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2008/04/30

シリーズ記事 【ロマネスク教会のヴィジット】 目次へ
その3  ロマネスク教会 (2)


前回の日記でご紹介したスミュール・アン・ブリオネ村には、美しいロマネスク様式の教会があります。

サンティレール教会


Eglise Saint-Hilaire

12世紀から13世紀にかけて建設された教会です。

教会内部は、クリュニー会の教会堂の特徴を良くあらわしたつくりになっているそうです。今回参加したヴィジットでは、建築のどこを持ってクリュニー傘下の教会かを判断する方法も教えていただいたのですが、長くなるので省略します。

ここは何度も訪れている教会なのですが、全く気付かないでいたことも教えてもらったので、とても興味深い見学になりました。

扉の上にあるティンパヌム(仏語ではタンパン)があって、その説明も面白かったので次回にメモするつもりですが、今日は別のお話しを書きとめておきます。


巻き貝状の天井桟敷

下の写真は、教会の西側にある入り口です。

写真1:


この教会の入り口に立ったとき、ティンパヌムしか気にしていなかったのですが、もう一つおもしろいものがあることを教えてもらいました。

この入口から入って、扉を振り返ったところが、下の写真です。

ここが注目する部分!

写真2:


写真の下に明るく見えるのが入口の扉部分です。
その上にある巻き貝のようなところがあります。

これをフランス語では「tribune en encorbellement」と呼ぶそうですが、ここでは「天井桟敷」という言葉を使うことにします。

外の光とのコントラストが強すぎる日だったので、きれいに写真がとれていません。ウィキペディアに良い写真がありました。こちらをご覧ください。

この巻き貝のように見えるところは、石なのにきれいだな・・・ としか思っていませんでした。


天井桟敷は何に使っていたのか?

手すりがあるので、人が入る場所であることは確か。普通はパイプオルガンがあります。でも、ない。

パイプオルガンがないから、きれいな石積みを見せたのだろうか?・・・

あるいは、聖歌隊が陣取るのかな、とも思ったのですが(ヴェルサイユ宮殿のチャペルはそうなっていたので)、そうではない。


案内してくださったロマネスク教会の研究者の説明は、以外なものでした。

ここは、死者のためのミサをあげるための祭壇だったそうです。

本山のクリュニー修道院にも、同じような祭壇があったと推測されているそうです。この修道院はフランス革命のときに酷く破壊されてしまったので、今ではごく一部の建物しか残っていません。

フランスにある多くの教会は、フランス革命期のときの傷跡を残しています。
そのことを書いた過去の日記: 



天井桟敷に通じる通路はない!

ところが、そこに通じる通路がありません。2階のアーチがある所を歩いて行けそうに見えるのですが(歩ける教会もあったと思う)、この教会の場合は通路になっていないとのこと。

どうしたのか?・・・

ドイツの学者が発表した仮設を答えとして教えてもらいました。今では、信ぴょう性があるとして認められた定説になっているそうです。


入れないところでミサをあげるはずはないですよね。昔はちゃんとは入れたのに、今はその通路がなくなってしまっているだけなのだそうです。

亡くなった僧侶の命日にミサをあげるわけなのですが、死者は増えるので、頻繁にミサをしなければならなくなって大変。

それで、クリュニー修道院は、日本でいえばお彼岸のような死者の日を定めて、まとめて死者のミサをするということを考案したのだそうです。

* 現代のフランスでは、11月1日のトゥーサンという祭日(諸聖人の日)の頃にはお墓参りをする風習があります。トゥーサンの翌日が「死者の日」となっているからなのですが、それを定めたのがクリュニー修道院の院長Odilon。11世紀初頭のことでした。


ともかく、教会の入り口の上にあった死者のためのミサを行う桟敷(というか、祭壇)は使わなくて良くなった。それで、通路はなくした。

・・・というのが仮説です。

そうだとしても、昔は、あの高いところにある天井桟敷でミサをあげていたとしたら、ちゃんとした通路がないのに、どうやって入ったのでしょう?

ヒントは、教会の入口の写真(写真1)にありました。

ご覧になって、ドイツの学者が見つけた答えを思いつかれますか?

私がどんな答えを聞いたのか?・・・フランス革命がもたらしたもの・・・

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2008/04/29

シリーズ記事 【ロマネスク教会のヴィジット】 目次へ
その2


前回の日記「ロマネスク教会 (1) : 教会の彫刻は漫画の感覚」に書いたヴィジットでは、チャペルのある牧場から見えた丘の上の美しい村も訪問しました。

スミュール・アン・ブリオネ村

標高500m足らずの丘の上にある村です。
ブルゴーニュ南部、放牧が盛んで、ロマネスク教会が多いことでも知られる美しいブリヨネ地域にあります。

スミュール・アン・ブリオネ(Semur-en-Brionnais)という長ったらしい名前ですが、覚えやすい名前ではあります。

「スミュール」というのは、昔の城塞を意味する単語なので、フランスのあちこちにある地名です。それに「アン・ブリオネ」というのを付けて、「ブリオネ地方にある」と特定しているわけです。

城塞というからにはお城があったわけで、この村には現在でも中世の城の廃墟が残っています。



右手がお城。

左にあるのは、ルイ16世がポケットマネーで建てたという美しい建物。今は役場が使っています。
その内部が下の写真。



私たちグループを迎えた役場が、昼食前の食前酒をふるまってくださいました。テーブルの上の模様のように見えるのは、ワイングラスです。

ブルゴーニュとは言え、このあたりは上等なワインができる地域ではないので、せっかくのワインは「いまいち・・・」というお味でした・・・。

でも、内部を見てみたいと思っていたところに入れて満足。

ここは村議会の会議室として使うそうです。こんな美しい部屋に集まったら、会議も楽しいだろうな・・・ などと思ってしまいました。


日本だと、過疎村になってしまう規模?

スミュール村の人口は800人程度。
日本だと「小さな村」でしょうけれど、フランスの感覚だと、ちょっとした「大きな村」です。

なにしろフランスでは、人口が2,000人を超えれば「町」になりますから!

この田園風景の中にあるスミュール村は、郡役場の所在地になっています。郡役場所在地(chef-lieu)というのは、警察署なども設置されていて、周辺の町村の行政中心地になる町か村です。

下は、お城からの眺めです。



これをご覧になると、小さな村なのに郡役場所在地になるのも納得していただけるのではないでしょうか?
でも、ブルゴーニュには、人口300人程度でも郡役場所在地になっている村があります。


ひっそりとした美しい村

スミュール村には歴史的美しい建築物がたくさんあり、フランスの最も美しい村協会のメンバーにもなっている、折り紙つきの美しい村です。

「フランスの最も美しい村」にリストアップされている村には、有名な観光地もあって、夏の観光シーズンにはお土産屋さんが軒を連ねているような村々もあります。

でも、ここは知る人ぞ知る、という美しい村ではないでしょうか? 観光地化はしていなくて、普通の村の生活を感じることができます。村を散策しながら、美しい建物を眺めるのが楽しいです。

この村の中には、カフェ・レストランが一軒ありますが、観光宿泊施設が全くありません。美しい村だからとやって来たツーリストが泊まってみたいと思っても、どうしようもありません・・・。

ひと昔前は、美しい建築物がたくさんありながら、なんとなく活気がない村のような印象を受けていたのですが、数年前から観光に力を入れて、ずいぶん元気になったと感じています。

そのうち、民宿などのような宿泊施設もできるのではないでしょうか?


◆「フランスの最も美しい村協会

右が「フランスの最も美しい村(Plus Beaux Villages de France)」のマークです。

最近は、日本でも「フランスの最も美しい村」の存在が知られてきたようです。リストアップされている村々を訪ねることを趣味にしていらっしゃる方の話しも聞きました。

その名のとおり、紛れもなく美しい自治体が加盟できるNPO(非営利協会)。

ただし、美しい歴史的建造物がないとメンバーになれませんので、人口的に美しくした村は入っていません。

協会の名前は「最も美しい村」となっていますが、自治体が協会に加盟するかどうかの意思にもかかわるので(メンバー費がけっこう高い!)、入っていなくても美しい村はあるわけです。

でも、色々な加盟村を訪れた限り、どこも美しいことは疑いの余地はないと思っています。

フランスの田舎を旅行なさっているとき、どこに行って良いか迷ったとき、近くにあったら寄ってみて後悔することはないのではないでしょうか?

☆ ウィキペディア: フランスの最も美しい村

この日記を書いている時点で、協会の加盟村数は152。 ウィキペディアの記述は、データが少し古いです。

☆ この協会についてお調べになりたい方は、オフィシャルサイトLes plus Beaux Villages de Franceをご覧になることをお勧めします。

☆ こちらも参考になります: Villages de France



旅行記の続きへ: 入れない天井桟敷の謎 2008-04-30


ブログ内リンク:
この旅行シリーズの目次
★ 目次: 教会など宗教建築物に関する記事
★ 目次: 旅行したときに書いたシリーズ日記のピックアップ


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2008/04/28

シリーズ記事 【ロマネスク教会のヴィジット】 目次へ
その1  ロマネスク教会 (1)


フランスの教会には、パリのノートルダム寺院などに代表されるゴシック様式の前に、ロマネスク様式がありました。

素朴なロマネスク教会が大好きです。私が住んでいるブルゴーニュは、フランスの中でも特にロマネスク教会が多い地方なので、訪れる機会は多いのですが、いくら眺めていても飽きることがありません。

* ウィキペディア: ロマネスク建築




この週末、メンバーになっている郷土遺産研究会のヴィジットがあり、ロマネスク教会を3つ見学してきました。

こういうヴィジットでは、普通では入れないようなところを見学できるし、専門家の説明を聞けるので楽しいのです。

今回の案内をしてくださったロマネスク教会の専門家の説明は、簡潔で分かりやすいので感激しました。参加したフランス人たちも、同じ思いをしたようです。1日の終わりには、いつになく講師に感謝する拍手がおこっていました。

歴史愛好会のようなサークルには幾つも入っていて、参加するたびに興味深いことをたくさん学ぶのですが、すぐに忘れてしまいます。今回は、ブログでメモしておこうと思います。


その1: 何でもなさそうに見える小さな教会にも、興味深いことがたくさんある

サン・マルタン・ラ・ヴァレというチャペル(下の写真)を訪問したときに学んだことのお話しです。



Chapelle romane de Saint Martin-la-Vallée

ひっそりと立つ小さな教会。ロマネスク教会に興味がない人だったら、片田舎の何でもない教会だと思って素通りしてしまうかもしれません。

そもそも、信者が減少した最近のフランスでは、こういう小さな教会のドアには鍵がかかっていて入れないことも多いのです。

このチャペルが建設されたのは11世紀。初期ロマネスク建築の姿を見せる貴重な存在です。

ロケーションも素晴らしいです。丘の上にあるのは、「フランスの最も美しい協会」に入っているスミュール・アン・ブリオネ村。


◆中世の建築物は土に埋もれていく

長い年月がたつと、土砂が積もって、昔の地表はかなり下になります。発掘していくと、昔の地表にたどりつけるわけです。

案内してくださったロマネスク教会の研究家は、これだけ古い教会の外側が、昔の地表のままで残っているのは珍しいのだと説明していました。



現在の教会の入り口は、この写真の右手に見える壁面にあるのですが、昔の入り口の石組が見えます(赤い矢印を入れたところ)。

しかし、教会の内部は、地表からかなり高くされていました。

上の写真でお見せした入口は、内部から見ると下の写真のようになっています。



この高さでは、普通の脊の高さの人は通れません!

外と内側との差は、1.5メートルはあったと思います。

教会の中で「ここが昔の入口だった」と説明されたら、昔の人はずい分小さかったのだ、などと思いこんでしまうかも知れませんね。

それとも、茶室のように、腰をかがめて教会に入る風習があったのか、とか・・・。


◆壁画の謎解き

チャペルの壁にあった壁画は1999年にボランティアの人たちによって発見されたそうです。時代の好みによって、壁は塗り替えられます。

村には予算がなくて放置されていて、内部の修復は進んでいませんでした。歴史的建造物がない地域だったら、ここぞと予算を回すはずです。でも、このあたりは立派な歴史的建造物が目白押しにあるので、こんな小さな教会の修復にまで予算が回ってくるのは先になりそう・・・。


祭壇の後ろの壁には、最も古い壁画は12世紀のもの。その上にかぶった16世紀の壁画が見えました。

案内を聞いて面白いと思った説明は、祭壇に向かって右側の壁にあった壁画でした。



右側に天使が見えます。その左に赤い帯があって、何か書いてある。その先には誰かがいる。

完全な姿で見えないわけですが、ある程度は何を意味するのか推測ができるのだそうです。

決めては、赤い帯。
矢印を付けた部分を拡大すると、こうなります。



これは漫画の吹き出しのようなもので、会話が書き込まれています。
「漫画と同じ発想ですよ」との説明でした。

さて、よく見ると、アルファベットで文字が書いてあります。

これを右から左に読むと、初めの「アベマリア(AVE MARIA)」は、ほぼ完全に読み取れます。

右から左というのは変ですが、文字の方向が、言葉をかけている方向なのだそうです。

天使が「アベマリア」と言っている。
となると、天使が言葉をかけているのは聖母マリア。

となると、これは受胎告知の場面だ、と推測できる。

・・・、ということになるのだそうです。


なんでもなく見える教会でも、専門家に説明してもらうと、面白いことがたくさん発見できます!


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2008/04/27
2008年春、ブルゴーニュの郷土資産研究会のヴィジットに参加したことを書いた日記の一覧です。

ロマネスク教会の研究家から学んだことを主に書きました。



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2008/04/22

シリーズ記事目次 【ヴィレ・クレッセのワイン祭り 2008】 目次へ
その5


長いフランスの冬。牧場に動物たちが戻ってきたのを見ると、本格的な春になったのだと分かって嬉しくなります。

そして、この時期の牧場には、子どもたちもいるので微笑ましい風景が広がっています。



赤ちゃんヒツジのミルクの飲み方に目がとまりました。

前足を折りたたんで、跪いているのです。
けなげなこと!・・・





牧場のあちこちに、ミルクを飲んでいる赤ちゃん羊がいました。

お母さんヒツジは、ミルクを飲んでいる赤ちゃんのことは気にしていないのか、かなりそっけなく動き出したりします。



立ち上がった赤ちゃんを見て、びっくり。

こんなに大きくなっても、まだミルクを飲んでいるの?!・・・
早く自立して、自分で草を食べなさいな。



フランスの食材には、agneau de lait というのがあります。
乳離れする前の子羊肉のこと。

上の写真に出ている子たちは、ミルクを飲んでいるわけですから、この名前で肉が売られてしまうかというと、さにあらず!

agneau de lait として売れるのは、牧場に出てくる前の子羊なのだそうです。つまり、牧場に出ると、草を食べてしまうかも知れないので失格とのこと。

牧場にいた子羊たち、いつまでもママにミルクをせがんでいても良いから、長生きしてね!

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2008/04/21

シリーズ記事目次 【ヴィレ・クレッセのワイン祭り 2008】 目次へ
その1


ブルゴーニュ南部のマコン市周辺にあるブドウ畑からは、おいしい白ワインが作られます。

その地域でつくられる普通のワインは、マコン(Mâcon)。その1つ上のランクがマコン・ヴィラージュ(Mâcon-village)。その上に、生産地域名「クリュ(cru)」が付けられたワインが5つあります


◆ヴィレ・クレッセ

マコネのワインの中で、一番最近になってクリュとされたのがヴィレ・クレッセ(Viré-Clessé)。

ヴィレ・クレッセ」と呼ばれるクリュができたのは記憶に新しいのですが、今年で10年目を迎えたのだそうです。そのお祭りのイベントが週末にあったので行ってきました。

ヴィレ・クレッセの呼称についての説明がある店のページ:
原産地統制呼称 ヴィレ=クレッセ


◆ヴィレ・クレッセ 呼称獲得10年の祭り

実は、その週末、マコン市で行われる大きなワイン・コンクールのイベントもあったので、両方に行きたかったのですが、結局、ヴィレ・クレッセのイベントだけで終わってしまいました。

つまらなかったら途中でマコンの方に行こうと思っていたのですが、楽しかったのでハシゴは中止。

会場となった村の入り口で入場料5ユーロ(千円弱)を払うと、ワイングラスをくれ、それを持っていれば、あちこちの試飲所でワイン飲み放題というシステムです。

これはよくある方式なのですが、変わっていたのは試飲所の設定でした。普通のお家が場所を提供していたのです。フランスの田舎の家は広々しているので、家の中を提供しなくても、庭先とかガレージで十分に場所が確保できていました。

村の入り口からは車が通行止めになっているので、歩いて回るわけですが、ワイン醸造農家が試飲所になっていたら一軒一軒が離れすぎています。普通のお家を使っているので、散策しながら歩くのにちょうど良いコースになっていました。




◆変化に富んだワインの試飲になった

このワイン生産地では赤ワインもつくられているのですが、評判が良いのは白ワイン。当然ながらヴィレ・クレッセの白ワインばかりの味比べをすることになると思ったいました。

ところが意外なことに、この生産地では変わった白ワインの開発に熱心らしくて、貴腐ワインのようなものも味わうことができました。

「ヴィレ・クレッセ」という名前を付けてワインを売るためには、ヴィレ村かクレッセ村かでブドウが栽培されなければなりません。

でも、貴腐ワインにすると、「ヴィレ・クレッセ」の規格から外れてしまうので、「ヴィレ・クレッセ」という名前をレッテルに書くことはできないのです。

面白いなと思いました。

だって、「ヴィレ・クレッセ」と言えば、このあたりではランクの高いワインなのですが、製造法を変えてしまうと、ちょっと見た目にはランクの低いワインになってしまうのです。

ヴィレ・クレッセの貴腐ブドウについての説明は面倒なので省略させていただきます。こちらのお店で説明しているので  、ご興味があるからはお読みくださいますか?

  ドメーヌ・ド・ラ・ボングラン キュヴェ・EJテヴネ

貴腐ワインと言っても、農家によってはブドウの収穫時期を遅らせないで甘味を出したワインというのもあるので、味比べはなかなか面白いものになりました。

ただ甘いというのではなくて、ワインらしいしっかりとした味がある。それでいて、甘味が出ている。

一番気に入ったのは、上に入れた写真のワイン醸造農家が作っていたHeritageというものでした。2002年もの。


ブルゴーニュ地方のワイン地図 (日本語)
楽天市場: フランスワイン フェア


小規模なイベントだっただけに、ワインだけではなくて、色々な人たちとの出会いがあって楽しい1日になりました。そのお話しは続きで書く予定です。

「カエル料理の仮設レストラン」に続く


情報リンク:
ヴィレ・クレッセの位置を示すワインの地図 (仏語)
ヴィレ・クレッセのパンフレット (PDF, 仏語)


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フランスのお酒 (ワインなど)


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2008/04/20

シリーズ記事目次 【ヴィレ・クレッセのワイン祭り 2008】 目次へ
その4


まだ暖房とはお別れできないのですが、春は確実に進んでいます。

この時期に木々や草花を眺めていると、新しい発見が毎日あるので楽しいです。

この週末にはワインのイベントに行ったのですが、森で摘んだスズランを花束にして売っている子どもたちがいました。



もう咲いていたの?!

フランスでは、5月1日に親しい人にスズランを贈る風習があります。その時期になると、森にスズランを探しに行くのですが、まだ先のことと思っていました。


森に咲くスズランは、とても強い香りがします。

嬉しくなって、さっそくひと束買いました。

ちなみに2ユーロ。

子どもたちには、ちょっとしたお小遣い稼ぎになると思います。でも、ワインを試飲した後で前を通ったら、店番をしていた女の子2人は、花束を残したまま、どこかに消えてしまっていました!


その翌日、森に行ってみると・・・、
ありました、ありました♪



子どもたちは日当たりの良い場所で採ったのでしょうね。私が見つけたのは、まだ固い蕾がついたものばかりでした。

でも、さっそくスズラン摘み。

花瓶にさしておくと、花が開いてくれるのです。

ブログ内リンク:
★ 目次: フランスの祭日・年中行事について書いた日記
★ 目次: 森に咲く春を告げる花々
総目次: テーマおよび連続記事ピックアップ
★ 目次: プレゼントや土産物に関して書いた記事


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2008/04/19
ブルゴーニュ南部の「マコネ(マコン市の地域)」と呼ばれるワイン産地に「ヴィレ・クレッセ(Viré-clessé)」と言う名のAOCのクリュがあります。

そのアペラシオンを獲得してから10周年のイベントがあったので行ってみました、

そのときのことについて書いた日記の目次です。

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2008/04/16
この前に帰国したとき、茶香炉なるものに出会い、すっかり気に入ってしまいました。

リラクゼーションにもなるし、消臭効果もあるのだそうです。

私は、実用的なことも考えてしまいました。
フランスにいるときは殆どコーヒーしか飲まないので、古くなってしまった緑茶や紅茶がある。それを使える♪

デパートに行ってみたら、ブームなのか、色々な香炉が売られていました。

茶香炉とは、こういう形をしています:
         

これを書きながら調べてみたら、千円くらいのもありました。3千円以下で買えるなら、試しに1つ買っていたはずです。でも、私が行ったデパートのはみんな高かったのです・・・。比べて見ていると、日本的で素晴らしいな~ と感嘆するものは、やたらに高い・・・。

それで、私は思ってしまったのです。

結局、お皿の上にお茶を置いて、下からロウソクで燃すというシステムだけではないか。
・・・としたら、わざわざ買うこともない。


◆フランスで茶香炉を作ってみる

茶香炉のことはすっかり忘れていたのですが、今日、ふと、思い出しました。

数年前、パリに住む友達がお土産に持ってきてくれたお茶が残っているのに目がとまったからです。

マリアージュ・フレールという、高級なお店のお茶。もう賞味期限は過ぎたと思っていたのですが、捨てるのはもったいないので残していました。

緑茶に花が入っていて、エキゾチックなので私に喜ばれると思ったらしいお土産です。

でも、ジャスミンティーは中華レストランで好んで飲みますが、それ以外の花が入っているというのは、どうも違和感があったので、せっかくなのに、ほとんど飲まなかったのです。



これを使ってみよう~♪!


◆茶香炉に使えるものを探す

お茶はマリアージュのにすることにして、ロウソクはたくさんあるので問題なしとして、さて何を香炉にするか?・・・

ロウソクを入れて火を灯すキャンドルホルダーは、たくさん持っています。

 ★キャンドルホルダーについて書いた過去の日記:
    空き瓶で作ったキャンドルホルダー



でも、茶香炉では、蓋をしてしまうわけですから、みんな候補から外れました。

家中を探していたら、使えそうなのが見つかりました♪

星型の穴が開いているキャンドルホルダー。ロウソクを入れる青いガラスが星の穴から覗いて見えるようにようになっているのですが、ガラスは取り外せます。

ここで空気が入るのでOK。


次に、上に載せる皿を探しました。

うまく安定して乗る大きさの皿がありません。しかも、ロウソクで暖められると、普通の陶器は割れてしまうかも知れないので、きれいな小皿は使いたくありません。


さらに、探す・・・。

ようやく、ちょうど良いものを持っていることを思い出しました♪

 タートヴァン[Tastevin]

ワインの試飲に使うタートヴァンという皿です。ワインセラーやワインのイベントでは、これを入場券代わりにもらうことがあるので、たくさんたまっているのです。

その中で、小ぶりのものが、ちょうどぴったり!

道具は、すべて揃ったわけです♪


◆茶香炉にはならなかった!

茶香炉は消臭になると聞いていたので、トイレに置いてみました。

ロウソクに火を付けて、ドアを閉め、
忘れたころに行ってみると・・・


煙はなかったと思うのですが、異様な空気が漂っていました。

何とも表現できない不快な臭い・・・、
くさ~い! たまらなく臭い!


慌てて取り出した状態をご覧ください。



もしから銀メッキかと思うような、きれいな銀色のキャンドルホルダーだったのに、ススで哀れな姿になっていました・・・。

幸いにも素晴らしいお天気だったので、窓やドアを開け放して消臭に努めました。
だって、もう、たまらなく臭いのです!


◆失敗の原因は何だったのだろう?・・・

考えられることは幾つもあります。

- ロウソクと皿の距離が短すぎたので、お茶をいぶすのではなく、焼いてしまった。

- タートヴァンは金属なので、火力が強くなりすぎた。

- タートヴァンは火にかけるために作られているわけではないので(当たり前!)、変な匂いが出た。

- お茶には花が入っていたので、それが燃えて、異臭が発生した。

これを書きながら何が悪かったのかインターネットで調べてみたら、香りが弱すぎるのをどうしたら良いかという質問が「教えてGOO!」に出てきました。

普通は、そうだと思うのです。

私が日本で旅行したときには何か所かで見たときには、ほとんど香りがしないくらいだったのですから・・・。

残っているマリアージュ・フレールのお茶の蓋を開けたら、良い香りがしています。これをそのままトイレに入れて置いた方が良かった・・・。


◆何ということを言うの?!

私の茶香炉を置いた小室のドアを開放したので、家中に臭いがただよってしまいました。

散歩がてらに立ち寄った友達があったのですが、真っ先に「変な匂いがする!」と言ってきました。

おまけに、「アウシュビッツの強制収容所で焚いていたのは、これと全く同じものだったと思う」、なんてことまで、真面目な顔で言われてしまいました!

確かに、密室でこれをモウモウと炊かれたら窒息死するかも知れないです・・・。

それにしても、フランス人は、そんなことを連想するのかと驚きました。日本人だったら、もっと違う表現の仕方があったと思う・・・。

でも、アウシュビッツでお茶を燃やすはずはないでしょう!
それに、「全く」同じなんて、どうして言えるの? 嗅いだこともないくせに!・・・

この次に帰国したとき、ちゃんと茶香炉を買おうかと思ったのですが、そうまで言われてしまうと、こういう香りはフランスでは良い香りだと思われない危険性が多いと思って止めることにしました。普通は匂わない程度にとどまるのでしょうが、危険は冒したくないです。


というわけで、せっかくの青空が広がった美しい日だったのに、大失敗の1日になってしまいました。

悪臭は、夜になっても残っております・・・。
今日もバカなことをしました。メアクルパ・・・。

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カテゴリー: 日仏の比較 | Comment (6) | Top
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2008/04/15
「ムスロン」と呼ばれるキノコを見つけて持ってきてくれた友達がありました。



このキノコの名前は、tricholome de la Saint-Georges。あるいは、mousseron de la Saint-Georgesなのだそうです。

このキノコにはジョルジュという名の聖人(Saint Georges)の名前がついています。4月23日がSaint Georgesの祭日で、その時期にとれるキノコだからのようです。


今の時期は、モリーユが採れ始める時期だったのだけれど・・・

今の時期はモリーユ(アミガサ茸)というキノコが採れる時期です。

こちらは高級キノコなので、これだけいただいたら飛び上がって喜んでしまうのですが・・・。

でも、まだ寒くてダメ、と言うか、モリーユがたくさん採れる地方ではないので、「採った人がいる」という噂を聞く程度です。


◆ムスロンを食べてみる

さて、いただいたムスロンなるキノコをさっそく料理で使ってみました。実は、私は自分で採って食べたことがありませんでした。

なんとなく、見たところは日本で食べる「なめたけ」に似ていました。

フランスのレストランで知らないうちに食べていたことはあるかも知れませんが、どんな味なのか分からない・・・。

ウズラの付け合わせにしてみました。




感想:
味のないキノコでありました!

いつも、ウズラ料理には干しブドウをマール・ド・ブルゴーニュというワインの搾りかすで作ったブランデーのようなものに浸して保存していたものを入れるの幸いしました。

アルコール分のあるレーズンの濃厚な味がキノコに移ってくれたのです。それがなかったら、味も香りもないキノコでありました。でも、歯ごたえは悪くはなかったです。

結論:
ムスロンは、自分でわざわざ探しに行く気はしないキノコではない。


◆春よ、来い!

春の花々は次々と咲くし、木立の葉もみるみるうちに大きくなっていくのですが・・・ 寒いです!

おまけに天気も悪い。雹なども降ってきます。

日本では雹を見たことがなかったので、フランスで見るたびに驚きます。今日のはザラ飴程度の大きさでしたが、大きいのになると、ピンポン玉くらい、もっとすごいのになるとテニスボールくらいのが降るそうです。

* ウィキペディアで「」の記述を見たら、日本でも雹が降って大きな被害を起こしていると学びました。

ブログ内リンク:
★ 目次: フランスで食べるキノコ


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