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2010/06/30
「日本、あっぱれ!」とか「おめでとう!」とか挨拶代わりに言われるので、サッカーのワールドカップを意識するようになってきていました。

1998年に主催国になって優勝したときのフランスは、ものすごい盛り上がりだったので、しばらくはワールドカップに興味を持ちました。日本も涙ぐましいほど頑張っているし。でも、その後のフランスチームはオソマツな結果に終わっているだけではなくて、W杯の度にバカばかしいスキャンダルが出てくるので関心が薄れていました。

今年は日本が優勝戦まで行くかもしれないと言われたので、サムライブルーを応援しようと、最後の8チームに残れるかという試合を見るためにテレビのスイッチを入れました。

なんとなく迫力がない試合。日本は緊張しすぎてしまったのかな?...

フランス人には判官びいきのような気質があるので、近年のワールドカップの解説では完全に日本チームの肩を持つコメントばかりだったのに、今回はなぜかそういうのもつまらない...。

結局、日本は負けてしまった…。

いつも延長戦のフリーキックの場面を見ると、これで勝負を決めるのは酷じゃないかと思ってしまいます。自分一人のミスで、みんなに迷惑をかけてしまうなんて厳しすぎる! しかも、ミスなんか本来しないような選手たちがするのですから、ほとんど作戦が成功しなかったか、運が悪かったか、ということでしょう? 私なんかがゴールの前に立ったら、プレッシャーで気が狂ってしまうと思います。


サッカーのサポーターグッズ

スペイン系の友達から、「日本とスペインが勝ったらお祝いするように、シャンパンを冷蔵庫に入れているからね」と言われました。両チームとも同じ日に試合があったのでした。

試合の日、この友達はスペインチームのユニホーム姿で挨拶に来ました。
「いよいよ、今日だよ~!」

プライバシーにかかわるので、周りをぼやかしてみました

私も日本チームのタオルマフラーを持っています。JFAの役員の方から「フランスに持っていってください」とプレゼントされたもの。それを持ちだしました。


★2010年版!!オフィシャルサムライブルータオルマフラー★サッカー日本代表

私が持っているマフラーは古いせいか、上のようなのではなくて、ブルーと白だけ。スペインの花々しい色と比べると、ちょっとさびしい…。でも、日の丸マークが入っていないので、シックで美しいです。

スペイン系の友達は、もう、張り切っちゃっている! スペインの試合がある夜になったら、友達や親戚の人たちがテレビの前に集まって観戦するのだそう。少し前にテレビを買いかえたのは、サッカーのためだったのかな? 前のテレビは薄型モデルの出始めに買ったもので、画面はバカでかいけれど映像は本当に質が悪かったのでした。

結局、この日、スペインは勝ったのでした。お家はすごい盛り上がりになっていたと思います。


スペインのユニホームが気に入った

初めてスペインのユニホームとタオルマフラーを近くで見て、きれいなユニホームだなと感心しました。

スペインのユニホームがもっとよく見えるページにリンク:

adidas 2010 スペイン代表 #9 トーレス ネームユニフォーム ホームモデル

赤の色が闘牛を思わせる明るさで、スペインの国の紋章が入っているのが良い。

日本チームは「サムライブルー」と呼んで、ブルーがカラーなのですね。フランスもブルーなので、なんだか変な感じ。日の丸をイメージして、スペインのように強烈な赤にしたって良かったのではないかな… などと思ってしまいました。

これに比べると、日の丸は単純すぎてつまらないです。単純な赤い丸の代わりに何か入れられなかったのかな?... 赤い菊の紋章を入れた方がまだデザイン性があったのではないかな?...

でも、日本サッカー協会のシンボルマークはすごく良くできていると思います。



サッカーをするのに3本足などというのは最高ではないですか?! それに、胸に日の丸なんかを付けているより、この方がずっとカッコよく見えます!。

それに、勝手に3本足の鳥を作ったのではなくて、ちゃんと日本の神話に登場する鳥というのも素晴らしいです!
☆ Wikipedia: 八咫烏(やたがらす、やたのからす)


国の紋章

友人のいでたちを見て、スペインの国の紋章が凝ったデザインなのに気がつきました。

スペインの紋章

スペインには王様が顕在で、フランスのブルボン家の血が流れている。

ところで、フランス国にはスペインのような美しい紋章というのがないのですよね。王家の歴史があった国ですから、作ろうと思えば美しいのができるはずなのに。

紋章について書いた過去の日記:
ヨーロッパの紋章で、ライオンとヒョウを見分ける方法


複雑な紋章が入っているユニホームを作るには原価が高くなるはずなので、ファンのために売っているユニホームにも価格の差がでるのかなと疑問に思って比べてみたら、手が込んだデザインになるかどうかは値段には余り関わりがないようでした...。


ついでに気になったブルー

ブルーといっても日本とフランスのユニホームのどこが違うのかの比較:


同じカラーのチームが対戦するときには、どちらかが折れて違う色にするので、微妙な違いを覚える必要はないとは思います。

でも、ざっとみたところ、フランスチームは肩のところで国旗のトリコロールカラーを出しているようでした。


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2010/06/28
最低気温3度とか5度とかの寒さだったのに、突然、夏がやってきました。お天気が良いとお出かけしたくなる。暑いときは水辺に行きたくなる。

それで、出かけたついでにベーズ村に立ち寄ってみました。

フランスには「Dimanche à la campagne(日曜日は田舎で)」というのがあって、特に都市に住む人たちは、お天気の良い日曜日には田舎に出かけます。


美しい村を散歩するのは楽しい

ブルゴーニュ地方で一番大きな都市はディジョン市。県内人口の半分くらいがディジョン都市圏に住んでいるという大都会。とは言っても、日本の感覚からいったら田舎町の規模ですが!

そのディジョン市から車で30分くらいのところにベーズ村があります。レストランで食事をして、美しい村の中を散歩して帰ってくる、というお出かけをするのに理想的な村。

川が流れていたり、湖があったりする場所というのは、リラックスさせてくれるのですよね。


Résurgence à Bèze

ベーズ村では、ここから泉がわき出ています。
よく見ると、一カ所から水がプクプクと湧き出しているのが見えます。
川の底でたなびいている藻がエメラルドのような緑色をしていて、とてもきれい...。


村の中には、透き通る水の川が流れています。





こういう風に至るところに川が流れているところを、フランスでは「小さなヴェニス」と呼んだりするのですが、ベーズ村はそう呼ばれていないような...。

何をもって「小さなヴェニス」と呼ぶのか気になって検索してみたら、まずアルザスのコルマール市が出てきました。ブルゴーニュ地方で出てきたのはシャロルの町。そうか... ベーズ村はヴェニスにたとえるには小さすぎる!


あちこちにお花が咲いていて本当に美しい村です。それから、昔は大きな修道院があって栄えていた村なので、美しい建物もたくさんあって、家々を眺めながら歩くのも楽しい。

下は、修道院の学校だった建物。


École monastique

一階部分はお店となっていました。色々なものをゴチャゴチャに置いて売っていて、ひと昔前の田舎の店のようで面白い。土産物、飾りもの、アクセサリー、それから、なぜか赤ちゃんの服も色々...。

アメリカがフランスの歴史的建造物を解体して持ちさるのが流行った時代、この建物も持っていかれそうになったので、あわてて歴史的建造物に指定して難を逃れたのだそう。

お店のご主人とおしゃべりしたので、何か買ってあげなければ、という気になって、下のものを選びました。



僧侶が抱き合っている姿になっている、塩と胡椒を入れるための陶器です。

塩胡椒入れセットはいくつも持っているので必要はなかったのだけれど、日本の友達へのお土産にしても良いと思って買いました。

でも、僧侶だと思わなかったら、お化けみたいに見えるので、お土産にはふさわしくないかもしれない...。


追記

ふみさんからのコメントで、この抱き合った式の塩胡椒入れセットが日本で流行っていると教えていただきました(ありがとうございます!)。

検索してみたら、本当に日本では出回っている様子。気になって調べてみたら、これが何なのか、解答がでてきました。



「買う」ボタンは押さないで、画像をクリックすると、これが何であるかの説明つきのページが開きます。「商品の仕様」をご覧ください。

これはニューヨーク近代美術館のアイテムなのだそうです。セットは白と黒でなければ意味がないそうなので、私が買ったものは関係ないようです。あるいは、流行ったもののバリエーションを作った? あるいは、その逆?...

気になったのでプレゼント用の梱包をといて見てみたら、輸入・販売がパリの会社とだけありました。URLが書いてあったのでアクセスしたら、出てきたのは旅行会社。奇妙...。でも、それ以上探求するのは止めました。

ともかく、私が店で見つけたのは、僧侶が抱き合っているというものだと思います。なぜそう思ったかという決め手は、腰紐があること。
こちらの僧侶の動画をご覧ください。



洞窟の見学


Grottes de Bèze

泉がわきだしているところの近くに洞窟があるので、見学することにしました。

もっと立派な鍾乳洞もあるのに、と思ってしまう規模でしたが、半分は船に乗って見学するのが楽しい仕組みになっていました。ガイド兼船頭さんも、説明がお上手。色々と興味深い話しをしてくれました。

中世の戦争が多かった時代、この村が襲撃されたときには、修道院の僧侶や村人たちはこの洞窟に隠れて暮らしたのだそうです。入り口は小さかったので、敵に見つかることはなかったらしいです。

この洞窟を見学する人はとても多いそうで、コート・ドール県内の観光施設の中では、ボーヌ市にあるオスピス・ド・ボーヌに次いで2番目の入場者数を誇っているのだそうです。

そこまで多くの観光客が来る村かな?... と驚いたのですが、教会のように入場料をとらないところは訪問客数はカウントされない。とすると、そうかな... と思いました。

それにしても、この人口700人ほどのベーズ村にはレストランがたくさんありました。それだけ観光客が多いということなのでしょうね。


シャンベルタン特級ワイン: クロ・ド・ベーズ

ワインの生産地として知られているブルゴーニュ地方。むかしはあちこちでブドウが栽培され、ワインが生産されていたのですが、今では上質のワインができる地域だけがワインの産地として残っています。

このベーズ村も、昔はワインが生産されていたようでした。

ブルゴーニュワインがお好きな方だったら、「ベーズ」という名前をご存じでしょうね。「クロー・ド・ベーズ(Clos de Bèze)」という銘柄があります。シャンベルタンの特級酒(グラン・クリュ)になっている高級ワイン。

「クロ(clos)」というのは、囲い地のことで、周りを石垣で囲んだブドウ畑に対して用いられる単語です。「クロ・ド・ヴジョー(Clos de Vougeot)」が一番有名かな?...

特級ワイン「クロ・ド・ベーズ」は、このベーズ村のブドウの株をジュブレ・シャンベルタンの僧侶たちが持っていって植えたものだ、という説明看板とともに、小さなブドウ畑が小学校の脇にできていました。




アルマン・ルソー シャンベルタン クロ・ド・ベーズ '04Chambertin Clos de Beze [2004]


  ☆ ブルゴーニュ・ワイン地図


変な名前の村

フランス語がおできになる方は、「ベーズ」というのは変な村の名前だと思われませんでした?

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2010/06/24
ゴシック様式と聞くと、パリのノートルダム寺院のような大きな教会を連想してしまうのですが、ブルゴーニュの小じんまりとした教会に美しい聖母子像がありました。


Vierge Allaitant
Église Saint-Genest, Flavigny-sur-Ozerain


12世紀の作品とのことですが、友達の中にこんな顔の女性がいたような気になる美しい姿。やたらにリアルではありませんか?

先日の日記(教会の聖職者席にあった彫刻: フランス的なユーモア?)で書いた、トイレにいるような僧侶たちの彫像がある教会です。


ブルゴーニュの聖母子像は左側に幼子を抱いている

この教会を案内してくれた人が説明してくれました。

この聖母子像はブルゴーニュの典型の例である。ブルゴーニュ地方でつくられた聖母子像は、左側に幼子のキリストを抱いているのが一般的なのである。これは、ブルゴーニュ公国時代からフランス革命以前の作品に関してのこと。

赤ちゃんを抱く人は、それぞれに癖があるのでしょうか? あるいは、そのときの気分や都合で変える?

話しを聞いたとき、左側に赤ちゃんを抱くのは自然ではないかなと思いました。そうすれば赤ちゃんはお母さんの心臓の鼓動を感じられて安心するのではないか、それに、母親は必要なときには右腕を使えるので便利なはず。

どちら側に聖母が幼子イエスを抱いているかなんて気にしたことがなかったので、インターネットで聖母子像の画像を見てみました。
☆ 乳飲み子を抱くマリアの画像を検索: Vierge Allaitant

私の予想に反して、右側に幼児の頭があるマリア様がけっこうあります。利き腕の方が力があるから抱きやすいのかもしれない、とも思えてきました...。


ブルゴーニュの聖母子像がどうなのかも見てみました。確かに優れた作品の聖母子像は左側に抱いている像が多かったです。でも、右に頭があるケースもあったのですが。

ブルゴーニュワインのメッカであるボーヌ市の紋章も、
こんなものになっていました。


幼子とブドウを持ったマリア像で思い出すのは、以前の日記(9月はブドウ収穫の月!)でご紹介したマリア像。
ボーヌ市とは県が違いますが、これもブルゴーニュの村にある像です。




ともかく、この2つの例では、マリアはキリストを左側に抱いています。
抱いているというより、持っているという感じですが!


ブルゴーニュには聖母子像のモデルとなる作風のようなものができたのでしょうから、それを説明しているサイトはないかと検索してみたのですが、見つかりませんでした。

作られた時代別に聖母像を分析したら、何か見えてくるかもしれないとは思ったのですが、そんなことをして遊んでいてはいけない、と自分を戒めました!

右か左かなどと気にするのはやめようと思ったとき、しっかりと検証していらっしゃる日本人のサイトに行きあたりました♪

世界の博物館にある聖母子像のデータをとっていて、ブルゴーニュの伝統には触れていないものだったのですが、左と右の背景がとても興味深かったです。
☆ 左右の理屈 > 聖母は主を左右どちらに抱いたか


ともかく、今後、教会で聖母子像を見たときには、どちら側に幼子を抱いているのか気をつけて眺めてみようと思います。

ブログ内の関連記事:
★ 目次: 右と左の違いが気になる
★ 目次: 教会など宗教建築物に関する記事ピックアップ
★ 目次: フランスで感じるキリスト教文化


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2010/06/23
少し前に用事があって出かけたとき、通りがかりにあった村に立ち寄ってみました。ロマネスク教会があるのですが、たぶん見学したことがなかったからです。



教会の敷地からの眺めです。敷地って、墓地のことですが!

中央に見える建物はビュッシー・ラビュタン城(Château de Bussy-Rabutin)。ルイ14世の怒りをかったビュッシー伯爵がここに住みました。宮廷から追放されても、こんな見事なお城に住めたら幸せです…。


◆ ロマネスク教会を見学

久しぶりの快晴でした。
こういうとき、小さな教会の狙いどきなのです。

なぜかというと、小さな村の教会はたいてい入り口に鍵がかかっていて入れないのですが、雨の日が続いた後に良いお天気になると、湿った教会の中を乾かすためにドアを開けていることが多いのです。

予測的中。入って見学することができました。もしかしたら、いつも鍵はかけていない教会かも知れません。でも、教会内は美しい宝物がいっぱい。こういうところは泥棒よけに一般の人が出入りできないようにしているのが普通だと思います。

だからラッキー♪

教会に入って行くと、私たちの話し声がよく響くのに気がつきました。誰もいなかったので、一緒にいた人に祭壇のところで声を出してもらいました。ラテン語でミサの一節をやってくれました。この人、クリスチャンでもないのに、どうして覚えているのだろう?...

素晴らしい音響です。ついでに、私の名前も呼んでもらいました。エコーが美しく出る教会でしてもらうと、天使から声をかけられたように聞こえるので好きなのです!

気に入った彫刻を少し並べてみます。


piscine

ブルゴーニュらしい彫刻も発見↓
ブドウとエスカルゴです♪


ciborium


教会を見学した後、その前にあったカフェ・レストランのテラスで白ワインを食前酒として飲みました。


Eglise Saint-Antonin, Bussy-le-Grand

左手に写っているのが見学した教会です。12世紀に建築。16、17、19世紀に増築。

用事がなかったら、ここで昼食をとりたかったところでした。こんな風に美しい風景や建築物があって、観光地化していない小さな村は大好きです。

ブログ内の関連記事:
★ 目次: 教会など宗教建築物に関する記事ピックアップ


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カテゴリー: 建築物 | Comment (2) | Top
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2010/06/21
毎年、夏時間に切り替わると、日が長くなったと感じたものでした。日本では夏でも午後7時になれば完全に夜なので、いくらフランスに慣れても、夏のフランスで日が沈むのが遅いのには、毎年、驚いていました。

ところが、今年はその感慨がありません...。

なぜかと考えると、夜の9時すぎに庭などでのんびり食事をしている機会がないからかも知れない。

だって、そんなことをしていられないくらい寒いのであります! つい最近は、最低気温5度なんていう日がありました。


本来なら、庭でバーベキューを楽しむ季節なのですけれど…。



先日書いた日記(今日つくったお刺身)でお見せしたように、シダの葉をお皿に敷くのが気に入ったので、バーベキューでもこれをしたら美しいのではないかと発案しました。

でも、バーベキューが嬉しいような天気の日がなかなか来ないので、友人たちにご披露できません。シダも、葉の裏に胞子ができてしまったので美しくなくなってきてしまいました…。


たまには夏の気温になる日もあります。
おかげで、体温調整ができないので、風邪のような症状になってしまったのですが、やっと直ってきたところです。


今日、6月21日は夏至で、本当の夏が始まる。一年で一番日が長いという日ですが、夜の9時ころにはうす暗くなって、夜になったと感じる気配になっています。

太陽が照りつけている日はいつまでも明るくて、曇っていると暗くなるのは早い。それは感じていたので、そういうことなのでしょね…。いくら異常気象でも、日の出と日の入りの時間がずれることはないはずですから。


この夏至の月曜日から快晴になると天気予報は言っていたのに、朝起きてみると、みごとにハズレ。インターネットで天気予報をチェックすると、快晴マーク。外を見ると、完全な曇天。現在の天気くらい、ちゃんと表示してくださいな!…


追記:
過去の日記で、日の出と日の入の時間を調べて書いていました:
朝が明けるのが遅い・・・ 2008/12/07

同じように夏至になったと感じられないというコメントをいただいたので、もしかしたら太陽の動きが狂ってきているのだろうかという気になって調べてしまいました。そんなことはないらしいのですが、日の入りが一番遅いのは、夏至の少し後なのだということを学びました。

ついでに良い情報サイトを見つけたのでメモしておきます。

☆ 国立天文台: よくある質問
☆ 何でも計算してくれる!: 生活や実務に役立つ高精度計算サイト(Casio)


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カテゴリー: 四季、自然 | Comment (4) | Top
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2010/06/20
先月のこと。朝市で、いつも必ず冷蔵庫にいれているチーズ「コンテ」を買おうとしたら、ご主人が笑顔でおっしゃる。
「このチーズは5月のコンテですよ♪」



コンテチーズは何カ月熟成されたのかが表示されています。「12カ月熟成」とあれば1年前のミルクがチーズになっているわけで、つまりは去年の5月に仕込まれたチーズなわけです。でも、そいういうのを気にする習慣がないことに気がつきました。

春になると牛舎に入っていた乳牛たちが牧場に出されて、柔らかい草を食べたときに出る乳は格別風味があるのだ、と聞いたことがあったのを思い出しました。

暖かくなって牧場に出された家畜たちは、ひときわ嬉しそうに見えます。子どもたちもいる。花々も咲いている。

フランスは日本ほどには旬を気にしないのですが、ちゃんとあるのですよね。


フロマージュ・ブラン(フレッシュチーズ)がおいしい♪

そうか、春のチーズを味わわなければ、というわけでフロマージュ・ブランも買いました。

このチーズを食べるには、2通りあります。
  1. お砂糖を入れて、ヨーグルトのような感じで食べる。
  2. 塩コショウして、できればさらに様々なハーブを刻んだものも入れて、チーズとして食べる。

フレッシュチーズには生クリームも入れるのが一般的です。

私はブルゴーニュの友人たちの食べ方に慣れているので、塩コショウ味でしか食べたことがないように思います。だって、本来チーズは飲んでいたワインの延長で、ワインを飲みながら食べるものなのに、ここでワインをストップしたら残念ではないですか?!

フロマージュ・ブラン
フロマージュ・ブラン

フロマージュ・ブランについては、レストランで出されるときの写真なども入れて下の日記で書いたので省略。
★ 暑いときは、さっぱりしたフロマージュ・ブランが嬉しい  2006/07/22





ここのところ自宅で食べるフロマージュ・ブランが、いつになくおいしいと感じています。 考えたら、春のミルクだというだけではないのでした。

春なので、ハーブも若々しくて香りが良いのです。上の写真のときは、エシャロット、パセリ、ニンニク、チャイブのみじん切りを入れました。


ニンニクの茎がスープになる?

今の時期、まだ皮が乾燥していないニンニクが店頭に並びます。

おいしいだけではなくて、取り除かなければならない芯の部分がついていないので、とても使いやすいです。

朝市で目に止まった新ニンニクがありました。

新ニンニク

スープ用の茎がついている、と書いてあります。先日の日記で「野菜の葉っぱを捨てるフランス人」と書いたので、茎をスープに使うというのを売り物にしているのが気になりました。

1束買うことにして、その茎をどうやってスープにするのか聞いたら、お兄さん、やわら茎の緑の部分を切り取って、「茎をスープにすれば美味しいのだ」と言います。つまり、使うのは白い部分だけらしい。

緑の部分がネギみたいなので気に入って買ったのに、さっと捨てられてしまった…。なんだか興ざめして、スープは作ってみませんでした。


エシャロットとエシャレット

下も、美味しそうに見える今の時期の野菜。



中央と右にあるのは、小さな玉ねぎのようなもの。この茎は長ネギ代わりに使えるので、日本料理を作るときには貴重な野菜ですが、春をすぎると見つけるのが難しくなります。

左端にあるのはエシャロット。乾燥して玉ねぎのような皮がつかないのは本当に美味しい♪

ちなみに、今の時期をすぎると、エシャロットは下のような姿で店頭に並びます。




ところで、ブルゴーニュではエシャロットを非常によく使います。日本に帰ったときも、フランス料理を作るときにエシャロットを手に入れたくなるのですが、日本で作られているエシャロットは、なんだか違う感じがするのですよね…。

「ラッキョウ」と書いてあることもあります。書きながらまた気になったので調べてみたら、Wikipediaが解答を与えてくれました。日本には「エシャレット」というのがあるのだそうな。
エシャロット

本当にエシャレットというのがあるのですね。
楽天市場で「エシャレット」を検索

なるほど…。

でも、楽天市場で「エシャロット」を検索してみると、そのエシャレットなるもののようなのが「エシャロット」として売られているような気がしました…。

紛らわしいですね…。

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2010/06/16

ブルゴーニュワイン買付け旅行 その4


ちらりと噂には聞いていたのですが、見たことはなかったものに出会いました。前回の日記)に書いたワイン醸造農家で試飲させてもらったときのことです。


ワインを味わうより先に気になったもの

下の写真で、黄色い丸枠を入れた部分です。
つまり、コルク。

黄色い枠の部分にご注目!

写真に矢印も付けてしまったので、先にそちらの説明をしておきます。
これはソムリエナイフで、こちらが一番先に注目してしまったのでした。

ソムリエナイフとは、下のようなシステムのコルクを抜く道具です。

ご主人が使っていたのは年季が入っていそうなソムリエナイフなのですが、柄の部分がブルゴーニュの色瓦の屋根のデザインになっていたので気に入ったのでした。

>ブルゴーニュの色瓦がどんなのかおわかりにならない方は、こちらの写真をご覧ください:
Hôtel-Dieu de Beaune


最高級のコルクよりも値段が高い合成コルク

初めて見たのでご報告したのはコルクです。

レストランで飲んだときには、お給仕の人がコルクを抜いて出してくれたので、こういうコルクが使ってあったとは気がつきませんでした

これが合成コルク

このドメールの紋章も印刷されていて、安物ではない合成コルクに見えました。

この超高級の合成コルクはイタリアで発明されたものだそうで、天然のコルクを使った最高級コルクよりも高いのだそうです。

ワイン用のコルクは、質の良いものはかなり高いのです。ひところはブルゴーニュの友人たちと、ワイン醸造農家から大量に安く買って、みんなで分けるというのをした時期があって、そのときコルクが高いことを知りました。

ボトルは空き瓶を洗えば良いので、いくらでもあります。でも、自分でボトル詰めするときには、コルクを買わなければならない。けっこう高いのだな~、と驚いたのでありました。いくらワインを安く買えても、割りが合わない!

ボトル詰めするときに、コルクを打ち込むのはどうするの?
ブルゴーニュでは、普通の家でも道具を持っている人たちがいるので大丈夫なのです。


ブショネを避ける

質の悪いコルクに当たってしまったときの「ブショネ(コルク臭のこと)」と呼ばれる変質は問題で、致命的です。ワインを作る人たちには、質の良いコルクを仕入れるのが命になります。産地はポルトガルなのですが、最近はコルクの生産がたりないそうです。

それに、幾らトップクラスのコルクを買っても、中には問題がある部分を持ったコルクが混じってきてしまうこともあります。だから、ブショネになる心配がない合成コルクにする価値はあるかも知れない…。

ブショネには、けっこう出会います。年々も寝かせておく高価なワインは、その分ブショネになる危険度が高いかもしれません。

以前、友達の家で出してくれたワインが次々と飲めないものだった、という特殊な機会を経験したときのことをブログに書いていました:
とっておきのワインを捨てるときは断腸の思い!

ワインに合成コルクが使われているのを初めて見たのはイタリアのレストランでした。驚きのあまり写真を撮ったので、それが2007年5月だったと分かります。派手な黄色の合成コルクでした。これはひどいぞ~! と、笑ってしまったのでした。

その頃が、たぶん天然コルクではやっていけなくなる、という時期だったのではないでしょうか? その後、フランスのワインも、最低ランクなどではないワインにも合成コルクが使われるようになりました。でも、この日に見た超高級タイプとはほど遠い、ただの合成コルクでした。


この高価な合成コルクは何もの?

書きながら気になったので、この高級な合成コルクのことをインターネットで調べてみました。でも、この特殊なタイプの合成コルクを何と呼べばよいのか分からない。合成コルク(bouchon synthétique)で検索すると、普通のが出てきてしまう…。

フランス語情報では何も見つからなかったのですが、日本語で詳しく説明してくださっているサイトが見つかりました♪
ワインバー、ジュリアーノ 新着情報 「らふぃね」のワイン

偶然見つかったのですが、私が行ったドメーヌのワインの紹介でした。このコルクを使っているところは例外的存在なのかもしれない。だって、余りにも高価なコルクらしいのです。

私も断面を見たくてコルクを切ってみたのですが、ここにあるようにきれいにはできませんでした。ただのコルクではないのですね。中央の部分は、ワインオープナーのネジリ式ワイヤーが入れやすいようになっているのは、自分であけてみて分かりました。

さらに気になったので追求してみたところ、こちらの会社が作っているコルクなのではないかと思えるところに行きあたりました。違うかも知れないけれど、私が見た合成コルクとよく似ています。こういうのは特許をとるはずなので、似たようなのが幾つもあるということはありえないのではないかな?…
ARDEA SEAL


ロマネ・コンティでも使っている?!

この高級合成コルクは天然の最高級コルクより優れているので、かのロマネ・コンティでも使っているのだそう。

ロマネ・コンティ社(DRC)では色々なワインを出していますから、あのロマネ・コンティには合成コルクを使わないのではないかな?…

「あの」というのは、
このワインのことです ⇒ 



昔ながらのコルクを使わないとお客さんが納得しないのではないかと思うのですが、どうなのでしょう?

こんな高額を支払って入手したワインを飲んだとき、コルクが原因で変質していて飲めなかったら、大変なことになる。問題がおこらない合成コルクを使った方が良いかも知れないとは思いますが、ちょっと味気なくありませんか?...

DRCの最近のワインを飲まれた方、コルクがどうだったか教えてくださったら感謝します!


ともかく、将来はもしかしたら主流になるのかも知れない合成コルクも見れたし、美味しいワインをたくさん試飲できし、おしゃべりもたくさんできたし、ついでにボトル詰めまで見学できたので、ドメーヌを見つけ出すには少し時間がかかりましたが、行って良かった♪ と満足しました。

幾種類かのワインを仕入れて、おいとましました。


私が行ったドメーヌについては、
こちらのショップが非常に詳しく紹介していたので
リンクを入れておきます ⇒

キャピタン ガニュロを検索
ドメーヌ・フランソワ・キャピタンのワインを検索

フランスでも質の良いわりに安いと思ったのですが、
日本での販売価格も同じように安いと思いました。
いま見た段階では、ほとんど「売り切れ」でしたが。

でも、私たちの試飲のお相手がすんだご主人がすぐ梱包作業に戻っているのを見たら、日本行きのカートンもあったのでした。





ブログ内リンク:
★ 目次: ワイングッズ、ワインのボトル、グラス、コルクなど
★ 目次: ワインなどアルコール飲料に関するテーマ


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フランスのお酒 (ワインなど)


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2010/06/15

ブルゴーニュワイン買付け旅行 その3


前回の日記(レストランで出会ったおいしいワイン)で書いたように、レストランで飲んで惚れ込んだ醸造元にワインを買いに行くことにしました。

目指したのは、ここのドメーヌ↓
日本に入っているドメーヌ・キャピタン・ガニュロを検索


フランスの住所

フランスの田舎に住んでいる人に手紙を出すときの住所といったら、信じられないくらい簡単なのがあります。姓名の次の行に、市町村のコード番号があって、それに続けて市町村の名前が記載されているだけ! 初めて見たときには、番地がなくて大丈夫なの?! と驚いたのですが、珍しくはないので慣れました。

それでも最近はヨーロッパ連合国内で統一するということで、フランスの小さな村にも番地がちゃんとできてきました。農村の道路にも、通りの名前を書いたプレートと、番地のプレートを家の前に付けられました。

それでも、相変わらず番地なんかは無視している人は多いです。だって、「○○村、△△さん 宛」と封筒に書いたら、それだけで手紙は届いてしまうのですから。

そう書きながら、こんな悲しいニュースもあったことを思い出しました...:
☆ 楽天ブログ時代に書いた日記: 
天国に送った手紙は…



簡単に探し出せると思ったのだけれど…

ワインボトルに書いてあったのは村の名前だけでしたが、村に行ったら簡単に見つかると思っていました。この村には友人たちとワインの買付けに行く農家があるので、ある程度の土地感はあったのですが… 見つからない!

車で、ここら辺ではないかというあたりを行ったり、来たり、を繰り返し。もう諦めようかなと思ったとき、けっこう大きな村だったので(人口2,000人近くある村なので、フランスでは町の規模です!)、郵便局があることに気がつきました。そこで聞いてしまおう!

名前を言っただけで、一発で教えてくれました。普通の民家風なので分かりにくいだろうけど、すぐ近くなのだとのこと。

その方向に行ったのですが、見つけられなくて、言われたあたりをぐるりと一周。幸い道路に人がいたので聞いてみると、「あそこ」。


宣伝はしていないワイン醸造農家だった!

普通は、村に入ってからワイン醸造農家を見つけるのは、そう難しくはないのです。ワイン村には、ドメーヌの名前が書かれた道路標識がしっかりできているし、ワイン醸造農家では「直売」とか「試飲」とか書いた看板を出しているからです。

それが、なぜか全くないのでした。意図的に宣伝を出さないようにしているところがあるのでしょうね。思い出せば、この冬に探そうとしたワイン醸造農家も見つけだすのに苦労しました。
☆ その時の日記: ブーズロン村で、ロマネ・コンティのドメーヌを探す

見つけ出すのが難しいのは珍しい方なのです。20年前くらいまでは、ブルゴーニュのワイン醸造農家は「直売」とか「試飲」とかいう看板を余り出していなかったのですが、いつの頃からか、そういうのがやたらに多くなりました。

中には、家の前に酒樽を置いて、空き瓶なんかを乗せて呼び込んでいたりする。そういうところではワインの買付けをする気になりませんが、観光客を呼び込むことはできるのでしょうね…。


お決まりの試飲♪

やっと見つけたお家に行ったら、入っていきなりのところが事務室になっていました。いつも小さいワイン醸造農家に行くので、こんなのは見たことがなかったように思います。大丈夫なの?… と少し不安になる。

「ワインを買いにきたのですけれど、試飲させてもらえますか?」と聞くと、相手も驚いたようす。確かに「直売」などという看板を出していないのですから、知らない人が来ることはめったにないのでしょうね。

試飲させてくれないなら、そのまま帰るつもりでした。ブルゴーニュの直売ワインでは、試飲せずに買うなんていうことはありえないからです。

試飲のお相手をしてくれる人を探すと言われてからすぐ、その担当の人が姿を見せました。
「じゃあ、セラーに行きましょう」、と気持ちよく促してくれました♪

セラー

話しているうちに、ここでワインづくりを取り仕切っている人だと分かりました。レストランで想像したように、昔ながらの伝統を守ってワインをつくっている、こだわりの人! レストランでワインを飲みながらイメージしていたとおりの年配の男性でした。

あと2年で引退する年齢なのだそう。でも、後継者も同じ製法をするのだと、断言されました。

おしげなく次々とワインを試飲させてくれました。
想像していたように、やはり素晴らしい出来のワインなので、買付けをしました。

でも、ここで、噂に聞いていたある「もの」と初めて出会うことができたのも、面白い発見でした!

続く


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2010/06/13

ブルゴーニュワイン買付け旅行 その2


1カ月近く前、ブルゴーニュのワイン産地の中で「オート・コード・ド・ボーヌ」と呼ばれる地域に行きました。

ブドウの木
2010年5月19日撮影

ブドウの花が咲く直前だったのではないでしょうか。ブドウの開花期は短いので、いつも見そこなってしまいます。ブドウの房があると、もう花が終わったて実ができたのかと思ってしまいますが、ブドウの場合は、実のようなものが先にできて、それから花が咲くので分かりにくいのです...。

ブルゴーニュ・ワイン地図


驚くほど美味しかったワイン!

レストランでの食事は、やはりオート・コード・ド・ボーヌの白ワインを飲むことにしました。

ワインリストの中から候補にした2つのうちから迷ったのですが、
なんとなく選んだのがこちらのワイン↓

レストランで飲んだワイン

白ワインは席についてすぐ注文すると、食前酒代わりにもあるので便利。さっそく飲み始めたのですが、やたらにおいしいのでびっくりしました。口上がりがとても良い。こういうワインが好き♪

オート・コード・ド・ボーヌというのは、ブルゴーニュワインのメッカであるボーヌ市から少し高地に入ったところにある地域で生産されるAOCワインです。

高山がないブルゴーニュでは、標高500メートルくらいの所でも「山」とか「峠」とか呼ばれます。オート・コード・ド・ボーヌ(「オート」というのは「高い」という意味)も、Wikipédiaによると、0~450メートルの地域なのだそうです。

このブルゴーニュの山岳地帯(?!)にあるブドウ畑の景色は美しいのですが、森も多くなってしまうので、この当たりで生産されるワインは有名な高級ワインよりランクが下がります。

レストランにあったのは、私がいつも避けたいと思っている2007年ものでした。

2007年は、まだ記憶に生々しい寒い夏だったので、「こんな年には良いワインができるはずはない」という勝手な偏見を持っているのです。


それなのに、やたらにおいしい!
こんなワインを作っているのは誰?!
行ってみたい!

ラベルのデザインが昔風なので、こだわりのお爺さんがワインを作っているのではないかと思いました。ボトル眺めてみると、「手摘みで収穫」と書いてある。安いワインなのに、それをやっているのは、あっぱれであります♪

飲んだのは、下のワインの2007年ものでした↓


1760年に創設されたメゾン・キャピタン・ガニュロ
ブルゴーニュ オート・コート・ド・ボーヌ ブラン「レ・ギュロッテ」[2006]



ワイン産地の優れたレストランは良いワインを選ぶ

レストランは、先日の日記(レストランで出されたラムソンという山菜)で書いていました。とても洗練された創作料理で、しかもお手頃価格なので魅力的なレストラン。そういうグルメレストランは、地元ワインの選び方が良いのです。つまり、安くておいしいワインを選んでいる。

お給仕をしてくれた人はマダムらしい。このワインを作っているドメーヌはどんなところかと聞くと、「とても感じが良いところだから、是非いらっしゃいな」とおっしゃる。

ワイン選びが上手なレストランで飲んだワインが気に入ったときに買いに行く、というのはよくやります。一番確かな試飲法ではないでしょうか? レストランで払うワイン代の3分の1くらいが生産者価格だろう、と踏みます。2分の1でも納得なら、買い付けに行くのは躊躇しません。

ドメールがある村は少し離れていますが、飲んでいるうちに「ここのワインはすごい! 絶対買う!」という気分になってきたました。

食事が終わると、そこに行ってみることにしました。もっと高級なワインも作っているでしょうから、知っておく価値がある♪

続く


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2010/06/12

ブルゴーニュワイン買付け旅行 その1


ここのところ「ワインを買いに行こうよ」というお誘いが多いなと思ったので数えてみたら、この1カ月で8カ所のワイン醸造農家に行っていました。食品見本市にも行って色々なワインを試飲して買付もしましたが、それは数に入れていません。でも、1日に何カ所もワイン買付巡りをするときもあるから、数からいったら大したことがないな…。

この時期ワインを買い付けに行って嬉しいと思ったのは、2009年ものがそろそろ出てきたことです。去年はお天気がまあまあだったので、ワインも良いのができるだろうと期待していたら、本当にそうみたい。

2003年の猛暑(フランスでは大量の死者も出ました)の後、「地球が温暖化しているなんて言わないで欲しい!」と思うような悪天候の夏ばかりなのです。ところが去年は、久しぶりにまともに近い夏でした。それでワインの出来にも期待していたわけです。


ボージョレーのマション

この時期、ボージョレーのワイン醸造農家がお得意さんを招待して食事をふるまうイベントに友人たちと行くのが慣例になっています。農家の敷地で場所があるスペースのどこにでもテーブルをセットしてしまうという気取らない食事。

雨が降って寒くてどうしようもない年も多かったのですが、今年は素晴らしいお天気に恵まれました。フランス人たちは暑くて耐えがたいと嘆いていました。私にとっては彼らが言うようには蒸し暑くはないし、暑いのが嬉しいくらいだったのですが。

暑くなるかと思ってアイスボックスに入れて持参したオシボリが人気を呼びました。暑くてフーフー言っている一人には、次々と5枚くらいあげたので生き返ったようでした。

イベント会場からの眺め:
ボージョレーのブドウ畑

ブルゴーニュワインの産地で、ワインの質がどうのこうのというのを考えなかったら、高級ワインが生産されているディジョンからボーヌまでの地域より、南部のマコネと呼ばれる地域や、こちらボージョレーのブドウ畑の方が美しいと思います。起伏があって広々しているし、高速道路なんかが縦断したりはしていないし。

ブルゴーニュ・ワイン地図

メイン料理は、豚のもも肉の丸焼きでした。どうやったらこんな風に焼けるのだろうと思うほど柔らかくて、素晴らしくおいしかったです。

もちろん、この農家がつくっている「クリュ」が付くボージョレーの上ランク・ワインは飲み放題♪

ボージョレー・ワイン生産地の中心部であるリヨン市の周辺地域の言葉で、こういう気取らない食事を「マション(mâchon)」と呼びます。

友人たちとマションを楽しんでいたとき、「リヨンには3本の川が流れている」と言った友達がありました。

すると、「リヨンに流れているのは、ローヌ河とソーヌ川の2つだけだよ」とマジメな顔で言う人がいました。自分が住んでいない町にどんな名前の河川が流れているかなんて知らない方が自然ですから、「僕は知っているよ♪」という感じの反応。

リヨンを流れている3番目の川は、ボージョレーというジョークなのです。私でさえ知っているのに、あなたは知らなかったの?! フランス人なら誰でも知っていると思っていたので、意外な発見でした。


2009年はボージョレーの当たり年♪

2009年もののボージョレーを味わったのですが、やたらにおいしい。濃厚で、何年も寝かせておけそうなしっかりとしたワインでした。

いつも美味しいワインを作っている農家なのですが、ここまで美味しかったかな?... とさえ思ってしまいました。

友人たちとワインの買付をする慣例の1泊旅行だったので、翌日はボージョレーからほど遠くないマコネの白ワインを醸造している農家に行きました。そこで、2009年のボージョレーが当たり年なのは専門家の中では有名らしい、と確認。

農家のご主人が言っていました。
ボージョレーの人たちは、こんなワインができるのを何十年も待っていたはずだ

そう言ったのは、仲間の一人が学生時代に親友だった人なのです。いつも、表向きの発表とは違うとんでもない内部事情も話してくれるので、2009年もののボージョレーが素晴らしいというのは本当なのだろうと思いました。

でも、何十年もさかのぼったら、もっと気候が良かった年もあったでしょうに、どこがどう違ったのかな?…


ともかく、2009年もののワインには期待することにしました。上級ワインはまだセラーで寝ているので市場にでてきていませんが、姿を現してくれるのが楽しみです。

ついでに、今年も良い天候になると良いのだけれど…。

ブルゴーニュのコート・ドール県のワインで当たり年は、1949年から始まって9で終わる年が当たり年と記憶しているのですが(1979年はハズレ年)、ここのところ、2000年、2005年と5で割れる年のミレジムが優れています。

そんな勝手な数字によるはずはないのだけれど、2010年が良いミレジムになってくれれば良いなと思ってしまいます。この冬は異常に寒かったし、6月になっても晴天の暑い日が少ないこの頃なのですが...。でも、冬の服装で外出していた2007年の6月よりはマシな天気です。




追記:

いつもコメントで色々なことを教えていただいて感謝しているのですが、今回も全く気にしていなかったところを教えていただきました♪

大きな火山の噴火があった後には、ワインのはずれ年になる?!

もう記憶も薄れていたのですが、この春にはアイスランドの噴火があったのでした。ブルゴーニュに火山灰が降ったわけでもないので不思議に思って調べてみたら、「火山の冬」と呼ばれる現象があって、爆発的な噴火の後には温度が低下するといわれているそうです。

ワインの出来が悪くなるのも困りますが、これ以上寒くなって欲しくないです...。

続く


ブログ内の関連記事:
目次: 今年のミレジムは? (ブルゴーニュ・ワイン)
目次: ワインなどアルコール飲料に関するテーマ



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