| Login |
2008/11/27
今回の日本滞在中には、みんながおいしい料理を食べられるレストランに連れていってくれます。小さなお料理屋さんだと、気もち良くお料理のコツを教えてくれます。

最近は遠慮なく聞いてしまうことにしました。
メモしておきます。

天ぷらは胡麻油にあげる

最近のフランスは日本食ブーム。必要に迫られて色々作っているのですが、満足できないでいたのは天ぷらでした。

日本で作る時は、からっと仕上がるのに、フランスではなぜかベタッ~としてしまうのです。カツのようなものは日本と同じように上手にできるのに・・・。

お気に入りになったお寿司屋さんで出された天ぷらです ↓

東京のお蕎麦屋さんで出された天ぷら

私がフランスで天ぷらがうまくできないと話すと、「油ですよ」と一発。

私もそうじゃないかと思って、色々試していたのです。
イタリアに行ったときには揚げ物に使うオリーブオイルを買いました。それが一番良いと思いました。でも、それがなくなってフランスで買おうとすると、オリーブオイルはイタリアよりずっと高いので、ちょっと贅沢すぎるのでした・・・。

このお店では何とか言う等級のごま油を使っているそうで(名前、わすれた)、普通に買えるごま油なら、これが良いと、瓶を見せてくれました。

このゴマ油でしたので、メモ! ↓

 竹本油脂極上胡麻油 極上のまろやかさ

ところで、私が日本で食べた天ぷらの中で、一番すごいと思ったのは、椿油であげたものでした。椿オイルを探したこともあったのですが、とても揚げ物に使えるお値段ではなかったです。

お蕎麦屋さんのご主人に聞いてみると、確かに椿油であげるのが最高との返事。でも高すぎる、と値段を言われました。

お勧めのごま油を見つけて買って、天ぷらをあげてみました。

確かに、カラ~っとあがります♪
もちろん、普通のお料理に使ってもOKなので便利。

で、大量に買うと安いのかを調べてみました:
「竹本油脂極上胡麻油」を楽天市場で探す

でも、フランスに帰るとき、油なんかを荷物にして飛行機に乗せることができるのかな?・・・
もちろん、機内持ち込みはダメなことは確実。

最近はセキュリティー・チェックが厳しいですよ。お豆腐やお味噌なんかも、危険物に見える可能性があるらしくて、預ける荷物に入れないと運べません。


四川きゅうり

最近、日本に帰ったときの楽しみにしているのは築地の市場に行くこと。ここに行くようになってから、東京に住むのも悪くないと思うようになりました。

働いている人たちが気もち良いのも魅力。素人の質問なんてうるさいだけのはずなのに、聞くと親切に教えてくれます。それから、本当なら、私のような何もしならい客には売れ残りを押し付けてしまっても当然なのに、「こっちの方が良い」と見分け方まで教えてくれます。

プロとして誇りを持った人たちだからだろうと思います。本当に仕事ができる人というのは、偉ぶらない! それに、イライラなんかしないで、生き生きと働いています。

世界最大の魚市場が楽しいのですが、ついでなので青果市場の方にも行きます。

築地の市場はとても広いので、いつも方向が分からなくなってしまうので、野菜を売っているのはどちらの方向かと聞いてしまうのですが、これまた、いつも親切に教えてくれます。

今回の帰国で出会ったのは、「四川きゅうり」というもの。

見るからにおいしそうなキュウリだったのでレジに持って行くと、お店の人は「四川きゅうり」とおっしゃる。

四川きゅうり?

水っぽくなくて、とてもおいしいのだ、と、いかにも「おいしい♪」という顔で説明してくれました。


昔ながらの味が楽しめますトゲが命の【四川きゅうり】

お漬け物にすると素晴らしいとのことだったのですが、そのまま切って、味噌を付けて食べてみました。

おいしい!!!
胡瓜の味がする!

これがキュウリだとすると、普通に食べているのは何なのかと思ってしまいました。味がないもの・・・。

この次に帰国したときも、このキュウリを買いたいと思いました。

特に、フランスのキュウリはいただけません。そもそも、大きく育てすぎる。フランス人の嫌いなものの中で、キュウリはかなりトップに入っているのですが、あれじゃ、消化が悪くても無理ないと思っています。

楽天市場で「四川きゅうり」を探してみる

URLメモ:
☆ asahi.com:食と料理: 8時間目 天ぷらを揚げる
☆ 国土交通省航空局サイト: 航空機への危険物の持込みについて


2008/11/24

シリーズ記事 【フランスの市町村について】 目次へ
その5


ここのところフランスの市町村のことが気になって調べてしまっていたのですが、最も大きな面積を持つ町と、最も小さな面積を持つ町のことを学びました。

広い町があるのは自然だと思うのですが、小さい方には少なからず驚きました。

フランスで最も広い市町村は、どこ?

古代遺跡がある、あのアルルなのだそうです。

アルルを案内してくれた友人が、「この町は面積が広いのだ」と言っていたのを思い出しましたが、フランスで一番大きい町だったとは記憶していませんでした。

アルル市の面積は760 km²。県の広さにもなってしまう面積だそうです。ちなみに、パリは105 km²。

でも、東京都の面積は2,188 km²でした! やはり、フランスの市町村は細切れなのですね。


フランスで最も狭い市町村は?

Gironde県にあるCastelmoron-d’Albretという村なのだそうです。

なんと、200m×180m(0.04 km²)しかないのだそうです。それでいて62人も住んでいるそうなので、フランスの農村にしたらすごい人口密度になっています!

むかし村の回りに巡らされていた要塞の中だけが村として残ったので、こんな小さな村の単位ができてしまったようです。

この村は、日本の方が訪問してご報告していて、写真アルバムを公開してくださっていました:





市町村合併は進まないフランス」の日記以来、次々と疑問がわいて調べてしまったために、市町村の話しばかり書いてしまいました。

次回は話題を変えます。ああ、やっと区切りがついた~!


ブログ内リンク:
総目次: テーマおよび連続記事ピックアップ » 都市と農村

市町村関係のデータで参考にしたサイト:
Petite histoire de la commune. En chiffres et lettres
Les collectivités locales en chiffres 2008


にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ
にほんブログ村


2008/11/23

シリーズ記事 【フランスの市町村について】 目次へ
その4


日記「市町村合併は進まないフランス」で出したクイズの解答の続きです。問題の5つ目までは解答を出していたので、最後に残った6つ目の質問の答えを今日書きます。

最も人口が少ない村の住人は何人?
  
答え: 0 (ゼロ)!
*答えの文字は白くしているので、ハイライトして文字を反転させてご覧くださいね。


フランスの人口密度は日本の3分の1。でも、人が住めないような厳しい山岳地域は少ないので、ドライブしていると3分の1以上に人口密度が低いような印象を受けます。

フランスの住所表記を見ても、町だか村だかは分かりません。市町村は「commune(コミューン)」と呼ばれるのですが、統計上では人口が2,000人に満たないコミューンを「農村」としています。

市町村の数は多少変動していますが、21世紀に入ってからは36,570前後で動いています。その中で、人口が1万人を超える町は全体の3%程度。市町村の7割は人口700人以下となっている国です。

住人が数人しかいない村があってもおかしくはないとしても、誰も住んでいない村があるというのには驚きませんか?

前回の国勢調査(1999年)では、住民がいなかった村は6つあったそうです。

第一次世界大戦のときに破壊されて住民がいなくなった村を、忘れないようにと残しているというのもあるのです。

「フランスのために死んだコミューン(Communes mortes pour la France)」と呼ばれる村は、次の通り:
Beaumont-en-Verdunois、Bezonvaux、Cumières-le-Mort-Homme、Fleury-devant-Douaumont、Haumont-près-Samogneux、Louvemont-Côte-du-Poivre

すべてロレーヌ地方のムーズ県(Meuse)にある村々です。

フランスは第一次世界大戦で大量の死者を出したのですが、ロレーヌ地方は特に戦場となって痛手を受けました。

フランスの国境は海や山で防備されているのに、ドイツ寄りにあるこのあたりは平地なのですよね。外国から攻めてこられるのは、いつもここから、という不運な地域だったのではないかな?...


住人がいない村にも村長はいる!

住民がいなければ村長もいないのだろうと思っていたのですが、県知事が村長を任命しているのだそうです。

戦争の犠牲となった村の村長さんのお役目といったら、戦争記念日に慰霊碑にお参りすることが一番大きな仕事なのかな?...

書きながら気になったので検索したら、そういう村長さんの記事がでてきました。ヴェルダンの戦いで壊滅した村。
下のリンクをクリックすると、そのページが開きます:
Jean Laparra, le maire sans habitant (2008年3月9日のニュース)

市町村長のシンボルである三色旗のタスキをかけた、89歳の村長さんの写真が入っています。

こういう村の村長になるというのは特殊なのでしょうね。何千人もいた候補者の中から選ばれた、と書いてあります。もちろん、住民選挙で選ばれたわけではない。

寂しい冬景色を背景にして立っているのですが、その道には立派な道路標識があって...
なんと「Grande rue(大通り)」と書いてある!

森の中の道ですが、戦争前はメインストリートだったのでしょうか?
なんだか、ずし~んと戦争の重みを感じてしまいました...。

村には役場の建物はなくて、村長さんの自宅がオフィスになっているとのこと。

とはいえ、普通の村長さんと同じように、ちゃんと市町村連合体の会議などには出席して、地方から補助金をもらったりして村を維持するための予算の管理をなさっているそうです。

戦争の爪痕を後世に残すために有効に補助金を使うのは大きな仕事ですね。この村で最も大事に守るべきものは、戦争慰霊碑と、小さなチャペルだそうです。


住民ゼロに近い村もある

ブルゴーニュの小さな村にあるロマネスク教会の屋根が美しく修復されていたので見学していたら、説明をしてくれる地元の方がありました。

人口13人の村で、彼は村長さんでした。

修復工事は石をスライスしたものを屋根瓦代わりに使うというものだったので、膨大な費用がかかったそう。たった13人の村でそんな費用を払えるはずはないので、もっと大きな単位の行政機関からの補助金でしたのと話してくれました。

全く有名ではない教会のために補助金を獲得してしまうなんて、腕のたつ村長さんなのだろうな、と思いました。

というわけで、私が訪れて人口が少ないなと思った村は、この13人が住む村でした。

もちろん、人口が5本の指で数えられてしまう村もあるのは想像がつきます。我がブルゴーニュはトップレベルの過疎地域ではないですから!

村にいる唯一のお父さんが村長となっている村がある、というのを見つけました。

村に住んでいるのは、ご本人、奥さん、息子さんの3人だけ、とのこと。
村の人口密度は、1キロ平方メートルあたり一人!

スゴイ!...

文字通り「ウチの村は・・・」と家族が言えてしまえるのは、Nancyに近いLeménil-Mitry村。

気になったので調べてみたら、その後、人口は増えて、現在は9人となっているようでした。人口が3倍にも膨れ上がったのだ! 21世紀になってからのフランスは農村部の人口増加に加速がついているのですが、ちょうど平均値ですね。

ところで、このLeménil-Mitry村の村議会のメンバーは9人となって、名前がリストアップされていました。9人ということは...

住んでいる人たち全員が村会議員さん?!

立候補したのは8人だったそう。つまり、一人は無理やり議員にさせられてしまったのだ...。

Rouvroy-Ripontという村の名前も出てきました。この村に住んでいるのは2人らしい。でも、村会議員選挙人としては15人が登録しているそうなので、議員さんになる競争は厳しいですね。

ところで、フランスの大統領選挙などでは市町村ごとにどの候補者が何票獲得したかが公表されます。それをインターネットで見れるので、友人たちも自分の町や村の結果を話し合っていました。

でも、数人くらいしかいない村ともなると、「あの人は誰に票を入れたか」がほとんど分かってしまうのですよね! それで、村人たちが左寄りなのか、右寄りなのかも分かってしまうわけです。困ること、ないのかな?...


クイズにはしなかったのですが、フランスで最も面積が大きい町と、最も小さい村のことも書いてあったので、次回にそれをメモして、市町村に関するシリーズの日記は終わりにするつもりです。

- 続く -


ブログ内リンク:
総目次: テーマおよび連続記事ピックアップ » 都市と農村
フランスの新大統領が決定。ほっとしました... 2012/05/07

外部リンク
☆ 第一次世界大戦で消えた9つの村: LES VILLAGES DETRUITS 1914-1918
☆ 人口ゼロの村: Nombre de communes sans habitants
☆ 第一次世界大戦の激戦地区について: Zone rouge (séquelles de guerre)
☆ 市町村別の選挙結果を公示したサイト: Résultats électoraux en France


にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ
にほんブログ村


2008/11/22

シリーズ記事 【フランスの市町村について】 目次へ
その3


市町村合併は進まないフランス」で出したクイズの解答の続きです。

問題の 前回の日記で書いたので、今日は からです。

クイズを当ててみようと思われる方は、こちらを先にご覧ください:
市町村合併は進まないフランス





市町村の最も長い名前は何文字のアルファベットになる? (ハイフンは数えない)

答え: 39。ハイフンを入れて数えれば45文字。


↑ 市町村の集落が始まるあたりに立っている、市町村の名前を入れた道路標識

一番長い名前は、これ。
Marne県にある Saint-Rémy-en-Bouzemont-Saint-Genest-et-Isson という、人口600人くらいの村がフランスで一番長い市町村名になっています。

本当に長い!
何かの書類に住所を記入するときには、枠の中に書ききれないのではないでしょうかね?

この名前は、3つの村(Saint-Rémy-en-Bouzemont, Saint-Genest, Isson)が合併して、全部の名前を繋げてこういう名前になったそうです。

一番目の「Saint-Rémy-en-Bouzemont(「Bouzemont地域の聖レミー」は、聖レミーは他にもあるので、その地域の名を付けて特定しています。それだって長いですが、これはよくあるやり方の名前ではあります。

3つの銀行が合併してできた東京三菱UFJ銀行みたいなものですね。

日本の市町村合併で、こういう風にお互いを立てて地名にすることってあるのでしょうか?・・・ でも、日本だって合併でなくなった町になった村に「旧○○村」と説明を付けて言ったりするのですから、地名にしてしまっても悪いことではない・・・。

「ジュゲムジュゲムゴコウノスリキレ・・・」が出てくる落語を思い出してしまいました!
☆ Wikipedia: 寿限無



市町村の最も短い名前を綴ると、アルファベットは何文字になる?

答え: 1文字


↑ 町や村の集落が終るあたりにある赤い線で消した市町村名の道路標識

Somme県にある、Y という名の村が、フランスの市町村の中で最も短い名前になっています。

長すぎるのよりは良いかもしれないけれど、余りにも短すぎますよ~! 赤線で村の終わりを示されたら、ほとんど文字が隠れてしまっているではないですか。

でも、そういう短い市町村名は色々な国にもあるようです。

List of short place names

そのリストには日本の名前が幾つも入っていました。でも、鹿児島県の「Ei」というのを日本語で書くと、頴娃町。単純な名前ではないですよ~!


市町村の名前に聖人の名前が使われている割合(%)は?

答え: 12%

前回の日記(フランスでロードマップを読むときの常識とは?)を書きながら、「聖○○」という名前がついている(つまり、SaintあるいはSainteが含まれる)市町村は、そのくらいの割合であるのか知りたく思ったのですが、偶然にもすぐ見つけました。

ちなみに、聖人の名を付けた市町村が最も多いのはDordogne県とのこと。

チェックしてみたら、ドルドーニュ県の557市町村のうち、148が聖人の名前が付いていました(27%)。この県にある町や村の、4つに1つは聖人の名前だとしたら、確かに多い! 信心深い県なのかな?・・・




市町村合併は進まないフランス」で出した残りの問題の解答は、次回に続けます。

- 続く -


ブログ内リンク:
総目次: テーマおよび連続記事ピックアップ » 都市と農村


にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ
にほんブログ村


2008/11/21

シリーズ記事 【フランスの市町村について】 目次へ
その2


前回の日記でクイズを出しましたが、今回は答えを書きます。

クイズを当ててみようと思われる方は、こちらを先にご覧ください:
市町村合併は進まないフランス





市町村数が最も少ない県には、市町村が幾つある?

答え: 1つ

パリです。つまり、パリは市であると同時に県としても扱われている、ということ。日本でも、東京都は県のレベルに並ぶので同じですから、すぐにご想像がついたのではないでしょうか?


県内の市町村数が最も多い県には、市町村が幾つある?

答え: 895

北の方、ベルギー寄りにあるパ・ド・カレ県(Pas de calais)だそうです。

ちなみに、県当たりの平均市町村数は383となっていました。




市町村合併は進まないフランス」で出したクイズの解答は、次回で続けます。

市町村の数なんて面白くないですが、次の質問からはビックリな内容も出てきます。

- 続く -


ブログ内リンク:
総目次: テーマおよび連続記事ピックアップ » 都市と農村

情報リンク:
☆ フランスの県別市町村数: Nombre de communes par département en France (Wikipédia)


にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ
にほんブログ村


2008/11/20

シリーズ記事 【フランスの市町村について】 目次へ
その1


日本では市町村合併がすごい勢いで進んでいますね。「○○町、旧××村」などと言われるので、頭が混乱ます・・・。

2010年2月には、日本の市町村は1,773にまで減るとのこと。

総務省のサイトにある「合併相談コーナー」には[今日の市町村数]が出ていて、今日の時点で1,782となっていました。

・・・ということは、目的達成はもう目の前。

市町村数の推移グラフ (PDF)


市町村合併の問題は賛否両論。でも、合併すると色々良いことがあると書いてあるのが気になりました。

だって、それをそのまま受けると、フランスみたいに小さな市町村がたくさんある国はどうしようもない国になってしまうのですから!


市町村合併は進まないフランス

フランスの市町村は、フランス本土だけでも36,000余りあるのです。市町村の中には、合併したり、離れたりするところもあるので数値は変動していますが、21世紀に入ってからは、36,570前後を行き来しています。

欧州連合(EU)の加盟国が12カ国だったとき、フランスの市町村数は、残り11カ国の市町村の合計数にほぼ等しかったのでした。ヨーロッパの中でも異常な多さなわけです。

田舎では、1つの教会が教区となっていたのが村の単位になったという感じです。その周りのフランス革命の頃からそうなので、小さな村ばかりでも大丈夫な仕組みができていると思わざるをえません。

例えば、役場の仕事は日本のようには多くはないです。

ですから、小さな村だと、役場は時々開いているという程度。

下は人口600人の村にあった役場に、オープン時間が書いてあるプレートです。



*月曜日と金曜日は9時から12時まで、
  水曜日は15時から19時、木曜日は15時から18時までオープン。

それしか役場が開いていないの、と思われますか? 私は、このくらいの規模の村になると、けっこう役場がオープンしているんだな、と思って写真をとっていました。

人口が50人までいかない村もゴロゴロとあるからなのです。

でも、人口50人の村長さんも、パリ市長と同列に並んでしまうのだからスゴイと思います。やり手の村長さんなら小さい村でも大きなことができるわけです。とはいえ、パリは巨大都市ですので、市ではありますが県扱いになっています。

それから、日本と違うと思うのは、フランスでは高齢人口が高いからということで村を心配する、というのはほとんど耳にしないこと。

村が高齢者ばかりでも困らないようになっているのですよね・・・。

日本式とフランス式のどちらが良いのかは分かりませんが、「市町村単位は大きくないとダメだ」とは言えないと思うのですけれど・・・。


フランスの市町村クイズ

市町村のことを面白い角度から紹介しているサイトがありました。クイズ番組が得意なフランス人は知っているのだろう、と思えるようなデータです。

面白いと思ったのをメモしておきます。いつ書かれたページなのか分からないのですが、最近の数値のようです。

クイズ形式にして当ててみたいな、と思われる方がいらっしゃるかも知れないので、質問だけ今回は書いておきますね。


市町村数が最も少ない県には、市町村が幾つある?

県内の市町村数が最も多い県には、市町村が幾つある?
  ちなみに、1県当たりの平均市町村数は383となっていました。

市町村の最も長い名前は何文字のアルファベットになる? (ハイフンは数えない)

市町村の最も短い名前を綴ると、アルファベットは何文字になる?

市町村の名前に聖人の名前が使われている割合(%)は?

最も人口が少ない村の住人は何人?


他にも面白いのがあったのですが、地名などを当てるのは難しいのでクイズにはしませんでした。

適当な数字で良いのですけれど、クイズに答えてくださる方はいらっしゃいますか?


勝手な理由から、フランスの市町村数が多いのには閉口しております

私がフランスの市町村のことが気になったのには、理由があります。

デジカメになってから写真が増えてどうしようもないので、写真を整理するソフトを使っているのですが、前のソフトはWindows Vistaに向かないらしいので、「Adobe Photoshop Lightroom」というソフトにしました。

素晴らしい整理機能があるソフト。せっせとキーワードやデータを入れ込んでいるのですが、市町村で分類したら便利だと、少し前からデータを入れ始めました。

ところが、県の下には市町村しかなくて、しかも市町村は細切れなので数が多い。地名をデータとして入れ込む作業は大変なのであります!

あちこち行っているブルゴーニュ地方などは、4つの県ごとに、ずら~っと市町村が並んでしまいました・・・。

- 続く -


ブログ内リンク:
高性能の写真整理アルバム: Adobe photoshop Lightroom 2010/12/29


にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ
にほんブログ村


2008/11/19
フランスの小さな村の風景フランスには36,500余りの市町村があり、その大半は過疎村。それでも市町村合併はせずに済むシステムができています。

人口ゼロの村、変わった名前の村などを紹介する日記を連続で書いたので目次を入れておきます。

[続きを読む  Lire la suite...]


2008/11/17

シリーズ記事 【フランスの市町村について】 目次へ
イントロ (3)

フランスの生活で好きなものに、Angélus(アンジェリュス)があります。1日の生活のリズムを告げる教会の鐘です。

教会は、1日に3回、この鐘を響かせます。

(1) 朝、起きる時間を告げる (午前6時ころ)
(2) 昼、ご飯を食べに帰るのを促す (正午ころ)
(3) 夕方、仕事を終えるのを告げる (午後6時ころ)

この3番目のが、有名な絵画になっていますね ↓

フランスの小さな村の風景
ミレー 「晩鐘(L'Angélus, 1858)」 オルセー美術館(パリ)

どんな鐘の音かお聞きになりたい方へ:

L'angélus à Saint-Guilhem le Désert


YouTubeでアンジェリュスのビデオを探す

☆ アンジェリュスだけではありませんが、きれいな鐘の音の録音が聞けるビデオを選んでいるのは、こちら: YouTube - Chaîne de campalsa


なぜアンジェリュスと呼ぶのか?

このときのミサのお祈りの言葉が「天使」で始まるからと聞いたことがあります。天使は、フランス語ではangeですが、ラテン語ではangelus。

お祈りの初めの文章は、天使がマリアに受胎を知らせる受胎告知の場面で、こんな文章だそうです。
ラテン語: Angelus Domini nuntiavit Mariæ
フランス語訳: L’ange du Seigneur apporta l’annonce à Marie

Scoutorama - L'Angelus

私が聞き慣れているアンジェリュスは、まず鐘が3つ鳴りだし、ほんの少し時間を置いて、また3つ鳴り、それから鐘が賑やかに鳴り響く、というもののように思います。

今では、1日に3回も華やかに鐘が鳴り響くのは「うるさい」というわけで、鐘をならさないようにしている市町村もあります。だって、朝などは6時とか6時半に鐘が時を告げるのですから、安眠が妨げられます!

でも、慣れると、鐘がなっても気がつかないことも多いのです。私は聞くのが好きなので、気がついたときに庭に出て行って耳を傾け足りすることがあります。

アンジェリュスの鐘が鳴る時間は、市町村によって多少の差があります。ずれるのは30分か1時間程度ではないでしょうか?

でも、昼は12時に決まっていると思っていたのですが、ブルゴーニュのワインの産地の村にあるワイナリーにいたとき、11時45分にアンジェリュスの鐘が鳴りだしたので驚いたことがありました。

聞いたら、この村では、女性たちが昼食の支度をするために畑を去るのを知らせるためだから、との説明でした。さすが食いしん坊のブルゴーニュ!

それから、この夏行ったスイスでは、B&B民宿で経営者とおしゃべりをしていた夜、アンジェリュスのような鐘が聞こえるので驚いたことがありました。でも、これは火を落とすように告げる消灯の鐘(cloche du couvre-feu)であって、アンジェリュスの鐘ではなかったのでした。


ミレーの「晩鐘」は、この鐘が何であるかも知らなかったころでも、敬虔な雰囲気が伝わってくるので好きな絵でした。

前回の日記で、フランスの教会は道しるべになると書いたのですが、時を告げる鐘もあったと、ミレーの絵を思い出したのでした。こんな風に、遠くからも教会の尖塔は見えます、という例に入れようとして。

次回は、フランスの市町村の単位がいかに小さいかを書きます。

- 続く -


ブログ内リンク:
★ 目次: フランスで感じるキリスト教文化
★ 目次: 宗教建築物に関する記事


にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ
にほんブログ村

[続きを読む  Lire la suite...]


2008/11/16

シリーズ記事 【フランスの市町村について】 目次へ
イントロ (2)


友人が運転する車の助手席に乗っていた私は、地図を膝の上に置いてナビゲーターをする役割をさせられていました。

順調に道を走ってきたのですが、小さな村に入ったところで方向転換する必要がありました。

こういう時が一番緊張するとき! だいたい村の真ん中あたりにある十字路で曲がるはず・・・。真剣に道を眺めます。

「ああ、ここで曲がる~!」と、声を張り上げました。

急にそう言われるのって、運転者としては困るのですよね。前もって次の十字路で曲がるなどと言っておかなければならない・・・。

案の定、突然言われた運転手は不満をもらしました。

※ この日記は、前回の日記「フランスでロードマップを読むときの常識とは?」の続きです。


車を走らせていたときには、目印になるものがあった

「学校で地図の読み方を習わなかったの?」

「ロードマップの読み方なんか習わなかった!」

そう反発した私に、運転していた友人が言いました。

教会の前で道を曲がるか、後で曲がるかは、道案内するときの基本中の基本なのだそうです。

そうなの?・・・
教会は、さっき通り過ぎていました。

確かに、小さな村では教会が一つしかないので、「教会を通り過ぎた次の道」などと言っていれば、運転手も注意していたのでありました。


教会は道しるべになる

フランスの小さな村の風景

フランスの村は、こんな風に、教会を取り囲むように家々が建っていることが多いです。

確かに教会の尖塔はつきだして見えるので、遠くからでも目印になりやすい。そう言われてから、教会を見学するので探しているという場合でなくても、教会を見定めるようになりました。

教会の祭壇はすべてメッカの方向を向いているので、東の方角を知るのにも役立つのでした。

でも、そんなのってキリスト教文化の人たちの常識であって、日本人の私が知らなくても仕方ないですよね?・・・


私が学校で地図の見方を習ったとき、それが目印になるなどとは教えてもらっていなかったわけですが、教会のマークは習っていただろう、というのが友達の言いたかったことだと思います。

小学校の社会科の授業で、お寺のマークは習ったと記憶が蘇ってきました。

それにしても、日本でドライブする人は、地図にあるお寺のマークなどを目印にはしていないのではないでしょうか? だって、五重塔でもない限り、遠くから見えるというのは少ないので、役には立たないと思う・・・。

そもそも、日本のロードマップには、お寺のマークが入れているのでしょうか?・・・


教会が村の単位をつくる

ところで、今回の帰国では、友人が東京見物で訪れると良いとアドバイスしてくれた求道会館を見学しに行きました。

明治時代、ヨーロッパの建築を学んだばかりの建築家が建てた和洋折衷の興味深い建築様式。毎月1回、ガイドツアーをしてくださるのですが、その説明がとても良かった。

そのお話しの中に出てきて面白いなと思ったのは、お寺は檀家が250人くらいいないと経済的にやっていけないというお話し。フランスの教会もそんな風だったのではないでしょうか?

フランスの田舎では教会を中心にして集落ができているのですが、そういう集落の規模が今でも残っています。小さな村の単位は、それです。新しくできた町村では、教会が一つもないということも例外的にありますが。

日本では、近代化以前の自然村。それがフランスでは今でも残っている。

日本では市町村合併が進んでいますが、フランスの市町村の単位がいかに小さいかについて書きたくなりました。

でも、その前に、教会の尖塔は遠くからも良く見えることを示す絵のお話しを挟みたいと思います。

- 続く -


にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ
にほんブログ村


2008/11/09

シリーズ記事 【フランスの市町村について】 目次へ
イントロ (1)

プレッシャーがかかると、さらに別のプレッシャーを自分で作ってしまうものなのでしょうか?・・・

前回の日記で書いた高速道路の渋滞を味わっていたとき、フランスの友人から貶されたことを思い出しました。


ロードマップを読むのが苦手な私・・・

渋滞のその日はただ助手席に座っていただけなので楽だったのですが、フランスではそんな風に座っているときには、パイロットのアシスタントをさせられることがあります。

地図を見て、どこを曲がるかを指示する役目です。
それが私はとても下手なのです!

運転している人にしてみると、隣に座っている私がアシスタントの役を果たさないのは不愉快らしい・・・。それで、そういう顔をよくされます。

でも、大変なのですよ・・・。特に、田舎で、何処を走っているのか全く分からなくなったときに地図で探してと言われると悲劇的です。

(1) フランスの車はスピードが出るので、市町村名が書いてある道路標識は、あっというまに通りすぎる。地図と道路標識を同時に見るなんて至難の業です!

(2) 日本語というのは漢字が目に飛び込んできますが、アルファベットを私はサッとは見分けられません。アタマだけ見て、そこかと思ってしまうこともしばしば・・・。

(3) 似通った名前の村が多すぎる。村の名前は聖人の名前とか、川の名前とかを使っているので、ほんの少しの違いで全く別の村をマークしてしまう・・・。

*書きながら気になったので、ブルゴーニュ地方の1つの県で調べてみたら、「聖(Saint)」で始まる市町村は、全市町村573のうち106を占めていました! 確かめる方はこちらへ

(4) フランスの市町村は36,000余りあるので、村はとても小さいのです。ほんの数分ごとに村の名前が違ってしまうので探しにくい。地図の上だって、町村の名前でゴチャゴチャになっています!


・・・ と、言い訳を書きましたが、ロードマップをしっかり見れるフランス人もいるのですから、私が悪いだけみたい・・・。


でも、そんな私も、なぜか、レストランを探しているときだけは、ちゃんと見つけられるので不思議・・・。結局、熱意が薄いときには地図が読み取れないのかな?・・・


カーナビを日本で初めて見たときには、早くみんなカーナビを付けた車になってくれないかと思ったものでした。

フランスも徐々に普及してきていますけれど、まだ日本ほどには出回っていないみたいです。

持っている人の話しだと、ヨーロッパ全土を網羅しているし、ワイナリーなんかも入っているそうで、極めて良くできているらしいのですが!


女性はみんなロードマップを読むのは苦手らしい

だいぶ前、フランスで話題になっていた本があります。

日本でも翻訳されてたことを思いだして調べてみたら、題名は『話を聞かない男、地図が読めない女』になっていました。

原版のフランス語書籍の題名は、「なぜ男は全然聞く耳を持たないのか、なぜ女はロードマップが読めないのか」というストレートな文章になっています。
こちら ↓
Pourquoi les hommes n'écoutent jamais rien et les femmes ne savent pas lire les cartes routières

* どう違うのだか、同じ題名の本が何冊も出ていました・・・。

この本は、フランスの友人たちとも話題になって、女性たちはみな「私も地図を読むのが苦手」と言っていたので勇気づけられました!


フランスでロードマップを見るときの常識とは?

フランス人がハンドルを握ると、人が変わったようにイライラ人間になります。それで、助手席に座って地図を見て助ける立場に私がなると、よく叱られます。

「学校で地図の読み方を習わなかったの?!」

日本の学校では、少なくとも車の運転に役立つような地図の読み方なんて教えなかったと思うのですけど・・・。

でも、フランス人の友人からそう言われたとき、地図の読み方の「基本」というのを教えられたことがありました。

そんなことも知らないなんて、バカ! なんだそうです。

フランスで車に乗ったときにロードマップを開いて方向を定めるとき、これを目印にして進まなければならないというのがあるのですが、それがなんだかご想像がつきますか?

私は全く思いつきませんでした。

でも、聞いてみたら、なるほど・・・ と感心しました。

- 続く -


にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ
にほんブログ村