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2009/04/28
先日は「外国で日本人を見分ける方法?」で、北アフリカを旅行したときのガイドさんが、「日本人はみんなマスクをしているので、自分のグループを簡単に見分けられるので便利だ」と言っていたエピソードを書きました。

1回で完結したつもりの日記だったのですが、期せずして、またマスクのことを考えてしまいました。

日本のような国が他にもあるのかどうか分からないのですが、マスクというのはよほどのことがないとしないらしい、と感じます。

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2009/04/26
フランスでは… と言っても広すぎるので一般論は言えないのですが… 少なくとも、ここブルゴーニュでは、この時期を過ぎれば作物が寒さの被害を受けなくなるだろう、というボーダーラインがあります。

Saints de glace」という時期(聖人の祭日で5月11日から13日まで)。

果樹に花が咲いて実を結んだあと、そこで氷点下になると果実がやられてしまうわけですが、この時期を過ぎれば凍ってしまうことがないというボーダーライン。

まだ2週間ありますね...。でも、もう勝手に、氷点下になることはないだろうと楽観しています。まだ暖房とはサヨナラできないでいるのですが!

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2009/04/23
前回の日記(春を告げるキノコたち)で森で採ったキノコを持ってきて近所の人が、イノシシの赤ちゃんを飼い始めていると言うので、見に行くと約束しました。

イノシシの赤ちゃん、ご覧になったことがありますか? 背中にシマシマ模様がついていて、とても可愛いのです。

たまに、森を車で通ったとき、イノシシの親子に出くわすことがあります。シマシマ模様の子どもたちが、巨体の親の後に従って走っているのを見ることがあります。

そんなときは遠くから見るだけなので、シマシマ模様を近くで見たくなりました。

お天気が良いので友人の家まで歩いて行くことにたのですが、思っていたより遠い。お留守だったら堪らないな... などと思いながら、ひたすら歩きました。

まだ強い日差しに慣れていないので、散歩がきつかったのだと思います。


作戦会議?!

友人の家に行ってみると、ガレージに入っている人たちの姿が見えました。

良かった、留守ではない♪

ガレージで何をしているのかと思ったら、屋根裏部屋から見つけたという大きな地図を壁にかけて、みんなで眺めていたのでした。

戦時中の地図らしい、と推測しています。陣地のようなものが地図に書き込まれているのです。

確かに、「大砲」という文字が目に飛び込んできました。

フランス人って、何でも古いものが好きなのですよね。
あーだ、こーだと、地図を見ながらやっていました。


イノシシの赤ちゃんはマルカサン

地図の話しがひと区切りしたら、イノシシの赤ちゃんがいるところに案内してくれました。

姿が見えない!

藁の中に体をうずめていたらしいのです。
名前を呼んで「ご飯だよ~」と言うと、ちゃんと姿を現わしました。

餌は、その子が食べ残したものがあっただけだったのに...。

マルカサン

もらい受けたのは3週間前とのこと。始めは哺乳瓶でミルクをあげていたそうですが、今はミルクにパンを浸したものを与えていました。

縫いぐるみみたいに可愛い。
ペットにしたくなるような動物でした。

人間でも同じかも知れませんが、動物って小さいときはみんな可愛い...。

毛並みをアップしてみます。↓

マルカサン

これがマルカサンの特徴。そのうちシマシマ模様がなくなって、濃い色の毛皮だけになるのです。 


ところで、フランス語では猪は「sanglier (サングリエ)」というのですが、こういう赤ちゃんは「marcassin (マルカサン)」といいます。フランスは肉食文化の国なんだな... と感じるところ。オスとメス、親と子でも全く単語が違ってしまうのです。

サングリエとかマルカサンとかいう単語を私が知っているのは、冬にジビエとして食べるから。ゴメン!

友達はこのイノシシを食べることはないと思います。庭がとても広いので(2ヘクタールと言っていたかな?...)、馬とか羊とか山羊とかロバとか、色々な動物を飼っているのです。

今は家畜小屋に入っていましたが、そのうち外に出るのでしょうね。一緒にいた人たちは「野生の本能で逃げるだろう」などと行っていましたが、ご主人はそれでも気にしない様子。


お茶代わりに出されたワインを飲みながら窓から眺めた森の木立は、すっかり春の色。

気持ちの良いお散歩になりました。


【追記】

この猪の赤ちゃんは、その後まもなくいなくなりました。友人は「逃げた」と言っていましたが、森に離してあげたのかもしれません。

野生の動物を捕獲してしまったのではないかと疑われるようなことをすると問題だよな...、と友人仲間で話していたのです。

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2009/04/22
少し前から、カフェで隣のテーブルにいるお年寄りたちなどの会話が聞こえてくると、モリーユというキノコが採れたとか、採れなかったとかいう話題が目立ちます。

もう本格的に春なのだな・・・ という意識を新たにします。


モリーユ (アミガサ茸)

モリーユというキノコ(アミガサ茸)とはフランスでは最高に珍重されている野生のキノコの一つで、
こんな姿をしています ↓


フレッシュの高級キノコ アミガサ茸(モリーユ)の入荷!!

小さいし、黒ずんた目立たない色をしているので見つけにくいキノコです。しかも、森を散歩していれば見つかるというものではなくて、このキノコが生える場所を知っている人たちでないと探し出せないとも言えるキノコ。しかも、年によって生える場所が変わってしまうので、さらに見つけるのは難しい。

でも、乾燥させたものも素晴らしくおいしいのがモリーユ。採れたてというと感激しますが、乾燥させた方が香りが強くなるとも言われています。


友達がキノコを持ってきてくれた

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2009/04/19
この冬、「あのお城、どうなったかな?…」ということで、少し寄り道をして城を見に行きました。

遠くから見た城です

ブルゴーニュにあるモルヌ城(Château de Maulnes)。16世紀に建てられた城なのですが、フランスのルネサンス様式の建築物としては指折りの傑作なのだそうです。

他の城とは変わったところがあるので興味深い城なのです。

でも、立派なお城だから観光したいというのには向きません。かなり歴史的建造物が好きという人でないと興味を持たれない城ではないでしょうか?

もう10年くらい前になるかも知れませんが、友達の両親が住む農家に遊びに行ったとき、昼食の後の腹ごなしの散歩に、みんなでこの城を見に行ったことがありました。かなり傷んでいて、ヘルメットを被っても中に入るのは危険そうに見えた廃墟でしたが、外郭はしっかりしていました。


もう城には近づけなかった

このお城がどうなったかな? というのは、城を修復するために県が買ったという話しを聞いていたからです。

歴史的建造物を見るのが好きな仲間たちと一緒だったのですが、城に向かう途中で、一人が言いました。

「城の周りには柵ができていて、近づけないと思うよ」

県がこういう建物を買ったときに、一番初めにするのは、一般の人たちが勝手に近づけないように囲いをするものなのだそうです。「危ないから」というのが理由。

案の定、もうお城には近づけないようになっていました。

やはり柵ができていた

工事費を出している行政の名前を書いたお決まりの大きな看板が出ていて、入口の扉には「生命を危うくする危険がある」と書いてありました。

県が購入してから10年余りたっているのですが、まだ工事現場の雰囲気。

以前に行ったときには、野原の中の忘れ去られた城という感じでなかなか良かったのですが、こんな柵で囲まれていると、なんとも味気ない…。

「柵なんか作っていないで、早く修復工事を進めれば良いのに...」
と、不満を覚えた私たち...。


特徴のあるモルヌ城

このお城は、中に入れないまでも、周りをぐるりと回ると面白いのです。どうみても普通の四角い建物に見えるのですが、実は5辺形になっているのです。

それから、城は水源の上に建てられているそうです。城の中にある螺旋階段がそれを囲んでいて、空洞の階段の中央は井戸のようになっています。この形式は、イタリアを旅行したときにも立派なものを見たことがありました。


修復工事は余り進んでいないように見えましたが、インターネットのサイトは立派なのができていました。

オフィシャルサイトで、城が5角形になっているのが写真で見れます:
Autour du Château de Maulnes

観光シーズンになれば一般の人も見学できるようになったそうです。また出なおさなければなりません。とりあえず、城の内部の様子を見せるビデオがあったので眺めました。




もっと詳しいことをお知りになりたい方のためには、出版物もあります:
Maulnes. Voyage au centre du pentagone
Maulnes. Voyage au centre du pentagone

追記:
夏になったら城を見学に行ったので日記にしました。
謎に包まれた5角形の城を見学: シャトー・ド・モルヌ


モルヌ城を思い出した理由

数日前のこと、このモルヌ城と同じ県内にあるアンシー・ル・フラン城についてインターネットで調べていました。

この国宝級の立派な城は、持ち主が修復を怠っていたので城を持ち続けることができなくなり、アメリカ人の手に渡っていたのです。日本でもそうなのかも知れませんが、フランスでは国から指定を受けている歴史的建造物の修復維持をしないでいると、警告を受けて、しまいには売らざるを得なくなるのだそうです。

この売りに出た城を買ったアメリカ人は、ブルゴーニュを旅行していてサイクリングをしていたら城が気に入ったので買った、というお話し。そういうお金もちって、いらっしゃるのですね。私などは、旅行でする買い物はお皿かなにか程度です!

ご参考までに、お買い上げになったお城はこちらです。

アメリカ人はちゃんと城の修復を進めている様子。今までのように一般公開もしているとのこと。

インターネットで色々なページを見ていたら、この5角形のモルヌ城について書かれた新聞記事のコピーのようなものが出てきました。


モルヌ城が解体されて移転する?!

偶然ぶつかったのは、「モルヌ城が解体されると題されたページでした:
PDFのページ

フランス語がお分かりになる方には上にリンクしたPDFを読んでいただきたい気がします。私のようにびっくりするのか? あるいは、アッハッハと笑われるか? を知るために。

でも、この背景をご存じなかったら、ちっとも面白くないと思うので、続きを入れておきます。

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2009/04/18
前回の日記で、イカのから揚げに玉藻塩京山椒をブレンドしたものを添えたことを書いたのですが、この日記を書きながら山椒のことが気になってしまいました。

山椒は、フランスでは「食通の人は知っている」という高級な香辛料なのです。

山椒については以前のブログで書いていたので、リンクするだけにしておきます:
山椒はフランスでも知られていたことを発見 2006/10/15


京山椒

この間帰国したとき、お友達(そうと言っては恐れ多い大先生)に夕食をご馳走になったのですが、レストランがあったのは東京の成城学園。成城学園で育った方も誘ってくださったので、レストランに向かう途中では、私が行ったことがなかったけれど噂には聞いていたこの高級住宅地の観光もしました。

その帰り道、駅の近くにあった成城石井というお店に色々な食材がそろっているからと、見学するように誘われたのでした。

そこにあったのが、この京山椒。今までは、普通のスーパーで売っている山椒をフランスに持ってきていたのですが、買ってみました。


最高級品。香りの持続性抜群京都 一休堂■京山椒■

う~ん、ここまで違うとは思いませんでした!
これから日本で山椒を買うときは、これに限ると決めてしまいました。

この京山椒が山椒の中で最高なのかどうかは知らないので、もっと山椒のことを知りたいと思いました。
楽天市場で山椒を検索


フランスで珍重されているのは、山椒ではなくて、花椒?

フランスの食通は、日本語にすれば「山椒」となる「Poivre du Sichuan(直訳すると、四川の胡椒)」を珍重します。グルメレストランでも使って隠し味を出しているとか。

Wikipediaのフランス語ページで「Poivre du Sichuan」を検索して、そこから日本語へのリンクをクリックすると、「山椒」と出てきます。それで、単純に、フランスで珍重されるのは日本でおなじみの山椒だと思っていました。

ところが、楽天市場で、「山椒」と「四川」をキーワードにして検索した結果してみたら、四川の山椒は「花椒(ホアジャオ、カショウ)」と呼ばれていることを知りました。

マーボー豆腐には欠かせないものらしいです。



でも、なぜかこの料理、私は余り好きではないので、ほとんど食べたことがありません。少なくとも、食べ比べて、どういうのが一番おいしいのかを探ってみたことがありません。

従って、麻婆豆腐に使われている「花椒」なるものがどんなものかも分からない…。


山椒と花椒は微妙に違うらしい

花椒は、山椒と同属別種カホクザンショウの果実の果皮のみ用いるようです。

 本格中華スパイス 四川 花椒(カショウ)


山椒と花椒がどう違うのがをインターネット情報で探してみたら、「かなり違うのだ」と書かれたページが出てきました。文章を転記するのは申し訳ないので、リンクだけ入れておきます。

☆ 大連雑学事典: 花椒
☆ 山椒と花椒: 花椒

今まで、日本から持ってきた山椒を「日本の胡椒」だとか、「四川の胡椒」だとかフランス人たちに説明していました。だって、Sanshoと言っても通じないのですから。でも、山椒が花椒とかなり違うのであれば、少し気が咎めてしまいます…。

花椒なるものが日本の山椒とどう違うのか味見してみないと!


ちなみに、フランスで売られている花椒(Poivre du Sichuan)は、こちらのサイトのページをご覧ください。ほとんど粒のままの状態で売られているように見えます。

でも、日本の山椒も、フランス人に受けることには間違いないと思っています。前回の日記で書いたイカのから揚げだけではなくて、時々使ってフランス人に食べさせているのですが、珍しいと喜ばれています。

フランスに入っている山椒は「四川の山椒(花椒)」だ、というだけのことではないでしょうか?



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2009/04/17
この前に帰国したときに行ったお蕎麦屋さんで、イカのお刺身がひどく美味しいので、ご主人にそういったら、イカのさばき方を教えてくださいました。


イカのさばき方

イカを横に切ってから、その線と垂直に細切りにするのだそうです。

点線が切り口のつもり

下手な絵を描いてみたのですが、なんだか分からない?

どなたか分かりやすく説明なさっていないかとサイトを検索したら、丁寧に説明してくださっているページがありました:
☆ プロが教える魚のさばき方: イカの刺身の作り方


イカのから揚げで応用してみた

輪切りにするときの切り方はしないのがミソだ、と判断しました。

私がフランスで作るレパートリーにしているイカのから揚げも、このように切って作ってみました。

イカのから揚げ

フランスの友人たちから、「あなたの日本料理はおいしいけれど、量が少なすぎる」と言われたことがありました。
でも、大量に作って残されるのは、傷つきやすい私には耐え難いのです。「もっと食べたいな」と思う方が、おいしさの余韻が残るではないですか?! そういう作戦なんですけれど...。



教えられた切り方をしたせいか、イカは丸まってしまったのですが、それが何となくおいしそうに見えるので良いと、作った私は思いました。

切り方のせいか、イカの質が良かったのか、ともかく非常においしくできました。フランス人たちにも受けたので、大満足。

私がレパートリーにしているイカのから揚げについては、以前にブログで書いていたので省略します:
フランス人に受ける生姜醤油味 イカのから揚げ 2006/08/04


京山椒を添えてみた

ところで、イカのから揚げに添えたのは、玉藻塩という塩(普通のより塩味が強い気がしました)に、これまた前回帰国したときに買って持ってきた京山椒をブレンドしたものでした。

  

これがまた美味しさを増したのかも知れません。


フランスでは、食通の人は山椒を知っています。この日記を書きながら、フランス人たちが珍重する山椒のことが気になって調べていたら、新しい発見をしました。

- 続く -


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2009/04/16
先月、旅先で知り合ったフランス人が言っていたことが、少し気になりました。

初対面のフランス人は、「日本人を知っている」とよく言います。そのときも、そう。電車の中で一緒になった日本人と話していたら、彼の故郷が誇るバルザックを知っていて、「谷間の百合」を読んでいたということで意気投合したのだそうです。


フランス人には教養人だと思われる?

「谷間の百合」を読んでいるなんて、すごく教養のある日本人だ!

そうおっしゃったのですが、私だって「谷間の百合」は読んでいて、その題名が英語のスズラン(Lily of the Valley)からつけた、というのも知っております。

それだけで仰天するほど教養のある人ということにはならないのではないか・・・ と言ってしまいました。

この類いの話しは前にも聞いたことがありました。地球の裏側の日本にいる人が、フランス文学を知っているというのがフランス人たちには驚きのようです。日本文学を読んでいるフランス人は相当な教養人になりますから、当然といえば当然!

でも、日本人の場合、もしかしたら日本文学よりも外国文学の方が身近なのではないかという気がするのですが、どうなのでしょう? 私が自分の子ども時代を思い出して判断しているのに過ぎないのですが・・・。

バルサックとか、モーパッサンとか、スタンダールとかは、日本ではかなり読まれている作家ですよね。例えば、我がブルゴーニュが誇る詩人ラマルティーヌを読んだという日本人がいたら、これは仰天するに値する、と思ったのでした。


アルフォンス・ド・ラマルティーヌ

アルフォンス・ド・ラマルティーヌ。ブルゴーニュ南部を旅行すると、この人の名前がやたらに出てきます。彼が住んだ城を巡るコース(幾つも所有していたため)、彼が歩いた道など・・・。でも、一般的フランス人に、どの程度知られている人なのかは知りません。

こちらは、マルティーヌが生まれた町マコンに立っている銅像です ↓

Alphonse de Lamartineの銅像。この銅像が立っているソーヌ川のほとりは、最近、すばらしくきれいに整備されました♪

私がブルゴーニュに来る前に、ラマルティーヌという名前を知っていたかどうかの記憶は定かではありません。でも、フランス文学史で、彼が書いたロマンチックな詩「湖(Le Lac)」の名前だけは聞いていました。

日本でラマルティーヌの研究なさっていらっしゃる方があるのでしょうか?・・・

名前さえすっかり忘れていた私なのですが、ブルゴーニュでラマルティーヌという名前を聞いたら、いっぺんで忘れられない名前になりました。

・・・というのには説明が必要。

マルティーヌというのは、女性のファーストネームです。私の知合いの中にも、その名前の子がいました。
ブルゴーニュでは、ファーストネームに定冠詞を付ける風習があります。

というわけで、定冠詞の女性形「ラ」に「マルティーヌ」を付けると、ラマルティーヌになる!


ラマルティーヌの墓地

少し前、ラマルティーヌが生きた地域をドライブしていたとき、彼の墓がある城に立ち寄ってみようということになりました。お城の持ち主が変わったので、見学がどう変わったかに興味があったからです。でも、シーズンオフなので、見学はクローズ。

仕方ないので、ラマルティーヌの墓地にお参り。

ラマルティーヌの墓地


彼のお墓のとなりにある教会の方に入りました。ラマルティーヌが教会のミサに参列した席があります。城主さまなので特別席。

このお城には何回か来ていて、教会やその敷地にある墓地にも足を踏み入れているのですが、このときは墓地が気に入りました。お墓は怖くて嫌いなのですが、古い教会を見るのが好きなので、フランスに来てからは訪れる機会が多くなりました。

そのとき一緒だった友達が、ラマルティーヌの作品「Le Tailleur de pierre de Saint-Point」の主人公になった石切り職人の墓があるという観光客用の表示を見て感激していました。

とても感動的なお話しの短編なのだそうです。私は読んだことがないので感動は分かち合えないのですが、ここの墓地そのものはとても気に入りました。

サン・ポワン村の墓地

石碑だけが立っているというもの。こういうのが好き。普通に見る墓地とどう違うのかを示さないといけないでしょうか?

何回かブログに写真を入れてフランスの墓地を取り上げてしまっていたと思いますが、
例えば、こんな感じなのが普通なのです:
☆ これは何でしょう?クイズ : ルノワールが眠る墓地で見たもの (PDF版)

ラマルティーヌの墓がある墓地は、石碑だけ立っているのが美しいと思いました。しかも、ゆったりとした田園の空間。

その少し前、亡くなった友達の墓をパリのモンパルナス墓地で訪れていて、せせっこましいのが辛かったので、余計に感動してしまったのかも知れません。でも、友達の墓は、あのテカテカの石ではなくて、ベージュ色の石が選ばれていたことが夫妻の気持を表現していると見えたので救われたのでした・・・。


無名の石切り職人の墓

問題の石切り職人の墓はどれなのかは分かりませんでした。どれもこれも同じような墓碑で特定できなかったからです。

これではないかと思ったのは、これです ↓



お墓はいらないと思っている私なのですが、こういうのは良いな…と思いました。

コルシカ島でも美しい墓地に出会ったのを思い出しました。海を見下ろす絶景地に墓があったのです。村人たちが住むのは、その後ろ・・・。


「サン・ポワンの石切り職人」という小説は、友達が貸してくれると言ってくれたのですが、ネットでも公開されていたのでメモしておきます:
☆ Le Tailleur de pierre de Saint-Point (PDF版)

ブログ内関連記事:
★ 目次: 教会など宗教建築物に関する記事ピックアップ
★ 目次: 文学、哲学、映画、テレビ番組

外部情報リンク:
☆ Petit Patrimoine: Tombeau de Lamartine à Saint-Point


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2009/04/13
数日前の日記で、復活祭に付きもののイースター・エッグの色付け方法を書いたのですが、ゆで卵を赤くするのに使うのはベトラーヴと呼ばれる野菜でした。

赤い色はキリストの血を現わすそうですから、名誉な役割。でも、ベトラーヴ(betterave)は、あまり美味しそうには見えない野菜です。

フランスの八百屋さんで売っていたベトラーヴ ↓

ベトラーヴ

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2009/04/12
「田舎って、町より騒音がひどいんだなよな~」

ブルゴーニュで一番大きな町のマンションに住む友人が、そう言ったことがありました。

夜になると車はほとんど通らない道に面したマンションに住んでいる彼は、ときどき両親の家(農家)に帰ると、騒音が耳について仕方ないと言うのです。

雄鶏が鳴いたり、夜明けを告げる教会の鐘が鳴り響いたり、朝早くから動き出すトラクターのエンジン音が聞こえてきたりする、というのが理由。

そうかもしれない。自動車の音などがひどい都会でなかったら、田舎より静かというのは十分ありえると思います。これから季節が良くなると、田舎では芝刈り機の音も響き渡るようになるし。


教会の時を告げる鐘もうるさい?

教会の鐘は15分ごとになるものだと思っているのですが(私が住んでいるところはそうなので)、そういうのは騒音だとして、鳴らさないことにしている町もあります。

夏休みを一緒に過ごしたマルセイユに住む友達は、どうやらそういう環境で育ったようでした。

夜明けを告げる教会の鐘が聞こえてきたので、緊急事態発生を知らせるtocsin(警鐘)だと思って慌てたのだそう。戦争中を経験している世代ではないので、映画で見たことがあるからでしょうか? パリが解放されたときに響き渡った鐘の音というのは、私の記憶に焼き付いています。

夜明けを告げる鐘だと分かってからも、彼女は一週間の休暇の間、毎朝目を覚ましていました。

私は教会とは無縁の異邦人なのですが、なんの抵抗もく鐘の音に慣れてしまったように思います。それどころか、鐘の音は好きです。

でも、慣れてしまうと音に注意を向けなくなってしまうのですよね。特に晩鐘のときは外に出て聞きたくなるくらい好きなのに、たいていは気付かないうちに時間が過ぎてしまっています。

アンジェリュスの鐘のことを書いた過去の日記:
アンジェリュスの鐘



教会の鐘が鳴らないのに気がついた

この土曜日、なんだかやたらに静かだと感じました。

教会から鐘の音が聞こえてこないから物音ひとつ聞こえてこないのだ、と気が付いたのは午後になってから。

前夜には停電になるような嵐はなかったのですが、何かの具合で時計が壊れたのだろうと思いました。

ふらりとやって来た近所の人に、「教会の鐘が壊れているらしい」と言うと、意外な返事が返ってきました。

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