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2010/03/27
日本とフランスを行ったり来たりしているのですが、この時期は絶対にフランスにいたい! と思っている季節があります。

ひとつは、夏。
日本の蒸し暑さが耐えられないからです。それだけではなくて、フランスで一番美しい季節だと思っているから。大陸性気候なので強烈に暑いときもあるのですが、フランスでは年齢なんかはかまわずにショートパンツでいられます。

もうひとつは、早春。
つまり、今の時期。

冬の寒さが厳しいので、花が咲きだす春になった喜びがひとしおなのです。日本でも寒い地方に住んでいらっしゃる方は、同じ気分を味わうのではないでしょうか?

つまり、人間って、辛さを味わわないと、喜びを味わえないということなのかな?…


森に咲く黄水仙の花

この写真をブログに入れたいと思っていた写真があったのですが、日付を見ると2週間前でした。

フランス森に自生する黄水仙

小さな村のレストランに行ったとき、早春の森に咲く黄水仙がテーブルに飾ってありました。これが咲くと、まだ寒いけれど春なのだと教えてくれる花なのです。

田舎のカフェなどでは、誰か散歩好きの人がいち早く見つけて持ってきてくれた黄水仙を飾ります。それを見て、「森に行けば見つかる♪」と分かるのです。


早春の森は本当に美しいです。木々の葉がないので日差しを浴びられるために、小さな花がお花畑を作ります。

この時期には森に行くのが楽しくてフランスに絶対いたいと思うのですが、今年は忙しくてまだ行っていません。今日は、やっと一段落してほっとしたところ。明日の日曜日は友人の家に招待されているので森には行けませんが、来週は絶対に行きます~!

いつまで黄水仙が咲いているのか気になったので、自分が書いた日記を検索してみました。
春の森で黄水仙を探す 2009/03/31
早く本格的な春にならないかな?・・・ 2008/03/30
早春の森に広がるお花畑 2006/03/30

黄水仙はもう盛りは過ぎてしまっている感じでした。蕾のうちに摘んで、花瓶で咲かせるのが一番きれいなのに...。ここのところ暖かい日があったので、もう終わってしまっているかもしれない...。

せっかく今年はフランスにいたのに…。

でも、庭にはたくさん咲いています。今年はいつもよりたくさん花をつけているように思います。本当は球根ごととってはいけないらしいのですが、お花を摘んだときに球根ごと来てしまうのがあるので植えているのです。

でも、やはり森でたくさん咲いているのを見て、大きな花束を作りたいです。

5月の初めには森にスズランの花が咲くのですけれど、その頃の私は日本にいるはず…。残念…。

メモ:

今年は変な天気でした。
たくさん雪が降って、いつまでも寒かったのですが、突然暖かくなりました。
それで、庭に咲く花は順番が狂ってしまっています。この花が咲いて、少ししたらこの花が咲いて... という順番があるのに、逆になったり、同時になったりしています。
こういう年の夏って、どうなるのだろう?...


レストランにあった変なお人形

レストランでは、黄水仙が入っていた寝そべり型の花瓶が気に入ったのですが、もう一つ目にとまったものがありました。

変なお人形…

フォークとナイフを持っているので気になりました。

Gault Millauというグルメガイドブックで、優れた若いシェフだと認められたときにもらえるトロフィーなのだそうです。

それにしても、もっと可愛い顔にできなかったのかな?…

ブログ内リンク:
★ 目次: 森や野原に咲く春を告げる花々


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カテゴリー: 四季、自然 | Comment (4) | Top
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2010/03/19
日曜日は地域圏議会選挙(比例代表2回投票制)の第1回投票の日でした。

小さな町の投票場を覗いてみました。

投票用紙

積んであるのが候補者の名前を書いた紙。投票したい人の紙を畳んで、水色の封筒に入れます。

つまり、文字が書けなくても投票できるシステムです。開票する人も下手に書かれた文字を読む必要もないわけなので楽かもしれない。

この紙に何か書いてしまうと棄権と見なされるそうです。つまり、白紙の投票となる。

紙を封筒に入れるは、隠れておこないます。

隠れる場所

向こうに見えるのが、その隠れる場所。
でも、これって、バーゲン会場の試着室と同じ装置ではないですか?…

そう思ったのですが、写真を眺めてみたら、試着するには足の部分が見えすぎなので適していないことに気が付きました。とすると、カーテン代を節約した試着室。


今年の地域圏選挙の第一回投票では、選挙しなかった人の割合がとても高かったそうです。最近の政治は、テレビで見るのも不愉快な場面が多いので、国民が選挙離れしても当然ではないかな?…

ともかく、第一回戦は与党の惨敗という結果になりました。
当然だと思う。今の政治に満足していたら、フランスは崩壊しますよ…。

投票結果が出てくると、テレビでは政治家たちが出てきて、なんだかんだと言っていました。久しぶりに楽しい政治討論でした。全くバカみたいなことをいる人もいるし、さすが政治家は口がうまいなと感心する人もいたりして…。

今度の日曜日は第2回投票の日です。
どういう結果が出るのかな?…

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カテゴリー: 時の話題 | Comment (8) | Top
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2010/03/17
フランスの祭りには、毎年日にちが変わるために、ややっこしいのがあります。

キリストが復活した日とされる復活祭。3月21日(春分の日)の後、満月の日の後の日曜日が復活祭にされているそうです。キリストが生まれたのはクリスマスで変わらないのですから、復活した日も毎年同じ日にしておけば良いのに…。


今年の復活祭は4月4日(日)

復活祭がいつになるかによって決まるキリスト教上の祭日が幾つかあります。それはクリスチャンでなければ関係ないので良いのですが、復活祭がいつになるかは把握しておく必要があります。

復活祭は春らしい陽気になる目安にされるんので、冬の間休んでいたところが復活祭からオープン、などとなるからです。

今年の復活祭は4月4日(日)となっていました。

復活祭の前、つまりキリストが十字架にかかって苦しんでいた時期が四旬節。その時期に突入する前が、今のうちに楽しんでおこうという祭りで、カーニバル(謝肉祭)。

だから、カーニバルも毎年日にちが変わるわけだし、町がカーニバルのイベントをするのは適当に時期を決めるので、いつが本当のカーニバルの時期なのかが分かりません。つまり、カーニバルがあっても、その日がカーニバルをすべき日だとは限らない。


田舎町のカーニバル

というわけで、今ごろがカーニバルのシーズンか… と思いながら、小さな町のカーニバルのイベントを見ました。

カーニバルの行列

太鼓を鳴らす人たちが先頭になって町をパレード。

日本のお祭りでもそうですが、太鼓の音が鳴り渡るのって、なんだか好き。

パレードが広場に到着すると、自転車の曲乗りなど、ちょっとしたアトラクションがありました。

こちらは、口に油を含んで火をつけていた人↓

広場

写真の左手にあるお人形に注目。これが燃されてカーニバルのお祭りが終わるという筋書きです。

この人形は、民族衣装を売っていた店にも飾ってありました。
こんな顔をしています↓

カーニバルにつきものの人形

この人形を何と呼ぶかは、地方、地域によって違うのだそうです。
ともかく、この人形を燃やすことは「カーニバルを燃やす」と言えば良いのだそう。

この人形が燃やされると、寒かった冬が終わる、という気分になります。


気に入った帽子

カーニバルは、仮装がつきもの。

手づくりの帽子を売っていました。

帽子

後ろに見えているのは、中世の女性がかぶっていたターバンのような帽子。

赤い帽子は、中世のブルゴーニュ公国時代の統治者たちがかぶっていた帽子を真似たもの。だから男性用なのですけれど、これが一番気に入ったので買ってしまいました。

最近は中世祭りが流行っているので、またかぶる機会もあるだろうし。
そう思ったのですけれど、夏のイベントでこれをかぶったら暑すぎるだろうな...。この日は寒かったので、この帽子が重宝しました。

シルクのビロードに金糸で刺繍がほどこされています。織物の産地リヨンで仕入れたのだそう。

ちなみに、70ユーロでした。素人でも作れそうなターバン型の帽子は40ユーロだったので、私の赤い帽子は割安だったと思います。そもそも、使っている布地の量からして多いのだもの。なんて、さもしい発想!

帽子を見て、すぐにブルゴーニュ公の帽子と思ったのですが、肖像画を見たら、ちょっと違っていますね...。
ブルゴーニュ公国

ブログ内リンク:
シャプロンとは、どんな帽子? 2015/02/22
★ 目次: ブルゴーニュの歴史


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カテゴリー: 季節の行事 | Comment (2) | Top
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2010/03/08
レストランでは、自分で絶対に作れないような料理を食べるのが好きです。
この1月、おもしろいデザートに出会ったのでメモしておきます。


パセリの色をでしたアイスクリーム

なんと、バナナとパセリのアイスクリーム。

デザート
Chocolat blanc et noix de coco en mousse lègère, sorbet banane - persil

すばらしく美味しかったです。
ただし、バナナの風味が強くて、パセリの方はほとんど感じませんでした。でも、パセリ色がきれい♪

小さな、小さな村にできたレストランです。

初めて行ったときは、お通しにワサビ風味のムースがでてきました。

「白いワサビ? それとも、日本の緑のワサビ?」と聞いたら、緑のワサビを使っているとのこと。フランスのワサビは白いのです。
「こんな僻地に日本のワサビがあるなんて信じられないでしょう~?!」、と笑顔で答えられました。

以前にワサビについて日記に書いていました:
フランスのワサビ : レフォール 2008/07/21


地元の人のご推薦レストランだったのですが、予約をしないと席がとれないそう。でも、繰り返しますが、こんなところには何もないと思ってしまうような村にあるのです。

おいしければ、みんな車を走らせて行くのでしょうね。もうミシュランのご推薦になっていました。


ブルゴーニュの美しい村

レストランがあるのは小さな村といっても、ロマネスク教会はあるし、中世のお城もあって、いかにも田舎らしい愛らしさがあるブルゴーニュの村ではあります。

フランスの町に住む人たちは、休日には田舎に行って過ごす習慣があります。こういうところでお食事をするのは理想だろうな…。この日も、食後は村を散歩して腹ごなしをしました。

お城

お城はかなり傷んでいます。修復できないところを見ると、余りお金がないのだろうな…。

この城の持ち主の親戚関係にある友人が、お里帰りしたとき、この城で作った素晴らしく山羊のチーズを買ってきてくれていたのですが、最近は山羊を飼うのは止めてしまったようです。

その友達のことを、友達仲間は侯爵夫人などと呼んだりしていました。直系ではないので、彼女が貴族の称号を持っているはずはないのですが。


美食に関心がないブルゴーニュ男児は失格?

その彼女が、この村の美しいロマネスク教会で結婚式をあげたのも楽しい思い出でした。白ワインの産地なので、教会の庭でふんだんにふるまわれたワインが素晴らしくおいしかった。

でも、結婚披露宴の席では奇妙なことがおこりました。

ブルゴーニュには一気飲みをはやす歌があるので、披露宴でもそれをやりました。新郎新婦の友達がグイグイと飲み干して、最後に大きなグラスが新郎に回ってきました。

お酒は飲まないとは聞いていましたが、誰もが、そういう席だから無理して飲むだろう、と思って注目。ところが、新婦はグラスに水を並々と注いで、それを飲みほしたのでした!

ヤジが飛び、唖然とした空気になりました。男性の友人たちは「なんで、そんなヤツと結婚するんだ?!」と、ブツブツ。彼女はかなりの美人だったのです。

友達仲間が私に説明したところによると、彼女は旧家なので、「30才にもなったのだから結婚しなければいけない」という親戚からのプレッシャーがあったのだろう、とのこと。フランスは結婚するかどうかは全く自由に見えるのですが、そうはいかない人たちも時々見かけます。

彼女の方はノンキでした。「ワインの買い付けに行くとき、ドライバーになってくれるから便利なのよ」などと言っていたのです。

でも、その後、もっと重要な欠点がでてきたそうです。夫はケチだった!

例えば、彼女が「フォアグラを食べたい」と言って買おうとすると、「そんな高いものはよせ」となったそうです。

それが原因というわけでもなかったのでしょうが、彼らは1年もたたないうちに離婚しました。

しばらくしてから、再婚したお相手に会ったりもしたのですが、やはり彼女は普通ではない人に惚れてしまうらしい、と感じました。

その後、何年も彼女に会っていません。どうしているのかな?…

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2010/03/02

国を統治する人の任務は、国民の食生活を保障すること? その2


毎年、春先に、パリでは農業国際見本市が開かれます。今年は、2月27日(土)から3月7日(日)までの開催。
☆ オフィシャルサイト: Salon International de l'Agriculture 2010

2010年のポスター


さすがフランスは農業国なのですね。ファッションショーのニュースはほとんど出てきませんが、この農業祭は会場の準備が始まったころから連日報道されます。農業関係者にとっては商談をまとめたり、コンクールがあったりと大事なイベントなのですが、一般の人たちの関心がとても高いのです。

家畜の数は今年は3,500頭とか。広い会場は巨大な農場となってしまうので、見本市はパリ・ファームとも呼ばれています。市内で農村に行けた気分になれるのが魅力なのでしょうね。大人はもちろん、子どもたちのアトラクションもあるし、1日楽しめます。

特に、田舎に飢えているパリっ子たちが会場に押し寄せます。

でも、すごい混雑ですよ~! 人口の少ないフランスで、息苦しいほどの雑踏にあって驚いたのは、この見本市だけでした。有名観光地のベルサイユ宮殿やモン・サンミッシェルなどには観光客がたくさんいますが、そんなものではないです!


農業祭は政治家のアピールの場?

大統領選挙がある年などは大変。候補者が見本市で鉢合わせということがないように調整されて、「今日は誰々が来ました」とテレビで報道しています。ここでどんな顔をするかで投票数が左右するようです。

家畜たちをなぜて、生産者が食べ物をさしだせば何でも食べたり飲んだりする、というのが理想の姿。先代のシラク大統領は長い時間会場にとどまって、大いに愛想をふりまき、農業者たちからは大変な人気を集めていました。

今年は地方選挙を控えているので、政治家たちははりきっているはず。でも、この週末には嵐になって、フランス北部では水害の犠牲者もたくさんでたので、ニュースではそちらの報道で賑わってしまいました。

そうなる前のこと。


今年の話題は、大統領がオープニングをしなかったこと

今年の見本市のトップニュースは、慣例を破って、大統領がオープニングセレモニーに参加しなかったことでした。そんなに騒がなくても良いのに、と思うほどの報道でした。

去年だったかには、インターネットでサルコジ大統領に関係したものは消してしまう無料配布ソフトが出たのですが(ポルノ禁止と同じだから簡単にできたソフトだったそう)、それが人気を呼んで、かなりのダウンロードがあったそうです。だから、テレビに出てこなかったら喜ぶ人も多かったと思うのですけど...。

結局、大統領は日曜日の開幕式に出ることにしたそうです。
追記:
土曜日の朝のニュースで、大統領は会場がオープンしていない時間に現れたれた、騒いでいました。前夜は午後11時まで特別オープンしていた日だったので、出展者たちは疲れて朝の準備にも遅れてきていたのではないでしょうか? プロの人たちは週末前に引き上げるのだと聞いていたので、さっと登場するには一番適していたのでしょうね。もちろん、困っている農業者たちに補助金を出すという手土産を下げての来場。でも、そんなにコソコソやらなくても...。



フランスのニュースを追っている方だったら、サルコジ大統領がオープニングセレモニーに出なかった理由は簡単にご想像がつくと思いますが、ストーリーを簡単に書いておきます。フランス語がお分かりになる方のためにはビデオ。

理由:

1) サルコジ大統領は、大統領に就任して初めての農業見本市。社交界のお披露目のように注目されていたのに、ヘマをやってしまったのでした。
愛想よく「ボンジュール」と来場していた人たちに握手をしようとしたら、それを拒んだ人がいたので、ヤクザ映画のせりふのような罵倒言葉を吐いてしまったのでした。その映像がインターネットで流れて、ひどく問題になりました。
流行語になった発言のビデオ: Sarkozy : casse toi pauvre con!

2) その翌年、つまり去年は、オープニングセレモニーの時間を早めて、一般の人なんか来ない時間にしました。なんだか変だけれど、みんなから声援を受けている人気者の大統領の姿がテレビに映し出しました。
ところが、サルコジの熱狂的な支持者たちをサクラとして集合させて、それを警官で囲んで守ったということがばらされてしまった。
それをあばいた風刺ニュース解説のビデオ: Sarkozy au Salon de l'agriculture 2009

3) 今年も去年と同じようにすれば良かったのですが、農業者たちの反発が高まっている今、どんな目に会わされるか分からない。支持率もひどく落ち込んでいるから、ヤジを飛ばすのは農業者たちだけではない可能性も高い。
来場者が少なくなったイベントの終わりで、ちらりと登場することにしたのは懸命でしょうね。でも、農業を大切にしない大統領という評判の裏書をしてしまうのは問題。でも、どうでも良いのでしょうね…。

また何か面白いビデオが流れるでしょうか? 3月7日です。会場は警察官がいっぱいになるでしょうから、そのときは間違っても行きたくないですね。



パリ農業国際見本市のオープニングセレモニーを大統領がしないとニュースが騒いでいたとき、そんなに大事なことなのかな?… と不思議でした。でも、前回の日記(高千穂の神社で教えてもらって感心したこと)で書いた天皇の役割の話を思い出したら、なんとなく納得できた思いがしました。

一国のあるじは、なによりも国民のお腹を満たす農業を大切にしている姿を見せないといけない!

オープニングセレモニーを大統領がやらないと騒がれたとき、代役をつめることになった農相がラジオで言っていたそうです。
「パリ農業国際見本市は農業者だけのものではなく、フランス国民のためのイベントだ」


以前に書いた農業見本市の日記:
牛の顔に見えたフランスの姿 2008/02/24
パリ農業国際見本市のマスコット: Titineちゃん 2007/03/09

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