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2008/06/26
フランスの教会で結婚式やお葬式のミサをあげてもらうのは、しっかりと料金が定められているのだそうです。

いつか教会にそのお値段表が掲示されていたのを見たことがあるのですが、最近、つまりユーロになってからは、教会で掲示されているのを見ていませんでした。

めったに掲示はされていないのです。
幾らくらいだったっけな? 日本の感覚からいくと安いと思ったのだけれど・・・。

そんなつまらない疑問を持ってから間もなく、掲示を見つけました。つまり、探していなかったから見ていなかったのかも知れない。

メモのために写真を入れておきます。


ミサをあげてもらう料金



不謹慎な疑問で写真をのせるので、上に映っていた司祭さんのお写真はぼかしました。

こう書いてあります。

ミサ:    15ユーロ   (約  2,500円)
お葬式: 120ユーロ (約20,000円)
結婚式: 150ユーロ (約25,000円)
洗礼式: 自由

日本の感覚から行くと、お安くて羨ましくなりませんか?
儀式のミサのときも、普通の日曜日のミサのようにカゴが回ってきて、参列者は献金をするので、教会にはそのお金は入るわけですが、それにしても安い。

いやあ、このくらいでやってくれるのが普通ではないでしょうか? 日本の儀式は商売になっているので好きではありません。

この掲示が出ていたのは小さな村にある教会でした。大都会ではもっと高いのかも知れません。でも、インターネットでちらりと確認したところ、同じような料金が出てきました。

教会の墓地を利用するのも、日本のように高くはないですね。

フランスの教会は、フランス革命後に公共の施設になりました。

教会(église)は市町村の持ち物、大聖堂(cathedral)は国の持ち物、というのが目安なのだそうです。大聖堂などは維持費がかさみますから、小さな町や村では維持できないのでそうなっているのだとか。

ともかく、教会は税金で維持されていて、公共の建物なわけです。

冠婚葬祭でやたらに費用がかさむことがないのは良いな、と思います。

クリスチャンでないと恩恵を受けられないわけですが。でも、大多数の人が利用するシステムがこうなっていたら、日本のように結婚式やお葬式がビジネスになるということはありえないのではないでしょうか?


墓地も合理的システム

ところで、フランスの教会の墓地は、永久に使う権利を買うか、期限付きで利用するかという方法があるそうです。これには違和感を覚えたことでしたが、考えてみれば合理的ではあります。

過去の日記で、それを書いたことがありました:
これは何でしょう?クイズ : ルノワールが眠る墓地で見たもの

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2008/06/25
日本語にはフレンチ・ドレッシングという言葉がありますが、市販のドレッシングを買って使っているフランス人っているのでしょうか? スーパーなどではドレッシングを売っているので、買う人はいるのだとは思うのですが。

でも、フレンチ・ドレッシングって、あまりにも簡単にできるのです。

サラダボールに調味料を入れて(塩、胡椒、マスタード、オイル、ビネガー)、フォークでかき混ぜるだけ。ソースができたらサラダ菜を入れて、食べるときにそれをフォークとナイフで合えれば良いというものなのです。

ただし、調味料に関しては、それぞれのお家で好みがあります。お酢がきいているとか、お酢の変わりにレモン汁を入れるとか、ヨーグルトを入れるとか、マスタードをやたらに入れるとか(かき混ぜたときによく固まるので便利ではある!)・・・。


おいしいオイルがドレッシングの味を決める

フランスではサラダを食べる機会が多いので、オイルを何種類か持っていると楽しくなります。

オリーブの木は南仏に育つので、オイルというと南仏を想像してしまいます。でも、ここブルゴーニュにも優れたオイルを生産している会社があります。

ルブラン社。高級ブランドで、パリにもブティックがあるそうです。地元なので一度本店に行ってみたいなと思っていたのですが、やっと機会が訪れました。


ルブラン社の工房ヴィジット

この会社の近くに住む人が、とても感じの良い会社で、ブティックに行って工房見学も頼めばさせてくれると言うので行ってみました。

ええ? ここが、あのルブラン社?・・・ と、正直思ってしまった小さな工房。
しかも、ここが会社?! と思ってしまうほどアットホームな応対。

休日だったので、ご主人が工房を案内してくださいました。



昔ながらの石臼でオイルを作っています。全く伝統的な製法。こういう手作りだからこそ、あのびっくりするほど深い香りがでるのでしょうね・・・。

未だにこんな製造法でオイルを作っているところがあったのかと、感激しました。

ふと、こんな小さな工房は絶滅の危機にあるのではないかな?・・・という気もしました。今のうちに味わっておかないと!

最近のヨーロッパ連合は、やたらに衛生基準を厳しくしているのです。フランスの手作りチーズは不衛生だとか、イタリアのマキを燃す窯で焼いたビザは不衛生だとか、叩かれました。両方とも、戦い抜いて禁止は逃れましたが。


ルブラン社のオイル

ルブラン社のオイルは、フランス、しかも地元ブルゴーニュでさえも、めったに扱っている店はないのですが、日本ではちゃんと販売されているので驚きました!

このメーカーを紹介している文章があったので引用させていただきます。

1878年に創業し、代々伝統的な職人芸を守り抜いてきたオイルの老舗メーカーです。かつて地方においては各農家が自作のなたねやクルミ、ヒマワリの種などから絞ってオイルを製造していました。ルブランではその昔ながらの伝統的製法を守り、原料の果実、種子の選抜から製造、出荷まで、一貫した家内工業による手作りによって、昔のような自然の味わい・風味・色を残した、逸品と評されるオイルを作り続けているのです。
― 日本の輸入代理店アルカンのサイト / ルブラン紹介ページより



オイルいろいろ

ついでなので、ルブラン社のオイルの中で、フランスで使われる普通のオイルや私が好きなオイルをご紹介しておきます。

【グレープ・シードル・オイル】
 フランスが誇る名品・ルブラン社の手作りグレープ・シードオイル 500ml

フランスで普通に使われるオイルの代表。ブドウの種に含まれる油を搾油して作っています。フランス語だと、「ブドウの種オイル」と文字を読めば何でできているのか分かる名前なのですが、日本語では「グレープ・シードル」などという言葉が付いた名前になっていることを初めて知りました。

オイルにまでブドウを使うのは、ワインの国だから当然でしょうか? 最も癖がないので、素材の味と香りを活かしたいときにはもってこいのオイル。シーズンの終わりになってしまったホワイト・アスパラガスのマヨネーズも、これで作っています。


【焼き菜種オイル】
 ルブラン コルザオイル(焼きなたねオイル) 250ml

焼いた菜種を使っているオイルです。香ばしい香りがあって、すごい個性です。ずいぶん前のことですが、ルブラン社のオイルはすごい! と発見したのは、このオイルがきっかけだったように思います。


【ピスタピオオイル】
 フランス産:ルブラン社製 ピスタピオオイル230ml

私はやたらにピスタチオが好きなのです。おいしいレストランで食事をしたとき、このオイルを使っているサラダがあって、そんなオイルが存在するなら欲しいと思っていたら、ルブラン社にあったので喜んで買いました。ついでにピスタチオの実も売っていたので買ってしまった・・・。

お値段はお高め。でもグルメが求めるオイルとして注目を集めてきているような気がします。


【オリーブオイル】
 フランス産:ルブランブランドEXVオリーブオイルIGP

もちろん定番のオリーブオイルも作っていました。でも、さすがブルゴーニュで生産されるオリーブではなく、南仏で生産された実を使っています。フランス中部に位置するブルゴーニュ地方でも、園芸店などではオリーブの木を売っているのですが、鑑賞用程度にしか育たないのです。

私はオリーブオイルはイタリア製と決めてしまっていますので買いませんでした。


【ヘーゼルナッツ・オイル】
 ルブラン ヘーゼルナッツオイル 250ml 

オリーブオイルはなくてはならないオイルですが、サラダ用に持つオイルとして次に何? と聞かれたら、ヘーゼルナッツと答えるかもしれません。飽きがこないオイルです♪


【ウオールナッツ・オイル】
 ルブラン:ウォールナッツオイル・くるみ【500ml】

オリーブ、ブドウの種、ヘーゼルナッツのオイルの他に、切らすことがないオイルはクルミかも知れません。特に、胡桃を入れたサラダにはこのオイルがないといけない。

ルブラン社を訪問したときには胡桃を入れた大きな袋がたくさんあって、近郊の農家から運び込まれるのだと説明して工程を教えてもらいました。搾りカスは、今ではエコロジーな家畜の飼料として買い手があるのだそうです。


【アーモンド・オイル】

大好きなオイルです。日本に輸入されていないのだとしたら残念なことですよ~!

最近発見して喜んでいるのは、このオイルをホタテ貝の刺身にほんの少し(本当に、ほんの少し!)たらすこと。フランスのホタテ貝を生で食べるにはブルターニュ産。下手な日本産よりおいしいです。ブルターニュ産のホタテ貝はほんのりアーモンドの甘みがあるので、アーモンド・オイルをたらしてしまうと、それに近い香りがつくのです♪

オイルをかけすぎてしまうと失敗。オイルをかけているのがバレてしまうからです! ホタテ貝のカルパッチョにするときは問題なし。すばらしいのができます!

アーモンド・オイルが賞味期限を過ぎてしまったら化粧品として使えると教えてもらったのですが、残したことがないので実験していません。


楽天市場でルブラン社のオイルを探す


プレゼントまでいただいてしまった♪

この日、たくさんオイルを買ったので、オマケもしていただいてしまいました。

オイルを1本プレゼントしてくださるとのこと。「好きなのを選んで」と言われたので、アルガン・オイルの小瓶を選びました。ちょうど、モロッコで買ったものがなくなってしまったところだったのです。

【アルガン・オイル】

アルガン・オイルがどんなものであるかは、こちらのお店が詳しく紹介しています。

楽天市場でアルガン・オイルを探す

アルガンは超高級オイルです。パリなどではもてはやされていると聞いたので、生産地のモロッコに行ったときに買ってきたのですが、地元でありながらもひどく高い値段でした。

「どのオイルでも好きなのを選んで」と言われ、買っていなかったアルガンはどう? とまで言ってくださったので、お言葉に甘えました♪でも、ルブラン社のはそれより安かったのではないかと思う・・・。私が買ったモロッコのお店は観光地プライスだったのかな?・・・


おしゃべりもはずみ、楽しい工房見学になりました。

ブログ内リンク:
フレンチドレッシングは、フランスのドレッシングではなかった 2013/07/29
★ 目次: 食材と料理に関して書いた日記のピックアップ

外部リンク:
☆ ルブランのサイト: Huilerie Leblanc et fils (フランス語)


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カテゴリー: 調味料 | Comment (4) | Top
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2008/06/21
夏至。「この日から夏になる!」というのは、日本にいたときには気にもしなかったのですが、フランスでは大切なことに感じます。理由は2つあるように思います。

(1) 暑くなるのが嬉しい!
(2) 日が暮れるのが本当に遅くなるので嬉しい!

この時期、夏の訪れを感じさせるイベントがあります。


6月21日は、音楽の祭日

まず、6月21日の「音楽の祭日(Fête de la musique)」。

これは最近になって作られたもの。フランスの学校教育では音楽に力を入れていないので作られたイベントのようです。素人でもなんでも、町角で音楽を奏でても良いという日です。


フランスで始まった「音楽の祭日(Fête de la musique)」は世界中に広がったのですが、日本でも関西では行われているそうです。

音楽の祭日 (FETE DE LA MUSIQUE AU JAPON 2008)

このサイトで、「音楽の祭日」が何であるかを簡潔に説明していたので引用させていただきます。

■Fete de la Musique の歴史

1981年10月、文化事業振興の目的で、ジャック・ラング文化相により任命されたモーリス・フルレ(音楽及び舞踊局長)が発足させました。 開催日は古来からの「聖ヨハネの祭り」にちなみ6月21日(夏至)と定められました。その後1985年「ヨーロッパ音楽年」 に海外に発展、ベルリン、ブタペスト、バルセロナ、イスタンブール、リヴァプール、ローマ、ナポリ、プラハ、ベルギー、サンタ・マリア・ダ・フェイラ、ルクセンブルグが「音楽の祭典パートナー憲章」に署名しました。現在では、地理的な広がりだけでなく、刑務所や病院への訪問演奏、音楽学校などの連携が深まっています。特に「音楽は全ての人のもの」という基本精神に則りこの日の協賛音楽イベントは、入場料を全て無料にしなければならないとされています。
- 「音楽の祭日とは」より


フランスの町にある旧市街では、町角で音楽を奏でるのに適した空間があります。

楽しいイベントなのではありますが、クラシック音楽が好きな私は、ちょっと敬遠していまう祭りです。静かに音楽を奏でるクラシック音楽の演奏家は、ボリュームをあげてガンガンやる演奏家たちが少し離れたところにいると音はかき消されてしまうからです。

パリのような大都市でないと、クラシック音楽ファンは楽しめない祭りに発展しまった、と感じます。

それに対して、日本の「音楽の祭日」の内容を見たら、クラシック音楽が中心になっていました。こういうコンサートがあるのだったら、わざわざ出かけて行く気になるのですが・・・。

というわけで、今年も音楽を聞きに出かけるということはしませんでした。


6月24日は、サン・ジャンの火の祭り

夏至の時期、サン・ジャンという聖人(洗礼者ヨハネ)の祭日があります。6月24日がその祭日。

この日の近くには、サン・ジャンの火を焚くのです。

こちらは伝統的な祭り。日本でも大文字焼きなどというのがありましたね。

フランスの火祭りも、昔は風情があったのでしょうけれど、今ではいまいち・・・。

昔を知る人たちは、小高い山の上で大きな火をたてていると、向こうに見える山のあちこちで火があがっているのが見えた、と語ります。その焼け跡の上を、恋人たちが手をつないで飛び越えたのだとか・・・。


サン・ジャンの火を見に行きました

お天気が良いので、今年は火を見に行くぞ~! と決めていました。

いつもは高く火が上がるように木を組みあげているけれど、今年はお城を燃やすと聞いていた村のイベントに行くことにしました。



お城ではなくて、用意されていたのは小屋でした!

農家の納屋を食事会場兼ダンス会場にしていて、その前に小屋が建てられていました。生バンドが入っていて、ディスコの雰囲気。

一緒に行くことにしていた人たちは、ここでは絶対に食事したくないと言うので、日が沈みそうな時間に会場に行くことにしていました。

なぜ会場では食べたくないかというと、バーベキューが不味いから。夕食は友人の家で済ませたのですが、こういうときのバーベキューはおいしくない、という話題が延々と続きました。

確かに、夏のフランスではバーベキューは余りにもありふれた料理なので、食べて嬉しいというものではありません。それに、大勢に食べさせるバーベキューというのは焼きすぎてしまっていてまずかったりもするので最悪!

ダンスが好きな人たちだったら、こういうところで食事するのには、それなりの価値を認めるのですが。

というわけで、私たちは日没のころ会場に到着。

すっかり暗くなった夜11時過ぎ、小屋に火が放たれました。



火花も上がって、見事な火になりました。

イベントをオーガナイズしたボランティア消防隊が散水で火を抑えながらの炎上。

火が燃えるのを見るのって、どうしてこう嬉しいものなのでしょうね?・・・



でも、なんとなく満足度はいまいちでした。

山の上での焚き火ではなくて、農家の納屋の前などという殺風景な場所だったのが残念。それに、ディスコの音楽という現代的な演出もつまらなかった・・・。

昔のサン・ジャンの火のお祭りは、もっと雰囲気があったのだろうなと思いをはせてしまいました・・・。

「サン・ジャン」という名前が出てくるシャンソンを思い出して探してみました。

☆歌のさわりだけが視聴できるアマゾン・サイト: Lucienne Delyle のCD
  クリックしてすぐに聞こえてくるのが、探していたシャンソンです。

☆フランス語の歌詞はこちら: Mon amant de Saint-Jean

ブログ内リンク:
目次: フランスの祭日・年中行事について書いた日記

外部リンク:
☆Wikipédia: Fête de la musique
☆オフィシャルサイト: Fête de la musique
☆ Wikipédia: Fête de la Saint Jean


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2008/06/20
久し振りに晴天が戻ってきました。昨日の夕方、庭で友人たちと食事をして、そのまま真夜中までいられるほどだったのを喜びました。さすがに夜露が落ちてくるころはコートを羽織りましたが。

庭灯したロウソクを明かりを見ながら音楽に聞き惚れ、こういう時間って幸せだな・・・ などと、しみじみ思ってしまいました。


一夜明けた今日も、まあまあのお天気。

また庭で夕食を食べていたのですが、ふと空を見上げると、虹が出ていました。

日本ではそんなに虹を見た記憶はないのですが、フランスではかなり頻繁に見ます。特にドライブしているとき。雨上がりに遮るものがない草原を走っているときは、絶対に虹が見えるはずだ! と空を見上げてしまいます。

ところで、普通、虹は雨上がりに見えますよね?

ところが、今日は雨も降らなかったのに虹が出ていました。

しかも、変なのです・・・。



空の真ん中に虹ができていたのです。

普通の虹は、地上から地上に半円を描いてできますよね?
例えば、こんな具合。



こんな風にきれいに半円を描いていなくても、地面から虹が立ち上がっています。

ところが、今日の私が見た虹は、空の真ん中にできていました。そのまま虹が続いていたら、上空に丸い円を描いてしまうような形。

奇妙・・・。


ともかく、青空が広がるのは嬉しいものです。

午後9時半ころ、つまり日没の時刻に、木立に夕日が差し込むのを久し振りに見ました。



木々の中に日の光が差し込んで、木の幹だけが神々しく黄金色に輝くのです。

この短い瞬間がとても好きです。


折しも、今日、6月20日はsolstice d'été(夏至)。昼間の時間が最も長い日、つまり、夜は一番短くなる日でした。


ブログ内リンク:
★ 目次: 空や天気に関する記事(虹、太陽、月、空、雪など)


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2008/06/18
南仏プロヴァンスに住む友人がブルゴーニュに来たので、一緒にブドウ醸造農家にワインの買い付けに行きました。

ブルゴーニュと言えばワイン。ブドウ畑を見たり、ワイン醸造農家に行ったりしないと、ブルゴーニュの観光は片手落ちになってしまいますから!

ブドウの木は花を付けていました♪


ブドウが花を結んでから百日後が、ブドウ収穫の目安になるそうです。


ブルゴーニュ地方では、ブドウ畑の面積は2%に過ぎない

ブルゴーニュ地方は、日本でいえば中国地方を一回り小さくしたくらいの大きさがあります。農業が盛んな地方です。ブルゴーニュのイメージといえばブドウ畑の風景となるのですが、実際にはワインばかり栽培されている地方ではありません。

昔のブルゴーニュ地方では、あちこちでワイン用のブドウが栽培されていたそうですが、今ではブドウ畑は限られた地域でしか見ることができません。

フランスのどこでもそうだったのですが、19世紀後半に害虫フィロキセラがブドウ畑を壊滅したあと、質の悪いワインしかできないブドウ畑は見放されて、質の高いワインができる土地だけでブドウが栽培されるようになったのです。

とは言っても、特にブルゴーニュ地方南部の白ワインが生産される地域から、ボージョレー・ワインが生産される地域にかけては地平線のかなたまでブドウ畑が望めます。

ブルゴーニュ地方の面積に占めるブドウ畑の広さはどのくらいだったかなと思って調べてみたら、2%と出てきました。

そう言われれば、ブドウ畑が占める面積はそのくらいに過ぎないでしょうね・・・。
面積は狭くても、ブルゴーニュでは高級ワインが生産されるので、経済の上ではワインビジネスは重要なセクターですが。


今年の6月は悪天候

地球の温暖化が騒がれているのですが、フランスにいると、ちっとも温暖化現象が出てきていないように感じてしまいます。10年くらい前までの方が、暑い日は多かったような気がしてしまいます。

フランスを旅行するときはいつが良いかと聞かれると、私は6月と答えていました。真夏のように暑くなくて、天気が良くて、日も長いし・・・ というのが理由。

ところが、今年の6月は最悪! 雨ばかり降って、しかも、寒い! 家の中もジメジメしてしまtっています。

乾燥していることで知られるプロヴァンス地方から来た友人たちは、今年の6月は南仏でも天気が悪いのだから・・・ と慰めてくれました。でも、南仏では雨が降っても、からっと晴れる時間もあるとのこと。朝からずっと冷たい雨が降っていると、滅入ってしまいます。

せっかくブルゴーニュで休暇を過ごそうということで来てくれたのに・・・。こればかりはどうしようもありません。

ブドウ畑を散歩していたら、なぜか黄色くなっている葉があるのが目につきました。



ワイン醸造農家に行ったときに聞いてみたら、別に病気で葉が黄色くなっているわけではなくて、太陽の光が足りないからなのだそうです。

もう3週間も雨ばかり降っていて、畑仕事もろくにできないのだ、と嘆いていました。


ヴォルネー

この日記に入れた2枚の写真は、ブルゴーニュの高級ワインができる産地、コート・度―ボーヌ地域にあるヴォルネーの畑で撮影したものです。


ブルゴーニュ・ワイン地図
Volnay(ヴォルネー)のワインを探す


今年のミレジムに期待したい

地球が温暖化しているのかどうかは分からないのですが、異常気象があることは確か。とは言っても、異常気象というのはどの時代にもあったと思う・・・。

2003年が異常な猛暑だった記憶は消えていません。でも、その後は、むしろ例年より寒いくらいの気候のフランスです。

猛暑だった2003年のワインは、いつもと全く違うワインができました。

ワイン醸造農家からもらったアドバイス:
2003年のワインは、セラーに寝かせておいてもこれ以上良くなる可能性が少ない。飲めない状態になってしまう前に、早く飲んでしまった方が良い。

今年、2008年に収穫されるワインはどうなるのでしょうか? もう6月も後半なのですから、夏らしくカラっと晴れて欲しいです。

去年も悪天候でした。こんな年に良いワインの出来が良いはずはないと思ったので、2007年もののワインはあまり買わないことにしています。

★ 去年の日記: コート・ド・ニュイのブドウ収穫を見学 (2007/09/07)


最近のミレジムで私が気に入っているのは2005年もの。でも、ブルゴーニュのワイン醸造農家では売るストックがなくなっています。

今年も同じように悪天候の年になったら、私が喜んで買うワインがなくなってしまう・・・。

ブログ内リンク:
★ 目次: ワインなどアルコール飲料に関するテーマ


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フランスのお酒 (ワインなど)



2008/06/16
フランスのテレビで、日本の報道特集番組があったようです。

インターネットにビデオが入っていました: Japon : le réveil du sumo ?

上のリンクをクリックしてページを開くと、自動的にビデオが開始されます。


日本は怖い国?

番組のタイトルは、「日本: 相撲の目覚め?」という変なものになっています。

少し前のフランスでは、日本の経済力によってフランスの経済活動が脅かされる、というステレオタイプの批判がありました。最近はそれが余り言われなくなって、その代わりに中国やインドに脅かされているという風になってきました。

私はとても喜んでいます。だって、日本人が優れたカメラでフランスのノウハウを盗んでコピーを作り、それで日本の経済が発展したのだ、などという悪口さえあったのですから。

番組のタイトルは、日本の経済力は衰えていないのだぞ、というのを思い起こさせるためのものではないかと思います。眠れる獅子である中国が目覚めると怖い、というのにかけているのではないでしょうか? 中国はドラゴンで象徴されるのですが(réveil du Dragon)、日本には適当なものがないので、フランスでも良く知られている相撲を持ち出した。

日本の国内総生産は、フランスの2.5倍なのだと想起しています。つまり、日本は相変わらず経済大国なのだぞ、と強調しているわけです。


フランスで紹介される日本

フランスのテレビでは、よく日本が紹介されるのですが、実を言って、私は余り好きではありません。だって、とても偏っているのですもの。もともと私は流行にはうとい人間なので、たとえ日本に住んでいても知らないようなことも、たくさん紹介されています。

それと、フランスで日本の姿を映し出したものを見ると、なんだか変に客観的に見てしまうので、日本がとても異様に見えたりもします。

この「相撲の目覚め」と題された番組では、日本のロボット技術が最先端を行くものであるという紹介から始まっています。日本人の表情というのは、フランス人のように自然体でないので、日本人はロボット的な顔の表情をしているように見えてしまいました・・・。

日本は流行の最先端を行っていると紹介されています。東京の街角でファッションの写真をとっいるフランス人のカメラマンがいて、デザイナーたちにモードのアイディアを提供しているというのには驚き! でも、これは不思議はないかもしれませんね。奇抜なファッションは、日本の方がよく見かけますから。

日本人がよく働くことも紹介されています。会社で残業していて、そのままオフィスの床で寝たり・・・。

日本人は働くのが好きで、休暇をとりたがらない、という筋書きでした。そうなんでしょうかね?・・・ 取りたくても取れない空気になっていると思っていたのですが、日産のゴーン氏が、有給休暇の消化率を上げるのに苦労した話しなどしているので、そうなのかな・・・ という気もしてきました。

日本の人口が高齢化してきて、かなり事態が深刻なことも紹介されています。

日本が限りなく異常に見えてきました。最近のフランスは経済も危うくなっているのですが、まだ日本よりはマシだと思えてきます・・・。

インターネットの紹介文には、「今日の日本で見ることは、私たちのところに明日やって来てしまうかも知れない」などと書いてあります。


落ち込んでしまう・・・

とても長いビデオです。

途中でうんざりしてきましたが、他のことをしながらチラチラと見たり、耳を傾けたりして、いちおう最後までビデオを回しました。

ご興味がある方はご覧ください。
Japon : le réveil du sumo ?
フランス語がお分かりにならなくても、映像を見れば何が紹介されているのか想像できるのではないでしょうか?

最先端を行きながら、昔の伝統も強く残っている日本が紹介されていました。でも、普通の日本人の生活は、もっと中間的な実態で占められているように思うのですが、どうなのかな?・・・

ともかく、楽しくない番組でした!

こういうのをフランス人たちが見るから、私が東京に帰るときには、友人たちから同情されてしまうのです。
しょぼん・・・。・・・。・・・。


追記 (2015年12月):

ビデオのリンクが切れているので探してみました。
このとき見た内容を忘れているのですが、題名が同じだし、ロボットの話しから始まっているのでこれだと思います。


Un oeil sur la planète - Japon Le reveil du Sumo


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2008/06/05
インターネットで調べものをしていたら、興味深いページにぶつかりました。

フランスにベビーブーム到来! 日本の未来は?

gooリサーチ ポータルに入っていたページです。5月末にネットに載せられたレポート。

パソコン上で見る文字は読みにくいものなのですが、かなり読みやすいレイアウトになっているのが気に入りました。ワードのSmartArt機能を駆使したグラフも見やすい♪

なぜフランスの出生率が上がったかを分かりやすく分析しています。フランスの社会保障制度や、女性が子育てをしながら働きやすい体制になっているフランスの説明も簡潔だし、日本との比較も面白い♪

記事ではフランスの施策の一部を紹介しているだけなのですが、それでも日本で子育てをしながら仕事を持っていらっしゃる女性がご覧になったら、なんとフランスは良い国かと思われるのではないでしょうか?

フランスの合計特殊出生率が、2006年には2.0まで回復したことを報告しています。この数値は、その年のお正月のニュースになって、フランスが明るくなったみたいに報道されていたのを思い出します。

合計特殊出生率とは、一人の女性が一生に産む子どもの数を示す指標で、これが2.08以上なら人口減少はないというものです。

この記事では追っていないものの、今後のフランスの合計特殊出生率は2.0より少し下がる様子。でも、フランスの出生率は良好です。日本は、2006年に1.32なのですから!


フランスの夫婦は家事を分担する

興味深かったのは、このレポートにあった「サポートするパートナーの存在」のページ。夫婦の家事の分担についてのパリと東京の比較です。

フランスでは子育て支援が充実しているだけではなくて、夫婦関係も出生率を上げた理由として扱っていました。

「配偶者」ではなくて「パートナー」としているのは、フランスでは法的には結婚していない関係が多いということからでしょうね。

日本とフランスでの歴然とした違いが出ています!

アンケート調査結果というのは、そのまま鵜呑みにしてはいけないものですが、この比較をみると、実態を現わしているのではないかな、と感じました。

フランスでも高齢男性は家事をあまりしないので、アンケート調査の対象を60歳以下に限ったら、日仏の差はもう少し大きいのではないかという気もしますが。


奥様に働いてもらっている、という認識

夫婦の協力関係には、日本とフランスで大きな違いがあるように感じています。なぜフランスの男性は奥さんの手伝いをするかというのを考えると、根本的な一点があるように思うのです。

前提:
日本はサラリーマンの妻に対する優遇などもあるし、男性の仕事は女性より安泰でもあるので、主婦が働かなくて良い体制になっています。それがないフランスでは、夫婦共働きが普通になっています。

日仏で違うな、と私が感じる点:
日本の場合、男性は妻に働いてもらいたくないと思っているけれど、フランスでは「妻に働いてもらっている」という認識があります。・・・というか、フランスでは妻も働かないと家計費が足りない、という現実です。

つい最近も、近所に住む人たちの噂話しがありました。職場が遠すぎるために奥さんが退職したら、薄給取りだった旦那さんの給料が、半分は家賃で消えてしまったので、あの夫婦はどうするのだろう?・・・ というもの。

日本では、妻が社会に出たいから働く、というケースが多いのではないでしょうか?

フランスの主婦の場合は、働かなくても良いくらいの収入が旦那さまにあったら、働きたくないと思うのが普通ではないかと思っています。夫婦が別れる確率も高いので、そのときのことを考えて仕事を持つというのもあるでしょうから、自分に資産があれば最高。

もともと、フランス人は私生活を重視します。労働時間はできるだけ短くして、少しでも早く引退して老齢年金で暮らしたいと願っているのが普通ですから、男女を問わず、働くのが楽しいなどと言う人は少ないです。

まして、老齢年金を受けられるようになってからも働き続ける、というのは例外的存在。周りからは、守銭奴とみられる恐れさえあります! だって、フランスでは、老齢年金で生活できるようになっているのですから。

でも、主婦が仕事を持つ場合には問題もあります。

フランスでも、、男性の方が良い仕事に就けるチャンスは大きいので、女性の場合はつまらない仕事についているケースが多いです。

特に仕事がない田舎では、主婦が働くとなったら福祉関係の仕事が非常に多いです。つまり、田舎にある数少ない職場は福祉関係なわけです。

フランスの労働条件は良いのですが、話を聞いていると、かなり大変そうです。きゃしゃな女性なのに巨体の老人を世話しているとか、非行少年のセンターで働いているとか・・・。働くのが楽しい、なんて言えない仕事です。

フランスでは、夫婦で働かないと家計費が厳しいから、奥さんも外で働く、という図式があります。となると、旦那様はできる範囲で家事をするのは当然! みんながそうしているので、専業主婦を持っている男性も家事を手伝わないと肩身が狭いことになります。

そういう事情を考えて、「サポートするパートナーの存在」をデータ眺めると、違う側面も見えてくるのではないでしょうか?

ブログ内リンク:
★ 目次: フランスに結婚に関する風習、夫婦・家族関係、生き方


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2008/06/04
前回の日記で出したクイズ(この人は何のために変装しているのでしょう?)は、コメントを入れてくださったanneさんが答えを出してくださいました。

日記に入れた変な格好をした男性は、結婚をまじかにひかえていて、親友たちと「enterrement de vie de célibataire(独身生活の埋葬)」をするために旅行していたのでした。

*上に入れたリンクはWikipediaです。ここから、英語、ドイツ語、オランダ語などのページにリンクされているので、フランス独特の習慣ではないようです。

金曜日の夜に、彼の友だちが用意した下着を付けて、これからブルゴーニュにワインを飲みに行こう~! ということにしたそうです。旅行費用は友人たちが負担して、それをプレゼントにしているようでした。

目的は、独身生活の最後を飾って、バカ騒ぎをしようというもの。


独身生活を埋葬する儀式の習慣

埋葬儀式は、男性の場合は「enterrement de vie de garçon」、女性の場合は「enterrement de vie de jeune fille」と呼ばれます。

もともとは結婚する男性のために、男性たちだけで行うものだったそうです。遡ると18世紀にも存在していたのだとか。

結婚をすると、家族をかかえることになるので、今までの気楽な生活もできなくなるし、女遊びもできなくなる。それで、親しい男友達が、新婦には内緒で集まってお酒を飲み、売春宿に連れて行くなどフラチなことをしたのが伝統なのだと聞きました。

というわけで、独身生活の埋葬は男性のためのものだったのですが、女性解放にともなって、1970年代になってから女性たちも独身生活の終わりを祝うようになったそうです。


Wikipediaでは、伝統的な埋葬にはこんなものがあると紹介してありました。

埋葬儀式の宴会が終わったとき、結婚することになっている男性は棺桶に思い出の品々、それから特にワインを数本入れて、土に埋める。始めての子どもが生まれたとき(ないし1年後)に掘り出す。

掘り出したワインは飲めるので楽しいでしょうね。

でも、その後の棺桶はどうするのでしょう? 次に使うときのためにとっておくのでしょうか?!

それにしても、本物の棺桶を使うのだとしたら、穴も大きく掘らなければならないし、大変なことですよ~!


今日のフランスの独身生活埋葬儀式とは?

基本は、ごく親しい友達が集まってお祝いすること。お酒を飲むのが必須のようです。

それと、男性たちは何か大騒ぎをしたいらしい。

結婚をひかえた友達の息子さんが友達と埋葬儀式としてディスコに行くので、父親が車を運転して一緒に行ってあげた、などという話しを聞いたことがあります。こういうときにはヘベレケに飲むものなので、父親が運転手をかってあげたのだという話しでした。

でも、ディスコに繰り出すなんているのは面白みがない。変わった趣向があるのかインターネットで調べたら、ビデオがたくさん出てきました。

変装した男の子たちが、ターゲットとなる男性のマンションに押し入って、ぐるぐる巻きに縛り上げて、連れ出す、なんていうのがありました。題して「誘拐」。

でも、見ているのもバカバカしいビデオばかりなので、すぐに中止。

普通に親しい友達が集まって食事をするという、おとなしい形もあるそうです。


私は埋葬儀式に行った経験もないので、実態が分かりません。

最近の結婚年齢は上がっているのですが、ごく若い人が結婚するときでないと、埋葬儀式はしないのではないかと思います。

それと、フランスでは一緒に住むことにしても法的には結婚しないことが多いので、結婚しないと独身埋葬もしないはないでしょうか? あるいは、結婚式はあげないから、何かの形でお祝いするために埋葬パーティーをすることもあるのでしょうか?

一緒に住んでいて、何年かたってから結婚するケースも多いのですが、そういうときは白々しいので埋葬はしないのでしょうね・・・。


独身生活埋葬儀式は商売のターゲットになっている

とはいえ、フランスではかなり広く行われている習慣ではあるようです。

インターネットにも、たくさん宣伝が出てきました。変わった旅行(気球に乗るとか、ゴムに吊られて飛び降りるスポーツとか、豪華な滞在とか)、コンサート、思い出に残るようなレストランなど。それから、こういうときに相応しいパーティ・グッズ(もしろんワイセツなオブジェもいっぱい!)。

余りにたくさん出てきたので、ちゃんと眺めていません。これも、すっかり商売のターゲットになっているようです。

下は、何でも紹介されているので便利なL'Internaute のサイトにある独身男性の埋葬プランへのリンクです。
左側のメニューをクリックすると、プランが写真入りで出てきます。
Oganiser un enterrement de vie de garçon

なあんだ、私がクイズにした「変装」も、ビデオで見た「誘拐」も、ここでご推薦になっていますね!

女性たちのためのプランは、こちら(写真はなし):
Les filles aussi enterrent leur vie de célibataire !

ブログ内リンク:
★ 目次: フランスに結婚に関する風習、夫婦・家族関係、生き方


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