2006/05/19
かなり頻繁に帰国しているのに、帰って来るたびに驚くものがあります。
たとえば、昨年暮れに帰国したときに出会ったのは、東京の地下鉄に女性専用の車両ができたことに驚きました。
どんなものなのか見てみたいのですが(私は乗る権利がありますから!)、ラッシュ時は避けているので、まだ体験したことがありません。
いつか乗ってみよう! と思っているうちに無くなってしまうかも知れない。そうは思うのですが、わざわざラッシュに電車に乗ってみる気にはなりません...。
ところが、今回は何も驚くことがない。そう安心していたのですが、やはり出会ってしまいました。
◆私は未成年者?!
帰宅途中で、ふとビールが飲みたくなりました。
酒屋さんの外に自動販売機があったので、お金を入れてボタンを押す。
でも、何も出てこない!
品切れ表示にはなっていないのに、何回やってもピロピロという変な反応があるだけ。ビールは出てこない。
薄暗がりの中。見回してみると、書いてありました! この自動販売機にはカードが必要・・・、ウンヌン。
そういえば!... と思い出しました。未成年がお酒を買うのを防止するためにカードができるとかいう話しがあったのでした。
お店の方も開いていたので、そちらで買おうと思います。
「キャンセル」のボタンを押したら、私が入れたお金は戻ってきました。
シメシメ! フランスだったら、こういう場合は、お金が戻ってこないかも知れないと覚悟しますから、これで嬉しくなった私。
ご機嫌で店に入りました。
「ビール買おうとしたら、断られちゃった~!」
昔から知っている酒屋さんです。
話し方がおもしろいと思ったら、若いときには趣味で落語をやっていたと聞いて納得したことがありました。そんな話し方をするご主人なのです。
それで、風来坊の私が顔を見せると、もう全く落語の世界の会話になってしまいます!
店内の冷蔵庫に入っていたビールをもらったのですが、この次のために、と自動販売機用のカードも作ってくれました。
「これで大人になったね♪」
まあ、私が未成年だということは証明しないでも信じてくれるでしょうけれど、微妙な年齢だと身分証明なんかを見せる必要があるのでしょうか?
「こんなシステムって、いくらでも抜け道があると思う」
そう言うと、酒屋さんが答える。
「そうなんだよね。お父さんからビール買ってこいと頼まれたと言われたら、カードあげるもんね」
自動販売機が私を拒否したシステムには、効果があるんのでしょうか?...
不可解なことが多い世の中になりました。
◆自動販売機だけではなく、電車も私を拒否した!
ビールの自動販売機が私を拒否した翌日のこと。追い討ちをかけられました。
JR(「国電」と言いたいのをぐっと抑えて、そう言うようにしています)の山手線に乗ろうとしたら、自動改札口で拒否されたのです!
カードを入れたら、「このカードは使えないので、係員にお申し出ください」というような表示が出る。
ふと見ると、カードを入れるところにはSUICAと書いてありまました。私、西瓜は持っていないのです。
この「スイカ」カードも、だいぶ前に遭遇して驚いた種です。冬でもないのに、なんで西瓜なんかが話題になっているのかと不思議でした...。
あるとき帰国したら、改札口でカードを掲げている人たちがいる。これ、知らない人が見たら奇妙に見えますよ。だって、水戸黄門が印籠を掲げるのと全く同じポーズですから!
なんだ、これ! と、びっくりしました。でも、それが「西瓜カード」なるものなのだろうと解釈しています。
後に、発音が違うと気がつきました。JR産の西瓜は、冒頭の「ス」にイントネーションを置くらしい。そうすると、英語風に聞こえる単語になります!
この日、私を拒否された改札口に話しを戻します。
私は西瓜カードなるものを持っていません。それで、となりの改札口は違うカードを受け付けるだろかと、再度、私のカードを入れました。
でも、だめ...。
仕方がないので、係員がいるところに行って、私のカードを見せました。
自動化しても係員は置いておく。日本の良いところですよ! パリの地下鉄で分からないことがあったって、聞ける人はいないのですから!
それで、私のカードを見た係員さんが、丁重におっしゃる。
「申し訳ございません。ここではパスネットは使えないんです...」
ぬぬ?!...
私が自動改札に入れたのは地下鉄専用カードだった、と気がつきました。めったにJRには乗らないので、地下鉄のことしか頭にない私なのでした。
うるわしき日本!...
私がバカなことをしただけなのに、「申し訳ございません」と言って、本当に申し訳ならそうな顔をしてくださる。
しばし、日本っていいな~...、と感慨に浸ってしまいました!
◆複雑怪奇な電車のカード
ある時、地下鉄を乗り継いで会合の会場に行きました。会合が終わって帰宅しようとしてカードを入れたら、拒否されてしまいました。
係員の人に聞いたら、超過料金が必要だとおっしゃる。一緒にいた人もいるので、「それはおかしい!」とごねるのも気が引けたので、超過料金なるものを払いました。けっこうな値段でした。
でも、目的地で降りたのに、なぜ超過料金が必要だったのか分かりません。後になってから、私はカードを2つ持っていて、違うカードを出したために発生したのかも知れないと思いました。
でも、分からない...。
東京で電車に乗るときのカードは、もう複雑なので、何がどうなっているのかはフォローしていません。
一度、カードがどうなっているのか、ちゃんと勉強しようとは思っています。
でも、どうせ帰ってきたときには覚えたことを忘れているだろうし、またすぐにシステムは変わるのだろうと思うので、何がどうなっているのか研究するのは怠っています。
うう~ん。東京って、疲れる!...
親しい友達と会って別れるときには、電車の切符を買うところまで付き添って案内してくれます。
浦島太郎に対する優しい心づかい、ありがとう!!!
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たとえば、昨年暮れに帰国したときに出会ったのは、東京の地下鉄に女性専用の車両ができたことに驚きました。
どんなものなのか見てみたいのですが(私は乗る権利がありますから!)、ラッシュ時は避けているので、まだ体験したことがありません。
いつか乗ってみよう! と思っているうちに無くなってしまうかも知れない。そうは思うのですが、わざわざラッシュに電車に乗ってみる気にはなりません...。
ところが、今回は何も驚くことがない。そう安心していたのですが、やはり出会ってしまいました。
◆私は未成年者?!
帰宅途中で、ふとビールが飲みたくなりました。
酒屋さんの外に自動販売機があったので、お金を入れてボタンを押す。
でも、何も出てこない!
品切れ表示にはなっていないのに、何回やってもピロピロという変な反応があるだけ。ビールは出てこない。
薄暗がりの中。見回してみると、書いてありました! この自動販売機にはカードが必要・・・、ウンヌン。
そういえば!... と思い出しました。未成年がお酒を買うのを防止するためにカードができるとかいう話しがあったのでした。
お店の方も開いていたので、そちらで買おうと思います。
「キャンセル」のボタンを押したら、私が入れたお金は戻ってきました。
シメシメ! フランスだったら、こういう場合は、お金が戻ってこないかも知れないと覚悟しますから、これで嬉しくなった私。
ご機嫌で店に入りました。
「ビール買おうとしたら、断られちゃった~!」
昔から知っている酒屋さんです。
話し方がおもしろいと思ったら、若いときには趣味で落語をやっていたと聞いて納得したことがありました。そんな話し方をするご主人なのです。
それで、風来坊の私が顔を見せると、もう全く落語の世界の会話になってしまいます!
店内の冷蔵庫に入っていたビールをもらったのですが、この次のために、と自動販売機用のカードも作ってくれました。
「これで大人になったね♪」
まあ、私が未成年だということは証明しないでも信じてくれるでしょうけれど、微妙な年齢だと身分証明なんかを見せる必要があるのでしょうか?
「こんなシステムって、いくらでも抜け道があると思う」
そう言うと、酒屋さんが答える。
「そうなんだよね。お父さんからビール買ってこいと頼まれたと言われたら、カードあげるもんね」
自動販売機が私を拒否したシステムには、効果があるんのでしょうか?...
不可解なことが多い世の中になりました。
◆自動販売機だけではなく、電車も私を拒否した!
ビールの自動販売機が私を拒否した翌日のこと。追い討ちをかけられました。
JR(「国電」と言いたいのをぐっと抑えて、そう言うようにしています)の山手線に乗ろうとしたら、自動改札口で拒否されたのです!
カードを入れたら、「このカードは使えないので、係員にお申し出ください」というような表示が出る。
ふと見ると、カードを入れるところにはSUICAと書いてありまました。私、西瓜は持っていないのです。
この「スイカ」カードも、だいぶ前に遭遇して驚いた種です。冬でもないのに、なんで西瓜なんかが話題になっているのかと不思議でした...。
あるとき帰国したら、改札口でカードを掲げている人たちがいる。これ、知らない人が見たら奇妙に見えますよ。だって、水戸黄門が印籠を掲げるのと全く同じポーズですから!
なんだ、これ! と、びっくりしました。でも、それが「西瓜カード」なるものなのだろうと解釈しています。
後に、発音が違うと気がつきました。JR産の西瓜は、冒頭の「ス」にイントネーションを置くらしい。そうすると、英語風に聞こえる単語になります!
この日、私を拒否された改札口に話しを戻します。
私は西瓜カードなるものを持っていません。それで、となりの改札口は違うカードを受け付けるだろかと、再度、私のカードを入れました。
でも、だめ...。
仕方がないので、係員がいるところに行って、私のカードを見せました。
自動化しても係員は置いておく。日本の良いところですよ! パリの地下鉄で分からないことがあったって、聞ける人はいないのですから!
それで、私のカードを見た係員さんが、丁重におっしゃる。
「申し訳ございません。ここではパスネットは使えないんです...」
ぬぬ?!...
私が自動改札に入れたのは地下鉄専用カードだった、と気がつきました。めったにJRには乗らないので、地下鉄のことしか頭にない私なのでした。
うるわしき日本!...
私がバカなことをしただけなのに、「申し訳ございません」と言って、本当に申し訳ならそうな顔をしてくださる。
しばし、日本っていいな~...、と感慨に浸ってしまいました!
◆複雑怪奇な電車のカード
ある時、地下鉄を乗り継いで会合の会場に行きました。会合が終わって帰宅しようとしてカードを入れたら、拒否されてしまいました。
係員の人に聞いたら、超過料金が必要だとおっしゃる。一緒にいた人もいるので、「それはおかしい!」とごねるのも気が引けたので、超過料金なるものを払いました。けっこうな値段でした。
でも、目的地で降りたのに、なぜ超過料金が必要だったのか分かりません。後になってから、私はカードを2つ持っていて、違うカードを出したために発生したのかも知れないと思いました。
でも、分からない...。
東京で電車に乗るときのカードは、もう複雑なので、何がどうなっているのかはフォローしていません。
一度、カードがどうなっているのか、ちゃんと勉強しようとは思っています。
でも、どうせ帰ってきたときには覚えたことを忘れているだろうし、またすぐにシステムは変わるのだろうと思うので、何がどうなっているのか研究するのは怠っています。
うう~ん。東京って、疲れる!...
親しい友達と会って別れるときには、電車の切符を買うところまで付き添って案内してくれます。
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