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2009/07/31

日本滞在記: 2009年夏 - その10


前回の日記で書いた宿に泊まったのは一晩だけで、その翌日はもう福岡から飛行機で東京に戻らなければなりませんでした。

でも、飛行機に乗る前に昼食をとりに行ったレストランが、また日本の素晴らしさを味あわせてくれました。

フランス的に、ゆったりした食事ができたのです。

私は昔からそうだったのか記憶がないのですが、少なくともフランスに慣れてからは、セカセカ食べるのが嫌いです。

少し前から、東京のレストランでは2時間たったら出て行ってください、というのが出てきたのでショックを受けています。回転することを前提にして料金を設定しているのでしょうけれど、私はこれが耐えがたいと思ってしまいます。

ついでに言うと、もう一つ嫌いなのは、食券を買って食べるレストラン。

日本には簡単に短時間で食べられるレストランがあるのは便利ですが、「飯をかきこむ」という食事は惨めにさせます。


優雅な農家レストランで昼食

連れていっていただいたのは、古民家のレストランでした。

リフォームした土間は居心地の良いダイニングになっていました。


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2009/07/30

日本滞在記: 2009年夏 – その9


前回の日記で書いた星野村に行ったのは2回目だったのですが、今回は新たな魅力も発見することができました。

まず、古民家に泊まったのが嬉しかったです。


農家民宿

私が泊めていただいたお家です。農家です。

農家民宿

写真に写っているのは、全部そのお家。

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2009/07/29

日本滞在記: 2009年夏 - その8


日本にずっといたときよりも、こうして時々帰ってくるようになってからの方が日本国内を旅行するようになりました。

むかしはフランス人を日本で案内することが多かったのですが、自分が旅行していないので、どこに連れて行って良いか分かなくて困りました。どうせなら、穴場に連れていってあげたいのに、そういうところを知らなかったのです。

そもそも、東京から電車で旅行すると、昔ながらの日本の姿が見えるところまで出るのに苦労します。

東京から京都まで行っても、新幹線の中からは田舎の風景が全く見えない、とフランス人たちはがっかりします。日光に行ったときも、フランスだったら市街地のような風景の中をずっと通って行かなければなりません。

人がいっぱいいて、お土産屋さんがいっぱいあるという有名観光地はあまり魅力がありません。京都も、市内を観光するより、嵯峨野を案内したときの方がフランス人たちに喜ばれました。雰囲気にひたりながら、のんびり散歩できるのが楽しいのです。


そんな時期があったので、未だに日本を旅行すると、こういうところにフランス人を連れてきたら喜ぶだろうか? と考えてしまう癖が残っています。

私自身がフランスに慣れてきたので、外国人の目で見るような傾向もできてしまっているかも知れません。フランスは精力的に隅々まで旅行しましたが、日本はまだまだ行ったことがないところがたくさんあります。最近では、日本の地方を旅行するときの方がヨーロッパを旅行するより異国情緒を味わえて感激するように感じています。


福岡県 星の村

昨年の秋、福岡県の星野村というところに行ったとき、日本にもこんな美しい姿が残っている村があるのかと驚きました。山間の村なので、棚田だらけなのです。それにお茶の産地なので、お茶畑もある。

そして、今回の帰国でも再び星野村に行くことができました。

この間は紅葉を満喫したのですが、今回は夏。あの棚田に青々と稲が生えていました。

星野村の棚田

手前が茶畑。その向こうに棚田が広がっています。

フランス人が見たいという日本の田舎のイメージそのものではないでしょうか? 田んぼと茶畑はフランスにはない風景です。もっとも、田んぼの方はフランスにも少しはあります。でも、だんだん畑なんかではない。

この村に来ると、フランス人に見せてあげたいな... と思ってしまいます。

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2009/07/28
日本人の耳の構造では、音楽と鳥の鳴き声を同じところで聞き分ける、と日本人が書いていたのを読んだことがあります。

従って、日本人には野外での演奏会が苦手だ、というもの。演奏を聴きながら、鳥の声なども一緒に耳に入ってしまうので耳触りで仕方がない。ところが西欧人の場合は、音楽だけに耳をかたけることができる。

そう言われてみると、そうだな… という気がしました。

その話しを、セミの声を久しぶりに聞いたときに思い出しました。夏に帰国するのは20年近くぶりなので、セミの声を聞こえてくることに喜んでいます。

先日の日記に書いた日、セミの声が聞こえてくる風景には風情があると思いました。昔読んだ日本の小説の、何だったかは分からないけれど、こういう雰囲気がただよっていたものがあったような...。

気がつけば、東京でもミンミンゼミはよく鳴いていました。でも、これは暑さを助長するようにしか聞こえません。


フランスの蝉(せみ)といえば、プロヴァンス

プロヴァンス地方独特の布地には、セミが描かれているものがあります。

   

それから、セミの飾り物もよくフランスでは見かけます。家の玄関の外側の壁などに、大きなセミの形をしたものを付けていたりするのです。

こんなぐあい ↓

ブルゴーニュ地方の町で撮影

余り趣味が良いとは思えません。そもそも、セミにしては大きすぎるし、セミなんかいない地方なのにそんな飾りを付けているのは不自然だし…。

でも、フランス人にとってセミは珍しいので、プロヴァンスかどこかを旅行したとき、つい旅の土産に買いたくなってしまったのだろうと思います。

玄関先の壁によく飾っているのはセミだと思っているのですが、その例として入れた上の写真を貼りながら、こういうのはミツバチだったのだろうか?... という気もしてきました。どちらなのでしょうね?...

* イソップ童話の「アリとキリギリス」の話しは、本来は「アリとセミ」の話しだったそうです。そもそも、イソップとは古代ギリシャの童話作家。欧米ではセミには馴染みがないので、キリギリスに変えてしまって、その形で日本に伝わっているのだそうです。

フランスではプロヴァンスのシンボルの一つにもなっているセミですが、地中海沿岸の南仏にはどこでもいるのではないでしょうか?

調べてみたら、フランスでセミがいるのは南仏に限らないらしい。アルザスやパリに近い地方でも見かけることがあるのだそうです。でも、ブルゴーニュには絶対にいないと思います。


日本のセミの鳴き声はバラエティーに富んでいる

フランスにいるセミの鳴き声は、私にすれば本当につまらない鳴き声です。それで、フランスの友達に「日本のセミは…」と、セミの鳴き声をしてみせることがあります。

一番おもしろいのは、ツクツクボウシ。

*調べてみたら、ツクツクボウシの鳴き方が出てきました:
「ジー… ツクツクツク…ボーシ! ツクツクボーシ!」と始まり、その後「ツクツクボーシ!」を十数回繰り返し、「ウイヨース!」を数回、最後に「ジー…」と鳴き終わる。


一番風情があるのはヒグラシでしょうか? でも、これは真似できない!

フランスの友達を前にして、「ミーン、ミーン」とか「ツクツクボ~シ♪」とかやるわけですが、たいていキョトンとされてしまいます。

大人の私がそんなことをするのはバカげているせいでもあるでしょうが(!)、セミがそんな風に色々な鳴き声をするのは信じられないのではないのではないかとも思っています。

彼らに聞かせようとビデオを入れておきます。

Chants de cigales japonaises (Vidéo):
Tsukutsukubôshï (ツクツクボウシ)
Higurashï (ヒグラシ)
Minmin-zémï:(ミンミンゼミ)



フランスの蝉(せみ)はうるさいだけ?

南仏プロヴァンスで聞くセミの声は、本当におもしろくない鳴き声をしています。ビデオがあったのでリンクを張っておきます。

☆ Video: Chants de cigales Provence summer 2009-France

風情なんか感じないでしょう?

下のビデオなどは、プロヴァンスの風景をバックにセミの声と水の音を入れて、リラックスした雰囲気を作ろうとしたらしいのです。


RELAXIMA - Reve de provence - Bien-être, calme et détente

このビデオには「プロヴァンスの夢」なんて題をつけてリラックスするための動画になっているのですが、ジージー鳴くセミの声がなかったら良いのに… と思うくらい耳触りではありませんか?

追記:
この日記に入れた日本のセミの鳴き声を聞いたフランスの友人から反応を聞くことができました。
  • セミの声はうるさくて、ちょっと聞いているとイライラしてくる。
  • そもそも、セミには「chater(歌う)」という動詞は使われず、「striduler(鋭い声を発する、ジージー鳴く)」が使われる。
  • ツクツクボウシの鳴き声は、むしろ鳥の声に近い。少し繰り返しの声だけれど、プロヴァンスのセミよりは良い。


ブログ内リンク:
ボージョレーに蝉が出現するようになったことについて:
葡萄ジャムからワインを作るなどという醸造法があったの?! 2011/07/28


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2009/07/27

日本滞在記: 2009年夏 - その7


前回の日記に書いた神社には、敷地の一角に土俵があるのに気がつきました。

土俵を遠くから見る

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2009/07/26

日本滞在記: 2009年夏 - その6


九州に行ったとき、お友達が「ちょっと変わった美術館があるから」と連れて行ってくださいました。

坂本善三美術館

坂本善三美術館
この美術館の建物は、明治時代に建てられた民家を移築したものでした。

畳敷き部屋が休憩室になっていたので、くつろげてしまったりもできました。「ご自由にお飲みください」という麦茶もおいしくいただきました。


建物自体が見る価値があるミュージアムは好きです。どこの国でも、展示物には全く興味がないのに、建物を見たいという理由で入場することがよくあります。


美術館のすぐとなりに神社がありました。こちらにも行ってみました。

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2009/07/25

日本滞在記: 2009年夏 - その5


前回の日記で、「この蒸し暑さは、人間が生きられる環境ではないです」と書いたのですが、そのピークを感じたのは、東京に梅雨明け宣言が出された日でした。

どうしようもなく蒸し暑い。梅雨が明けたらムシムシ度が下がると思ったのに、そうじゃなかった。もろに太陽が照りつけてくるので、梅雨明け前よりも耐えがたくなりました。

どうしてこんなときに帰国しちゃったの?…
涙がでそうになりました。

その二日後には、九州に行くことになっていました。滞在先は山が多い地域なので、もしかしたら涼しいかもしれない。期待をふくらませました。


農家民宿で生き返る

福岡空港からバスに乗って、それから友達に出迎えてもらって、露天風呂に入って、それから山間にある私の宿につきました。

涼しい~! ♪♪♪

オーシン・ツク・ツクと鳴くセミの声が聞こえてきます。わあ、セミの声を聞くのも久しぶり!

東京の息苦しさが嘘のようです。同じ日本の中とは信じられない優雅さ!

私が泊まったのは、このお家です ↓

2泊した宿

このお家の中に部屋をいただいたのではなくて、2階建ての大きなお家を占領しました。

お家の中は、こちら ↓

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2009/07/24

日本滞在記: 2009年夏 - その4


日本の夏は暑いし、フランスで一番良い季節は夏なので、夏は極力フランスにいることにしていました。ところが今年は、夏に帰国してしまいました。

20年近くは日本の夏と無縁でした...。


参った~!

6月、フランスから帰ってきて降り立ったのは東京。こんなに暑いとは想像していませんでした!

どうしようもなく蒸し暑いです。

空気が悪いのも助長されるので、窒息しそうになります。外にいるのに、窓をあけたい衝動にかられます。

断言したくなります。
人間が生きられる環境ではないです!!!

でも、みなさんは、ちゃんと生きていらっしゃる。

先日など、お友達の家に行ったら、芭蕉布という布で作ったお着物を召されている友達もいました。セミの羽のように美しい姿でしたが、どうして耐えられるの?!...

暑さに耐えられない私がいけない?
どうして耐えられないのか考えてみました。

* フランスは寒いので、毛穴がふさがってしまっている。

* 東京の蒸し暑さはひどくなっていて、そういう状態を私は知らなかった。私の体は時代遅れになっていた。

*年をとったので、この蒸し暑さに耐えられなくなった。


冷房で涼しいところにいても、快適さは感じられません。

フランスで入る冷房があるところは、大きなショッピングセンターや巨大スーパーなどだけ。それで、冷房になれなくなってしまったらしいです。

とはいえ、蒸し暑さの中にいるよりは、冷房がある建物に入っている方が百倍も楽ではあります!

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2009/07/23

日本滞在記: 2009年夏 - その3


先日の日記「ロバにも、いろいろな暮らしがある」で、日本で初めてロバに会うことができたと書いたのですが、そのロバはピーター君でした ↓



限りなく優しい目をしているのが印象的でした!

ピーター君にお会いできたのはオマケで、実は、子どもたちが田んぼの草取り体験をするのを見に行ったのでした。農業の素晴らしさや生命の大切さを教える活動(教育ファーム)を情熱的にしている農家です。


夏の風景を感じる

草取りをすることになっている田んぼに向かいます。

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2009/07/22

日本滞在記: 2009年夏 – その2


フランスでも、日本でも、歴史を感じさせるものが好きです。
お家にしても、同じ趣味。

今回の日本滞在で泊めていただいたお家の一つです ↓



日本的な佇まいだったので嬉しかったです。

こういうお家に「ただいま~」と帰ってきたら、日本に帰ってきた~! という思いがするでしょうね。私の親は、年をとったらマンションの方が楽だからといって、一軒家を売ってマンションに住むようになってしまいました…。


味噌工場を見学

せっかく帰国したのだから、日本的なものと触れ合いたくなります。

日本家屋に泊めていただいた後は、お味噌工場を見学することができました。
まだ木の樽で味噌を仕込んでいる♪

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