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2010/10/29

オーヴェルニュのチーズ パエーリャを食べたり、オーウヴェルニュ出身者の招待者から大きなチーズのお土産があったりして、楽しい夕食会になりました。

連続記事を書いたのでリンクを入れておきます。




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2010/10/29

シリーズ記事【スペイン系の友人の家での夕食会(目次】 その4


パエーリャがメイン料理だった夕食会には、高齢のお爺さんがいました。この家のご主人のお父さん。

一人暮らしができないくらいに体が弱ってきたので、3人の子どもたちが交代で家に預かっているのです。1カ月滞在してから別の兄弟の家に移動というパターン。

こういうケースは非常に珍しいです。普通、フランスのお年寄りが一人で生活できなくなったら、家族が犠牲になることはなく、老人ホームに入りますので。

お爺さんが歩くのには杖が必要だし、シャワーを浴びるときの世話をするためにヘルパーさんが来ています。でも、まだ老人ホームに入れなければならないレベルではないと、家族は判断しているのだそうです。

フランスで知っている高齢者は、気丈に一人暮らしをしているか、老人ホームに入る人ばかりなので、1カ月ごとに家をかえるお爺さんが、本人にとって良いことなのかどうか疑問に思ってしまいます。フランス人たちが言うように、仲間がいる老人ホームに住む方が楽しいのではないか?...

この家の場合は、戦後にスペインから移民してきた一族なので、特別に家族の絆が強いのかも知れません。

それよりも、このお爺さんはフランス語を全く話さないので、老人ホームに入れるのは可愛そうだと子どもたちが考えるのではないかと思います。おしゃべりもできなかったら、老人ホームに入っても寂しいですよね?

それにしても、スペインから移民してきた人たちが多く住む町に住んでいたとはいえ、半世紀近くもフランスで暮らしながらフランス語を全く話さなくても不自由しなかったのかな?… そうだとしたら、自己主張しないとどうしようもないフランスでよく生きられたものだ、と感心してしまいます。


フランスの高齢者たちは気丈

普通のフランスのお年寄りたちは、気遣いしながら子どもと一緒に住むのは嫌だと言います。スープがさめない距離に住んでいるケースはよくあります。フランスの家族は、べったりしないので仲良くできるのではないかと感じています。

日本では年取った親の面倒をみることで悲劇的に大変なケースを知っているし、極度の痴ほう症の母親と同居しているうちに夫婦でノイローゼになってしまった知人もいます。

フランスの友人にそんな話しをすると、今の時代にそんな状況があるとは! と驚かれます。でも、日本はフランスのように高齢者福祉が発達していないのだもの...。

それに、フランスのお年寄りたちは驚くほど気丈です。

町では、横断歩道で信号が青のうちに渡りきれないような歩き方をしている高齢者も見かけます。日本では押し車のようなもので歩いているお年寄りがよくいますが、フランスでは病院の中でしか使わないと思います。プライドが許さないのだと思う。

田舎で一人暮らしをしているお婆さんも大変そう。お年寄りは昔風の生活を続けていることが多いので、暖炉に火をくべたりなど、かなり重労働なことが必要ですから。そもそも、古い家ではドアをあけるのだって力がいるのです。


友達の家のお爺さんの場合

幸いなことに、とても愛らしいお爺さんです。私とも全く会話できないのですが、目が合うと、ニコ~っと笑ってくれます。

お爺さんが何か言ったときには息子が通訳してくれるのですが、なぜか格言みたいなことばかり言っています。常識にとらわれないで判断しているのに感心して、私たちは笑ってしまいます。

友達の家の奥さんは専業主婦だし、子どもたちも独立しているので、至れり尽くせりでお爺さんの面倒を見ています。彼女は幼いときに父親をなくしたそうで、お爺さんを預かるのが嬉しいのだと話しています。「ペペール(おじいちゃん)」と呼んで、赤ちゃんを可愛がるようにベタベタ!

フランス女性たちを見ていると、若い時はとても気難しいのに、子どもを持つとメロメロに優しくなる人が多いように感じます。この家の奥さんも、その愛情たっぷりタイプ。

ご主人の方はある程度のスペイン語を話しますが、奥さんの方は全くダメ。それでも彼女は、スペイン語風とイタリア語風の言葉を交えたフランス語で話しかけています。メチャメチャな言葉なので笑ってしまうのですが、それでも意思疎通はできているようす。

フランスでは、スキンシップがあるのが良いなと思います。なんだか分からないことを言っているけれど、赤ちゃんにするように「大好きよ~」と言って抱きしめてばかりしていたら、「この人は私が好きなんだろう」と思えるはずですから。

彼女は自然体で接していて、無理はしていません。フランス語を話さないので余計に幼児のようになっているお爺さんに、「だめよ~、ペペール!」と笑いながら手をあげて見せたりもする。「フランス語で話していることは結構分かっているのに、ペペールはずるいのよ~♪」、と、私に笑って言ったりもしています。

だから義理のお父さんの世話ができるのだろうな…。無理をしないのが第一です! ご主人も、奥さんに感謝している様子がよく見えます。これも非常に大事でしょうね。

でも、高齢者をあずかって世話をするのは大変だろうな…。

毎年慣例のワイン・イベントに行くことにしていたのですが、お爺さんが家にいる時期にぶつかってしまったので、友人夫妻は私たちと一緒にイベントに行くのを断念していました。


この日の夕食は5時間くらい続いたのですが、お爺さんは私たちと一緒にいました。途中で奥さんが「疲れていたら寝室に連れて行くから」と言っても首を振っていました。みんなと会話はできないのですが、雰囲気を楽しんでいるようす。食後タイムになってから、ようやく奥さんに付き添われて寝室に引き上げて行きました。

私はその後少し残ったのですが、午前1時を回ったころにお暇しました。ご主人の会社の仲間たちは家に泊ったので、明けがた4時過ぎまで騒いでいたのだそうです。


追記:
このペペールと呼ばれていたお爺さんは、2年もたたないうちに亡くなってしまいました:
たんなる偶然?... 2012/03/25

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2010/10/27

シリーズ記事【スペイン系の友人の家での夕食会(目次】 その3


食前酒で色々なおつまみが出たので前菜はない。テーブルについてパエーリャとなったのですが、そのあとは普通のフランス式の食べ方になりました。つまり、メイン料理の後はチーズ。

チーズが出てくるのを待つ間、ご主人がオーヴェルニュからチーズを3キロ持ってきた人に言いました。彼の持ってくるチーズほどおいしいチーズは食べたことがない、と私が言っていたと。

ちょっとオーバー! フランスのチーズは実に色々あるので、どれが一番おいしいかなんて決められません。

この人が持ってきたチーズを前にもご馳走になっていて、「地元から持ってくるチーズって、こんなにおいしいものかと驚いた♪」とは言っていました。でも、「フランスで一番おいしい」ではなくて、「オーヴェルニュのチーズの中で」と言ったつもり。もっと詳しく言うと、オーヴェルニュに旅行したときに食べたオーヴェルニュのチーズと同じくらい美味しい、という気持ちだったのですけど…。

でも、3キロもチーズを持ってきてくれた人にお礼を言うために私を引き合いに出したのだから、あえて注釈はつけないに限る!

どこの地方でも同じですが、ご主人の仲良しの同僚が来るたびに持ってきてくれるのも、ブルゴーニュではなかなか出合えない絶品のオーヴェルニュ・チーズなのは事実です!


オーヴェルニュのチーズ 3キロの中身は?

お土産のチーズは、そのまま皿にのせたようでした。



これが3キロのチーズですか。さすがに、すごいボリューム!
左がブルー・ド―ヴェルニュ、真ん中と右がサンネクテール

この2つはよく知られたチーズなのですが、別の皿にのせられていたのは見たこともないチーズでした。それで、包装紙を持ち上げて、名前が見えるようにしてから写真をとっておきました。

ガプロン・ドーヴェルニュという名前のチーズでした:



ニンニクが入っているせいなのでしょうが、強烈な個性があるチーズです!
というか... かなり強烈な臭い!

フランスには臭いチーズがあって、チーズが好きになると、どんどん味が強いものが好きになる傾向があると思うのですが、このガプロン・ド―ヴェルニュというのは、ものすごく特殊です。

食卓にいた人たちの中でも、これが美味しいと言う人は一人もいませんでした!…

サンネクテール・フェルミエA.O.C

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Bleu d'Auvergneブルー・ド・ヴェルニュ 80g

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スペインの大きなチーズも!

もちろん、ホスト役のお家でもチーズを用意していました。オーヴェルニュのチーズだけで十分なので、出してきたのはスペイン系のお店で買ったスペインのチーズだけでした。

ご主人の故郷ラマンチャ(スペイン)で作った巨大なチーズ。それを見せてから、それをスライスしてテーブルに乗せられました。

「ケソ(スペイン語でチーズのこと)」と言ってご主人が自慢げに出してきましたが、マンチェゴというチーズだと思います。薄くスライスして出すのがスペイン流のようです。

もしもこの日、私たちがパエーリャを食べている間にこっそりと泥棒が入ったら、チーズを5キロ近く盗めたのではないかな?…


このスペインのチーズには楽しい思い出があります。

ラマンチャ地方に行ったとき、レストランが見つからなくて困った日がありました。トンキホーテの居酒屋のようなレストランがあったのですが、団体がたくさん入っているので避けたら、他には見つからないうちに時間がたったのでした...。

仕方がないので観光を続けようとしたら、風車小屋で近郊の農家の人らしい男性がチーズを売っていました。事情を話すとチーズとワインで食事するように提案され、パンもわけてくれました。冬で外は寒かったので、風車小屋の中にイスをしつらえてもらってピクニックしたのです。

ですので、このマンチェゴを懐かしく味わってみたかったったのですが、なにしろオーヴェルニュのチーズですでにお腹いっぱい! 味見程度の量にとどめました。

他の人もオーヴェルニュのチーズだけで十分だった様子。ただし、スペイン出身のご主人と、もう一人がケソを喜んで食べていました。そのもう一人とは誰だっかは次の日記でします。


帰るときには、チーズのお土産をいただきました。1週間や2週間はチーズを買わなくてすむくらいの量♪

チーズを世界中から集めたグルメMAP!フランス産チーズ
 ☆ オーヴェルニュ地方のチーズ
 ☆ サンネクテール
 ☆ ブルー・ド―ヴェルニュ
 ☆ ギャプロン

スペインのチーズ
 ☆ マンチェゴ



食べ物のことは終わりにして、次の日記では夕食会を開いた家族のお話しを付け加えておきます。

続く


ブログ内の関連記事:
目次: 乳製品(チーズ、バター)に関して書いた日記


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2010/10/26

シリーズ記事【スペイン系の友人の家での夕食会(目次】 その2


会社の親しい仲間が集まった友人の家での食事会には、フランス各地に住む人たちが集まっていました。何人かはお国自慢の食べ物を持ってきていました。


高級食材のフォアグラを、2キロもお土産に持ってきたの?!

フランス南西部にあるペリゴール地方から来た人は、鴨のフォアグラ2キロでテリーヌを作って持ってきてくれたのだそう。

ペリゴールは、フォアグラがおいしいことで知られている地方です。地元では少しは安く手に入るのかもしれないけれど、やはりフォアグラはフランスでは超高級食材です。

ちなみに、ホームメイドのフォアグラは、右の写真のような生のブロックを買って作ります。フォアグラ鴨のレバーは1個500グラムくらいなので、2キロということは、いっぺんに4つも買ったということ?!

すごいな...。


フォアグラ2キロをお土産に持ってきてくれる人なら、私だっていつでも招待したいですよ~!


瓶詰めのお手製フォアグラがおいしいので驚く

フランスの家庭でつくる保存食は、右の写真のような密封できるガラス瓶を使います。

15個も持ってきてくれたのだ、と奥さんが有頂天になっています。

驚くほどおいしい♪

やはりフォアグラの本場ペリゴールの人なので、作り慣れていて上手なのでしょうね...。


鴨やガチョウを飼育しているフランスの農家も、自家製フォアグラの瓶詰めをつくって直売しているのですが、こんなに美味しいのには出会ったことがありませんでした。

フォアグラは、友達が作ってくれるか、レストランのホームメイド、つまり日持ちがしないテリーヌがおいしいと信じきっていました。

瓶に密封したフォアグラがこんなにおいしいとは驚きです。

たぶん市販されている瓶づめは、衛生面で問題がないように加熱しすぎているのだろうと思いました。



イチジク入りのフォアグラだった

とても美味しかったので、作ったご本人からどんな風に調理したのか詳しく説明してもらいました。

このときあけたものはイチジクを小さく切って入れ込んだのだそう。フォアグラ1個当たりに、生のイチジクを1個程度。食べるときには分からないくらい、ほんの少し入っている感じでした。

これが何とも言えなくマッチしている!

「よかったら、いつでも作ってあげますよ」と言ってくれましたが、フォアグラの保存食は必要ないものな…。1個ぽっち作ってもらうわけにもいかないし...。

ときどき友人にテリーヌを作ってもらう程度で私は間に合います。

ホームメードのフォアグラは美味しいのですが、常温で保管できないのではないかと思います。鴨飼育農家は、大量生産とは違う手作りフォアグラ(ボーカル入り)を直売しているのですが、冷蔵庫で保管しなければなりません。それで、帰国するときに日本に持って帰ることができません。

友人の家では冷蔵庫に10幾つもの瓶をストックすると場所ふさぎだな... などと、余計な心配をしてしまいました。

ひょっとして、この奥さんは冷凍が好きなので(突然のお客が多い家なので無理ないのですが)、フォアグラを冷凍してしまうのかもしれない。だとしたら、なんともったいないこと!...


お土産じゃなかった

後で知ったのですが、この2キロのフォアグラは、材料代を払って作ってもらっていたのでした。それはそうですよね。お土産にしては高価すぎます! お土産で持っていったとしても、せいぜい1瓶でたくさんです。

思えば、あと2カ月でクリスマスでした。クリスマスからお正月にかけてはご馳走を食べるので、フォアグラがあると大変便利なのですよね。それで友人は作って持ってきてくれるように頼んだのだと思います。

それにしても2キロもというのは贅沢。でも、この家は田舎にあるので、休暇シーズンにはいつもたくさん親戚の人たちが泊まりに来ているのです。25人もが家に泊まったことがあるとか。10数個のフォアグラなんか、すぐになくなってしまうでしょうね。



フォアグラを楽天市場で検索


フォアグラ・メーカーへの恨み

日本でも瓶づめのフォアグラを売っているのかな、と調べてみたら、右のが出てきました。

有名な食品メーカーのものなのですが、これを見たら思い出してしまったことがあります。見たくもないと思っていた会社名なのです。

ずいぶん前のこと。日本で友達を数人呼んで食事をしたとき、フランスで買ったフォアグラがあったので出したら、大変な人気でした。

フランス産鴨のフォアグラブロック35g瓶入

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価格:1,874円(税込、送料別)


みんなが「この次帰るときに買ってきて」と言います。「私が出したの半分くらいでも2,000円くらいするよの」と脅かしたのですが、「こんなにおいしいなら全然かまわない」と口をそろえて言います。

「私も、私も~♪」と、みんな嬉しそうに、一人3個とか、5個とか注文するので、メモしました。

後になると、ワインをたくさん飲んでいたので、酔った勢いだったのだろうと思います。当時はワインボトルを機内持ち込みできたので、毎回8本、キャリーケースに入れて運んでいました。

フランスに戻って、日本に帰国するのが近づいてから慌てて探して買ったのが、このコンテス・ドゥ・バリーというメーカーの、一番小さな缶詰だったのでした。

あの当時は円が安かったので、フランスで買っても小さなフォアグラの缶詰1個が2,500円くらいだったと記憶しています。そんな大金(私にとってはですが)を出すのは痛いな... と思ったのですが、約束してしまったことは守らねばならない!

また皆を食事に招待して、「フォアグラ、買ってきたわよ~♪」と出したのですが、みんな注文したことなんか忘れてしまっていた様子。半年もたっていたので当然かもしれませんが、ギャフンとしました。今の時代だったら、買う前に「本当に欲しい?」とメールを出して簡単だったはずですが。

嘘みたいに小さな缶詰が1個2,000円と聞いたら、買う気にならなくて当然です。そんなお金をかけるのはバカらしいですよ。私だってそう思ったのですが、みんな欲しいと言ったのだもの...。

こういう場合、「欲しかったら、で、良いのよ」と言うではないですか? 「残ったら私が食べるのだから大丈夫」と付け加えて。

1個だけ引き取ってくれる人、全く興味を示さない人...。押し売りをしてしまったみたいで、ひどくバツが悪かったです。

お姉さんのようにいつも私に優しくしてくれる友達がいて、彼女は1個しか注文しなかったのに、残ったのはみんな引き取ってくれると言ってくれました。でも、私と同じくらいお金がない人なので、そんな申し出を受けるわけにはいきません。

このことがあってからは、「お金を出すから、フランスから(あるいは日本から)買ってきて」と言われても、できるだけお断りするように努めています。

知らない国のものは、値段に見合うかどうかなどは判断できないのが普通だと思うのです。逆に、私自身が価値がないと感じるもの(フランスのブランド品)を頼まれるのも極力避けたいです。パリに住んでいるわけではないので、探し出すのが想像を絶するくらい大変。それよりも、そんな価格の価値はないと私が苛立ってしまうので、お金なんか徴収できません。

予算が許す範囲のものを買って、お土産にするのに限ります! その方がずっと気分が良いし、素直に喜んでもらえると思うから。

でも、日本の場合、形式的なお返しをする方がいらっしゃるのですよね...。日本の美徳なのでしょうけれど、私にはなじめません。フランスは、この点では非常にすんなりとした気分でいられる国です。

お返しが戻ってくるのは、注文したのを忘れられる以上に私にはショックです。気が向いたときしかフランスからお土産を持って帰らない私なのですが、つまらないものをプレゼントしたときに、フォーション商品のお返しが届いたりすると、悪いことをしてしまった~! と青くなります。




変なことを思い出したので脱線しましたが、このときの夕食会の話しはまだ続きます。2キロのフォアグラの後は、3キロのチーズのお話し。こちらは正真正銘のお土産でした。

続く


ブログ内リンク:
★ 目次: フランスで食べる鳥肉(鶏、鴨、ウズラ、鳩など)


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2010/10/25

シリーズ記事【スペイン系の友人の家での夕食会(目次】 その1


ご主人がスペイン系、奥さんがイタリア系というカップルのお家に招待されました。

パエーリャ

頻繁に親戚や友人たちが集まる家なのですが、最近はパエーリャを得意料理とするようになりました。

食前酒のおつまみを充実させておけば、テーブルについたときにはメイン料理のパエーリャからスタートできるという便利な料理だと思います。

以前はご主人のお姉さんがやってきてパエーリャを作っていたのですが、自分たちで作ろうと修行したのでした。始めのころは、お姉さんのパエーリャの美味しさが懐かしくて仕方なかったのですが、最近は同じくらいに上手になりました。

ただし、準備はとても大変そうです! 奥さんが具の下ごしらえをして、ご主人がお米を煮る役割。

私がパエーリャを好きなのを知っているので、本来は私を呼ぶ集まりでもないときにも招待してくれます。

今回は、ご主人の仕事仲間が近くで会議をしたので(近くと言っても50キロ余りの距離があったはず)、メンバーの中の親しい人たちを食事に招待した集まりに呼んでくださいました。

中にはすでに会ったことがある愉快な人たち入っているので、遠慮なくご招待に応じました。というか、仕事関係の人が集まるときには行きたくなかったのですが、その前に2度ほどご招待を受けても行けなかったので、今回は行かねばならぬ、と覚悟したのでした。

さて、この日のパエーリャ:


2回目のサービスのときに撮影
パエーリャ専門の鍋は3つ持っていて、この日は中間の大きさの鍋でした。一番大きい鍋では50人分作れるのだそう。


食卓で仕事の話しが出たらつまらないな、と少し心配していたのですが、全くそれはなし。誰かが口に出した瞬間もあったのですが、「だめ、だめ」と隣から差し止められていました。

パエーリャの後、メンバーの中で一番偉い人(初めて家に来たのだそう)が、奥さんに向かって食事会を催したことを感謝していました。

おいしかった、楽しい集まりだ、という内容なのですが、非常にうまい言葉を並べていました。それほど親しくない人に食事に招待されたときは、これをやるのが絶対に礼儀。私が食事を用意したときにも感謝の言葉を並べられると、努力がすべて報われた気分になれます。

フランス人たちは冗談や皮肉を言うのもうまいですが、こういうスピーチもお上手! 私もこんなに上手に感謝の言葉が言えたらな… と羨ましく思いました。


ドンキホーテ

このお家のご主人はラマンチャが故郷です。頻繁に食事に招待される家なので、先日でかけた町に閉店じまいの店があったので入ってみたら見つけたドンキホーテの人形(4割引き♪)を買っていたので、それを持っていきました。

招待されてからお土産探しをするのは大変なので、よくお呼ばれする友達のプレゼントなどは何か面白いものがあったときに買っておくと便利なのです。フランスでは、祝い事の席でなければお土産を持っていかなくても大丈夫なのですが、やはり何か持っていった方が格好がつきます。

そのドンキホーテの人形です:



とても気に入った人形だったので、パッケージを開けて飾ったところで写真をとっておきました。

ちなみに、後ろにある花束は、誰かが持ってきたものだと思います。ずっと後ろにあるのは、いつか私が日本からお土産に持ってきた漆器です。お盆なのですが飾ってしまっていて、使ったことはないような…。


キロ単位のお土産!

始まりは2階のゲーム室で食前酒。ちょっとしたカフェくらいの広さがあって、ビリヤードなど色々なゲームもあって、お酒をサービスする本格的なカウンターもあります。

そこに案内するご主人が私に言います。オーヴェルニュから来た同僚が、チーズを3キロも持ってきてしまったとのこと。オーヴェルニュは、フランスでも定評のあるチーズの産地なのです。「3キロももらったって食べきれないよ!」、などと言っています。

さっそく今日の食事にも出すとのことなので、「わぁ~、嬉しいな♪」、と私。
以前にも持ってきてくれたときがあって、オーヴェルニュのチーズを堪能できたのです。

ゲーム室では、もう食前酒を飲み始めている人たちがいました。

スペインのおつまみが色々並べてあったのですが、さらにフォアグラが運ばれてきました。集まった人のうちの一人が作って持ってきてくれたのだそう。

「フォアグラを2キロを持ってきてくれた」と聞いて、びっくり!

続く


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2010/10/24
ついに最低気温は氷点下という世界になりました。

寂しい冬の始まりですが、その代わりに楽しみになるのは食事。ブルゴーニュの郷土料理もほとんどは冬の料理です。コッコ・ヴァンとか、ブッフ・ブルギニョンとかは、観光客でもなければ夏に食べる料理ではありません。

冬は狩猟が解禁になっているので、ジビエのシーズンなのですが、まだ2回しか食べていません。1回はレストランで、1回は朝市で買ったものを友人が料理したもの。

それと、夏にも一度、友人の家で食べているのは記憶に新しいところ。集まったうちの一人がハンターなので、テリーヌを作って持ってくれたのです。でも、冷凍しておいた肉を使ったはずです。狩猟解禁前でしたので。

このとき、ウサギの頭をつけたテリーヌの容器がおもしろいので写真をとっていました。



フランスでは珍重されるジビエなのですが、そう簡単には食べられません。「冬の間に食べよう!」と思っていながら、一度も食べなかった年もあります。


ジビエの流通には厳しい法律がある


狩猟小屋でのハンターたちの昼食に招待してもらったときの写真
フランスで狩猟をする人たちの大きな楽しみの一つには、仲間でご馳走を食べるということにあるそうです。愉快にご馳走を食べる終わった彼らは、狩りにでかけていきました。当然ながらワインもしたたかに飲んでいるわけなので、そのあとで鉄砲を持つのは無謀だという気もしました!


ハンターの人たちは環境保護の役割も担っていて、シーズンに捕獲できるジビエの数が定められています。それでも、食べきれないほどジビエを収穫するそうですが、フランスでは市場に出回れない仕組みになっています。

ハンターが自分たちで食べたり、友人にあげるのは全く自由なのですが、それを売るとなると食品の安全に関する厳しい法律が関わってくるからです。

レストランでジビエを仕入れるのには、特に規制が厳しいようです。トレーサビリティのために、どこの誰が捕獲したかの書類をハンター一人当たりに4部作成する必要もあるのだそう。レストランから80キロ以内で射とめた獲物でないと出してはいけない、などという法律もできたのだとか。だとしたら、パリなどにあるレストランで新鮮なジビエを使った料理を出すのは至難の業?

昔のフランスでは、は余ったジビエを老人ホームに寄付するという習慣もあったそうですが、今はする人がいないと思います。肉をタダであげようと思っても、衛生検査を受けて証明書を添えなければいけないので、そんなお金までかけてプレゼントするはずがない。

少し前に読んだ雑誌に、ジビエや森でとれたキノコの素晴らしい料理をするレストランが紹介されていました。ただし、レストランがどこにあるかは伏せています。ややっこしい証明書類をそろえることをせずにジビエをハンターから仕入れて使っているシェフの紹介です。法律違反行為を告発するのではなくて、おいしい食材が消えていくというお話しでした。

私は狩猟そのものが残酷なので好きではないし、味が濃厚なジビエの後は走らないのですが(「好きではない」というときのフランスの表現!)、自家製テリーヌの中には一生忘れられないくらい美味しいのに出会っています。


めったにジビエにはお目にかからない

冬の朝市でジビエがつり下がっているのが風物詩のようなものだったのですが、いつの頃からか姿を消しました。

いつ頃まで見られたかなと思って写真を探してみたら、出てきました。


2003年9月、ブルゴーニュのディジョン市の朝市で撮影

もっと前から姿を消したように思っていたのですが、少なくとも7年前にはあったということのようです。

この店では、真空パックのジビエの肉を売るようになっていたのですが、今年はなくなっているように感じました。ディジョンの朝市の会場は広いので、しっかり見て確認したわけではないのですが。注文すれば手に入ると書いてある肉屋があるのは目に止まりました。

ディジョンの朝市で見かけなくなってから、ジビエだと一見して分かる肉(羽や毛皮がついたまま)を販売するのは禁止になったのだろうと思っていたのですが、先日、別の町の朝市でジビエを見ました。

ただし、ジビエらしくつり下げられているのではなくて、ショーケースに入っていました。



毛皮つきのウサギには驚きました。この姿では販売してはいけなくなっているのではないかと思っていたからです。

「perdreau(ヤマウズラ)」を買って、友人に料理してもらいました。

お店の人がお勧めるのに従って、シュークルート(ザワークラウト)のキャベツも買って、それを下に敷いて鍋で料理するというもの。

ジビエの料理は素人には難しいのですが、ベーコンなど色々入っているキャベツの漬物が良かったのか、とても美味しく出来上がりました。

ヤマウズラを食べているときには中に小さな弾丸が入っていたので本物。ジビエの鳥類を食べるときには、これを食べないように注意しなければならないのです。

意外だと驚いたのは、このヤマウズラが安かったこと。1羽6ユーロ(700円くらい)。4羽まとめて買えば、1羽5ユーロ。他で売っているのをまだ見比べていないので、この店が特別に安かったのかどうかは分かりません。

たまたま行った朝市なので、いつでもまた買えるというわけではないのが残念…。

日本ではジビエがフランスのようにはポピュラーではないと思うのですが、検索してみるとかなり出てきたので意外でした。鹿肉が圧倒的に多いように見えます。

日本で販売されているジビエを探してみる  


いままでに書いた日記:
ジビエに関する日記 一覧

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2010/10/22
リンゴの木に花がたくさん咲いた時期、間引きしなければいけないのだとは思ったのですが、どうせ実がならない花もあるだろうからと放置していました。

そうしたら、リンゴの実がたくさんついてきました。ここで、少し間引きしなければ、と再び思ったのですが、小さな実をとるのは可愛そう…。

そのままにしていたら、枝がしなるほど実が大きくなってきました。

やはり、間引きすべきだったみたい。道端にあるリンゴの木のように小さな実ばかりになりました。天候が悪かったせいもあるのか、見るからに哀れな姿。

それでも、おいしさには代わりない感じがします。甘さには欠けるだろうと思ったので、とりあえず薄切りにしてサラダに入れてみたのですが、サクサク感がでてすごく美味しい♪

リンゴは便利な果物ですね。豚肉料理の付け合わせとしても定番です。


リンゴのコンポートを作る

せっせと使ったのですが、虫食いを捨てても食べきれないほどあるので、リンゴのコンポートにしました。砂糖を入れて煮るだけなので簡単。



私のは無農薬リンゴです。この作業をしていて感心したのは、リンゴを切っていても、全く変色しないこと。

店で買ったリンゴやナスは、切ったそばから塩水に付けないと変色してしまうではないですか? あれは農薬のせいだと聞いたのですが、本当にそうなんですね。

貧弱なリンゴですが、コンポートも美味しかったです。

そのままだと乳児食みたいなので、先日たくさん作ったブラックベリーのジャムを上に少しのせると目先も変わるので気に入りました。



サイトにあったリンゴのコンポートのレシピ:
Recette Compote de pommes
レモンの皮、シナモン、砂糖、蜂蜜、バニラエッセンスを入れています。

私はリンゴに砂糖を入れただけのコンポートを作ったのですが、蜂蜜やバニラを入れるとおいしそう。リンゴのタルトでもシナモンを入れるのが普通なのですが、なぜかフランス人の中には極端に嫌う人がいるので入れないようになりました。


前触れなしにやってきた友人に食事を出したとき、デザートが何もなかったのでコンポートを使いました。そのまま出すにはありふれすぎているので、アーモンドのスライスをのせて、オーブンで軽く焼いてみました。



どうなるか分からないので、小さなのを作ってバニラアイスクリームに添えることにしました。

オーブンの火加減を間違えずにアーモンドがこんがり焦げてくれていたら、全く悪くない一品だと思いました。コンポートの方は暖まった程度だったのが良かったです。


来年は、やはり間引きして大きなリンゴを育てようかな?…

ちゃんと間引きした年に収穫したリンゴの写真を入れた日記:
フランス王家の紋章がついたリンゴを作る 2006/09/29

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2010/10/21
フランスでは年金制度改革に反対する一連の運動で、ガソリンが不足しています。

ついに大統領は燃料備蓄基地の封鎖解除を警察に命令したのですが、それで解決すののでしょうか? 石油をストックしている場所のストが解除されたって、それを運ぶガソリンを運ぶトラックがストをしているのですから、そう簡単にはガソリンが行きわたるようにはならないのではないかと思ってしまいますが…。

ニュースサイト:
2010/10/20: フランス ガソリン不足深刻…スタンドに車列 精製所スト
2010/10/21: 仏ストで警察に封鎖解除を命令、デモ隊と衝突も


フランス人にとって、不足して困るのは、食料とガソリンなのだそうです。

そう友人が言うので、日本でオイルショックがおきたときには、トイレットペーパーがなくなると心配されて、みんなが大量に買い占めて、大問題になったのだと話しました。

友人の反応は、?????

考えてみれば、トイレットペーパーがなくなたって、そう深刻な事態ではないですよね。そもそも、あのときは、トイレットペーパーはそんなに不足していたわけではなかったのに、みんながパニック状態になっただけのことだそうだし…。

そこで、思ったこと。


日本人って、トイレに異常なまでのこだわりがあるのではないか?

まず、最近の便座がすごい! 総称するには「温水洗浄便座」と呼びますか?

高級品なのだろうと思っていたら、デパートでも何処にでも設置されだしたので驚きました。日本でそれを体験したフランス人たちは皆びっくりするようです。

それが出始めのころ、ホテルにあったので、フランス人に面白いからトイレに行くようにと勧めたことがありました。いくら待っても出てこない。ようやく出てきた彼から、水が出てきて面白かったけれど、止め方が分からないので立ち上がれなかったのだと言われました。後で気が付いたら、操作ボタンは日本語表示だけだったのでした!

少し前、インターネットで探し物をしていたら、日本のエレベーターの中には緊急用の折りたたみ式トイレがあると聞いて、嘘~! と思いました。

でも、本当なのでした!
ちゃんと販売もされていました⇒

エレベーターに閉じ込められたとき、長時間救出されないとトイレに行きたくなるだろうという配慮なんだそう。

でも、そんなのがあると知らなかったら、壁の隅にあるものの蓋をあけてみようとは思いつかないと思うけれど…。

エレベーターの中が真っ暗になったら、「緊急用トイレ」などという文字が浮かび上がるのでしょうか?



こんなものが存在するとしたら、日本人が災害にあったときのためのトイレを心配する面白グッズがあるのではないかと思って調べてみました。

楽天市場にはコーナーができていたので、一覧できました。
防災グッズ・避難セット特集 備えておきたい人気防災用品をご紹介!
火災報知機・防災頭巾・ラジオ・簡易トイレ・保存食など、充実の品揃え


地震が多い国なので、心配する人がいるのは当然でしょうね。思いだせば、東京で働いている友達が、オフィスの机の下にはヘルメットとか非常食が置かれた、と話していましたっけ。

グッズは様々なものが販売されているようですが、さて、トイレ関係は?

防犯グッズ・非難セット特集の中には、ちゃんと「携帯・簡易トイレ」のコーナーがあって、実に色々なグッズが2,000以上も売られていました。すごい!

ぱっと目に飛び込んできたのは、右のもの。

非常事態になったときのことでしょう? こんなものを使用する必要があるんですか?!... セットにするテントがあるので、大勢の人が集まる避難所で使うためのもの? でも、段ボール製なので、家庭用ではないかという気もする...。



こんなにトイレの心配をするのは、とても日本的じゃないでしょうか?

そういう私も、変にトイレが気になる傾向があります。

特に注目しているのは中世の城にあった「ラトリンヌ」というトイレ。ラトリンヌを見ると写真をとっているので、ついでにフランスで見た変わったトイレの写真もコレクションしています。変な趣味ですが、昔のが残っていたりして、面白いのです(言いわけ)。

先日のチリでおきた炭鉱の落盤事故のニュースを見たときも、トイレはどうしているのだろう? などと心配してしまった私でした。

だって、炭鉱現場は密室状態でしょう? 2カ月余りも33人が暮らしていたわけですが、食料は供給してもらっていたらしい。としたら、排出物もかなりたまるはずではないですか?… 日本だったら、簡易トイレの差し入れもしたかな?…
 
追記:

福島原発事故のときも、日本人にはトイレがないと困ると考えるのだという思いをしました。

日本で「原発はトイレのないマンションのようなもの」と言う原発反対者があったからです。確かに、一軒家なら庭の一角に簡易トイレでもつくってしのげますが、高層マンションにトイレがなかったら困るかな?...

同じようにフランス人たちにも、原発は事故がおきると収拾できないのだと思い知らせる事故だったわけですが、友人たちの表現は違っていました。
ブレーキのない車を売ったようなものだよ!

こちらの方が現実感がありませんか?

ブレーキがきかない車だと知らないで運転していたら、いつかは事故をおこして死んでしまう危険が非常に高いわけですから、考えただけで怖くなります。でも、トイレがなくたって、死にませんよ...。それとも、日本人は、トイレがなかったら生きていけないと思うのかな?...


フランスには公衆トイレが少ない

これは、日本から旅行にいらした方が一番困ることではないですか? デパートのようなところにさえトイレがないのは信じられないです。

昔はけっこうあったとフランス人は言うのですが、掃除が大変だかららなくしたらしいです。今でも、地方によって、ちゃんと公衆トイレがあるところと、ほとんど設置していないところがあります。

最近のパリでは、路上にあるコイン式のトイレが無料になったようですね。パリ市長は市営博物館も無料にしたので、トイレを無料にするのは当然だろうな、と思いました。


パリ市内の町かど
「toilettes(トイレ)」の文字の下に「accès gratuit(Free accessのこと)」と書いてあるので無料なのだと思います。


無料で入れるトイレがなかったら、夜には路上で用を足してしまう男性もいるでしょうから不衛生です。無料にすべきです!

マルセイユに行ったとき、地元に住む友人と屋内駐車場に行ったら、うひゃ~というくらい匂いました。友人は「ここはマルセイユだからね」などと苦笑。普通、こういう駐車場にはトイレがあるのですが、ここはなかったのか、トイレがある階に行くのが面倒な人がたくさんいるのか?…


森で用をたした方がお行儀が良い?

フランスでトイレがないのは困るのですが、まあ、何とかはなるのですよね。第一に、余り行かない習慣ができます。

困ったときには、町なかにはカフェがあり、田舎には森がある。

フランスの友人たちの行動を観察していると、誰かの家に行ったとき、いきなり「トイレをかしてください」というのは避けるのがマナーのようです。よほど差し迫っている女性の場合がそう言うのは、2回か3回、目撃したことがありますが。

みんなでワインの買付け旅行をするときは、あちこちでワインを試飲するので、自然に呼ばれる状態になります。そんなとき、途中の適当な場所でトイレストップしていますね。

もちろん、お上品なマダムなどはそんなことはしませんが、普通の人だったら、女性でもしなれているようです。人口が少ないフランスなので、そんなことができるのでしょうね。というか、トイレがないのですもの!

私は東京育ちなので、野外でさっさと用を足せるようになるまでは2年くらいかかったような気がします。始めのころは、森の奥の、奥の方まで歩いて行っていました。でも、今では平気。かえって、汚いトイレに行くのより好きです。

数人の友人たちと旅行しているときは全く問題ありません。女性たちが言っている言葉を真似して「わたし、ピピしてくる」と言えば(子ども言葉だと思うのですが、年配の女性でも平気でそう言うのです)、みんなは私が行く方向を見ないでくれます。

困るのは、ブドウ畑が広がる地域。フランスのブドウの木は背が低いので、隠れようがないからです。

それから、大勢で行動しているとき。


トイレに困った想い出

参加費を安くするためにピクニックをする郷土史研究会で、野原でピクニックランチをとったことがありました。その後の予定は、城を見せてもらうために知らない人が住むお家を何軒か訪問するのですから、「トイレをかしてください」とは言えません。こういう場合、そんなことを言うフランス人は一人もいないであろうことは予想できます。

昼食のあとには、ここで用をたしておく必要がある、と思いました。たぶん、みんなも同じ。

男性たちは全く問題なし。女性の方は、ちらほらと森の中に消えていって、少ししてから帰って来ています。つまり、用を足してきたのだろうと判断。

それでは、私も… と思うけれど、このときは30人ぐらいのグループだったので、誰か先に行っているかどうか分からない。大声で「こっちは見ないで!」と皆に叫ぶわけにはいかない。

近くには、木が生い茂っているような森はありませんでした。
となると、誰かと鉢合わせする可能性だってあるではないですか?!


シャンティイ城の庭園にあったトイレで見てしまった先客たち

フランスにいるときは余りトイレに行かない習慣ができているのですが、このときは最高記録でした。朝、家を出るときにトイレに行ったあと、夕方ホテルに着くまで一度も行かないで済んでしまったのでした。別に、トイレに行きたくて苦しむということもありませんでした。

それでも、みんなのように用を足せなかった私は、まだ修行がたりないのだと思います。




過去に書いたトイレ関係の日記:
★ 目次: サニタリーに関して(トイレ、浴室、洗濯、衛生)

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カテゴリー: 日仏の比較 | Comment (6) | Top
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2010/10/20
フランスでは全国的なデモが続いています。それから、公共交通のデモ、石油精製所の閉鎖によるガソリン不足。テレビを見ていると、そんなニュースがいっぱい流れてきます。

ここ数年の政治のなりゆきを見ていて、フランスが掲げている「自由、平等、博愛」の精神は過去の遺物になるのかな… と思っていたら、やはりフランス人たちの革命精神は健在らしい。

サルコジ大統領が「今後はフランスでストなんかあったって、誰の目にもとまらないだろう」とせせら笑っていたのは1年前のことなのですけど、その後はむしろデモやストが目立ち過ぎています。

そのときの大統領発言と、「それならストを見せてやろう」というビデオ:

Le 29 janvier 2009 on va se faire entendre
envoyé par
a_sociale. - Regardez les dernières vidéos d'actu.

テレビに映る路上の騒ぎを見ていると、フランス革命のときはこんな感じだったのではないかな?… とさえ思ってしまいます。

このままデモが白熱していったら、フランスはどうなるのだろう? 市民戦争?…

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2010/10/19
しばらく平年を上回る気温が続いていたのですがが、冬に突入したような寒さになりました。

11月1日のToussaintの祭日(諸聖人の日、万聖節)が来た時に冬だと感じるのですが、今年はちょっと早いかもしれない。


冬景色の象徴は霧

この前の週末に朝市に向かったときは、前がよく見えない状態でした。こういうときは前に走っている車の後にぴったりついていくのが良いのですが、相手はこちらの都合なんか気にしないので、違う道にそれて行ってしまう...。



道路標識は近づけば薄ぼんやりと見えるし、向こうから迫ってくる車のライトも見えます。目の前の白線は、ちゃんと見えている。5メートル先も見えないような霧もあるので、そんなにひどい状態ではありませんでした。

こういう霧は東京に住んでいたときには経験していないので、冬の始まりくらいには珍しくて、美しいなと思ったりします。朝のうちの霧は、昼ごろには晴れて、青空がでてくる... と期待したり...。

でも、1日中霧に閉ざされた毎日が続くと、うんざりしてきます。

河川沿いあるとか、盆地だとかで、冬には霧で太陽が見えない日々が続く地域があります。そういう地域では私は生活したくないな...。ともかく、暗いですもの! 気分も滅入ってきます。


フランス人から「日本の冬はどんな?」と聞かれると、自分のイメージにある日本の冬を語っていました。青空が多くて、ガラス戸越しに差し込む太陽の光で部屋の中はポカポカになる。

でも、これは私が馴染んでいる東京のイメージに過ぎないと気がついてからは、「東京では」と付け加えることにしました。

フランスだって、地方によって気候は全然違う。プロヴァンスに住んだ冬は、朝起きて窓の外を見ると、いつも雲ひとつない青空。天気予報なんて気にしない毎日でした。凍りつくようなミストラルは凄まじかったですが…。

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