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2009/01/30

シリーズ記事 【サンヴァンサン・トゥルナント2009】 目次へ
その4


先日から書いているサンヴァンサン・トゥルナントのワイン祭りで、
来て良かったなと思わせたのは、
地元ブルゴーニュ南部の民族衣装保存会のダンスを見たことでした ↓

ブルゴーニュの伝統的なダンス

ポールを中心にして回りながら踊っているうちに、紐がポールに絡みついて編みあがっていくというダンスです。

保存会(Groupe du Costume Tournugeois)の人たちは、日曜日にミサに行くときに着たであろう晴れ着や、普段着の姿を見せてくれました。


民族衣装を見る機会が少ないフランス

日本では民族衣装を見る機会は多いし、着物を持っている人も多い。というか、誰でも着物は持っているのではないでしょうか?

フランスでは民族衣装を見る機会がとても少ないのです。

地方によっては、お祭りでは登場します。ブルターニュ、ピレネー、アルザス、プロヴァンス、というのが頭に浮かびます。つまり、国境に近い地方で、現在のフランスとは違った文化を誇っていた地域です。

ブルゴーニュはフランス文化の中間的な存在になった位置に属しているから、伝統を強調する意欲に欠けるのでしょうか?・・・

Répartition des peuples gaulois

ブルゴーニュがフランスに統合されたのは15世紀後半。昔と言えば、むかしですが・・・。

行政区分にも、ブルゴーニュ地域圏は「Bourgogne」という名前を残せた幸運な地方だと感じます。例えば、南仏のプロヴァンスやコード・ダジュールのある地方などは、「パカ (PACA)」などという変な名前の地域圏名にされているのでお気の毒・・・。パカなどと略さなければ、「Provence-Alpes-Côte d'Azur」という、世界中から憧れられる名前なのに!

ブルゴーニュは、郷土愛と、郷土の誇りが非常に強い地方なのですが、民族衣装を着た人が祭りを彩るということはとても少ないのです。

こういう民族衣装を見るまでは、ブルゴーニュには誇れるような民族衣装がないのかと思ってしまっていました。


昔の衣装は、フランスのも日本も通じるものがある?

下は晴れ着 ↓

ブルゴーニュ南部のマコネ地域やブレス地域の民族衣装

女性の帽子をご覧ください。フランス北部のブルターニュを旅行したときにも、女性たちがコックさんの帽子を思わせるくらい高くしたレースの帽子を見ました。

なぜこんな高く持ち上げた帽子にしてしまうの?! と思ってしまうのですが、日本でも、江戸時代には女性の髪は形づけられていましたものね・・・。


祭りでダンスをご披露してくださったブルゴーニュ南部のグループの人たちの中で、
一番気に入ったのは、こういう普段着でした ↓

ブルゴーニュのフォークダンス

男性と女性がペアになって、仲良くしたり、喧嘩したり・・・ というユーモラスなフォークダンスでした。

気に入ったのは、白い帽子の女性のいでたちです。

日よけのためでしょうね? すっぽり覆う帽子。
それから、働きやすくするためでしょうね?。エプロンの紐で長いスカートをたくしあげています。

日本でも、昔の女性の仕事着姿は同じようだった、と思わせませんか?
畑仕事をする女性が手ぬぐいで頭を覆い、邪魔になる着物の袖をたすき掛けをする・・・。


サンヴァンサン・トゥルナントの記事のスタートは、こちらですです


2009年サンヴァンサン・トゥルナントに行ったときに見たもののお話しは、もう少し続けます。次回は、女性がかぶっていた帽子のお話です。

- 続く -


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2009/01/29

シリーズ記事 【サンヴァンサン・トゥルナント2009】 目次へ
その3


前回の日記で書いた聖ヴァンサンのパレードの後、しつらえた舞台で新しい騎士の任命式が行われる頃から、ワインの試飲ができるようになります。

* サンヴァンサン・トゥルナントの記事のスタートは、こちらです *


2杯ほど試飲してから、レストランに行って食事をすることにしました。

すると、雨が降り出したのでがっかり・・・。

なにしろ真冬のお祭りなので天気が悪いことが多いのですが、雨というのが最悪・・・。日中になっても氷点下とか、雪とかいうのは経験していますが、そのほうがマシです。

レストランで昼食をした後は、ワインを買付けに知り合いの農家に行ったのですが、そこに居座ってしまって夕方になりました。外は雪。それに、地元のワイン農家でサンヴァンサンのお祭りの裏側の話しを聞くのも面白かったので。

土曜と日曜の2日間祭りがおこなわれるので、翌日に期待することにしました。


翌日は、すばらしいお天気!

ピエールクロ村(Pierreclos)です ↓

Pierreclos

村は交通止めになっていたので、2キロくらい離れた駐車場から歩きました。

手前に見えているのはブドウ畑です。冬のブドウ畑は幹だけなので寂しいのですよね。それで、ワイン祭りでは華やかな彩りで飾り付けがなされます。

昔のブドウ圧縮機です ↓

人間が5人、人形が3体

この写真、何人が人間で、何人が人形だか見分けられますか?
答えは、写真にマウスを近づけると見えるようにしておきました。


サンヴァンサン・トゥルナントは特性グラスで試飲する

この祭りでは、あちこちにワインの試飲するブースができています。試飲するためには、グラスを買います。それに試飲券が6枚ついて10ユーロでした。試飲のためのクーポン券がなくなったら、グラスなしという買い方はできませんでした。

昔は飲み放題だったのですけど~!
飲酒運転の取り締まりが厳しくなってからですね。10年くらい前は飲み放題だったと思うのですが、記憶があいまいです。

でも、このサンヴァンサン・トゥルナントは、共同でワインを作るので、当然ながら質の高いワインは飲めません。ワインを試飲するというのが一番の目的だったら、もっと規模の小さいワイン祭りに行くことをお勧めします。サンヴァンサン・トゥルナントではワインも売っていませんし。

それでも、今年は村ごとにワインを作っていたので、色々なワインを飲み比べることができました。10種類くらいあったかな?

でも、寒いので赤は冷たすぎて味わうどころではありません。1杯だけ赤ワインをもらってみたのですが、飲みきれずに捨ててしまいました。

村の道路

ワイングラスは祭りのたびにデザインが変わるので、コレクションしている人たちも大勢います。グラス欲しさにお祭りに行く人もいるのですが、今はインターネットで買えるのですね。

2009年のサンヴァンサン・トゥルナントのグラスを売っているページ

グラス6脚で20ユーロ(2,500円くらい)。日本にも発送するようなので計算させてみたら、送料が72ユーロもするのですよ~!!

昔のグラスは紋章が入っていたりして、コレクションしたくなるようなのが多かったのですが、最近のは現代風なので私の趣味ではないな・・・。

- 続く -




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2009/01/28

シリーズ記事 【サンヴァンサン・トゥルナント2009】 目次へ
その2


サン・ヴァンサンの祭りは、教会でのミサから始まります。

やはりキリスト教の祭りなのだな、と思うのですが、お祭りに参加するブドウ栽培者の中には、教会の外でイベントの行列が始まるのを待っている人たちもいました。教会は込んでいるから入らないという人もいるのでしょうが、クリスチャンではないから入らないという人もいるのだそうです。

ミサが終わると、ブドウ栽培者たちは守護聖人ヴァンサンの像を担いでパレードします。

聖ヴァンサンの像をかつぐ人々

一緒に行進する楽団がブルゴーニュの民謡を演奏するので、お祭り気分いっぱい!

良く知られているブルゴーニュの民謡は、大酒飲みをたたえる陽気な歌ばかりなのです♪


ワインのシンボル

掲げ持たれている旗には町や村の名前が書かれています。

神輿のように担がれているのは、サン・ヴァンサンというブドウ栽培者の守護聖人。村によって色々な姿の聖ヴァンサンを持っています。その幾つかは、前回の日記でお見せしました。

サン・ヴァンサンの像は、私も2つ持っています。もちろん、担ぐほど大きくて立派なものではありませんが!

みんなが勲章のように首からかけているのは、試飲のための「タートヴァンTastevin)」と呼ばれる杯です。

 ブルゴーニュ型タートヴァン (シルバー)

タートヴァンは、数えきれないほど持っています! これで試飲させる観光ワインセラーでは、入場券代りにこれを買い、帰るときにはお土産として持ち帰るというシステムになっているからです。


Confrérie des Chevaliers du Tastevin

聖ヴァンサンの祭りを「サン・ヴァンサン・トゥルナント」と呼ぶ大きなワイン祭りにしたのは、Confrérie des Chevaliers du Tastevin 。日本語では「ワイン利き酒騎士団」と訳すのが普通のようです。

騎士団の名前に「Tastevinの」とあるように、これがシンボルなのですね。

この騎士団はブルゴーニュワインのPRでは顔のような存在になっています。この騎士団が選んだ認定ワインは「タートヴィナージュ Tastevinage」と呼ばれます。

タートヴィナージュのワインには独特のラベルなのですぐに分かります ↓

 利き酒士に選ばれたタートヴィナージュ3本セット

ブルゴーニュワインでどれを選べば良いか分からないときに、これにしておけば安心、というワイン。贈り物に選べば、相手がワインのことを余り知らない人にも、安ものの変なワインを選んだのではないとアピールできる便利なワインでもあります。


サンヴァンサン・トゥルナントに行ったときのことを書いた過去の日記:
サン・ヴァンサン・トゥルナント 2006/02/01

- 続く -


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2009/01/26

シリーズ記事 【サンヴァンサン・トゥルナント2009】 目次へ
その1


この週末は、ブルゴーニュ地方で最大のワイン祭り「サンヴァンサン・トゥルナント」に行ってきました。

サン・ヴァンサン(Saint Vincent)という名の、ブドウを栽培している人たちの守護聖人にちなんだ祭りです。この聖人の祭日は1月22日となっているので、それに因んで、この寒い時期にワイン祭りがあちこちで行われます。

ブルゴーニュの村々ではワイン醸造に携わる人たちがそれぞれサン・ヴァンサンのお祭りをしていて、そういう祭りに参加すると本来のお祭りを感じて感激します。でも、招待がなくても参加できる祭りは便利。このサンヴァンサン・トゥルナント(Saint-Vincent tournante)は最大規模のワイン祭りです。

この祭りではブルゴーニュのワイン生産地が順ぐりで祭りの開催を引き受けるので、祭りの名前に「トゥルナント」という言葉が付いています。

祭りのスタートは、ブルゴーニュのワイン村の人たちが守護聖人のサン・ヴァンサンの彫像を神輿のようにして担いでパレートします。

ブドウ栽培者たちが教会でミサをあげてもらっているとき、
ヴァンサン聖人は晴れの舞台に登場するのを待っていました ↓

ヴァンサン聖人たち



今年のサンヴァンサン・トゥルナントはマコネで開催された

サンヴァンサン・トゥルナントの祭りは、ブルゴーニュの中でも高級ワインが作られるボーヌ周辺が開催村になることが多いのですが、今年は南部にあるマコネ地域で行われました。

1938年に始まった祭りなのですが、有名になってくると祭りが大々的になり、主催する町村の負担は大きくなりました。シャブリ
で行われたときなどは(1999年)、祭り開催の赤字は2,000万円くらいになってしまったとか。一時は、サンヴァンサン・トゥルナントはもう続けられないのではないかという危機が訪れていました。

2003年には祭り開催を引き受ける町村がない年になってしまいましたが、その後はまた盛り返してきています。

今年2008年は、71回目の開催。マコネ地域があるのは、ソーヌ・エ・ロワール県なのですが、この県のコード番号は71なのです。偶然だったというより、「71回目の祭りなのだから開催を引き受けろ」と圧力を掛けられたのかも知れないとも思ってしまいます。

マコネ(Maconnais)とは、マコン市(Mâcon)の周辺地域のこと。フランス・ワインがお好きな方だったら、「マコネー」と呼ばれるワインがあることをご存じかもしれませんね。

ボージョレーに近い地域です、と言うとイメージがわくでしょうか?

でも、マコネは白ワインに定評があります。この地域のブドウ畑の総面積は4,000ヘクタールだそうですが、栽培されているのは白ワイン用のブドウ(シャルドネ種)が圧倒的です。

フルーティーで、口当たりが良い白ワイン。私が普通に飲むワインとしては、マコネの白ワインが圧倒的に多いことは確実です。

マコネは、白ワインがおいしいだけではなくて、起伏のある美しい風景が広がっているので、ブルゴーニュの中で一番好きな地域です。私が生きているうちに再びマコネでサンヴァンサン・トゥルナントが開かれるはずはないので、万難を排して祭りに行きました!


今年の祭りは3つ町村で行われました。県庁所在地のマコン市(Mâcon)ピエールクロ村(Pierreclos)シャルドネー村(Chardonnay)

シャルドネーと聞いたら、ワインがお好きな方は「あれ?」と思われますか? シャルドネーというのはブルゴーニュの白ワインの品種名なのですが、シャルドネー村があります。ブドウの品種が生まれた村の名前を付けているのです。


2日間たっぷりお祭りを楽しんだし、一緒に行った友人たちとワインの買い付けのためにワイン農家にも行ったので、充実した週末になりました。日記としてメモしておきたいのですが、それを全部書いたら1カ月分のブログになってしまうので、どうしようかと思っています・・・。

とりあえず、今年のサンヴァンサンの祭りの様子を見せるビデオがあったので、そのリンクを張っておきます。


マコネ市で行われたセレモニー

祭りのスタートは土曜日の朝、マコン市でした。



ヴァンサン聖人のパレードはもう何回見たか覚えていませんが、今年ほど良く見えたことはなかったように思います。大きな町で行われたので、道が広かったのと、陣取った場所が勾配のある道路だったのが良かったのだと思います。


ピエールクロ村の祭り

サンヴァンサン・トゥルナントの良さは、小さなワイン醸造村での祭りにあります。

今年はシャルドネー村とピエールクロ村の2つがあったのですが、後者の方が飾り付けも、何もかもダントツに良いという噂を聞いていました。一応2カ所に行ったのですが、やはりピエールクロ村に軍配をあげますね。村の人たちが総出で祭りを盛り上げていたのが伝わってきました。

ピエールクロ村での祭りの様子です ↓



このピエールクロ城は、こんなお城が持ちたい・・・ と私が思ってしまう、数少ない城のひとつです! ブドウ畑を見下ろす丘の上にあって、小さなチャペルがあって・・・。百点満点!


来年は、サシャーニュ・モンラッシェ村 ♪

来年のサンヴァンサン・トゥルナントはシャサーニュ・モンラッシェ村で開催されると発表されました。ワインがお好きな方だったら、わあ、あのシャサーニュ・モンラッシェ!とため息がでてしまうのではないでしょうか?

 シャサーニュ・モンラッシェ プルミエ・クリュ

日本から遊びに来た私の友達が、フランス人家庭でこのワインを出されて飲んだとき、「シャサーニュ・モン・シェリ~は、おいしい~♪」と言い間違えて言ってしまったのがフランス人たちに大受けした楽しい思い出があります。「モン・シェリー」というのは、英語にすれば「マイ・ダーリン」なのです!

モン・シェリーのワインなら、来年のサン・ヴァンサンも行こう~っと♪


  ☆ ブルゴーニュ・ワイン地図

- 続く -

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2009/01/20
少し前、雹(ひょう)が降りました。

日本ではヒョウなるものを見たことがないので、いつも見るたびにびっくりします。音もすごくて怖いですし!

あっという間に、外は真っ白になりました。
地面も屋根も真っ白。
あたかも雪が積もったように見えました。

芝生の庭に積もった雹


フランスでは雹に時々出会うのですが、それにしても、真冬に雹が降るのは珍しい。

いつもは、雹でブドウ畑に被害があって実がやられた、とかいうことが話題になるので、葉や実がついているような気温が低くない時期なのです。

つまり、春先とか、夏とかにヒョウは降るものだったはず...。

★ 雹が大敵のブドウ畑について書いた過去の日記:
   フランスのブドウ畑で見た奇怪な装置 2007/09/08


外に出て雹を拾ってみました。そのまますぐに家に入ったのですが、雹の粒はなかなか溶けません。よほどしっかりした氷の塊なのでしょうね?

それで思いつきました。

これでシャンパンを冷やして飲もう!

雹は簡単に採取できました♪

積もった雪で試したことはあるのですが、雹が最高。小さな丸い塊の氷なのでボトルがワインクーラーにサクッと入り、素晴らしい!

しかも、雪よりは雹の方が珍しいので、シャンパンでお祝いするのにも相応しい♪

発見して喜んだのですけど、雹なんてそうめったに降らないですものね。
実用的なアイディアにはなりません・・・。




ところで、雹が降ってから数日の間に5キロ圏内くらいに住む友人と話しをしたら、雹なんか全く降らなかったと言う人、雷や稲妻まであってすごかったと言う人がいました。

そんなに局地的に雹が降るものなのだ、と知りました。

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2009/01/19
テレビでワインづくりをしているスイス人たちのドキュメンタリーを見ました。

フランス語圏の地域でした。ちょど去年の夏に行った地方なので、懐かしい風景・・・。

★ そのときに書いた日記: スイス旅行: モラ or ムルテン 2008/09/03


3つの太陽とは?

番組に登場した一人が言っていた言葉が印象に残ったのでメモしておきます。

湖を望む丘にあるブドウ畑でワインを作っている男性の言葉。

「ここには3つの太陽の光があります」

 太陽 (ブドウ畑に降り注ぐ)
 湖  (太陽の光を丘に投げ返す)
 石垣 (太陽の光を吸収する)

スイスのワインって、日本で人気があるのかどうか知りませんが、こういう表現をされると、ワインがおいしそうに感じてしまいます!

スイスのワインを探してみる


石垣

太陽だけではなくて、他にも2つの太陽があるという表現。

湖は、鏡のように太陽を反射して温度を上げるのかも知れませんね。確かに、湖のある地域は他よりも温暖な気候なのだとスイス旅行のときに聞きました。

石垣も、作物の成長に効果があるのですよね。

ヴェルサイユ宮殿にはルイ14世の時代の果樹園を再現した「王様の野菜畑」というところがあるのですが、そこをガイド付きで見学したとき、石垣で畑を囲んで温度をあげ、誰よりも早く果実を実らせるテクニックがあったという説明を聞きました。


九州の星野村

石垣は第3の太陽と聞いて思い出したのは、去年の秋、美しい紅葉を満喫した福岡県の星野村で見た石垣でした。

星野村ホームページ

日本にもこんなに美しい所があるのかと驚いた村でした。

フランス的な感覚で美しいと思える村。フランス人を日本で案内する所にふさわしいなと思いました。

どうしてかというと、人間が作り出した美しさがあったからです。そういう風景が美しいと思うのって、ヨーロッパ的ではないでしょうか? スイスに一番初めに行ったとき、スイスの美しさは牧場があって、そこに家が点々とあって・・・ という風景だと感じたのです。

人間が作り出した美しさというのは、棚田でした。

こんな立派な石垣になっているのです。

棚田の石垣です。お城の石垣のように立派!

どこもかしこも棚田! すごいですよ~!

風景に変化があるので、ただ村の中を散歩しているだけで退屈しませんでした。


この村を見せたらフランス人にも喜ばれるだろうなと思ったのは、棚田があること。フランス人に限らないと思うのですが、外国人は棚田を非常に美しいと思うらしいです。

確かに、フランスで見る地平線の彼方まで広がる麦畑なんているのは、全く美しくないですもの・・・。

それと、この村には茶畑もたくさんあるのです。星野茶と呼ばれるそう。

茶畑もフランス人には珍しいので喜ばれるのですよね。それでフランス人に見せたい村だと思ってしまったわけです。


もう棚田には稲がない時期だったのですが、茶畑が青々しているので寂しい風景にはなっていませんでした。

それに紅葉の季節でした。この村には広葉樹が多いので、紅葉がみごと! しかも自然の山が紅葉。モミジの名所などという人工的なところより美しいと思いました。

星野村の風景

星野村のことをブログで書きたいと思っていたのに、余りにも感激してしまったので書けないでいました・・・。


第3番目の太陽が作り出す味

スイス人の言うことを聞いて、棚田米は平地でできたお米より高いと聞いていたのですが、スイス人の言うことを聞いて、なるほどな・・・、石垣が味を作るのだものな・・・ と思ってしまいました。

作業が大変なので、棚田を維持するのはとても大変なのだそうです。日本の美しい風景、守って欲しいな・・・。

棚田米を探してみる


棚田の美しい写真は、こちらをご覧くださいね ↓

星野村の棚田 写真アルバム


スイスの風景を見ながら、九州の村を思い出してしまったのでした。懐かしいな・・・。

こういう村を故郷に持つ人たちが外国に住んだら、四季折々で思い出す風景があるのでしょうね。今頃は新緑が燃える頃だろうなとか、彼岸花が棚田にいっぱい咲いているのだろうなとか、紅葉が見事だろうなとか・・・。

うらやましい・・・。

とは言え、外国で思い浮かべる日本の美しい風景を見たことがあるだけでも幸せです。


星野村の産物を探してみる

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2009/01/17
前回の日記で書いたように、Vistaのトラブルはアカウントを新しく作って解決したのですが、買ったときのようにVistaのデフォルト設定が開きました。

パソコンを自分好みの設定にしなければならないのは、かなり面倒です。私は色々な設定しているのです。良く使うファイルをすぐに開けるように、折りたたみしきのメニューをデスクトップに作るとか・・・。

その前に、Windowsの設定で我慢できない点を直す必要があります。


おせっかいな Vista!

おせっかいだと思うのは、こんな点です:

1) リンクがあるところに下線がついている。
  フォルダを開いたときには下線だらけで、文字が読みにくいです。

2) ショートカットを作ると、「- へのショートカット」というのがくっつく。
  アイコンには矢印が付いているのですから、それだけでショートカットだと分かるのに。

3) 自動的にメールの送受信をする。
  下書きのつもりで置いておいたメールまで送信してしまう。

4) 余計なソフトが動いてパソコンの速度を遅くする。
  これは、ソフトもズーズーしく、起動と同時に立ち上がるようにしているからなのですが。

その他、書ききれないほど「おせっかい」があります!


Vistaのカスタマイズと高速化

「転んでもタダでは起きない! 」とばかりに、この際、Vistaをカスタマイズすることにしました。

私好みに直し終えたのですが、この際なので、Vistaの「おせっかい」を止めさせるさらなる方法をインターネットで探しました。デフォルトのままにしていると、Vistaは速度を遅くするのです。

Vistaにしたばかりの頃は余り情報がなかったので、気に入らないところを直す方法が見つからずに、諦めていた点もありました。今回、探してみたら、感激するサイトに出会いました。私が気に入らない点をほぼカバーして、Vistaをカスタマイズする方法を簡潔に教えてくださっています。

こちらのサイト:
Windows Vistaの高速化&カスタマイズ

肝心なところだけ抑えていて、それほどページ数が多いわけではないので、全部のページを読ませていただいてしまいました。
Vistaが気に入らない方、必見ですよ~!


もう一つ、Vistaのカスタマイズに関する情報のリンクをメモしておきます:
Windows Vistaを快適に使う必殺技28




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2009/01/16
先日の日記でインターネット回線が極端に遅くなったトラブルがあったことを書いたのですが、回線が復旧するのを待ちながら、実はバカなことをしてしまいました。

回線にトラブルがあるのが原因のはずだとほぼ確信しながらも、いちおうパソコンの設定が悪いかどうかをチェックしたのがいけなかったのです。

でも、元通りに直ったし、Vistaのカスタマイズの方法を勉強ができたので、悪くないことだったかも知れません。


私が入れたデータが消えた!

パソコンをいじっていると、Vistaが押しつけがましいデフォルトの設定を外したり、記録として取っておいてかなくても良いデータを消したくなります。

やたらに自分好みの設定にしたくなるのが、私の悪い癖・・・。

何を削除したのか、Cドライブに入っていた私の個人的なファイルがすっかりなくなってしまいました! マイ・ドキュメント、お気に入り、マイ・ピクチャー、デスクトップなどが入っている個人ファイルの中身が消えたのです。

「削除しますか?」と聞かれて、「はい」と答えたのが原因だったのではないかと思うのですが、何を削除するか聞かれたかは覚えていません。インデックスだったかな?・・・ でも、少なくとも、「あなたの個人フォルダを空にしますか?」などとは聞かれなかったことは確かです!!!

いい加減に「はい」をクリックしてしまったのは、インターネットがないと仕事ができないのでイライラして注意力が衰えていたのだと思います。


Cドライブにはデータを入れていなかったのが幸いした

幸運なことに、大事なデータは失わなかったので、ほとんど被害はありませんでした。

というのも、リカバリをしたときには、Dドライブに入っていたファイルは残るので、リカバリでデータが消えるCドライブの方にはほとんど何も入れてなかったのです。

少し前、Vistaでは押し付けでCドライブに入れているフォルダをDドライブに移動する手段があると知ったので、それをやっておいたのも幸いしました。

この処理をやっておかなかったら、デフォルトでCドライブに入っているこれらのデータ(マイ・ドキュメントなど)は全て消えたところでした。

☆ デフォルトのフォルダを変更する方法は、次回の日記で紹介したサイトでも扱っています。


Cドライブに残していたアドレス帳、お気に入りの中身は全て空になったのですが、バックアップしたデータを持っていたので問題なし。

デスクトップに置いていたフォルダもファイルも全てなくなりましたが、これも大事なものは置いておかなかったのでOK。

ソフトのカスタマイズ設定なども消えましたが、複雑な設定はバックアップしていたので復旧できます。


他にも、色々なものが消えていた!

一番初めにおかしいと気がついたのは、デスクトップからクイック起動ツールバーが消えていたことでした。それを修復したら、Send Toフォルダの中身も消えていたことに気付きました。

これは狂っている。このままでは使えない。でも、フランスにいるときに日本製のパソコンのリカバリはしたくない・・・。

パソコンが大好きで、色々いじるために何回も壊していますが、こんな風にパソコンには異常はないのにデータが消えたのは初めての経験でした。

Vistaって、危険なのではないでしょうかね?・・・

逆に言えば、デフォルトのままで使うと押し付けがましいけれど、カスタマイズが可能になったという長所なのかも知れない・・・。

昔のパソコンは単純でした。何にも知らなくても、どうせできることは少ないのだから、それなりに使えました。

一番初めに私がプレゼントされたパソコンは、テレビとキーボードだけみたいなもので、ソフトは自分で作って動かすというオモチャでした・・・。





以下は、今回のトラブル解決を自分用にメモするのも兼ねた書き込みです。

同じ問題を抱えていらっしゃる方のご参考になるかも知れないので、私が復旧した方法と、Vistaのカスタマイズ情報について入れておきます。インターネットで解決法を探したとき、私がとった方法は見つからなかったので。

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2009/01/15
先日の日記「美しい村で開かれたトリュフ市」で気に入ったのは、村の広場で肉屋さんがしていたブーダン作りのデモンストレーションでした。

ブーダンをゆでているところ

薪を燃して大鍋でゆでているのも嬉しい♪
試食も惜しげなくさせてくれたのが嬉しい♪

写真が小さくて見えにくいかも知れませんが、鍋の右手が黒いブーダン、左手が白いブーダン。まさに鍋に入れようとしているのは黒いブーダンです。

窯の後ろでは、ブーダンの腸詰め作業を見せています。

白いブーダンづくり

前回の日記「黒いブーダン」で友人の家でブーダンを作ったら殺人現場のようになってしまったと書いたのですが、この腸詰め作業で穴が開いた腸から血が流れてしまったのでした。こちらは、さすが肉屋さん。こんな道具でスイスイと腸に詰めていました。


白いブーダン (Boudin blanc)

前回の日記でご紹介した黒いブーダンはありふれているので、このイベントでは白いブーダンに惹かれました。

しかもトリュフが入った白いブーダンも売られていました。茹でたてを試食してみると、おいしい。さっそく、他の商品と一緒に白いブーダンも買いました。

翌日、料理していただきました ↓

トリュフのスライスをのせた白いブーダン

ブーダンの中にトリュフも少し入っていたのですが、トリュフ市で買ったトリュフをスライスしてのせたので、豪華な一品になりました。

素晴らしくおいしかったです♪

今まで白いブーダンを食べたことがなかったはずはないと思うのですが、このとき、白いブーダンってこんなにおいしいものかと感心してしまいました。


白ブーダンをクリスマスのご馳走にする風習

おいしいと思いながら気がついたのですが、フランスでは白いブーダンはクリスマスのご馳走なのでした。

前回の日記でご紹介した黒いブーダンは庶民的な食べ物なのですが、白いブーダンの方はご馳走。クリスマスの頃に作って売られるのであって、それ以外の時期にはほとんど見かけません。

こんなソーセージの形をしたもの、つまり見た目は庶民的なもの、がご馳走というのは腑に落ちないのです・・・。それで、今までは白いブーダンにはこだわりを持ちませんでした。

白いブーダンはご馳走ですから、トリュフなどという高級なキノコを入れたりするわけです。でも、見た目はつまらないソーセージですよ・・・。

前回の日記でご紹介した黒いブーダンは豚の血が主体になってできるのですが、白いブーダンの方は白い肉を使うというのが決まりのようです。

白い肉とは、家禽類の肉など。この日に作っていた白いブーダンは、子牛の肉を使っていました。とはいえ、豚肉を使ったものもある。確かに、牛肉に比べればブタ肉は赤くないですけど・・・。

つまりは、黒いブーダンと白いブーダンは、形だけが同じというだけで、全く違うものなわけです。

それなのに、どうして「ブーダン」という名前を使うのかな?・・・ 違う名前を付けた方がご馳走風に感じるのに、昔からの風習でそうなったようです。


白ブーダンのルーツ

白いブーダンをクリスマスの時期に食べるというのは、中世に生まれた風習というのが定説のようです。

中世では、クリスマスイブの食事はミルク・スープ(赤ちゃんの流動食のようなもの)で始まるものだったとのこと。

17世紀になると、それを今のようなブーダンの形にして売る肉屋さんが現れたのだそうです。クリスマスイブの食事の前に食べる料理として。

白いブーダンをクリスマスに食べる歴史を調べてみたら、なんとなく納得するお話しがありました。

クリスマスイブの夜にはミサに行きます。でも、お年寄りは教会に行けない。今の教会には暖房が入っていますが、昔は凍てつくような寒さだったのではないでしょうか?

クリスマスのミサには行かないお爺さんやお婆さんは家に残って(昔はフランスでも核家族ではなかったので同居していたはず)、白いブーダンを煮る。

寒いミサから帰ってきた家族は、湯気が立つ白いブーダンを喜んで食べる。

こういう筋書きなのでしょうね。


ブーダンの生産量

どのくらいブーダンがフランスで消費されているかというデータがありました:

黒いブーダンは14,731トン、白いブーダンは6,962トン、生産されたのだそうです(2002年)。

トンの単位で言われてしまうと、トント実感がわいてこないのですが、すごい量ですね!



参考リンク:

☆ 白ブーダンの製造法(写真入り): La fabrication du boudin blanc

☆ テレビニュースのビデオ: Le boudin blanc se mange truffé
 トリュフを入れた白ブーダンの季節を告げるニュース。トリュフを探す犬も登場しています。

ブログ内リンク:
★ 目次: フランスの祭日・年中行事について書いた日記
★ 目次: 食材と料理に関して書いた日記のピックアップ


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2009/01/14
フランス人ってゲテモノ食いではないでしょうか? 日本では見かけない臓物、それもグロテスクな家畜の部分を売っている肉屋さんがあります。

日本でフランス企業に勤めていたとき、フランス人の上司が言っていました。
「肉屋さんに行くと、フランスでは珍重される部分をタダでくれる♪」

その頃はフランス人がどんな臓物を食べるのか知らなかったので聞きもしなかったのですが、高級とされる「リー‐ド‐ボー(子牛の胸腺)などのことだったのかも知れません。

 仔牛(ミルクフェッド・ヴィール)リードボー(胸腺:心臓側)


グロテスクだと思う食べ物は色々あるのですが、ブーダンもその一つではないでしょうか?


ブーダンには黒いのと白いのとあるのですが、普通に「ブーダン」と言われるのは黒い方のブーダン・ノワール(Boudin noir)です。


ブーダン・ノワール

ブーダン・ノワールというのは、こんなもの:
ブーダン・ノワール

これは買ってきたものなので普通に見えるかも知れませんが、お店で売っているときは、とぐろを巻いた蛇みたいなので、かなりグロテスクです。

庶民的な食べ物です。

まずいのがあると聞いていたので、かなり長いこと食べないでいたのですが、おいしいのが手に入ったときに食べると、おいしいです。

ブーダン・ノワールは豚から作るソーセージなのですが、材料はこれ ↓

腸詰めする前の材料

豚の血です!

フランスの田舎では冬に豚を丸ごと買って加工したりする人がいるので、ブーダン作りも何回か見に行ったことがあります。

地方によっても材料は多少違うそうですが、私の見学メモでは、ブーダンの材料は次のようになっていました:
 - 豚の脂身  5キロ
 - 豚の生血  5リットル
 - 玉ネギ    5キロ

これを腸に詰めるのですが、腸が破れてしまったときには台所に血が飛び散って、殺人現場のようになってしまいました!



ふつうの食べ方は、これをバーべキューで焼くか、ソテーして、リンゴのソテーを付け合わせて食べます。

書きながら気がついたのですが、貧血ぎみの私はブーダンを食べると良いのではないかな?・・・ いつも貧血症状が出てくると、子牛のレバーを食べるようにしているのですけれど。


日本でもスッポンの血を飲んだりしますから、ブーダンも抵抗ないでしょうか?

 活すっぽん

調べてみたら、日本でもブーダンが売られていましたが、見つかったのは1点だけでした。

 ブルートヴルスト(血のソーセージ)

「血のソーセージ」と訳してしまっています。すごくストレート!

ドイツ語で書かれているのが気になったのですが、ドイツ製のブーダンを売っているからでした。ブーダンは古代ギリシャで考え出されたというのが通説という、歴史の古いソーセージなのだそうです。日本では豚の血は捨てているのでしょうか?・・・

白いブーダンのお話しを書きたかったのですが、その前おきで黒いブーダンについて書きました。

- トリュフ市で出会った白いブーダンの話しへ -




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豚の加工をしたときのことを書いた過去の日記:
胡椒の値段をつり上がらせた豚 2006/01/08

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