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2006/06/30

シリーズ記事 【2006年夏: アルプス地方の旅行】 目次へ
その4


フランスで旅行しているとき、軽い食事をしようと思うと難儀します。

フランスのレストランは「さあ、食べるぞ~!」という人たちの胃袋を満足させるために料理を出しているように見えます。パリなどには勤め人が手早く食事を済ませられるランチを出すレストランがありますが、田舎にはそういうところがありません。

フランス人が旅行しているときだって、昼と晩にレストランで食事していたら胃がもたれてします。それでも、食事を抜くのは寂しい。

困るのですよね、フランスを旅行していると。おソバとかラーメンとかを食べて食事にしてしまう、なんていうことができない。だからと言って、サンドイッチなんかをかじるのは寂しい...。そもそも、田舎も奥地だと、サンドイッチなんかは売っていないのです。

ところが、田舎も、観光客が多いところだと、軽いランチが食べられたりします。

その代表はアシエット・グルマンド(assiette gourmande)ではないでしょうか?

一皿に、少しづつ、前菜、メイン料理、チーズ、デザートまで乗っているという料理です。一皿出てくるだけなので、サービスにも時間がかからないので、食事なんかさっさと済ませて観光したいツーリスト向き。

さらに、ほとんど調理はしていないものを並べているので、値段もお手ごろに設定されています。

アルプスを旅行したときに、「こんなランチが好き!」と思えるアシエット・グルマンドに出会いました。

アルプスの山が見える村にあったホテル・レストランです。



アシエット・グルマンドがご自慢らしくて、入り口に看板が出ていました。

魚、郷土の食材、ハム・ソーセージ類、地元サヴォワの食材の4種類があります。2,000円ちょっと。前菜一皿のお値段ですね。

テラスの木陰に席をとりました。

これが、私がとったアシエット・グルマンド。ハム・ソーセージ類がメインのお皿です。




フランスのピクニックで用意するような食材が出てくるのがアシエット・グルモンドなのです。ピクニック料理と違うのは、ここにあるフライド・ポテトのように、暖かいものも入っている点。

パンも含めて、すべて、質の良い食材でした。フライド・ポテトが新ジャガだったのも気に入りました。下手をすると、冷凍のジャガイモのフライなんかが付いてきますから!

簡単な料理と言っても、けっこうボリュームがあります。と言っても、おいしかったので、すべて食べてしまいました。

デザートの果物を食べ終わって、やっぱり甘いデザートがないのは寂しいな、と思ったら、注文したコーヒーと一緒に、小さなケーキのお菓子が出てきました(丸い写真に入れたもの)。

なかなかの気配り! と、満足度100%になりました。

アシエット・グルマンドは、一人旅の方などにもお勧めしたいです。

町でこの料理がおいしいレストランを選ぶポイントは、しゃれたつくりの現代風のレストランだと思っています。

古めかしそうなレストランだと、いかにもツーリスト向けにいい加減なものを出すというのもある。でも、食べ過ぎてお腹を壊してしまうより良いのではないでしょうか?

そのほかフランスで軽く食事するには、ビストロなどで「盛り合わせサラダ(salade composée)」とデザートだけ食べるという方法もあります。これは、また別の機会にご紹介します。

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2006/06/29

シリーズ記事 【2006年夏: アルプス地方の旅行】 目次へ
その3


一番初めに見たのは、ブルゴーニュの最高級ワインがつくられる畑が続くところを突っ切る道路を走っていた車の中からだったと思います。

かなりのスピードで走っている自転車があったのですが、後ろに何か引っ張っているのが奇妙...。



撮影したのは4月中旬。寒い日で、自転車に乗った人はしっかりと防寒着に身を包んでいました。


こちらが車のスピードを落としてみたら、悠々と追い抜いていきました。

あっと言う間しか見えなかったのですが、たぶん「そういうものなのだろう」と想像できました。

今回アルプスに行ったとき、また同じタイプのものに出会って、「やっぱりそうだったのだ」と確認することができました。



後ろに見える建物はシャモニーの駅です。

日本にも同じものがあるのでしょうか? もし存在するなら、な~あんだ! と思われるクイズになってしまいますが、お聞きしてみます。

自転車の後ろに引いているものは何でしょう? これがクイズ。

ブルゴーニュで見たときも、シャモニーで見たときも、自転車をこいでいたのはスポーティブな感じの女性でした。これがヒントになるでしょうか?...

私は、このアイディアがかなり気に入ってしまいました。

コメントでお答えをお寄せくださいね♪

追記:

正解がでたので、拡大写真を入れておきます。

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2006/06/28

シリーズ記事 【2006年夏: アルプス地方の旅行】 目次へ
その2


山間部は人口が少ないという先入観を持っていたのに、シャモニーの周辺を観光していたら、人口が密集しているのに驚きました。

観光施設もたくさんあるし、山の斜面には別荘らしき建物がたくさんある。住んでいる人たちも多いように見える...。

日本のことを考えたら、どうということのない密集度ではあります。

でも、自然の中を散歩していると誰にも会わないことが多いような田舎が多いフランスのこと。頻繁に人に会うと、息苦しいとさえ思ってしまう...。

気になったので、県の人口を調べてみました。

シャモニーがあるオート・サヴォワ県の人口密度は、私の住んでいる県の2.6倍もありました。

私がいるところは平野がほとんど。標高500メートルもあれば「山」などと呼んでしまうくらい。オート・サヴォワのような山岳地域だと、人が住めないような高地が多いはず。となれば、傾斜がなだらかなところに家が建つわけです。

そうなると、感じる人口密度は2.6倍などというものではないはず...。


◆シャモニーという町の名前

日本では「シャモニー」と言いますよね。ところがフランスでは「シャモニックス」と言う方を耳にします。Chamonix という綴りですから、そう読むのが自然。

でも、地元では「シャモニー」と言う。

でも、そのシャモニーの正式な町名は「シャモニー・モンブラン(Chamonix Mont-Blanc)」。

でも、シャモニーに住む友達は、自分の町のことを「シャモニー」とは絶対に言わない。「シャモニー」と言ったら「よそ者」に見られると言っていました。

地元の人は「シャーム」と言うのだそうです。


◆シャモニーには住みたくないな... と思った

シャモニーは世界的な観光地なのだから仕方ありませんが、観光客風の人たちがたくさん闊歩しているのが目立ち過ぎます。普通なら、個人旅行の観光客は住民と大して変わりなく見えるのですが、ここでは観光客たちは山登りのいでたちでいるので目だってしまう・・・。

海水浴場がある海岸部も同じですね。いかにもヴァカンス客という人たちが闊歩している。

そういうところに住むには、観光業で生計をたてているのでない限りは、おもしろくないと思ってしまいます。

そこに住んでいる人たちが全面に見えない町というのは、なんだか不自然に見えてしまう...。

美しい自然が広がっていることと、大衆ツーリズムの爪あとが見えるというギャップ...。

マス・ツーリズムというのはフランスではめったにお目にかからないので、余計に息苦しく感じてしまいました。

フランスにいるのに、すれ違う人たちからは外国語ばかり聞こえてくるのも奇妙でした。

シャモニーに住む友達は、住み着いて観光業を始めたイギリス人たちとの摩擦が深刻なのだと言っていました。

「どんな摩擦なの?」、と私。

イギリス人は自分たちのコミュニティーを作ってしまって、フランス人たちをボイコットするのだだとのこと。

でも私の友達はアルプスに魅せられてしまっている。ブルゴーニュに住んでいたときには、ほとんど毎週やって来て山登りをしていたので、住み着くのが自然だったと言います。

今の仕事は生計を立てるためだけのこと。趣味の山歩きが本来の生活だと語りました。


◆谷間は息苦しい...

私はシャモニーには住みたくないと思いました。

標高の高い山々を眺めていると惚れぼれします。美しいう山々が見えるのは嬉しいけれど、自分の下にも空間が広がっている所に身を置きたい。

高い山の挟まれた谷間というのは圧迫感があります!

シャモニーに住む友達は、冬の寂しさにはすごいものがあるのだと言っていました。

冬の太陽は山々に遮られてしまうので、シャモニーの町に日が当たらない日が続くのだそうです。

それで憂鬱症になってしまって、自殺者が信じられないくらい多いとのこと。

そうだろうな・・・と、どんよりと曇った日に思ってしまいました。




◆でも、アルプル山脈は美しい...


神々しいほどに見える山々。

どうしてこんなに人がたくさんいるの?! などと思ってしまったものの、アルプスでの短い滞在を楽しみました。

私のような全くの素人でも散策できる山道が完備しているのです。

山の動植物を博物館も、驚くほどよくできていました。ブルゴーニュにも森林教育のための施設があるけれど、足元にもおよびません!...

自然観察やスポーツを楽しむために来ている子どもたちの団体も多く見ました。

やはり、ある程度の人々が来ると、充実した施設もつくれる、ということには間違いありません。



夕食までちょっと時間があったので散歩した、自然保護地区の遊歩道。

山ツツジだと思った花は、後でシャクナゲだと教えられました。開花は2週間くらいしかないので、見ることができたのはラッキーだったとのこと。

珍しい花がたくさん咲いていました。
やっぱり、くやしいけど、ブルゴーニュではこういう風景は見られません!...

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2006/06/27

シリーズ記事 【2006年夏: アルプス地方の旅行】 目次へ
その1


先週、シャモニーに行って来ました。

友人たちは「ボンヌ・ヴァカンス!」と言ってくれたのですが、フランスの統計で「ヴァカンス」というのは連続4泊以上の旅行。それからいくと、私は3泊の旅行だったのでヴァカンスではありません。

でも、短いながらも楽しい旅行になりました。

シャモニーにはブルゴーニュから移り住んだ友達がいて、最近ガイドの資格を得たのでした。特に高山植物に興味があるという人。いつかアルプスの山を案内してもらいたいと思っていたのでした。



◆モンブランという山



私のホテルの部屋からの眺めです。

シャモニー(標高 1,035m)から見ると、モンブラン(標高 4,808m)は見分けがつきにくいです。手前にある山が高く見えてしまうので、モンブランがそんなに高いとは思えない...。

友達が結婚披露宴をあげたホテルに泊まりました。シャモニーの中心部からは少し離れていますが、モンブランを見るには絶好の場所! カーテンを閉めないで寝て、早朝から寝ぼけまなこで山の姿が変わるのを眺めました。

正直言って、シャモニーの町から外れた所にある宿は、ゴチャゴチャと建物が建っているシャモニーの町中にあるホテルよりずっと良いです。



◆アルプスで遭難しそうになったのを思い出す

シャモニーに行く観光客の最も有名なコースは、ロープウエーでエギュ・デュ・ミディに登ることではないでしょうか? 標高 3,842mの展望台からは、お天気が良ければ素晴らしい眺めを見ることができます。

今回泊まったホテルの部屋にはバルコニーがあったので、モンブランの山並みをつくづく眺めてしまいました。



もう何年前のことでしょうか?... 「遭難しそうになった」というのはオーバーですが、今思えば全く無茶なことをしたことがあったのです。

夏でした。フランスの友人たちとロープウエーに乗って展望台へ。それから戻る途中に駅があって途中下車したのだと思いますが、少し下ったところにある高原を歩きました。写真に示したところにある高原のはず。

素晴らしいお天気! 高山植物もたくさん咲いている。時間が立つのも忘れてハイキングを楽しみました。

そして、メール・ド・グラスと呼ばれる氷河から出ている登山列車に乗ってシャモニーに帰るというコースを私たちは予定していました。

ところが、メール・ド・グラスに着いたら...、もう最終電車は出てしまっていた!

午後7時過ぎだったと思います。夏の日は長いのですが、10時ころには暗くなってしまうはず。でも、友人たちは「歩いてシャモニーの町まで帰るのだ」と言う。

シャモニーの町までどのくらいの距離があるのかも知りません...。

日本人だったら、そんな危険を冒すよりは、ホテルを見つけるのではないでしょうか?... 途中にホテルはあったと思う。そこでタクシーを呼んでもらうことだってできたかも知れない。

でも私が一緒に旅行していたフランス人たちは、そんな散在をすることは問題外だと思っていたらしい...。歩く以外に道はない。

ともかく道に迷ったら困るので、線路に沿って山を下ることになりました。

歩きにくいですよ、線路の砂利道を歩くのは!

暗くなるまでには町に到着しなければ... と、みんな言葉も少なげに必死で山を下りました。もちろん冗談を飛ばすことは忘れていませんでしたが。

山を下ったことがある方は分かってくださると思う。しばらくすると、膝はガクガクになります!

でも、歩く! 歩く! ひたすら歩く!

幸いにも、暗くなった頃にはシャモニーの町が遠くないと分かる所まで来ていました。

シャモニーにたどり着いたのは、ほとんど真夜中だったのを覚えています。

あらためてホテルの窓から私たちが歩き始めた場所を眺めて、よく歩いたものだ... と、つくづく思ってしまいました。

あの頃は、まだ若かった!!!...


シャモニー モンブラン オフィシャルサイト(日本語)

エギュイ・デュ・ミディからの眺めを見せるサイト(360度パノラマ写真)

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2006/06/19
ちょっと変わったオツマミを作った友達から、味見をしに来るように誘われました。

旅行に出る前日だったので、「食前酒だけよ」と言って出かけたのですが、みんなでワインを飲んでいるうちに時間がたって、おいとましたのは夜の10時過ぎになってしまいました。

お腹もいっぱい。夕食は抜いて良い状態になったので、帰ってから荷造りしなければならないのも問題なし。

帰り道、霧が立ち上っていた牧場が余りにも美しく見えたので、車で送ってくれた友達にストップしてもらいました。



しばらく眺めてしまったのですが、全く何でもない風景です。

ぼんやり赤みを帯びた空。そして霧がかかった丘。白い牛が浮かび上がっている...。

たった、それだけ!

そんな何でもない風景が美しく感じて、少なからず感動してしまいました。

ふと、子どもの頃には空を眺めるのが好きだったのを思い出しました。家の窓から空を見上げて、雲が動くのをいつまでも見つめていたのです。

私が住んでいたのは東京。自然の美しさを味わえるのは空しかありませんでした...。

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カテゴリー: 植物 | Comment (4) | Top
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2006/06/18
明日招待されている昼食では、私がお刺身の前菜を持って行くことになっています。

「生魚」と聞いただけで友人たちが吐き気を催した昔が懐かしい...。私は、ひたすら「食べる人」に徹していられたのですから!

今日は朝市に行って、顔なじみの魚屋さんで仕入れをしました。

先週食べたマグロがおいしくなかったので、マグロは買わないつもりでした。そもそも、お刺身は私が飽きているのです! フランスにいると、お醤油味は食べたくない...。

ところが、最近のフランスは健康ブーム。みんな魚料理を食べたがる。でも、海から遠いブルゴーニュの人たちは魚料理が苦手。それで、私が魚を調理する、という図式ができてしまいました。

私は、日本にいたときも、お肉の方が好きだったのです。魚をおろしたのなんか、遥か昔に通った料理学校でだけ。

それなのに、ここではお刺身まで作ってしまうようになりました...。教えて欲しいなどと言われるので、お刺身やお寿司の作り方を教えてしまったりもする。

食べるフランス人たちは、ホンモノとは比べられないので、私の料理に感激しています!

日本にいる外国人だって、かなりいい加減に「本国では、こうなのだ...」なんてやっているのではないかと疑ってしまいます!


◆フランスで売っているマグロ

フランスで売られているマグロは、部分によっては分けていません。

質の良し悪しの差があるのははっきり見えるので、良さそうなときに買うのですが、当たり、はずれがあります。

私の魚屋さんには、マグロの美味しい部分がどこにあるかという写真を見せてあげたことがあるのですが、仕入れてくれません。

パリのランジス市場までの仕入れに連れて行ってもらったこともあるのですが、やはりトロは見つけられませんでした。

適当な大きさに切ったマグロが売られているので、これでは部分の選びようがない、と分かりました。


◆ついに、トロらしきものに出会った!

「あら、マグロはいらないの? 今日はとても良いのが入っているのに...」と、魚屋さんが言う。

よく見ると、大きな塊のマグロに、薄いピンク色の部分がついていました。

これって、トロなのではないか?!...

でも、そうなのか確信は持てません。私は魚のことが全然分からないのです。

パリの市場で仕入れてきたご主人が、ノルマンディーでは、私が目につけた部分と、そうでない部分は切り分けて、値段を違えて売っているのだ、と言っていたとのこと。

ご主人がそう言っていたと聞くと、やはり、これがトロなる部分ではないか、と思いました。そもそも、こんな薄いピンク色をしたマグロの部分をフランスで見たことはありませんでした。

でも、置いてあるマグロを一切れ切ってもらうと、そこについてくるトロらしき部分はほんの少し。この日予定していたのは、1キロもマグロを買うほどの食客の数ではなかったのです。

「この部分だけもらえるなら嬉しいけれど...」、と、厚かましいことを言ってしまいました。

「いいわよ。切ってあげる。ダンナは文句言うかも知れないけど...」

ご主人は、お店をほったかして、宝くじを買いに行って留守にしていたのでした!



どうせ写真をとるなら、トロらしき部分がついている状態のときにすれば良かったのに、いつも気がつくのが遅い私です...。


◆これはトロなのでしょうか?

けっこう大きさです。明日のお刺身用には他のタネもあるので、マグロを少し食べてみることにしました。

私が買った「トロらしき」部分の写真をとろって、合成写真にしてみようかと思っていたのに、もう忘れて切り始めていた...。



筋がある部分と、ない部分に二等分できました。

で、右側が大トロだと、勝手に判断しました。

普段こちらで買っているマグロと同じ魚とは思えない味なのです!

トロっとしている...。歯にひっかかる筋がない。

明日お刺身を食べさせる人たちが何と言うか聞くのが楽しみです。

下は、少し使ってカルパチョにしてみた写真です。



薄くスライスして、塩コショウとオリーブオイルをかけたという簡単なもの。軽く冷凍して、もっと薄く切るべきだったのですが、どうせ味見のための料理なので、手をかけませんでした。

こんなマグロがいつも手に入ったら、本当に嬉しいのに!

来週の週末は、もっと本格的なお刺身を作らなければならないので、また手に入ると嬉しいのだけれど、無理でしょうね...。

でも、これはトロだったのでしょうか?

ブログ内リンク:
★ 目次: フランスの日本食ブーム


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2006/06/16
ボージョレーで行われるイベントに合わせて旅行しました。

そのときのことを書いた日記のインデックスです。


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2006/06/15

シリーズ記事 【ボージョレーの門戸開放日のための旅行】 目次へ
その5


つまらないことでも、フランス人たちを観察していると「おもしろいな...」と思ってしまう私です。

6月10日に書き始めて、もういい加減にやめなければ... と思っているボージョレー旅行でも、感心したことがありました。

お腹がいっぱいだけれど何か食べなければ...、というとき、日本人だったらおソバ屋さんに入ったりするのではないでしょうか? でも、フランスにはそういうレストランはない!

ボージョレー農家でのマションという、食べ放題、飲み放題の昼食をしたほかに、「ついでに...」とボージョレーのワインを試飲し歩いた私たち。さすが夕食の時間になっても、お腹はすいてきませんでした。

そのとき、どうなったかをご報告します。


◆食欲がないけど、レストランを探す...

「軽い夕食をとろう」と意見が一致して、レストラン探しを始めました。

それでも、いい加減なものは食べたくない! というのが、一緒に旅行していた私の友人たちの胃袋。

食道楽であることにかけては、フランス中で定評があるブルゴーニュ人たちなのです!

「ワインを余り飲まないから」というだけでドライバー役をかわされた女性には、本当にお気の毒。ボージョレーの村々をかなり走り回ってレストランを探しました。

なにしろ、食欲がない人たちなのですから、余計にレストラン選びは難しくなりました。レストランの前に出ているメニューを見て、「こんなものは食べたくない」とやる!

もっとも、お腹が減っているために気難しくなった食道楽の友人たちと旅行していても、同じパターンを経験するのですが!

このあたりに詳しい人がいて、昔おいしかったジュリエナ村のレストランに行こうということになり、さらに車を飛ばすことになりました。

ところが、店の前に出ていたメニューを見ると、「昔とは違うシェフだ!」と言い出す。店の名前は同じだけれど、シェフが違うことは明らかだとのこと。

「もう遅いから、ここで食べてしまったら?...」と、思うのは私だけ...。

幸いにも、隣にはアトラクティブなメニューをかかげているレストランがありました。新しくできたレストランらしい。

「このレストランを試してみよう!」、ということに意見が一致。

入ってみると、片田舎の村なのに、ほとんど満席の状態。地元では評価されているレストランなのだろう、と安心感を覚えました。


軽い食事って、こんなの...

全員が「季節の定食」を選びました。さすがにお腹いっぱいなので、チーズはパスすると全員が言う。

まず、フォアグラのムースがお通しに出ました。さっぱりしていて、食欲をわかせてくれました。

下は、私が選んだ料理です。



前菜は、フォアグラのソテー。一番お腹に軽そうに見えたから選びました!

メイン料理は、ほぼ全員一致して私と同じもの。オマール海老と帆立貝の料理。フランスでは超高級な食材なのです。これが法外な値段でなかったら、躊躇なく選びます。

どう思われるか分かりませんが、とても軽く食べられる料理でした!

デザートのあと、メニューには書いていなかったお菓子が出てきたので満足。これも美味しい。


◆おいしい食事ができれば幸せ!

良いレストランを選んだ! と、全員が満足しました。

いつも思ってしまいます。フランスでは、とんでもない片田舎に美味しいレストランがある。ミシュランの星なんかもらっていないだろうけれど、一つ星くらいの価値があるレストランがある...。

翌日に落ち合った友達にも「夕べはおいしいレストランで食事した!」と言って、何を食べたのか詳細に語るほど、みんな満足した夕食になりました。

ワインは地元のを選んだので高くはなかったのですが、それでも一人1万円くらいになりました。

お腹がいっぱいなので夕食を抜いてしまっても良かったときに、これだけ散在する。

日本でありえるでしょうか?...

それでも、「すべてのフランス人が食道楽なのだ」と思ったら間違いかも知れない。ブルゴーニュ人って、少し特殊なのです。

私のパリの友人たちを思い浮かべると、こんな風に身分不相応に食事代にお金をかける人は例外的存在です!

ブログ内リンク:
フランス人って、どうしてこんなに食べられるのだろう?... 【2】 2006/05/28
★ 目次: 食材と料理に関して書いた日記のピックアップ


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カテゴリー: フランス人 | Comment (8) | Top
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2006/06/14

シリーズ記事 【ボージョレーの門戸開放日のための旅行】
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その4


キリスト教会としての機能を果たしている教会では、必ず祭壇のところに赤い火が灯っているのだそうです。

とすると、信者でもない日本人に結婚式をあげるような観光教会の祭壇に赤い火を立てることが許されるのだろうか? という疑問を持つのですが、確かめる機会が未だにありません。

ミサをあげることがない教会なら、何に使っても良いわけですが、そうめったにお目にかかりません。... と書きながら思い浮かべてみると、「けっこう色々に使われています」と書いた方が適切かな? という気もしてきます。

ブルゴーニュの行政中心地ディジョンにはあり余るほどの教会があるので、劇場になったのもあるし、商工会議所のオフィスに使われているのもある...。

農家の私有地の中にある教会が、牛小屋になっていたり、鶏小屋になっていたりしたのもあって、ショックを受けたこともありました。

とは言っても、やはり教会は本来の働きをしているところが大多数。教会の数に比べて足りないのは司祭さんの数、というのが今日の状況です。

宗教的な目的では使わなくなった教会をどうするか? ワイン産地らしい教会の使い道をご紹介します。


◆ジュリエナの教会でワインを試飲する

今回のボージョレー旅行の新しい発見。


Le Cellier de la Vieille Église (Juliénas)

この土地のワイン生産者たちが、使わなくなっていた昔の教会をワイン販売・試飲所にしていました。そうなったのは20世紀半ばといいますから、ずいぶん歴史が古い。

6月10日(ボージョレー旅行)のブログで、ワインの試飲に入ったところでワインを買わないとマナー違反にはならないかというご質問のコメントをいただきました。入場料を払わないで入って試飲ができる場所の中で、こういう農協の販売所(cave coopérative)のようなところは観光客も一番入りやすいところです。ワインを1本とか3本とかしか買わなくても遠慮は入りません。

逆に、観光客が気楽に立ち寄りやすいので、相手もその覚悟でいる。買うそぶりをしないとワインを飲ませてくれなかったり、催促しないと色々飲ませてくれなかったりするところもあります。

このときも、一番安いランクを試飲させただけで、おしゃべりばかりしていて、次の上のランクを試飲させてくれませんでした。

でも、私たちは教会というのが珍しくて入ったのです。別のところで散々ワインは試飲していたので、それ以上ワインを味わいたいとも思わなかったし、もうおいしいとも感じなくなっていました。

それで、試飲のお礼だけ言って出ました。

     ボージョレーのワイン・マップ


◆マコネのロマネスク教会でワインを飲もうと思ったら...

ところで、ボージョレーを旅行していて気が付くことがあります。

この地域ってワイン畑の風景を楽しんだり、あちこちでワインを試飲したりするのは楽しいのですが、それ以外に観光客が喜ぶところがとても少ないこと。

教会も歴史的価値があるほど古いものがなくて、どこもつまらない形をしている...。

ボージョレーのワイン産地を一歩出ると、もうロマネスク様式の教会やお城が軒並みあるのに。

古い教会を使ったワインの試飲・販売所も、もっと好きなところがあります。

 
Chapelle Sainte-Bénédicte de Domange

こちら、歴史的建造物に指定されていロマネスク教会。

ここがワイン農協のカフェ兼ワイン試飲・販売所となっているのを発見したのは数年前。

愛らしい小さな教会で、内部の彫刻も美しい。展示されていた昔のワイン醸造にまつわるアンティーク・コレクションも美しくて、すっかり気に入りました。

今回の旅行で懐かしくなったので立ち寄ってみました。

上の写真を撮ってから入り口に回ると...、なんと閉鎖されていました!

安全性に欠ける建物だと発覚したようで、「危険につき立ち入り禁止」の看板が立っていました。

がっかり...。

こんな小さな村にある教会だと、よそから予算をかき集めないと修復できないはず。また教会に入れるようになるのは、ずっと先のことでしょう。それに、きれいに修復されたら、カフェなんかとして使えるかの保証はありません。

2年前に内部の写真をいっぱい撮っておいて良かった...。


追記(2015年):
もう1つ、教会がワイナリーの販売所として使われている例について書きました:
「トゥルソー」というジュラ・ワインを教会で買う 2015/04/24




ブログ内リンク:
★ 目次: ドメーヌやワイナリーの訪問記
★ 目次: ワインなどアルコール飲料に関するテーマ


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フランスのお酒 (ワインなど)



2006/06/13
野球とかゴルフとかは選手が動かないので「スポーツ」と言えるのかと疑問に思ってしまうのですが、サッカー選手たちは必死に戦う。それが好きです。

というわけで、昨日は、サッカー・ワールドカップの日本対オーストラリア戦を友人たちと一緒にテレビで見ました。



私が持っている自慢の応援グッズ。

タオルは、フランス語では「écharpe(マフラー)」と呼ぶのを知っていますが、日本語では何と言うのでしょう?...
私の講演を聞きに来てくださった中に日本サッカーチームの役員の方がいらして、プレゼントしてくださった(ねだってしまったのかも知れない...)という、由緒ある品です!

3本足のマスコット鳥は、フランスでワールドカップが行われたときに持ってきいたもの。
「サッカーのマスコットに3本足の鳥を選ぶなんて賢い!」とフランス人たちに感心されて鼻高々になったグッズ。
「日本古来の想像上の鳥で...」と説明していたのですが、何の鳥だったのか今では忘れてしまっています。

この2点を持って、テレビの前で応援したのですが...。

始めの方は席を外していたのですが、ヒーローの中田はみんなと別れてデラックスホテルのスイートルームを希望してとった、などという話題から始まったそうです。サッカー選手たちは、選手が仲良くするために2人で一部屋をシャアーするのが普通なのだそうで、一人だけスイートルームを要求するのは異常だと映ったようです。

そう話されて、日本はチームワークがおかしいのではないかという予感を覚えました...。


◆デブーたち!

サッカー通の友人は、オーストラリアは「boeufs(オス牛)だから」などとけなしていました。この間の試合では、オランダ選手を3人も怪我させてしまったのだとか。

確かに、もう牛が突進する試合ぶり。ラグビーの試合を見ているみたい! アナウンサーも両チームの体格の差を強調していました。

それでも1点、日本は入れた。あっぱれ!

でも、オーストラリア選手は体をぶつけて来るので、日本人選手がバタバタと倒れることったら! こんなのは見たことがないように思います。

前半戦が終了したとき、日本チーム全員を「massacré (殺戮した) 」と、アナウンサーが表現していましたが、まさにそんな感じを受けました。

これは牛の突進ですよ!

友人たちも私の日本の肩を持って、オランダ選手たちを「デ・ブー!」と言って野次を飛ばす。フランス語で雄牛を複数のときの発音が「ブー」。その前につく冠詞が「デ」。

デ・ブー! その音の響きにぴったりのオランダ人選手たち!...

農家で聞いた話しを思い出してしまいました。
納屋で牛の世話をしていたら、1トンもある雄牛が押してきて、壁との間に挟まれて大怪我をした...。

テレビに登場した専門家たちは、エジプト人の審判は経験不足で能力がないと批判していました。

日本が得点を入れたときも、肘でついていたペナルティーがあったという映像...。

でも、退場になっても良いようなことをしたオーストラリア選手が見逃されていたのですから(これも専門家たちは認めていた)、おあいこだったと思う。


◆あっさり負けてしまった...

後半戦がスタート。日本チームは倒されないようにセーブすることにしたように見えました。

フランスもそうだから、ドイツも暑かったはず。巨体のオーストラリア選手たちは暑さでペースを落とすだろうと見られました。

うまく逃げ切ってくれれば日本が優勝する。でも時間切れの間際、次々に3点入れられて、結局、日本は負けてしまいました。

拍子抜け...。

どうしちゃったのでしょう? シュートのチャンスがあるときに、日本人選手はシュートしない...。何度もチャンスを逃がしました。

それでも、最後にバタバタ得点を入れられてしまうまでは、ゴールキーパーの川口の活躍が感動的でした。あんまりにも見事にボールを抑えたので、最後のころには力尽きたのか、ハイ状態になってしまって冷静さを失ってしまったのか?...

サッカーのことなど分からない私。それで、日本選手の名前が出ると、それを翻訳していました。「川口」は河口の意味で、つまりは「ブーシュ・ドュ・ローヌ」みたいなものなのだ。

ローヌ河の河口の地方として、ブーシュ・ドュ・ローヌという名前の県があるのです。マルセイユがあるところ。

それが受けて、川口が活躍するたびに「ブーシュ・ドュ・ローヌ!」と応援が飛びました。最後までボールを食い止めて欲しかったな...。

この後は、クロアチアとブラジルが相手。オーストラリアより手ごわいので、勝ち星をあげるのは難しいのではないでしょうか?

過去2回観戦したときには、日本チームは、実力以上のことをすることに必死にチャレンジしているが見えて、涙が出るくらい感動的だったのに...。

あの日本チームのファイティング精神はどうしたの?... と思ってしまった観戦になりました。

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