが初登場だ、と農業会議所の友達が言っていたように思います。

すごい発明だと思う!

これを体験するようになってから、ますます欲しくなったのはワインの香りを勉強できる道具。

ル・ネ・デュ・ヴァン 54種 新日本語解説書(内容充実の小冊子)&カード付ル・ネ・デュ・ヴァン

こちらは、昔からあります。

でも高いのですよ~。

誰かにプレゼントしてもらいたい...。

バースデーパーティに大勢の友達を招待したら、「みんなでプレゼントするのには何が欲しい?」と聞かれて、「これ」と言えるのですが、何十人も集めてパーティを催すのは苦手なのです...。

ブルゴーニュ・ワイン専用のセットもあって、こちらは手がでなくもないお値段。

でも、12種類の香りを勉強するのでは、少なすぎるのではないでしょうか?

日本でソムリエの資格を取る方は多いそうですが、何種類くらいの香りをマスターしなければいけないことになっているのでしょうか?

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シャンパーニュ、シャンパン、シャンペン・・・ どう違うの? 2005/08/13
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