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2007/07/31

フランスにはクラシックカーファンがとても多いように感じます。ついでに、日本ならポンコツになるような車に乗っている人もいる。後者は趣味ではなくて、「まだ乗れるのだから、乗る」というだけのことなのですが!


街角に止まっていた小さな車です。



この車、まず赤い色が気に入りました。赤というのは難しい色です。ともすれば、ひどくバカバカしくなってしまう色ですから!。

色と同時に、後ろに鞄みたいなトランクを取り付けているのが面白いと思いました。

前に回ってみたら、さらに工夫がありました。




◆2馬力(ドゥー・シュヴォー)

この車は2馬力なのです。フランス語でも、車の「馬力」は「馬」で表現します。

それで馬を2つ付けている!
この車の持ち主は、よほどこの車が好きなのでしょうね・・・。

この車はシトロエンの2CVですが、「2馬力(2CV: Deux chevaux)」と呼ばれる車です。昔はたくさん走っていたそうです。

私は1回だけ乗ったことがあります。1回と言っても、この車が足になってくれた2週間の夏休みのこと。

かなり乗り心地の悪い車でしたが、楽しい思い出になっています。

イギリスに語学研修に行ったときことです。その話しを続きで書きだしたのですが、長くなるので別の日記で書くことにします。

「次は・・・を書きます」と予告していながら、続きを書いていないことが多々あるのではないかしら? 書きたいことがありすぎるのです・・・。続きを期待してくださってしまった方、申し訳ありません!

ブログというのは長々と書けないので、どうまとめようかと迷っているうちに日がたってしまいます。日がたつと、もう別の話題を書きたくなってしまって・・・。でも、どうせ同じことを考えているのですから、また戻ってくると思っています。

★情報リンク:
- 日本情報: シトロエン・2CV

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2007/07/28
フランスにいると食品にまつわるイベントに行く機会が多いのですが、食べないものも買うことがあります。

たとえば、先日買ったのは、これ ↓



左奥の方のを買いました。小麦も見事だったのですが、ブドウの柄なので選びました。

本来は食べるために作られたパンなのに、どうして食べなかったのか? こんなにきれいな柄をつけた大きなパンなので、飾りにしたのです。

パン屋さんは、上に乗っている飾りを残して食べれば良いと言っていたのですが、もったいない!

そのまま乾燥させれば1年や2年は問題なくもちます。過去にも持っていたので実験済み! 年月がたち過ぎると、下の部分がやはり腐ってくるのと、飽きるので、ついに捨てます。


◆こういうパンの作り方

普通の大きなパンなのですが、上に飾りがある。

この飾りの部分は、ふくらし粉を入れないパン生地で粘土細工のように作り、それをパンに乗せて焼くのだそうです。

思い出せば、この飾りの部分だけの作品というのも売っていましたね。

パン焼きをご趣味とする方、こういうのを作ってはいかがでしょうか?

こういうパンがあったら、パーティーが盛り上がります。パン屋さんでは、注文があればいつでも作ると言っていました。でも、かなり遠いところにあるパン屋さんだったので、残念・・・。


◆大きなパン

ちなみに、このパンのお値段10ユーロでした。

どちらにしようかと迷っていたら、買おうかどうしようかと迷っているのだろうとパン屋さんが思ったらしくて、7ユーロにまけてくれました♪

直径は30センチ。

昔のフランスでは、日曜日にこういう大きなパンをたくさん焼いて、次の日曜日までそれを食べていたのだそうです。土曜日に近づくとパンは固くなってきますが、でもバゲットのように、翌々日などには間違ってもたべられないくなるパンではありません。

そもそも、バゲットというのは、毎日パン屋に通える環境にないと不便なわけです。だからパリで普及したのも当然。いつのことだったかな?・・・ 王朝時代にはなかったのは確かなはず。

・・・ と書きながら、やはり気になったので調べてみました。パリで普及したのは1920年代、というのが出てきました。

上に入れた写真のようなパンは、パン・ド・カンパーニュ(田舎パン)と呼ばれる種類でしょう。でも、こういう大きな丸い、昔ながらのパンは、「ミッシュ(miche)」と呼んでいるしか耳にしたことがないような気がします。





巨大なパンの写真は、過去の日記でもご紹介していました:
★ 巨大なパン (2006/04/08)

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2007/07/24
先日は早朝から嵐。実は寝坊していたのですが、目撃した人の話しだと、竜巻に近かったそうです。雨は水平に降っていたとのこと。

私が起きたときには、ただの強風と雨でしたが、やはり停電していました。最近は頻繁に嵐があり、そうなるとたいてい停電になるので、それには驚きません。

停電になるとパソコンが使えないので仕事になりません。友人の家でのんびりと昼食を楽しむことにしました。今は夏休みをとっている人が多いので、平日だか休日だかは意識しない時期なのです。

でも、家の中は薄暗い。それで蜀台に5本のロウソクを灯して食事してしまいました。

このとき、知りました。

昼間のロウソクの明かりって、余り楽しいものではありませんね~。

暗いと言っても真っ暗なわけではないので、夜に灯すような雰囲気は全くでません!

ちょうど昼食が終わったとき、午後5時ころ、電気はやっと開通しました。でも、そんな災害が酷いときではないのですから、もっと早く直して欲しかった・・・。


◆根こそぎ倒れていた木

その翌日だったか、近所の人から、並木の大きな枝がたくさん折れたし、倒れた木もある、と聞きました。森の木もだいぶ倒れているとのこと。

わざわざ見に行こうとは思わなかったのですが、偶然通りかかったら、本当に並木の木が一本、倒れていました。



嵐のときは、やはり外出は避けるべきですね。こんな木が頭の上に倒れてきたら即死だと思います。

フランスの忘れられない嵐は、21世紀になる直前だったと思います。全国的に突風で大きな被害が出ました。こんな風に森の木が根こそぎ倒されて、その爪痕はしばらくの間、あちこちの森で目撃しました。


◆いつも気になるのは、木の根っこの部分

上に入れた写真の根っこの部分です ↓



遠くから撮った不鮮明な写真で申し訳ありません。でも、こんなのを見るのは珍しくないので、通り過ぎてしまってから戻って撮影するのを横着してしまったのです。

根っこがひきちぎられています。

いつも強風で倒れた木を見ると、それほど根が張っていから倒されたのではないかと思ってしまいます。

日本でも、強風で倒される木は同じようなものなのでしょうか? 日本の木はもっと根が張っているように思うのですが・・・。


◆フランスの土地って、貧しいのではないか?

日本のように自給率が低い、などという問題はない農業国フランス。むしろ、生産過剰なことが問題になるほどです。

でも、どう見ても、日本の農地より貧相な土に見えます。私が親しんでいるのは関東平野の黒々とした土のせいかも知れませんが。

下に、春咲きにとったフランスの畑の写真を入れてみます。



穀物畑だと思います。

石がゴロゴロでしょう? 山地ではなくて、立派に平地の畑です。

ブルゴーニュの大半の土地は、こんな風に石灰質の土です。そもそも、ブドウ畑に適した土地というのは、肥沃な土であってはいけないのです。

上に入れた写真の石ゴロゴロは、少し酷過ぎると思ったので撮影した畑の例です。普通は、この写真に見える小さな石がゴロゴロしている程度。でも、肥えているようには見えません。

いつかブルゴーニュの穀物栽培農家でお話しを聞いたとき、畑の土の10センチ下は石ばかりなのだと話していました。

そうしたら、せめて200ヘクタールくらいないと穀物農家はやっていけないという現状も理解できると思いました。それでご主人の収入が稼げる。奥さんの方は、別に仕事を持たないといけない...。

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2007/07/22
私が住んでいるブルゴーニュ地方は、日本でいえば中国地方を一回り小さくしたような大きさです。

典型的なフランスの田舎。ブルゴーニュと言えばワインと思われる方も多いと思いますが、ブドウ畑はそれほど土地を占めているわけではなくて、森あり、穀物畑あり、牧場あり、山あり・・・ という地方です。

日本の田舎に住む方も同じでしょうが、何かするときには、かなりの距離を飛ばします。田舎の人に「すぐそこ」と言われても、本当に「すぐそこ」ではないのは、フランスも日本も同じだと思います。


ブルゴーニュにも限らず、広いフランスの大地をドライブしていると、突然、地平線のかなたまで見える風景が目の前に広がります。



こういう風景を見た私は、声には出さないものの叫んでしまうのです。

「ああっ~、・・・だ!」

日本人であるからこそ出てくる、本能的な反応ではないでしょうか?

「そんなはずはない!」と思うのは、少し間をおいてからです。

ふと気がつくと、そういう反応をしなくなっていました。こういう無意識の反応がなくなるまでには10年以上かかっていることは明らかです。


この写真は、このお話を書きたくて撮ったものです。もっと「わあっ~!」を思ってしまう風景もあるのですが、とりあえず撮った写真を載せました。これで分ってくださるかどうか?・・・

でも、日本で育った方は、こういう遠くまで見える風景に出会ったとき、反射的に私のように思ってしまうのではないかと思うのです。

ヨーロッパ大陸を長時間ドライブしていたとき、同じ感覚を抱かれた方はいらっしゃらないでしょうか? そういう方だったら、こんな写真でも、あのことを言っているのだと推測してくださると思うのです。

コメントをお待ちしています。

何を言いたいのか全くお分かりにならなかったらゴメンなさい!

ブログ内リンク
★ 目次: クイズを出した記事一覧


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2007/07/20
チーズ祭りのイベントで軽く食べたいと思ったら、うってつけのお食事処ができていました。

* この日記は、「小さな村のチーズ祭り」の続きです。

地元のボランティアの人たちが明るく声をかけてきます。木陰の席も気持ちよさそう。雨ばかりの天気が続いていたのですが、この日は素晴らしい快晴。木陰が嬉しい日だったのです。



色々なチーズ食べ放題のイベントはとても楽しいものだったですが、この手のイベントには慣れてしまっているので、この日はランチのことが一番印象に残ってしまいました。


◆たった5ユーロのランチ



農家の自家製のパテ、地元のパン屋さんが作ったケーキ、ロゼワインのセットで、5ユーロでした。

写真にはフライドポテトがのっていますが、これはオプションで選んだもの。フライドポテトというのは「子どもが好き」ということにフランスではなっているようですが、私はやたらに好きなのです!・・・

このフライドポテトは2ユーロでした。ランチの安さからすると高いですが、この地元の人たちのボランティア・レストランは、フライドポテトでしか収益をあげられなかったと思うので、貢献してあげた気分にもなりました。



ふと考えると、このランチが5ユーロだったというのは、今の為替レートでは850円くらい。フライドポテトを入れたら1,000円をちょっと越します。友達が、もう1杯ワインをとってくれたので、プラス・アルファー。

日本だったら、安いランチだ♪ と喜ぶ値段ではないですよね?! でも、フランスで昼食したい人が5ユーロのお札しか持っていなかったら、レストランで食事はできないのは明らかです。日本では、ラーメンとかお蕎麦を食べたりできますけれど。

プラス・アルファーを加えても、フランスでこんな安い食事をしたことはかってなかったと思います。そもそも、食べるために生きているようなブルゴーニュの友人たちと付き合っているのも原因!

*これはピクニック風の食べ物だったので比較できませんが、例えば少し前の日記で紹介したイベントでとった昼食のは、飲み物代抜きで20ユーロの定食でした(シャンパーニュ地方の植木市に行く)。

久しぶりの青空。木陰で食べるピクニックランチ。地元のボランティアの人たちが選んだおいしい食材。最高でした!


◆ファーストフードの店では、5ユーロで食事ができるのだろうか?

実はフランスのファーストフードのお店に入ったことがあるのは、ずっと昔に旅行で来たときの経験が1度あるだけなのです。フランスのファーストフードのお店だったら、5ユーロで食事できるものなのでしょうか?・・・

フランスのレストランで出す食事にかかる税金は結構高いのです。ファーストフードだと、テークアウトを前提として低い税金にしているので、税金は安くなっています。この不公平に対しては、普通のレストランが不満を訴えているのですが、まだ税金体制は変わっていないようです。

そういう税制からいえば、ファーストフードの店で食事すれば安いはずなのですが、フランス人はそんなに安上がりではないのだと言っているフランス人がいました。

「ファーストフードでも、普通のレストランと同じくらいの料金を払うのがケシカラン!」

だって、フランス人は、前菜、メイン、チーズ、デザートと食べるのですから、結構な値段になってしまっても無理ないです!

友人が「ファーストフード」と言っていたのは、フランス式の店のことかも知れません。フランス侵入に成功した、本場アメリカのM・・などのようなところで、そんなフルコースが食べられるのでしょうか?

この分野については全く無知の私です。どなかがご存じの方があったら、教えてくだいますか?

ともかく、私が一度だけ入ったフランスのファーストフードの店では、フライドポテトだけが印象に残っています。フランスのフライドポテトは、やたらにおいしいのです。ジャガイモが違うのと、油が違うのが理由だと思います。ところが、このファーストフードで食べたフライドポテトは、日本で食べるのと全く同じだったのでした!!!

これも「不思議」として、私の記憶に残ってしまっています。


◆ユーロは値下がりしない?

5ユーロのランチは850円くらいと書いたのですが、500円くらいの感覚です。ユーロが導入されたときには、1ユーロが100円を切っていたのですが、それで丁度良いくらいに思っていました。

ところが、その後上がり続けたユーロは、今も上がり続けています。

日本からフランスにいらっしゃる方たちの場合、両替の手数料も加えたら、今は1ユーロが170円前後になっています。

日本だったら、円が値上がりすると、「なんとかしなければ!」という感じになるのですが、どうもそう考えないらしい・・・。

ところが、フランスの新大統領は、ユーロを下げるのだと宣言していました。海外進出をしているような大企業を優先する人なので、そう考えたのも自然。

少し前に開かれたEUの会議では、サルコジ新大統領は、ユーロの値下げを議題にすることを提案したそうなのですが、「そんなのは議題にする価値がない」、とドイツ側からあっさりと反発されて、あっさりと引き下がったようです。

フランスの貿易不振はユーロ高にあるとも言えると思うのですが、ドイツではそんなことはなくて好調なのだそうです。となったら、フランスは引き下がるしかない。自分たちの経済努力がが悪いだけなのですから!

それにしても、ヨーロッパにいらっしゃる日本人の方。お金持ちの方は良いですが、出費がかさみますよ~。

日記を書き終えたので、ユーロ相場についてリンクを張ろうと思ったら、私の日記に答えてくれるような記事にぶつかりました。朝日新聞のサイトにあった「ユーロ高 旅行に逆風 パリのコーヒー510円」という記事。


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2007/07/18
土曜日の午前中は朝市に行く、という日課になっています。

遠くまで買い出しに行ったついでにレストランで食事したいと思うのですが、せっせと帰ります。というのも、おいしい食材が手に入るので、つい買い過ぎてしまうので、せめてその日の昼食は自宅でと思うわけです。

そういう方針にしてはいるのですが、先日友人が連れて行ってくれた町の朝市では、チーズのイベント開催中という掲示が目に飛び込んできたので、昼過ぎまでいることにしました。

こういうイベントでは試食ができるので楽しい。それで、朝市の買い物を早めて行ってみることにしました。そういうところで簡単な食事をするのも悪くないと思ってありません。

ところが!

チーズ祭りをどこでやっているのか分らないのです。町の中だと思ったのですが、目ぼしい場所にはその気配がありません。

どうせPRするなら、どうやって行けば良いのかも書いてあれば良いのに・・・! こういう手落ちがフランスでは非常に多いのです!

小さなイベントでは、宣伝費をかけるほどには収益があがらないので、宣伝なんかできないというのもあると思います。本当に知りたいと思ったら、ツーリストオフィスかカフェに行って聞くということができるので、なんとかなるのですが。


◆野原に出現していたチーズ見本市

たまたま地元に住んでいる知人に出会ったので、会場を突き止めました。町から何キロか離れた村でした。

山とは言えないでしょうが高台にあって、昔の教会の建物に興味がある人なら行くような教会もある村なので、そういう趣味がある私は一度行ったことがある村でした。

広々とした野原が会場でした。その外れから眺めた景色です。



地球は丸い! と思わせる風景。フランスでは頻繁に見る景色ですが、私は大好きです。

たくさんのチーズ生産者がブースを開いていました。

広い野原が少し回ってみたら、どのブースでも惜しげなく試食させてくれる雰囲気が気に入りました。

地元のチーズだけかと思ったら、別の地方からの出展者もあるし、外国のチーズのブースも幾つかありました。



チーズだけではなくて、パンを焼いていたり、ミニ博物館ができていたり、子どもたちのために馬車がいたり・・・。

どうせ小さな村の、小さなイベントだろうと思っていたので、嬉しい発見♪

それにしても、大きな町に近いわけでもないし、観光地に近いわけでもない、こんな小さな村で、どうして、こんな立派なイベントが開けたのか不思議です・・・。地元の人たちには有名なチーズのイベントなのか?・・・

でも、広々とした野原だけに人影はまばらでした。フランスは人口が少ないので、辺鄙な田舎のイベントでは、出店する採算がとれるのかと心配してしまうほど・・・。

主催者にとっては残念なのでしょうけれど、そんなにたくさん人が来ていないのは嬉しいです。ごったがえしたイベントほど不愉快なものはありませんから!

つまらないイベントだったら、さっさと帰ろうということで出かけたのですが、腰を据えることにしました。


◆まずは昼食!

ブースを回って試食して歩くだけで私はお腹がいっぱいになるだろうと見積もったのですが、こういうときのフランス人って、ちゃんと食事をするのですよ~。

私は試食するだけで良い、などということは言い出せません。

会場には2カ所食事するところができていました。

一つは本格的に食事するところ。と言っても、こういうところでレストランと同じ食事ができるわけはありません。下手すると、かなり不味いものを食べる羽目になります。

もう一つは、地元のボランティアの人たちが開いていた軽食を食べさせるところでした。

軽食だけれど、おいしそうなものを出している。私たちは、こちらの方で食事することにしました。私を連れて来てくれた友人夫妻は、夜に友人たちを招待して食事会を開くので、そんなにのんびりもできなかったという事情もあります。

人気が集まっていたのは、ちゃんとフルコースを食べさせる方でした。でも、私たちが食べた軽食も印象に残るものでした。

なぜか? は続きで書きます。

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2007/07/15
今のシーズン、フランスの森にはジロールというキノコが生えます。

★楽天市場で売られているジロール: ジロール
*ジロールは乾燥もできるのだと知りました。
*girolle(chanterelleとも呼ばれる)は、フランス語では「ジロル」と聞こえる発音なのですが、日本では「ジロール」というのが一般化しているらしい、と知りました。


数週間前、友達が森で採ったものを持ってきてくれました。

今年もジロールのシーズンが始まったのだ! と喜んだのですが、やはり今年の寒さで生育は悪いようです。お土産に持って来てくれた人も、その後は、ほとんど見つけていないとのこと。

エスカルゴも今年はとれないと聞いていたので(そのことを書いた日記: こんな寒い夏には、エスカルゴも顔を出さない!)、「ジロール、お前もか!」の心境でした。

ところが、「ジロールはいっぱいあるよ」と言う人が登場!

また採れたら、持ってきてくれるように頼みました。だって、奥さんがこのキノコは好きではないので、採った25キロを冷凍してしまったと言うのですから。


◆ドライなフランス人

数日後、キノコをたくさんもって来てくれました。

ズボンはビリビリにやぶけている。つまり、普通の人は行かないような灌木だらけの地域に入りこんでキノコを採って来たようです!

ところで、日本の田舎の話しだったら、こういう場合、キノコはプレゼントしてくれると思われるでしょう?

でも、フランスの場合、わりあいお金を払うのです。というか、相手は、払うことを前提にして言っている! 頼む方も、それを前提にして話します。

友人と言える関係でお金のやりとりをするのには、始めはかなり抵抗がありました。

でも、その方が気楽で良い、と思うようになりました。だって、日本だったら、何をお返しにしたら良いかと悩み、それでプレセントをして、結局、買った方が安かったりするわけですから!

というわけで、持って来てくれたジロールは、1キロ7ユーロで買いました。

キノコが採れるシーズンになると、辺鄙な田舎にあるカフェには、「キノコ置場」のような看板が立ちます。地元の人が採ったキノコを持って来て、それをカフェが受け取って、業者が買いに来るというシステム。パリなどの大都会に運ばれるのでしょうね。

それで、カフェが買い取る値段が相場になります。もらうなら、その料金を払うということになります。

払った金額、1キロ7ユーロというのは、1,200円くらい。私は値段にうといので、この週末に行った朝市で売っているジロールの値段をふとチェックしてみたら、4,000円くらいしていました。だから、安い買い物ができた、と満足!

楽天市場を見てみたら、空輸のジロールは1キロ10,237円でした ↓

 フランス産 空輸便 フレッシュきのこ ジロール(あんず茸) 1Kg

飛行機に乗てくるキノコなのですから、こんな価格になってしまっても、無理ないですよね。

私は現地にいるのだ! などと喜びました。そんなことで喜ぶのはバカみたいですが、何がどうなっているのか、日本で買った方が安いフランス製品もあるので落胆することがあるのです!


◆小さくなってしまうキノコ

5キロも持ってきてくれたのは嬉しいけれど、こんなにたくさん、どうしよう?!・・・

でも、友人たちが食事に来たときでもあって、あっさりと無くなりました。目減りするキノコなのです!

森で採れるジロールを調理するには、まず、水分を抜きます。



フライパンに山盛りで入れたジロールは、火を通していると水分が出てきます。こんなに出てくるのかと思うくらい、出てきます!

で、これで足りるだろうか? と思う量になります。

しばらくそのままにしていると水分は蒸発するのですが、最後はザルにあげて水分を捨てます。

それをフリカッセという、白ワインで味付けした料理にするのが醍醐味とされていますが、オムレツにした写真を入れておきます。



田舎料理。でも、食材が良いときには、こんな単純な料理が一番。

ちなみに、これで1キロ分くらいです。

卵は一人2個と計算します。

卵には生クリームを入れると、格段と味が良くなります。

朝市で買う農家の自家製生クリームが、素晴らしい味を引き出してくれました♪ 卵も、農家の小規模生産のもの、放し飼いの鶏。そのままヒヨコになる卵。

日本に帰ったときは、そういう食材を手に入れる環境にないので、料理をする張り合いはかなり薄れています。

ブログ内リンク:
★ 目次: フランスで食べるキノコ


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2007/07/14
フランス北部のイギリスと海を境にしている地方、つまりブルターニュやノルマンディーは、雨が多いことで知られています。

先日会った友達は、ブルターニュで貸別荘を借りてヴァカンスを過ごしたとのこと。こんな全国的に雨が多い年に、なぜブルターニュで?! と思ってしまったのですが、なんだかそうすることになったらしい・・・。

それで、雨ばかりだった休暇のお話を聞きました。

何に驚いたって、お隣さんのヴァカンス客。私の友人たちが「今日も雨だ・・・↓」と言いながら朝食をとっていると、お隣さんたちは水着姿で家を飛び出していく。

すごい勇気だ~! と感心したとのこと。

せっかく休暇をとったのですから、「今日も雨だ」と愚痴っているよりも、現実を肯定的にとられるのも楽しいではありませんか!


ブルターニュもノルマンディーも魅力的な地方なのですが、気温が低くて、雨が多いのが難点。それで、他の地方に住む人たちから悪口も言われます。

今年のノルマンディーの夏は、うまい具合に日曜日に来た

つまり、夏らしい日は一回しかなかったという意味。

でも、今年のブルゴーニュは、そんな皮肉を言っていられないです。

いつになったら夏らしい日が来るかとしびれを切らしていました。


突然、この週末は素晴らしいお天気になりました。

夏の天気って、こういうのだったけ・・・ と、思いだす天気。週末が終わったら、また天気は悪化するという天気予報なので、貴重な夏日です! 太陽の光や、青空を、しみじみと味わいました。

偶然なのでしょうけれど、この週末はフランスでは大きな祭日、革命記念日でした。

フランス語では、ただ「7月14日」と呼ばれる祭日ですが、日本では映画の影響で「巴里祭」とロマンチックな呼び名があります。でも、ただの革命記念日です。

パリでは、軍備を誇示する盛大なパレードが行われます。余りにもあっけらかんとしているので、呆れます・・・。日本でそんなことをするなんて、想像もできません。

何を考えたのか、そのパレードを見に行くことにした友人家族がいました。はるばる旅行するほどのイベントでもないと思うのですが!・・・

帰って来たら、何を報告してくれるのかな?・・・

「7月14日はパリまで行こう~!」という、お遊び的な思いつきだったのではないでしょうか?

パリから離れていると、「じゃあ、エッフェル塔の足に触って来よう」と誰かが言いだして、夜に車を飛ばして、それが済んだ後にはすぐに戻ってきた、ということをしたフランス人の話しを、2回聞いたことがあります。

ブログ内リンク:
★ 目次: フランスの祭日・年中行事について書いた日記


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2007/07/14
生きているのって、なんて空しいのだろう・・・。ズシ~ンとくる映画を見ました。

去年、日本に帰国したときに紹介された哲学者が、「良い映画だから是非見るように」と言っていた映画です。友達が「きのう見たテレビの映」と言ったとき、見るように言われていた映画だった、と気がついた次第。

再放送があることを知ったので、テレビの前に座りました。


◆「虫けら」と訳すのが適当ではないだろうか?

フランス語の題名は「Mouchette」。

日本でも公開されている映画で、邦題は『少女ムシェット』。



日本語で「ムシェット」と言われたときには全く気がつかなかったのですが(だって、最後の「ト」にアクセントがありますから)、映画を放映する前の解説のときにフランス語で耳にしたら、なんてひどい名前だろうと思いました。

あだ名でしょうね。いくらなんでも、そんな名前を付ける親はないと思います!

ムーシュ(mouche)とは「ハエ」。あの、見かけたらビシっとたたきたくなる虫です。それに「小さな」のような語尾をつけてMouchette(ムーシェット)にしている。

この語尾は愛情をこめて付けたりするのですが、ハエにつけたら可愛くはなりません。mouchetteと呼ばれる小さなハエも存在するのだし・・・。

この映画を見るようにと言われたときにはストーリーのことは分っていなかったのですが、題名をフランス語で聞いたら、どんなお話なのかが想像できました。




存在している価値を認められていない少女の悲劇・・・。

それほど辛辣でもない環境です。そんな辛い子ども時代があった人でも、たいていは乗り越ると思います。

でも、映画を見ていると、ムシェットの辛さが痛いほど伝わってくるのです・・・。

自分の子ども時代をオーバーラップさせてしまいました。私が子どものときは、ちっとも可愛くない子だったようです。でも、感受性があり過ぎたから、そうだったのだ、と自己弁護しています。大人は、子どもは幼稚な考えをしていると見ますが、私が幼稚園児だった頃の記憶などは、子どもとは思えないものでした・・・。

ムシェットの年齢を映画の中で言っていたのでしょうか? インターネットで調べたら、彼女は14歳となっていました。終戦後間もないという時期のお話しです。その頃の義務教育は14歳までだったと聞いているので、ムシェットは、その最後の年だったのだと思います。

思春期・・・。

幼児期から変わっていた私は、思春期には、最も可愛くない子どもになっていました・・・。それで、ムシェットは、余りにも共感を覚える少女に見えました。だから、この映画を見たら、自分の子ども時代を思い出して、落ち込んでしまいました・・・。


◆すごい圧力を与える映画・・・

こう書いていると、ストーリーを紹介しなければいけないと思うのですが、書く元気もありません。

てっとり早く、この映画を紹介したサイトのリンクを張ろうとして探したら、またまためげてしまいました。映画を紹介するサイトに内容の紹介があったのですが、その後にコメントが入っている・・・。死ぬしかなかった少女の気持ちを無視して、軽々しいコメントが並んでいるのを見たら、よけいに滅入ってしまいました・・・。

こういう虫けらみたいに扱われた少女の不幸は、そんな気持ちを味わったことがない人は客観的に受け取れるわけなので、そんなに軽々しく扱って欲しくないと批判することはできません・・・。

*でも、ムシェットが、唯一、無邪気に楽しむ表情を見せた乗り物は「バンピング・カー」と呼ぶのだと学びました。私も数年前に乗って、日本語では何というのだろうかと疑問に思っていたのです。


◆沈黙と音が作りだした映画・・・

映画に詳しい方だったら、この映画の監督者ロベール・ブレッソン(Robert Bresson)の才能を評価しているのだろうと思います。

Bernanos(1888-1949)の原作も素晴らしいのでしょうが、芸術作品に仕上げられた映画でした。

このように白黒映画の時代には、映像に頼ることができなかったせいもあって、内容を訴えることができたのではないでしょうか?・・・

沈黙: この映画には、ほとんど会話がありません!

今のフランス人たちからは想像ができませんが、むかし、生活が厳しかった農村では、じっと苦難に耐えて無口だったのだ、とフランス人が説明してくれました。

音: 沈黙の中に響いてくる音が印象的でした。

田舎の家なのに、トラックが通り過ぎる音が聞こえてくる。耐えがたい騒音・・・。

主人公ムシェットは貧しい家庭の子ども。それを象徴するように、彼女が歩く時には木靴の音が響きます。

見た目は普通の靴ですが、木でできているgalocheという靴。足が痛くなってたまらない靴だったそうです。戦時中にはこういう靴を履くことを余議なくされたそうですが、この物語は戦後間もなく。ムシェットが貧しい家庭の子どもだったということを象徴されていたのだと思います。

そして最後のシーン。偽善家の大人が施してくれた包みに入っていた花嫁衣装の白服を持ったムシェットが、何度も野原の勾配をころがります。何をしているのかと思ったら・・・、沼に落ちたことを知らせる音が響きます。

それが最後の画面!・・・

不幸な境遇をなげくこともなかった。自殺するという悲壮な覚悟があったわけでもなかった。余りにも痛ましい死でした・・・。

ムシェットは、社会にとってはハエのような存在でしたが、作者は純粋無垢な子どもであったことを伝えたかったのだと思います。作者Bernanosはキリスト教作家です。彼の作品を映画化した「Sous le soleil de Satan」も、ずっしりと響いてくる映画だったことを思い出しました。

作者(Georges Bernanos)の作品を読んでみたいと思います。




◆厭世感? でも、人生って、そんなものかも知れない・・・

ところで、この映画を見るようにとおっしゃった日本の先生は、研究の比較対照としてフランスを選んだのだとおっしゃっていました。

特別な思い入れがあったというこの映画を見て、紹介していただいた日に話ししていた日本の古い風習というのを思い出しました。ちゃんと名前がついている風習だったのですが、なんだったか忘れてしまいました。ご存じの方があったら、教えてください。

今では、ほとんど見られなくなった農村の風習。でも、残っているところもある、と話してくれたのです。

壮絶な風習です!・・・

村で瀕死の人がいると、近所の人たちが集まって来て、最後を迎える儀式をしてくれる。

天国はあの山の上にある、天国は間近だ、というようなことを明るく言いながら、死に行く人のまわりで踊る。そういうのって、涙が出るくらい嬉しい風習ではないですか?!

ところが・・・

最後のクライマックスで、「あなたは、あそこには行けない」とやる。悪いことをたくさんしてきたから、という理由。

「その後は?」、と私は聞いてしまいました。

「でも、あなたは救われる」、と続くと思うではないですか?

何にもないのだそうです。あなたは救われないということで儀式は終わる。

すごい・・・。これほど凄い風習はないと思います!・・・ でも、それが現実なのでしょうね・・・。

情報リンク:
少女ムシェット
☆ Movie Walker: 少女ムシェット
Mouchette ― Un film de Robert Bresson

少女ムシェット [DVD]

ブログ内リンク:
★ 目次: 文学者・哲学者、映画・テレビドラマに関する記事


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カテゴリー: 文学、映画 | Comment (4) | Top
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2007/07/10
最近、やたらに畑づくりに夢中になってしまった友達がいます。

商売がうまくいかないから転業しようと思っているのかも知れません。家族で食べるには多すぎる野菜を作っているのです。

日本では1ヘクタールの畑で野菜を作っていても農家になりますから、それからいったら、もっとずっと広い畑です。


先日、その家庭菜園を見に行きました。

無農薬。だから、畑には雑草がいっぱい。でも、それが良いのだそうです。

どういうテクニックがあるのかという話しは、止まるところを知りません! そんなに説明してくれても興味があるわけではないのですが、「フン、フン・・・」と聞きました。

ともかく、異常なのではないかと思うくらい熱心。商売がうまくいかないのを忘れるために、こんなに夢中になっているのではないかと心配してしまうほど・・・。

野菜づくりの本は何トンも読んだ、と言います。本が「何トン」にもなるはずはないではないですか! でも、「ほ~」と感心してみせました。

畑仕事をしていると、鳥たちが来るので、お話しをしているとのこと。そう言われる前から、畑に屋って来ていた小鳥たちがなんだか変だと感じていました。まるで遊びに来たみたいに人懐こかったのです。

ともかく、ご本人は幸せそうです。良いことですよね。何か夢中になれることがあるというのは。


◆魅惑的に美しいケシの花があった

広い土地を探索して回ったのですが、気になった花がありました。



大きく育ったケシです。

大きなケシというのは、庭に雑草のように生えたりするのですが、ちっとも美しくないと思っていました。野原に咲く赤いヒナゲシの方に親しみを持ちますので。

でも、このピンクのケシは、やたらに美しいのです!



みとれてしまいました・・・。

風が強くて花びらが動いてしまうので、苦労しながら写真を撮ったりして・・・。


◆これが麻薬用のケシなの?!

ご主人が教えてくれました。これは、麻薬用のケシなのだと。

家庭菜園を広げるためにこの土地を買ったのですが、そこには小さな家がついています。以前に住んでいたのは、かなり変わった若者。それで、ひそかに麻薬用のケシを育てていたのだろうという説明です。

そう言われて気がつくと、この家の庭は、通りからは全く見えないのでした!

土地を買った年にはケシは一本も出てこなかったのに、翌年になったら、あちこちでケシの株ができたそうです。

そんなものを育てていたのなら、引っ越しをするときにはみな引っこ抜いたのに、庭に残った種が芽を出したのでしょうね。

麻薬用と言われると、このケシの花に神秘性があったのも相応しく感じてしまいました。

きれいなので放っておく。でも、法律では10株までしか育ててはいけないことになっているので、気をつけなければいけないとのこと。

本当に麻薬用なのかと思って、インターネットで少し調べてみたら、私が見たのは日本では栽培が禁止されている「ソムニフェルム種」と呼ばれる品種ではないかなと思いました。

不正大麻・けし撲滅について

麻薬には全く興味がないし、フランスの病院で鎮痛剤として飲まされたモルヒネで痙攣をおこして苦しんだので、憎き対象でもあります。

でも、こんな美しいケシの花を庭に植えてみたいものだと思ってしまいました。

余りにも美しいので、「ちょうだい」とも言えなかった私です。家庭菜園の片隅に雑草のように生えていたのですから、そう言ったら断られるはずもなかったのに・・・。

外部リンク:
☆ Wikipedia: ケシ = Pavot somnifère
Le pavot à opium


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