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2007/03/22
少し長く電車に乗るので、退屈しのぎにこんな本を持ちました。

高田明和著 『晴れないうつはないのです
心のもつれを解きほぐし、脳を正しい状態に戻す。うつの解消法を教えます。

電車の中などで軽く読むにはちょうど良い本だったのですが、興味深いことがぎっしり詰まっていました。ちょうど往復2時間の電車の中で読み切ることもできたので満足。

本を読んだときには、できるだけ読書メモを作っておくことにしています。その中から少し抜粋しておきます。

■生涯うつ病になる人の割合:

フランス: 16%
イタリア: 12%
ドイツ:   9%
アメリカ:  5%

韓国: 2.5%
台湾: 1.5%
日本: 男性 8%、女性 15%

日本はアジアの中でもダントツだと書いてあります。でも、私が注目したのはフランスです。

先日の日記「フランス人が落ち込むと・・・(2007/02/09)」で、フランス人には落ち込む人が多いのではないかと書きましたが、フランスはやはり割合が高いのでした!


■ゆがめられた考え方をしないために心がけること:

(1) 「白か黒か」をやめる:
何かがうまくいけばすばらしいが、うまくいかなければもうダメだとは思わないこと。白か黒かなどと二者択一の人生観をできるだけ変えて、もっと柔軟性のある考え方にすることが心を苦しめない生き方である。

(2) 「単純化」をやめる:
ちょっとした失敗を気に病んで、また「次もきっと失敗する」と思い込むこと。自分も他人も許し、過去の失敗を乗り越える。

(3) 「結論をいそぐ」のをやめる:
人生には決まった結論はない。結論を急いでも意味がない。

(4) 「過大・過小評価」をやめる:
自責の念にさいなまれるのは、もっとよい自分が理想なのに、それに到達していない自分が嫌いなのである。自分を可愛がりすぎているために、自分を愛していないという矛盾した心理。自分を愛すれば、愛すべき自分になり、人生はしだいにうまくいくようになる。

(5) 「mustの考え」をやめる:
「~しなければいけない」と自分を拘束しない。自分の2つだけの目で見たものが正しいとは思わず、あなたの周囲の人の目で見ることが大切

(6) 「決めてかかる」をやめる:
人間に対しても仕事に対しても決めてかからず、必ずよい方向に向くと信じて生きることこそ、心を傷つけさせない生き方である。

(7) 「自分だけのことと思う」のをやめる:
隣の芝生は青い。自分だけが不幸などとは考えない。


■自分を励ますために自分に言いきかせる言葉:
(1) 困ったことは起こらない
(2) すべてはよくなる
(3) 過去は思わず


■「うつ」を防ぐ方法:

(1) 明るい光を浴びる
(2) 運動、おしゃべり、歌を歌う、関心のあることを勉強するなどによって脳を刺激する
(3) 姿勢を正して、何かほかのことをして神経活動を活発にし、悩みの回路の結合を弱める (座禅)
(4) 呼吸をゆっくりして心を落ち着かせる(ヨガ)
(5) 食べ物として、肉、砂糖が必要 (コレステロールが高い方がうつにならない)


脳の働きについての記述も分かりやすく書かれており、「うつ」には関係ない人でも面白く読める本でした!

 晴れないうつはないのです


コメント
この記事へのコメント
Re:うつを分析した本の読書メモ(03/22)
お久しぶりです。スウェーデンもこの数値は高そうに思うのですがデータの対象外だったのか私の予想よりは遥かに低かったのかのどちらかですね。フランスのようにある程度の自己主張をして行かなければならない社会だと精神的に強くない人は病んでしまうということなのかしら。スウェーデンは逆に協調性を大切にする国。ある意味では日本的です。自己主張できずにストレスを内に秘めて孤立してしまうことが心の病につながるとも言われています。
2007/03/28 | URL | finsfins  [ 編集 ]
Re:うつを分析した本の読書メモ(03/22)
日本では今「鈍感力」(渡辺純一著)という本が売れています。



たくましく生きるには頭の鋭さ、切れる頭脳がいいとは限りませんね。鈍感力の価値にめざめた思いです。





2007/03/28 | URL | 浪速のアキ  [ 編集 ]
おもしろいです!
フランス人にうつ病の人が多い…とは聞いていましたが、こうやって数字になるとビックリです。

うつ病にならなくても憂鬱になることはあります。

この本を読んでいませんが、ブルゴニッシモさんの読書メモをみてそれをメモしてしまいました。(笑)

ありがとうございます。

ふむふむ…、なるほど~…とうなずく事が多いです!

疲れたとき、頭を使ったときに甘いものが欲しくなります。

身体は正直ですね。





2007/03/28 | URL | pepe犬  [ 編集 ]
Re:うつを分析した本の読書メモ(03/22)
こんにちは。

読んでみたくなりました。



この頃(うつになったの)という人が多いでの日本人はもっと多いのかと思いました。

外からみると何が?と思う程順調な友人とか・・・
2007/03/29 | URL | HappyHoppy  [ 編集 ]
【Re】finsfinsさんへ / うつを分析した本の読書メモ
>スウェーデンもこの数値は高そうに思うのですがデータの対象外だったのか私の予想よりは遥かに低かったのかのどちらかですね。



⇒ 本に出ていた統計に興味を持ったのですが、出所も明記されていなくて、ここに書いたデータしかありませんでした。スウェーデンについて記載がなかったのは、日本が外国とあげる国々だけを単純に紹介したせいではないかと私は思います。どこかでちゃんとしたデータを見つけてみたいです。



>フランスのようにある程度の自己主張をして行かなければならない社会だと精神的に強くない人は病んでしまうということなのかしら。



⇒ フランスの週刊誌に、赤面恐怖症を直す宣伝が多いのに気がついたことがあります。こんなに図々しい人が多い国で、こんな宣伝をするなんておかしい。フランス人の友達に聞いたら、そういう社会だからこそ赤面恐怖症の人は生活しにくいので治療する必要があるのだと言われました。なるほど、と思いました。



>スウェーデンは逆に協調性を大切にする国。ある意味では日本的です。自己主張できずにストレスを内に秘めて孤立してしまうことが心の病につながるとも言われています。



⇒ 日本では、ヨーロッパというと同じ文化の国々だと思ってしまいがちですが、国によって大きく違うのを意識しないといけないですね。スウェーデンの寒さは厳しいために助け合って生きる伝統があるので、日本の稲作文化からくる協調性みたいなものがあるのでしょうかね?・・・

2007/03/29 | URL | ブルゴニッシモ  [ 編集 ]
【Re】浪速のアキさんへ / うつを分析した本の読書メモ
>日本では今「鈍感力」(渡辺純一著)という本が売れています。



⇒ インターネットで調べてみたら、確かにそうらしいですね。



>たくましく生きるには頭の鋭さ、切れる頭脳がいいとは限りませんね。鈍感力の価値にめざめた思いです。



⇒ そうも言えるでしょうね。でも私は、心が傷ついても敏感な方が欲しいと思ってしまいますが・・・。

2007/03/29 | URL | ブルゴニッシモ  [ 編集 ]
【Re】pepe犬さんへ / おもしろいです!
>フランス人にうつ病の人が多い…とは聞いていましたが、こうやって数字になるとビックリです。



⇒ フランスはそんなものだろうと思ったのですが、イタリアが多いのは意外でした。ラテン系だと感情の起伏が大きいのでそうなるのかな?・・・



>うつ病にならなくても憂鬱になることはあります。この本を読んでいませんが、ブルゴニッシモさんの読書メモをみてそれをメモしてしまいました。(笑)



⇒ 私も心がけようと思いました。どうせなら楽しく生きたいので、自分で自分の穴を掘るのは避けるべきだと思いました。



>疲れたとき、頭を使ったときに甘いものが欲しくなります。身体は正直ですね。



⇒ 私も甘いものが食べたくなります。フランスで元気がないとき、よく甘いものを出されると気がついていました。ホームシックになったとき甘いリキュールを出してくれたとか、貧血でふわーっとなったときに角砂糖を食べるように言われたとか。スタンダールの小説の中にも、投獄されている人にチョコレートをお見舞いにするのがあったし。日本では元気を出すために甘いものを食べさせるというのは余りないのではないでしょうか?

2007/03/29 | URL | ブルゴニッシモ  [ 編集 ]
【Re】HappyHoppyさんへ / うつを分析した本の読書メモ
>この頃(うつになったの)という人が多いでの日本人はもっと多いのかと思いました。



⇒ 日本だと我慢する人が多いのではないかしら? フランスではやたらに「うつ」症状を見せる人たちがいます。



>外からみると何が?と思う程順調な友人とか・・・



⇒ 本人は辛いのでしょうけれど、外からみると事情は深く分らないので、贅沢病だなんて思ってしまうことがあります。

2007/03/29 | URL | ブルゴニッシモ  [ 編集 ]
よく聞きます、うつの話
こんにちは。



国によってこんなにもうつになる割合がちがうんですね。

私は全然症状は理解できませんが、うつと自称している人たちに対しては、

「そうなんだ、どんな感じ?まあ、気持ちは全然わからないけどね」

と、よく言ってます。

鬱の人たちには「頑張れ」とか言ってはいけないって雑誌やテレビで言っているのを聞いたからです。しかしカミングアウトしてくる人たちに心配するフリするのもおかしいし。



風邪ひいた!、あっそう、早く帰って寝れば、という感じでカミングアウトしてくる人たちには対応してます。



本当はどうすればいいんでしょうか?



>■ゆがめられた考え方をしないために心がけること:



私、全然当てはまっていませんでした。

鬱とは無縁そうです。。。



2007/03/30 | URL | NATASIA  [ 編集 ]
【Re】NATASIAさんへ / よく聞きます、うつの話
>風邪ひいた!、あっそう、早く帰って寝れば、という感じでカミングアウトしてくる人たちには対応してます。本当はどうすればいいんでしょうか?



⇒ 時々うつになる友達は、そういう状態のときは放っておいて欲しいのだと言っていました。そうだろうなと思います。変にかまってくれたらイライラしそう・・・。



>>■ゆがめられた考え方をしないために心がけること:

>私、全然当てはまっていませんでした。鬱とは無縁そうです。。。



⇒ こういうのとは無縁の方が良いですね。この7項目を見ていて、何につけてもそう考えてしまう人がいそうな気がしました。

2007/03/30 | URL | ブルゴニッシモ  [ 編集 ]
Re:うつを分析した本の読書メモ(03/22)
こんにちは。うつの定義次第で、このような統計はかなり変化します。あと、緯度が高いほど日照時間が減ってうつが増えることがわかっています。生物学的には、うつになりやすい民族とかはないので、うつの捉えかたが文化によって異なることもあるかと思います。歪んだ考え方を修正する治療法として、認知療法というのがあり、これらの項目はそこから抜粋したものと思います。

何より大切と思うことは、「うつ病」が脳という臓器の不調であり、他の身体的な病気と同じように治療や休養が有効であるという認識が浸透することと考えております。ちょっとそちらの分野をかじっていたもので書かせて頂きました。
2007/04/02 | URL | あんキモ  [ 編集 ]
ゆがめられた考え方をしないために心がけること
とても参考になります。



元々心身共に虚弱なので、体調が悪いと鬱っぽくなることがあります。



余り酷い時には薬(処方されたもの)も併用するのですが、こうした本は「読む薬」として、是非読んでみたいと思いました。
2007/04/03 | URL | ひなの。  [ 編集 ]
【Re】あんキモさんへ / うつを分析した本の読書メモ
>うつの定義次第で、このような統計はかなり変化します。



⇒ 私もそう思って、この本で引用していた国の比較統計の出展を見たいと思っています。



>緯度が高いほど日照時間が減ってうつが増えることがわかっています。



⇒ 確かにヨーロッパの暗い冬には耐えがたい気分になります。東京の冬の明るさはありませんから。この本の中で興味深い指摘がありました。魚の脂をとるイヌイット(エスキモー)には心筋梗塞が少ないけれど、うつが多いとみられる日照時間が少ない地域に住む人々の中でも特に自殺者が多いという報告。魚の肉は血栓を防ぐかもしれないが、精神的には不安定にするのではないかという指摘です。



>生物学的には、うつになりやすい民族とかはないので、うつの捉えかたが文化によって異なることもあるかと思います。



⇒ そうかも知れないですね。でも、フランス人たちを見ていると、感情の制御ができないのを感じます。怒るにしても、発情するにしても、うつになるにしても。食べ物が影響しているのではないか、と私は勝手に思っているのですが・・・。



>歪んだ考え方を修正する治療法として、認知療法というのがあり、これらの項目はそこから抜粋したものと思います。



⇒ 詳しい読書メモは載せなかったのですが、その通りです。



>何より大切と思うことは、「うつ病」が脳という臓器の不調であり、他の身体的な病気と同じように治療や休養が有効であるという認識が浸透することと考えております。



⇒ この本でも、それが主張で、そこが興味深いと思いました。

2007/04/03 | URL | ブルゴニッシモ  [ 編集 ]
【Re】ひなの。さんへ / ゆがめられた考え方をしないために心がけること
>元々心身共に虚弱なので、体調が悪いと鬱っぽくなることがあります。余り酷い時には薬(処方されたもの)も併用するのですが、こうした本は「読む薬」として、是非読んでみたいと思いました。



⇒ 自殺未遂で治療を受けた友人の話しだと、かなり強烈な薬を飲まされて、後遺症が残ったということでした。それでなくても、薬には不信感を持ってしまう私です。



同じことを経験しても傷つかない人もいる。浪速のアキさんがコメントしてくださったように、鈍感であることも生きるためには必要なのかも知れませんね・・・。

2007/04/03 | URL | ブルゴニッシモ  [ 編集 ]
あざらしのオイル
こんにちは。フランスに帰られたんですね。

東京も今日はみぞれが降るほど寒かったそうです。3日前には静岡では真夏日だったのに…。



この本、興味があったのでぜひ読んでみますね。

私も実は軽い鬱の経験もありますし、冬は毎年わずかに症状があるので、冬のプチうつと呼んで気をつけています。



私の場合は元々循環器系があまり強いほうでないため、それが原因でした。

当時はパートナーとの関係の解消、循環器の病気と、色々重なったことも大きかったですね。



東洋医学では鬱も内臓疾患もすべて血の流れが悪いと判断するので、循環器と脳というのは連携しているんだな、と実感します。



確かにつらい症状です。でも何につけてもそれを理由にしてと主張されるのもうんざりしますよね。

本人はもしかしたらその症状にパニックして、神経過敏で意固地になっているかもしれません。

もし大切にしたいお友達でしたら、外に連れ出してお日様の元一緒にいるだけでもいいと思います。私もその症状があったときに誘って一緒にいてくれた友人のことをずっとずっと大切にしたいと思っています。



でもお話を読んでいると仏人の場合は日本人よりもオープンに(時々オーバーに?)そのことを主張する性質のように感じますね。



で、イヌイットで思い出しましたが、循環器系不調を改善するのにたまに飲む健康食品にアラスカのあざらしのオイルが入っています。

あざらしがほんとにかわいらしいんであまり飲んじゃいけないと思うんですが^^;やはりエスキモーの人々に心臓疾患が少ないと書いてあります。

まぁ魚だけでは脳からセロトニンがでなさそうですから肉も含めてバランスよく食べたいですよね。



ちなみにこんな本を持っててたまに作りますよ!

うつに克つ!心を元気にするレシピ

http://www.bk1.co.jp/product/02482736/?partnerid=p-bookish48146
2007/04/04 | URL | chiaki@静岡  [ 編集 ]
【Re】chiaki@静岡さんへ / あざらしのオイル
>冬のプチうつと呼んで気をつけています。



⇒ そういう風に一次的なものなのだと自覚するのも効果があるでしょうね。



>東洋医学では鬱も内臓疾患もすべて血の流れが悪いと判断するので、循環器と脳というのは連携しているんだな、と実感します。



⇒ 少しの時間でも血の循環が途絶えると、脳の一部がマヒしてしまいますしね。



>もし大切にしたいお友達でしたら、外に連れ出してお日様の元一緒にいるだけでもいいと思います。



⇒ うつでは消極的になってしまうので、優しく包んでくれる人の存在が大きいでしょうね。



>イヌイットで思い出しましたが、循環器系不調を改善するのにたまに飲む健康食品にアラスカのあざらしのオイルが入っています。



⇒ あざらしオイル。なんだか効きそうですね。



>魚だけでは脳からセロトニンがでなさそうですから肉も含めてバランスよく食べたいですよね。



⇒ この本では肉や砂糖など、一般的に悪いとされるものも必要なのだということが書いてあって面白かったです。ダイエットをした人がうつになるとか、確かに・・・ と思われる点がありました。



>ちなみにこんな本を持っててたまに作りますよ!

>うつに克つ!心を元気にするレシピ



⇒ 「健康に良い」などというレシピには抵抗を感じてしまう私なのですが(なんだか不味そうに感じてしまうので)、こういうのは良いですね♪

2007/04/05 | URL | ブルゴニッシモ  [ 編集 ]
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