| Login |
2009/10/28
ゴッホの銅像2009年の秋、
プロヴァンス旅行をしたときの日記を一覧にしておきます。

少し住んだこともあるし、何度も行っている地方なのですが、新しい発見もありました。

[続きを読む  Lire la suite...]


2009/10/27

シリーズ記事 【プロヴァンス旅行 2009年秋】 目次へ
その5


前回の日記で書いた修道院は、宗教上や建築物の重要さよりも、ゴッホが入院していた病院があったことを大切にしているらしくて、庭にもゴッホの作品の数々が展示されていました。

Monastère Saint-Paul-de-Mausole

手前は、ゴッホの作品の中でも印象が強いショウブですが、花がないとつまらない! 庭園にはラベンダー畑もあったのですが、時期外れなので剪定して株しかありませんでした。


柿の木を見つけた♪

殺風景な秋の庭になってはいたのですが、たわわに実った柿の木がいろどりを添えていました。



少し前に書いた日記に入れていただいたコメントで柿について詳しくなったところだったので(こちらのページの下の方に、その部分があります)、フランスにある柿の木を観察できる機会ができて感激♪

フランスの柿の木って、こういうものか... と眺める。といっても、日本の柿の木と比べると、なんとなく違うのではないか、という程度しか分からないのですが...。

修道院には病院が付属しているので、患者さんたちのデザートになるのかな?... もっとも、これが食べられる柿なのかどうか分かりません。もしも渋柿だったら、干し柿にすれば良い、などという知恵はフランスにはないだろうし。・・・ などと、余計なおせっかいを考えてしまいました。

ところで、日本人にとっての故郷のイメージは、茅葺屋根の家の前に柿の木があって、家の後ろには小高い山があるという風景なのだ、と、どこかで聞いたことがあります。

そういうのが日本の懐かしい田舎の風景だよな~と、妙に同感したのですが、実際には、庭に柿の木がある環境などでは育たなかった私なのであります!...

にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ
にほんブログ村

[続きを読む  Lire la suite...]


カテゴリー: 食材: 果実 | Comment (8) | Top
この記事のURL | Rédiger
2009/10/25

シリーズ記事 【プロヴァンス旅行 2009年秋】 目次へ
その4


旅行の途中でこのあたりで1泊しなければという理由だけで、サン・レミー・ド・プロヴァンス(Saint Rémy de Provence)で見つけたホテルに泊まりました。暗がりの中で偶然行きあたったにしては魅力的なホテル。ミシュランのガイドブックにも入っていたのでした。

その翌朝、せっかくなので町を観光。


サン・レミーに残る古代ローマ時代の遺跡

以前にも何回か行ったことがあるサン・レミーなのですが、記憶に残っていたのは、この遺跡だけでした。

les antiques

Les antiquesと呼ばれる、古代ローマ支配の時代の遺跡です。町外れにあるのですが、これほど見事なものが忽然と立っているのが異様に感じるので印象に残るのです。

右手に見える死者記念塔(Mausolée: モゾレ)の方は、全高18メートルの塔で、古代ローマ時代の遺物の中では最もよく保存されているもののひとつだそうです。

すぐ近くにある古代ローマ時代の都市(Ville antique de Glanum)も見学しようと思ったのですが、朝が早すぎる。この入場料もとられないで見れる2つの遺跡をあらゆる角度から眺めながら、古代都市スペースが開館しそうな時間を待ちました。

*Glanum(グラヌムとは、南フランス・プロヴァンス地方にあった古代ローマ時代の都市。

まだオープンしてはいないはずなのに歩いていくカップルがあったので、都市の遺跡の入り口の方に向かいました。その人たちが戻って来るのとすれ違うことになり、休みの日だと告げられました。

フランスの博物館はたいてい火曜日が休みなのですが、ここのように月曜日が休みというのもあるのですよね。ヴェルサイユ宮殿も月曜日が休みだった...。

そもそも、休館日だというのは明確にはされていませんでした。その中にあるローマ時代の料理を食べさせるレストランは月曜日が休みだというのは大きくでていて、そこでがっかりはしたのですが、遺跡にまで入れないとは分かりませんでした。

「今日は入れない」と教えてくれたカップルと、休館日がはっきり掲示されていないことへの憤慨、せっかく来たのに...というガッカリ感を分かち合いました。


古代遺跡は、ゴッホには何のインスピレーションも与えなかったの?

旅先で、思い通りにいかなかったことを嘆いても仕方ない。近くにゴッホが入院していた精神病院があるという標識があったので、そちらを見学することにしました。

こちらもオープンまで少し時間があったのですが、前回の日記に書いたように「ゴッホの世界散策道」というのがあったので、そのコースを少し歩いてみました。

ふと、不思議に思ったことがあります。

ゴッホはサン・レミーの精神病院にいたときにたくさんの絵を描いていながら、すぐ近くにあるLes antiquesの絵は描かなかったらしい。

これだけ立派な遺跡なのに...。でも、ゴッホはこういう建造物からは全くインスピレーションを得なかったのでしょうね…。

考えてみると、上に写真を入れたような建築物がゴッホの絵になっていたら違和感があるかも知れない...。

☆ ゴッホの世界周遊コースのスポットの紹介サイト: Parcours Van Gogh à Saint-Rémy
☆ サン・レミーでゴッホ画描いた142枚の絵画を紹介したサイト: The Vincent van Gogh Gallery - The Saint-Rémy Period


ゴッホが入院していたサン・レミーの病院

オープンの時間になったので、耳を切り取った事件をおこしたゴッホが入った精神科病院がある修道院に行きました。

入り口を入って目に飛び込んでいたのは、
このゴッホの銅像 ↓
ゴッホの銅像

ヒマワリの花を数本を持って、茫然と立っているゴッホ。茫然と書いてしまいましたが、俺の信念はまげないぞ!、という毅然さも伝わってきます。

でも、普通にヒマワリの花束を持ったら、全部一緒に束ねて持つものなのに、右手に1本だけ持っていて、それが下に向いている...。

どなたの作品か知りませんが、強いインパクトを与える彫刻でした。


さて、内部に入って見学したゴッホの寝室は、「こんな感じ」と再現されただけのもののようです ↓

ゴッホの寝室

置いてあったイスに絵の具が少しついていたので、ルノワールのアトリエを訪問したときのことを思い出しました。でも、雰囲気を出すためにしただけなのだろうなと思って、「本物ですか?」と受付けの人に聞いてみることをしませんでした。

★ルノワールのアトリエを見学した時の日記: 画家ルノワールの墓地で盗難があった! 2006/08/18

後世にには多くの人から愛されたゴッホが、こんなに小さな部屋に住んでいたのだ... と心が締め付けられる思いを抱かせるという点では、オーヴェル・シュール・オワーズの方がずっと勝っていました。

ここでは、ゴッホの作品(複製)を飾っているのが気に入らなかったのです。自分の作品を、こんな風に壁に掲げているはずはないではないですか?...

ゴッホが入った精神病院は、11~13世紀に建てられた修道院の中にあります。 


Monastère St Paul de Mausole


ここでゴッホも過ごしたのだ... と、しんみりさせられたのは、見事に保存されていた回廊でした。

修道院の回廊: Cloître Saint-Paul de Mausole


修道院の回廊が好き

四角い庭を囲む修道院の回廊というのが、私はとても好きなのです。こういうところを歩いて瞑想にふけることができるなんて、なんと幸せな生活…。

フランスでは、修道僧にならなくても、こういう回廊があるお家(つまり昔は修道院だったのを家にしている)というケースがあるのです。

修道院をお家にしている農家を見学したときには、このゴッホの修道院と同じくらいに見事な回廊があって(記憶ではもっと美しかった)、鶏が回廊をチョロチョロ歩いていたのでありました!

ゴッホが入ったのは修道院で、質素な病室しかなかったとしても、こういう回廊を歩ける環境というのは悪くありません。現在のコンクリート造りの病院なんて、味気ないにもほどがありますから!

このゴッホが入院していた精神病院は、修道院(Monastère Saint-Paul-de-Mausole)を保存しながら、現在でも精神病院として使用されています。

フランスの精神病院というのは、恵まれた環境にあるものが多いのですよね。修道院とか、お城とかの歴史的建造物。

建物の見学に行って、私もこういうところで暮らしたいと思ってしまうことがあります!

重要文化財の修道院が刑務所になっているなどというのもありますが(思い浮かぶのはAbbaye de Clairvaux)、そういうところは敷地内に修道院があるというだけで、勝手に回廊で歩くなどということはさせてはくれないでしょうから候補から外します!

ブログ内リンク:
★ 目次: 画家、彫刻家、建築家の足跡を追って  » ゴッホ(Vincent van Gogh)
★ 目次: 教会など宗教建築物に関する記事


にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ
にほんブログ村

[続きを読む  Lire la suite...]


2009/10/24

シリーズ記事 【プロヴァンス旅行 2009年秋】 目次へ
その3


人々に感動を与える仕事を残したり、社会の貢献した人は、この世に生を得た価値があったと満足でくるので幸運な人生だったと羨ましく思います。

でも、そうだからといって、その人の一生が幸せだったとは限らない。それが、生きることの公平さなのかもしれない。どんなことをした人でも、同じように死ぬことができるという公平さと同じで...。

ゴッホが描いた絵を見ると、生きることの辛さをしみじみ感じてしまいます。

彼の作品が特に好きというわけではないのですが、フランスを旅行しているときにゴッホゆかりの地を訪れると、彼の足跡をたどりたくなります。


オーヴェル・シュール・オワーズ時代のゴッホ

パリからそれほど遠くないところにあるオーヴェル・シュール・オワーズ(Auvers-sur-Oise)に行ったときも、くまなく歩いてしまいました。

オーヴェル・シュール・オワーズ市にあるゴッホ兄弟の墓 (右は弟テオの墓)↓

Tombes de Vincent et Théo Van Gogh

ツタで覆われただけの質素な墓。仲良しだった兄弟が一緒に眠っています。これもまた痛々しくて、ズシンとくるものを感じてしまうのですよね…。


印象派の画家の足跡をたどる観光では、楽しめる工夫がしてあるのが好きです。その地点から描いた絵画があって、実際の風景と見比べることができるのが興味深いです。

旅行したついでに、文学者のゆかりの地や生家なども訪問するのですが、画家の作品に思いをはせながら風景を眺めるという楽しみがないので、よほど好きな作家でないと感動はしません。


例えば、かの有名なゴッホの描いた
オーヴェル・シュール・オワーズの教会↓

[続きを読む  Lire la suite...]


2009/10/23

シリーズ記事 【プロヴァンス旅行 2009年秋】 目次へ
その2


レストランで何を食べるかを選ぶときには、自分が好きな食材を使ったものの中で、自分の家では食べないものを第一条件にしています。

気をそそられるものがなかったら、何だか分からないものを注文します。


トローのステーキ

前回の日記に書いたレ・ボー・ド・プロヴァンス村のレストランに入ったときも、迷わずにこれを注文しました。



注文したとおりにsaignant(レア)で焼いてくれたのが嬉しかったので、食べかけて切り口が見えるところを写真でおさめました。

「なあんだ、ただのステーキとフライドポテト?」とはおっしゃらないでください!

お品書きをめくっていて目をひかれた文字は、これでした。

文字にミスがありますが許してあげてください

トローの骨つきあばら肉のステーキなのです。
フランスでも、トローを食べられる地域はかなり限られているはず。

taureauトロー)とは、去勢されていない雄牛のこと。

闘牛に使われる牛の種類なのです。南仏には闘牛場がありますので、この牛を食べる文化があるらしい。

以前にもプロヴァンスで食べたことはあったと思いますが、今回のは肉が柔らかったし、焼き加減も良かったので、とてもおいしかったです。

トローでも最悪なのは、闘牛場で命を落とした牛の肉ではないでしょうか? 極度のストレスで固くなってしまった肉などはおいしいはずはないと思うのですが、闘牛が終わった後に売り出される肉はファンには人気がある貴重な食材なのだとか。

私が食べたのは、闘牛用のではなくて、食肉として飼育されたトローだったはずです。


野良猫の親子と分け合って食べた

ところで、「コート(côte)」と呼ばれる骨付きあばら肉は大きな部分です。このレストランではトローの薄切り肉の煮込み料理もあったのですが、コートの方は美味しい部分なので、こちらを注文しました。

上に入れた写真は断面図を見せる角度で撮影したので大きさは見えないと思うのですが、かなり大きな肉でした。

幸いにも、中庭で食事していたレストランにはノラ猫親子が現れたので、彼ら親子と分け合って食べました。



ウエートレスの女性は、猫の親子を見ると追い払っていたのですが、しっかりと戻ってきました。

骨つきの残り肉をあげたら食べてくれると思ったのですが、庭を汚さないようにという配慮と、ウエートレスさんに見つからないようにという配慮で、肉を小さく切ってあげるので大変でした。

レストラン側にしては、衛生に悪いとクレームをつけるお客さんのために追い払いたかったのでしょうけど、いいじゃないですか?...

私のところでお腹いっぱいになる肉を食べた親子は、食事が終わったテーブルに行って、子どもたちになぜてもらっていました。

ホームレスの生活は厳しいだろうけど、親子猫ちゃんには元気に生き延びてもらいたい...。


トロー(taureau)と呼ばれる牛がいた

食事を終えてから村を出たのですが、平野に降りると、牧場のかなたにトローたちの姿が見えました。

taureaux

ごめんね。お仲間を食べちゃった…。

ちなみに、写真に写っている白いものは、カメラを向けたら飛んできて入った鳥たちです。私には見かけない鳥なのですが、サギかな?...


プロヴァンスで食べる「トロー」と呼ばれる牛は、こういう黒い牛のはず。闘牛に登場する牛ですが、正確に言うと「Taureau de Camargue(カマルグのトロー)」と呼ばれる品種の牛でしょうか?

* カマルグとは、フランスで最も大きい面積を誇るアルル市に属している地中海に面した湿地帯で、フランスで生産される米の産地であり、フラミンゴなども生息している自然の宝庫です。

フランスの牛には色々な種類があります:
☆ Wikipédia フランスの牛の品種一覧ページ: Race bovine française


普通の牛でも、去勢されていないオス牛は「トロー(taureau)」と呼ばれます。

ブルゴーニュで見るトローと呼ばれるシャロレー種の肉牛については、
過去の日記に写真を入れてあります ↓
「雄牛がいる牧場には入るな」と言われて 2006/05/06

でも、こういう雄牛は種付け用であって、あまり食用にはしないではないでしょうか? 少なくともブルゴーニュではトローという名を残した肉料理は食べたことがありません。

去勢されていない雄牛も食用になるのだそうですが、乳がでなくなった乳牛と同じように、安物の肉となって市場に出るのか?... トローは、普通のオス牛(ブッフ)より肉が固いと言われます。




にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ
にほんブログ村

[続きを読む  Lire la suite...]


2009/10/22

シリーズ記事 【プロヴァンス旅行 2009年秋】 目次へ
その1


イタリア旅行の帰り、典型的なフランスの美しい村に立ちよりました。

レ・ボー・ド・プロヴァンスLes Baux de Provence)という名の村。

オリーブ畑の向こうにある岩山に見えるのがレ・ボーの村 ↓
Les Baux de Provence

レ・ボー・ド・プロヴァンス(Les Baux de Provence)は、フランスの最も美しい村協会(Plus Beaux Villages de France)に加盟している村です。

「ボー(Beaux)」とはフランス語で「美しい」という意味があるので、「プロヴァンスの美」のように聞こえてしまう村の名前なのですが、レ・ボー村の「ボー」はプロヴァンス語で「切り立った岸壁」という意味がある「Bau(Baouと発音する)」から来ているのだそうです。

フランスの最も美しい村協会については、過去の日記でも時々書いています。
例えば、こちら ↓
美しい村で開かれたトリュフ市


プロヴァンス地方独特の美しい村なのですが、有名な観光スポットになっていて、完全な観光村。

Wikipédiaによれば、レ・ボー・ド・プロヴァンス村の住民は450人だそうですが、この丘の上にある古い地域には22人しか住んでいないとのこと。そんなものでしょうね。

夏に行ったときには細い道を埋めてしまうほど観光客がうごめいていたのですぐに退散し、真冬に行ったらゴーストタウンのようになっていました。

いくら美しくても、生活の匂いがただよってこない村は余り好きではないのです。

というわけで、この村にはそれほど魅力を感じず、長居をしたことはありませんでした。今回は観光シーズンが終わろうとしている時期に訪れたので、ちょうど良かったようです。


レ・ボー・ド・プロヴァンス城が気に入った♪

村にあるお城を見学することにしました。この見学が素晴らしく良かったです!

Château des Baux de Provence

中世の要塞なのですが、ここは完全な廃墟。それなのに、なぜ見学に感激してしまったかと言うと、耳で聞くガイドの説明が実に良かったからでした。

言語を設定してくれるので、「何語が良いですか?」と聞かれました。

こういう場合、「ありません」と申し訳ない顔をされるのが面白くて、たいてい「日本語」と言うのですが、ここにはちゃんと日本語があったのでした。

驚き…。そんなに日本人が来るのでしょうかね?

係の人がガイドの器具を日本語にセットしてくれるのを待ちながら、少し迷いました。

フランスでも稀に日本語が用意されていることがあるのですが、たいていヘンテコリンな日本語なのです。それに、フランス語で見るものはフランス語の方がボキャビュラリーがあるので、変に日本語にされると意味がとれなかったりもする...。

フランス語にセットしてもらおうかな?… と迷っているうちに、器具を渡されました。

まあ、いいや… と歩き出す。

すぐにスイッチを入れて説明を聞いてみました。どうしようもない日本語だったら、受付に戻ってフランス語にセットしてもらい直そうと思ったからです。

どこかの方言があるような発音でしたが、大丈夫そう。もっと長く聞いてみると、実にしっかりした日本語だと断定。

見学スポットがあるところに立っているパネルの前で、そこに書いてある番号をインプットすると説明が聞こえてきます。

全く違和感のない翻訳がなされていただけではなく、説明はとても良くできていました。

もっと詳しいことを知りたい人は何番を押してください、という風になっていて、中世の城での生活、プロヴァンスの歴史から文学から、非常に詳しい話しが聞けました。

そもそも、ここにあるのはほとんど壁しか残っていない中世の廃墟なので、説明がなかったら、何だかわからないものを見て回るだけになってしまう場所なのです。それが、まる1日だって楽しく過ごせるくらいの説明がありました。

メモ:
城の石は岸壁をくりぬいて、くりぬいた石は建築用に使ったのだそうです。
昔は海の底にあった土地。そう言われて地面を見たら、石に貝殻の化石で入っていました。
この城には井戸がなかったのだそうです。雨水をためるシステムになっていました。


足元にあった岩をよく見ると、貝殻が入っていました ↓

古代におこった地形変化で、海底がこんな丘の高さまで隆起してしまうのですね...。


プロヴァンスの青空のもと、眺めも最高!

城の塔から民家のある村を眺めたところ

残念ながら、お昼を食べに行かなければならない時間が近づいているので、途中から説明をはしょって、2時間くらいしか城の敷地内では過ごせなかったのが心残りでした...。


昼食は、村の中にあるレストランで、観光客向けの料理をいただきました。
何を食べたかご想像がつきますか?

- 続く -


にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ
にほんブログ村


カテゴリー: 建築物 | Comment (2) | Top
この記事のURL | Rédiger
2009/10/20
今年は変なお天気の年でした。寒いより暑い方が好きなので、文句はないのですが、秋がなくて、いきなり冬に突入した年になったようです。

9月に、もう枯れ葉の季節になったの?! と驚いたら、葉が枯れているのは雨が降らなかったからだと気がついたりしたのでした…。


しばらく南の方を旅行していて、ブルゴーニュに帰ってきました。

今年の秋は夏のような天気が続いていたのですが、南の方を旅行していたのでさらに夏が延長した結果になりました。イタリアでは、まだ海水浴している人たちがいたし…。

留守にしていた間に、突然冬がやってきたらしい。ブルゴーニュの友人に電話してみたら、氷点下7度くらいになったと言っていました。氷点下になったらやられてしまう植物をとりこまないでいたら、一晩でやられてしまったとのこと。


ブルゴーニュ南部に入ってから、秋のブドウ畑を見ようとしたら、
見てはいけないものを見てしまった気分になりました。

こんなブドウ畑に行き当たったのです ↓

2009年10月20日撮影

どうしちゃったの?...
急に温度が下がったので、黄葉しようとしていた葉がやられてしまったのでしょうか?...


本来、10月末のブルゴーニュのブドウ畑は美しいはずなのです。

過去の写真をアルバムで、同じ10月20日に撮影したブルゴーニュ南部のブドウ畑を探してみました。デジカメは撮影した年月日が入っているので便利♪

2003年の同じ日には、こんな風に黄葉が美しかったのでした ↓

2003年10月20日撮影

にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ
にほんブログ村

[続きを読む  Lire la suite...]


2009/10/10
ブルゴーニュのワイン好きたちは、ワイン農家に直接買い付けに行きます。それをやっていると、ワインを試飲してからでないと買う気にはならなくなります。

お気に入りワイン農家が何軒もできるわけですが、何年も昔からやっていると、亡くなってしまう人もいるし、世代交代になったりして、お気に入りを変えたりもします。


ワイン農家の世代交代で生じる3つの可能性

ワイン農家で世代交代があると、3つの可能性があります。

 お父さんのときと同じように、おいしいワインを作り続けるので、ほっとする。

 明らかにワインの質が落ちた、あるいは大変な値上がりをしたので、買い付けに行かなくなる。

 お父さんもおいしいワインを作っていたけれど、若い世代は専門教育もしっかりもしっかり受けるので、さらに、というか格段に良いワインを作るようになったと驚く。

(1) と (3) は良い結果なのですが、けっこう(2)が多いように感じています。

お父さんの代には、自分がおいしいワインを飲み一心で、損得抜きでワインづくりに専念していたけれど、息子さんは父親ほどにはワインを飲まない、あるいは息子夫婦は儲けのことを考える、というのが原因ではないかと感じています。


ワインのレッテルも変える?

ところで、ここ数年、ワインのレッテルが気になっています。ワイン農家で世代交代があると、たいてい若い後継者は今流行りのラベルにする傾向があると感じているのです。

私は伝統的なレッテルが好きなので(モノトーンでドメーンの絵があるなど)、現代風デザインに少しがっかりしたりすることもあります。

フランスは日本ほど商品のパッケージには凝らないのですが、でもやはり、おいしく見えるデザインと、そう見えないのとがありますよね?

銘柄よりも大きく若ご主人の名前を入れるのも流行りのように見えるのですが、これも私には抵抗があります。確かに、フランスのレストランでは、立派なシェフがいるところでは、店の名前ではなくてシェフの名前で呼びますけど…。

先日行ったワイン農家で、レベルが気に入ったという理由だけで買ったロゼ・ワインがありました。


シュバリエ・デオン

買ったのはブルゴーニュのロゼワインです。

腰がしっかりしていて私好みのロゼなのですが、なにしろ2008年ものなので、まだ開花していません。でも、このロゼは来年の夏用に買ったので問題なし。バーベキューではロゼを飲むのが好きなのです。

気に行ったラベルとは、これです ↓

Chevalier d'Éon

左の小さな部分との間に隙間があって、そこからロゼワインの色が見えるのできれい。

この部分は透明になっている1枚のシールなのかと聞いてみたら、2枚に分かれているのだそうです。

「シュバリエ・デオン」という銘柄になっています。

一緒に行った友達が、この騎士(シュバリエ)は女性か男性か分からない人生を送ったので、ラベルのデザインでそれを表現しているのだ、と説明してくれました。

なるほど、しゃれたアイディア!

このワイナリーのご先祖様かと思ったら、そうではない。シュバリエ・デオンが生まれた町トネールのワインなので、それを商標のように使っているとのこと。

こういうアイディアって、早いもの勝ちなのでしょうね。


シュバリエ・デオンを知らないのは私だけ?

ワイン農家のご主人は、シュバリエ・デオンは日本でもよく知られた歴史上の人物なのだ、と言います。

わたし、知らなかった…。

日本で「フランスでは有名な」と言って宣伝しているものの中には、フランスでは全く知られていないものもたくさんあります。

でも、疑うわけにもいかない。日本人なら誰でも知っているのに、私は知らない、というのもたくさんありますから!

そういえば、『ベルサイユのばら』に女性だけれど男性になっていた登場人物がいたな、と思いだして、その人かと思いました。

「ばら(rose)」と「ロゼ(rosé)」は似ているので、ロゼワインを買ってのはしゃれていたではないか、などと喜んだり...。

でも、気になったので、シュバリエ・デオンとは誰なのかWikipediaで調べてみました。

まず、『ベルサイユのばら』に登場する人はオスカルという名前だった! このベストセラーは、断片的に内容を見たくらいで、全く知らない私なのです...。

オスカルとは全く別人物だったシュバリエ・デオンは、本当に日本でも有名なようでした。

シュヴァリエ・デオン / Charles de Beaumont, chevalier d'Éon




でも、日本でシュバリエ・デオンが有名だとしたら、アニメがあったからではないでしょうか? 私はなぜか子どものときから漫画を読む根気(?)がなかったので、この分野では全く無知です。

それにしても、なぜワイン農家のご主人がシュバリエ・デオンは日本で有名だと知っていたのでしょう? 一番ありうるのは、日本にワインを輸出していて、輸入業者の人からそう聞いていた、という背景。

ついでに、これも調べてみたら、出てきました。

 [2007] ブルゴーニュ トネール シャルドネ シュヴァリエ・デオン

にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へにほんブログ村にほんブログ村 トラコミュ フランスのお酒 (ワインなど)へ
フランスのお酒 (ワインなど)



[続きを読む  Lire la suite...]


2009/10/08
ブルゴーニュ特産のアルコール飲料を生産していることで地元では高い評価を得ているジャクロ社に行ったら、カシス・ヌーボーというのがありました。

「ボージョレー・ヌーボー」にあやかった命名で、クレーム・ド・カシスという、ブルゴーニュの食前酒キールには欠かせないりキュールです。

カシス・ヌーボーは珍しいので、飛ぶように売れているとのこと。

キール酒について書いた過去の日記:
ブルゴーニュ白ワイン「アリゴテ」と食前酒キールの関係

ジャクロ社は評判の良い蒸留酒メーカーです。家内工業的なメーカーなので地元を離れると知名度は薄れるはずですが、日本でもジャクロ社の商品は少しは売られているようです:
ジャクロ社の商品を楽天市場で検索

クレーム・ド・カシスのヌーボーを試飲させてもらったら、アルコール度は少し低いものの、カシス(黒スグリ)の香りが強くて魅力があります。

この時期にしか味わえないカシスのリキュールだと思って、1本購入しました。


キールに当たった太陽の光

お天気の良い日、友人たちが庭に集まった食前酒タイムに、カシス・ヌーボーを使ってキールを作ってみました。

カシスの香りが心地よい食前酒のキールを飲んでいたら、ガーデンテーブルに置いたグラスに太陽の光がうまく入り込んだらしくて、グラスの影に十字模様ができました。

ガーデンテーブル


今年は暖冬?

10月に入っても、信じられないくらい暖かい日が続いています。数日前には、今の時期にこの気温を記録したのは1947年だったとのこと。

1947年って、そんなに温暖だったのでしょうか? そのころのワインの当たり年としては1949年があったと記憶しているのですが。

ともかく、10月に入ってからも庭で食事ができる! と喜んでいるこの頃です。少し前、家の集中暖房のスイッチを入れたのですが、その数日後には切ってしまいました。

そろそろ平年なみの寒さがやってくるそうですが、今年のフランスは暖冬になると、とニュースで言っていました。地球の温暖化などという問題を別にすれば、暖かくなるのは大歓迎です!

ブログ内リンク:
★ 目次: ブルゴーニュの古都ディジョンの観光スポットや特産品など


にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ
にほんブログ村

[続きを読む  Lire la suite...]


カテゴリー: 四季、自然 | Comment (4) | Top
この記事のURL | Rédiger
2009/10/07
友人がシャブリのワイン農家に行くというので、連れていってもらいました。

安くておいしいシャブリが手に入るので気に入っている農家で、会社のイベントでお得意さんを接待するためのワインを買うとのこと。

シャブリには気に入ったワイン農家があるので他のところで買う必要はないのですが、友人の車は非常に快適なので遠出する気になりました。

ブルゴーニュ・ワイン地図



ブドウ収穫が終わったばかりのワイナリー

ブドウ選別機、出番を待つワイン樽など…

一緒に行った仲間の中で初めて訪問したのは私だけではないので、農家のご主人はすぐにワイナリーの案内をしてくれました。

醸造所ではキビキビと働いている人たちがたくさんいて、活気に満ちています。

搾りかすのブドウ

ブドウの収穫が終わったのは前日だったとのこと。10月になってからもブドウの収穫をしていたとは驚きました。でも、シャブリはブルゴーニュの北の方にあるので、収穫は遅い時期に行われるのかもしれません。

醸造が始まった段階の新酒の3段階の試飲をさせてもらいました。ブドウジュースとしか言えない状態から、少し発酵が進んでいる状態のワインまで飲み比べました。



近代的な設備が整った、大規模なワイナリーでした。

ワイン協同組合の規模を思わせてしまう規模なのですが、やはり家族経営ならではのアットホームな雰囲気があります。


新酒ワインとペリエの関係は?

私たちが到着したのは夕方で、働いている人たちが家に帰る時間でした。夕食で飲むという新酒をボトルに詰めしていました。



観察していると、みなさんが新酒を入れているのは、例外なくペリエのペットボトル。



ペリエのペットボトルは丈夫だから適しているのか? あるいは、普通のミネラルウオーターのボトルと違って、透明でないところが良いのか?…

つまらないことにも興味を持ってしまう傾向にある私は、このボトルが新酒ワインを入れるのに適しているのかと聞いてみたいと思っていたのに、次々と色々なところを見学させてくれるので、質問する機会を逃してしまいました…。


楽しい初訪問になった

私の好みは家内工業的な小規模生産なのですが、ワイン農家のご主人がとても良い人なので、すっかり気に入りました。

ワインの仕込みで戦場のように忙しい時期だったでしょうに、骨身を惜しまず私たちにワイナリーを案内して見学させてくれました。

でも、お母さんの顔を見たら、「腰がすごく痛い」なんておっしゃる。

私がどこか具合が悪いとすぐに「これが効くから」と薬をくれる友人が一緒だったので、このときも彼女は「痛み止めの薬を持っているので、差し上げましょうか?」と言います。

喜んでもらっていたところからみると、かなり痛かったのだと思います。重い物を動かすので、大変な重労働なのでしょうね…。

ご主人は感じの良いお人柄なので、従業員たちも気持ち良く働いていました。みんな新酒のボトルを持って帰っていくようです。ワイナリーで働くのは楽しいと思える特典ですものね。

前回の日記では、嫌々ながら働いているフランス人たちのお話しを書いたのですが、良い商品をつくれるとか、お客さんに喜ばれるサービスができるとかいうのは、気持ちよく働ける職場から生まれると思えてならないのです…。

見学が終わると試飲です♪
これも、すごい気前の良さでした!



ブログ内リンク:
★ 目次: ワインなどアルコール飲料に関するテーマ


にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へにほんブログ村にほんブログ村 トラコミュ フランスのお酒 (ワインなど)へ
フランスのお酒 (ワインなど)


[続きを読む  Lire la suite...]