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2008/12/21
昔の人は、暖炉の火を見て天気予報ができたという人がいました。富士山に雲がかかる具合を見て天気が分かるというようなものなのでしょうが、私でも「雪になる日」というのは分かります。

そういう日には、煙がうまく煙突から出て行ってくれないのです。煙が上に上がっていかないので、部屋に煙が立ち込めてしまったりもします。

「低気圧」というのは、本当に空気が重くなって下がってくるものなのでしょうか?・・・

そういえば、ワインを作っている農家の人が、気圧が低いときにはしないとか、するとかいう作業があると言っていたっけ・・・。樽からボトルにワインを移すという作業だったかな? 気圧が低いとオリが下にたまるので、というような話をしていました。


火をおこす工夫

前回の日記で、暖炉に火が燃えているのは嬉しいと書いたのですが、毎日それをするというのは、そう楽なものではありません。

重い薪を運ばなければならないし、火を絶やさないように薪を補給しなければならない。それから、毎日は必要ではないのですが、燃えた後の灰を片付けなければなりません。

もっとも、習慣になってしまえばどうということもないのではありますが。

火をつけるというのは、楽しいものではあります。ただし、火のつきが悪いときには苦労します。

まず、薪が良く乾燥していないと最悪。

数年前、囲炉裏(いろり)がある日本の農家に泊めていただいた時のこと。奥さんが炭を魚を焼く網に乗せて、それをガスコンロにかけて火を付けていたのに感心しました。あっという間に炭が赤くなったのであります。

フランスの暖炉では通用しない方法。50センチくらい長さがある薪をガスコンロに乗せて焼くわけにはいきません!

火が多少でもある状態なら、右の写真のようなふいごで火をおこすという方法はとります。

暖炉があるフランス家庭なら、おそらく必ず持っている道具。

バーベキューをするときにも使えます。
でも、「それより便利だ」と言って、ヘアードライアーでバーベキューの火をおこしていた友達もいましたけれど!



暖炉に火をつける道具:  (1) 小枝のファゴ

暖炉の火をつけるのに便利な伝統的なものは、「ファゴ(fagot)」と呼ばれる小枝があります。

暖炉に新聞紙を丸めたものを敷いて、その上にファゴをのせ、それから小さめの薪をのせる。そこで火を付ける。このやり方がたぶん正式なのだと思います。

薪は市販されていますが、ファゴまで売っているかは疑問。森で薪を切る田舎の住民たちはファゴをつくることができます。

薪の右にあるのがファゴ

木の太い部分は薪にして、上の方の細い部分がファゴになります(矢印のある部分)。これを束ねて保管します。

でも、こんなにがさばっているのですから、市販するのは無理ではないでしょうか?

小枝のファゴは使わないで暖炉の火を付けるには工夫が必要になります。


暖炉に火をつける道具:  (2) 新聞紙

ずいぶん前のこと。テレビショッピングを見ていたら、新聞紙を圧縮して、細い薪のようにする道具を売っていました。これなら新聞紙があっという間に燃え尽きてしまうこともなくて良さそう。

でも、そのために道具を買うのなんてバカらしい。第一、そんな道具(大きさは忘れましたが、コンパクトが器具ではなかった)を置いておくのには場所がいるではないですか。ふいごのように暖炉の脇においてインテリアになるというシロモノでもないし。

というわけで、雑巾を絞る要領で、新聞紙を固く絞りこんでみました。
それでも十分。

でも、これを毎日するのは面倒・・・。

そう思っていた私なのですが、今年はなぜか、二人から便利なものを教えてもらいました。


暖炉に火をつける道具:  (3) 卵のケース

閉店まぢかのお肉屋さんで買い物をしていたときのこと。

卵をケースに詰めてもらいながら話しているお客さんがいました。

「もうすぐ閉店ですね。ケースがたくさん余ってしまうのでは?」

お肉屋さんの奥さんは笑っていいます。

「これほど暖炉の火を付けるのに便利なものはないから、たくさん余っても大丈夫」

フランスで使われている卵のケースというのは、段ボールを固く固めたようなケースなのです。

ご存じない方のためにお見せしておくと、こんなようなパッケージが使われています。

卵の6個入りケース

6個入りと12個入りがあります。あけたり閉めたりは簡単にできるという便利なケース。再利用も可能なので、朝市などで買い物するときは、このケースを持って行くと喜ばれます。

原料は紙なのでしょうね。たしかに暖炉に入れると、よく燃えます♪

丸めた新聞紙を置いた上に1ケース乗せて燃やしたら、新聞紙よりもゆっくり燃えるので、薪の火がつきやすいのです。

でも、です。卵の空き箱は1日1個なんかはできません。となると、毎日使うことはできない。


・・・そう思っていたら、もっと画期的な道具を教えてくれた友人がありました。


暖炉に火をつける道具:  (4) 決定版?!

教えてくれたというより、「こういうのが便利よ」と、1個作ってプレゼントしてくれたのでした。

これが素晴らしい!
フランス的な廃物利用の方法なので、とても気に入りました。

私でも簡単にできる。いくらでも転がっているものを使える。
今年の冬は、これを愛用しています。

友人が考えだしたわけではなくて、昔からの知恵として存在していた方法なのだそうです。

何を使っているのか、ご想像がつきますか?

コメントを寄せてくださった方々、どうもありがとうございます!
正解をいただきましたので、それがどんなものなのか写真を入れました。

- 続く -


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カテゴリー: 四季、自然 | Comment (7) | Top
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コメント
この記事へのコメント
なんだろう?
暖炉の火を見るのは私も大好きです。
暖炉に火をつける道具の決定版はなんだろう~?
転がっている物???それで作るもの???
ん~~、、、「松ぼっくり」と思ったのですが。。。フランス的な廃物利用とは言えないような。。。(汗)
ん~~~。。。なんだろう???
2008/12/22 | URL | pepe犬  [ 編集 ]
Re: なんだろう?
v-22pepe犬さんへ

「松ぼっくり」というのがありましたね。子どもの頃に日本でしたキャンプファイアーで、松ぼっくりを入れると火の燃えが良くなる、と教えられたような気もします。

どこかで拾った松ぼっくりを飾っているので、火に入れてよく燃えるかどうかの実験をしてみたくなったのですが、もったいなくてできないです!

「転がっている物」という表現は悪かったです。普通だったら捨てられてしまうもの、と言いたかったのでした。

でも、松ぼっくりという連想はとても正解に近いです。私は、こんなものを使うことは全く思いつかなかったのですが。
2008/12/23 | URL | Otium  [ 編集 ]
胡桃の殻?
2008/12/23 | URL | Saule  [ 編集 ]
v-22Sauleさんへ

友達からもらったのは胡桃の殻ではなかったのですが、これも同じ効果があるのではないかと思いました。実験してみますね。

この週末はイベントに行ったとき、胡桃を売っているブースがあって、ショッピングカートいっぱいに胡桃を買っていた年配の男性と話したのでした。そんなにたくさんの胡桃をどうするのか聞いたら、心臓に良いから毎朝食べているとのこと。この人だったら暖炉の火を燃すのに胡桃の殻を使えたと思います。殻をどうするのかは聞かなかった・・・。
2008/12/23 | URL | Otium  [ 編集 ]
よかった!
書き込むのが遅くなったので、もしかしたらもう回答が出てしまったかな~と…間に合った~

私は、「ワインの栓」かな?と思いました。でも、ちょっと小さすぎて、いくらたくさんあるといっても毎日の消費には追いつかないかな??と。
もう一つ思いついたのは、固くなってしまったパン。これは、食べ物を燃やしてしまうということで、ちょっとどうかな…と自信少なめ。
ただ、どっちも「フランス的」ということではあるかなーと。

どうかな??
2008/12/24 | URL | すぎちゃん  [ 編集 ]
v-22すぎちゃんへ

お待ちしておりました♪

一番最初に思いつかれたものが正解です!!! すぎちゃんはお酒を余り飲まれないので「毎日の消費には追いつかない」ともお考えになったようですが、コルクはけっこうたまるのです。

パンを燃すというのはする人がいるかな? これもたくさんたまるもので、捨てるのはもったいないと思えるものなのですが、パンを燃したら臭いのではないかな?・・・

私が決定版にしたものの写真を次の日記で入れますね。
2008/12/26 | URL | Otium  [ 編集 ]
さすがにすぎちゃんですね!
私は、胡桃ってけっこう油があるから、と思ったのですが、たしかにコルク栓なら、家でさえけっこうありますね。
2008/12/30 | URL | Saule  [ 編集 ]
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