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2011/12/30

シリーズ記事 【イタリア経由 クロアチアへの旅】 目次へ
その26
イタリア: (13-2) イタリアで気になったもの


Villa Maninという名の邸宅を見に行ったら、工事中で見学できない。こういう巨大なヴィラは好みではないのですが、中は美しいのだろうな... と残念な思いをしました。

観光案内所はオープンしていたので覗いてみると、何となく美しそうだなという町のパンフレットが置いてありました。モザイクの町ということらしい。

行ってみると、一歩踏み込んだだけで魅了されてしまう古い町並みがありました。

町めぐりコースがあるので観光スポットを回り始めてみると...
どこにモザイクがあるの?...



とても美しい街でした。あちこちの建物の外壁にフレスコ画が残っているのが珍しい。モザイクより壁画の方が好きなので、すっかり気に入りました。

「モザイクの町」と観光パンフレットが歌っていたのは、有名なモザイクの学校があるからだったようです。それも観光スポットになっていて、そちらの外壁にはモザイクがたくさんありました。

この町の名前を忘れてしまっていたのですが、コメントでスピリンベルゴだと教えていただきました。コメントをくださったShinkaiさんのブログでは詳しくスピリンベルゴSpilimbergo)の町を紹介してくださっていました。
スピリンベルゴ・フリウリの珠玉の町


イタリアのワイングラスが気になる

お昼ご飯の時間になっていました。静かで小さな町なのですが、あちこちで食前酒としてワインを飲む人たちがいるのが目にとまりました。ワインの産地だったのかな?...

気になったのは、カフェで食前酒を飲んでいるにしては、やたらに立派なグラスだったからです。


グラスの部分を大きくして右上に入れました。

フランスで「ちょっと一杯」というときには、こんな大きなグラスを出してくれるのは珍しいです。レストランでも、高いワインを頼むと大きなグラスを出してきてくれるというパターン。

フランスにいるときにカフェでワインを飲んだ写真は、何回も入れているのではないかと思うのですが、例えば、こちら↓

ソーヌ川のほとり
ブルゴーニュに帰ってきたことを感じる時間 2009/08/06

パリで、かなりのレベルの、しゃれたカフェで飲んだときのことを思いだして、写真を探してみました↓
<
耐え難い暑さのパリ・・・ 2005/06/28

パリのカフェのグラスは立派ですが、それでも上に入れたイタリアのカフェのグラスに比べると小さいでしょう?

グラスが大きいからといって、たくさん入れるというわけではないのです。でも、大きなグラスでワインを飲むとリッチな気分になれて嬉しい。

グラスが目にとまってのは、このカフェだけではありませんでした。今回のイタリア旅行では、あちこちでグラスが立派だなと気になっていたのです。

イタリア人は、フランス人より外観を重視するのだ、という思いを強めました。




ワイングラスの形 いろいろ

町の観光をしながら、どこで食べるかを決めるためにレストランを見て回ったのですが、結局、彼らがワインを飲んでいたカフェ・レストランにしました。ワイングラスがこれなら、お料理もおいしいのではないか、と思ったのでした。

選んだのは前日の夜に食べたのと同じ。サンダニエーレの生ハムです。



ああ... これは毎日食べても飽きないと思う...。

ブログ内の関連記事:
地元で食べるサンダニエーレの生ハムは最高! 2011/10/20
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目次: 旅行したときに書いたシリーズ日記のピックアップ
目次: 食材と料理に関して書いた日記のピックアップ


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2011/12/29

シリーズ記事 【イタリア経由 クロアチアへの旅】 目次へ
その25
イタリア: (13-1) イタリアで気になったもの
― ロンバルディア州


イタリア北部にある湖水地方が好きなので、旅の中継地点としてDesenzano del Garda(デゼンツァーノ・デル・ガルダ)という町に1泊することにした日のことです。



ホテルに荷物を入れた後、まずは夕食をするレストラン探し。賑やかな界隈を外れたところに、迷わず入りたくなる店構えのレストランを見つけました。



パティオと呼ぶのでしょうか? 中庭がレストランになっています。

ブドウ収穫の季節だったので、井戸にはブドウの葉が飾りにつけられています。

扇風機が置いてあったりしてゴチャゴチャなのですが、その気取らない雰囲気が気に入りました。四方を囲んでいる建物は古いらしくて、彫刻のある石の窓枠などを見るのも楽しい。


こんな道具が欲しい

エビが入ったスパゲッティは、こんな風に出てきました。



エビやカニの殻を割る道具が気に入りました♪



それまで見たことがあったのは、こんな道具でした。

(1) 普通の形(2) ハサミ

(1)は普通のタイプ。こういうのを私も持っています。

(2)は殻を切るハサミ。なかなか便利ですが、これを食卓で出したら味気ないのが欠点。

湖畔の町にあったレストランで出てきたのは、殻をわる部分の上に小さなピンセットのような部分がついていました。海老の細い脚につまった部分を取り出すのに便利。

さすが、イタリア人って賢いな~! フランスでは見たことがなかった... と感心。

でも、この道具を手にとってよく眺めてみたら、ドイツ製だったのでギャフン... でも、簡単に意見を変えてしまう単純な私...。

ドイツ人って、賢いんだもんな~!



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2011/12/28

シリーズ記事 【イタリア経由 クロアチアへの旅】 目次へ
その24
イタリア: (12-5)  サルッツォと、その周辺地域
― ピエモンテ州


前回の日記で書いたスタファルダ修道院に行ったときには、まず昼食にしました。

サルッツォの町で知り合った女性が、結婚記念日の食事をしたと言っていたレストランです。地元の人が記念日に行くとしたら、美味しい料理を食べられるところのはずではないですか?

行ってみると、店に一歩踏み込んだだけで、おいしそうだなという予感を感じさせるお店でした。可能性としてはあった、やたらに高いレストランでもないのでほっとしました。

お料理も、おいしかったです。



フランスでは、休みの日にご馳走を食べようということになったときには田舎にあるレストランに行く傾向が強いのですが、そういうときに好まれるようなレストランだなと思いました。

前日の夕飯をするために選んだレストランは失敗だったな、と思っていた後の食事だったので喜びました。

でも...
とても美味しいのだけれど、そんなに感激するほどではない。

というか...
私が思っているイタリア料理と違う...。

その前の晩は、泊まったホテルで食事をしていました。洗練された料理を出す意気込みを感じさせるレストラン。おいしくはあったのですが、もう1度行きたいと思わせるほどではありませんでした...。

この修道院のすぐ近くにあったレストランでも、ホテルで食事したときと同じ感覚を味わいました。


ピエモンテの郷土料理って...

ピエモンテと呼ばれる地方に入ってから、4回目の食事でした。そのくらいで何かを判断できないわけですが、この地方の料理は、こういう感じなのだろうな... と食事をしながら思いました。

正直いってしまうと、こういう料理は好きではない...。ピエモンテの料理は素晴らしいと思っていらっしゃる方が読んでしまっていたら、ごめんなさい!!

私が思っているイタリア料理は、オリーブオイルやハーブがきいていて、フランスの伝統的な料理のように胃にずっしりくることはない、というものです。

でも、なんだか、ピエモンテの料理は、おもい。

それを一番はっきりと感じたのは、パスタでした。

さらっと食べられるような軽さがないのです。麺が太かったりして、ずっしりしている。どうして、こういう風に作ってしまうの? と、不満を覚えてしまうほど...。



量も多いのです。ずっしりしたパスタだから、お皿にのせてくれただけで十分なのですが、お代わりの分も置いていってくれました。

イタリアのフルコースでのパスタは、前菜とメインの間の料理ですよね。このボリュームが出てきてしまったら、どうするの?!...

ピエモンテは、カテゴリーに分ければ山岳地方ですか? フランスでも、寒い地方では胃にずっしりくるのが郷土料理になっているので、ここはそういう感じなのかな?...


スローフードの発祥地はピエモンテだった

スタファルダ修道院を後にしてから、もっとフランスに近づこうという方向に向かうと、道路標識に「Bra」の文字が見えました。スローフード発祥の地、「ブラ(Bra)」でしょうね。この町はピエモンテにあると聞いたし。

へぇ、こういう地方にあったのですか...。

スローフード運動について初めて知った時、どうして、こんな食欲をわかせない名前をつけたのだろうかと思いました。イタリア語は耳に響く音が美しい言葉なのです。聞いただけで、おいしそう~♪ とヨダレが出そうな名前を付けられたはずではないですか?!

それが原因というわけでもないでしょうが、スローフードはフランスでは全く無視されています。「スローフード」という言葉を知っているフランス人は、ごく限られると思う。

もともとフランスでは、たとえ酷い食事を食べる日常生活をしていても、「自分は食べ物にこだわりがある」と自負している人が大半を占めるからだとも思います。スローフードという運動には新鮮味がない、というところでしょうか?  フランスで熱心なのは、子どもたちの味覚教育です。

ともかく、私はピエモンテの料理は好きではない、という印象ができてしまいました。ついでに、スローフードという美味しくなさそうな言葉とイメージが重なってしまいました...。

今まで気にしたことがなかったように思うのですが、イタリアでも地方によって食文化がかなり違うのでしょうね。イタリアは、つい最近まで国が分かれていたくらいなのだから、それがとても強いのかもしれない。

それに、イタリアに行くと、肉料理を食べることは少なくて、ブルゴーニュには余りない魚介類を好んで食べています。そういうところからも、イタリア料理は胃の負担が少なくて良い、という自分勝手な先入観ができてしまっていたのだろうとも思います。

イタリアはたくさん旅行しているけれど、イタリア料理のことは何も分かっていないのだな... と、ピエモンテで思いました。


今回のイタリア旅行で感激した料理も...

9月中旬にした旅行のことをシリーズで書いているのですが、感激した料理について書いた日記をピックアップしてみます。

気に入ったレストランは「Ittiturismo」だった  2011/10/15
ラッキーの後には不運が待っている!  2011/10/18
地元で食べるサンダニエーレの生ハムは最高!  2011/10/20
ヴェロネーゼが壁画を描いたヴィラ・バルバロ  2011/12/17

今までのイタリア旅行で、美味しかった、フランスでは絶対に食べられない! と感激した料理も思い出してみると、大半は魚介類とパスタの料理でした。

今回の旅行で感激した料理の全ては書いていないのですが、生ハムのおいしさに目覚めた旅行になっていたように思います。あの、透き通るように薄く切る生ハムがたまらない!

情報リンク
イタリアに"イタリア料理はない"?!

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2011/12/26

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その23
イタリア: (12-4)  サルッツォと、その周辺地域
― ピエモンテ州


サルッツォの町を後にしてから、移動の道にあるというのが大きな理由でしたが、こういう所に行くのは少し物好きかなという見学をしました。


イタリアにあるシトー会修道院を訪れる

スタファルダ(Staffarda)にある修道院。イタリア語でAbbazia di Santa Maria di Staffarda、フランス語でAbbaye Sainte-Marie de Staffardaです。



この修道院になぜ行ってみたかというと、我がブルゴーニュで生まれたシトー会の修道院だからです。

ブルゴーニュにいるので、「シトー(Cîteaux)」という名に親しみを持っているのです。

シトー会(シトー派)はベネディクト会から派生した宗派で、1098年に設立されたシトー修道院(Abbaye de Cîteaux)がブルゴーニュにあります。

このシトーにある修道院自体は、はるばる遠くから行って見学する価値があるほどには建物が残っていないのですが、今でも美味しいブルゴーニュのチーズ「シトー」を作っています。

シトー・チーズは、ブルゴーニュにいても何処でも買えるというほどの生産はしていないので、日本では余り馴染みがないでしょうね。ルブロッションに似たチーズですが、シトーの方が美味しいです(私の好みではありますが!)。

追記: シトー修道院には久しく行っていないのですが、建立900年を祝って15世紀の建物の1つが見事に修復されたようです。
今日の修道院とチーズづくりを見せるビデオがありました:
L'Abbaye de Citeaux réputée pour ses fromages

思い出せば、1998年には大きな話題になっていました。その年スペインでシトー派修道院を見学したら、売店にいたお坊さんが900年祭のことはほとんど情報がないと言うので、気の毒になった友人がディジョンに戻ってから、シトー修道院に行ってプログラムやポスターなどをたくさん入手して送ってあげていました。

シトー会の修道院は、まず、華美な装飾を避けているところに特徴があります。従って、見学するときには、彫刻などの内装を眺めるという楽しみはないのですが、美しいところもあります。

例えば、ユネスコの世界遺産ともなっているフォントネーのシトー会修道院(Abbaye de Fontenay)。こちらもブルゴーニュにあり、非常に美しいです。
そこで開かれたコンサートについて日記を書いています。
フォントネー修道院のコンサート (1)  2008/07/12


◆ スタファルダ修道院(Abbazia di Santa Maria di Staffarda)

シトー会はヨーロッパ各地に1,800ほどの修道院が建てられるほど勢力を持ったのですが、このスタファルダ修道院はイタリアで初めて建てられたシトー会修道院のようです。

建築が始まったのは12世紀半ば。1690年におこったスタファルダの戦いでは戦場となり、かなりのダメージを受けたそうです(特に回廊と食堂の部分)。



現在ではシトー会から離れて普通の教会になっているようです。装飾は控えめですが、フランスで見慣れたシトー会の修道院より明るい。



建物自体はシトー派を思わせるのですが、こんな風な金を使った祭壇があるのは、少し釣り合わないように私には見えました。



これは回廊なのですが、赤いレンガが明るい雰囲気を出してしまっています。

フランスでも石が切り出せない地方はありますから、シトー会の修道院と行ってもレンガを使ったところがあるかも知れない。でも、思い出しません...。



こういう角度では美しく見えました。

でも、正直言って、わざわざ立ち寄るほどの修道院でもなかった...。イタリアには歴史的建造物が余りにも多く存在するので、こういう建物までは修復・維持の手がおよばないという感じもしました。

イタリアにあるシトー会修道院を見学した、という価値はありました。でも、イタリアにももっと美しいシトー会修道院があるのではないかな?...


ところで、実を言えば、スタファルダの修道院に行くことにしたのは、すぐ近くに美味しいレストランがあると聞いたからでもありました。

お昼をそこで食べて、修道院をちょっと見学しよう、というコースだったのです。

ー 続く -


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情報リンク
シトー派 スタファルダ修道院/ L'abbazia di Staffarda
Les Cisterciens ⇒ Staffarda
Abbazia di Santa Maria di Staffarda
Abbaye de Cîteaux
世界の建築ギャラリー: フォントネーのシトー会修道院
Wikipedia: フォントネー修道院
大分トラピスト修道院: シトー修道院創立900年 1098年~1998年


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2011/12/25

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その22
イタリア: (12-3)  サルッツォと、その周辺地域
― ピエモンテ州


サルッツォの町を後にしてから、南へ5キロも行かないところにある城に行ってみました。



Castello della Manta(マンタ城)です。建てられたのは13世紀初頭。15世紀になってから侯爵家の人々によって美しい装飾にしたようです。

惚れ惚れする壁画に出会いました。



Maestro del Castello della Mantaと呼ばれる無名の壁画師たちが描いたそうですが、ゴシック時代の雰囲気があって実に見事でした。



入場券と一緒に撮影料を払うと写真をとっても良いというシステムでした。たくさん写真を撮ったのですが、ビデオの方が様子がよく見えるでしょうね。


Castello della Manta


若返りの泉

いつまで見ていても飽きない壁画の中で、妙に目にとまったのがこちら。



老人が入ると若返るという伝説の泉です。

絵画で扱われることもあるテーマ「若返りの泉」は、フランス語ではFontaine de jouvenceあるいはbain de jouvenceと呼ぶと学びました。

情報リンク
☆ 壁画の画像: Notice et photographies de toutes les peintures
☆ Fondo Ambiente Italiano : Castello della Manta
☆ Wikipedia: 若返りの泉

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2011/12/23

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その21
イタリア: (12-2)  サルッツォと、その周辺地域
― ピエモンテ州


サルッツォが気に入って延泊したくなったのには、幾つか理由がありました。

(1) ホテルとして使われている昔の修道院に泊まれたこと
  これについては前回の日記で書きました。サン・ジョヴァンニ教会に隣接する修道院だったのです。

(2) 親切なイタリア人たちとおしゃべりできたこと。観光客がそれほどいなくて、イタリアらしさを感じることができたこと
  クロアチアからヴェニスのあたりまで、まだ観光シーズンだったせいもあって、観光客だらけだったのです。しかも、聞こえてくるのはドイツ語と英語ばかりなので、少しうんざりしていました。

(3) 見学する価値のある歴史的建造物がたくさんあったこと
  これはイタリアでは全く珍しくないのですが、見るものが何もないところだってあるので、やはり嬉しい。


カーザ・カヴァッサ(Casa Cavassa)

ホテルのそのすぐ目と鼻の先には、市立博物館となっているカーザ・カヴァッサ(Casa Cavassa)がありました。

宿泊して夜が明けると、まずそこを見学することにしました。

 
Casa Cavassa

16世紀の建物だそうです。予想していた以上に素晴らしい建物でした。




サルッツォ侯国

サルッツォ(Saluzzo)は、フランス人にはSaluces(サリュス)と言った方がどこのことかピンと来るらしいです。サルッツォ侯国( Marchesato di Saluzzo)という領土があって、歴史を知っているフランス人なら「Marquisat de Saluces(サルッツォ侯国)」の名を知っているのだそうです。

私は、フランス語風にサリューゾ、サリュスと言われたって、全く何も浮かんでこない町でした。

ツーリストオフィスの人が笑いながら言っていたことが気になりました。サルッツォは、イタリア人たちにもよく知られていなくて、イタリアなんだか、フランスなんだか分かってもらえていないのだ、とのこと。

確かにフランス国境に近いものな、とだけ思ったのですが、書きながら調べてみたら、ここはフランス領だった時代もあったのですね。

Wikipediaにはサルッツォ侯国についての記載があったのですが、それ以上のことは検索しても出てきませんでした。イタリアの歴史に興味を持っている人がサイトを作っていないかと期待したですけれど...。

それでもツーリストオフィスでは、サルッツォに興味を持ってくれる日本人がいるのだと言って、この本を見せてくれました。

 
北イタリア・ピエモンテの小さな町々 列車による挑戦の旅


サルッツォの街

ガイドブックにはアンティークショップがたくさんあるので、それを覗くのも楽しい、と書いてあったのですが、今は2軒(だったかな?)しか残っていないそうす。探してはみたのですが、道を間違えたのか、閉まっていたのか、見つけることができませんでした。

それでも、歴史があった街。観光するところには事欠きませんでした。

サルッツォの風景を見せるスライドショーがありました。



ブルゴーニュの特徴を見せる屋根瓦があったのも映っています。その理由も聞いたのですが、記憶が曖昧なので書くのはやめておきます。

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2011/12/22

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その20
イタリア: (12-1)  サルッツォと、その周辺地域
― ピエモンテ州


今回の旅行では所々にホテルの予約を入れておいて、後はフレキシブルにその場で宿を選ぶという形でした。ヴェネツィア近郊での滞在が終わると、フランスの方向に移動を開始。その途中、旅行12日目は、何となく選んだサルッツォSaluzzo)という街に泊まることになりました。

街に入ったときは、それほど良い印象を得なかったのですが、昔を感じさせる美しい地域は丘の上にありました。

丘の頂にあるホテルから出て散歩したときの写真 ↓



こういう旧市街の面影があるところに身をおくのが無性に好きなのです!

下は、サルッツォの街並みの姿 ↓



実は、旅行したときはお天気がそれほどでもなかったのか、街の後ろにこんな山があるとは想像もできませんでした。私が旅行したのは9月中旬だったので、こんな雪山にはなっていなかったはず。

観光写真にあるような美しい姿は見られなかったのですが、この街はすっかり気に入りました。1泊だけするつもりだったのに2泊してしまったのです。


修道院だった建物のホテルが気に入った

サルッツォについては、ガイドブックの簡単な説明しか持ち合わせていなかったので、ツーリストオフィスでホテルを紹介してもらうことにしました。

このくらいフランスに近づくと、フランス語が通じるようです。そこまで親切にしていただいたら気が引ける、というくらい懇切丁寧に説明していただいて、ホテルを選びました。

建物が古そうだというのに惹かれたホテルに予約を入れてもらうと、住民でないと車は入れない道を進める通行証を作ってくれました。イタリアの古い町では、このシステムは非常に多いのです。街に宿泊することにすると、車の旅は便利になります。

ツーリストオフィスでもらった地図と、道案内の標識を頼って、細い道を登っていきました。どこにホテルがあるのかの感覚は全くなし。

どうということのない建物が予約を入れたホテルらしい。夜も近づいているので、我慢しようと思いました。

ところが、レセプションに入ってみると、様子が普通のホテルとは違います。修道院だった建物ではないかという気がしてきました。

聞いてみると、やっぱり、そう。ツーリストオフィスでは、ホテルは「教会にくっついている」と言われたのです。初めから「ホテルになった修道院だ」と言ってくれたら、他のホテルなどには目もくれずに選んでいたのに!

部屋を選ばせてくれるというので、2種類を見せてもらいました。修道院なら、料金が高くても良い部屋をとってしまおうと思ったのです。

高い方の部屋は、広いけれど、街の眺めが見えるだけの部屋。安い方は、回廊に面していて、いかにも修道院に泊まっているというのを感じさせる部屋。迷わず後者を選びました。

もう1泊したいと思ったのは、朝起きたときのことです。幸い、満室ではなかったので喜びました。

ホテルとなった修道院は、ただの修道院ではないのです。

この街の観光スポットに、サン・ジョヴァンニ教会があります。

 
Chiesa di San Giovanni

この教会の祭壇に向かって左手のドアから外に出ると、そこは修道院の中庭。それがホテルになっているのです。

 

この回廊は喫茶にもなっているようです。

みごとな壁画も、あちこちに残っています。

 

見学もできてしまう古い建築物がホテルになっているところに泊まるのが好き。まるで自分の家のようにウロウロできるから♪

建物は市が所有していて、ホテルの経営は民間に任せているのだそうです。つい最近ホテルとなったようでした。

もう1泊したいという気持ちにさせたのは、みんなが寝静まっている夜、ベランダに出てサン・ジョヴァンニ教会の鐘楼を眺めていたときでした。回廊の上がベランダになっていて、教会が望めたのです。



寝てしまうのが惜しい気分。修道僧の生活は羨ましいです。こんな静かな世界にひたることができたのですから。


イタリア版パラドール?

ホテルの名前はSan Giovanni Resort 。サン・ジョヴァンニが修道院の名前なので、それは良いのですが、なぜ「リゾート」などという、つまらないホテルを連想させてしまうような文字を付けたのだろう?...

昔の面影を最大限残していて、シンプルな内装。調度品などは少し現代風のシンプルさでしたが、きらびやかにしないところが修道院時代の雰囲気を残しているので、とても気に入りました。
 
ホテルが修道院だと分かったとき、真っ先に思い浮かべたのはスペインの国営ホテル「パラドール」でした。歴史的建築物を保存する良い方法だと思います。大きすぎる史跡が多すぎるフランスだってやったら良いのにと思うのですが、やらない。

サルッツォのサン・ジョヴァンニ・リゾートも、パラドールのコンセプトに近いものを考えて経営しているのではないかと思いました。変にホテル風にはしないで、昔の雰囲気を最大限に味わえるようにしてあるのです。

スペインではパラドールに泊まり歩きました。中でも感激したのは、アルハンブラ宮殿の敷地内にあるパラドール。こちらも15世紀の修道院の建物を利用していました。

アルハンブラ宮殿のパラドールは1年以上前から予約しないと部屋が取れないと聞いています。

来年にはスペイン系の家族と一緒にパラドール巡りをしようということになっているので、ディスカウント料金で予約することもできるBooking.comで空席をチェックしてみました。
アルハンブラ宮殿のパラドール「Parador de Granada」の空室をチェック

あてずっぽうに1月15日という日にちを入れてみたら、なんと半額になっている部屋まであるではないですか!  
な~あんだ。ずっと、アルハンブラ宮殿のパラドールに泊まれたのは、稀にみる運の良さだと思っていたのに...。

サン・ジョヴァンニ・リゾートも入っていました:
Hotel San Giovanni Resort
写真がたくさん入っているので、私が気に入ったホテルの様子がご覧いただけます。


サルッツォに滞在したときには、街の中だけを散歩して過ごしました。旅行に出てから2週間たつところだったので、少しのんびり骨休みができたのは良かったと思います。
次回は、見学したところを幾つか紹介します。

― 続く -




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2011/12/20
年末が近づいたので、パソコンの方も大掃除しましょうというわけなのでしょう。PC情報メルマガではパソコンの大掃除特集が目立ちます。

パソコンのPCの動きが遅くなったときには、レジストリがくるってしまっていて、存在しないファイルをグルグル探しているのが大きな原因だろうと思います。でも、レジストリなんかをいじるのは怖い。第一、どこがおかしいのかなどというのは素人には特定できません。

それをしてくれるソフトがあることは知っていたのですが、無料でダウンロードでき、しかもかなり優れているのがあるというのに気をひかれました。


グレーリー・ユーティリティーズGlary Utilities

日経PC Onlineサイトにあった「Cドライブの大掃除で軽く速く」シリーズの中で紹介されていた「グレーリー・ユーティリティーズ」というフリーソフト。

フリーソフトなどというのはPCに悪影響を与えないかと不安になるのですが、PC専門サイトが推薦しているのなら大丈夫そう。

普通の知識では手をつけられないPCの奥の方にあるゴミの処理をしてくれます。無意味にできてしまったレジストリ、リンクが切れているショートカット、持っていても何の役にもたたないエラーメッセージや履歴などのファイルを探し出して捨ててくれます。

その他、スパイウェアの除去、PCを捨てる前にしたいファイルの完全削除、重複しているファイルの検出など、便利な機能もあります。

対応しているのはWindowsで、2000、XP、Vista、7。


さっそくソフトをインストールして、試してみました。たいていの場合には削除する前に、何を消すのか確認できるので安心。しかも、非常に単純で使いやすい。

いらないデータって、恐ろしくたくさん入っているものなのですね。どうしようもないほど動きが遅かったWindows XPまで、何とか使えるではないかというスピードになりました。

操作も早いので気に入ってしまい、何台ものPCをお掃除して遊んでしまいました。

賢くて、ほれ惚れしてしまうほどソフト。しかも無料でダウンロードできてしまうなんてスゴイ!


インストールするときにした私の選択
  • インストールするソフトは2つの中から選択するが、100% freeware のほうをダウンロードする。
  • 使用許諾書に同意した後で出てくる「Install Ask Toolbar」の画面では、インターネットで外国のツールバーを使う必要はないので、左下にある2つの窓からクリックを外してから「次へ」をクリックする。


使い方のポイント
  • ソフトのインストールが済んでGlary Utilitiesが起動したときに開く「1クリックメンテナンス」の画面では、「痕跡の消去」にはクリックが入っていない。クリックすれば、何を消したいのかを選べる画面がでるので安心。
  • 「一時ファイルクリーナー」はディスククリーナーの簡易型らしいので、モジュール「ディスククリーナー」も行う。
  • 掃除がすんだらデフラグをすると、かなり容量が増える。


レジストリをいじる、特に削除してしまうなどというのは怖いのですが、何台かのPCでやってみた結果ではおかしくなったものはありませんでした。

優れものと感心したソフトですが、「これが壊れたら困る」というPCにはインストールしていません。作業を行う前にファイルをバックアップしたり、復元ポイントを作ったりするのは面倒なので。

Glary Utilitiesに関する情報
Glary Utilitiesのダウンロード、インストール
フリーソフト100: Glary Utilities の使い方・詳細
ダウンロードページ(窓の社): Glary Utilities


ブログでソフトを紹介してしまうのには責任を感じるので、Glary Utilitiesは安心して使えるのか少し調べてみました。

フリーソフトを評価する掲示板をみたら、たいていの人は褒めているのですが、PCが使えなくなってしまったと報告している人もあるのでした。確かに、壊れたらPCが動かなくなるレジストリの削除に関しては、あまり詳しく説明が出てこないソフトかもしれません。


シークリーナー(CCleaner)

無料でダウンロードできるクリーナーソフトの中で、定番はCCleanerだ、という人がいました。レジストリのクリーニングについては、Glary Utilitiesが劣るとの報告。

どんなソフトか試したいのでインストールして使ってみました。レジストリの削除に関しては、こちらの方が安全性を重視している感じがしました。ただし、PCを早く動かすために捨てるという点では、Glary Utilitiesの方が色々なものがあって面白いです。CCleanerは、あくまでもクリーナーで、私には少しもの足りなかったです。

CCleanenに関する情報
フリーソフト100: CCleanerの使い方・詳細
PC Online: システムの“ゴミ”を一掃する
PC Online: システムをクリーンアップして最適化
PC Online: 愛機がまだまだ使える、パソコンを「速く」するソフト
やはり、こちらもお掃除しすぎると問題が発生するようですので注意が必要なようです。これを削除するだけなら大丈夫という報告がありました:
取り扱い注意「CCleaner」 


復元できないファイルを取り戻すソフトもあった

同じファミリーなのか、ゴミ箱から削除してしまったファイルなど、普通ではできないファイル復元ができるソフトもありました。これをやってくれる有料サービスの宣伝は見たことがあったのですが。

Glary Utilitiesと同じなら、こちらも優れものなのだろうな...。消してはいけないソフトを消してしまったこと、むかし一回やって真っ青になったことがありました。あの時は諦めましたが、この次にやったらソフトを試してみようと思います。

というか、暇なときに、もっと優れたフリーソフトがあるのか調べて、本当に拾い出せるのか実験してみようっと。

Glary Undelete  ~ダイナミックボリュームにも対応する、シンプルで使いやすいファイル復元ソフト

ファイルを削除すればなくなると思うけれど、ちゃんと残っているのを取り出せるわけなのですね。そうやってとっておいてくれるから、PCを使っているとどんどん容量がなくなっていくわけなのです。

ちなみに、Glary Utilitiesの方には完全にファイルを消去するというのもありました。でも、なぜかエラーが出て消えてくれないデータもあったので、どうなっているのか、よくわかりません。


ブログ内の関連記事
気に入ったフリーソフト:
パノラマ写真を作る無料ソフト: Windows Live フォトギャラリー 2011/11/24
反応がおかしくなったマウスが修復できた♪ 2010/06/18
★ 目次: パソコン用ソフトウェア、iPhoneアプリについて書いた記事




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2011/12/17

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その19
イタリア: (11) ヴィラ・バルバロ(マゼール)
― ヴェネト州


「ヴィラ(villa)」というフランス語を覚えたのは、プロヴァンス地方だったと思います。大学で下宿先を紹介してもらったとき、説明してくれたのです。

「こんなお家に入れるなんて、あなたはラッキーですよ。このあたりでは、大きくて立派な家をヴィラと呼ぶのです」

そう言われた私は歴史を感じさせる館を想像してしまったのですが、ただ大きいだけの、ブルジョワ風ご邸宅に見えました。

イタリアでも、普通のお屋敷のこともヴィラと言うのかな?... 少なくとも、イタリアで観光スポットになっているヴィラは豪華です。外観はそれほどでもなくても、内部は壁画で覆われていたりして、豪華、ごうか!

そういうところは今までにも何カ所か見学していたのですが、今回行ったバルバロ家のヴィラはすっかり気に入りました。

ヴェネツィアからさほど遠くないこの当たりには、豪華なヴィラが数多く存在するのだそう。幾つか見学することにしました。

大きなところの方が見応えがあるだろうと思ってヴィラ・マニン(Villa Manin)に行きました。でも工事中で入れないと言うので、ヴィラ。バルバロ(Villa Barbaro)に行くことにしたのでした。


Villa Barbaro / Villa di Maser

16世紀半ば、パッラーディオの設計によるヴィラ。マゼールにあるバルバロという名のヴィラで、バルバロは持ち主の名前ということのようです。



いかにもイタリアらしく明るい美しさがあるので、しばし眺めていたのですが、見学できるという表示が全く見あたりません。あたりには人はおらず、静か...。

このヴィラの内部には、ヴェネツィア派の画家パオロ・ヴェロネーゼ(Paolo Veronese 1528~1588年)が描いた壁画がある、とガイドブックにあったから来たのです。



内部を見学しないと意味がないではないですか?

本当に見学できるのだろうか?...
少しウロウロしてみたら、建物正面の右手に細い道があって、そこに入口がありました。

大丈夫。オープンしている♪


ヴェロネーゼの壁画

壁画は好きなので、イタリアではたくさん見ています。でも、ヴィラ・バルバロの壁画には他にない独特な魅力がありました。

アットホームな雰囲気と表現できるかな...。おどろおどろしくなくて、実に感じの良い壁画だと感じました。

だまし絵で、あちこちに遊びがあるのが楽しい。


⇒ 同じ動画の英語バージョンはこちら

現在でもオーナーが住んでいるのだそうです。こんな芸術作品に包まれた家で暮らすなんて、なんと素晴らしいこと! 溜息が出てしまいます。

絵画といっても色々あって、怖いとか、見ていると落ち込むとかいうのがあるのは楽しくない。ここに書かれているヴェロネーゼの壁画は、心が休まるものでした。

ヴィラの中は撮影禁止。
外はOKなので、建物の裏側から見える庭を撮影してみました。



ここは世界遺産に指定されているそうです。世界遺産になっているところは、観光客が押し寄せてしまっているので避けたい傾向が私にはできてしまっています。でも、この日は(他の日はどうか知らないけれど)、ほとんど見学客がいませんでした。

静かに雰囲気にひたることができました。
 

スリッパを履くのが気に入った

いつまでもいたかったけれど、お腹がすいてきました。入口で履かされたスリッパを脱ぎます。

このスリッパがおもしろかった。床を傷めないために靴の上から履くというものなのですが、ヨーロッパで履かされたのは2度目の経験でした。

靴を脱ぐのは日本やイスラム圏では珍しくないのですが、ヨーロッパではめったにしないのです。家の中を汚したくない、くつろぎたいなどの理由で、室内履きを履くフランス人は多いですが。

1回目は、フランスのジュヴレ・シャンベルタン城を見学したときのことでした。ブルゴーニュワインで名高い村にあり、ワインを醸造しているお家として使われている中世の由緒あるお城。以前はお城の案内をしていたお婆さんが健在な限りは、スリッパ着用の義務は取り下げないと思う。

一緒にいたフランス人の説明だと、ひと昔前の家庭ではよくしていたのだそう。土足で入っても床は汚れないし、ついでにスリッパをひきずって歩くと床磨きができるという、優れたアイディアなのだそうです。

でも、靴の上から履くスリッパですから歩きにくい! 面倒なのでそのまま歩いてしまうと、お母さんに叱られたのだ、と友人は懐かしがっていました。

ブルゴーニュのお城で履いたのはカーペットの残り布で作ったスリッパの底だけのような形なので、もう床磨きしながらでないと歩けない形でした。patin d'appartement か、patin chaussant と呼ばれるものだったかは忘れました。

その点、ヴィラ・バルバロのは靴ごと履ける大きなスリッパという形だったので、ある程度は普通に歩けました。


ピクニック風ランチも気に入った

ヴィラを立ち去るとき、近くではどこで食事したら良いか聞いてみました。

簡単な食事で良いなら、敷地内に軽食を食べられるところがある。ちゃんと食事するなら、アーゾロの町(Asolo)に行けばレストランがある、とのこと。

その場で食べるなら便利で良いですが、フランスに定着したイタリア式サンドイッチのパニーニなんかは食べたくない。といって、アーゾロは立ち寄ってみたところだったので戻りたくない。

フランスの最も美しい村協会のイタリア版があって、そこにリストされているアーゾロはさぞ美しいだろうと行ってみたのですが、かなり期待外れだったのです。暑かったので坂道を登って見学する気にならなかったのもいけなかった。それから、イタリアで飛びぬけて美しい村と言われると、サンジェミニャーノのような村を想像してしまっていたのもいけなかった。

とりあえず、売店と一緒になっているレストランを覗きに行ってみると、かなりちゃんとした清潔な建物。売店ではオーガニック食品などを売っているので、食材には気をつけて選んでいるのではないかと推察しました。

ハムやチーズの盛り合わせとサラダがあるというのに魅かれて、そこで食事することにしました。ヴィラのオーナーはワインをつくっているので、自家製ワインをボトルの売値で飲めるというのも魅力に感じたのです。

レストランには若い男性一人だけのようだったのですが、きれいに盛り付けてテラス席まで持ってきてくれました。

 

ここで食べて良かったと思いました。ピクニックのように食べるのが楽しい。ハムもチーズもおいしい。ワインも、かなり気に入りました♪

「デザートはない」と言われたのが物足りなかったのですが、運ばれてきたコーヒーにはブドウを添えてくれていました。



ワイン用のブドウのほかに、果物として食べるブドウも作っているワイナリーらしく、売店でブドウを売っていたのです。それをつけてくれたらしい。

ひょっとしたら、ワイン用も果物用もなくて、同じブドウなのかもしれないですけれど。暑い日だったので、こってりしたデザートよりブドウの方が嬉しかったです。

食事に喜んでしまったら、馬車の博物館も見学できると言われていたのに、そちらに行くのを忘れてしまいました。ビデオがあったので入れておきます。



昔の馬車を見せるところはフランスでもたくさんあるので、このヴィラではヴェロネーゼの絵だけで十分満足でした。


ポスターが買えなかったのが残念...

売店があったので、このヴィラの思い出に写真集やポスターを買いたいと思っていました。

ところが、食べ物は色々あるのに、その類いであるのはカレンダーとCDくらい。CDを見る機器が壊れていたので、どんなのか確かめられないので無視。

写真集がないというのは信じられない。ヴィラの中で写真を撮らせてくれないということは、売店で売るためだと思っていたのです。

時にポスターは欲しかった...。壁画のポスターを壁に張ると、本物かと見間違うほどなので好きなのです。

存在しないはずはないと思って検索してみると、アマゾンではヴェロネーゼのポスターを売っていました。

 
photographie Paolo Veronese: ceiling fresco in Villa Barbaro. est disponible en (L x H): 90 x 60 ...

私が一番欲しかったのはバッカスの絵だったので、さらに探すと、別のポスター専門店で売っていました。このショップではヴィラ・バルバロの壁画を幾つも扱っています。世界中から注文できるショップのようで買おうかなと思ったけれど、こちらは高すぎる! 私はポスターに1万円も出せないです...。

ところで、バルバロの後に、もう一つヴィラを見学しようと思ってVilla Emoに行きました。内部は壁画の装飾だったのですが、ヴェロネーゼを見た後には完全に見劣りしてしまいます。ところが、こちらの売店では立派な写真集を売っていました。なんという皮肉...。

家に帰ってから持っている本を眺めてみたら、ヴェネツィアに近いヴィラを選んで入れた写真集にヴィラ・バルバロの壁画も何枚か入っていました。さらに、インターネットではかなりよく見える画像を入れているサイトもありました。リンクを入れておきます。

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2011/12/14

シリーズ記事 【イタリア経由 クロアチアへの旅】 目次へ
その18
イタリア: (10-2) トレヴィーゾ
― ヴェネト州


美味しいカプチーノを飲んだことを前回の日記で書いたのですが、そのカフェがあったトレヴィーゾ(Treviso)の街はとても魅力的に見えました。


泊まるなら美味しいレストランがある街が良い

何でもなさそうな小さな広場にあったカフェのテラスは賑わっていました。道路の向かい側にあるアイスクリームを店頭で売っている店がカフェのよう。朝っぱらなのに、テラスではアイスクリームを食べている人たちもいました。それもまた美味しそう!

イタリアでは朝からアイスクリームを食べるのでしょうかね? 地元の人たちが食べにくるジェラートはさぞおいしいのだろうと思えたので、私も食べてみたかったけれど、街の散策を終えてから戻って来ることにしました。でも、街を囲む要塞の跡を見るために遠回りしてしまったので、結局、カフェには戻らないで街を後にしました。いまだに食べたかった... と悔やまれます!

カフェにいるイタリア人たちは、かなり豊かな人たちに見えました。ミラノで見かける雰囲気と似ている。

少し歩き始めたら、この街は経済的に潤っているのだろうな、という印象が強くなりました。

パン屋さんのショーウインドーにも、美味しそうなパンが並んでいました。



イタリアを旅行しているとき、レストランで美味しいと喜ぶパンに出会える確率はフランスよりずっと少ないと感じています。パスタが美味しい国なので、パンはどうでも良いのですが。


なぜかルイ・ヴィトンだらけ

また歩いていると、また気になるものがありました。

ルイ・ヴィトンのバッグを持っている人がやたらに多いのです。

オートバイに乗ったサイケ調(これは、もう死語かな?)の男の子まで持っている。

なんなんだろう?...
どうしちゃったの?...

フランスではめったに見ないので、見かけると気になるのです。

ママさんたちのお散歩だと思うのですが、左側の人がルイ・ヴィトンのバッグを持っています。



こんなに見かけるのは、日本でしか経験したことがありませんでした...。

ずいぶん前、東京で、地下鉄に乗ってから駅の改札口を通るまでの間に、幾つのルイ・ヴィトンを見るかと数えたことがありました。こんなにたくさん持っている人がいるのだ、と改めて感心したのですが、その時以来の驚きです。

ふと、このトレヴィーゾの街には有名ブランドの工場があったような気がしてきました。そうならば、街にいる人たちも豊かそうで、ファッションに気を使っているのも理解できる。


でも、イタリアなのだから、ブランドの拠点になっているとしたら、グッチあたりのはずではないですか?

それなのに、なぜルイ・ヴィトンなんか持つの?! ブランドものには疎い私ですが、ルイ・ヴィトンとグッチのバックの見分けくらいはできるのです。

その疑問は放置していたままだったのですが、これを書きながら調べてみました。Wikipediaによれば、トレヴィーゾにはアパレル会社のベネトンと、電機メーカーのデロンギの本社が置かれているのだそう。

ベネトンとルイ・ヴィトンには何か関係があるのかな?...
どうでも良いことが気になってしまう私...。

ともかく、トレヴィーゾはブルジョワの街で、こういうところには美味しい食べ物があるはずだ、と推測しました。フランスでもそうなので、イタリアもそうなのだろうと思うわけですが。

それで、ヴェネツィアに電車で通えだけが取り柄の街なんかに3泊もしないで、この街に泊まればよかったと思ったのです。夜に美味しい食事ができるのは楽しいではないですか?


おまけに、観光が楽しい街でもある

トレヴィーゾの街には河川があるので、大きな町にしては息ができるので魅力でした。しかも、歴史的建造物もたくさん残っていて、散策も楽しめました。



こういう街、つまり見どころがたくさんあって、食べ物が美味しいところに宿泊するのが、私の旅のプランとしては理想的なのです。住むのにも心地よい街だろうとも思いました。活気があって明るいのも気に入った理由の一つでした。

トレヴィーゾの観光が、いかに充実したものになるかを書くのは省略させていただきます。

このイタリア旅行シリーズで度々リンクさせていただいているブログ「イタリア・絵に描ける珠玉の町・村・そしてもろもろ!」には、トレヴィーゾについても非常に詳しく紹介されているので、そちらをご覧いただいた方が良いと思うので。

トゥレヴィーゾ・Treviso ・ その1

この街の魅力について書いたら、このくらいの量になるでしょうね。私はそんなにじっくりと観光したわけではありませんでした。また近くに行ったら立ち寄りたい街のリストに入れたいと思います。


この街の魅力は、フランス南西部にあるSaintes(サント)という街に行ったときの感覚と似ていたのでリンクを入れておこうと探してみたら、そのときのことは食べたものの話ししか日記にしていませんでした。
「ガンゲット」と呼ばれるレストラン 2005/09/07




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目次: 旅行したときに書いたシリーズ日記のピックアップ


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