夜の8時というのは中途半端な時間です。会社からいったん家に帰って、着替えでもして出なおせる時間に設定するのでしょうか?
夕食をどうするか、という問題が発生します。日本なら午後5時とか6時から食事することができますが、フランスでは早くても7時ころからです。レストランもそのくらいにならないと入れません。
といって、コンサートが終わってからレストランなどに行くと、今度は遅すぎて入れてくれないということになります。
パリのように夜も賑やかな町なら、夜遅くでも食事できるところに事欠きませんが、田舎町だと午後10時ころに入れるようなレストランはほとんどありません。
◆ 軽食が一番?
みんな、どうしているのかな?… と思うのですが、何かかじる程度で夕食代わりにしてしまう人が多いのではないかと思います。
先日行ったコンサートでは、幕間にサンドイッチを食べることにしました。フランスのクラシックコンサートでは、シャンパンを飲むのが定番。でも、さすがブルゴーニュなので、ワインも美味しいものが置いてあります。銘柄も選べたりします。
フランス式サンドイッチはフランスパンが命ですが、皮がカリカリしていて、けっこうおいしかったです。ブルゴーニュは食道楽の土地なので、変なものは置いていたら誰も買ってくれないからだと思います。
パリの駅にあったポールでサンドイッチを買って電車の中で食べたときには、余りにもまずかったので、市販のサンドイッチは二度と食べまいと思ったのでした。
コンサート前の夕食をどうするかという問題で、ピクニックをしている人たちを見て良いアイディアだと感心したのですが、その後、実行したことがありませんでした。
★ そのときの日記: 田舎のコンサートの前には、ピクニックが最適 2008/07/11
この修道院でのコンサートの後、ピクニックの用意をしてくれば良かったな、と反省したことがありました。
◆ 素人コンサートに行ったときのこと
小さな村で行われたコンサート。そのときのことを日記にしようと写真の加工だけしていて、何も書いていなかったらしいことに気が付きました。
合唱団に入っている知人に誘われて行ったのですが、コンサートというよりは、音楽愛好者の発表会のようなものでした。
↑ 指揮者へのお礼に、子どもがワインを渡しているのが面白かったので撮影した写真
早めに行って、城を見学したり、近くの植物散策コースなどを散歩したりしました。廃墟に近いお城の中庭が会場だったのですが、小さな村なので商店などない。
よく歩いたのでお腹がすいてきました。会場の一角でボランティアの人たちが軽食や飲み物を出すところを作っているのがオープンしたので喜びました。ブルゴーニュなのでワインなどの飲み物がありましたが、お腹にたまる食べ物は1種類だけ。
フランスで食べたことがないものだったので、それを注文しようと思いました。
一緒にいたフランスの友人たちは、「そんなものは食べたくない!」と言いはるのですが、他には何もない! どこかに車で食べ物を探しに行く時間もない。
珍しいものを食べられるチャンス♪ と、私は喜んだのですが…
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見事だなと思うのは、例えば、野生のラン。色々な種類が次々に咲くのですが、今の盛りは、背の高い種類です。背が高いものは50センチくらいになっています。
村の入り口にさしかかるところの斜面に、野生のランがたくさん生えていました。
この花は日当たりが良いところが好きらしくて、道端にもよく咲いているので珍しくはないのですが、このくらい密集しているのは珍しいです。道端の草刈りで切られてしまう花も多いのです。
最近は不景気なので、自治体は予算削減で道路の草刈りの頻繁は減ったように感じます。保護する価値のある植物を刈り取らないで、というエコロジストたちの働きかけもあるようです。道路標識があるところや、曲がり角のところだけ刈ってあるのも目につきます。
良いことだと思います。道路わきを芝生のようにきれいに刈り取っておくより、花々が咲いていた方が美しいですから!
*ビデオを探してみたら、すごい機械もありました: ILFS 1500 FRANCE 11 mt
どうやって刈っているのかなと思うところは、こんなのを使っているのでしょうね。
上に入れた写真の蘭の名前は、Orchis brûléという種類だと思います。きれいな拡大写真を入れているサイトがありました。
数メートル離れたところにもポツポツ咲いていました。
牛たちはお花見物をしていたのではなくて、私を眺めていたのだと思います!
野生のランを検索していたら、アルプス地方に咲く野生植物のサイトがありました。ランを検索してみたら、57種類を詳しく紹介しています。半分以上はブルゴーニュの平地でも見かけるランだと思いました。
関連テーマのブログ内リンク:
★ 目次: フランスの田園に咲く野生のラン
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最近のフランスは日本食ブームなので、見るからに「まずそう…」とうなるようなお寿司のパックはスーパーなどで売っていますが、お刺身は見たことがありません。
フランスにいるときに日本食が恋しくなることはないのですが、フランス人たちが食べたいと言うので、かなり頻繁に刺身を作っています。
◆ 早く気がつけばよかった...
魚のおろし方なんか知りません。いい加減に3枚おろしをしていたのですが、最近、フランスの魚屋さんだって、そこまではできるのだ、ということに気が付きました。魚をソテーにしたい人は、それをやってもらっているわけなのでした。
さすが魚屋さんなので、きれいに下ごしらえしてくれます。少なくとも、骨にたくさん身を残してしまう私よりはお上手。
刺身にできる魚で、簡単に手に入るものの一つに鯛があります。フィレにしてもらえば、あとは刺身の大きさにスライスすれば良いだけなのです。これに気がついてからは、刺身を作るのは画期的に楽になりました♪
鯛をフィレにしてもらうときは、「頭や骨はもらいますから」と断ります。だって、スープにできるのですから捨てられるのはもったいない。
「もらいます」と言っても、魚屋さんが切っているのを監視します。顔見知りの魚屋さんでないときは、とくにそう。頭だけ欲しいのかと思う人もあるので、骨を捨てられそうになったら「わぁ~!」と叫んでゴミ箱には入れないようにします。
◆ 初めて、お頭つきにしてみました
また、お刺身を食べさせなければならなくなりました。魚屋さんに行ってみると、まあまあのマグロがある。サーモンも合格。お刺身にするのが好きなホタテ貝やラングスティーヌがないのは残念。
鯛をフィレにしてもらいました。
魚屋さんが3枚おろしにするときには人によって切り方があるらしい。今回のは、頭としっぽをざっくと切り落としてからフィレにするのではなくて、頭から尻尾までが骨でつながった形になっていました。
この形なら、鯛のお刺身を乗せてみたらどうだろうか、と気が付きました。
ちょうど良い。刺身の材料が3種類しか手に入らなかったし、用意した分量も少なかったので、お頭つきの飾りで豪華に見せようという策略を思いついたのです。
春先は葉っぱもきれい。庭にある葉っぱを選んで、飾りいっぱいのお刺身をつくりました。
少しばかりの刺身だったのですが、見た目にボリュームができました。それに、日本でも出てきそうなお刺身の盛り合わせ、と、自己満足♪
生魚を食べるのは初めてというフランス人に出したらショッキングかも知れないですが、今日の食客は何度も刺身を食べさせている友人たちなので大丈夫。きれいな盛り付けだと褒めてもらいました。
記念撮影するなら、もっときれいに盛りつければ良かった…。でも、食いしん坊のフランス人たちが食卓について前菜が出てくるのを待っているときは、早く出さなければ… と、あせってしまうのです。
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★ 目次: フランスの日本食ブーム
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【 お味噌で料理する その2】
残り物を使った料理が得意、というか、それが好きな私です。材料が限られていて、それで何を作るかというのはクイズのようで楽しい♪
特に美味しかったものが残っていると、それを使って料理にする張り合いがでます。
◆ お味噌のグランタン
この日使うべくして残っていたものは、
・レアに焼いた牛肉のステーキ
・ステーキの付け合わせだった生クリームたっぷりのジャガイモのピューレ
冷蔵庫には、そろそろ使わないとダメになってしまうシイタケと、小さな新玉ねぎ(ペロコス)がありました。この白い玉ねぎの茎は日本のネギの代わりに使えます。フランスにはネギがないので貴重な材料。
それで出来上がったのが、こちらの料理↓
全く美味しそうに見えないでしょうが、とても美味しかったのです。グラタン風なのですが、チーズの代わりにお味噌を使ったのがミソ!
お味噌味というのがとても変わっているし、ステーキ肉の薄いスライスというのもフランスでは珍しいのです。少なくとも、残り物料理には見えないはず!
お知らせするほどのレシピではないのですが、レパートリーにしようと思ったので、自分用にメモさせていただきます。
① シイタケと玉ネギを適当スライスし、ゴマ油でいためる。
② ステーキ肉を薄切りにしたものを①に加え、お味噌とお砂糖をほんの少し入れてかき混ぜる。
③ グラタン皿に油を薄くひいてジャガイモのピューレを敷き、②を上にのせ、ゴマをばらまく。
④ オーブンに入れ、全体が温まった程度でストップ。文字色
お味噌の味の強さが、ジャガイモの生クリームたっぷりピューレで和らいで、不思議に調和していました。
◆ フランス産シイタケ
使ったのはフランスで生産されたシイタケです。ずいぶん前から生産されていると思います。
シイタケは、shiitaké あるいは lentin des chênes という名で売られています。
日本料理を作るときには必需品なので、生産している農家を何軒か知っていますが、温室のようなところで育てていて、原木に菌を植えるという育て方はしていないようです。
生産している農家の人は「フランス人はシイタケを全く知らない」と言いますが、売っているということは、買う人もいるのだと思います。
ところで、お気づきになりましたか?
足をすっかり切ってしまっているのです。写真のように日がたったシイタケだと、足のところを切れば良いわけなのですが、もう切る部分がない!
それに、足がついる方がシイタケは美味しそうに見えると思うのですけれど…
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農家の人に足がないのを指摘したら、足つきで売ったらお客さんから嫌な顔をされるからできないとのことでした。足の目方までお金をとるとみられるからのようです。少し安い値段にすれば同じなのだと思うのですけれど、だめなのですって。
で、足をみんな捨ててしまうのはもったいないと言うと、「確かにそうなのだ」とおっしゃる。捨ててしまうなら、足でスープを作るように勧めてみました。次に行ったときには、シイタケの足のスープはとてもおいしかったと喜ばれました。
フランス人は、キノコの足は食べないのですよね。マッシュルームは少し足がついて売られていますが、料理するのを見ていると、みんな切り取ってしまっています。
マッシュルームはフランスも日本も足の長さは同じではないかと思うのですが、フランスでは下のように長い足はついていませんね…。
ホワイトマッシュルーム
シイタケも、私が日本から持ってきたものを足つきで調理すると、フランス人は足の部分は食べないで残します。ステーキを食べても脂身の部分を残すので、食べない部分を残す習慣があるのかな?…
シイタケを切って調理したときには、どこが足なのか分からないだろうと思っても、ちゃんと残されたので感心しました。それ以来、シイタケもマッシュルームも、フランス人に食べさせるときは足を切り落としています。
フランス人は、かなり締まり屋さんです。人が頻繁に出入りするレストランのトイレだって、出るときには電気のスイッチを切るのですから!
それなのに、食べ物に関しては、おしげなく捨てる部分が多いのが不思議です…。
ブログ内リンク:
★ フランスで、どのようにシイタケが栽培されているのかを見学 2013/01/10
★ 目次: フランスで食べるキノコ
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【お味噌を使って料理する その1】
得々として私に話すフランスの友人がいました。ラディッシュやカブの葉などは捨ててしまうけれど、食べられるのだと、雑誌だか新聞だかで読んだらしい。
でも、それって、日本では珍しくないですよね?!
◆ 人参の葉は食べない?
相手は得たばかりの知識を続けて、「でも、人参の葉だけは食べられないのだって」と言います。
でも、日本で、京都特産という人参の葉が、かなりのお値段で売られていたのを覚えているのです。
「日本では普通に人参の葉も食べる」と反発しようと思ったのですが、確信が持てないので調べてみました。
やっぱり、食べる!
今の時期だから味わえる葉付きニンジン丸ごと捨てるところナシ!
葉っぱも実も天ぷらや人参ご飯に
思い出せば、人参の葉っぱが売られているのを見た後、人参の新芽なら京都産と同じではないかと実験したことがありました。フランスの家庭菜園で間引きした人参の葉をキャラブキにして、フランス人たちに出してみました。
みんな一口食べただけで終わり...。
フランス人って、気に入らないと絶対に食べないのです。病気になったり、死んだりするわけではないのだから、せっかく作った人のことを思って無理して食べれば良いのに!!! そのかわり、「おいしい」と言ってくれたときには「本当に美味しいのだ」と確信できるので嬉しいのではありますが。
結論として、フランス人が野菜の葉は何でも食べられるけれど、人参の葉は食べない、というのは、人参の葉の苦みが好きではないからではないでしょうか? もちろん、私のキャラブキの出来が悪かったせいもあると思いますが。
あるいは、フランスの人参と日本のは種類が違うのか?… 私が作った人参の葉のキャラブキは、私自身もおいしくないと思いました。
【追記】
人参の葉がフランス人に喜ばれなかったのは、このときの作り方が悪かったのと、ニンジンの葉が悪かったからだと思います。このあと苦い経験を忘れて、時々作るのですが評判は悪くないです。ただし、お味見程度の量にとどめますが。
例えば、こちらの日記:
★ 日本料理を作った夕食会のメニュー 2011/08/10
◆ ラディッシュをお味噌で食べる
フランスでは、ラディッシュを前菜にたくさん食べるときには、バターと塩で食べるのが普通だと思います。
こういう塩を使うのが最高↓
《セル・ドゥ・ゲランド》フルー・ドゥ・ゲランド(初摘み塩)
でも、それではつまらないので、お味噌でフランス人に食べさせてみたら、とても好評でした。
「ラディッシュの葉も食べられるんだって」と友人が言っていたので、葉を入れた味噌で食べさせたくなりました。今までも、味噌汁などの青みとしてラディッシュやカブの葉を使っていたことがあったのですが。
こんなやり方をする人がいるのかどうか分かりませんが、ラディッシュの葉をさっと湯がいて、お味噌に混ぜてみることにしました。お味噌とうまく混じりあわないかと思ったので、ビネガー少々と、ほんの少しの砂糖も混ぜ込む。
それで出来上がったのがこれです ↓
こちらも好評♪ 葉が入っているのでお味噌の辛さが抑えられてよかったかもしれない。
お味噌はかなりフランス人に受けます。チーズと成分が似ているからなのでしょうか? フランス人には異質なものだと思うのですが、味噌汁などは誰でも美味しいと褒めてくれます。
冬の夜、長いしていた友達に味噌汁を作って出したことがありました。何でもあるものを具にして入れればできるので、味噌汁は不意のお客さんには便利です。そんな短い時間で、こんなに味の深いスープを作ってしまうなんてスゴイ! と奇跡をおこしたみたいに感心されました。
そう褒められてしまうと、インスタントの出汁と味噌だけで味がでているなんて種明かしはできません!
でも、ラディッシュに付けて出すような、お味噌のままをフランス人に食べさせて「美味しい」と言ってもらえるには、お味噌の質が良くなければならないと思います。
◆ 愛情のこもった手作り味噌
自慢してしまいますが、ラディッシュに添えたのは、そんじょそこらのお味噌ではありませんでした。農家の方が、農園で育てた無農薬大豆を使って私のために作ってくださたお味噌です。
本物のお味噌は何年も寝かせておけて、しかも味も色も熟成するとのことなので、1年寝かせて食べられる状態になったときにいただいた状態のお味噌の記念撮影を残します。
冷蔵庫に入れたパックを開けると、すばらしい香りがあがってきます♪
大麦 70%、玄米30%、小麦20%、米10%の割合で作った麹なのだそうで、大麦の分量が多いので香りが強いのだとのこと。
合計130%というのも気に入りました。フランスの統計を見ていると、100%に収まっていないのがとても多いのです!
別の日には、もう一品、お味噌で変わったものを作って楽しみました。
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といっても、私が食べたいと憧れているのは、下の写真にある野生アスパラではありません。
朝市で売られているのを撮った写真です。ちょっと(というより、かなり怖い顔の)イカツイお婆さんが売っていたので、遠くからこっそり撮影したのでピンボケ!
これは「野生アスパラガス」あるいは「森のアスパラガス」と呼ばれる種類です。イギリスでも売られているのを見たことがあります。
今の時期にしかないし、野生も食材なので、都会の人には珍しがられる貴重な野生アスパラ。でも、中部フランスの森にはたくさん生えているところがあって、私だって頑張って採れば、このくらい収穫できてしまうほどたくさん生えている場所があるのです。
このアスパラの存在を教えてくれたのはフランスの田舎に住む人たちで、さもすごいもののように言っていました。でも、都会で珍重されているのを知っているのでそう言うだけで、彼らは野生のキノコほどには探しまわらないと思います。
だって、どこに生えているか教えてくれるし(キノコはおいそれとは教えません!)、その場所に行ってみると、誰もとる人がいないかのように、いくらだって生えているのですから!
食べごろが過ぎると白い花が咲きます。
簡単に見つかるほどにはないのですが、生えるところにはやたらに生えると感じます。シャンパン会社の社長さんの家に遊びに行ったときも、お庭の一角にある林がアスパラ畑になってしまっていました。
◆ 憧れのアスパラ: Asparagus acutifolius
南仏プロヴァンスに住む友人と野生のアスパラガスの話しをしたら、全くずれていました。彼女にとっての野生アスパラは、私が見慣れている森のアスパラガスとは全く違うらしいのです。
とても香りが強くて、アスパラを濃縮したみたいなものらしい。オムレツに少し入れただけでもアスパラの香りが広がるのだとか。
森のアスパラガスは、そういう名前で呼ばれるからアスパラだと思うだけで、アスパラを食べている気はしません。
シーズンに南仏に行ったら食べられるのかな?… 命のあるうちに食べる機会があるかな?… と思っていたら、日本市場で売られているのを見て仰天しました。ほんとうに、何でも手に入る日本!
☆ 野生のアスパラガスを楽天市場で検索した結果
私が食べたいと思っている野生アスパラは、これです ↓
野生グリーンアスパラ 500g!!イタリア産期間限定【05P27May16】 |
イタリアの野菜なのに「アスペルジュ・ソバージュ(野生アスパラ)」とフランス語にしているのもあるのが腑に落ちない。でも、日本市場に出ている野生のアスパラはフランス産が主流なので、フランス語を使っているのかも知れませんね。
プロヴァンスの友達が話していた野生のアスパラに見えます。地中海沿岸でとれるそうなので、イタリアにあっても不思議はありません。
下のが「森のアスパラガス」とも呼ばれる種類。全然違うのがおわかりいただけるでしょうか?
↓
アスペルジュ・ソバージュ 200g【05P27May16】 |
ひと月だけのアスパラアスパラ ソバージュ フランスより超高級食材入荷!!
◆ イタリアでは普通に売っているのでしょうか?
ツルンとしたアスパラではなくて、地中海沿岸に生える節があって香りが高い野生のアスパラは、もしかしたらイタリアの方が簡単に収穫できるのかも知れない。
そう気がついて調べてみました。Wikipediaは辞書代わりにも使えるので便利。学名はラテン語でしょうから、フランス語でもイタリア語でも同じですが、イタリア語のぺージ(Asparagus acutifolius)の方が書いてある分量が多いで、フランスより親しみがある山菜なのかもしれません。
収穫している人のビデオも見つかりました:
イタリア語でしょう? 何を説明してくれているのか理解できませんが、最後のゼスチャーで「おいしい♪」と言っているのは分かりますね!
イタリアにお住まいのsinkaiさんが、コメントで野生のアスパラガスを売っていると教えてくださったのですが、イタリアで売っているのは森のアスパラではなくて、私が食べたいと夢見ている野生のアスパラなのでしょうか?
美食の国フランスなのですが、フランスの特産品だと思っている食材も、ルーツをたどるとみんなイタリアに行きついてしまうと感じています。日本独特と思っている食品のルーツが中国にあるのと同じかな…。
アスパラガスもエジプトやギリシャで野生のものが食べられていたけれど、イタリアで栽培するようになったのだようです。
とすると、やはりイタリアには、今のアスパラの原型に見える野生アスパラが多く生えているのではないでしょうか?
香りの高い野生アスパラを食べたいと思ったら、イタリアを狙うのが一番なのかな?…
shinkaiさん、もしこの日記を見てくださったら、イタリアで普通に売られているらしい野生アスパラが、節のあるアスパラかどうか教えてくださると嬉しいです。それから、フランスも南の方では普通の食材になっているのかも興味があります。
コメントをいただいて、イタリアで普通なのは、香りがある野生のアスパラガスらしいと分かりました。
◆ プロヴァンスの野生のアスパラガス
プロヴァンスの友達が話していたのは、この料理かもしれないというのが見つかりました。
Brouillade d'asperges sauvages
料理名にあるbrouilladeというのは、プロヴァンス料理でスクランブルドエッグのことだそうです。
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★ 目次: 春の旬野菜 / アスパラ
★ 目次: 食材と料理に関して書いた日記
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シャンぜリセ大通りの凱旋門からロータリーまでの1キロ、3ヘクタールを農場にしてしまうというもの。1,000人の農業者が参加。トラクターも1,500台。フランスの農業の大半を見ることができるのだそうです。
大がかりな準備をしたのに、この日曜日(5月23日)と、祝日で休みの明日(24日)だけで終わってしまうそうです。そう長くシャンゼリゼを交通止めにすることもできないのでしょうね…。
Nature Capitale - Champ-Elysees
Nature Capitale - Paris Champs-Elysées 22, 23 et 24 mai 2010
この日曜日はパントコートの祭日。ずっと寒かったのに、素晴らしい天気になりました。主催者は200万人が見に来ると予想したそうですが、オープンしたばかりで80万人が来たと推測したそうなので、本当に予想を下回ることにはならないでしょうね。
パリでは毎年、農業国際見本市というのが春先に開かれて、こちらもパリっ子たちがたくさん行くのですが、入場料はけっこう高いのです。でも、今回のシャンゼリゼに作られた農場の方は入場無料。200万人くらい来てしまうだろうな…。
こんな風に「シャンゼリゼを農場にしてしまうのは初めてではないだそう。20年前、1990年6月に「大収穫(Grande moisson des Champs-Élysées)」というイベントでシャンゼリゼが麦畑になって、収穫のデモンストレーションがあったとのこと。
今回のイベントは前回と同じくらいの予算(420万ユーロ)。コンセプトを作ったのはGad Weilというロード・アートのクリエーターなのだそうです (オフィシャルサイト: GadWeil - Créateur d'art de rue 。
もっとイメージをご覧になりたい方はこちら:
☆ 写真アルバム: Les Champs-Elysées se mettent au vert
◆ 農業者のアピール手段
このイベントは「Opération Nature Capitale」と呼び、若年農業者組合(メンバー数55,000人)が主催したそうです。
シャンゼリゼを農場にしてしまうというのは楽しいイベントですが、裏には農業者たちの主張があるのですよね。農業や農村を忘れないで! というもの。会場に集まった農業者たちは、やってきた人たちに農業についての説明をしていますね。
昨年は農業者の収入が減少したことが大きなニュースになりました。農業者の平均収入は14,600ユーロ(200万円弱)で、前年に比べると34%落ち込んだのだそう。その前の年にも20%減っていたそうなので、深刻な問題になっています。
でも、腑に落ちないのですよね。最近のフランスでは物価が急騰していて、農産物も同じです。以前に1フランだった野菜が、今は1ユーロになったとさえ感じます。1ユーロは6.5フランくらいでスタートしたのですから、考えてみるとおかしい。
農産物市場を支配している大手スーパーマーケットが大きなマージンをとっている、というのも大きな原因のようです。それと、歴代のフランス大統領とは違って、今のサルコジ大統領は農業を大切にしていない。
このイベントの報道は面白いです。農業者たちを守らなければというのを強調するものが多いように見えましたが、政府は対策を施しているのだと強調しているものもある。
◆ 過激なデモの方が多い
日本では想像つかないと思いますが、フランスの農業者たちはとても主張が強いです。普通だったら犯罪になるような過激なデモをしても、なんだか許されてしまっているので面白い。
シャンゼリゼに緑を運び込んで皆を喜ばせるようなアピールは例外的です。同じシャンゼリゼで、前年にした農業者たちが行ったデモはかなり過激でした。
les JA d'Ile de France mettent le feu sur les Champs Elysées (16/10/09 : actualité agricole)
Des agriculteurs bloquent les Champs-Elysées
農業者がした過激なことで刑務所に入れられたのは、建設中のマクドナルドを襲撃したジョゼ・ボヴェさん(現在は欧州議会議員)くらいです。
地球は売り物じゃない!
そもそも、フランスに暮らすメリットには、おいしい食材があることと、すぐれた食文化があるということが大きい。となると、フランス人たちは農業者と一体になってしまうのも無理がないかもしれません。
シャンゼリゼに農村風景をつくってしまって農業者の主張をするのは、平和的で、とても良いと思いました。
国際競争の中で危ぶまれているフランスの農業。パリでのイベントは準備もさぞ大変だったでしょうに、若い農業者たちがこんな風に頑張っているなら、困難を乗り切れるのではないかと思いました。
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★ 農業者のデモがすさまじい 2015/07/23
★ ワインを作る農業者たちの怒りのデモ 2012/11/09
★ 目次: フランスの農業と農家(農業者、非農業者)
★ 総目次: テーマおよび連続記事ピックアップ » 都市と農村
外部リンク:
☆ シャンゼリゼが畑となった日
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◆ ツーリストには嬉しいのではないかと思った料理
まず、こういう創作料理は好きだなと思った前菜↓
すごいな~ と思ったのは、この一皿でブルゴーニュの郷土料理2種類が味わえるからです。まず、エスカルゴ。それから、oeufs en meuretteという名の料理で、赤ワインで煮たポーチドエッグ。
エスカルゴを半熟玉子と赤ワインソースで食べる。こんな組み合わせが可能だとは思ってもみなかったのですが、素晴らしく美味しかったです。
メニューに書いてあったこの料理の名前は、次のようにやたらに長かったです。
Tarte fine aux escargots, mozzarella, oeuf mollet réduction vin rouge, asperges vertes et jeunes pousses de salade croquantes
材料がすべて書いてある!
一緒に食事した友人が言いました。
「こうやって書いておくと、アレルギーがあったりして食べられない食材が入っているかどうか確かめられるから良いかもしれない」
「グリーンアスパラはダメだから入れないでください、とか頼めるので便利」、と私。
「でも、シェフにはこだわりがあるので、勝手にレシピを変えるのは許さないのではないか」、と友人。
どうなのかな?…
◆ 熊のニンニク
もう一つ気に入ったのは、こちらの鶏肉料理に添えられていた葉っぱでした。
Ail des oursと呼ばれる野生植物なのですが、日本語ではラムソンと呼ぶようです。
フランスの呼び名を直訳すれば「熊のニンニク」。熊なんてフランスにはいないのに!
かなり以前のこと、森できれいな白い花を見つけたので花束を作って喜んでいたら、車の中が異様に臭い。何がにおうのかと思ったら、この花だったのでした。
閉めきった車の中で嗅ぐにはたまらないので、捨てざるをえませんでした。家に持って帰っても花瓶に生けておくわけにはいかないでしょうし...。
その後、熊のニンニクという名前がついている花だったと分かってから、あの臭さに納得できました。
さて、レストランで初めて口にした熊さんのニンニクは、匂いはほとんどありませんでした。苦みは全くなし。穏やかハーブという感じ。鶏肉の白身の部分だったので、少しアクセントを与えるかな… という程度。
色々な料理に使えるようです。これを食用にできるとは聞いていたのですが、ニンニクという名前から球根の部分をニンニクのように使うのだろうと思っていたのですが、インターネットで検索してみたら葉を使うレシピばかりがでてきました。
フレッシュチーズを塩・コショウで食べるときに、ハーブの代わりにラムソンを刻んで入れたら良いかなと思いましたが、違う葉と間違えそうなので探しに行くきにはなりません。花が咲いたら見分けやすいと思ったのですが、食用とするのは花が咲く前の葉を使うのだそうですので。
葉をとっているところから、タルトを作るまでを見せているビデオ:
Ail des ours plantes medicinales alimentaire
このレストランでは、素晴らしいワインとも出会うことができました。
続き:
★ レストランで出会ったおいしいワイン
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★ 目次: 珍しい植物の食材 (野菜、穀物、ハーブ、山菜など)
★ 目次: 食材と料理に関して書いた日記のピックアップ
外部リンク:
☆ Wikipedia: ラムソン » Allium ursinum
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このアスパラを食べると他のは物足りなくなってしまうのが、リュッフェのアスパラ(asperge de Ruffey)。地元ブルゴーニュでは最高級とされているアスパラです。
ディジョン郊外のリュフェという村(Ruffey-lès-Echirey)で作れています。生産量は少ないので、地元でないと手に入らないのではないでしょうか?
前々からリュフェの畑を見に行きたいと思っていたのですが、ようやく機会が訪れました。
◆ リュフェ村のアスパラ畑
村に行ったら「アスパラ販売します」という看板があちこちに出ているかと思っていたのですが、何もない。でも、インターネットで生産者の一人の住所を調べておいたので、その住所にある道に行ってみると…
いました、いました、アスパラを採っていると思われる人♪
「アスパラを買いたいのですけれど」と声をかけました。
でも、売れないのだと、申し訳なさそうにおっしゃる。ディジョンの朝市に行って売れば1キロ8ユーロなのに、村の中で売ると6ユーロだからなのだそう。
つまりは、1キロ6ユーロで売っている農家があるらしい。どこに行けば買えるのか、農家がある場所を教えてくださいました。
直売はしてもらえなかったのですが、とても良い人でした。仕事の手を休めて色々と話してくださいました。
下が収穫したばかりのリュフェのアスパラ ↓
畑に入って写真を撮らせていただくことにしたのですが、きれいな葉の植物がありました。それを前面にして写真を撮ろうとしたら、農家の方があわてて草をむしり取ろうとなさる。私はアスパラの葉だと思ってしまったのですが、雑草なのですって。それでも、むしらないでと頼んでシャッターを切りました。
リュフェ村でアスパラを直売している農家を教えてもらったので、そちらに行ってみました。
今年は寒いので生産量が少ないので、直売用のアスパラを準備していないのだそう。でも、わざわざ来てしまったのだもの... と頑張ってみたら、まだ大きさによって種分けしていない状態のものを2キロ分けてくださいました。
満足♪
◆ リュフェのアスパラはどこが違うのか?
試食させてさしあげられないのが残念なのですが、リュフェのアスパラガスは何がどう違うのかと思ってしまうほど美味しいのです。何が違うのか、畑を見学したら見えてきました。
(1) ナイフで切る
リュフェのアスパラは、特殊なナイフで穂先の方だけを切りだすのだと聞いていました。確かに、道具が違いますね。
これもお願いして、ナイフをちゃんと撮影させてもらえば良かった…。普通のホワイトアスパラを掘り出す道具とは全く違っていました。
昨年、普通のホワイトアスパラを作っている農家に行って見学したときのことを書いた次の日記に、そのときの道具の写真を入れてあります:
★ 直売農家でアスパラ畑を見学 2009/05/29
でも、リュフェのアスパラは、上の方だけ食べるから美味しいのだというのでもないのが、畑を見学したら見えてきました。
(2) 普通の土で育てている
アスパラは真っすぐ育つように、また収穫するときに折れたりしないように、砂地で育てるのだと聞いていました。上にリンクしたアスパラ畑でも、ほとんど砂地状態でした。
ところが、行ってみたリュフェのアスパラ畑は普通のブルゴーニュの土でした。つまり、小石がゴロゴロと入っています。珍味とされるアスパラはリュフェ村で作られたものに限定されているので、普通に見える土でも何かしらアスパラに適しているのでしょうけれど。
掘り出さずにナイフで切るという手法を使うのも、砂地のように引っこ抜くことはできないからではないでしょうか?
砂地で栽培したら収穫しやすいでしょうけれど、野菜の味は淡白になってしまうのではないかと思うのです。
日本のホウレン草が、昔はホウレン草らしい苦みがなくなって味気ないと思っています。フランスのホウレン草は葉の部分を切り取ったものなのに対して、日本のは根っこごとの姿で売られているのが不思議でした。
あるとき、日本でホウレン草を栽培している農家の方に出会えたので聞いてみたら、砂を入れた温室で育てているので、引っこ抜いたままで売れてしまうのだそう。ああ、それで日本のホウレン草には本来の味がないのか...、と、ひどく納得してしまいました!
(3) 品種が違う
リュフェのアスパラは、「アルジャントゥイユのアスパラ(Asperges d'Argenteuil)」と呼ばれる古い品種なのだそうです。
アルジャントゥイユというのはパリ近郊の町の名前。都市化したアルジャントゥイユ市ではアスパラの生産はゼロになっていますが、美味しいアスパラガスの品種として名前だけは残っています。
結論として、リュフェは昔ながらのアスパラなのではないかと思いました。生産性をあげるために改良されてしまったアスパラとは違う。価格は普通のアスパラより高いのですが、良い食材が残ってくれるのは嬉しいことです。
◆ 紫色のアスパラもある
今の時期のフランスではホワイトアスパラが旬なのですが、真っ白のアスパラは病気みたいで何だか食欲をそそられません。
フランスからホワイトアスパラが入荷中♪ フランスロワール産
リュフェのアスパラは穂先がグリーンと紫になっていて、見ただけでも美味しそうに見えます。食べてみてもおいしい。
何でも売っている日本なので、穂先だけグリーンのホワイトアスパラも売っているかと思ったのですが、日本市場には出ていないように見えました。
☆ 楽天市場でアスパラガスを検索
ただし、紫アスパラというものがあるのを知りました。
【送料無料・北海道美幌産】朝採り紫アスパラ
希少価値が高く幻のアスパラガスと称されています。
甘みが強く大変香り豊かで栄養がとっても豊富!
紫色のジャガイモはフランスで出会ったことがあるのですが、紫色のアスパラというのは見たことがないように思います。おいしいのでしょうか?
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まだ暖房を切れません。とはいえ、暖炉に火があると、バーベキューができるので便利ではあります。
お得意の残り物料理で、食前酒のおつまみを作ってみました。意外においしかったので満足。
◆ 焼きシイタケにフォアグラのカナペ
友人たちが遊びに来たので、とりあえず食前酒のときに食べるおつまみが必要なので作りました。
おつまみにはうってつけのフォアグラが残っていました。友達がテリーヌにしてくれたフォアグラなので、味は絶品です。
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いただいたのは600グラムくらいの大きな鴨のフォアグラ。ステーキのように食べるものではないので、連日少しづつ食べていたので飽きていました。それで、パンを薄く切ってスライスして乗せるのではない形にしたくなりました。
暖炉に火が燃えていたので、シイタケを焼いて、それにフォアグラを乗せたカナペにしよう、と思いつきました。
焼いたシイタケには香りがあがって、その熱さでフォアグラが少し溶けて、絶妙な味になりました♪
シイタケは表の方に切り込みを入れたので食べやすかったです。手づかみにできるように薄くスライスしたフランスパンの上にのせてみましたが、小さなフォークを添えて出したので、パンは必要ないとも思いました。なお、フランス人はキノコの足の部分は固くて食べないので、全部切り落としています。
フォアグラには、同じく世界の三大珍味のトリュフを組み合わせるというのが定番なのですが、シイタケの方が良いのではないかとさえ思ってしまいました。トリュフも、イタリアの白トリュフのように香りが強いものなら良いですが、「トリュフだ~♪」と喜ぶから価値があるだけのキノコも多々あるからです。
◆ 焼きタケノコとフォアグラのカナペ
長々と続く食前酒タイム。シイタケとフォアグラの組み合わせが私の食客たちに好評だったので、今度はまた残り物になっていた竹の子の煮つけでカナペを使ってみることにしました。
竹の子は串に刺して同じく暖炉であぶりました。それにフォアグラを乗せる。
こちらもフランス人たちに好評でした。だって、こういう組み合わせというのは、トップレベルのレストランの創作料理を思わせますから!
でも、竹の子の方は苦みが邪魔するので、私はまた作ってみようという気にはなりません。やはり、シイタケが一番ですね!
◆ アネットはディルと呼ぶらしい
フォアグラのカナペの上に飾ったのはアネットと呼ぶハーブでした。
普通は魚料理に使うのですが、前日に使い残したアネットが台所にあったので、ちぎってフォアグラの上に乗せてみたのです。なんとなく緑色を上にのせたかったのが理由。
アネットがしなびているのは気になったのですが、フォアグラがシイタケやタケノコとこんなに相性が良いとは思わなかったので、いい加減に乗せてしまったのでした。完璧にするために、ちゃんと庭まで新鮮なのを探しに行けば良かった…。
ところで、このセリ科のアネット(aneth)というハーブは日本語で何というのかと調べてみたら、ディルとかイノンドと呼ばれているようでした。
大分県産他 ディル
生臭みを消す働きがあります魚介類のと相性抜群◎ピリッとすっきり⇒ディル
「ディル」と呼ぶ方が一般化しているようですね。私は「アネット」と言ってくれないとピンときませんが…。
普通は魚料理に使うハーブ。私のカナペでディルが味を引き立ててくれたのかどうか分かりませんが、少なくとも邪魔はしていませんでした。
緑を添えたいからと、パセリを添えたのよりは良かったのではないかと思います。でも、イタリアの平べったいパセリだったら、それも良かったかも知れない...。
爽やかな香りのハーブ♪ イタリアンパセリ
ついでに、ディルは種子をシードスパイスとして使用されているのだと学びました。
ディル(アネット、イノンド)が何であるかを詳しく説明しているショップ
↓
【F対象商品12点購入で送料無料】ディルシード(イノンド)【原型】
残り物を利用して、姿が変わったものを作るのが好きです。おままごとみたいに楽しいので!
先日パソコンのことを書いた日記で「マニュアルを読むのが嫌い」と書いたのですが、思えば料理も同じ。レシピを見て忠実にそれを作るのは好きではありません。つまり、私って、へそ曲がりなんだろうな…。
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