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2013/03/30
今年は寒いとはいえ、もうそろそろ森には黄水仙の蕾が膨らんでいるかと思って出かけてみました。



いつもの年なら地面がお花畑のようになっているのに、冬のままのような景色...。

でも、水仙の花畑を発見♪

森に生えている水仙の葉は少し青みがかった緑色なので、遠くからでも見えます。しかも黄色い花が咲いていれば、かなり遠くからでも見つかるのです。


黄水仙はもう咲いていた!



まだ固い蕾だろうと思っていたのに、咲き出していました。

野生の植物は、天気予報で「今年は例年より寒いです」などと聞くわけではないので、思い思いに花を咲かせるのでしょうね。

でも、天候が例年と異なると、花が咲く順番が狂うみたい。いつもなら黄水仙より先に花を咲かせるシラー・ビフォリアはまばら。白いアネモネにいたっては全く見かけませんでした。

黄水仙は生命力が強い植物なのかな?...

とはいえ、過去の日記を眺めてみたら、3月末といえば、黄水仙の花が残っているかどうかと思いながら探しに行く時期なのだと分かりました。

今年は、いま咲き出した、というところ。



開いていても咲いたばかりの様子。このくらいの時に花を探しに行くのが最高です。

家の中の花瓶に挿しておけば、すぐに花が開くので、蕾を選んで摘みました。

少し散歩しただけなので、見つけた花畑は2カ所だけ。でも、十分すぎるくらいにとれました。

翌日の夕方、食事に招待した友達が幾つもの花瓶に入った黄水仙に目をとめました。

まだ摘みに行っていないのだそう。

というか、以前に住んでいたバスク地方では黄水仙が保護されているのか、ここらへんでも摘んではいけないのだと思っていたのだそう。フランスの地方によって保護規制が異なるのでしょうね。

彼女からはお土産にバラの花束をいただいたので、お返しに黄水仙をどっさりあげました。私は、また森に花を探しに行く機会があるだろうし。

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2013/03/29
庭にリスがやってきます。

リスは木の細い枝もスイスイと渡り歩くので可愛らしい。リスが庭にいるのに気がつくと、窓ガラスに額をつけて眺めていました。

でも、この冬には毎日のように来るので、見かけても「また来てる」と思うだけになってしまいました。



このリス(いつも同じなのかどうかは分からないけど)、鳥のために吊るしている餌がお気に召しているのです。

前足を手のように使えるので、器用に食べています。袋を取り外して、石垣の上でゆっくり食べたりもしています。

野鳥のために市販されている餌なのですけど、リスにも美味しいのだろうか?...

ひまわりの種や小麦などを、動物性油脂で固めたものらしい。

では、リスを飼っている人は何をあげるのかと餌を探して見たら、色々な種が入っているので、野鳥の餌と大して変わらないように見えました:
リス ペレット フード/餌/えさ/エサ

隣の家に放置された大きなクルミの木があったのですが、倒れると危ないからと切ってしまったのです。だから、リスは食糧難に瀕していて、なんでも食べてしまうの?...

私のところにはクルミの木があるのですが、去年は春先の寒さで実が全くなりませんでした。実があったとしても、せっせと私が拾ってしまうのですけど...。

野鳥に餌をあげていると、自分で探さなくなってしまうので良くないと言われます。もう春なのだからやめようと思うのですが、今年は寒くて、小鳥たちの餌などはなさそうなので続けています。 リスも喜んでいるようだし...。


リスがいなくなった?

フランスで「リス」というと、貯蓄銀行(Caisse d'épargne)のロゴを思い出します。

「こういうマークです」と見せようとしたら、私に馴染みがあるリスの絵のマークではない!

気になったので調べてみたら、1991年にロゴを変えていたのでした。そういえば、街角でリスのマークの看板を掲げた銀行が見えなくなっていました。

下は、フランスの貯蓄銀行のサイトにあったロゴの歴史のページをキャプチャしたものです。

http://www.histoire.caisse-epargne.fr/asp/ci_modele2.aspx?np=logo_histoire_ci&nv=20060517091358#didy
私が街角の看板で馴染みを持っていたのは、上段にあるリスのマークでした。1960年代から、これのバリエーションのリスの絵が使われていたそうなので、イメージがインプットされていたのは当然でした。

現在のロゴは、下段の右端にあるマーク。

よく見れば、従来のリスの絵をデザイン化していたのですね。 なぜか、尻尾の4つの線が3つになっていますが。

ついでに知ったのは、Caisses d’épargneがリスをシンボルとして使うようになったのは戦後なのだそう。それまでは、蟻、蜜蜂、蜜蜂の巣などがイメージ・キャラクターとして使われていました。

リスといえば、冬になる前にコツコツと餌を蓄える動物。貯蓄銀行(Caisse d'épargne)という名の銀行には相応しいアイドルですよね。

フランスで貯金箱と言えば豚の形なので(Cochon tirelire、豚でも良かったかと思いますが、リスの方が可愛い。それに豚の貯金箱を引き合いに出すと、子どもが貯める小銭になってしまって、銀行としては興味がない?

それでも、せかせかと餌をためるリスは、貧しい人のイメージにもなってしまうかもしれない。デザインを抽象化することによって、企業イメージの変換を図ったのでしょうね。

それにしても、新しいデザインはリスだと思って見れば、そう見えなくもないけれど、このロゴを初めて見た人はリスを連想したりはしないのではないでしょうか?


リスは蟹になる

Caisses d’épargneを「貯蓄銀行」と訳して良いのかとWikipediaで確認したら、面白いことが書いてありました。

この新しいロゴ・マークは、日本人には「毛ガニ」という文字に見えてしまうとのこと。

なるほどね...。

「毛」と「二」の文字が見えると、「毛ガニ」と認識してしまう?

木を軽々と飛び回るリスから、
海でノロノロと移動する蟹になってしまうなんて!...

外部リンク:
毛ガニじゃない
☆ Wikipédia: Groupe Caisse d'épargne


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2013/03/27

シリーズ記事目次 【晴れ間をねらってワインの買い付け旅行】 目次へ
その6


久しぶりにクイズを出してみたくなりました。

数年前に見て、なんじゃ、これは?! と思った木を、この度の旅行で見に行きました。

この木なのですが、変だと思われないでしょうか?



左手後ろに写っているのは昔使っていたブドウの圧縮機で、これはクイズとは何の関係ありません。

ここは町外れにあるホテルレストラン。ブルゴーニュの県庁所在地なのですが、町を一歩離れるとこんな田舎。「古い農家」という名前をつけていて、それに合わせて敷地内には色々な家畜がのどかに暮らしています。

木には「ホテル オープン」とフランス語で書いた張り紙が張られています。



見ていただきたいのは、その張り紙の上にある部分です。



これは何なのでしょう? というのがクイズ。

フランスでこれを見ていないと、ずばりの答えはでないと思います。でも、日本にも同じようなことをする木はあるはずだとは思います。


追記:

正解をコメントで出していただいたので、この木を7年前に撮影した写真を公開しました。

ヒント:
フランス政府認可のホテルであることを示すプレート 2013/04/09

クイズの答え:
クイズの答え: 食欲旺盛なホテルレストランの木 2013/04/17

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2013/03/26

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その5


すでに書いたように、ワイン農協に行ってもワインは全く買わないで出てきました。少しくらいは買っても良いと思って入ったのだけれど、ほれ込むようなワインに出合えなかったのです。

それに、この日は、行くと約束していたワイン農家がありました。

そこで買おうと思っていたのは、ブルゴーニュ南部のマコネで生産されるフルーティーな白ワイン。

ソーヌ・エ・ロワールの県庁所在地マコン市(Mâcon)を中心とした地域をマコネ(Mâconnais)と呼ぶのですが、ワイン地図の区分でも「マコネ」になります。

ブルゴーニュワイン地図


お目当てのワイン農家に行く

お昼近くなってから、約束していたワイン農家に到着。

ワイン農協でかなりワインを飲んでいたのだけれど、試飲を再び始める。



白ワインしか作っていないところなのですが、それぞれに個性があって、どれも美味しい。特に、畑を借りられることになって初めてできたサン・ヴェランがやたらに良い。

先にワイン農協で試飲していて良かった♪

同じ産地、同じ銘柄といえ、ここまで味が違うものなのだ、と歴然と分かったからです。 値段だって、この農家の方が安いくらいではないかな?...

最近発見したワイン農家で、まだ買い付けは3回目なのですが、すっかり打ち解けてワイン造りの話しを聞かせてもらいました。

前回に来たときには、奥さんがお相手してくださったのですが、今回はご主人。やはり、実際に畑で働いている人から話しを聞く方が興味深いです。

ブドウは手摘みで収穫していると聞いて安心。安い価格でワインを売っている農家だし、白ワインは機械収穫で大丈夫という人も多いので、少なくとも安いランクのは機械を使っているのだろと思ったのですが。絶対に手摘みでなければだめだと考えているのでした。

まだ若い男性で、ワイン造りを始めたから5年くらいしかたっていないのですが、こだわりはかなりある様子。お家も質素だし、話しを聞いていると借りている畑もかなりあるようなので、経済的には決して楽ではないと思うけれど、情熱があります。

といって、よくある理論づくめでワインを作っている人ではないので好感を持てます。

この日聞いた話しで面白かったのは、ブドウ畑で芝刈りをするという話しでした。

この農家でもブドウ畑には雑草の種を蒔いているそうなのですが、はだ生やしていたら草が成長しすぎてしまうので、時々草を刈っているのだそう。

芝生でもないのに~?!と、私たちは笑ってしまいました。

昨年は5回芝刈りをしたのだそうで、けっこう大変なんだそうです。ふ~ん、そんな仕事もあるのですね。

ブルゴーニュのブドウ畑が雑草だらけになったのに気がついたことについて:
ブルゴーニュのブドウ畑が美しい季節! 2006/08/26


お買いもの

この日、大量に買おうと思っていたのは通称「bag in box」と呼ばれるワインの真空パック。

このタイプのワインは、スーパーやワイン農協でもよく売っているのですが、まず不味いワインだと思った方が良いシロモノです。でも、たまには良いワインを作っているワイン農家が作っていることがあって、それだと毎日惜しげなく飲めるワインの価格で、かなり質が良いのです。

特に食前酒として多く消費する白ワインは便利。冷蔵庫に入れておいて、水道の蛇口をひねるように好きなだけ出せるので。

バッグ・イン・ボックスに出会ったころに書いた日記:
持ち運び便利なワインを買う 2005/03/16

友人たちにも頼まれていたので、10リットル入りのパックをたくさん買おうと思ったのですが、5リットル入りしか在庫がないと言われてしまいました。

10リットルのボックスが欲しかったのは、5リットル入りより割安だからという理由。

5リットル入りが1箱21ユーロなのだそう。

前回に入手したときよりワインのランクは下がって、「マコン・ヴィラージュ」という名の銘柄。でも、主に使ったブドウ畑の名前を聞くと、悪くない。このワイン農家では、最低ランクのワインでもかなり上質なので、箱ワインでも美味しのです。

10リットル入りとして1箱41ユーロ。まあ、そのくらいの値段が普通かな? いや、普通はもう少し高かった... とか、頭の中で計算していたら、ワイン農家のご主人が切り出してきました。

「あなたたちはお得意さんだから...」

まだ3回しか買い付けに来ていないのですが、「おいしい」と連発するので、すっかり気に入ってくれて「お得意さん」にしてくれたようです。

1箱、15ユーロで良い、とおっしゃる。

ボトルに直したら、1本300円にもならないお値段。中身の白ワインは、日本で買うときには1本3,000円以上出さないとない味なのです。

やっぱり、ブルゴーニュの地元にいるからの特典♪

とはいえ、そこまで値下げしてくださらなくても.... と思うけど、あっさりとご好意に甘える私たち...。

というわけで、予定していた分量に合うように、5リットル入りを20箱買いました。

車に積み込む前に並べてみると、壮観!



ワインのパックが20個、それにボトル詰めのワインも何カートンか。車のトランクをいっぱいにして、予約していたレストランに向かいました。

さすが午前中に2カ所で試飲をすると疲れる。
とても気に入っているレストランなのだけれど、いつもほどには料理を堪能できませんでした...。



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★ 目次: フランスのアルコール飲料(ワインなど)関係イベント
★ 目次: ドメーヌ訪問記
★ 目次: ワインなどアルコール飲料に関するテーマ

外部リンク:
☆ マコネ地域のワイン地図: Mâconnais


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2013/03/25

シリーズ記事目次 【晴れ間をねらってワインの買い付け旅行】 目次へ
その4


前回の日記「ワイン農協の門戸開放イベント」に書いたイベントでは、試飲会場として使われた醸造所の入口には、地元のケータリングの店がテントを張ってスペースを設けていました。

昼食時間になったら、テーブルとイスをしつらえて簡易食堂にするのかもしれない。

ショーケースには美味しそうな料理が並んでいました。



私たちはレストランに昼食の予約を入れていたので、ここで食べることはパス。
でも、良い香りを放っている鍋が気になりました。


Saucisson au gène



ワインを作るときのブドウの絞りかすと赤ワインで煮込んだソーセージ。

絞りかすからはマールという蒸留酒を作ったりもしますが、ワインの産地では料理にも使うのです。

でも、ワイン農家に知り合いでもいない限りは入手できません。ブドウを圧縮した後には絞りかすがたくさんできるので、ほとんどは捨ててしまうのだろうと思うのですけど。

ブドウの収穫期に知り合いのワイン農家に行ったとき、村はずれまで捨てに行くトラクターに乗せてもらったことがありました。ここに捨てるという場所ができていて、業者が引き取りに来る、と言っていたような...。

ゴミ捨て場に行ってしまったものからは料理は作らないでしょうけれど、肥料か何かを作るのかも知れない。

ブドウ収穫期にワイナリーを見学したときの写真:
搾りかすのブドウ
収穫が終わったばかりのシャブリのワイン農家に行きました 2009/10/07

普通の人には手に入らないブドウの絞りかすを使って煮込んだソーセージ。美味しそう! 独特の良い香りが漂っています。

ワインにするために絞った後のブドウを使う料理は、ブルゴーニュのワインイベントで見たことがあったような気がします。どこかで食べたことがあるように思うのですが、記憶はあいまい...。

この料理は持ち帰りもできるというので、後で買うことにしました。旅行から帰った夜、これを温めれば夕食になるのですから便利ではないですか?


帰りがけにまた立ち寄ったら、お店の人がいない。

受付けにいた人が、店の人を探してきてくれました。

ワイングラスを片手にご主人が戻ってくる。
すみません。試飲のお邪魔をしてしまったわけだ!

ワインのイベントは雰囲気が好き。ほろ酔い気分なので、みんなが上機嫌で冗談を連発するのですから。

味見をさせてくれました。



値段も聞かないで買ったのですが、大きなソーセージに干しブドウのようなものも付けてくれて、1本10ユーロ。安い♪

ソーセージを温めなおして、暖炉で焼いたジャガイモを添えて食べました。安物のソーセージを使うのでしょうけれど、すばらしく美味しかったです。

その翌日は、残ったソーセージを小さく切って、冷たいままオツマミに。これも、非常においしい。

買ったソーセージにはピスタッチオが入っていなかったので、それを入れたので味がよけいに引き立っていました。

あたたかくしても、冷たいままでも良いのだ、と説明されたのですが、本当にそう。


この料理は「gène(ジェンヌ)で煮たソーセージだ」と言われたのですが、Saucisson au gèneと呼ばれる料理のようです。

どうやら、ボージョレーの郷土料理のよう。

ブドウ収穫期にブドウの絞りかすができて、それでマールという蒸留酒を作るとき、あるいはボージョレー・ヌーヴォーの祝いなどで作られた伝統的な料理のようです。

ところで、gène(ジェンヌ)とはブドウの絞りかすのことなのですが、私には、絞りかすは「マール(marc de raisin)」という言葉の方が馴染みがあります。

加熱して食べるソーセージ1本に、それを覆うくらいのジェンヌ/マール、それから赤ワインをボトル1本で40分くらい煮込むのが伝統的な調理法のようです。

それに痛めたベーコン100グラムを入れるというレシピもありました。でも、この料理が美味しいのは、ソーセージの脂身がブドウの絞りかすに移るからのよう。だから、ベーコンを入れるのは邪道ではないかな?

いずれにしても簡単料理。

赤ワインだけで作っても、この味にはならないのでしょうね。庭で哀れな状態にしか育たない私のブドウで作ってみる?

でも、失敗する可能性が大きい料理には挑戦しないに限る!

ブドウ収穫の時期にワイン農家に行ったとき、絞りかすを分けてもらうのが一番だろうな...。そんなことを考えてしまうのは、こんなに簡単に作れる伝統料理なのに、めったに出会うことがないからです。

続きへ: お気に入りにしたワイン農家に行く

ブログ内リンク:
【ブドウの絞りかす、マールについて】
★ 目次: 蒸留酒をつくるアランビック見学
ポマール村で見たもの 2014/09/20

★ 目次: ワインなどアルコール飲料に関するテーマ
★ 目次: フランスで食べる郷土料理、地方特産食品、外国料理

外部リンク:
☆ Wikipédia: Gène (gastronomie)
☆ Wikipédia: Marc de raisin
☆ レシピ:  Recette du saucisson au gène : une spécialité beaujolaise !
☆ Saucisson au gène
☆ レシピ: Saucisson au gene


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2013/03/24

シリーズ記事目次 【晴れ間をねらってワインの買い付け旅行】 目次へ
その3


そろそろ冬籠りも終わるシーズン。イベントがボツボツ現れ始めました。

この週末、ガレージセールに行った友人たちもいたのですが、私たちはお天気が良い日に合わせて、ブルゴーニュ南部にインの買い付けに出かけました。

まず行ったのは、門戸開放日のお知らせが来ていたワイン農協。

ブルゴーニュワインは畑の土を重視するので、違う畑で収穫されたブドウを混ぜて作るワインを下のランクにします。それで、ブドウを混ぜてしまうネゴシアンやワイン農協のワインが嫌われます。少なくとも、地元のブルゴーニュワイン好きは。

質の高いワインを作っているワイン農家では、自分のところで醸造してボトル詰めをして販売します。その方が利益は大きくなりますから当然。

ワイン農協が作っているワインは、安いというメリットがあるのですが、一般的にランクが下がります。それでも、中には評判の良いワイン農協もあります。下手なネゴシアンのワインよりは美味しかったりする。

ブルゴーニュにあるワイン農協の中で評判が良くて有名なのは、まずシャブリにあるラ・シャブリジェンヌ(La Chablisienne)というワイン農協ではないでしょうか?

楽天市場で「ラ・シャブリジェンヌ」のワインを検索

大きなワイン農協ですから、日本にもかなり輸出されているようですね。


シャルネー・ワイン農協の門戸開放イベント

最近お気に入りしたワイン農家に行くつもりなのですが、門戸開放のお知らせが来ていたCave de Charnay-lès-Mâconというワイン農協に立ち寄ってみることにしました。

ブルゴーニュ南部には「cave coopérative」と呼ぶワイン農協がたくさんあるのですが、その中では定評のある農協。

ちなみに、このワイン農協の価格表はこちら

ブティックの試飲コーナーに行ったら、いつもは入れないワイン醸造の建物で試飲ができると教えてくれました。

そちらに行ってみると、農協のマークが入ったワイングラスをくれました。

ガラスが安物ではないので、これをもらっただけでも得した気分。ワインイベントだと、無料でワインの試飲ができる代わりにグラスを買わされるのが普通だからです。

それに、日本で工場見学をしたら、入場無料で、お土産までくれたりすることが多いと思いますが、そういう風に宣伝費を惜しまない活動というのはフランスでは珍しいのです!



醸造所の中を巡りながら、幾つかのワインを試飲でき、説明を聞けるという趣向になっていました。


地元の食べ物の販売もしていました。



こちらは、マコネ地域でヤギを飼ってチーズを作っている農家のコーナー。

春になって牧場に出たヤギたちの初めてできたチーズなのだ、と嬉しそうにご夫婦が言います。

冬の間はヤギの乳は子育てに使ってチーズは作らない、とのこと。伝統的な農家なのが気に入りました。味見をさせてもらうと、美味しい。

実は、ここに行く前に朝市でヤギのチーズをかなり買っていたのですが、ここのも買いたくなって、チーズの形が違うものを幾つか買いました。

ワインの試飲をしながらつまむのにも便利だし。




赤ワインの試飲コーナーには、地元のチョコレート屋さんがブースを作っていました。

赤ワインとチョコは合うのですって。

試飲した赤ワインはおいしくなかったので、余り甘くないチョコレートがよく合いました。


特に気に入ったワインがなかったので、私たちは何も買いませんでした。

みなさんは、かなり買いものをしている様子。イベントの期間中なので、通常価格の15%引きで買えたせいだと思います。



結局のところ、ワインをたくさん試飲できて、陽気な雰囲気を楽しめたイベントになりました。もう1つ、とても気に入った出店がありました。それを次回の日記で書きます。

続き: ブドウの絞りかすで煮たソーセージの料理



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2013/03/23

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その2


前回の日記「春が来たと感じるとき」で載せたヒツジたちは、ロマネスク様式のチャペルがあるという標識に誘われて行った細い道に入ったら出合いました。

ヒツジたちをしばし眺めてしまったのですが、目的のチャペルは、こちら↓



チャペルは個人の所有地の中にあるという感じだったのですが、中を見学することもできました。



ここにあった彫像などは安全な場所に保管されているとのこと。チャペルの中は殺風景ですが、こんな建物の隣に住むのも楽しいだろうな...。


こに行く前に通りかかっているので車を止めたところは、もっと由緒がありそうなる教会が敷地内にある家でした。


神様の家に住む農家

Givryという町の外れにあります。ワイン好きの方だったら、ジヴリという銘柄で場所が想像できるでしょうか?

地図には「Maison-Dieu(神の家)」と書かれている場所。



一目でわかるロマネスク様式の鐘楼がそびえているのですが、それを利用して家にしたらしい。

この教会は13世紀に建てられたとみられる建物なのだそう。今は農家が所有しているらしいのですが、ここには3つの歴史的建造物に指定されている建物があるらしい。

鐘楼は「Notre-Dame-de-Pitié」と名づけられているチャペルなのだそう。

秋の文化遺産の日には見物できるらしいので、いつか入ってみたいな...。教会の中にはピエタの像、それから庭には14世紀の井戸もあるそうなので。

「maison dieu」とは「神の家」という意味。巡礼者が泊まることができ、病人を収容する場所でもあったところにつけられた名前です。昔はそういう施設として使われていたようです。

ここの「maison dieu」について情報をえようとインターネットで検索してみしたら、タロットカードの画像がたくさん出てきたので驚きました。

知らなかったのだけれど、マルセイユ版タロットの16番目のカードが「La Maison Dieu」というカードなのでした。

塔の絵になっているカードで、日本語では「」と呼ばれるのだそう。


これって、本物なの?...

期せずして民家にある小さな教会を見る日になったのですが、こんなチャペルが庭にある家の前も通りかかりました。



可愛らしいロマネスク様式の教会。

このサイズなら場所をとらないから、庭の片隅にあったら素敵だろうな...。

そう思って、広い敷地に沿った細道を歩いて眺めみたのですが、ちょっと出来すぎている。 この家の人が建てたのではないだろうか?...

そう思ったのは、教会の向こうにあるキオスクが、やたらに美しいかったから。

今では石を積み重ねた建物などを建てることはできないのですが、それは単純に人件費が高すぎるから、という理由だけです。

自分でそれができる人、あるいは業者にやらせる資金がある人は、昔につくられたとしか見えない建物をつくれてしまうのです。

右に入れたのは、そんな家。

ブルゴーニュ地方の農家の家なのですが、右手の塔の部分は、ご主人が冬の農閑期につくってしまった建物なのです。

建物の中も、言われなければ昔の建物としか思えない美しい部屋になっていました。

この塔の部分がなければ、どこにでもある田舎家ですよね。
いいな...。大工仕事ができる人って!

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★ 目次: 目次: 宗教建築物とキリスト教文化に関する記事

外部リンク:
Pourquoi ce nom de Maison Dieu?!


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2013/03/22

シリーズ記事目次 【晴れ間をねらってワインの買い付け旅行】 目次へ
その1


もう3月も末だというのに寒い、おまけに雨も多いこの頃。春先の森に花を見に行くのが好きなのに、まだ出かけていません。春の訪れが遅いとはいえ、もう黄水仙が咲く頃なのに…。

ようやく晴れという天気予報に誘われて出かけました。目的はワインの買い付けなのですが、ついでに田舎のドライブも楽しみました。

道端には花が咲いていました。



春先には黄色い花が多いような気がします。
何という花かな?…


毎年同じことを書いているのではないかとは思うのですが、牧場に家畜たちが出てくると春を感じます。



育ちざかりのヒツジの子たちはメーメーと賑やかにないていました。

 

もうすぐ復活祭。

フランスのイースターでの食べ物は子羊なのですよね...。

ラム肉は大好きなのだけれど、こういう可愛い子たちを見ると辛くなる...。


ところで、この子たちに出会ったのは、チャペルがあるという標識に誘わて細道を入ったからでした。

続き: 家の庭にチャペルがあったら…

ブログ内リンク:
★ 目次: 森に咲く春を告げる花々
イースターには子羊を食べるフランス 2006/04/14
★ 目次: フランスの祭日・年中行事について書いた日記


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2013/03/21
まだ最低気温は氷点下。

それでも太陽が輝けば、春なのだと感じるこの頃。

雨も多い嫌な天気なのですが、快晴と天気予報に出た日に、ブルゴーニュ南部にワインの買い付け旅行に出かけました。

ついでなので、少し観光も。

幾つもの日記になったので、一覧を作っておきます。

[続きを読む  Lire la suite...]


2013/03/20
前回の日記で書いたように、北京ダックのことをフランスでは「Canard laqué pékinois」と呼びます。皮を剥がさないで食べる料理は「Canard laqué」で、どこの中華料理屋でも食べられるのですが、その普通の料理が素晴らしく美味しい店がありました。

北京ダックの話しをしたら、2日以上前に注文すれば食べられるとのこと。普通のがこれだけ美味しいので、北京ダックはさぞかしと思うのですが、まだ機会が訪れていません。やはりパリに近い地方にある店なので、食べるためにだけ行くわけにはいかないからです。


鴨の品種

店の奥さんは、素晴らしく美味しくできるのだと自慢していました。北京ダックはCanard de Barbarieと呼ぶ、大きな鴨を使うのだそう。

そのバルバリー種の鴨とは、こういう鳥。

Household of Muscovy Duck

メスは2~3キロ、オスは4~5キロ。日本では「フランス鴨」とか「バリケン」と呼ばれる種類らしい。

ヨーロッパで飼育される鴨の半分はフランス産で、フランスでは年間85,00羽の鴨が食肉となっている、とありました。フランスはローストした鴨肉の消費では、中国を抜いて世界1なのだそう。確かに、日本で鴨を食べることはめったにないけれど、フランスでは普通の食材ですね。

種類としては、Barbarie種のほかに、Mulard種も知られています。その他に、アジア原産のPékin種(北京のこと)もあるそうですが、ペキン種と強調されているのは見たことがないように思うので、ランクが下がるのでしょうね。


先日、北京ダック風の料理を作ろうと思って店を覗いたとき、Canard de Barbarieが目に飛び込んできました。

鶏肉のまるごとはよく買うのですが、鴨はめったに丸ごとでは買いません。

それで眺めてみました。



確かに大きな鳥です。1キロ9ユーロ弱の値段がついていました。直売農家の価格ですが、キロあたり千円強といったところ。

ものの値段は気にしないというか、すぐに忘れるのだけれど、私が好きでよく買うブレス産の鶏よりずっと安いんだ…。

鴨肉は意外に安いのだな、と思ったことがあったのを思い出しました。

鴨を飼育していて、フォアグラなどの加工食品を作っている農家が朝市に出店しているのですが、あるとき、こんな風に鴨の丸ごとを置いて売っていました。



普段は鴨の加工食品しか売っていないので珍しい。聞いてみたら、注文した人があったので1羽余分に作って持ってきたのだと言います。

フォアグラ570グラム付きの丸ごとの鴨で、値段は55ユーロでした。フォアグラとマグレの部分だけくらいの値段でお得だと思って、迷わず買ってしまいました。


カナールに関係するフランス語

鴨はフランス語で普通はcanard(カナール)と呼ばれるのですが、これはオスの鴨のこと。

メスの鴨はcane(カンヌ)。

子どもはcanette(カネット)なのですが、これはメスの子なのだそう。

その他に、雛の鴨ならcaneton、若い鴨ならcanardeauとう単語も出てきました。

いつも思うのですが、フランス語では食べる家畜の性別や年齢で単語が異なるのだから面倒くさい。

お菓子を作るのに鴨の卵を使うのが好きなのですが、「カナールの卵」と言ったら、「カンヌの卵だ」と直されました。

間違っていると分かるということは、私が言いたいことが分かったという意味なのだから、わざわざ学校の先生みたいに直してくれなくても良いのに!

鴨の場合はみんな「C」で始まるので覚えやすくはありますが、似ても似つかない単語で区別する家畜はたくさんあります。


鴨だと思っていたら、アヒルだった

先日から北京ダックのことを書いていて気がついたのですが、日本語で「鴨」というのは野生の鴨のことで、食べるために飼育しているのは「アヒル」と呼ぶべきならしい。

☆ Wikipedia: アヒル

日本でアヒルの料理のことが書いてあるのは以前から目に止まっていたのですが、アヒルなんか食べるの?! フランスで食べるのは鴨(カナール)だそ~!、と思っていました。

だって、私が「アヒル」と聞けば、子どもがお風呂に浮かせるヒョウキンな顔の玩具を思い浮かべてしまうのです。

それを食べるというのは連想できないし、美味しそうにも感じない...。

でも、フランスで飼育された鴨も、本当はアヒルと呼ぶべきものらしいのでした。

フランス語で区別するなら、飼育されているのはcanard domestiqueで、野生の鴨はcanard sauvage。

やはり「カナール」を使うので、カモとアヒルほどには言葉が大きく変わってはいません。

Anas platyrhynchos male female quadrat野生の鴨では、最も普通に見るのはcanard colvert(右の写真)で、日本語にするとマガモ。

「アイガモ」というのも聞いたことがあるのですが、これはアヒルとマガモの交配種らしい。

でも「アヒル」はマガモを原種とすると書いてあるのだから、何だか分からなくなる...。

合鴨農法などというのでアイガモを覚えたのですが、こちらはカルガモとアヒルの交配もあるのだそう。

アイガモ(合鴨)

いずれにしても、「アヒル」と呼ばれると美味しそうでなくなるという感覚は、私だけのものではないのではないでしょうか?

食材や料理で使うときには、「アヒル」よりも「鴨」の方がよく使われるのではないかという感じがしました。

例えば、楽天市場で検索してみる:
「アヒル」で検索
「鴨」で検索

ジャンルを特定しないと、やはり「アヒル」では玩具や飾り物がヒットしてくるのです。「鴨」の方は食べ物が上に出る。

「アヒル」の検索結果を食品に絞りこんでいっても、なかなか肉が出てきません。

やはり、「鴨肉」と言った方が高級感が出るのではないでしょうか?

パリにトゥール・ダルジャン(La Tour d'Argent)という有名なレストランがあり、そこで出す名物料理の鴨には番号がついているそうです。天皇陛下が食べた鴨のナンバーなどというのも記録に残っているそう。でも、「天皇陛下がパリでアヒルをお召し上がりになりました」と言ったら、何だかしまらないと感じませんか?

今まで「鴨」と書いてきたのは「アヒル」に直さないといけないかなと思ったのですが、やはり、フランスで食べるのは「アヒル」ではなく「鴨」ということで通そうと思いました。

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