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2007/11/22
前回の日記(「マラーの死」のバスタブ)で、B&B民宿にあった昔のバスタブの写真をお見せしました。

珍しいのでご紹介したのですが、フランスでしゃれたB&B民宿に泊まったときに、よく置いてある昔スタイルのバスタブは、下のようなタイプです。



4本足があるのが特徴。

現代のバスタブはタイルなどで見えなくなっているのが普通ですが、これはむき出しになっています。

初めて見たときには、浴槽の周りを覆うのを省略したのかと思ってしまいました。ここに入れたバスタブには模様が入っていますが、あっさりしたタイプのだと、いかにも不自然に見えたのです。

あちこちで何回か見ているうちに、こういう風にバスタブの姿を見せるものらしい、と悟りました。

足まで付いて高くなっているわけですから、またいで入るのに労力を要します。そんなことは気にならない足の長い西洋人向けに考案されたものではないかと、ひがみたくなります。

でも、こういう足付きのバスタブは、眺めている分にはしゃれています!

浴室のインテリアにこだわると、バスタブはこれに限る! ということに、フランスではなっているのでしょうか? よく見かけます。


◆猫足のバスタブ

こういう形のバスタブが日本でも売られているのだろうか? と興味を持ったので調べてみたら、たくさん売られていました

 豪華でオシャレな猫足付きのバスタブで高級感溢れるバスタイムを

「猫足」と名づけられているのだ、と学びました。

それにしても、日本でこういうバスタブをお使いになる方があるのでしょうか?・・・

お風呂からあがったところも水浸しにできる日本式の浴室には、そぐわないような気がするのですが・・・。でも、いけないわけではないですよね。

バスタブに合わせて洋風の雰囲気のお風呂場にするために、水を流せない床にしてしまうのは残念すぎると思います。


◆フランス語では、何と呼ぶバスタブなの?

それにしても、このバスタブの足を「猫足」と呼ぶのには抵抗があります。
だって、猫にしては太すぎますよ~!

「ライオンの足」と呼んだ方が自然ではないでしょうか?
それでは商品名にならないとしたら、「獅子足」とか?・・・

フランス語では「baignoire sur pied」と呼んでいました。
何の足か分からないので、ネットで調べてみたら、ようやく「baignoire à pieds de lion」という表現が出てきました。

やっぱり、ライオンの足なのでした!


◆危なくないの?、こんなベビーバス ・・・

フランスでも「猫足」と呼ぶのだろうかと検索していたら、フランスには赤ちゃん用の足つきバスタブがあることを知りました。

こちらが、それです

日本のお母さんは、赤ちゃんをこんなお風呂に入れないのではないでしょうか?!

だって、うっかりぶつかってしまったら、赤ちゃんを床に落としてしまいそう・・・。
あるいは、大きくなった赤ちゃんが暴れたら、ひっくり返ってしまいそう・・・。

でも、足は安定していると書いてありました。でも、高さ95センチですって。なんだか、見ているだけでも落ち着きません。

日本では床に座ってアイロンをかけるのに、西洋では立ってないとアイロンをかけられないのと同じ発想に見えました。

* 楽天市場に「ベビーバス」のコーナーがあったので、日本でもこんなお風呂を売っているのかチェックしようとしたのですが、たくさん出て来すぎたので検索は放棄しました。

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2007/11/20
お城のB&B民宿に泊まったとき、こんな物が私の部屋にありました。



昔のバスタブです。

部屋には浴室が付いていましたから、寝室に置いてあったバスタブは飾りだと分かります。

フランス人は、アンチークをインテリアに使うのが好きです。何でも飾りにしてしまう・・・。昔のアイロンとかミシンとかを使うのはかなりありふれているのですが、これは珍しかったです。

いつの時代のものなのか聞こうと思っていたのに、他のことを話していたら忘れてしまいました。


◆「マラーの死」を思い出すバスタブ

この形の浴槽を見ると、ダビッド作「マラーの死」という絵を思い出してしまいます。



左は、ダビッドの有名な絵画「マラーの死」
(Jacques-Louis David, La Mort de Marat, 1793

右の絵画では、同じ場面を、暗殺者シャルロット・コルデーにスポットを当てて描いています。
(Paul-Jacques-Aimé Baudry, Charlotte Corday, 1860)


◆シャルロット・コルデーという女性

マラー(Jean-Paul Marat: 1743年~1793)を暗殺したシャルロット・コルデー(Charlotte Corday: 1768~1793)も、印象に残る女性です。と言うよりは、コルデーに興味を持ったので、ダビッドの絵が記憶に残ったのかも知れません。

★ ウィキペディア: シャルロット・コルデー

マラーを殺した女 (暗殺の天使シャルロット・コルデ)』(中公文庫)を読んだ印象が深かったのです。もう10年も前に読んだ本なのに、色々な場面を覚えているところ、女性の生き方を考えさせる点で気に入った本だったのでしょうね。


◆バスタブに白いシーツ

B&B民宿で見た形のバスタブは、お城の見学をしたときなどに見ていました。持ち運べるようになっていて、お風呂に入るときに出してくることもできたようです。

この形そのものは私にはどうでも良くて、白いシーツを浴槽の内部を包むように白いシーツをかけてあるのが気に入っていました。

上に入れた2つの絵画で、マラーのバスタブに緑色の台が被さっているのは、皮膚病を治すためにマラーがそういう風にして本を読んで長いことお風呂に入っていたからだと読んだように思います。

だから、普通は浴槽と白いシーツの組み合わせだけのはずなのです。

★ ダビッドの絵の方は「Web Gallery of Art」のサイトに大きなサイズの画像がありました。
Paintings between 1793 and 1799 by Jacques-Louis DAVID
一番上の「The Death of Marat」と題された写真をクリックすると拡大します。


実を言って、マラーのバスタブと同じだと思ったのは、バスタブの高さと、白いシーツがあるということだけだったのです。

昔のお風呂は、こんな風に白いシーツでバスタブを包んで入っていたのだそうです。

日本も昔は浴衣を来てお風呂に入っていたので、何か通ずるものがあるような気がします。

でも、いつ頃までシーツをしていたのでしょう?・・・


◆バスタブの入り心地は?

B&B民宿では、その時代もののバスタブが私の部屋に置いてあったのですから、遠慮はいりません。入ってみました。だって、この機会を逃したら、いつまたそんないたずらをするチャンスがやって来るか分かりませんから!

座ると、肩まで水につかれる深さがありました。

つまり、日本式の浴槽に入った感じの深さです。

現代の洋式バスタブは、しっかりと寝ないと水につかれないので気に入りません。体が大きな人などは、ホテルで小さなバスタブだと、非常に居心地が悪いのだそうです。

この深い形の方が好きです。

シーツがうまくかかっているので、どういう風にしているのかにも興味がありました。少しほぐしてみたかったのですが、元に戻せないと悪いので・・・

それは諦めました・・・。


◆どうして西洋式バスタブは底が浅くなったのだろう?・・・

ジュリア・クセルゴン著『自由・平等・清潔(入浴の社会史)』には、何か書いてあったのだろうかと、読書記録を探してみました。

でも、それに関係する記述の書き抜きは見つかりませんでした・・・。

そういえば、フランスでは、お風呂は健康に良くないとして入浴しなかった時期があったのです。ペストの流行などが理由。

それに関係して何か出てくるかも知れないと調べたら、『女の歴史(16-18世紀)』(アナール派論文集、藤原書店)の書き抜きが出てきました。

16~17世紀に風呂に入る風習は退き、18世紀に入浴が復活、とありました。

「1740年ころには、貴族が邸宅や宮殿に豪華な浴室をつくるようになる。『百科全書』によれば、縦150cm、横70cmの長方形で、現在のものに近い形 (P.88)」

深さは書いてなかったようです。でも、「現在のものに近い形」とあるので、この頃に浅いバスタブになったのではないでしょうか?・・・

疑問は残ります。

こんど、これを読んでみたいと思いました ↓

 お風呂の歴史

ブログ内リンク:
★ 目次: サニタリーに関して (トイレ、浴室、洗濯、衛生)


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2007/11/17
これをスープとは呼びません日本の西洋料理というと、フランス料理も含めて前菜はスープというのが定番になっています。ところが、フランスで「スープ」と呼ばれるものは質素な家庭料理で、レストランで出されて喜ぶ人は少ないと思います。

スープがないと食事にならない日本ならの現象で、アンパンによってパンを日本に定着させたのと同じ文化なのではないのではないかと気になり日記を書きました。

ついでに、フランス人たちから欲しいと言われる土鍋についても書いています。


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2007/11/17
先日泊めていただいた農家民宿です(福岡県)。



土間から茶の間を見たところ

こんなお家には住んだことがないのに、なぜか「懐かしい」と感じました。

こんな昔に建てられたお家を実家に持っていらっしゃる幸運な方もあるでしょうね。私のように田舎がない場合、こういうところに泊めていただくと感激します。

お夕食は、農家でとれた野菜などを主体にした手作り料理でした。



本格的なお料理なので驚いたのですが、ここは農家レストランからスタートするほど、お料理自慢の奥様のようでした。

ここは農業体験民宿の一つです。一晩明けた翌日、親子連れのグループがミカン狩りを体験するというので、私も参加させていただきました。


◆ミカン

ミカンとはフランス語で「mandarine(マンダリンヌ)」。・・・と思っていたのですが、フリー百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)」には、Mikanというページが入っていました! でも、私はフランスでその言葉を聞いたことはないです。

冬になると、フランスでもミカンのように見える果物が売られます。「Clémentine(クレマンティーヌ)」という、女性の名前のような名前の果物。

★ ウィキペディア: Clémentine

clémentineは日本語で何と言うのかと思って、仏和辞典を引いてみました。

訳は「クレマンティヌ」。「オレンジとミカンの交配種」と書いてありました。
「クレマンティーヌ OR クレマンティヌ」をキーワードにして検索してみましたが、ミカンらしきものは出てきません。

* 代わりに「ラ・クレマンティーヌ」というのがたくさんヒットしてきました。洋ナシに「ら・ふらんす」という名前がついたのと同じかと思って、また新しい果物の名前ができたのかと面白がったのですが、違いました!


私は、クレマンティーヌが品種改良する前のミカンなのではないかと思っていました。

ミカンより甘みが少ないからです。そうか、あれはオレンジっぽい、と表現すべきだったのでした・・・。

クレマンティーヌに似た果物に、「クレマンヴィラ(clémenvilla)」というのもあります。こちらの方がおいしいかな、と思っています。

でも、いづれにしても、ミカンのようには皮が剥けないのです。そうか、やっぱりオレンジの子どもなのだ・・・。

ミカンをマンダリンヌだとすると、昔はフランスでも食べられたそうです。

フランス人クレマンティーヌよりマンダリヌのがおいしいと言っている人がありましたが、マンダリーヌはめったに見かけません。イタリアではよく売られているのに・・・。


◆ミカン狩りの体験

ミカン畑を間近で見たいと思っていました。
それで、ミカン狩りができると聞いて参加したのです。

たくさんなっている~!



Mandariniers
山の中のデコボコ道を通って行き着いたミカン畑


木からミカンをもいで、その場で食べました。
おいしいこと~!

ミカン狩りの手を休めて、農家の奥様が作ってくださったお弁当を食べました。



なんでもない写真に見えるかも知れませんが、私はとても気に入っています。

ゆったりとした時間が流れているのが見える日本的な空間。
印象派の画家だったら、うまく絵に表現する構図ではないでしょうか?



暖かい日差しを浴びて、この山の斜面に寝転んでお昼寝したい気分。でも翌日は、離れた町でお仕事。後ろ髪を引かれる思いで引き上げました・・・。


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2007/11/14
フランスを旅していて疲れたとき、温泉があったらなぁ・・・ と思うことがあります。
と言っても、私はお風呂が苦手なので、好きなのは露天風呂だけ。

先日旅行した九州も、温泉の宝庫でした。



遠くの景色も見えるのは最高!


◆フランスの温泉場って、どんななのだろうか?・・・

フランスにも温泉地があるのですが、いつも素通りしてしまっています。

町に入ったとたんに、なんとなく頽廃的な雰囲気を感じてしまうので、好きではないのです。カジノがあって、療養のために長逗留をしなければならない人たちが退屈しているのではないか、という感じ・・・。

そういう所にあるホテルに泊ったのは、1回だけだったように思います。他に空き部屋があるホテルが見つからなかったので泊ったのでした。なかなかお料理はおいしくて、満足したのを覚えています。

そういうホテルでは、2食付きで泊るのが普通なようで、飲み残しのワインを翌日に持ってきてくれる、などという便利さがありました。

こういうところに泊って、温泉センターに通うのでしょうね。

ホテルに温泉のお風呂があるわけではないので、フランスの温泉場がどうなっているのか、私は未だに知りません。

でも、日本のように入浴を楽しむ、というのではないはずだと思います。

ロシアを旅行したとき、そういうところに行ったのですが、そこでは温泉水を飲むというものでした。

ガイドさんが言ったことにびっくり。歯につけると、歯が痛んでしまうので、喉に直接入れてください。恐ろしいではないですか?!

急須のようになっているコップを売っていたので。記念に買ってしまいました。


◆日本の温泉では、お風呂あがりにゆとりがあるのが好き

いつも思うのです。気楽に温泉に行ける環境にある人たちはラッキーだな、と。
だって、500円くらいで入れてしまうのですもの。

しかも、お風呂あがりに休める部屋まである。



ここから後は、前回に九州を旅行したときの写真です。
このときは、季節がら、お雛様が飾ってありました。嬉しくなって撮った写真です。



友達と会うとき、一緒にお風呂に入って、その後、こういうところでおしゃべりしていても良いのでしょう? 東京などで、ゆっくりおしゃべりできる空間ってないですよ・・・。でも、喫茶店代わりに使うのって、常識外れなんでしょうか?・・・

でも、マッサージの機械があったりして、いくらでも時間をつぶせそうな所もありました。しかも、それが公営だったりして。日本の田舎は、東京などに比べたら、なんという恵まれた環境かとため息が出てしまいます!






◆温泉のバーベキュー?

阿蘇の温泉に連れて行ってもらったとき、あちこちで、こういうのを目撃しました。












入場料500円しか払わないのに、こんなことをしても良いなんて、すごいです!
ここは私営の温泉なのです。どうして採算がとれるのか分らない・・・。

ところで、こういう風に温泉の蒸気を利用して料理させるサービスは、日本各地の温泉でしていることなのでしょうか? 私は、他では見たことがありません。

気になったのでインターネットで「温泉 蒸し釜」で検索してみたら、九州の温泉ばかりがトップに並んで出てきました。もし、このあたりだけでしていることだとしたら、次の答えを想定しました。

(1) イオウの香りが弱いからできる。
(2) 九州の人たちは食道楽なので、そういうことをする。
(3) こういうサービスを利用客に与えるのが普及している。

温泉にお詳しい方はいらっしゃいませんか? 答えを教えてくださったら嬉しいのですけれど・・・。



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2007/11/12
旅先で見て、日本だな・・・と実感した物。二つ目はこれでした。

*この日記は、火鉢とシイタケの続きです。




農家民宿に泊まった朝に見た庭。
良いお天気でした。まさに、お布団干し日和!

軽トラックがあるのも日本的なので、絶好のシーンに見えました。

プロのカメラマンだったら、アングルを選んで、芸術写真に仕上げるのではないでしょうか?

布団を支える竹は、上で結んだだけなのにも感心しました。日本の知恵! でもバランスをとるのが難しいそうで、奥様は未だにご主人に直されるのだ、と笑っていらっしゃいました。

ここは今回初めて泊めていただいた農家民宿なのですが、ものすごく気に入ってしまいました♪


◆英語や仏語になっていた「布団」

上の写真を見たフランス人は、お布団を干しているのだと分かるのでしょうか?

パリなどで、Futonと看板が出ている店が気になっていました。

店の中を覗いてみると、まあ、布団といえば、布団のイメージかな・・・、と思うベッドが並んでいる。ベッドの台が畳のようなものになっていて、その上に日本式の布団が置いてある、というベッドでした。

前回の日記(火鉢とシイタケ)を書きながら「火鉢」をネットで検索していたら、以前から抱いていた仏語のFutonの謎を解くことができました。

★Excite Bitニュース: 英語の「Futon」は布団じゃなかった!

★Wikipédia(仏語): Futon


フランス語でも、futonは英語と同じように、折りたたみベッド(ソファにもなる)の意味で使われていたのですね。知らなかった・・・。

考えてみると、日本の布団は、日中は「たたんで片付ける」というところに特徴があります。欧米の家には押入れがあるわけではない。だから、ソファにする。同じ発想なのでした。

上にリンクした仏語のページでは、大半の日本人が西洋式フトンを見たときには、布団だとは思わないだろう、と書いてありました。

フランスでFutonとして売っているメーカーのサイトを見ると、こういう折りたたみベッドは日本の伝統的なフトンとは違うのだ、という説明がありました。さらに、日本式の布団(コットン100%)も「Futon」として売っている!

最近のフランスは、本当に日本ブームです! 食べ物でも布団でも、日本の伝統は健康に良いとされているようです。


この日記のために選んだ写真は、たまたま火鉢と布団だったのですが、両方とも英語や仏語になっていたのでした。
変な気分・・・。

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2007/11/10
海外生活をしているからでしょうね。田舎に行くと、やたらに嬉しくなってしまうものに出会います。

懐かしい日本を感じさせたものとして、2つ書きとめておきたいと思います。

その1は、火鉢

私のお気に入りの宿での夕食のとき、みごとなドンコ・シイタケを火鉢で焼いてくださいました。

もう何回も書いている熊本県にある商家民宿です。
前回の日記は、フキノトウを食べました!
ああ、今回も、奥様の素晴らしいお料理の数々をご馳走になりました!
お料理がお上手な方って、本当に羨ましい・・・。




Shiitaké


◆椎茸

この日本滞在シリーズでは、フランスの友達に写真を見るように言っているので、フランス語の説明を少し加えています。

シイタケはフランス語にもなっています。フランスでも栽培していて、そのままの言葉を付けて売っていますから(フランス人が発音すると、シタケと聞こえる)。

ただし、「lentin du chêne」という名前が使われていることもあります。

このchêneという単語、曲者です。先日の日記(モミの木、樫の木)でも、何と訳せば良いのかと書きました。

昔は「樫」と訳されていたのですが、それは間違いで「オーク」にすべきだと思っていたら、「樫」と訳して良いのだと言われたのです。でも、やっぱり「樫」ではなくて「楢」である・・・。

それで、椎茸を栽培するのは楢の木などですよね? とすると、このchêneという単語は「楢」と訳すのが正しい・・・。


◆ウィキペディアには「シイタケ」を説明する説明があった

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』のフランス語のページでShiitakéを検索したら、立派なページがありました。ありがとう! 日本人を代表してお礼を言いたくなってしまします。

★ そのページはこちら: Shiitaké

このフリー百科辞典は、誰でも書き込みでいるわけなのですが、このシイタケのことを書いた人は日本について造詣が深いようです。そこまで書かなくても良いというところまで、日本語を引用していらっしゃる。

でも、ところどころに?マークが入っているところ、本当に真面目な人なのだろうな・・・。そう思って読み進んでいったら、学名として「シイタケ族」というのが出てきました(日本語表示)。

「シイタケ属」と書くべきですよね? シイタケ族といったら、タケノコ族みたいではないですか?!

?マークを付けた人としては、誰かがチェックしてくれることを期待しているはずなのです。私だって、私のフランス語を直してくれるフランス人たちに感謝感激しているので、気持ちが分かります!

ネイティブには何でもないことが、外国語として使う人には分らない、ということが余りにも多くあるのです。自分で調べれば限りなく時間がかかることを、ちょっと直してくれるのは感激です。

書き込みを直すのって、登録をしたりして面倒なのだろうなと思ったのですが、ちょっとやってみたら、簡単に直ってしまいました! それがウィキパディアの強みなのだと聞いていたのですが、本当にそうなのだと発見!

これで私が間違っていたのなら、また誰かが直してくださるはずなのです。すごい世の中になったものです!・・・


◆火鉢

でも、火鉢って、フランス語で何というのでしょう? 別に、私のフランスの友達が見れば、シイタケを焼いているのだと分ってくれると思うのですが、気になりました。

辞書を引いたら、braseroと出てきました。

和仏辞典の訳は疑ってかかる必要があるので、仏仏辞典で引いてみました。

brasero : Appareil de chauffage constitué d'un bassin de métal, rempli de charbons ardents, posé sur un trépied

3本足だと書いてあるのですが、3本足だったら、日本では火鉢と呼ぶのでしょうか?・・・

ウィキペディアのフランス・サイトでbraseroを検索したら、もっと詳しいことが書いてありました。
★ Wikipédia: Brasero

braseroとはスペイン語で「消し炭」のことで、それを入れて使うのが語源らしい。とすると、炭を入れる火鉢のイメージになる。

でも、「外で使う」と書いてあります。絵はなかったのですが、七輪をのようなもののことではないか、と想像しました。braseroの画像をネットで検索したら、やはり七輪の役を果たしそうな物の写真が並んでいます。

外で使う電気の暖房器具にも、この言葉を使うらしい。ガーデンパーティ用に買いたいと言っていた友達がいたのですが、braseroと言っていたっけかな?・・・

犬も歩けば棒にあたるの喩えよろしく、Hibachiは英語になっているらしいことを発見しました!

フランスでも最近は日本料理屋(中国系も含む)でやるようになった、パフォーマンスのある鉄板焼きのことを、英語では「ヒバチ」と呼ぶらしいのです。これを発明したベニハナの造語で、バチは太鼓を叩くバチにひっかけて作ったということでした。

でも、フランス人は「テッパンヤキー」と呼んでいたような気がします。ご存知の方が教えてくださったら嬉しいです。

★Excite Bitニュース: 英語の「Hibachi」は火鉢じゃなかった!

★Wikipedia(英語): Hibachi

★ウィキペディア: アメリカにおけるHibachiの誤用


懐かしい日本を感じさせる写真を2つ入れるつもりだったのに、長くなってしまいまったので、今回は火鉢の写真だけにしました。
脱線ばかりしている私・・・。

- 続く -


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2007/11/08
今回の10日間の九州の旅は、4コマに分かれていました。初めと最後の1コマづつが仕事。

2コマ目は、地域開発の雑誌の編集長さんが取材をなさる方に同行して旅行をしました。幾つもの取材の中で、東京から農村に移住なさった方(Iターン)が住んでいらっしゃった村は印象的でした。


車が目的地に到着して、少し離れた集落に向かうために小さな谷間に入ったとき、漂っている空気、というか雰囲気が違うのに驚きました。

家がポツンポツンとある程度の静かな村。
ここには何か不思議な力がある! と、感じたのです。

どんな方にお会いするのか、同行者の私には詳しいことは分かりません。ただ、今は農業をしていらっしゃるということだけ。

でも、こういうところなら、住みつきたい気持ちがおきるだろうな、と感じました。そういう不思議な力が漂っていたのです。


でも、お話しをうかがったら、この村に魅せられて住み着くことにした、というのではないのでした。

まだ子どもさんが生まれる前のこと。ご夫婦で、幾つかの農家に住み込みで働きながら、農業と、農村での暮らし方を身に着けたのだそうです。

3年間! そのくらいは必要だ、とおっしゃっていました。


本当の意味で、贅沢な暮らしを見ました。

現金収入は少ない。ご自分の農業だけでは生活できないので、ご近所の手伝いもしているとのこと。修行時代の経験で、なんでもできるのだそうです。

でも、都会で働いた癖で、誰かの仕事を手伝ったとき、時給幾らだから、このくらいの報酬をもらえる、と、つい考えてしまう。それを無くすのに時間がかかったそうです。

いつお礼を払ってくれるかも分からない。でも、いつか必ずお礼はしてくれるものなのだそうです。

そういう切り替えができないと、田舎では生活できない、というのが、強調されていたことでした。


編集長さんは、生活費が少ないことを心配していらっしゃいました。
10万円の収入から、2万円の家賃を払うと、足りないのではないか?・・・

「だいじょうぶですよ~」と、涼しい顔でおっしゃる。

「水道費なんて、月千円くらいですから。払うお金がないときは、みんな待ってくれるんです」


明るい奥様、素直で愛らしい子どもたち。
美しい自然。自分で作ったおいしい食べ物。

それ以上、何が必要でしょう?

生きていけるだけのお金があれば十分なんだ、と思えることが、本当の心の豊かさではないでしょうか?


お家は村営住宅で、2軒続きの日本的な家屋でした。
お茶の間からの眺めです。



向こうに見える木立が、また、なんとも言えなく良いと思いました。
ただの林ではない・・・。

- いいですね。こんなところで暮らせるなんて・・・。

- あれは、鎮守の森なんです。

ああ、「鎮守の森」なんていう表現が日本語にはあったのでした!

このあたり一体は、神話にも登場する場所なのだそうで、発掘すると色々なものが出てくるのだとのこと。

ただ絵に描いたような田舎に憧れて住み着いて、失敗する人もいます。彼らは真面目に農村移住に取り組んだから、神様がこの村に住むようにしなさい、と導いてくれた。信仰深い人だったら、そういう見方をするのではないでしょうか?

集落に入って行ったとき、何か漂ってくる空気も、そう聞くと納得できました。それにしても、そういう神話の故郷って、いまだに不思議な力を持っているのでしょうか?・・・

今月末には、もっとすごい神話の故郷に行くことになっているので、期待を膨らませてしまいます。でも、そんなことを考えていないで、そこでする仕事の準備をしないと・・・。

でも、PCのデスクトップには、インターネットが提供していた高千穂の写真を入れてしまいました!

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2007/11/06

日本に帰ってからすぐ、仕事で地方に行ってきました。九州で仕事が2つあったので、それを繋げて、10日間の旅行。

そんなに遊んでいる暇はない、と散々迷ったのですが、やはり旅行して良かった!

日本の秋の田舎を、たっぷりと満喫してきました♪

私が日本の地方を旅行をするときは、たいてい現地でお世話してくださる方々があるので、普通の観光旅行とはちょっと違っています。

たくさんの楽しい出会いがあって、現地の方々のおかけで味わえるおいしい食べ物があります。

書きとめておきたい旅の話しはたくさんあるのですが、それを書いていると来月までかかってしまうと思うので、思いとどまります・・・。これは、フランスのことを書くブログだし・・・。

なお、フランスの友達に写真を見てもらいたいので、フランス語も少し入れてしまいますが、よろしく。

第1回目は紅葉。



感激しました! 本当に真っ赤なのですもの!

フランスには、ほとんど紅葉がないのです。木の葉は黄色くなるだけ。例外的に赤くなるのは、ブドウ畑と、家の壁にはうツタくらいです。

森が赤くなった風景というのは、フランスでは見たことがありません。それで感激してしまったわけです。



Gîte rural
自然公園の中にある貸別荘型民宿に泊まりました。
まだ植えて間もない紅葉もみごとに紅葉していました。
手前は大根畑。農家の方が経営する民宿なのです。



秋の野草にも、素晴らしいものがありました。




紅葉の写真はたくさんとったのですが、遠景はほぼ失敗。アップにしたものを入れます。



Un des plus beaux villages du Japon (station thermale)
黒川温泉


この温泉は、あちこちの温泉を巡れる「温泉手形」というアイディアが当たって有名になったのだそうです。

温泉街の雰囲気は好きではなかったのですが、ここは町並みも美しくて、散策するのが楽しかったです。

この黒川温泉で気に入った漬物屋さんがありました。

店に入ったら、味見をするようにと、こんな素敵なものを火鉢の席に用意してくれました。



Dégustation gratuite dans un magasin (légumes conservés dans la saumure)

日本の良さですね。こんな演出をしてくださるなんて!

こんなお漬物を毎日食べられたら幸せだな・・・、と思うお味でした♪
もっとたくさん買えば良かった・・・。



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