| Login |
2005/07/13

シリーズ記事 【2005年: フランシュ・コンテ地方旅行記】 目次へ
その1

この週末、友人たちとドライブしていたら、こんなお城が見えました。



中世に城塞の役割を果たしていた château fortというタイプのお城です。

私、このタイプのお城が好きなのです。しかも、帽子型の屋根がたくさんあるのが特に好き。

「見学しよう!」と言い出しました。


夏にフランスを旅行するのには、個人が住んでいるお城も観光できる可能性が高いというメリットがあります。

観光国フランスでは、歴史的に価値がある建物に住んでいる人が観光客に見学を許すと、税金が軽減されるという措置があるのです。一年中オープンしている必要はありません。それで、夏の観光シーズンだけ見学させるお城が多いのです。

案の定、このお城も見学できるようになっていました。


◆お城に住むと言っても色々?

入ってみると、中庭も立派。



入場チケットを売っていたのは管理人さんなのですが、思わず言ってしまいました。

「ここにお住まいですか? いいですね~」

「門番に過ぎませんからね...。場所は素晴らしいですけれどね...」
という返事。

でも私は、こういう歴史的建造物に住めるのは、たとえ管理人でも幸せだな... と思ってしまうのです。

あのヴェルサイユ宮殿にだって、その中の部屋を官舎して与えられて住んでいる人たちもたくさんいるのです。

もっともテレビでヴェルサイユ宮殿特集をしていたときには、宮殿で働く家族が出てきて、「ヴェルサイユ宮殿なんかに住むのは不便なこともあるのだ」と言っていました。

ローンの契約をするとき、住所に「ヴェルサイユ宮殿」などと書くと、嘘を申告していると疑われてしまうのだそうです。それはそうでしょうね!...


◆工事途中のお城

お城の半分以上は城主の家族が住んでいて、観光客が見学できるのは主塔(ドンジョン)の部分でした。

まだ修復途中。こんなにとてつもなく大きいお城には、どのくらい修復費がかかるのかなんて想像もできません。

修復中のお城を見るのは興味深いのです。きれいになってしまっていれば想像もできないような壁の裏側まで見ることができるからです。

主塔の下の部分から工事が進んでいるので、頂上は危険いっぱいの怖いところでした。

高所恐怖症の私など、壁にへばりつくようにしてしか歩けません。

「見学者の責任において、気をつけてください」とか「子どもさんの手を離さないように」とか張り紙がありますが、こんな危険な状態でよく見学させてしまうなと驚いてしまいます。

子どもの中にはいたずらっ子もいます。大人の目を盗んで走ってしまい、どこかから落ちて... 死亡... ということにもなりかねないのに!


◆ 「ククー!に驚く

見学を終えて中庭から出ようとしていたとき、門が開きました。

車が見える。

観光客に対しては開けない門が開くのは、たいていは、城主様、あるいは働いている人が戻ってきたとき。

お城のオーナーかな?... と、私たちは俗物的好奇心から車が中庭に入って来るのを眺めました。

ごく普通の車。年配の女性が運転しています。

見ていた私たちに、そのマダムは手を振る。

ククー(Coucou)というジェスチャー。

「ククー」というのは、鳩時計から時報を告げる鳩が飛び出してきたときのおどけたイメージです。

日本語で何と言えば良いのでしょうね? 「さようなら」と手を振るのは「バイバイ」ですが、「こんにちは」なのですから「ヤアヤア」でしょうか?

ともかく、「ククー」なんていうのは、よほど親しくないとやりません。それに子どもじみたジェスチャーでもあります。少なくとも、年配のマダムが見知らぬ人にやるジェスチャーではないのです。

私たちは大人ですから、ククーと手を振って挨拶を返すわけにもいかない。戸惑いました...。

城主の奥様が手を振るはずはない。切符を売っていた管理人のマダムとも顔が違うので奇妙でした。


◆男爵夫人だった!

中庭で止まった車から、恰幅の良いマダムが出てきました。

足早にこちらに歩いて来る。

ボンジュールの挨拶のあと、「何かご質問があったらご遠慮なく」とおっしゃる。

「このお城を修復する四代目です」とご挨拶なさる。

これを聞いて、初めて城のオーナー夫人だと確認できました。

ご先祖様がお城を買ったのは1920年だそうです。

こういうガイドブックにも出てこないお城を訪れる人は少ないので、見学者があったのが嬉しかったのでしょう。私たちが立ち去ろうとしている気配を感じて、足早にやって来たようです。

私たちは別に質問があったわけではないのですが、しばしおしゃべりを楽しみました。


◆フランスの貴族は自然体

車の中から「ククー」と手を振ったマダム。

その気さくさを見た私たちは城の使用人かと思ってしまったのですが、男爵夫人だったでした。しかも、フランス貴族の中でも由緒ある家系。

このおおらかさ! この余裕!...

フランスの上流階級で気取っているのはブルジョワ階級。貴族の人たちは実に自然体だ、と時に触れて感じます。

例えば食事のとき。コーヒーを飲んだあとに、飲み残してあったワインを飲むなんているのは、ちょっとはしたないことです。ところが、友人が働いている会社の社長(有名な貴族の家系)は、そんなことをいつも平気でやってしまっているのだそうです。

格好をつけたがる成り上がりと、もともとの家系から来るゆとりの違いなのでしょう。

フランスのマナーについて聞かれることがあるのですが、そういうものは人柄からにじみ出るものえはないかと思います。

そもそも、日本ではマナーの国とされるイギリスですが、フランス人たちは、イギリス人には「遠慮がない」と貶します。そう言われてフランスを旅行しているイギリス人たちを観察してみると、確かにフランス人より厚かましい行動をしていると気がつくのです。

日本でフランスのマナーを調べると色々出てきますが、実際にはフランス人たちはマナーなんて取り出して言いません。

格好をつけるブルジョワ階級の人たちと付き合わない限りは、変にマナーなどと格式ばったことをやるよりは自然体の方がフランス人に好感を持たれると思います。

もともと日本人はお行儀の良い人が多いのですし。



フランスのマナーを紹介した本の中では、この本が有名でしょうか?

ロスチャイルド家の上流マナーブックロスチャイルド家の上流マナーブック

もともと貴族ではなかった女性だったので書けた本ではないかと思います。


ブログ内リンク:
フランス貴族の見分け方 2007/09/25
千年前から同じ家系が住むシャトーを、愉快な伯爵の案内で見学 2013/04/25
★ 目次: 城について書いた記事ピックアップ


にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ
にほんブログ村


コメント
この記事へのコメント
羨ましいぃ!!!
お城に住めるなんてなんか夢のようですね。・・でもよるとかちょっと歩くのは怖いかも。

でもドライブしててこのような光景が目に入るなんて本当フランスって歴史の深い国ですね。私も2年前にフランスに行ったとき、田舎のほうに行ったのですがなんだかタイムトリップしたような感じでした。学生のころなんでフランス語を勉強しなかったんだろう・・と本当に悔やんでいる今日この頃です。
2005/07/13 | URL | lavwine  [ 編集 ]
【Re】lavwineさんへ
フランスには文化財としての価値があるお城だけでも4万くらいはあるそうです。ただ「城」と呼ばれているものはどのくらいかるか?・・・ 買おうと思えば、かなりチョイスはありますよ。ただ、家にするには大きすぎる城がほどんどなのが問題。それと修復・維持に膨大なお金がかかるので、買えば良いというものでもないのも問題。



私は修復・維持費のことを考えないでもお城を買うお金はないのですが、見学すると、これは欲しいか、欲しくないか、などと勝手なことを言って楽しんでいます。このお城は大きすぎました。夜などは怖くて仕方ないと思います。歴史を考えたら、どんなに大勢の人が死んだかなどと思ったりして!



フランスの田舎には、本当に昔の姿が残っていますよね。タイムスリップしてしまうような所がたくさんあります。



私がフランス語をやって良かったと思う理由の一つには、仕事を始めたときに、語学力に関して英語のような競争の厳しさがなかったという点があります。英語で身を立てる人は偉いと尊敬してしまいます!
2005/07/14 | URL | Bourgognissimo  [ 編集 ]
またまたこんにちは
Bourgognissimoさん

私はフランス語もフランスのこともほとんど知りませんが自分のイメージのなかのフランスが大好きです。家のキッチンも部屋もほとんどがフランスを意識しています。バックグラウンドにラベンダーがありますが、私もラベンダー大好きです。



このサイトでフランスのことが勉強できて良かったです。これからもよろしくお願いします。
2005/07/14 | URL | lavwine  [ 編集 ]
素敵なお城♪
良いお友達に恵まれて、こんなお城に入場できて羨ましいです。



私は海外では運転しないので、いつも現地のツアー次第になってしまいます。

住んでいらっしゃるからこそのチャンス、ですよね。



クラスのある社会だからこそ、男爵夫人のように気さくに応対していただけると、嬉しいですね。

本当のお人柄は、マナーを超越するんでしょうね。



日本は、戦後皇室だけが高貴な存在として残りました。

皇室だけが芸能人みたく扱われ、警備も国内は異常に厳しいようで、立場とはいえお気の毒です。



海外に行かれると、とてもフレンドリーでリラックスした表情をされるのは、日本に居ると常に国民の注目を集めてしまうからかも?
2005/07/14 | URL | ひなの。  [ 編集 ]
【Re】lavwineさんへ
ありがとうございます。私のHPでは田舎の話しが多いので、一般的なフランスのイメージから外れてしまうのではないかと心配ですが・・・。



昨日は小さな村のお祭りで、フランス・ファッションとは縁遠い服装で、しかも肥満体のお年寄りたちがダンスを楽しんでいる姿を眺めていて、こういうのは日本人が見たらフランスのイメージから外れていると思ってしまうのではないかな~などと思っていました。
2005/07/14 | URL | Bourgognissimo  [ 編集 ]
【Re】ひなの。さんへ
観光客がたくさん行く有名なお城よりも、こういう生活を感じさせるお城を見学する方が面白いと感じています。



日本の皇室は本当に気の毒だ、と私も思っています。イギリスの王室の方が自由があるように感じますよね。特に、日本の皇室に庶民階級の女性が嫁いだら、地獄のような生活になるのではないかしら?・・・
2005/07/14 | URL | Bourgognissimo  [ 編集 ]
Re:フランス貴族は気取らない(07/13)
今から6年ぐらい前ですが、TVで【デビュタント・ボール】の様子を見ていて、それは豪華で優雅ですばらしいものでしたが、同時に貴族に対して我々庶民とは住む世界が違うのだと近寄りがたいものを感じました。しかし、その貴族達の中にも今では、寄宿舎に住み地下鉄に乗る高校生がいたり、屋根裏部屋に住み自転車に乗る伯爵がいたり、アパレル業界で働く令嬢がいたりとわたし達一般市民と変わらない生活を送っている人達がいることに驚きました。



そして、その貴族の方達が、「貴族であるなどということは心の中に閉まって置くべきものでひけらかすものではない、出身がどうかより何をしたかが大事だ。」と語っていました。「貴族とは?」の質問には、「奉仕の精神、弱いものに手を差し伸べること、それが貴族のエスプリ。」と答えているのに感嘆し、貴族に対する見方が変わったものです。彼らの話しぶりや考え方から、Bourgognisimmoさんがおっしゃるように、自然体でそして気取りなど全く感じられませんでした。貴族の館がある街の人達も「彼らは気さくだ。」と言っていました。

2005/07/15 | URL | PAVE  [ 編集 ]
メッセージが長くなったので分けました
続き

余裕というのは、貴族が昔軍人であり、聖職者であり、領主でもあったことから来ているところもあるのでしょうが、先祖の教えや、考えや、精神を受け継いでいることから来るものがより大きいのではないかと感じました。「奉仕の精神が貴族のエスプリ」こういうセリフ、余裕があって誇りがなければ出てこないと思います。



「ククー!」という挨拶も気取りがあったら出てこないかもしれません。



現代では、貴族も特権を失い競争社会で生きていかなければならないのに、貴族というだけで、「伯爵様に働いていただくわけにはいきません。」と企業から就職を断られることもあるとか...



前のメッセージでBourgognissimoさんの綴りを間違えてしまいました。失礼いたしました。

2005/07/15 | URL | PAVE  [ 編集 ]
楽しいお話ありがとう。Bourgognissimoさんへ
ベルサイユ宮殿に住民がいるって本当ですか?しかも社宅として!!信じられなーい!!こんなに驚いたのは久しぶりです。フランスにも社宅制度があるんですね!知らなかったあ~!日本の社宅は家賃が一般の賃貸より安めですが、フランスではどうなのでしょう?



でも、ベルサイユ宮殿での社宅生活ってどんななのでしょう。わたしも結婚以来ずーーっと社宅で暮らしています。転勤のたびにあっちの社宅、こっちの社宅と引越しましたが、どれを取っても開口部が少なく暗くて狭くて、お世辞にも住み心地がいいなんて言えません。一度でいいから窓のある台所でお料理をしてみたいと思っています。いい所といえば狭いので掃除が簡単ということぐらいです。



そういえばルイ16世の時代などには、ベルサイユ宮殿の中に貴族達が住むアパルトマンがあったそうなので、そういう建物を利用しているのでしょうか。



ローンの契約時に住所を「ベルサイユ宮殿」と書いて疑われるということは、フランス人でもベルサイユ宮殿が住居に使用されていることを、知らない人が多いのかしら?



本当に驚きました。またこれからもいろいろ教えてください。楽しみにしています。

2005/07/15 | URL | PAVE  [ 編集 ]
【Re】PAVEさんへ/楽しいお話ありがとう
>ベルサイユ宮殿に住民がいるって本当ですか?



⇒ 数百人住んでいるみたいですよ。カナール・アンシェネという、すっぱ抜きが得意な新聞が、最近、豪華な建物の中につくられた官舎について詳細な情報を別冊特集で出しました。ブログにしようかな?・・・



フランス人でも、ヴェルサイユ宮殿に住んでいる人がいるということは考えない人が多いでしょうね。上に書いた新聞特集こんな特集が出たのは、私のブログでも取り上げたパリの高級マンションを官舎にした政治家のスキャンダル(今年2月)バッシングを延長させたもので、そんなのよりもっとすごい官舎をもらっている人たちがいるということを暴くためでした。



「どこに住んでいらっしゃいますか?」

「ヴェルサイユ宮殿です」

・・・なんて、いいな~♪

しかも、仕事上与えられている宿舎だから家賃はタダ!

でも、仕事のポストなどにもよって、どんな住居をもらうかいは差は大きいようです。美しいアパルトマンだったり、古めかしくて不便なだけのアパルトマンだったりそうです。



>ルイ16世の時代などには、ベルサイユ宮殿の中に貴族達が住むアパルトマンがあったそうなので、そういう建物を利用しているのでしょうか。



⇒ この時代からして、屋根裏部屋みたいに粗末なアパルトマンをもらっていた貴族もあったそうです。そんな彼らでも、地方にはお城をもっていたわけですから気の毒ではないのですが。全盛時代のヴェルサイユ宮殿には3万人くらい住んでいて、ちょっとした町の様相だったと聞きます。
2005/07/15 | URL | Bourgognissimo  [ 編集 ]
【Re】PAVEさんへ/貴族について
フランスの貴族といっても色々あって、財界を牛耳っている一族もあれば、細々と農業をやっている人もある。



古い建物が好きなのでB&B民宿を利用するときにはお城などの歴史的建造物を選ぶことが多いのですが、名前を聞かなければ貴族だと分からないような素朴な人たちにも出会います。山羊の乳搾りをしていて、農地が小さいので専業農家の範疇には入れてもらえないのだと言う貴族もいました。それでも、そんな人たちでも、どことなく気持ちのゆとりがあると感じます。



お返事を書くにあたって、フランスには貴族がどのくらいいるのかなと思って調べてみました。正真正銘の貴族の名前が3,500余り、名前が貴族に見える名前は少なくとも1万とありました。名前に de が入っていると貴族だと思うわけですが、ジスカール・デスタン前大統領は本当の貴族の家系ではないというのが知られています。



>貴族というだけで、「伯爵様に働いていただくわけにはいきません。」と企業から就職を断られることもあるとか...



⇒ 私が知っている範囲では、貴族だとやはりコネがあって、良い仕事につきやすいように感じています。でも、素朴につきたい仕事があるときには「伯爵様・・・」という感じで断られてしまう人もあるでしょうね。



貴族の中でも超一流の家系の若い男性は、飛行機に乗るといつもトラブルと嘆いていました。フランスに帰ってきてパスポートコントロールでひっかかるのだそうです。すごい名前なのです。それを書いたパスポートを見せるので、嫌がらせをされるのだと彼は言っていました。別室に連れて行かれたこともあるとか。そんな話しを聞くと、庶民の方が気楽で良いと思ってしまいます。
2005/07/15 | URL | Bourgognissimo  [ 編集 ]
Re:Bourgognissimoさんへ
スキャンダルで辞任したゲマール氏は確かサルコジー氏の後を継いで経済相になった方ですよね?どちらも子だくさんということで話題になったと記憶しています。でもいくら子だくさんでも600平米は広いですね~。家賃も公費でタダでしょう!我が家なんてその10分の1の狭さなので600平米というと10軒分!!(子供は8人いませんが)それに社宅で家賃がいくら安いとはいえ3年おきぐらいに値上がりしているのに!まあねえ我が家と比べるものどうかと思いましたが、あえて比べちゃいました。ゲマール氏は引越しされたようですけれど、日本では社宅を無くす企業が増えてきて、わたしの友人なんてまっとうに社宅に住んでいたのに、突然追い出され、借家探しに東奔西走しました。



フランスは官僚主義と聞いていますが、余りにも役人が恵まれすぎだと思います。Bourgognissimoさんのお話ですと、そのゲマール氏よりさらにすごい官舎を与えられている人達がいるとは。そしてこちらもまたタダだなんて!! 



日本でも東京の一等地に広くて立派な官舎があって、さすがにタダではありませんが、一般市民からすれば考えられない安ーい家賃で入居しているとして、非難ごうごうです。



長くなってしまい失礼しました。ブログ期待しています。

2005/07/16 | URL | PAVE  [ 編集 ]
Re:Bourgognissimoさんへ
お返事をありがとうございます。いろいろ調べていただいてお手数をおかけしました。



正真正銘の貴族が3500余りですか......フランスがすでに共和国であることを思うと、数字がけっこう多いような気がします。



本を出版したり、料理教室を開いたりしている貴族もいると耳にしたこともありますので、貴族といってもさまざまなのでしょうね。貴族だとコネがあっていい仕事に就き易いのは、貴族の特典ですね。



しかし、いいことばかりではなく、パスポートチェックで嫌な目にあうなんて気の毒な気がします。だって自分の名前なのに、それが貴族のすごい名前というだけで、別室にまで連れて行かれるなんて、どうしてでしょう??階級制度がまだ残っているフランスでは嫉妬や羨む気持ちが強いのかしら?

2005/07/16 | URL | PAVE  [ 編集 ]
【Re】PAVEさんへ
>スキャンダルで辞任したゲマール氏は確かサルコジー氏の後を継いで経済相になった方ですよね?



⇒そうです。あのスキャンダルはすぐに忘れられると思ったのですが、まだ続いています。物を図る単位として、1ゲマール=600平方メートル、というのが残ってしまいそうです!



>どちらも子だくさんということで話題になったと記憶しています。でもいくら子だくさんでも600平米は広いですね~。



⇒子だくさんはゲマール氏です。ゲマール氏の官舎が600m2というのは、私はフランス人の生活環境から、そして子だくさんということから見ると、大したことはないのではないかと思ってしまったのです。でもフランス人たちの騒ぎようをみると、やはり贅沢だったらしい。住宅事情が悪いパリだからでしょうね。



>我が家と比べるものどうかと思いましたが、あえて比べちゃいました。



⇒フランス人の家を見ると面白いですよ。まず広さが優先されるらしい。貧しい人の家は、空間を埋める家具などが買えないので、がら~としてしまっていて、余計に貧しそうに見えてしまいます!



>日本では社宅を無くす企業が増えてきて・・・



⇒終身雇用制も薄れてきたし、日本も色々な面で厳しくなっているのですね・・・。
2005/07/16 | URL | Bourgognissimo  [ 編集 ]
【Re】PAVEさんへ
>フランスは官僚主義と聞いていますが、余りにも役人が恵まれすぎだと思います。Bourgognissimoさんのお話ですと、そのゲマール氏よりさらにすごい官舎を与えられている人達がいるとは。そしてこちらもまたタダだなんて!!



⇒官舎が余りにも恵まれているというのは、フランスは外国に比べてもすごいのだそうです。東京で通訳として働いていたときには、首相官邸とか、議長官邸とか、フランス大使館官邸などで仕事をする機会が多かったのですが、「こんなところに住めたら幸せだろうな・・・」とため息するようなことはありませんでした。フランスの豪華な官邸というのはすごいですよ。日本で並べられるのは皇室の住居くらいではないでしょうか。それも、行ったことはないので、すごいだろうと想像するだけで(皇居は緑が多いので良いのではないかと想像しますが)、案外つまらない所かも知れません。



>正真正銘の貴族が3500余りですか......フランスがすでに共和国であることを思うと、数字がけっこう多いような気がします。



⇒貴族という人によく出会うけれど、どのくらいいるのだろうと気になっていました。けっこう多いですよね。これだけいると、本当の貴族らしい精神を持っている人たちと、そうではない人たちの差が大きいのでしょうけれど。貴族といっても、家柄のランク、一族が経済界で名をなしているかどうかによって、どんな人生になるかは分かれるのだろうと想像します。



>パスポートチェックで嫌な目にあうなんて気の毒な気がします。・・・階級制度がまだ残っているフランスでは嫉妬や羨む気持ちが強いのかしら?



⇒コンプレックスが大きい人は、こんな大それた貴族でも足げにできる! ということに優越感を感じて嫌がらせをするのでしょうね。パリ郊外にある貧しい地域に住んでいる若者なんかはすさんでいるので、やりそうなことだと思いました。
2005/07/16 | URL | Bourgognissimo  [ 編集 ]
フランス革命は・・・
いまだにフランスに貴族がいるということは、「進歩的文化人」の皆様があれほど賞賛していた「フランス大革命」は一体何だったのでしょうかねぇ?

歴史の謎です。
2008/01/17 | URL | ぼっちゃん1979  [ 編集 ]
【Re】ぼっちゃん1979さんへ/フランス革命は・・・
>いまだにフランスに貴族がいるということは、「進歩的文化人」の皆様があれほど賞賛していた「フランス大革命」は一体何だったのでしょうかねぇ?



⇒ 日本の定説では、フランス革命がもたらした弊害は無視して、手放しに革命は歴史にとって「良かった」というシナリオがあるように感じて、不思議に感じています。



フランス大革命は、ブルジョア革命に過ぎなかったと思います。後世に残すべきだった歴史的建造物が革命によって痛々しく破壊されたことは諦めたとしても、フランスの豊かさは、この時から衰えています。革命を受け継いだナポレオンは、フランスに深刻な人口危機をもたらしていました。



ただし、その後、貴族が復興する必要があったかどうかは別問題ですね。正直言って、日本に天皇制が必要なのかどうかも、私には分かりません。それでも、面々と歴史を支えてきた皇族なり、貴族なりが存在するのは、何かしら国民の心の支えになるという意味で意義があるのではないかと感じています。貴族や皇族のような存在を排除しても、いくらマルクスが搾取のない理想社会を夢みても、やはり人間世界には特権階級は存在してしまうものだとも思います。



>歴史の謎です。



⇒ ぼっちゃん1979さんも色々と疑問を感じる方だと思いますが、私も、世の中には謎だらけです!

2008/01/17 | URL | ブルゴニッシモ  [ 編集 ]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する