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2017/09/06
もう夏は終わったと感じるこの頃。それでも、冬のセーターを着こんだりしないですむ日もあります。昨日は、庭で夕食をできるほどの気温でした。

満月が出ていて、散らばった雲が面白い空に見とれました。写真を撮ったら真っ黒な空になっていたので、画像加工して雲が見えるようにしたのですが、不自然ですね。暗いときの写真は素人には難しい...。




フランスで育てた枝豆

私の家の一角にある野菜畑では、もう夏野菜は終わりかな、という感じ。少し前に枝豆の収穫を終えました。

枝豆が好きなのです。私の記憶の中では、枝豆は夏に結びついています。枝ごと、根っこもついている枝豆を母が買ってきて、それから豆を外しました。ふっくらしていて、ものすごく美味しい。いまの東京では、豆だけの袋入りしか見かけなくなりました。それで、土地があるフランスにいるときは枝豆を作りたくなるのです。


大人になってからは、ビールのおつまみで枝豆が気に入りました。豆を袋からプチュンと出すのに快感がある。ところが、フランス人には、豆だし作業が「面倒」というだけらしい。

食前酒のおつまみで私が作った枝豆を出したら、みんなは全く喜んでいないように見えるのでした。

そもそも、食べ方からして分からないみたい。皮は食べないのだと教えたら、まず鞘のスジを剥いて、それから豆を取り出そうとしているではありませんか! 押せば豆が出て来るのだと実演して見せたのですが、力を入れすぎると豆がつぶれてしまうと心配するのか、手つきが非常にぎこちない。いつも思うのですが、フランス人ってぶきっちょなのです。


枝豆は、マメを取り出してから料理に使うことにした

日本では定番のビールのおつまみとして出す枝豆だと喜ばれないのだろうと思って、台所で豆を取り出してから料理に使うことにしました。

今が旬のトマトで作ったサラダに枝豆を散らしたら、とても喜ばれました。赤と緑で彩りも良くなるし。

結局、フランス人はテーブルについたら、そのままカトラリーで食べられるものを好むのではないかと思いました。

彼らが調理するときは、例えばホワイトアスパラガスならきれいに皮を薄く切って捨てるという手間をかけるのですが、食べるときになったら、調理風のことをするのが嫌いなのではないかな?...

日本に来たフランスの友人に、日本らしい食べ物を味わわせようと思って、お好み焼きを提案したことがありました。どういう料理なのかと聞かれたので、テーブルの鉄板があって自分で料理するのだと説明したら、レストランに入ったのに自分で料理するのなんかしたくないと拒否されました。

フランス人でも、日本でお好み焼きを食べるのが好きという人もいるようですが、若い人たちではないかな...。でも、Wikipediaのフランス語版では「Okonomiyaki」という項目ができていて、写真もかなり豊富に入っています。ファンは多いのかもしれませんね。

ざっとスクロールして眺めてみたら、最もよく使われる具(11種類)の中には、七面鳥、キムチ、チーズなども入っているので驚きました。私自身、もう長いことお好み焼き屋さんに入ったことがないので知らないのですが、最近はチーズも入れてしまうのですか?!

Wikipediaの日本語ページ「お好み焼き」を見ると、広島風お好み焼きではチーズやキムチは定番の具と書いてありました。へぇ~。そういえば、広島のお好み焼きが東京でも流行ったことがあるような...。

こういうのだそうです ↓

広島風お好み焼き



日本に出張で行ったときには、必ず鉄板焼きを食べるというフランスの友人はいます。鉄板焼きレストランでアワビをご馳走になったことがありますが、確かに美味しかった。

Teppanyakiフランスでも、鉄板焼きレストランはかなり出来ています。

中国系の人たちがやっていることが多いと思う。

日本のとは違って、パフォーマンスがあって派手なのが海外に進出している鉄板焼きでしょうね。

一度だけ、フランスの中華料理屋に入ったら、鉄板焼きのテーブルがありました。日本のより鉄板がかなり薄い感じがして、これでは美味しくないだろうなと思った。

ともかく、鉄板焼きは調理人がお客の目の前で焼いてくれるのですよね....。

鉄板焼きはお好み焼きとは全く違うと思っていたのですが、お好み焼きでも調理してから出してくるところもあるらしい。お好み焼きを食べるなら、友人と向き合って座って、自分たちで焼かないとつまらない。と私は思うのだけれど...。


残りもの処分のための料理

ところで、私の枝豆。鞘から出すのは私にとって簡単なので、豆にした状態で料理を作ることにしました。

まず、トマトサラダに入れると、彩りも良くなり、枝豆は意外に美味しいと喜ばれました。

これで白いものを入れたら、イタリアの国旗になるとも言う。それなら、ゆで卵の白身でも入れれば良かった。

イタリアの国旗


枝豆が終わりになったので引っこ抜いたときには、別の料理に使ってみました。ビーフステーキの残りを処分するために作った、私が得意としている残り物料理。




まず、庭から小さなズッキーニをとってきて、刺身のツマのように切って水にさらして絞って皿に敷きました。

ズッキーニを生で食べるというのが気に入って刺身のツマにしていたのです、カルパッチョのような西洋料理にも合うことを発見して以来、よく作っています。


フランスで刺身を作るとき、ツマはズッキーニで作る! 2007/08/21

これの上に、ステーキを包丁で少し叩き、薄切りにして、いつも作り置きしている「日本らしい味を出すのに便利な焼肉のタレのレシピ」をかけ、その上に枝豆をちらしました。庭に生えている緑と紫色のシソの千切りをちらす。このタレのレシピをブログで書いたら、ゴマ油を入れると良いと教えていただいたので、上から少しゴマ油をかけてみる。

それでは物足りないかなと思って、ニンニクをスライスしてゴマ油でこんがりと焼いてのせました。ごま油の味をフランス人は知らないので、変に思うかと思い、いりゴマをまぶして出来上がり。

言わなかったら、あり合わせの材料で作った料理だとは分からないのではないかな?...

でも、私は自分が作る残り物料理を「Tout doit disparaître」の料理と呼んでいます。バーゲンセールをしている店のショーウインドーに張った紙によく書いてある文句。「全て消えなくてはならない」という意味なので、私が使う残り物の食材と同じ!






ここまで書いてきてから気がつきました。枝豆は皮を剥いて食べるのがフランス人に嫌われるのかと思ったのですが、フランスにも、そういう手間をかけないと食べられない家庭料理があったのでした。

続き:
丸ごとのアーティチョークの茹で方と食べ方



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