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2015/08/31
毎日色々なことがあるので、書きたいと思うことの全てをブログに記録できないでいます。

誕生パーティーに出席したというだけのことで、ふつうの1日の出来事なのに、書き出したら6つの記事になったので目次を作っておきます。

読んでくださる方々には関連付けしても意味はないのですが、この1日の出来事として記録しておきたくなったのです。もしかしたら、このときのパーティーの主催者とはもう会えないのかもしれないという気がするので...。

  

ガラクタ市と、アトラクションもあった川の畔での食前酒 2015/09/03

1年遅れで開かれた二十歳の誕生パーティー 2015/09/08

 生まれた年のワインを飲むために開かれた誕生パーティー 2015/09/09

ワインボトルの大きさによる名称 2015/09/11

 クイズ: 何のために使われていた建物をリフォームした公民館? 2015/09/14

美しい満月だったけれど、夏は終わりらしい 2015/09/01

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2015/08/31
最近、フランスで久しぶりに会った知人からされる挨拶は、たいていパターンがあります。

元気? それは普通なのですが、その次に決まっているかのように「日本はどう?」と聞いてくるのです。この週末のパーティーでもそうでした。

いつも、こんな風に答えます。
「暗いです。日本がどうなっちゃうのか分からない状態なので落ち込んでいます」

相手は何と返事して良いか分からないという困った表情になってしまう。この返事は止めた方が良いかなとは思うのですが、それ以外に何か言ったら嘘をつくことになるので避けたい...。

福島原発事故の問題は、フランスは日本以上に原発依存率が高いので、科学技術が発達した日本なら解決できるのを期待していると感じるので、それを聞きたいのだろうと思うのです。以前は、「日本はどう?」なんて聞かれたことはありませんでしたから。

新聞を読んでいないようなフランス人たちは、日本には福島原発が収拾できていないことのほかに、戦争をする国になりそうだとまでは知らないらしい。

こういう質問をされたとき、インテリが読む新聞ルモンド紙を購読している友人がそばにいると、「Otiumにそういう質問をしちゃいけない。落ち込んじゃうからね」と言って、私の代わりに日本の事情を説明してくれます。フランスの報道は、日本におべっかを使う必要がないらしくて、日本の情報よりストレートに真実と問題点を伝えているのです。


国会議事堂前に集まった人々

毎朝パソコンを開くと日本のニュースを見るようにしているのですが、こんな写真が入っていたのでびっくりしました。


国民にとって歴史上、最も有害な政権の100万人告別式 | カレイドスコープ

8月30日の「戦争法案反対」デモで国会議事堂の前に集まった人たちなのですって。この人数、警察発表は3万人くらいで、主催者発表では12万人だったようです。SEALDsは35万人と主張。東京新聞では20万人と計算したとか。

全国各地でもデモが行われたので、100万人が反対デモに参加したという記事もありました。


少し前に、パリで行われた革命記念日のイベント(クラシック音楽と花火大会)で、こんなに大勢の人が集まれる広場は東京にはないのではないかと思っていたので、ここがあったかと思いました。

書いた日記を読み直したら、エッフェル塔をバックにしたシャン・デ・マルス広場に集まった人たちは50万人でした:
パリの革命記念日イベントをテレビの生中継で見た 2015/07/15

戦争をする国になることに反対して機動隊に脅かされながら国会議事堂前に集まった人たちと、エッフェル塔の美しさに見とれながら高らかに歌われるフランス国歌を楽しんだ人たちとのコントラストが大きすぎる...。

そんな呑気な比較をしていてはいけない...。


日本人は、よほど切羽詰った気持ちにならないとデモはしないと思う

日本では、少なくとも高度成長期の後は、大規模なデモやストをしたりはしない平和な国になっていました。フランス人たちは何にでも文句をつけるし、文句をつける権利が保証されているので、デモやストは頻繁におこります。

パリでは日常茶飯事なのだ、とバスティーユ広場に近いマレー地区に住む友人が言っていました。あるとき、その地域の美味しいレストランで食事をしていたら、デモから引き揚げてきたらしい人たちが大勢入ってきました。

熱っぽく賑やかにおしゃべりをして、美味しい料理を食べている。そのときのデモは深刻な問題に対するものではなかっただろうとは想像しました。でも彼らを見ていて、フランス人にとってデモは、気持ちを一緒にする人たちと出会える機会として趣味になっているのではないか、とまで思ってしまいました。

ともかくフランス人はデモをするのが好きみたい。少なくとも、デモをする権利が認められている国なのですよね。政治家も国民がおこすときに参加してデモをすることもあります。



東京新聞:8・30デモ 海外でも詳報 「大規模抗議は珍しい」


日本人がデモをすると慣れしていないから下手らしい。SEALDsがツイッターで参加は35万人だと流したのは、素人っぽいやり口だと感じました。そんな人数が集まれる場所ではないというのは検証されてしまっています。東京オリンピックが嘘だらけで開催されようとしているので、それが伝染してしまったのでしょうか?...

ともかく、デモをする人たちの叩くには事欠かないようです。

SEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動: シールズ)は、お金をもらってやっている学生アルバイトばかりだとか、これは怪しげな組織で共産党が組織しているのではないかとか、若者は平和ボケしているから「死にたくない」と言っているだけだとか、単に安保法案を誤解して行動をおこしているだけだとか...。

戦争が終わってから70年間。インターネットが普及したなど時代の変化に合わせてた憲法に改正する必要はあると思います。

でも、自国が攻撃されたときだけ防衛をするというのと、他国の関係ない戦争にも軍隊を送れるようにするというのは180度違うと思う。まして、日本が組むのが、イラク戦争のときのようにでっちあげで戦争をするアメリカでしょう? 危なっかしいこと極まりないではないですか? アメリカは軍事産業で国の経済が成り立っているので、無理にでも戦争をしたがっているのは理解できます。でも、なぜ、日本が一緒にやる必要があるの?...

今までは欧米の宗教紛争には無関係でいられた日本なのに、自らイスラム系のテロ組織を刺激して、テロの対象国になってしまったという後なのですから、若者や、子どもを育てる母親たちが立ち上がるのも無理はないと思います。

日本だって、戦争があれば儲かる企業がある。だからといって、関係のない若者を犠牲にする権利はないと思います。

最近の若者たちはとてもお行儀が良くて、年上の私などには丁寧なことを言ってくれても、私がいないところでは嘲笑っているのではないかと思ってしまうこともありました。でも、戦争反対に立ち上がった彼らを見て、ちゃんと気骨があるのだと思い、日本の将来に明るい希望を感じます。彼らの行動を権力でつぶされないと良いのですけど...。

フランスだと、若者たちがデモに参加しだすと、政府は非常に慎重になります。フランス人にとって子どもは神聖なものなので、1人でも若者の怪我人が出たり、死んだりすると、政府の責任は大いので大騒ぎになるからだそうです。


2015年8月30日 国会議事堂前デモ「鉄柵決壊」の瞬間!市民が歩道からあふれて警察を押し切って、車道を占拠するまで

デモには参加したことがないのですが、こんな風に、音頭を取る誰かが何かを言うと、それと同じことを繰り返して言う、という形式になっているのでしょうか? へそ曲がりの私にはできないと思う...。記憶に残る最も古い記憶は幼稚園でのときのことで、こうやれと言われて皆と一緒に繰り返すというのがバカらしくて耐えがたい、というものでした。

デモ隊は穏やかにやっていますね。そんなに鉄柵で押し込めようとしなくても良いと思うけれどな...。


フランス革命とは一緒にして欲しくない

もう1つ見た記事のタイトルで、目がテンになってしまいました。

最近のネットニュースでは、有名サイトでない限りは、どっち寄りなのかを見極めないと、書いてあことは真逆になっています。これは読んだことがないサイトなのですが、極右サイトなのだろうと想像しました。でも、書いてあることは、そんなに偏ってはいないので、全く判断できなかったです...。


「フランス革命に近いことが起ころうとしている」安保反対の市民が国会前を埋め尽くす (弁護士ドットコム) - Yahoo!ニュース


今回の安保法案反対デモと、フランス革命は、全く性格が違います。

フランス革命は、貴族と聖職者から、彼らの権力と財産をブルジョワ階級の手に収めようという革命でした。

経済力を持った人たちが世界を支配する権力を貴族から奪って手中に収めようとしたのは時代の流れとして当然だったと思います。でも、今よりもはるかに信仰心が強かったはずの時代に聖職者を追い払い、キリスト教の施設を占拠して、石をバラバラにして売ってしまったというのは狂気の沙汰としか思えません。

無神論を唱えた啓蒙思想家たちだって、死んだら墓に入れてもらえないし、天国でないとしたらどこに行けるのかと、本心では死を恐れていたそうですから。


ヴァンデの反乱(フランスではヴァンデ戦争と呼ぶ)の舞台となったヴァンデ地方えを旅行したときには唖然としました。

歴史の授業でフクロウ党がいたというのは習っていましたが、その爪痕が今日でも残っていたのかと驚いたのです。ヴァンデ地方は、宗教心が格別に強い地方だったのだそうで、農民と貴族がフランス革命に対するレジスタンス運動をしたのですが惨敗。

フランスで歴史があった土地を観光すれば、フランス革命のときにキリストや聖人の彫刻などが削られていますが、破壊されなかった美しい建物は残っているのですが、この地方には古い宗教建築物が全然ない! 新しく建てられた、つまり歴史的価値がなくてつまらない教会ばかりなのでした。

地元では未だにキリスト教信仰が非常に深いと感じました。弾圧された歴史に思い入れがあるので、あちこちでヴァンデ地方の歴史を語る見学やイベントに出会いました。


« Massacre des Lucs-sur-Boulogne » par Fournier — Chapelle du Petit Luc



今回のデモは、誰かから富を没収したいという下心がある人たちがやっているのではないのではないのは明らかなので、フランス革命を持ち出して欲しくないです。

それに、フランス革命の恐怖政治、さらにナポレオンの登場によって戦争ばかりする国になったので、それまでの豊かな国が崩壊したわけですから。

私が読んで気に入った切り口をしていると思ったのは、ルネ・セディヨ著の 『フランス革命の代償』でした。


日本ではフランス革命やナポレオンを美化することになっているのかもしれないですね。特に、ナポレオンの扱い方が違うと感じます。

気になって仕方ないのは、フランスの食品を売る会社が「ナポレオンが愛した〇〇」と宣伝していること。

あんなに戦争ばかりしていた人がグルメだったら、やっていけないですよ~! フランス革命前の戦争では、貴族が戦陣を張ったとき、戦いが始まる前に互いに敵方の大将を招待してご馳走を振る舞い合うという風習がありましたが、ナポレオンの時代にはそんな優雅な戦争の仕方はできなくなっています。

例えば、こちらのワインはナポレオンが愛したとして宣伝しています ↓



シャンベルタンを出されたら大喜びするワインですが、地元ブルゴーニュでナポレオンが愛したワインだからシャンベルタンは凄いのだという人に出会ったことはありません。

フランス情報でもナポレオン1世が戦場に持っていったと書いてあったのですが、この高級ワインに、なんと同量の水を入れて飲んでいたのだそう。そういう人をワイン通と言えるのかな?..


日本人がナポレオンはヨーロッパ諸国を解放したみたいにも言うのを聞くと、日本がアジア諸国を解放したのと同じと言いたいからなのかなと思ってしまう...。ナポレオンは領土を広げたいと思って失敗しただけなのに。大量の死者を出してフランスの人口危機を引き起こし、農耕馬と若者を大量に調達したので農業も衰退させてしまった。

「フランス革命に近いことが起ころうとしている」と書いた記事が、フランス革命を民衆の蜂起だと受け取っている人が、ただ大きな運動になるかもしれない、と言いたかっただけなのなら問題なし。でも、よく分かっている人が書いたのなら、日本を破壊する危険性があるとして、デモに対する否定的な見かたを示していると思えてしまう...。.

ブログ内リンク:
★ 目次: 戦争に触れて書いた日記

外部リンク
国会議事堂前に反安保デモ35万人! これでも官邸と安倍親衛隊は「大半がバイト」とデマをとばすのか
「SEALDs」が唱えるデモ参加者数「35万人」説に疑問
8月30日のデモの決壊と小熊英二としばき隊 - フローのSEALDsの誤算
「戦争法案反対」12万人の凄まじい熱気と安倍官邸の異常対応
民間企業の新人を戦地に投入 防衛省が画策する「隠れ徴兵制」
ヴァンデ戦争・語られざる惨劇
Le Chambertin le vin préféré de Napoléon 1er !
☆ 内田樹の研究室: 毎日新聞のインタビュー記事 2015.09.22


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2015/08/24
少し前からブドウの収穫のニュースが聞かれるようになりました。

ブルゴーニュ地方ではブドウの収穫は伝統的には9月末と言われるのですが、今年はとても早いようです。南の方から収穫が始まり、ボージョレーとボージョレー・ヴィラージュの収穫が解禁されるのは8月24日。それから北の方でも収穫が始まり、ボーヌのあたりだと9月5日くらいに始まるようです。


ボージョレーのニュース(8月20日放送) ↓


Vendanges : le recrutement est en cours 20/08/2015

季節労働者をリクルートする職安(Pôle-Emploi)が写っています。今年は人出がそれほどいらないので、常連の労働者たちでほとんど間に合ってしまうようです。

今までは、ブドウ収穫は重労働なのでなり手が足りなくて困っているというニュースだったのですけれどね...。


マコネのPrissé村の様子(8月24日放送)↓


Bourgogne : les vendanges 2015 ont commencé dans le secteur de Prissé 24/08/2015

畑でブドウの実の大きさが違うのを見せています。

若い木の方(5~10年)は小さな実になっている。畝を挟んだ列のは大きな実になっているのですが、こちらは15年くらいたっている木で、根が地面に深くはって水を吸い上げているので実は大きく育っている。


ニュースでは、今年は収穫量は少ないけれど、良いミレジムになるだろうと言っています。生産者は、今年は外れ年だとは言わないので、親しいワイン農家の人に聞いてみないと本音は分からない。

でも、今年は雨が極端に少ない年だったので、病気を心配して農薬を撒くのは少なかったはず。

シャブリのような北にある地域では良いワインができるのではないかな?...

シャブリの様子(8月18日放送)


Chablis : vers un millésime 2015 " solaire " 18/08/2015


でも、飴が降らなかったために実が全く育たなかった畑もあるようです。特に南斜面の畑には災難だったよう。

マコネの様子(8月9日放送)↓


Mâconnais le retour de la pluie est apprécié par les viticulteurs - France 3 Bourgogne 09/08/2015


しばらく当たり年になっていないので、今年は良いブルゴーニュワインができると良いな...。

 【楽天市場】人気の銘醸ワインが勢揃い!ブルゴーニュ特集 

ブログ内リンク:
★ 目次: 今年のミレジムは? (ブルゴーニュ・ワイン)
★ 目次: ブドウ畑の作業、ワイン醸造法など
★ 目次: ワインなどアルコール飲料に関するテーマ

外部リンク:
☆ France 3 Bourgogne: viticulture
☆ TF1: Vin sachez-le, le millésime 2015 sera de qualité 24/08/2015
Vendanges en août ? Finalement, c'est oui ! 21/08/2015


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フランスのお酒 (ワインなど)



2015/08/19
娘さんの二十歳のお祝いパーティーをするのだと誘われています。公民館を借りて開くそうで、その日が少しずれたりしていましたが、8月30日に決まったようです。

招かれた人と話していたとき、パーティーがある8月は30日までだったっけ? 31日までだったっけ? となりました。

やわら友人が左手を出して「1月、2月、3月... 」とやりだし、「8月は31日までだ」と言います。

う~ん、そのジェスチャー、以前にもフランスで見ていましたが、忘れていました!


手で月の大小を知る方法

「もう一回やって」と言うと、何をリクエストしているのか分からない様子。でも、意味が通じたので再びやってもらえました。

手を握り締めて、31日で終わる月なのか、それ以外なのかを知ることができるというものです。

どういうのかをお見せしようと思って動画を探したら、英語で見せているのが出てきました。


Number Of Days In Each Month

指関節を利用して、31日で終わる月かどうかを確かめることができるのです。

Month - Knuckles
☆ Wikipedia: 月の大小

指の骨で盛り上がっている部分が31日ある月で、指と指の間の谷間に数える月は30日ある月(2月は例外)というものです。

この図では両手を使っていますが、片手でやってもできます。左手を握って、右手の人差し指で数えていき、小指まで行ったら人差し指の骨に戻れば良い。指さしながら数えた方がやりやすいので、片手でする方が便利だと思うのですけれどね。

親指をおっていれば、指は4本。それで、31日ある7月と8月が並んでできるから成り立っているのですね。

14まで数えられるわけですが、12月まで数えたら後は無視する。1年が14カ月だったら、もっと完璧だったのに...。


西向く侍

手を使って知る方法を日本ではやらないの? と聞かれたのですが、私は日本で教えてもらったことはありません。

「西向く侍」というのは覚えています。ニ(2月)、シ(4月)、ム(6月)、ク(9月)、サムライ(11月)が小の月(30日以下の月)で、それ以外が大の月(31日の月)となる。

でも、ニシムクサムライなんていうのはフランス人には全く理解できない言葉なので、説明する気にはなりませんでした。

これと似たようなのがフランスの詩にもあるのだそう:
Trente jours ont novembre,
Avril, juin et septembre.
De vingt-huit, il y en a un,
Tous les autres ont trente et un.


英語にも「Thirty days hath September」という歌があるのだそう。

でも、こんなのを間違えないように覚えようとしたら、何度も繰り返さないといけないですよね? 日本語の「西向く侍」は一度聞けば覚えてしまうのですから、優れている!

西向く侍では、唱えてみて小の月を頭においてから、知りたい月がその中に入っているかどうかを考えるわけなので、手を使ってさっさと数えた方が早そうですね。

でも、フランス語でやっているのを聞いたら、「ジャンヴィエ、フェヴリエ、マルス、... セプタンブル、オクトーブル、ノーヴァンブル、デッサンブル」と月の名前を言うので、やたらに長い。日本語だったら「イチ、ニ、サン、シー」と数字でやれるので、ずっと早く数えられますよ~。

「西向く侍」というのはすっかり忘れているのに気がつきました。パソコンやスマートフォンでカレンダーを見る癖がついているのです。


大の月、小の月

フランスの小学校低学年の教材で月が何日かを知る方法がでてきたので、フランスでは誰でも知っている方法なのではないかと思いました。

ところが、この方法は私が知らなかっただけのようです。日本語情報でも、この方法を紹介している記事がたくさん出てきましたので。

ついでに、誰が考え出したのかも知りたかったのですが、それは分かりませんでした。

日本語には「大の月」、「小の月」という呼び名がありますよね。それに対応するフランス語は何なのか聞いてみたのですが、思い浮かばないと返事されました。

辞書で調べても、Wikipediaでもフランス語が出てきませんでした。phalange(指節)で知る方法を紹介しているフランス語の情報でも、31日ある月、30日未満の月などという風にしか表現していません。

暦が何日まであるかというのは、日本人の方が気にするのかな?...

江戸時代には「大小暦」というのが流行っていたのだそう。

例えば、下の浮世絵では、太字になっているのが大の月で、それ以外が小の月というものなのだそう。

Brooklyn Museum - E-Goyomi (Lady Dressing) ☆ Wikipedia: 大小暦

下に犬がいるのは、戌年だということを示している。しゃれていますね~。でも、これを飾っても、私は読めないので、上から順番に数えないと何月なのか分からないけれど...。

ブログ内リンク:
★ 目次: フランスの祭日・年中行事について書いた日記

外部リンク:
NAVER まとめ: 今月は31日があるかないかを一瞬で判断する覚え方
子供に今月が31日まであるかを簡単に覚えてもらう方法(握りこぶし編)
子供に今月が31日まであるかを簡単に覚えてもらう方法(語呂合わせ編)
今月は30日まで?31日まで?片手で判断する方法
Mois de 30 jours, mois de 31 jours
Pour se souvenir de la durée des mois
国立国会図書館 「日本の暦」―大小の謎解き
Pourquoi les mois successifs de juillet et août ont 31 jours
☆ Wikipedia: 月 (暦)
暦に関するウソ/ホント


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2015/08/12
夏、トマトのシーズンになると食べる惣菜があります。

トマト・ファルシTomates farcies

豚の挽肉とトマトいう安い食材で出来るし、作るのは簡単。

この料理に使う挽肉を売っているのです。大きなトマトの中をくり抜いて、豚の挽肉をぎっしり詰めて、オーブンで焼けば出来上がり。



ただし、人を招待したときのご馳走にはならないし、レストランで注文したくなるという料理でもありません。非常に家庭的な料理なのでしょうね。

トマトからは水分が出るので、それを吸収するために、底に米をいれておくと良いというアドバイスが気に入っています。



米はリゾットのように炊き上がるので、なかなか美味しいです。

たぶん、日本の米だと上手くいかないと思う。日本では外米は不味いと言われますが、料理の仕方が違うのですよね。

フランスでRiz cantonaisというのは、日本人には馴染みのあるチャーハンのことだと思う。それが好きだという友人がいたので、それなら私も作れると言って日本から持って来た米で作ったことがありました。そうしたら、中華料理店で食べるようにサラサラしていなくて、つまりベタベタしていて、全く美味しくないと貶されてしまった...。

トマト・ファルシの作り方をリンクしておきます:


一番目のはフランス人から教えてもらったレシピなのだそう。私が教えてもらったのもこういう簡単レシピでしたが、フランスではハーブなど色々入っているトマト・ファルシ用の豚の挽き肉が売られているので、それだけだと少し物足りないのではないかと思う。肉が固まってしまうのは好きではないので、私も玉ねぎのバター炒めを加えています。


テリーヌにしてしまう

トマト・ファルシは、フランスでは余りにもありふれた料理なのがつまらない。

バリエーションとして、トマトの代わりに、同じく夏の野菜であるズッキーニをくり抜いて作るというレシピもあります。でも、ズッキーニは小さいうちに食べた方が美味しいと思うので、ファルシができるほど大きなズッキーニで料理する気になりません。

それで、ロールキャベツにしてしまおうではないかと思いました。

でも、キャベツを茹でてみたら、うまく丸められない。それで、材料が同じなら同じ味になるのではないかと思って、テリーヌ型に入れて作ってみました。


ロールキャベツを作れないので、テリーヌにしてしまう 2013/07/25

これだと、形を整える必要はないので、挽き肉をサンドイッチのようにして、キャベツの他にズッキーニの薄切り、トマトなども入れることができます。

蓋をして焼くわけなので、オーブンの温度を低くしておけば、焦げてしまうこともないので便利。キャベツが余ったときなどに作るレパートリーになりました。


ブドウの葉を使う

家の外壁にブドウの木がつたっているのですが、実は感激するほどには美味しくないのです。でも、葉の方はとても美しいと思うので飾りによく使っています。どうせ食べきれないので、実がついている枝も惜しげなく切ってしまいます。

 

今年は、ブドウの葉を料理に使ってみようと思いつきました。ギリシャ料理にブドウの葉を使うものがあるので、食べても大丈夫なはずではないですか?

トマト・ファルシのレシピで、トマトの代わりにブドウの葉で包んで、それをグラタン皿にびっしり入れて、オーブンで焼いてみました。



くっついている部分は、ブドウの葉の緑色が残っているので色どりになりました。でも、少しトマトも入れたりした方が食慾がでる色合いになった、と反省。

ブドウの葉は、意外にも美味しく食べられてしまうのだと知りました。緑色が残っている部分はもちろん、焼けてパリパリになっている部分もOK。ほんのりとブドウの葉の風味がついていて、とても美味しく仕上がりました。ギリシャでブドウの葉を使った料理を食べたときには、美味しいとも思わなかったような記憶があるのですが。

なにしろ、ここはブルゴーニュ。ブドウの葉を使うと、なんとなく楽しくなる♪


トマト・ファルシにする挽き肉とは?

肉屋さんで売っている豚肉には2種類あります。


ロールキャベツを作れないので、テリーヌにしてしまう 2013/07/25

chair à saucisses(左)とfarce à tomates(右)。他にも呼び名があったような気がします。

この際、この2つの挽肉の違いは何処にあるのか調べてみました。

右のにトマトという文字があるので、トマト・ファルシにはこれを選ぶべきなのだろうと思っていたのですが、トマト・ファルシのレシピでは左のを使っているのもかなりありました。

左のはソーセージにする材料のはずで、豚肉と調味料でできている。右のは、牛肉やハーブなども入っているようです。トマト・ファルシのレシピで左のを使うときには、自分でハーブなどを色々入れるという形になっていました。

chair à saucisseとfarce à tomatesには厳格な決まりはなく、肉屋さんがオリジナルで作っているようです。

私がいつも買う農家直売ではfarce à tomatesは牛肉ではなくて鶏肉を混ぜているのだと言われました。どうりで、他の店のより軽くて食べやすい。考えてみたら、この農家では牛は飼っていなくて、豚の他に飼っているのは家禽類とヒツジなので、当然なのでした。


◆ レシピの改善を探す

トマトをくりぬいて、そこに山羊のチーズを詰めるというレシピがありました:
Tomates farcies au chèvre simplissimes minutes

ちらっと見て、それも面白いかと思って、小さ目のトマトで実験したら、失敗。

あとでレシピを見直したら、私は勘違いしていたのだと気がつきました。

トマト・ファルシとあるので、ひき肉の代わりに山羊のチーズを入れてオーブンで焼くのかと思ったら、ベビートマトに山羊のチーズを入れるだけという前菜なのでした。

焼いてしまうとトマトもチーズも溶けてしまうので美味しくない。

庭に小さな赤とオレンジ色のトマトがなりだしたので、改めてやり直してみました。

生のままで食べたら、さっぱりしていて美味しかったのです。

レシピでは、山羊のチーズに生クリームとハーブを入れて混ぜてからトマトに詰めるというものでした。私はブルゴーニュ南部のマコネ地域で作るfromage fort(フロマージュ・フォール)をそのまま使いました。これは、古くなった山羊のチーズを利用してブドウ収穫期に作り、春まで食べるという保存食のチーズ。

これはクリーム状のチーズなので、そのままトマトに入れれば良いわけです。いたって簡単にできてしまうのが気に入りました。

フランスではアペリティフにベビートマトを出す人がよくいますが、これにするとしゃれていて良いですね。


ブドウの葉を使ったファルシが気に入ったので、もっと美味しく作りたい。こういうのは他の人もやっているだろうと思って、レシピを探してみました。

フランス語でレシピとブドウの葉をキーワードにして画像検索

ブドウの葉の色が悪くておいしそうに見えないのです。

葉を茹でるか何かするのかなと思ってレシピを覗いてみたら、フランスではエスニックの食材を売っている店でブドウの葉も売っているらしいのでした。

塩漬けとか、オリーブオイル漬けにして保存しているのかな?...

商品を探し出してみたら、塩水に漬け込んでいるようです。

そうやるとブドウの葉が保存できるのかな?...


鴨のマグレをブドウの葉で包んで焼くというレシピが出てきました:
Un magret de canard cuit en feuille de vigne

ちょっと手が込んでいますが、おいしそう。いつかやってみたいな。ブドウの実も使うので、作れるのはもう少し先ですね。



ブログ内リンク:
★ 目次: レシピ、調理法、テーブルウエアについて書いた記事
★ 目次: ハム・ソーセージ類、豚について
★ 目次: 食材と料理に関して書いた日記のピックアップ

外部リンク:
☆ Wikipedia: ファルス (料理) » Farce (cuisine) » Stuffing
Chair à saucisse


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カテゴリー: 食材: 肉類 | Comment (2) | Top
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2015/08/10
3日前のことですが、夕方に虹が出ました。みごとに2重の虹♪



つい最近も虹を見たことをブログに書いていたと思って確かめてみたら、3週間くらい前でした。日がたつのが早すぎる...。
雨は降らなかったのだけれど、虹が出た♪ 2015/07/19

また虹のことをブログに書くのもな... と思っていたら、その翌日の夕方にも虹が出ました。雨が降っているところと、降っていないところがあるような天気だと、必ず虹は出るものなのかな?...

インターネットの時代は便利。すぐに解答が見つかりました。

http://www.jma-net.go.jp/matsue/chisiki/column/phenomena/rainbow.html
出所: 虹の発生とその仕組み

太陽の光線と雨粒が条件というのは経験から分かりますね。でも、虹のことを少し調べてみたら面白いことも出てきたのでメモしておきます。


二重の虹の不思議

どうして虹が二重になることがあるのか、というのも気になったので検索してみたら、分かりやすい説明がでてきました。

まず、下側にあるはっきりした虹の方は「主虹」と呼ばれ、その上のぼけている虹の方は「副虹」と呼ぶのだそう。

https://www.bioweather.net/column/weather/contents/mame064.htm
出所: バイオウェザー・お天気豆知識 - 虹の不思議


このページにある説明で、ルネ・デカルトが虹の原理を見つけ出していたというのは興味深かったです。


Schéma de René Descartes sur la formation des arcs-en-ciels primaires et secondaires

「我思う、ゆえに我あり」が出てくるデカルトの『方法序説(Discours de la méthode pour bien conduire sa raison et chercher la vérité dans les sciences)』はフランス哲学では記念碑的な作品なので読んでいたはずですが、虹のことなどを書いているのはマークしていませんでした。

それを教えてくれた情報ページで、それが1673年だったという部分は、1637年とすべきだったのにタイプミスだと思います。デカルトは1650年に亡くなっていますので! インターネットで簡単に情報を得られるのはとても便利なのですが、どこまで信じて良いのかが問題なのですよね...。私もいい加減なことも書いてしまっているのだろうと反省するのですが...。


1つ、大きな発見しました♪ 子どもの頃に習っていたのかもしれないけれど。

主虹と副虹では、色の並び方が逆さまなのだそう。今回撮影した写真の原版で見たら、本当にそうなっていました。

http://optica.cocolog-nifty.com/blog/2009/11/post-154d.html
出所: 大空のキャンパスに描かれた光と色の芸術 虹の仕組み(1): 光と色と


虹は何色?

虹は幾つの色からなっているかというのは、国によって違うのだそうです。

日本では、虹といったら7色だというのが普通ではないでしょうか?

右に入れた玩具も7色でした。


アメリカでは6色、ドイツでは6色ないし7色になっている、という日本情報がありました。

ドイツ製の玩具に虹の積み木があったので見てみました。

左が12色、右が6色となっています。子どもに虹の色の数を教えるのに、親がお金持ちかどうかによって違ってしまうというのが面白い。


虹の色はこんな感じでしょうか?
黄色水色
黄色
rougeorangejaunevertbleuindigoviolet

フランスでも伝統的には7色と言われていたけれど、今では藍色(indigo)を除いて、6色に見るようになってきているそうです。でも、子どもの教育教材を見ると、虹の7色を説明をしているので、未だに7色とする伝統が残っているように感じるのですが、どうなのでしょう? 小学校の先生をしている知人に会ったら聞いてみたいと思いました。

どっちみに、虹を見て何色からなっているかなんて判別できないので、数はどうでも良いような気がします。


◆ 虹の謎

フランスのサイトで、虹には馴染みがあるだろうけれど、知らないこともありますよ、と10の項目を挙げていたのが面白かったのでメモしておきます。

虹の色が幾つであるかは数えられない。
3~9の色があるけれど、西洋では普通、7色だと言われる。
2人が並んで虹を眺めたときでも、同じ虹は見ていない。 
二重の虹では、上にできる副虹は必ずぼけている。
虹が正午ころにでることは非常に稀である。
太陽が地平線に傾いているときが虹がよく見えるから。
虹は夜に現れることもある。
満月か、満月に近いとき、月が太陽の代わりになって虹をつくることがある。
虹が立ち上がっている場所(虹の足元)を突き止めようと歩いていっても無駄である。
近づいていけば、虹は遠ざかる。
非常に稀ではあるが、飛行機の中からなどでは丸い虹が見えることがある。
虹は二重、三重、それ以上になることもある。
庭に水を撒いているときなどに、人工的な虹ができることがある。
偏光サングラスを使えば、虹を自分で消すことができる。
実験を見せている動画:Polarized rainbow, what does this mean



空の美しさに見とれる...

この日の虹はそんなに長続きはしませんでしたが、青空が広がって、きれいな雲が見えてきました。



こんな風に刷毛で描いたような線が見える雲は、ほうき雲とか何とか名前が付いているのではなかったでしたっけ?

調べてみたら、毛状雲と呼ぶのではないかと思いました。巻雲の一種?

刷毛で引いたような線の先端が曲がっていたら鉤状雲。くっついてしまっていて、曲がっているのかどうか分からない...。これは濃密雲かな?... 夏の夕立の後にできるとあるので。

名前が分かっても仕方ないので、検索はやめます。

美しい雲を眺めながら、子どもの頃にはいつも空を眺めていたのを思い出しました。殺伐とした都心で自然を感じられるのは空だけでしたから。

ブログ内のリンク:
★ 基本的な色は幾つある? 2013/07/12
★ 目次: 色について書いた記事
★ 目次: : 空や天気に関する記事(虹、太陽、月、空、雪など)

外部リンク:
Actualité Météo Double arc-en-ciel l'explication météo de vos photos
Arc-en-ciel : 10 choses que vous ignorez au sujet de ces phénomènes
☆ Wikipédia: Arc-en-ciel » 
虹色実験室
虹の七色
☆ 科学の歩みところどころ: 第19回 スペクトルの謎
虹の色は何色か?
虹の色数はいくつ?世界でバラバラだった
虹色のカラーチャート
☆ 多文化理解事典: 世界の色 虹は何色?
Combien y a t-il de couleurs dans un arc en ciel?
Les couleurs de l'Arc-en-ciel

【光と色と】
大空のキャンパスに描かれた光と色の芸術 虹の仕組み(1)
虹の形の秘密 虹の仕組み(2)
虹は7色なのか 虹の仕組み(3)

雲のいろいろな顔 -見え方・形(種と変種)による細分類


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2015/08/09
猛暑は去って、寒かったり、暑かったりという日が続いています。気温の変化は激しすぎるのですが、ずっと暑かったり、ずっと寒かったりよりはマシだと思うことにしています。

雨が降らないのが最も問題でしょうね。家庭菜園の野菜が育たないというのが話題になっています。

先日も、朝市でおしゃべりしている人たちの会話が聞こえてきました。
「サヤインゲンが焼けちゃった」と、年配の男性が繰り返している。
焼けた、と表現しますか...。

サヤインゲンは水やりしなくても良い野菜だそうで、家庭菜園で育てる人が多いのですが、今年のように乾燥していると全くだめらしい。同じくジャガイモも水がなくて良い野菜なのですが、これも今年は芋がそだたないのだそう。30ユーロも出して苗を買って植えたのに、ほんの少ししか収穫できなかったとぼやいている友人もいました。

「焼けちゃった」という表現が適切かな。私のモミジの葉も、上の方が焼けてしまっています。



庭には「日本の」とついた品種のモミジを3本植えているのですが、全部この状態。でも、冬の寒さにやられるのとは違って木がだめになってしまうわけではないと思います。

今年は野生のキノコもとれたという話しを聞かないうちにシーズンが過ぎてしまいました。

最近は、少し雨も降るようになりました。これほどの乾燥がなくなるような土砂降りにはならないのですが、お湿りくらいにはなるでしょう。

ブルゴーニュ南部のブドウ畑では、水不足でブドウの実が小さくて固くなってしまっているというニュースも出てきたので、もっと雨がたくさん降ってくれると良いなと思います。


流れ星がたくさん見れる時期なのに...

この週末は、流れ星が最も多く見れる時期だと、テレビのニュースが話題にしています。毎年夏になると報道があるのですが、この時期でしたか。

ところが、ずっと雨が降らない晴天が続いていたのに、こういうときに限って曇り空...。

パリのモンパルナスタワーの屋上では、天体望遠鏡も設置されて星座を見るイベントが行われているのだそう(8月7日~9日)。都会では星が見えにくいですが、あのくらい高いところに登れば星が見えるようです。タワーの高さは210メートルとのこと。56階にあるテラスについては、日本語でも情報が出ていました


Les étoiles en haut de la Tour Montparnasse

この日、日没から待機していたけれど、やっと雲が消えた午後11時半くらいから星が見えだしたようです。パリはやはり大気汚染があるので、星は50くらいしか見えないようですね。田舎なら、3万くらいの星が確認できるのだそう。

少し前に星がたくさん出ている夜があったので、私は村の街灯が消えた午後11時に庭に出て眺めていました。本当に空を埋め尽くしてしまうほどの星の数。天の川もできていたので、流れ星を待ちたかったのですが、少し雲がでてきたので観察は中止していました。

星が動くのは見えたのですが、たぶん飛行機だっただろうと思う。流れ星の動きは特殊なので、素人でも見分けられるのです。たくさん流れ星があるときは、あっちでも、こっちでも... という風に見えて、すごいのです。

天気予報では数日後には快晴になるらしいので、また夜空を見てみようと思います。


野菜カゴ

少し前、近所に住む友人夫妻が久しぶりに訪ねてきました。

共通の友人の別荘に遊びに行こうということになっていたのに音沙汰がないままだったので、その話しかと思ったら、そうではなかった。しばらく顔を見ていないので遊びに来ただけ。

奥さんの方が暑さが耐えられない人なので、外出はひかえていたとのこと。猛暑の間は、彼女は息もできないほど苦しんでいたのだそう。

庭で白ワインの食前酒を飲む。ありあわせのハム・ソーセージ類を出したり、ズッキーニを揚げ物にしたりして、おつまみを出しました。

今の時期、ズッキーニがどんどん育ちます。それで飽き飽きしながらも、食べるように奮闘している野菜なのですが、揚げ物にすると美味しいな、と今年発見しました。この日は、ほんの少しのパン粉を付けた串カツ風にしました。小麦粉をまぶした程度でから揚げする方がさっぱりしていて良いのですが、意外なズッキーニに食べ方なので評判が良かったです。

色々おつまみを出したので、私はこれで夕食代わりになってしまったと思ったのですが、フランス人たちにはやはりアペリティフに過ぎない。「そろそろ帰らなければ」と言い出しました。

それで、私の畑ではサヤインゲンがよく採れて茹でたものがたくさんあるので、サラダの簡単な食事をしようかと提案しました。突然やってきた人でも、食事の時間になったら食べていくように薦めるのが田舎の礼儀なのです。

彼らは喜んで提案を受けました。それで、彼らの家にはトマトがあるから持ってくると言います。私がサラダドレッシングを用意しているうちに、野菜をとりに家に戻った奥さんの方が戻ってきました。

「私も努力したのよ~」と言って見せたのは、これ ↓



あら、まあ~、と思ったので記念撮影。カゴにアルミホイルを敷いて、さらにキッチンペーパーを敷いて、きれいに野菜が並べてある。

「私も努力したのよ」と言ったのは、後ろに写っている私のブーケを見せていたからでした。庭の草花が乾燥して切り花にできる花が少なくなっているので、食べきれないサラダ菜の葉がきれいなので活けた、と言って見せたのでした。

ちゃんと洗ってあるから、つまんで食べても良いのだと言ったのですが、誰も食べなかった。でも、サラダ菜も色がついているものは飾りになるというのは感心してもらえていました。

食卓に移動して食事が始まると、もう本格的な食事の雰囲気になってしまった。

サヤインゲンとトマトのサラダではお腹にたまらないだろうと思って、半熟卵も入れました。新鮮な野菜なので美味しいサラダになりました。でも大きなサラダくらいでは彼らには前菜にしかならない。その後は、子羊の肉を焼いてメイン料理、それからチーズとデザートになりました。

夏は友人たちと食事をする機会が多いです。夏休みなので田舎にやってくる親戚の人たちがいるので人口は膨れ上がっている感じで賑やかです。

テレビでは、バカンス旅行に出かける人たちの車が渋滞しているというニュースを盛んに流していますが、都会に住む人たちは息抜きの旅行をしたいでしょうね。私は夏にはブルゴーニュを離れて旅行しないことにしています。1年で最も良いシーズンなのですから、出かけてしまうのはもったいないと思うのです。

ブログ内リンク:
★ 目次: 夏の野菜 ズッキーニについて書いた日記
★ 目次: 食材と料理に関して書いた日記
★ 目次: 今年のミレジムは? (ブルゴーニュ・ワイン)

外部リンク:
Le Monde: Dans les vignobles assoiffés, les viticulteurs stressés 2015/08/07


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2015/08/08
通りかかった道路に、こんなのが見えました。



「Plage(ビーチ)」と書いてある。

パリ・プラージュ(Paris Plages)」をもじったのだと思いました。

パリ市が2002年に始めた企画で、セーヌ河の畔に砂をおいて人工的なビーチにしてしまうアイディア。

それが大成功してフランス各地の都市でも行われるようになっているけれど、ここのような小さな村ではそんなことはできない。

それで、この少し先にある川のほとりがビーチだというジョークだろうと思ったのです。

ところが...


段差があることを示す道路標識だった

よく見ると、これは道路に盛り上がった部分があるという標識なのでした。

こんな感じで普通は道路標識がついています。



「ralentisseur(段差舗装)」と呼ばれる標識。少しの盛り上がりがあるところは「dos-d'âne(ロバの背中)」と呼ばれますが、町村が奏功する車の速度を落とすためにわざわざ段差を付けることもあります。

Coussin berlinois en caoutchouc vulcanisé車の速度を落として走っていてもガクン・ガクンとなるので、危なくて仕方がない。

オートバイなどは平行を失って倒れたりするので、かえって事故が増えるとも批判されているシロモノ。

それで、こういう段差舗装の悪口で、「gendarme couché(横たわった地方警察官」とも呼ばれています。警察官のポリスは都市にしかいなくて、交通違反を取り締まるのは地方警察官だからです。

あちこちでそういう道路になった時期があったのですが、その後にかえって危ないと批判がでたので道路を平らにしたりしていたのですが、また最近は段差を付けるところが出てきた感じがします。

入れる画像を探していたら、段差舗装にするのには法律的な制約があるのに、現在ある段差舗装の3分の1は違反しているという調査結果があったのだそう。本当に、危なっかしくて仕方ないほど急に盛り上がっているところがあります。


それにしても、道路標識に悪戯をしてしまったのを村は放置しているのは奇妙。

でも、ヤシの木を立てた島の絵にしてしまったこの村では、その近くには段差がないので奇妙に思ったのですが、道路は平らにしたけれど道路標識の方は残っていたのだそうです。それでユーモアということで大目に見られているのかもしれません。

写真を眺めて気がついたのですが、ヤシの木の周りが白っぽいので、絵を描いたのではなくてシールを張ったのかな、と思いました。それで気になって調べてみました。


道路標識に悪戯してしまう芸術家

この村の誰かが考え出したわけではなくて、話題になっている悪戯アートなのでした。

こんな動画が見つかりました。


EXTERMITENT - CLET


クレ・アブラーム(Clet Abraham)という芸術家があちこちでやっているらしい。イタリアに住んでいるけれど、ブルターニュ地方出身のフランス人なのだそう。


Clet Abraham, lo street artist ridisegna i cartelli a Genova



Meet Clet, A European Street Artist Who Defies Authority By Tweaking Street Signs


彼と一緒に仕事をしている日本人女性が関西で道路標識にステッカー張りをして、今年の始めに警察に逮捕されたそうでした。

クレ アブラーム 標識に落書き!ついに逮捕か!?

イタリアやフランスでやったらユーモアだと見逃してくれるかもしれませんが、真面目一徹の日本でやったら犯罪行為としか受け取られないでしょうね...。

なかなか面白い作品(?)なのではありますが...


道路標識に落書き!フランス人の芸術家クレ・アブラーム


でも、危険を知らせる道路標識だということに気がつかせなかった人が事故がおきてしまったら、「芸術活動です」では済まされないですよね。やはり、こういう悪戯はすべきではないと思うけれどな...。

ところで、リヨンに住んでいらした日本人の方が、奇妙な信号機を見かけていたことをブログに書いていらっして( これは、この為に???)、私も気になっていたのですが、この種のアート(?)だったのかな、と思いました。この記事を読んだのは、もう10年近く前のこと。やっと謎が解けた?

ブログ内リンク:
★ 目次: 画家、彫刻家、建築家の足跡を追って » ストリートアート
★ 目次: フランス人のジョークについて書いた記事

外部リンク:
道路のデコボコを表現するフランス語
Un tiers des dos d'âne seraient non conformes
☆ Wikipedia: クレ・アブラーム(Clet Abraham)
フランス人、落書きしたアーティストが悪いだろ!日本には日本のルールがある! - フランス人の反応をまとめてみた
Ces panneaux de signalisation détournés qui font enrager la police japonaise
Cet artiste qui détourne les panneaux de signalisation
Street Art et Panneaux de Signalisation – Clet Abraham


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2015/08/05
フランスの友人たちは私の国に興味を持つので、テレビで日本についての番組があると「見たよ」と話題にしてきます。ニュースで言っていたと教えてくれるときは、たいてい地震とか事故とかの悪いニュース。

昨日は、こう言われました。
「日本の天皇のイロイトが...」

「えぇ? 亡くなったの?!」
そう反応してしまってから、ご病気だというニュースは皇后陛下の方だと思い出しました。

相手は、すかさず言ってくる。
「イロイトはもう亡き人であって、今の天皇はアキイトだよ」

フランス人以上に日本のことを知らなくて、すみません! フランス人はHを発音しないので、余計にピンとこない。それに、天皇を私は名前で呼ぶことはないので覚えないのです。今上天皇(きんじょうてんのう)とか、昭和天皇とかいう言い方もあるし...。


玉音放送

友だちが私に話したかったのは、朝に洗面所で顔を洗っているときに聞いたラジオのニュースでした。

天皇陛下が、今の政権が戦争に突っ走ろうとしているのにブレーキをかけるために、あえて昭和天皇がポツダム宣言を受諾することにしたスピーチを公開したのだ、と言っていたのだそう。

いちおう日本のニュースは拾うようにしているので、宮内庁が玉音放送の原盤の音声ファイルを初公開していたのは知っていました。

でも、「耐え難きを耐え、忍び難きを忍び」という文句しか私は知らない。

それで、今の時期に公開する意味があったのかを知るために、スピーチの内容を読んでみることにしました。

宮内庁のサイトにも入っていましたが(終戦の玉音放送)、音声と原文を見せていただいてもよく分からない。それで、現代語への翻訳を読みました。


昭和天皇は玉音放送で何を語られていたのか

人々が太平洋戦争で天皇のために命を捨てたことに対する責任は大きすぎると思うので、「耐え難きを耐え、忍び難きを忍び」という文句は自分勝手ではないかと反感を持っていたのですが、平和を訴えるスピーチだったのですね。原爆がある時代になったので、戦争を続けれていれば日本が滅びるだけではなくて、世界が滅びるという言葉も重いです。

でも、昭和天皇が本当に日本国民の安泰を願っていたのなら、特攻隊などは非人道的だと反対するとか、もっと前に行動を起こして欲しかった...。でも、明治維新以来、天皇は時代を操る人たちに利用されていると思うので、がんじがらめで何もできないようになっていたのでしょう。今も変わっていないであろう体制の中で、今上天皇が日本は平和を貫くべき国なのだだと主張する抵抗を示してくれているのは評価します。

戦後の日本は戦争ができない国にさせられたわけですが、平和な国である方が日本の本来の姿だったと思う。明治維新前の日本では、豊臣秀吉が野心を抱いたのを除けば外国に攻め入ったりはしていなかったし、蒙古襲来以外では外国から攻め入られることもなかったのですから。

スイッチを押すだけで地球を破壊できるようになっている今の時代。敵をでっちあげたり、イスラム教徒たちの問題に首を突っ込んだりなんかしないで、巧みな外交をして戦争や紛争から逃れていた方が賢いと思う...。

日本では平和を訴えて抗議行動をする若者たちが増えてきているようですね(読んだ記事)。フランスのデモが大きくなって若者たちが参加してくると、非常に警戒します。フランス人には子どもが神聖なものなので、そこで死傷者が1人でも出ると大騒ぎになるために神経質になるのです。


広島の原爆投下に関するフランスの番組

夏になると、フランスのテレビでは日本が受けた原爆に関するドキュメンタリーが必ず組まれています。日本の戦時中のことを報道するのも、この時期かな...。

玉音放送の話しをした友だちが、テレビチャンネルARTE(ドイツとフランスが共同で制作している教養チャンネル)で、広島の原爆に関する良い特集があるらしいから見るようにと言っていました。

この手の番組は、外国で作られた映像の方が興味深いです。日本だと政治的な駆け引きがあって報道できないようなことも出してしまいますので。登場する日本人も、外国の取材だから気持ちをぶち明けてしまうので本音が聞けます。

夜に番組を見終わってからARTEのサイトを見たら、そのドキュメンタリーが入っていたので入れておきます。95分の番組。8月12日までオンラインで視聴可能だそうです。タイトルは「Hiroshima, la véritable histoire(広島、本当のストーリー)」と訳したら良いでしょうか。

☆ ARTE: Hiroshima, la véritable histoire


(Documentaire Arte) Hiroshima, la véritable histoire (70 ans plus tard...) - vidéo dailymotion


ARTEの番組を見る前に、過去に報道された番組もインターネットで見ました。題して「La Face cachée de Hiroshima(広島の隠れた側面)」。Kenichi Watanabeという名前から日本人と思われる人が制作していました。


La Face Cachee De Hiroshima Film Documentaire Français Complet 2014


アメリカは大きな投資をして原爆を作ったのだから、なんとしても実験しなければならない。それで、高い費用がかかるウラン型の爆弾を広島に落とし、安くできるプルトニウム型の原爆を長崎に落としてみた。

ドキュメンタリーでは、食糧にも尽きて追い込まれていた日本が終戦するのは時間の問題だったのだから、原爆を落とす必要はなかったと語っていました。

広島の原爆投下の後は研究センター(ABCC: Atomic Bomb Casualty Commission 原爆傷害調査委員会)を作り、被爆者の治療は全くせずに、日本人研究者も協力して原爆が人間にどういう影響を与えるかを分析して膨大な資料を作っていた、という話しは聞いていたのですが、こんなにすごい施設を作ってモルモットを分析していたのですね...。

アメリカ側は、原爆は平和のための兵器というようなことを言っている。放射能による人体への影響は重々知っていたのに、やはり当初は隠そうとしていた。今と全く変わっていないんだな...。

アメリカでは新兵器の威力に大喜びしていて、子どもたちが原爆作りキットで遊んでいたりしたという映像はショッキングでした...。

ドイツはナチスがやったことでしつこいほど断罪されていますが、アメリカは戦争に勝ったから犯罪だとは追及されない。もしも原爆がドイツに落とされていたら、どうなったのだろう? 生き延びた被爆者も苦しむようなことをしたアメリカは、ナチより残酷なことをしたと主張したかもしれない。

もっとも、その想定は成り立たないのですよね。ナチスは原発を開発していて(ヒットラーは原発開発には力を入れていなかったそうですが)、ドイツが降参したためにプルトニュウムをアメリカが押収して、ユダヤ系ドイツ人研究者がアメリカに亡命したから原爆を作れたわけですから。ただし、もしもアメリカが戦争に負けていたら、原爆開発と投下に関係していたひとたちは全員が裁判で死刑にされたのは確実だと思います。

日本に原爆を落とすにあたって、日本人を「ローストしてやる」などと言っている場面は、ローストチキンを連想させるので余りにもショッキングでしたが、戦争というのはそういうものだと思う...。

広島に原爆を投下した米爆撃機B29「エノラ・ゲイ」の搭乗員12人のうち、最後の生存者だったセオドア・バンカーク氏も亡くなったのだそう。生前の発言には重みがありました。そして、任務だとして戦場に赴かされて人々を殺害した後の心の痛みはさぞ大きいだろうと想像します。戦場から帰って精神障害になり、自殺者がたくさんでているのは問題になっています。戦争に行けと指令する上層部は、そんな苦しみは体験しない...。

http://www.nikkei.com/article/DGXMZO90168730V00C15A8000000/
エノラ・ゲイ元航空士が遺した、原爆の「過ち」と誓い  :日本経済新聞


京都に原爆が落とされるのを防いだのはフランス人?

日本が原爆実験に利用されたとするドキュメンタリーで見て、気になっていたことを思い出したので調べてみました。

アメリカがどこに原爆を落としてみるかで、京都が有力候補にあがっていたのを、フランス側が反対したのだ、とフランス人たちは言うのです。そんなことを知っているのはインテリ階層ですが、かなり定番の話しらしい。友達の中にいる世界的に有名な学者もそう言っていたので、単なるでっちあげでもなさそうなのです。

京都に原爆を落とすのに反対したのは、Serge Elisseeffというロシア系のフランス人。その他にも、新婚旅行で京都に行ったアメリカ人も京都に原爆を落とすのに反対した、とフランスの友人は付け足していました。 

フランス人は文化遺産が好きだし、京都の美しさには特別の思い入れがある。アメリカ人はそんなのは気にしないでしょうから、ありうる話しだと思いました。でも、京都に原爆を落とされなかったのはフランスのお蔭だという話しを、私は日本の報道で聞いたことがありません。

でも、調べてみたら出てきました:
初のロシア人東大生エリセーエフ

ARTEのドキュメンタリーに登場していた広島の生き証人たちは、私などは想像もしていなかった戦後の悲惨な状況を話していたので、京都の文化財が助かって良かったなどとは思えないですけど...。

京都に思い出があったアメリカ人はスチムソン陸軍長官(ヘンリー・スティムソン)という人だったようです。日本では、この人が京都の文化財を救ったというのが定説のように感じました。ドキュメンタリーにも出てきた「原爆投下によって戦争を早く終わらせ、100万人のアメリカ兵の生命が救われた」という原爆使用正当化のスピーチをしたのはこの人でしたか。

当時のフランスはアメリカ側で戦っていたわけですが、フランスの友人たちからは、軍事基地の攻撃ならともかく、一般市民を殺戮した原爆使用は戦争犯罪だという意見しか聞いたことがありません。


広島の思い出

広島は、私にとっては懐かしい町です。子どものときに、父親の転勤で2年間暮らしたことがあるのです。

瀬戸内海の美しさといったら、例えようもありませんでした。宮島には簡単に行けて、美しい厳島神社を眺めながら潮干狩りをしたり...。フグも安く売っているし、海産物が美味しい。中国山地で育てられている美味しい肉も食卓にのりました。瀬戸内海の風景を楽しみ、冬にはスキーも楽しめる。小高い山に登れば、瀬戸内海と日本海が同時に眺められる。

広島は、東京育ちの私には桃源郷に見えました。

でも、ケロイド症状の顔をした人たちがたくさん町を歩いているのは異常な光景でした。結婚はできないのだ、と言う若者の話しには身につまされました。原爆を投下されたことに怒るわけではなく、そういう運命だと彼らが受け止めているのが余計に痛ましい...。

学校の授業で広島に原爆が落とされたというのは教えられていました。でも、戦後20年以上たっているのに、そんなに痛ましい爪痕が残っているとは全く想像もしていませんでした。

今考えれば、市内の中心地にあった私の家は奇妙でした。庭にある夾竹桃が素晴らしい花を咲かせるし、イチジクは食べきれないほどの実をならしていました。でも、庭には雑草が生えないので、草むしりする必要は全くなかったのです。海沿いの地域なので、砂の土地だから、雑草が生えないのだろうと思っていたのですけれど。

広島で食べる食材が東京では味わえなかったほど美味しいのを堪能していたのですが、まだ放射能は残っていたのかもしれない。でも、そんなのは、私の両親は全く(!)心配していませんでした。

ちょっとした怪我をしただけなのに出血が全く止まらなくて困ったので、病院に行ったことがありました。出血止めの処置をしてくれるのを期待していただけなのに、かなりの精密検査をされたので驚きました。白血病ではないかを検査していたのだそう...。


追記:

イギリスのBBC放送でも、原爆投下の正当化について疑問を投げかけていたそうです。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150806-00000015-jij-eurp
原爆投下、正当化に疑問=英BBCの広島70年報道 (時事通信) - Yahoo!ニュース

きれいな戦争なんていうのは存在しない。平和のための戦争なんていうのは口実に過ぎない。恐ろしいと思うのは、日本は原爆の被害を受けた国でありながら、原子力の危険性を否定していることです...。

外部リンク:
☆ コトバンク: 玉音(ギョクイン)とは 
☆ Wikipedia: 玉音放送
終戦の詔勅(玉音放送)口語訳
5分弱の“玉音放送”を現代語訳してみた (1-2)
吉田裕著『昭和天皇の終戦史』を読む - 近衛文麿と昭和天皇の暗闘
NHKスペシャル「戦後70年 ニッポンの肖像 - 日本人と象徴天皇」
戦後70年談話で迷走、安倍首相が怯える「天皇のお言葉」…天皇から憲法軽視と歴史修正主義への批判が?

セルゲイ・エリセーエフ - 日本学の始祖の知られざる人生
☆ Wikipedia: Serge Elisseeff ⇒  セルゲイ・エリセーエフ
Professsor Reichauer and Prime Minister's visit to Bosotn
Ces hommes qui sauvèrent Kyoto de la bombe atomique

Les raisons du bombardement de 1945
HIROSHIMA, première utilisation d'une bombe atomique le 6 août 1945
☆ Wikipedia: 日本への原子爆弾投下
☆ Wikipedia: 広島市への原子爆弾投下
☆ 平和記念資料館(原爆資料館): なぜ広島に原爆が投下されたのか
原爆投下が正しかったと考えるアメリカ人が減少 抵抗権は民主主義の重要なツールです

☆ Télérama: Hiroshima, la véritable histoire (2015)
La Face cachée de Hiroshima
“Dire qu’il n’y a pas de morts à Fukushima est un mensonge”, Kenichi Watanabe, documentariste

☆ BBC News: The 'sanitised narrative' of Hiroshima's atomic bombing
「原爆投下は必要なことだった」という一面的な《語り》を乗り越えようとするBBCの記事

De Hiroshima à Fukushima - Marc Petitjean
HiroshimaからFukushima 肥田舜太郎医師95歳の肖像 内部被曝の告発者
医師が見た被爆者の生と死~原爆被害、隠蔽と放置の12年間~ 肥田舜太郎

ある被曝体験記 - 紹介 - 読者の方からお寄せいただいた予備役兵の手記
エノラ・ゲイ元航空士が遺した、原爆の「過ち」と誓い
広島・長崎原爆で奇形児が少なかった理由のカラクリ
福島第一放出セシウム137 広島原爆168個分
「原爆」と「原発の事故」の違い」小出裕章氏(内容書き出し)8/9
Kenzaburô Oé Il y a eu Hiroshima, il y a Fukushima, une troisième tragédie est envisageable
原子力の「平和利用]という表現に対応するフランス語は?
☆ Le Momde: 「Hiroshima」をキーワードにした検索結果
ドイツが許されて日本が許されない本当の理由
安倍談話の「謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません」について

ブログ内リンク:
日本のロボット技術は、本当に必要なところでは使われていなかった?  2011/05/14
ちょっと怖いな... 最近の日本礼賛ブーム 2015/03/01
5月革命を連想してしまう最近のフランス 2010/10/20
★ 目次: 戦争に触れて書いた日記
★ 目次: 文学、哲学、映画、テレビ番組


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カテゴリー: 日本 | Comment (4) | Top
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2015/08/04
フランスのデザートの中で、一番ありふれているのはアイスクリームかもしれません。ストックしておけるので、前触れもなくやって来た人に食事を出す場合などにも重宝するデザート。

私は市販のアイスクリームの味が好きではないので、夏になるとせっせとアイスクリームやシャーベットを作っています。


あるもので作ったアイスクリームだけれど、やたらに美味しかった



桃とアプリコットが柔らかくなってきたのでアイスクリームにしてしまおうと思ったのがきっかけで作りました。少し前にも同じ材料でシャーベットを作ったのですが、トマトのような色に出来上がって食慾をそそらないのでした。

それで、今回は赤い色を付けるために、フランボワーズも加えることにしました。

庭でとったものを瓶に入れて、それにグラニュー糖を入れておくと冬まで持つというので、保管してあるものがたくさんあるのです。つまり砂糖漬けになっているフランボワーズを使ったのですが、問題ありませんでした。

もう少しフランボワーズの量を多くした方がもっと赤くなって良かったかな...。


フルーツ入りフローズン・ヨーグルトのレシピ

やたらに美味しくできたので、何で作ったのかメモしておきます。来年になったら忘れてしまっているでしょうから。

アイスクリームメーカーに付いてきたレシピの中で、材料が揃っているレシピを選びました。フルーツ入りフレーズン・ヨーグルト、というような感じの名前。

お手本レシピ
Yaourt glacé aux fruits
今回のレシピ
果物 250 g桃、アプリコット、フランボワーズ 適量
グラニュー糖 100 g  シロップ 300 cc(砂糖 200g + 水 200 cc)
生クリーム 50 cc生クリーム 適量
ヨーグルト 375 ccヨーグルト カップ1個
レモン汁 スプーン1杯レモン半分の絞り汁
桃のリキュール 大さじ3杯(?)
クレーム・ド・ペッシュ・ド・ヴィーニュ 

食べごろを過ぎた果物だったので、潰すのは非常に楽でした。ドロドロになったものをシノアでこして種や繊維を除きました。

もう少しフランボワーズの量を多くした方が赤味が増して良かったかもしれない。

砂糖のままで良かったのにシロップを使ったのは、シャーベットを作ろうと思ってシロップを用意していたのに、冷蔵庫に入れっぱなしになっていたものがあったからでした。

始めてヨーグルトを使ってみたのですが、美味しくできるものなのですね。

ヨーグルトと生クリームは近くにある酪農家の自家製が買えるので、その味の良さも出来上がりを左右しただろうとも思います。

この農家からは生乳も買うのですが、そちらは無くなってしまっていたのでヨーグルトを使ってみたのでした。


卵を全く使わないレシピなのも気に入りました。

卵を使うレシピだと、黄身でアイスクリームを作って、翌日には残しておいた白身でシャーベットを作って無駄を出さないという工夫をするのが面倒なので。「翌日に」というのは、アイスクリームメーカーの凍らせる部分は1晩は冷凍庫に入れておかないといけないからです。


桃のリキュールを入れたのが良かったのだろうと思います。アイスクリームやシャーベットを作るときには、よくレモンチェッロを使っているのですが、どんなフルーツのでも味が良くなると感じています。

今回使ったのは、戸だなの中に飲んでいなかった瓶が見つかったリキュールです。買ったのに忘れていたのか、醸造所でたくさん買ったときのプレゼントだったのか?

「クレーム・ド・ペッシュ・ド・ヴィーニュ」という珍しいリキュールです。ブルゴーニュの昔には、ブドウ畑によく植わっていた桃の品種がペッシュ・ド・ヴィーニュです。

この桃の木を探してみた時期があったので、書いた記事を一覧にしています:
★ 目次: ペッシュ・ド・ヴィーニュ(ブドウ畑の桃)

こういうリキュールは日本には輸出されていないだろうと思ったのですが、入っているのですね:
クレーム・ド・ペッシュ・ド・ヴィーニュを楽天市場で検索

でも、日本でも市販されているリキュールは、ジンジャーを少し入れているものばかり。私のにも入っていたのかと思ってメーカーのサイトで確認したら、生姜が入っているとは書いていませんでした。


色々なアイスクリームやシャーベットを作るので、だんだんレシピには従わないで、いい加減な分量で作るようになりました。

結局、材料が良ければ、どんな調合で作っても美味しくできると思う。


最近はもっぱら、アイスクリームやシャーベットを作ると、小さな器に入れてから冷凍庫で保存しています。こうしておくと、食べたいときに取り出せば良いので非常に便利。たくさん食べたい人には、幾つも選んでもらっています。

陶器を冷凍庫に入れたら割れてしまうのではないかと心配したのですが、今のところ壊れたカップはありません。今回はガラスのコップを使ってしまったのですが、それでも大丈夫でした。

大きな容器に入れてしまうと、食べる少し前に取り出して、少し解凍させないとスプーンで取り出すことができないので面倒なのです。


アイスクリーマーは憐れな状態になっている..

私のアイスクリーマーは、かなり憐れな姿になっています。透明のプラスチックの部分を床に落として割ってしまったのです。

それで、ガムテープで抑えてから電源スイッチを入れていたのですが、ガムテープ1本では収まらなくなってきました。

回転するので、しっかり押さえないと蓋が外れてしまうのです。すぐに気がつかなかったときには、1回分がだめになってしまいました。今年は、ガムテープを5本くらい張って抑えています!

右の写真の日付けを見ると10年前。ということは、もう10年以上このアイスクリーマーを使っているのだ...。


包帯だらけになっているような私のアイスクリーマーを見た人から、「スーパーの特売で安く売っているのだから、買い換えれば良いのに」と言われてしまいました。

でも、他の部分には問題がないし、愛着があるので捨てる気になりません。それに、新しい電気製品だから性能が良くなっているとは限らない。新しいのを買っても、結局、古いのを使い続けそうな気もします。

時々、アイスクリーマーの商品情報を眺めるのですが、私のより使いやすそうというのが見つかりません。そもそも、単純な構造なので、アイディア商品というのもないような気がします。


今度買うとしたら、今のよりもっとたくさん作れるものが欲しいです。材料をかき混ぜるのは量が多くても同じなので、いっぺんにたくさん作れたら楽です。持っているのは普通の家庭用で、容量は1リットルだろうと思います。これだと、たくさん食べる人に出すと、3人分くらいにしかならないのです。


フランスで売っているものと、日本で売っているものとを比較してみました。やはり、フランスでは需要が多いせいか、製品の種類は多いのですね。

フランスで市販されているアイスクリーマー(Sorbetière):




日本で市販されているアイスクリーマー:




保冷剤や容器ごと冷凍庫で凍らせなくても良いタイプがあるのですね。そのタイプのデモンストレーションをしている動画がありました。


H.Koenig HF320 Sorbetière Réfrigérante 2 L - Déballage et présentation


フランスのアマゾンでは、満足度が最高ランクになっている商品でした。

スイッチを入れるだけで冷却してくれるなら、作りたいときにいつでも使えるので便利ですね。

これは2リットルで、私が持っているのの倍の容量なので理想的。

でも、冷却装置が入っている分、がさばっていますね。

ドイツのメーカーのようでした。

アマゾンでは半額セールになっていて、219ユーロ(3万円くらい)。やはり、普通の家庭用よりはずっと高い。

本格的すぎて、私にはもったいない気がするな...。




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フランボワーズがたくさん実をつけているので、ソフトクリームを作る 2013/07/15
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