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2008/10/24
少し前、洋ナシロックフォールを一緒に食べるという組み合わせを知りました。

* それを紹介していたのは、pepe犬さんのブログ「Poire と Roquefortです。フランスで売られている洋梨を並べて、どんな形があるのか見せてくださっています!

果物と青カビチーズを一緒に食べる?!
意外な組み合わせでした。

  +    = ?


すごいな~ と思ってフランスの検索エンジンで調べてきたら、かなり出てきました。知らなかったのは私だけ?・・・

ただ一緒に食べるだけではなくて、お料理とするレシピもでてきました。

洋ナシを横に切って、そこにロックフォールを挟みこんで、サラダを添えています。 ↓
Recette de Millefeuille de poire, Roquefort et mâche nantaise

これを前菜にする、デザート前のチーズの代わりにする、あるいは、チーズとデザートをこれで済ませてしまうというということもできるのだそうです。山椒やピスタッチオなどをドレッシングに入れているのは面白いですけど、でもね・・・ と思って、さらに検索。

すると、同じように簡単にできて、とてもおいしそうに見える前菜が見つかりました♪


タルト生地に洋ナシとロックフォールをのせた前菜

市販のタルト生地(前々回の日記で紹介しました)を使ったもので、簡単にできそうな前菜です。

写真入りのレシピ「洋ナシとロックフォールのフイユテ」:
Feuilletés poire et roquefort

四角に切ったタルト生地に卵の塗って、その上にロックフォール・チーズ、バターで炒めたエシャロット、それに洋ナシをのせて、オーブンで焼くだけ。

温かいうちに、サラダと一緒に出すのですって。

いつか試してみたいと思います。

特に、熟していないナシを買ってしまったときには良さそう。フランスで洋ナシを買うと、ちゃんと熟していないのにあたる確率が高いのです。

ただし、甘辛いのが好きな人に受けるだろうと書いてありました。甘みが強い料理は嫌いというフランス人は多いです。でも、私は好きなのでOK。

これ、一口で食べられるくらいに作れないかな? そうしたら、食卓につく前にシャンパンを飲むときのオツマミに良いのではないかと思うのです。シャンパンに合うオツマミって、なかなか難しいのです。Biscuit rose de Reimsという定番もあるのですが、私はあまり好きではないので出したくない・・・。

ちなみに、このレシピは市販のタルト生地のパッケージに書いてあったものなのだそうです。いつも読まないで捨てていますが、今度は読んでみようと思いました。

前々回の日記からスタートして、タルトのお話しを3つも書いてしまったのですが、このレシピをメモしておきたかったので書き始めたのでした・・・。


メモ:

フランス語には縁のない方のために、このチーズと洋梨を組み合わせたタルトのレシピをご紹介しておきますね。

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2008/10/22
前回の日記(フランスで市販されているタルト生地は便利)で、フランスではタルトがよく作られていることを書きました。

タルトの中でも一番ポピュラーなのは、リンゴのタルトでしょうね。
いつか行ったレストランで、こんなことがありました。


レストランでは、林檎タルトなんか食べたくない

ご主人が料理をして、奥さんがお給仕をしているという、田舎町にある庶民的なレストランでした。

お品書きを眺めながら料理を選んでいると、年配のマダムがタルトをのせた皿を持って横切っていきました。胸をはってお皿を持ち、店内を堂々と横切って、それから調理場に戻っていきました。

誰かが注文したものを持って来たというのでもない・・・。
誰かに見せるというのでもない・・・。
どうしてそんなことをしたの? 奇妙・・・。

でも、タルトの方は素晴らしくおいしそうに見えました。

マダムが注文をとりに来たとき、さっき見たタルトをデザートに選びたいと言うと、リンゴのタルトだと答えます。

なあんだ、リンゴ? じゃあ、止めようかな・・・、と私。
リンゴのタルトって、食べ飽きているのです。

でも、おいしそうだったしな・・・。
迷いました。

するとマダムは自慢げに言います。シェフの特製タルトで、とてもおいしいのだ、と。

こんがり焦げた生クリームも見えていたので、普通のタルトと違うのは分かっていました。他に目ぼしいデザートはなかったので、私たちは全員、それを選ぶことにしました。

そこから、おしゃべりになって、なぜマダムがタルトを持って歩いたのか、理由が分かりました。

少し離れた席にいたカップルに、マダムがどんなデザートがあるか言ったとき、女性の方が言ったのだそうです。

レストランに来たのに、リンゴのタルトなんか食べたくないわ!

カップルは別のデザートを選んだのでした。それでマダムは、「ウチの林檎タルトは、そんじょそこらのタルトとは違う!」というのを見せるために林檎タルトを持って歩いた、というわけなのでした。

別に注文してもらいたいから見せて回ったわけでもないのだ、と言います。ただ、見せたかった! つまり、「リンゴのタルトなんか」と言った人に、それを選ばなかったことを後悔させたかっただけらしい!

変なことをするマダムではありましたが、林檎タルトは素晴らしく美味しかったです!

ああいうタルトは、高級レストランだったら、何か美味しそうに感じるようなデザートの名前にしてメニューに乗せるのです。ただ「リンゴのタルト」とだけ言ったら、みんな食べ慣れているタルトを想像してしまいますから。


簡単に作ってしまう私の林檎タルト

私の冷蔵庫には、たいてい前回の日記で書いた市販のタルト生地が入っています。リンゴもたいていストックしている。それで、急なお客さんのときなどには、よくリンゴのタルトを作ります。

私が使っている電子レンジには、タルトが簡単に作れるポジションがあるので、いたって簡単にできてしまうのです。「crisp grill」という機能で、調理が3倍くらい早くなって、しかも普通のオーブンで焼いたように焦げ目もできて仕上がるというもの。

専用のパイ皿も付属しています。まずタルトの生地を4分焼いて、それにリンゴを乗せてから、さらに16分焼きます。
なんと言っても嬉しいのは、絶対に! 失敗しないこと。

みんながチーズを食べているときに抜け出してタルトを作ると、ほんのり温かいタルトが食べられます。つまり、人が集まって食事するときは、それだけフランス人たちは時間をかけて食べるということですが!


私の林檎タルトにアーモンドを乗せているのには理由がある!

私が18番にしているリンゴのタルトは、アーモンドスライスをのせて焼きます ↓

簡単に作れてしまう私の林檎タルト

これまた冷凍庫には必ず入れてあるバニラ・アイスクリームを添えます。そうするとさっぱりして、タルトがたくさん食べられてしまうのです。

ところで、リンゴのタルトは、薄くスライスしたリンゴを整然と並べる必要があります。

こんな具合 ↓

レストランで出された林檎タルト。上にはバニラ・アイスクリームがのっています

* これはレストランで出されたもの。ある程度のレベルのレストランで林檎タルトを出すときには、家庭で作るような大きいのを切り分けて出すというのは避ける傾向にあります。

家庭で大きなタルトを焼くときも、みんなリンゴをきれいに並べていますね。そうするためには、リンゴは形のまま並べて残すように薄切りにして、それをきれいに並べるのですから、とても手間がかかります。

でも、食べれば同じなのですから、苦労してきれいに並べる必要はないではないですか?!

それで、薄切りにしたリンゴをゴチャゴチャにのせて焼いたタルトを出したら、親しい友人に言われてしまいました。

「あなた、リンゴのタルトは、きれいに並べるものなのよ」

別に意地悪で言ったわけではないのです。地球の裏側から来た私は、フランス料理なんかとは無関係で暮らしてきたはず。だから、教えてあげるのが親切、と思うらしくて、よくこの類いのご注意をいただいております。

そう言われてしまってから考えたのが、上に写真を入れた林檎タルトでした。リンゴがちゃんと並んでいないことを隠すために、上にスライスしたアーモンドを乗せて焼いたのです!

リンゴとアーモンドは、けっこう相性が良いみたい。まずいものを出すと、遠慮なくそう言うフランス人たちが、私の林檎タルトはおいしいと言って食べてくれているのですから、そう悪くないのだと思っています♪ 一人で、この大きなタルトを半分食べてしまう人もいます。

タルトのことで日記を2つ書いてしまったのですが、タルトのお話しを書きたくなったのには理由がありました。

- 続く -


その前に、回り道:

ついでなので、私の林檎タルトの作り方をご紹介しておきます。前回の日記に書いた市販のタルト生地と、crisp grill機能がある電子レンジを使っているので、あまり参考にならないかも知れないのですけれど・・・。

タルト生地には、何層にもなっている「pâte feuilletée」というタイプを使っています。もちろん「Pur beurre(純粋にバター)」のもの。色々なメーカーがあるので、どれが美味しいかを試しました。

私流リンゴのタルトの作り方:

(1) タルト生地を広げて、フォークの先を軽くもって生地の上を叩きます。これは、生地に穴を開けるために必要なこと。

それを電子レンジに付属しているタルト皿に、市販のタルト生地をペーパーごと乗せて(ペーパーは、角を切ってタルト皿に合わせる)、crisp grillポジションで4分にセット。

* 生地が焼けるときに持ち上がらないように、豆を敷き詰めたりして重みをつけて焼くのが正式なのだそうですが、私は膨れ上がっても気にしません。どうせリンゴをのせれば沈むのですから!

(2) その間に、リンゴを薄くスライスします。4分過ぎたタルト生地を出して、リンゴのスライスをのせます。

それに、少量のバニラシュガーを混ぜた砂糖をパラパラとふりかける。

* お砂糖の量は、このくらいで良いかなと思う目分量でしています。いい加減な私! リンゴをボールに入れて、そこに砂糖を入れてかき混ぜることもあるのですが、上からパラパラ入れた方が、甘味が不ぞろいで美味しいのではないかと思っています。ただ横着なだけ?!

電子レンジについてきたレシピには、シナモン・パウダーを少し入れるとあったのですが、なぜかフランス人の中にはシナモンが嫌いな人が多いので、入れないことにしました。シナモンが香ると、ひと口も食べてくれない人さえいるのです。

シナモンを入れない代りに、私はカルヴァドスというリンゴから作ったブランデーを少し振りかけています。

最後に、表面を覆うようにアーモンドスライスをまぶす。

(3) それをレンジに入れて、crisp grillポジションで16分をセット。

焼きあがったら、前回の日記でお見せしたように、湿気を払うように網にのせて湿気を払ったら、タルト皿にのせます。

タルトをテーブルに出したら、ケーキを切り分けるのが上手そうな人にお給仕をお願いする。

最初から最後まで手抜き料理♪

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2008/10/20
フランスのデザートの中で、一番オーソドックスというか、一番ありふれているのは、「タルト」と呼ばれるケーキではないでしょうか? 家庭でもよく作られます。

英語にしたら「パイ」になるようです。でも、アメリカ式「パイ」のイメージよりは、フランスの「タルト」の方が、皮が薄くて軽くできているような気がします。

こういうのが、フランスの家庭で作るタルトです ↓

たくさんいただいてしまったミラベルを使ったタルトだったと思う・・・

タルト生地をサクッと仕上げるのがコツ。焼きあがってから、こういう足のついた金網に乗せて湿気を払います。


さすが、タルトの国フランスだから?

タルトの生地には、幾つか種類があります。

一番簡単なのは「pâte brisée」、上出来にできていると素晴らしく美味しいのは「pâte sablée」。最も作るのが難しい生地は、何層にもなっているサクサクの「pâte feuilletée」。

作り慣れている人だと、上に並べた1番目と2番目はさっさと作れてしまうそうなのですが、私は市販の出来合いのものを使っています。

これが便利なのです!

ロール状に巻いたものが売られていて、それを広げるとタルトの生地にそのまま使える円形になっています。

タルト生地のパッケージの例

パッケージは、クレラップとかサランラップのような食品用ラップと同じような箱をご想像ください。箱を開けてロール状のものを広げると、丸いタルトの生地になります。

しかも、憎いことに、タルト生地がくっつかないようにしているのは、オーブンに入れられるペーパー。その紙ごとパイ皿に入れてオーブンで焼くことができます。

* どんな生地なのかお知りになりたい方は、こちらのビデオ(Préparer une tarte Tatin)をご覧ください。タルト・タタンというデザートの作り方を見せる短いビデオですが、最後のところで、市販されているタルト生地を広げた状態のものが出てきます。

かたまりのままの生地で、自分で伸ばして使うタイプも売られているのですが、巻いてあるのを広げるだけで使えるタイプが最も手軽に使えます。

買う人が多いのでしょうね。スーパーでは色々なメーカーのものを売っています。

餃子の皮を売っているようなもので、タルト生地は2週間かそこらは冷蔵庫で保存しておけます。それで、急にお客さんが来たときにも重宝なので、ストック食品にしています。


市販のタルト生地を買うときは、バターで作ったものが良い

これを選ぶときのポイントは、「Pur beurre(純粋にバター)」と表示されている生地を選ぶこと。

下手に自分で作るよりは、市販の方が美味しいと言えると思います。

いつか、持ちよりパーティーで一緒になった人が、「タルト生地は自家製が一番よ♪」と言って、彼女が作ったタルトを出したのですが、正直言って、私が市販の生地で作ったものの方が美味しいと思ってしまいました。だって、彼女のタルト生地は、ぶあつ過ぎたのですもの!

テレビの料理番組で、有名な料理家ジョエル・ロブションが、わざわざ手作りにしなくても「Pur beurre」を選べば美味しいタルトができると勧めていたほどなので、私の思いを確信してしまいました。

Pur beurreのタルト生地をフランスのサイトで検索

私が最もおいしいと思うメーカーは一番高い価格になっているのですが、それでも1個250円程度。安く買えてしまうのも魅力でしょう?


日本でもタルト生地が市販されているのでしょうか?

日本に帰ったときにタルトを作りたいと思うのですが、フランスで売られているタルト生地が見つかりません。

こういうのはありました ↓ 
 パイ船型(中) 10個入

私が欲しいのはこれではないのです。自分で焼かないと、香ばしい香りがでてこないのではないかな?・・・

こんなのもありました。でも、冷凍 ↓
 業務用冷凍生地(フィロ ペストリー) 500g/28枚

これは業務用なのですよね。28枚も買うわけにはいきません!

日本でもフランス式のタルト生地が売られているのでしょうか? 情報を教えてくださったら感謝します! 輸入食品を売っている店に行けば良いのかな?・・・


簡単に作れて、それでも美味しいレシピが好き♪

ついでに、タルト生地の作り方を紹介してくださっているサイトをリンクしておきます:
基本のタルト生地の作り方

いつか自分でも作ってみたいとは思うのではありますが、面倒で・・・。

日本でタルト生地が手に入らないのは残念だと思っていたのですが、ヤミーさんのブログ「大変!!この料理簡単すぎかも... ☆★ 3STEP COOKING」の最近の記事に、簡単にタルトの生地を作る方法が紹介されていました:
レモンが香る♪ビックリするくらい簡単!カッテージチーズケーキ。

ヤミーさんのブログは、私が以前書いていたブログ(フランスのブルゴーニュから)にリンクを張ってくださったというご縁で出会ったのですが、ものすごい才能のある方です!

特別な料理器具も必要とせず、すべて3ステップで作れてしまうお料理の数々を紹介なさっています。この方はすごいぞ~! と感心していたら、さすがに注目する出版社があって、最近は次々とお料理の本を出版していらっしゃいます。

紹介されていたカテージチーズケーキは、ホットケーキミックスでタルト生地を作ってしまうというお料理でした。

これ、日本にいるときに作ってみようかな?・・・ フランスではホットケーキミックスが売っているのかどうか知らないので。あるいは、ヤミーさんのカテージチーズの部分を出来合いのタルト生地にのせてみるのも良いとも思いました。

ところで、フランスで最もポピュラーなタルトは、リンゴのタルトです。
それを、次の日記でご紹介します。

続きで、タルト生地を使うと、どんなに簡単にできてしまうのかも書きます:
リンゴのタルトは、ありふれたデザートなのだけれど... 2008/10/22



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2008/10/16
あるとき、仕事の関係で親しくなった日本人男性から言われたことがありました。

「そんなにフランスのことを貶してばかりいるのに、どうしてフランスにいるの?」

ギクリとしましたよ~!


もう一つ、思い出す言葉があります。

日本で務めていたフランス企業を退職してフランスに留学することにしたとき、別れの挨拶をした上司のフランス人が私に言ったのです。

「あなたがフランスに行ったら、水をえた魚のようになるだろう」

言葉も不自由な国に行って「水をえた魚」になれるはずがないじゃないか! と思いました。


それで、次の小話を聞いたとき、自分のことを言われているみたいで気にいってしまったのでした!

*この日記は、「フランス人は笑い話が好き」の続きで書いています*



小話1: ポーランド人は何のためにフランスに亡命したのか?

フランス語の笑い話を日本語に訳す能力はないのですが、ざっと粗筋だけを書いておきます。フランス語がお分かりになる方は、ここは飛ばして、下の「小話のフランス語版」をご覧くださいね。そうしたら笑えるはずです。

冷戦時代、フランスに亡命したポーランド人のお話しです。
空港に降り立ったポーランド人にジャーナリストが質問をあびせます。ポーランドでは人権や生活や政治について。もちろんジャーナリストは「ポーランドが嫌だからフランスに亡命したのだ」という答えを期待しているのです。ところが、このポーランド人は、質問にはことごとく「不満はないですね・・・」としか答えない。
ごうを煮やしたジャーナリストは、「それなら、なぜ亡命したのですか?!」と聞きます。
ポーランド人は、「だって、フランスでは不満を言えますから」と答えました!


フランス人は何だかんだと文句ばかり言っている国民だというのは、彼ら自身も分かっているのでしょうね。このジョークはフランス人たちにも人気があるようです。

書きながら思い出したのは、次の話し。


小話2: 世界は平等につくられている

天地創造のお話しです。
これはバリエーションによって、演技を伴った長い話しになります。凝った人がこの小話をやるときには、地球を作っている神様の様子をジェスチャーを加えて描写していきます。

そして、最後に、神様は聖ペトロ(使徒のリーダー)に、ヨーロッパ大陸を上手に作れたかどうかを確認します。
それで分かったのは、乾燥していて貧しい国や、寒い山岳地帯もあるということ。そしてフランスは肥沃で住みやすい国になった、と神様は気がつく。
それでは不公平ですよね! それで、神様はフランス人をそこに住まわせた。

実は、この話し、今は亡きフランスの観光省のお役人が日本人を相手に講演すると出すのが好きな話しでした。彼が言うことをそのまま訳していると、日本人は誰も笑わないので困りました・・・。

「ヨーロッパではフランス人は生意気だという定評がありまして」とか私が付け加えないと、普通の日本人にとってフランス人は良いイメージばかりなのでから、笑い話だとは受け取らないのであります! それに、日本人にとってのフランスのイメージはセンスの良いパリなのですから、フランスが農業に適しているから恵まれた土地だ、なんていうのも日本人はイメージと結びつかないのです・・・。


フランス人を茶化す小話

フランスの小話には、外国人がたくさん登場して茶化されています。やり玉にあげられる国はフランスに関係が深いところの方が多いので、日本人はほとんど茶化されていません。茶化すというのも、一種の親しみの現れなのでしょうね。

フランス人はそれだけ外国人を茶化しているのですから、フランスを小馬鹿にした小話もあるはず。というわけで、そういうのを探した時期がありました。

フランス以外の国の人たちから幾つか仕入れたのですが、今はインターネットの時代。検索したら、フランス人を茶化した小話をリストアップしているサイトが見つかりました。私が教えてもらった話しのバリエーションも入っています。

☆Une Blague.com : Les Français

痛快にフランス人を貶しています!

フランス語のジョークなのですが、フランスで生まれたものなのかどうかは不明。フランス語圏があるスイスやベルギーの人たちを茶化した小話がたくさんあるのですが、逆にそれらの国ではフランス人を茶化した小話を作っているのではないかな?・・・

訳しやすいのをピックアップしておきますと:

― なぜフランス人はトイレに入ったときにドアを閉めないのか?
― 鍵穴から覗かれたくないから。

― 神様と、謙虚なフランス人の違いは?
― 何もない。両方とも存在することを願っている。

― お金持ちになる方法は?
― フランス人をその価値で買って、本人が自分を評価している価格で売る。


本当はもっと格調の高い小話もあるのですが、バカバカしいお話しばかりご紹介して失礼しました!

小話のフランス語版:
フランス語がお分かりになる方は、こちらをご覧くださいね♪

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2008/10/12
フランス語の会話は東京日仏学院で学んだのですが、あるとき驚いたことがありました。

フランス人の先生たちが劇をすることにしたと言うので見に行ったときです。どうせ素人がするのだから面白くもないだろうとは思いながらも、行かないと悪いような気がしたからです。

ところが先生たちは、素人とは思えないくらい上手に演じる。普通、日本人だと、舞台に上がったら気おくれするではないですか? それで素人っぽい演技になる。ところが彼らは堂々と演じているのです。びっくりしました!

フランスに来て普通のフランス人を見るようになったら、あの先生たちが特別に優れていたわけではないのだと分かりました。フランス人たち、ほぼ全員が俳優になる素質を持っているのではないか、と思ってしまうのです。

そう思ったのは、人が集まったときに笑い話をご披露するフランス人たちを見てからです。


フランスの小話

フランスで人が集まっている席では、会話が途切れたときなどに(フランスで言う「天使が通り過ぎた」という瞬間の後)、笑い話をする人が登場することがよくあります。そういう小話をたくさん持っている人もいて、ご披露できるときを待っている場合もあります。

笑い話の形式は色々です。ナゾナゾ形式になっていて一言で終わってしまうものから、長々と演じるのまであります。ホームパーティーのように延々と食事が続くときには、長い笑い話を披露することが多いかな?・・・

小話を寸劇として演じるのを見ていると、俳優にもなれる人だと思ってしまうのです。

普通の人が見事に落語を演じている、という姿をご想像ください。登場人物になりきって、その訛りまでいれて演じます。張り切った人なら、立ち上がってジェスチャーも交えます。

こんな具合 ↓

知人が納屋で開いた誕生パーティーのときに撮った写真

こういう場を盛り上げる役割は、男性がすることが圧倒的に多いと感じています。小話を演じられない男性の方が珍しいくらいです。

一人がご披露すると、それに似たのがあったのを思い出した人が、また別の小話をやる。それで、再現なく続いたりもします。好きな人がいるのですよね。たくさん話しを仕込んでいます。最近はインターネットでもネタを仕込むことができるようになりました。


フランス語とフランス文化に精通していないと笑えない

限りなくバカらしい話しもあります。でも、オチを言われてから一瞬考えてからでないと笑えないのが、最も高度な小話! かなりの教養がないと笑えない話しもあります。

おもしろ可笑しく演じるので笑っていると、オチが突然やってきます。

発音が同じで、意味は違う、という言葉遊びになっているオチも多いです。だからフランス人でも、一瞬考えないと笑えなかったり、意味が分からなくてキョトンとしている人もいるのです。

ワインがまわったときに飛び出してくる小話では、学校では絶対に教えない言葉が出てくることも多いです。外国人には理解できないですよ~! なにしろ、その類いの語彙はフランス語には豊富なので、少し覚えたくらいでは間に合いませんから。

みんなが大笑いしているのに、何がおかしいのか分からない。いつまでも笑いが止まらないときには隣にいる友人を突っついて、「○○って、どういう意味?」と聞いたりもしていました。

「後で教えてあげるから」などと答えられたときは、ストレートには語れない内容。後になっても教えてくれないです。それに、笑っている最中に説明なんかすると面白くなくなるらしいので、聞くのは遠慮するのが礼儀でもある・・・。

最近はあきらめて、みんなが笑っているときには一緒に笑っていることにしました。みんながお腹を抱えて大笑いしている姿を見ているだけで笑いたくなりますから。

始めの頃は、私の理解度はほぼゼロでした。最近はスラングを覚えたので、理解できる話しの割合が増えてきました。たまに、知っている話しが出てくると、みんなと一緒に笑えるので、それが嬉しくて大笑いしてしまっています!



こんなことを書きだしたのは、前回の日記(異文化を感じるとき)の続きで書きたい小話があったからです。小話が何であるかを前置きとして入れました。

私が気にいった小話は次回の日記でご紹介します。

- 続く -

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* どんなのがフランスの小話かというのを見せるビデオを探してみたのですが、適当なのが見つかりませんでした。でも、ひとつだけビデオを張っておきます。

下品なジョークなので、真面目にフランス語をお勉強なさっている方はご覧にならない方が良いとも思います・・・。

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2008/10/10
前回の日記に書いたレストランでは、感じの良い応対のせいで、すっかり食事を楽しむことができました。

出された魚料理です ↓

「今日のお勧め」だった魚料理

洗練された料理というのではないのですが、素材が活かされていて、とても美味しく感じました♪ 食事は、味もあるけれど、それを食べるときに楽しい思いができるかどうかで変わってしまうと思う。


スウェーデンで暮らしていたシェフだった

お給仕をしていた優しさがあふれる女性はスウェーデンの人。シェフの奥様でした。シェフもスウェーデンに30年くらい住んでいて、そのとき出会った仲だそうです。

スウェーデン人は礼儀正しくて、相手を傷つけるようなことはしないし、とても穏やかな性格なので、人間関係がとてもスムーズだったと言います。

フランスに帰ってきてからは、フランス人たちの態度が異様に感じたと言って、「例えば、フランスでは・・・」、とエピソードを語りました。

お祝い事があったので、両親を招待してレストランで一緒に食事したときのこと。

壁にかけてあった絵が落ちてきたことがあったそうです。幸いにも怪我する人はなかったものの、ワインは倒れてこぼれてしまった。仕方なしに同じワインをもう一本注文。ところが、お勘定には、飲めなかったワインの代金もちゃんと請求されていた。とても驚いたそうです。

言い争いをするのも嫌なので支払った。でも、そのレストランには二度と足を向けなかったそうです。

レストラン側の落ち度でワインがこぼれてしまったのに、謝罪もしないのはおかしい、と感じたといいます。

その前には、彼のレストランで、同じように再度ワインを注文するケースを経験していたそうです。

食事していた人たちが誤ってワインを倒してしまったのでした。彼は、こぼれたワインの代金は請求しなかった。お客さんの方は、「それでは悪い」と言ったのですが、構わないのだと答えたそうです。

「でも、そのときのお客さんは常連さんになってくだれたんですよ」

シェフは笑顔で言います。

私も、商売って、そういうものだと思う。フランスでは「二度と行かないぞ」と思う店がよくあるのですが、何を考えているのかと思ってしまいます。


不親切なのはフランス人だけ?

このときは、食事をしながら友人と親切さの問題について話しがはずんでいました。

以前にも、フランスでレストランの応対が感じ良くて感激したことがありました。これも外国人、ルーマニアから来たウエートレスさんなのでした・・・。
感動を与えてくれたルーマニア女性 2005/08/04

8月にスイス旅行したとき、民宿にとまったりして、スイス人は親切だなという印象を持ちました。
★そのスイス旅行のことを書いた日記はこちらからスタートしていますが、スイスの話しが長くなりすぎるので、どんな風に親切だったかは書いていませんでした。

やはり都会の人が感じ良くないのは同じで、ベルンでは感じの悪い応対を受けたこともあったのですが(堅苦しい国民性を感じさせるドイツ語圏に移動したというのもあった)、全体としてスイス人には良い印象が残りました。

イタリアを旅行するときも、この国の人たちは陽気なので楽しいです。

そんな話しをしていたら、フランス人の友人が言います。

「結局、感じが悪いのはフランス人だけ?」

フランス人自身がそう感じているのです。観光客に親切ではない、と。「それでいて世界一の観光国なんだから!」などと言っています。

でも、私には、そのフランス人の憎らしげなところが魅力なのです!


性格が良すぎると、面白みがない・・・

日本にあるスウェーデン企業で働いていた友達がワイン試飲会を開いたとき、招待されたので行ったことがありました。集まったのは、友達と私を除いて、全てスウェーデン人。

ワイン好きな人たちの集まりで、テーブルに10人くらいが席についていました。

フランスと同じ感じでワインの試飲を楽しむのだろうと思ったら、全然違う!

ワイワイ、ガヤガヤとすることもなく、なんだか盛り上がらない。色々なワインを試飲しても、「おいしいですね」という静かな反応ばかりで、「良くない」とケチをつける人は誰もいないのです。お酒によって羽目を外した冗談を言う人もいない。

お行儀の良い、良い子ちゃんばかり・・・。
それじゃあ、ワインの試飲はつまらないのだ~ と思ってしまいました!


フランス人が日本に馴染むと、畳になる

口から先に生まれたようなフランス人たちの方は、憎らしいけど、付き合うのは面白いです。私が結論しているのは、フランス人はおしゃべり相手としては非常に楽しいということ。でも、お客の立場になるときと、仕事でフランス人と付き合うときには、耐えがたいことが多すぎる!

たまに角がとれてしまっているフランス人に出会うと、「つまらない人だ」と思ってしまいます。

こんなことがありました。

ワイン農家に買い付けに行って試飲をしていたとき、近所に日本に長く住んでいた人がいて、いつもワインを飲みに来ると言います。その人が来たら、私は話しができて嬉しいだろう、というわけです。

少ししたら、その男性が現れました。ワイン農家に生まれた人なのだそうです。でも日本に行ってしまったので、畑を親から譲り受ける税金対策をしていなかった。それで日本から帰って来たけれど、ワイン醸造を仕事とすることはできない。それで、ご近所の友達のワイン農家をカフェ代わりに利用しているらしい。

「日本に長くいた」と言われなくても分かってしまう人でした。物腰が柔らかすぎるのです! 話していても、ちっとも面白くありませんでした。「タタミゼ」した人、と呼ぶのを絵に描いたような人・・・。

「タタミゼ(tatamisé)」というのは、日本に住んでいるフランス人しか使わない造語で、「日本の風習に染まった」という意味で「畳になった」という言葉です。動詞形は「tatamiser」ないし「se tatamiser」、名詞形は「tatamisation」。

皮肉的なニュアンスを含めて使われているのではないかと思っています。「すっかり日本に馴染んでいますよ」という意味で在日フランス人に言っても、褒め言葉にはならないのではないかな?・・・

それを確かめようとしてインターネットで探してみたのですが、はっきりとは分かりませんでした。自分のことを言うなら問題はないようです。

でも、日本に住んでいるフランス人のブログがあって、フランスに帰っても「本当のフランス人ではなくなっているから・・・」という不安が述べられていました。異文化に染まってしまうと、そういう問題がおきるのですよね・・・。


日本人がフランスで暮らすと、膨らんだ風船になる

日本人が外国で生活した場合は逆でしょうね。角がたちすぎた人間になってしまうのが問題です。フランスに長く住んだ経験のある岸恵子が、帰国したときに飛行機のタラップを降りるとき、「体の中で膨らませていた風船がしぼんでいくのを感じる」と言っていたのが印象的でした。

フランスでは、頑張って主張して個性を見せないと、つまらない人間だと思われて無視されしまう。日本に帰ったときにそれを続けていると、「何だコイツは!」になってしまう・・・。

私はそういう切り替えが上手にできないので、どう思われても気にしないことにして、フランスでも日本でも自分のままで振舞っています。そうしないと疲れてしまいますもの!

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2008/10/09
前回の日記に書いたレストランでは、水差しを持って来てくれたウエートレスに好感を持ったのですが、一緒にいたフランス人の友達は違う反応を持っていたのでした。


外国人がフランス料理を作ったら美味しくない、という偏見

友人の方は、彼女を見るなり、「しまった」と思ったのだそうです。ウエートレスには外国人訛りがあったからです。

「シェフがイギリス人だったら最悪だな・・・」

ヘマなことをしたという自嘲的な口ぶり! フランス人たちには、外国人がフランス料理を作るといい加減なものになる、という偏見があるようです。

フランスの一流レストランにはたくさん日本人の研修生が来ていますから、そういうところの人たちは、日本人でも立派にフランス料理を作ることがあり得ると知っているはず。でも、普通のフランス人は、外国で超一流のフランス料理を食べたこともないし、日本人研修生のことを知らないのですから、そういう偏見を持っても仕方ないと思う。

日本人の日本料理に対する感覚も同じかもしれないですね。外国で日本料理店に行って、日本人が作っていないと分かると、偽物ではないかという疑いを持つ・・・。

「レストラン、変える?」、と私は言いました。

レストランが軒を連ねている通りですから、別のところに行くのは簡単です。

まずいものを食べたあと、この友人がどんなにご機嫌斜めになるか分かっているので怖い! それに、店の前に掲げてあったメニューにあったカエルが私の気をひいていたので選んでいたので、まずかった場合の責任は私にかかってくる。

八つ当たりされたらたまりません!
その日の午後のを台無しにするのは避けたい!

でも、どんな料理があるのか、もう一度見なおして見て、それで気に入らなかったら店を変えることにしました。

気に入らない席を押し付けられるなど、無愛想な応対をされたときには店を出てしまうことがあります。でも、外国人が経営しているレストランだ分かったというのを理由に出て行くわけにはいきませんから。


なんだか違う雰囲気・・・

私はカエル料理を食べようと思っていました。でも、フレッシュなのを食べられる地域からは少し離れたところにあるレストランなので不安。

「冷凍しているのを使っているかどうか聞いてみる」と私が言うと、友人は「冷凍ですよ、なんて言うはずないじゃないか」、とバカにした返事をします。

時間が早かったので、レストランには私たちしかいませんでした。ウエートレスさんにも余裕があるはず。私たちはめぼしいと選んだ料理について質問しました。

「カエルは冷凍の、それともフレッシュの?」、「今日のお勧めの魚は?」、など・・・。

ウエートレスさんは親切に答えてくたのですが、店の奥まで聞こえたらしい。シェフが出てきました。

「この値段ではフレッシュなカエルは出せませんよ」、などと言います。

こういうのって、とてもフランス人的な返答だと思いました! 冷凍していないカエルを使っていない理由を教えてもらっても、なんにもなりません。私はフレッシュなカエルを食べたいのであって、カエルが安いから食べたいというのではないのに・・・。

ところが、ここから、シェフはフランス人的でない印象を与え始めました。

解凍したカエルだけれど、とても質の良いカエルを使っているので美味しいのだ、と愛想よく言う。そして、調理場から皿に乗せたカエルを出して来てくれたのです。

客に材料となる魚を選らばせるというやり方をする国はありますが、フランス料理店で食材を見せてくれたのは経験したことがないので、とても親切なサービスだと喜びました。

解凍したカエルの脚

解凍されて皿にのせられていたカエルは、ちょうど良い大きさで、肉もやわらかそうで、ツヤツヤしています。

「おいしそう~♪」

そう言われて、シェフも嬉しそう。私たちは食材についておしゃべりを始めました。

そして、「今日のお勧め」の魚もとても良いのだ、と言って、これも持ってきて見せてくれます。

これまた、とても美味しそう!

シェフとお給仕の女性が引き揚げてから、友人は言います。
「シェフはフランス人なので安心した!」


彼女はスウェーデン人だった

一緒に食事をしたフランス人の友達も、お給仕の女性がとても感じ良いことに同感していました。どう表現して良いか分からないのですが、フランスではめったに経験しない優しさだったのです。

フランスでも、トップクラスのレストランに行くと、「おいしいものを食べに来たのです」というお祭り気分に応えてくれる応対をしてくれます。でも、それはプロのサービス法を習得した人たちがなせる「技」であって、彼女のような自然体で出てきた思いやりとは違う・・・。

こんな優しさのある彼女は、どこの国の人なのだろう?・・・ 彼女は金髪の、典型的な白人なので、地域は限定されます。私たちは謎解きゲームで楽しみました。

ふと見ると、入口のドア近くに席をとった私たちの横には、観光パンフレットなどを置いた丸テーブルがありました。そこに、スウェーデンの観光雑誌が乗っている。だとすると、彼女はスウェーデン人のはず!

「スウェーデンの雑誌がありますが・・・」と切り出してみると、スウェーデンの出身なのだと彼女は言います。

そう分かると納得できました。日本のスウェーデン企業で働いていた友達(3人とも社長秘書)がいた関係で、行ったこともないスウェーデンという国の人たちを少し知る機会があって、この国の人たちは穏やかな性格をしていると感じていたのです。

そんな話しで食事が盛り上がりました。食事を気に入ったかと聞くためにシェフが再び姿を見せたときも、スウェーデン人は親切だという話しをしたら、シェフも同感。

私たちの食事が終ったときには、レストランには1テーブルしかお客が残っていませんでした。シェフ夫妻にも余裕があったので、スウェーデン人とフランス人の国民性の違いについての話しを長々とおしゃべりを楽しみしました。

思い出すと、奥様の方は「スウェーデン人は・・・」と誇らしげな口を挟みませんでした。やはり、奥ゆかしいのだ・・・。

- 続く -


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2008/10/07
レストランにあった水差し

初めて行ったレストランで写した写真です。
席につくなり、お給仕の女性がこのピンクの水差しを持ってきてくれました。

日本だと、「いらっしゃいませ」という感じでコップやオシボリを持って来てくれるのが普通ですよね。でも、フランスでは珍しいのです。

彼女が余りにも優しいサービスをしてくれるので、少し驚きました。


なぜ私はそんなことに驚いたのか?

説明しないと分からないですね。

彼女の応対は、日本で感じる礼儀正しさだったのです。これにも説明を加えなければいけないですね。フランスのレストランでは感じが悪いお給仕をする人たちにたくさん出会うのです。

高級レストランでは、さすがプロと思わせるサービスをしてくれます。でも、そうでないときもある。ワインを買い付けに行ったとき、どこのレストランがおいしいかという話しになることが多いのですが、先日はこんな話しをするワイン農家の奥様がいました。

あるミシュラン3つ星レストランは、料理はおいしかったけれど、もう行かない! とおっしゃる。どうしたのかと聞いたら、話してくれました。

彼女の席にはナイフがなかったのだそうです。それでお給仕の人に言ったら、「少しお待ちください」との返事。

こういう高級レストランだから、すぐ持ってくると思ったら、なかなか持ってこない。催促しても持ってこない。

みんなと食事しているので、彼女が食べ始めないと皆に気を使わせてしまうので、待ち切れなかったそうです。

それで3回目の催促をしたら、「あなたは少し待つことができないのか」と叱られてしまったのだそうです!

少なくとも、3つ星クラスでそういう態度をとられるとは思っていませんから驚きたのも当然です。態度が悪いので首になって、解雇前の期間を務めていたウエーターさんだったのではないかな・・・?


フランスの飲食店は水を出す義務がある!

水というのは水道水のことです。つまり、ミネラルウオーターではない水を欲しいと言う人がいたら、無料で出さなければいけないという法律があるのだそうです。

そんなことまで定めた法律をわざわざ作るなんて異常だと思われませんか?!

でも、なかったら、フランスの飲食店では出してくれないところがあるかも知れないですよ。それほどサービスが悪い国なのですから!

フランスのレストランやカフェで水を飲みたいと思ったら有料なのだ、と思っている日本人の方もいらっしゃるのではないでしょうか?

遠慮しないでお水を注文しましょうね♪ だって、彼らには義務があるのですから。

そんな法律があることは、フランス人でも知っている人はほとんどいないと言われました。ひょっとして、日本にもそんな法律が存在するのでしょうか?・・・


水道水なのに、コップ1杯が1ユーロ!

ところが、数か月前のこと。カフェで水を頼んだら1ユーロ取られたというのがニュースになったそうです。

普通の喫茶店で飲むコーヒーは2ユーロ以下のこともありますし、フランスでは水に氷なんかは入れてくれませんから、これは高い!

法律違反ではないかと言ったら、カフェで何も注文しない人だったとのこと。となると、お客ではないわけなので、「水を出さなければならない」という法律は適用されないのだそうです。

日本で知り合ったフランス人が言っていたことを思い出しました。

「日本は良いな~。喫茶店に行って何も注文しなくても座っていられる!」

当時はフランスのサービスが悪いなどということは何も知りませんでしたから、信じられない話しに聞こえました。

何人もで行って一人だけ何も飲みたくない人がいたとしても、フランスだったら追い出される、と言うのです。フランスに行ったら注意しなければ、と思ったのでした。

追い出す代わりに、水一杯が1ユーロですか・・・。

* 追記: 水が無料かに関することが書いてある業界サイトがありました。法律の条項は余り明確ではないのだそうです: 
La carafe d'eau gratuite ? en pratique, oui, en théorie, non !  le Verre d'eau ? Non !



飲食店で水道水を出すとき

ところで、ごく庶民的なレストランでは、頼まなくても水差しを置くことがあります。でも、ごく例外的です。それに、つまらない水差しをポンとおくのです。無愛想であることも多いです。

ところが、このピンクの水差しを置いてくれたレストランは、そんな庶民的レストランの雰囲気はありませんでした。

しかも、持ってきた女性の水差しの出し方は、とても良かったのです!

いかにもお客様を尊重してくれているような態度。日本で「いらっしゃいませ」と水とオシボリをもらった気分を味わいました。

フランスでサービスが悪いのには慣れてきました。だから、やたらに親切な人に会うと、懐疑心を持ってしまうようになったような気がします。

でも彼女は、料理を注文するときも、とっても態度が良い。自然に優しさがあふれてくる女性でした。なんて親切な人なのだろう! と感激しました。

そういうのはフランスでは余り経験することがないので、この女性はどこの国の人なのだろうと興味を持ってしまいました。

この女性は外国人訛りがあったのです。でも、そういうのって失礼にあたるので聞きにくいですよね。

入口のところのテーブルに外国の雑誌があったので、国の想像がつきました。そちらから話しを持っていって、国籍をつきとめます。

食事が終わってから、彼女のご主人であるシェフを交えて長々とおしゃべりしてしまいました。ご主人はフランス人ですが、奥さんの国で30年くらい住んでいたのだそうです。

奥さんの国の人は、みな穏やかで礼儀正しいのだとのこと。フランスに帰ってきてからは、慣れるのに時間がかかったそうです。

このときの話しは興味深かったので、次回の日記にしたいと思います。

欧米系で、優しさがあふれている人が住んでいる国と言われたら、どこだか想像できますか?
ヒント: ヨーロッパのどこかの国

- 続く -


蛇足:

お客さんに対する態度でないことをされた経験はいくらでもあります。過去の日記でも、幾つか書いてしまっているのでリンクをメモしておきます。

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2008/10/02
フランス人は、日本人に比べると余り流行を追いかけないように感じています。

東京には、フランスのファッションデザイナーに情報を送るフランス人写真家までいるそうです。東京の街角で変わったファッションを見つけて、いち早くアイディアをフランスに発信するという仕事! 日本では、フランスの方がファッションの先端をいっていると思っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?

それでも、大きな都市、特にパリ首都圏に行くと、ちゃんと流行はフランスにも存在しているのだな、とわかります。

1年前の今ごろのこと。パリ近郊の豊かな町で、公園で子どもたちがボール遊びをしているのが目につきました。普通、フランスはサッカー好きが多いはずなのに、ここの子どもたちはラグビーで遊んでいたので異様に思ったのです。

気がつけば、そのときフランスがラグビーで活躍していたか(あるいは、単に大きなラグビーの試合があったかで(スミマセン。スポーツには詳しくないのです)、フランスはラグビーブームが盛り上がっていた時期だったのでした。


今回のパリ近郊旅行でやたらに目についたのは、自転車

ヴェルサイユの町で撮影

☆ヴェルサイユ宮殿に行ったときのことだけ書いたのですが、この日記からスタートして、3つ日記を書きました。

前回の日記で、長々と、最近のフランスでは自治体が自転車を流行らせていると書いたのですが、本当は今回の旅行で気になったものを書きとめておこうと日記を書きだしたのでした。いつも前置きが長くなりすぎる傾向にあります・・・。


ヴェルサイユ宮殿の庭園では自転車をたくさん見た

ヴェルサイユ宮殿の庭園は、特別なイベントがないときは無料で入れます。ですから、休日ともなれば、のんびりと時間を過ごしている人たちがたくさんいます。

何しろ広大な庭園ですから、自転車が便利。車で乗り込もうとすると、本来なら町中の路上駐車は無料のでも、駐車料と称する料金を取られます。自転車で入り込むのは無料。

というわけで、ヴェルサイユ宮殿の運河のあるあたりの庭園では自転車をたくさん見かけました。自動車はほとんど入って来ないので(たいていは、すぐに駐車させて歩くのでしょうね)、子どもたちも安心して自転車に乗れるようです。

やたらに目についてしまったので、これを日記にしておきたかったのです。

気になったのは自転車そのものではなくて、子どもを後ろに乗せるための道具です。

このとき初めて見たように思って注目したのですが、日記を書きながらアルバム・ソフトを見たら、1年半前にパリで同じようなのを見かけていたことに気がつきました。

ちなみに、私が使っている写真整理ソフトはAdobe Photoshop Lightroom です。キーワードも入れられて、かなりのすぐれものです。

自転車のチャイルドシート

一人で自転車に乗れないような子どもたちは、上の写真に入れたように、自転車の後ろに乗っていました。

実にたくさん見かけるのです。子どもを後ろに乗せる人は、必ずこのシートを付けているかのように見えました。

4人家族なのでしょうね

だんだん気になる度合が強まってきてしまって、どういう仕組になっているのか眺めてしまいました。

やはり、乗っていない車の方が遠慮なく眺められます。

でも、近寄ってジロジロ見ていると、自転車泥棒に間違えられる恐れがある! 少し離れたところから見るとか、ゆっくり歩きながらすれ違うときにちらっと見るに止めました。

実によくできている!

足がバタバタにないように支えてあって、そのギブスのような部分にはベルトまで付いていて足を固定するようです。さらにシートベルトまである!

これなら、親が自転車を倒さない限り大丈夫。そう思いながら歩きだしたら、また別の出会うので、さらに観察。たいていの子どもはヘルメットもかぶっていました。

このくらい防備する必要があるのでしょうかね?・・・

これだけしっかり固定してしまったら、自転車が転倒して早く逃げなければならないような状況になった場合も、子どもは自転車に釘付けにされてしまっているわけですよね。

そういう拘束をされるのは、私が子どもだったら嫌ですけど・・・。

日記を書きながら写真を整理していたので気がつきました。


日本でも同じようなチャイルドシートを売っていた

実は書きながら、このイスを日本語では何と呼べば良いのか調べてみました。同じようなのが売られていて、「チャイルドシート」と呼ばれていました。

チャイルドシート(後用)の検索結果

フランスで見かけたのは、これと同じように見えます ↓


大人気!ハマックスの後ろ子供乗せシート
片手で装着できるクイックリリースバックル付の3点式安全シートベルトを装着したベビーシート


フランスでは、なぜか申し合わせたみたいにブルー系統のシートばかりだったような気がします。思い出せば、アンケート調査でも、フランス人が一番好きな色はブルーとなっていましたね。

お店のPRでは説明があるので、このチャイルドシートがどういう風になっているのか読んでしまいました。

いやあ、良くできていますね。振動が伝わらないように、サスペンション付きなどというのもある! そうか・・・。後ろに乗せた子どもがウトウトして寝てしまったりしたときにも、このシートに座らせておけば安全なのだ・・・。


過去のブログから:
子どもを乗せてサイクリングするためには、こんなのもおもしろいと思って日記にしたことがあります。
クイズ: これは何でしょう? 2006/06/29



ブログ内リンク:
★ 目次: 乗り物に関して書いた記事(自動車、自転車、船など)


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