| Login |
2008/02/15
去年嬉しかった出来事の一つに、ブルゴーニュの中でも高級ワインを生産している地域にある村がオーガナイズしたイベントがありました。

今日の日記は、「ワイン飲み放題のイベントは色あせてきた?」の続きです


村の中に散策コースが作られていて、そのあちこちに美味しい料理とワインが用意されているというもの。



配られた帽子が入場証の代わり。
それにブドウの葉を見事に飾っていらしたので写真を撮らせていただきました。



◆ 美味しい料理とワインを楽しみ、そして歩く

散策コースは8キロくらいあったと思います。

でも、あちこちにできている食事処で食事をしながら休憩するわけですから、ちょうど良い長さのコースでした。

お昼の少し前(つまり食前酒タイム)に出発して、一回りして村の中心地に戻ってきたのは午後4時ころでした。

良い運動。おいしい食事とワインを味わえたので大満足の1日になりました。


おつまみ、前菜2回、お魚料理、肉料理、チーズ、デザートのフルコース。



こんな風に、あちこちにお食事処ができていて、必ず生バンドが入っています。

↓ こちらは2つ目の前菜。



右側のが「ジャンボン・ペルシエ」と呼ばれるブルゴーニュ独特のパセリ入りハムです。


◆ 選んだ人しか参加できないイベント

友人たちと、あるワインの買い付けに行ったとき、ワイン醸造農家のご主人に、楽しいイベントがあるから参加しないかと誘われたのでした。

イベントまでは半年以上ありました。

「誘われた」と書きましたが、むしろ「あなたたちなら参加させてあげますよ」という言い方でした。

誰でも参加できるというイベントにはしないことにしていたそうなのです。

イベントを始めるにあたって、村の人たちでNPOを作たのですが(フランスは何でもNPO組織にしてしまいます! 非営利目的の協会というのはいとも簡単に作れますので)、第1回からして参加希望者が多くて大成功。

すると、体力を使うスポーツのチームなどが団体でやってきて、食事やワインを楽しむというよりは、食べ放題、飲み放題を楽しまれてしまった。

それでは自分たちの趣旨とは違うというわけで、ワイン醸造家のところに買い付けに来る人たちの中から、これならイベントの雰囲気が良くなるという人たちに声をかけることにしたのだそうです。

確かに、イベントはとても良い雰囲気でした。

知らない人同士でも一緒に歩き、おしゃべりするのが楽しかったです。
歌ったり、踊ったりしているグループもありました。

フランス語圏の外国人の人たち(スイス、ベルギー)も目立ちました。フランス語を話していると、感性が同じになるのでしょうね。彼らは、遠くからやって来たので喜びも高まっていたのか、陽気で楽しい雰囲気を作っていました。

こういうところで聞きたくない言語を話していたのを見かけたのは、たった二人だけ・・・。


◆ 参加費は高いけれど、その価値は十分あった

実は、ご主人の話しぶりからみて、お得意さんを招待するイベントなのだと思っていました。だから、参加費はないか、あっても安いはず、と踏んでいたのです。

招待状が届いたら、一人45ユーロと書いてある。

一緒に行こうという友達はたくさんいたのですが、この金額にびびってしまって、申し込まない人も出てしまいました。

だって、夫婦二人で参加したら15,000円くらい。
ちょっと高すぎます・・・。

普通、フランスのイベントというのは、まずいものを食べさせても参加費を安くする、というやり方をします。ですから、これは異常なくらいに高いと思いました。

でも、歩き始めてすぐに、参加費は安いくらいだった、と結論しました。
来なかった友人たちがお気の毒・・・。


◆ コルトン特級を飲み比べ

お料理の質はなかなかのものでした。地元だからわかるのですが、ケータリングもトップクラスのところを使っていました。

それに、何と言っても、出てくるワインの質が良い。
しかも、飲み放題!



6カ所の食事処では、それぞれ違うワインが用意されていて、だんだんランクが高いものがでてきます。これは、普通に食事するときも同じこと。

お魚料理のときに、白ワインはプルミエ・クリュ(1級酒)ランクになりました。

そして、お肉料理とチーズのときが最高のワイン。特級ランクの登場です。

色々なドメーンの「コルトン グラン・クリュ」を飲み比べました。なんという贅沢!

ワインをサービスしていた人たちの後ろに並んでいた空きビンを写真に収めてみました ↓




ちなみに、「コルトン」という銘柄には、次のものがあります。
 - Aloxe-Corton Controlée
 - Aloxe-Corton Premier Cru
 - Corton Grand Cru
 - Corton Charlemagne Grand Cru


コルトン 特級ワインを検索

コルトンの詳細な地図はこちら



◆ これからは、こういうワイン・イベントが多くなるのではないかな

このイベントでは、気持ちよくワインを試飲させてくれるのも嬉しかったです。

飲もうと思ったら、いくらでも飲めてしまう・・・。

でも、ボトルの前に陣取って動かないような人はいませんでした。ワイン農家の人が、人を選んで参加させていると言っていたのも分かる気がしました。

ワインがタダで飲めるからと参加する人が多いイベントは楽しくありませんから。

それに、酒飲み運転の取り締まりに厳しくなったフランスで、ワイン祭りを生き残らせるには良い方法だと思いました。

歩いているうちに酔いは覚めます。
食べていれば、悪酔いはしません。
また立ちあがって歩くとなったら、足元が危なくなるほどは飲む気はしなくなります。

ブドウ畑あり、森ありの、良いコースになっていました。

最後の場所は、ダンスが踊れる広場になっていました。



フランス人たちは、老いも若きもダンスが好きなので、これが1日の最後のプレゼントだったようです。

ブルゴーニュワイン地図

こんな風に、健康にも良いイベントにして食べ物を味わうというイベントは、最近のフランスで流行ってきているのではないかと感じています。

グルメ散歩はイタリアが発祥の地と聞いたこともあるのですが、ひょとしたらスロー・フードのやり方の一つなのでしょうか?

こういうイベントは、「知る人ぞ知る」の小さなイベントで止まって欲しいです。
バスで大勢の団体が来るようになったら台無しですから・・・。

ブログ内リンク:
★ 目次: フランスのアルコール飲料(ワインなど)関係イベント
★ 目次: ワインなどアルコール飲料に関するテーマ


にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へにほんブログ村にほんブログ村 トラコミュ フランスのお酒 (ワインなど)へ
フランスのお酒 (ワインなど)



コメント
この記事へのコメント
Re:ブルゴーニュワイン醸造農家たちのイベント: ワイン畑の散歩(02/15)
フランス語のできるブルゴニッシモさんがうらやましいです。

ワイン蔵に行っても、そんなに買えない旅行者としては何種類も試飲をするのもなかなかできません。



いいお話を聞かせていただきました。

イタリアは聞きしにまさる物価の上がりかたで、円安のせいもあってメニューを見ても高い高い。ディナーも楽しめませんでした。
2008/02/15 | URL | ヒデオ1999  [ 編集 ]
すごい!
45ユーロと聞いたらちょっと引いちゃうような値段ですが、内容は本当にそれ以上ですね。

しかも、選ばれた人しか参加出来ないのがいいです!

ブルゴーニュの美味しいワインの飲み比べもすごいのですが、お料理と一緒なのが最高~!

そして散歩を楽しみ最後にはダンスも!なんて健康的なんでしょう~!

本当に、「知る人ぞ知る」のイベントのままでいて続けて欲しいです。

観光バスはこのいい雰囲気に、景色に合いませんからね。



2008/02/15 | URL | pepe犬  [ 編集 ]
【Re】ヒデオ1999さんへ / ブルゴーニュワイン醸造農家たちのイベント: ワイン畑の散歩
>フランス語のできるブルゴニッシモさんがうらやましいです。



⇒ こういうときって、言葉の問題は大きくないですよ♪ バカなことを言って笑い転げているだけですから。



>ワイン蔵に行っても、そんなに買えない旅行者としては何種類も試飲をするのもなかなかできません。



⇒ たくさんの種類のワインを試飲するというのでしたら、ボーヌのあたりにはセラーが幾つかあります。ずごいワインも試飲できる、飲み放題(トイレに行きたくなるまでという制限付き)で、確か80種類くらいのワインがあったので、とても気に入っていたところがありました。そんなところに行かなくても良いブルゴーニュの人たちと時々行っていたのですが(今日は白ワインの飲み比べよう、とか)、経営者が息子になったら、ケチになってしまって、魅力がなくなり、もう久しく行っていません。でも、たくさんのワインを試飲できるという点では、旅行者には魅力だと思います。



>イタリアは聞きしにまさる物価の上がりかたで、円安のせいもあってメニューを見ても高い高い。ディナーも楽しめませんでした。



⇒ 昔、日本から行くと、「安いな~」と思えた時代が懐かしいですよね。日本のつまらない料理を食べる予算で、フランスでは3つ星レストランに行けると思っていたのですが、日本の食事代はどうしてこんなに安いのだろう? と思うようになりました。

2008/02/15 | URL | ブルゴニッシモ  [ 編集 ]
【Re】pepe犬さんへ / すごい!
>45ユーロと聞いたらちょっと引いちゃうような値段ですが、内容は本当にそれ以上ですね。



⇒ ダンスを踊らない私としては、生バンドをやめた費用で安くして欲しいななどと思ってしまいました。そうすると、「ダンスが踊れないなら行かない」という人が出るわけで、「高いから行かない」という入場制限をかけるのと同じ効果があると思うのだけれど。



同じようなイベントに50ユーロで参加した人がいたので話しをしたら、ワインの方は私の方が勝っていたので満足しました。



>ブルゴーニュの美味しいワインの飲み比べもすごいのですが、お料理と一緒なのが最高~!



⇒ そうですね。こういうのは好きです♪ ワインを試飲する機会は多いのですが、すきっ腹で飲むのがつまらない。本当に試飲するには、食べてはいけないのだそうで・・・。「そんな固いこと言わずに・・・」と、いつも思っていました。



>そして散歩を楽しみ最後にはダンスも!なんて健康的なんでしょう~!



⇒ 最近のフランス人たち、健康的なのが好きになりましたね。肥満体が減るのだろうか?・・・

2008/02/15 | URL | ブルゴニッシモ  [ 編集 ]
「知る人ぞ知る」の小さなイベント
そういうイベントの方が、本当のワイン愛好家として楽しめる気がします。



45ユーロというお値段はケチなフランス人からしてみれば高額かもしれませんが、日本で一流のフレンチをワイン付きで楽しめるイベントなら2~3万円は普通でしょうから‥。



フランス人含むラテン系の民族は、本当にダンスや歌がお好きみたいですね~。

本場ならではのワインイベントに参加され、羨ましい限りです♪
2008/02/16 | URL | ひなの。  [ 編集 ]
【Re】ひなの。さんへ / 「知る人ぞ知る」の小さなイベント
>そういうイベントの方が、本当のワイン愛好家として楽しめる気がします。



⇒ 貴重なイベントだと思います。オーガナイズするのは大変でしょうけれど、ワイン産地が小さな手作りのイベントをしてくれたらいいな、と思いました。



>フランス人含むラテン系の民族は、本当にダンスや歌がお好きみたいですね~。



⇒ 地方によって、歌う歌がないのかな、と思うことがあります。ダンスは好きですね・・・。都会だったら余り機会はないのかも知れませんが、空間がある田舎だと、何かにつけてダンスになります。踊らない人にとっては、ボリュームをあげられると、おしゃべりの声も聞こえなくなるので困るのですが!

2008/02/16 | URL | ブルゴニッシモ  [ 編集 ]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する