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2009/08/31
フランスは夏が終わる雰囲気でいっぱいです。この週末、私が住んでいるところでは最低気温が4度とか5度とかだったそうです。8月最後の週末、夏休み旅行から帰る人たちが多いので、道路はかなり渋滞しているというニュースが流れていました。

ヴァカンス旅行から帰ったばかりの子どもが二人いる食卓で、こんなことを言う大人がいました。
「君たち、新型インフルエンザが流行っているので、学校は1週間遅く始まるってこと、知ってる?」

「ええっ! わあ~!」と、二人が歓声をあげます。
夏休みがもっと続いて欲しいのですよね。
「冗談だ」と言ったら、二人は大いにがっかりしていました。

ここのところ、フランスでは、安全をみこしてインフルエンザ対策をする方針を出したので、不安を煽るので良くないとか、その方が良いのだという意見が飛び交っているので、友人は冗談を言ったのでした。


どこが不自然な写真なのか?

10日ほど前、その論争を取り上げた「ル・パリジャン」という新聞の記事に、こんな写真が入れられていました。


Polémique sur le plan contre la grippe A (2009-08-21)

数日後、別の新聞カナール・アンシェネに、この写真はおかしいという記事がでました。

* カナール・アンシェネは、真実のすっぱ抜きを得意とする風刺新聞です。政治批判の内容が多いので、時事に精通していないと、何の裏をかいたニュースなのか分からない。さらに、ユーモアのセンスがあって、スラングもたくさん知っていて、言葉遊びも得意、という人でないと笑えない。従って、私のような外国人には読解が難しい新聞です。


新型インフルエンザを過度に警戒した方が良いのか、恐怖心を煽らない方が良いのかは私には判断できないことなのですが、カナール・アンシェネ紙がいう「この写真はおかしい」としてあげていた理由の中に、ちょっとギクっとするものがあったので日記に書いておきます。

写真がおかしいとした理由がお分かりになりますか?
週刊誌などに、絵を眺めて間違い探しをするクイズがなかったでしたっけ?

上の写真は、マスクをかけた先生らしい女性が、教室のドアに紙を張っている光景。張り紙には「新型インフルエンザのために学校閉鎖」と書いてあります。

この写真が不自然だとされた理由は、2つあげられていました。

これを挿絵のように入れた新聞記事の内容には全く関係がありません。読者の注意をひくインパクトがある写真だとは認めるけれど、おかしい、というもの。

日本人だと、理由のうちの一つは分かっても、もう一つの方は思い浮かばないのではないのではないかと思ったので(つまり私のように)、クイズにさせていただきました。


追記:
ずばり解答のコメントをいただきました♪

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★ 目次: クイズを出した記事一覧


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2009/08/30
Four Couché2009年夏、ブルゴーニュ地方で昔から陶芸が盛んな地域を旅行しました。

その時の日記の一覧です。


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2009/08/30

シリーズ記事目次 【ブルゴーニュにある陶芸の里】 目次へ
その5


素通りするつもりで入ったブルゴーニュの陶芸の里では、はからずも色々な観光をしてしまいました。夏には、特別に一般公開されている歴史的建築物も多いし、この観光シーズンだけオープンしている工芸家のブティックもたくさんあるのです。

この陶芸の里で一番気に入った見学は、これでした。

「牛の糞(ふん)で作った彫刻」という張り紙が目に飛び込んできて、それは見てみたいと思いました。良く見れば、その日まで。しかも、その時には、もう夕方でした。

閉まっているかと思いながら行ってみると、民家入り口で実演している若い女性が笑顔で迎えてくれました。


牛のフンを使う彫刻家



使っているのはブルゴーニュ原産のシャロレー種という白い肉牛のフンなのだそうです。

ビニール手袋をはめた手で、愛情をこめて形をつくっていました。
1つの作品をつくるのに、かなりの時間がかかりそう!

「彫刻」という言葉を使っていたのですが、牛のフンを粘土代わりにしている感じがしました。ただ乾かすだけで、焼いたりはしないのだそうです。

牛の作品が実にみごとでした! 体の線とか、牛の特徴を見事に出しているのです。ユーモラスなのもある。




田舎の人の言い分が勝つ

どうして牛のフンを材料にして作品を作るようになったのか聞いてみました。

お家に牛が1頭だけいたそうですが、お隣さんが「フンが臭い」と文句を言ったのだそうです。牛が大好きだったので、そんなことを言うのはひどいと思った。それで、けなされたフンを使って作品をつくることにしたのだそうです。

お隣さんとは、パリかリヨンなどの都会から引っ越してきた人だろうな、と私は想像しました。ときどき、この手のトラブルがおきるのです。

雄鶏がうるさいなどのクレームが裁判沙汰になる話しがあります。でも、友達から聞いた話しだと、現在のフランスの法律では田舎に住む人の言い分が通るとのこと。

雄鶏がうるさいと田舎に別荘を持つ都会人がおこした裁判のエピソードを話してくれました。

都会人は、雄鶏がうるさい別荘からは早々に引っ越したそうです。でも、お金持ちの都会人は、田舎の別荘を買って、半年くらい住んだだけでも、また別の物件を買ったりするので、それはどうということはないとのこと。

その後、農家の人が裁判に勝ち、雄鶏を鳴かせながら飼う権利が認められたのですが、このエピソードの結末がふるっていました。裁判に勝ったお祝いに、農家ではその雄鶏をコッコ・ヴァン(雄鶏の赤ワイン煮)にして食べたのだそうです!

都会人には負けたくないという、田舎の人の意気込みですね!

コッコ・ヴァンという料理はブルゴーニュの郷土料理で、年老いた雄鶏を使います。3キロ以上はある雄鶏を使わないと本物にはならない料理です。

私が今までに食べたコッコ・ヴァンで一番おいしかったのは、友達の実家に遊びったときにご馳走になったものでした。友達の両親は農業をやめていたのですが、最後まで残していた雄鶏を調理してくれたのでした。

裁判を引き起こした雄鶏も、さぞおいしかっただろうと思います。


CAROLOという彫刻家

ところで、牛のフンで作った彫刻。お話しを色々聞いたので、何か1つくらい買わないと悪いなと思ったのですが、みごとな牛の彫刻は何万円という単位。貧しい私はお礼だけ言ってお家を後にしました…。

検索したら、彼女のサイトが見つかりました。
☆ 作品の写真: CAROLO Sculpteur sur bouse Les sculptures
☆ 彼女の作品づくりを見せるビデオ: vidéo


ブルゴーニュの陶芸の里を旅行したときの話しを「ラテン語の知識はフランスで役に立つ」から長々書いてしまったのですが、今回の日記でおしまいにします。

年中旅行しているわたしですが、特に夏はたくさん旅行するので、まだまだ書きたいことはあります。どこまでメモしておけるかな?…

ブログ内リンク:
★ 目次: 画家、彫刻家、建築家の足跡を追って


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2009/08/29

シリーズ記事目次 【ブルゴーニュにある陶芸の里】 目次へ
その4


前回の日記(18世紀につくられた陶器を焼くための窯)で、陶芸の里に行ったからといって陶芸家のブティックに行くつもりはなかったと書いたのですが、結局2軒にだけ立ち寄りました。

「Porte Ouverte(一般公開)」と書いてある張り紙があったので、前回の日記に書いた工房かと思って道しるべに従って行ったら行きついたのです。

間違って入ったのではありますが、親切な工芸家が作品の作り方について、さらには観光案内までしてくれて、後悔はしない訪問になりました。

しかも、作品はとても美しいと思いました。陶芸の里でいやおうなしに目に入ってくる陶器とは全く違うのも新鮮でした。

こういうオリジナル作品を作っている人の中は、写真を撮られたくないと言う人もあるのですが、気持ちよく撮影を承諾してくれました。



市販のガラス器に絵付けをして、窯で焼くのだそうです。

売ろうとしないで話しをしてくれたのが嬉しい。小さなキャンドルスタンドが5ユーロとお手軽価格だったので、2つ買ってみました。

同じようなガラスのキャンドルスタンドをたくさん買ったことがあったのですが(空き瓶で作ったキャンドルホルダー) 、それは素人が作ったものだし、空き瓶利用だったので、今回買ったものの方がやはり美しいです。

でも、今回買ったキャンドルスタンドには欠点もありました。昼間見るととてもきれいなのですが、暗いところでキャンドルを灯すと、せっかく描いた美しい絵が全く見えないのです…。

★ 目次: ロウソク、キャンドルスタンド、暖炉、燃える火


- 陶芸の里に行ったときの話しは、
あと1つ書いて終わりにします
-


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2009/08/28

シリーズ記事目次 【ブルゴーニュにある陶芸の里】 目次へ
その3


陶芸の里を旅行していると、あちこちに工芸家のブティックやお店、工房の見学などを示す看板が見えました。何回か来ている地方だし、陶芸を見に来たわけではないので、日本の方が陶芸のレベルは高いと思っているので、ブティックには入ってみる気はしません。

フランスの陶磁器は高価すぎると思います。素晴らしい作品が高価なのは良いです。でも、くれると言っても欲しくないような陶磁器、日本なら酒屋さんがくれたりするような陶器でも、いっぱしの値段がついているのが気に入らない。フランスは人件費が高いからではないでしょうかね?…


18世紀の窯業用窯

陶芸関係のヴィジットをするつもりはなかったのですが、観光案内所で18世紀の窯を見学できるというポスターには惹かれました。

その窯を見に行ったのは、こちらの工房:
Poterie de La Bâtisse


陶器を売っているブティックがある。来てしまったので、売っているものを眺めました。用途が分からないものを売り子さんに聞くと、親切に教えてくれます。おしゃべりがはずんでしまってから、「18世紀の窯を見に来たのだけれど」と言うと、あちらにある、とおっしゃいます。それから、申し訳なさそうに「有料なんですけど」と付け加えます。

その申し訳なさそうな顔から、見学する価値がないのかな… という印象を受けました。でも、そのために少し時間をかけてやってきたのですから、やはり見学することにして料金を払いました。

敷地の一角に、昔には陶器を焼いていたらしきところがありました。
ガイドさんなしだったのですが、なかなか興味深い見学になりました。


横たわった窯

これが見学の目玉になっていた18世紀の窯でした ↓

Four Couché

「Four couché」と呼ばれる窯の様式なのだそうです。そのまま訳せば「寝ている窯」。立っているのではなくて、寝ている、つまり水平に奥に広がっている窯、ということらしいです。

説明パネルが、どんな形をしているのかを示していました ↓

Four Couché


寝ているように見える窯は珍しいのだそうです。
でも、日本の窯は寝ていませんか? 「登り窯」とか言うではないですか?

「登り窯」とは、フランス語ではFour couchéと言うのだろうか?
そう疑問がわいたので少し調べてみたら、仏語版のWikipedia(Fours à bois (céramique))の記事を見てみました。

有名なセーヴル焼きの窯の絵があって、確かに、これは立っている!

登り窯はfour dragonと呼んでいました。ドラゴン窯。竜の姿に似ているからのようです。

こちらに出ている益子焼の登り窯の写真(連房式登窯)を見ると、確かにドラゴンを連想させますね…。


ここはブルゴーニュ♪

18世紀の窯の隣にあった建物も見学できるのかと入り口を覗いたら、プライベート・スペースのようでした。研修センターや、働いている人たちの休憩所として使われている感じでした。

こんなものが入口に置いてありました ↓

飲み残したワイン…

ここはブルゴーニュなんだな... と感じる場面!

ブルゴーニュ・アリゴテとシャブリ。飲み残されていました。白ワインなのだから冷蔵庫に入れれば良いのに、施設には冷蔵庫がないのかな?… などと、よけいなことを心配してしまいました。

それにしても、悪くないワインを飲んでいらっしゃいますね。

去年だったか、ブルゴーニュの高級ワインの産地にあるブドウの畑で、作業していた人たちが飲んだらしいボトルが道端に転がっていたので、これも写真をとっていました。

こういう超高級ワインを造っているドメインで働く人たちは、何を飲んでいるのか興味を持って、ボトルのレッテルを眺めてしまったのです。ところが、私などは飲んだこともない最低ランクのワイン。

へえ~、そんなものなのですか、と感心。撮った写真は面白かったのでブログに入れようと思ったのですが、そのブドウ畑の話しのところに入れたら申し訳ないので、遠慮して日記にはしていませんでした。


セラミック用の窯でも…

もっと新しい時期になって使われた窯もありました。
奥にあるのは、セラミックを焼いていた窯 ↓

セラミック用窯

壁面が陶磁器のように見えました。まだ使っているようなので、確かめるために近寄るのは遠慮しました。

ここで面白いと思ったのは、手前においてあった段ボール箱。道具か材料かを入れているらしいのですが、ブルゴーニュワインを12本入れるための箱なのです。

日本だったらミカン箱、というところではないでしょうか? ここはブルゴーニュなので、たくさんあるのはワインの空き箱♪

私もワインが入っていた空の段ボール箱はたくさん使っています。だいたい大きさが同じ、しかも6本入りと12本入りがあるので用途によって使いわけられるので便利なのです。

- 陶芸の里に行ったときの話しは、まだ続きます -


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2009/08/27

シリーズ記事目次 【ブルゴーニュにある陶芸の里】 目次へ
その2


前回の日記(ラテン語の知識はフランスで役に立つ)に書いた教会の中は、こんなでした。


ロマネスク教会の壁画

Eglise Saint-Pierre de Moutiers

部分的に壁画が残っているというものではなくて、みごと、みごと!

どんなに素晴らしかったかお見せするために撮った写真を入いれようとしたら、この教会の壁画の数々を入れたページがあったので、リンクするという横着をしてしまいます。

こちらをご覧ください ↓
Les Peintures murales de l'Eglise Saint-Pierre de Moutiers
壁画をクリックすると拡大写真が開きます。

☆ 説明付が詳しいのは、こちらのサイト

壁画の大半を占める古い部分は、12世紀から13世紀にかけて描かれたようです。ロマネスク教会といえば、石積みが見える壁と思ってしまうのですが、実はこんな風に壁面に装飾がほどこされているのが普通だったのだそうです。


何か宝物があるような小さな教会のドアは閉ざされていることが多いに(もちろん盗難対策!)、ここは中に入れたので喜びました。

教会の前には観光案内所兼展示室ができていたので(こちらは長い昼休みだった)、それと合わせた夏の特別解放だったのかも知れません。観光客が多い夏には、特別にオープンしている歴史的建造物が多いのです。

もう一つ嬉しいことがありました。


日本人が修復した壁画だった

この壁画は、ひょっとしてフランス文化省公認の壁画修復家として活躍なさっている高橋久雄さんが修復したのではないかと思ったのですが、やはり、そうでした。ちゃんと、それを書いたプレートがありました。

特に、ブルゴーニュ地方にあるロマネスク教会の壁画をたくさん修復していらっしゃる方なのです。

フランスの歴史的建築物を破壊したとしてスキャンダルになった日本人もあったので、こんな風に文化財の保存に貢献していることで高い評価を受けている方がいてくださるのは、日本人としてとても嬉しいことです。

高橋久雄さんとは?
高橋久雄フレスコ画展 創作が壁画修復の活力に
Hisao Takahashi - L’homme de choeurs


偶然に美しい壁画のある教会を見つけて感激。しかも、それが日本人の手によって修復されていた。
私たちの他には誰もいない小さな教会で、じっくり壁画を眺めさせていただきました。

- 陶芸の里に行った旅行の話しは続きます -


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2009/08/26

シリーズ記事目次 【ブルゴーニュにある陶芸の里】 目次へ
その1


枯れ葉がたくさん落ちてきていますが、今年はまだ良い天気が続いています♪
少し気温が下がると、寒い季節は目の前なのだという心配がよぎるのですが!


ブルゴーニュの陶芸の里

先日は、陶芸が盛んな地方に行ってきました。

お城を見に行くなどが目的の旅行だったので、そのことは意識していませんでした。行ったのは陶芸の里だったと気がついたのは、降り立った村で見た、この噴水。

フォンテーヌ

中央にはめ込まれた部分が陶器でできています。古いもの以外は興味がない私なのですが、なかなか良いと思いました。


教養があるって、いいな…

ドライブしている途中でこの村に立ち寄ったのは偶然。「この村には何か見るに値いする建造物があるはずだ」、と友達が言ったからです。

この村の名前はMoutiers-en-Puisaye。Moutierという言葉は、時々耳にする地名です。その後についている「en-Puisaye」は、「Puisaye地域にある」という意味。つまり、ここは「Moutier(ムティエ)」なのだけれど、他のところにもある地名なので「en」以下で場所を特定しているわけです。

「Moutier」とは、ラテン語の語源はmonasteriumで、仏語にすれば「修道院(monastère)」なのだそうです。

だから、この村には昔は重要な修道院があったはず。だから、この村には何か重要な文化財が残っているはずだ、という推測を友達がしたのでした。


本当だった...

教会の横の、陶器のフォンテーヌがある広場で車を止めて、何でもなさそうに見えた教会に入ってみると…

小さいながらも素晴らしい入り口があって…

中に入ってみると、素晴らしい壁画が残っていました。

壁画に関しては、イタリアの方が仰天するほど素晴らしい傑作がたくさんあります。でも、私はフランスのロマネスク教会にある、こういう素朴な壁画が大好きなのです。


語源となる古典語

それにしても、地名を見ただけで、そこを観光する価値が分かる友達。やはり、ラテン語の知識が必要なんだな、と思いました。

私も、いちおう1年間だけ大学でラテン語とギリシャ語の授業をとったのですけれど、もののみごとに何も覚えませんでした! それでも両方とも成績表では「A」の評価をもらったのですが、これは余りにも生徒数が少ないので先生のサービスだったのは確かです。

フランス語がよく分かるようになることを期待してラテン語とギリシャ語の授業を受けたのでした。でも、どんな専攻を持つ生徒も受け入れていた日本人の先生は、そんなのを意識していないので、日本語としか結びつけない授業でした。それで、なんの役にも立たなかった!

思いだすのは、ラテン語の先生が私たちにしみじみ言った、ひとこと:
「みなさん、もの好きですね。一生懸命勉強しても、今の世の中ではラテン語を話す人はいないんですよ」

陽気だったギリシャ語の先生は、こんなことをおっしゃっていました:
「ギリシャ語は、落書きするときに便利ですよ~♪」

確かに、誰も読めないような文字を書いたらカッコ良いではないですか?! それで、一行は落書き用のギリシャ語が書けるようになりたいと思ったのですが、書きたいことが訳せない。だって、古典の文章をそのまま覚えて落書きにしたって何の意味もありませんから。

日本語を理解するためには中国語を勉強しなければ、と思ったこともあるのですが、これもすぐに挫折しました。

それで、ラテン語やギリシャ語がある程度でも理解できるフランスの友達を見ると、尊敬してしまいます!

- 脱線をしてしまいましたが、
陶芸の里で偶然行くことができたロマネスク教会は
次回の日記でご紹介します -


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2009/08/24
フランスの道路では、たくさんの外国ナンバーの車が走っています。特にヴァカンス・シーズンの高速道路では、フランスナンバー車より外国ナンバー車の方が多いのではないかと思ってしまうことさえあります。

やはり隣接する国から来た車が多いですが、最近は東欧から来たものも目につくようになりました。1回くらいはアメリカ・ナンバーの車さえ見たことがあるような気がしますが、記憶は不確か。

そういうのを眺めていて疑問がわきました。日本の車が船でヨーロッパにやってきたらどうするのだろう? 漢字や平仮名が交じっているので、言語が違う国では許可されないはずですよね。

調べてみたら、やはり、日本から外国に行く車は数字とアルファベットだけをつけたプレートに取り換える必要があるようでした。
☆ Wikipedia: 国際ナンバー(海外渡航用ナンバー)

日本もアルファベットと数字だけのナンバープレートにすれば良いのに、と思ってしまいますが、船に車を乗せて旅行する人はとても少ないので問題ないのでしょうね。でも、韓国あたりには車を乗せて行く人が多いような気がするのですが、韓国ではOKなのかは調べていません。


フランスでは新しいナンバープレートが登場

今年から新しいナンバープレートへの移行が始まりました。現在持っている車に付いているプレートを交換する義務はないので、まだ古いデザインのプレートをつけた車の方が圧倒的に多いです。

どういう風に変わったのかをお見せするために、持っている写真の中からプレートの部分を切りだしてみました。

上が従来のもの。下が新しいデザイン。

新旧ナンバープレートの比較

二つとも、ブルゴーニュのソーヌ・エ・ロワール県(県コード番号: 71)を付けた車です。

今までのプレート(写真上)では、中央にあるアルファベット(2文字か3文字)の右に県コードが大きく入っていました。

新しいプレート(写真下)では、アルファベット(2文字)、数字(3ケタ)、アルファベット(2文字)がハイフンで結ばれています。そして、これはオプションなのですが、右端の部分に、下に県コード番号、その上にその県がある地域圏(州のような行政単位)のロゴマークが入っています。

プレートの左端の、ヨーロッパ連合のロゴマークと、フランスを示す「」がある部分は変わっていません。


ナンバープレートには、県コードを入れる義務はない

今までのプレートでは、その車が登録した県の車のナンバーが最後の数字として入っている仕組みだったのですが、今後は県コード番号を入れなくても良いのだそうです。上に入れた写真では、ちゃんと入れていますね。

どこの人間かを名乗る必要はなくなったばかりか、自分の好きな県のナンバーを入れてもOKなのだそうです。つまり、住んでいる県ではなくて、自分の故郷の県コードナンバーを入れたりすることができるわけです。

よそから嫌われている県に住む人は、故郷とか好きな地方のナンバーを入れるようになるのではないでしょうか? パリのナンバー75にはこだわる人たちがいるとは思いますが、パリ首都圏の犯罪が多いことで有名な県などに住む人たちは自分が住む県コードを入れるのは避けるのではないかと思ってしまっています。

車が走っている地域ではその県ナンバーが多いはずなので、そういう地域に行ったらみんながどうしているのかを気を付けて見てみたいと思っていますが、新しいナンバープレートばかりになるのはまだ先でしょうから当分は検証できません。

パリのナンバーについては、前回の日記で書きました:
河川が流れている街 オーセール


住んでいる県のコード番号が入っていた方が楽しかった

以前のプレートでは、数字とアルファベットの並び方で、フランスの車はすぐに分かります。見たときにまず目をとめるのは、県のコード番号。

新しいプレートに地域圏ロゴと県コードを入れている車の場合でも、それは小さいので、左少し離れると見えません。しかも県コードがあっても、住んではいないのに好きな県を入れただけの人かも知れないので、面白くないです。

車で旅行をしているとき、ナンバープレートの最後に書かれた県コードナンバーを見て、「あの県から来た人の車なんだ」と分かるのは、退屈しのぎになって楽しかったのですけれど…。

ブルゴーニュの友達などは、こんな話しもしていました。ヴァカンス・シーズンに遠く離れた北の外れを旅行したとき、同じ県コードをつけた同じくヴァカンス旅行中らしい車とすれ違ったので、車を止めて挨拶し、たがいに車のトランクからワインを取り出して「一杯どうですか」とやったのだそうです!

当時はまだ酒飲み運転の規制が厳しくなかった時代。今では、そんなことをする人もいないでしょうね。これからは、旅先で「同郷の人ですか?♪」と交流するのも減るのでしょうね…。なんとなく寂しいではないですか?



もっと詳しくお知りになりたい方へ:

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2009/08/23
良いお天気が続いています。
青空が広がっていると、どこも美しい!


河川が横ぎる街が好き

オーセールの町

先日行った街。
ブルゴーニュ地方 ヨンヌ県の県庁所在地オーセール市の眺めです。
そびえ立っているのはカテドラル。

流れているのはヨンヌ川。セーヌ河に合流しているのですが、ヨンヌ川の方が水量が多いので、本来ならパリを流れるのは「セーヌ河」ではなくて「ヨンヌ河」と呼ばれるべきだ、とこだわる人たちもいるそうです!

河川が町を横切っている街はいいな、と思います。そういう感覚になったのは、フランスに来てからのように思います。

ヨーロッパの内陸部にいれば、かなりの距離を車で飛ばさないと海にいきあたりません。海がないなら、河川や湖のほとりで息をつきたいという気分になります。ピクニックをするのも、そういうところが好まれます。キャンプ場も、多くは河川や湖に作れています。

街に川が縦断しているのは便利でもあります。パリも、右岸と左岸があるので迷子になりません。ちょっと息抜きに川のほとりにでるというの可能。東京も大きな河が流れていますが、街が大きすぎるので、そういうのにはならないですよね?

フランスで超大都市とされるリヨン市も、大きな河が流れているので居心地が良い街だと感じました。大都会の息苦しさがないという意味。そう言ったら、リヨンは「風通しが良い街」と言われていて、転勤先になったら喜ばれる街なのだ、とフランスの友人が言っていました。


オーセールといえば、サッカー?

上に写真を入れたのはオーセールの町。旅の途中に泊まるのにも適した美しい旧市街がある街なのですが、サッカー・ファンの方だったら、あのAJオセール? と思われるかも知れません。

10年くらい前、フランスで最も重要なチャンピオンシップを同時に2つ勝ち取ってしまった年、その一つの最終戦を見に行こうという話しにのったことがありました。

私はサッカーには無知なのですが、ラグビーと違って、ルールを知らなくてもゲーム展開が理解できるので好き。野球と違って、みんな必死で走っているのでスポーツだと感じられるので、好き。

試合が始まったサッカー場では、両チームが顔合わせ。地元オーセール・チームは、対戦相手のパリの選手たちに、地元で生産されたシャブリのワインをプレゼント。ブルゴーニュが誇るオーセールのチームでは、よそから来たチームを迎えるときには、そういう慣例になっているのだと、友人たちが得意げに説明してくれました。

私の隣に座っていた熱狂的ファンらしい男の子が熱をこめて歌っていたので、サッカーの応援歌を覚えてしまいました。

休憩時間には、私たちも売店でシャブリを飲みました。お酒の規制が厳しくなっているフランスなので、今でも地元ワインを出したりしているのかな?…

あれからオーセールのスタジアムには行っていません。このフランスで最強チームとなった年のあと、当然ながら優秀な選手たちは引っこ抜かれてしまったし、人気があった監督も引退してしまって、オーセールのサッカーチームは影が薄くなってしまったからです。

オーセールは予想通り優勝しました。友人たちと深夜の街に繰り出して、美しい旧市街で繰り広げられた熱狂的な雰囲気も楽しみました。


ブルゴーニュ人は田舎者?

サッカーはどうでも良かったのに観戦を見に行った私が面白いと記憶に残ったのは、サッカー場に近づいたときでした。

こんなことを書いた垂れ幕が出ていたのです。
百姓は種をまいた。今が刈り入れをするときだ!

あちこちで見るうちに疑問が膨らんできたのですが、これも一緒に行った友人が説明してくれました。

この日の対戦相手だったパリのチームは、「ブルゴーニュの田舎モンなんかには負けない!」ということを言ったそうで、それに対する言葉だったのだです。

「田舎モン」とけなされて、こう開き直ってしまうところ、あっぱれ! と、旗を振りたい気分になりました。

パリの人たちはそういう態度をするから、田舎モンから嫌われるているのです! それなのに、パリっ子たちは週末や休暇シーズンにはこぞって田舎に繰り出します。田舎にある古民家を別荘を持つ人は多いので、衝突が生じます。

フランスでは県のコードナンバーがあって、それが車のナンバープレートに表示されているので、田舎にやって来たパリの人たちはひと目で見破られるシステムになっています。

パリ・ナンバー(75)をつけているだけで、「生意気なヤツが運転しているのだろう」と思われて、意地悪をされる。田舎に住む人が、お隣さんにパリの人が住みついたら意地悪をする。そんな話しは山ほどあります。

フランスとひとくちに言っても、パリと、それ以外の地域は国が違うくらいに文化が違うと感じています。パリの人たちが生意気なのは、そうしないと生きていけない社会だから。でも、それを持ちこまれたら腹がたつ、というのがフランスの田舎ではないでしょうか?

ところが、今年から、県のコード番号を車に表示する義務がなくなりました。これで一番喜んだのは、休暇は田舎で過ごすパリ首都圏の人たちではないかと思っているのですが、どうなのでしょう?…

- 続きの日記へ
(おしゃべりし始めてしまったので、
車のナンバープレートがどう変わったのかを簡単にご紹介します)


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2009/08/22
レストランに入ったとき、「これが食べたい♪」と思わせるものがなかったときは、全く知らない料理を注文する傾向にあります。そういうのがなかったら、めったに食べる機会がないものを選びます。

食べ慣れているものは、おいしくないと思う可能性が大きい。本物を味わってしまっていると、下手にできたものはニセモノに見えてしまう…。

故郷を持っている人は、みんなそうなのではないでしょうか?

本物にこだわる

前回の帰国で、博多もつ鍋というのを初めて食べたのですが、想像していたのとは全然違って、おもしろい。「もつ」と言うけれど、フランスの庶民的料理のトリュップと同じ材料を使うのではないかと思いました。

「おいしい」と言ったら、一緒に食事していた仲間の中にいた福岡出身の友達が、私にむかって「もっと美味しいもつ鍋があるんですけどね…」と、ぽつり。

私はこの友達ほど性格が良くないので、ブルゴーニュの郷土料理のエスカルゴ、ブッフ・ブルギニョン、コッコ・ヴァンなどという料理は、ここならおいしいと分かっているレストラン以外では食べたくないです。

友達がポツンと言った言葉で思いだしたのは、ブルゴーニュにある民宿で出されたブッフ・ブルギニョン。

ほとんど、牛肉が少し浮いているスープという感じだったのです。一緒に旅行していたブルゴーニュ住民の友達と私は、「なに、これ?!」とキョトン…。ところが、一緒に宿に泊まっていた他の地方から来た夫婦は、「おいしい」と、料理をつくった宿のマダムを褒めていました。

それとなく聞いてみると、民宿経営者は他の地方から移り住んだ人だったので、納得。

ブルゴーニュにある宿なので郷土料理を出すという努力は認めますけど、作り方を知らなかったら、お得意料理だけつくれば良いのではないかと思ってしまいました。私などは、ブルゴーニュの人たちには神域である郷土料理を作って友達に食べさせるなどということは、間違ってもしません!

さらに思いだしたのは、数年前、高千穂に行ったときのこと。

夜神楽の時期だったので、地元の方の案内で2軒のお家に立ち寄ってご馳走になりました。今のこの時代に夜神楽の風習が残っていることにも驚いたのですが、誰が来るかわからない席で用意されていた料理のレベルの高さに仰天しました。

高千穂の食卓

比べたら申し訳ないかも知れませんが、食卓を囲んで陽気になっている人たちの姿は、ここ食道楽の国ブルゴーニュと同じ雰囲気でした!

驚いた味の一つに、手作りのユズコショウがありました。これが柚子こしょうなら、今まで食べたことがある瓶詰などの形で売られている柚子こしょうは何なのか?…

各家庭が独特の調合で作っているのだ、との説明をもらいました。それぞれが微妙に違うのでおもしろいのだそうです。2つの家庭で味わわせていただいたのですが、いや~、おいしかったです! 九州の人たちが何にでもユズコショウを付けて食べるという気持ちが、初めて理解できました。


ブルゴーニュ風ラタトゥイユ?

こんな話しを書いたのは、友達がラタトゥイユという南仏料理を作って食べさせてくれたからでした。

ratatouille

ラタトゥイユは南フランスの料理です。ブルゴーニュで作らなくても… と思ってしまうのですが、夏たけなわの今の時期、家庭菜園ではトマトやズッキーニが食べきれないほど実っているのです。それを消化するのに便利な料理なのであります!

写真をとってしまったのは、同じく家庭菜園で大量生産されてしまったパセリがのっていたからでした。

南フランスの人が見たら、パセリがのったラタトゥイユなんてショックを受けるのではないでしょうか?! ブルゴーニュの料理では、パセリとエシャロットをたくさん使います!

トマトが苦手な私にとって、ラタトゥイユは出されて嬉しい料理ではないのですが、友達が調理したものは野菜に歯ごたえが残っていて、色もカラフルで、とてもおいしかったです!

ラタトゥイユをご存じない方のために...
☆ ラタトゥイユの作り方を見せるビデオ: La ratatouille maison

ブログ内の関連記事:
目次: 夏の野菜 ズッキーニについて書いた日記
目次: 食材と料理に関して書いた日記


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