| Login |
2008/03/20
タイトルにしたのは、一昨年フランスで発売された本のタイトルです。


Au secours, les Anglais nous envahissent !

ここ10年足らずの間に、フランスに住みついたイギリス人の数は7倍になったそうです。今日のイギリス人フランス在住者は50万人。

イギリス人たちは自分たち流を押し付けてくるので、フランス人が反発するらしい。この本は読んでいませんが、そんな内容のようです。

日本人の場合は、「パリ症候群」などというものになってしまったりして、自分が異国に溶け込めなくてはみ出してしまうのとは対照的!


日本もそうですが、島国に住んでいると海の向こうに住みたくなるものなのでしょうか? イギリス人の2割もが国外に住んでいるのだそうです(2003年)。

フランスには、イギリス人所有の別荘が7万軒くらいあるそうです。彼らは、まず別荘を買って、そのうち定着する、というのが多いのだそうです。

どんなところに住むかというと、圧倒的に田舎。

もともと、フランスに住みつくイギリス人は多かったのです。10年くらい前に、フランス西部のペリゴール地方を旅行したときにはイギリス人の多さに驚きました。

イギリス人しか住んでいない村があると聞いて、へえ、その点ブルゴーニュは侵略されていないな、と思ったのですが、最近は事情が変わってきました。


こんな売家の看板が出ていることがあります。



「A VENDRE」とは「売家」のこと。

宣伝したくもないので、サイトアドレスの部分は緑色で消してしまいました。
だって、ショッキングな不動産屋の名前なのですもの!

「4U」とは「for you」でしょう?
「あなたのためのブルゴーニュ」?!


もともと裕福なイギリス人は、老後にコートダジュールやペリゴール地方で暮らす人が多かったようです。裕福でもないイギリス人たちもフランスに住むようになった、というのが最近の傾向だそう。

ガイドブックも何冊も発行されていて、どうやって福祉国家フランスの制度を享受するかなどまで教えているのだそうです。


イギリス人はフランスに住みつく筆頭の国なのですが、そのほかにも外国人たちが多くなったな、と感じます。

EU圏内の行き来は自由になったのですから当然かも知れません。100年もたったら、ヨーロッパ諸国の間のカラーは薄れてくるのでしょうか?


ヨーロッパの人たちは田舎に住みたがるので、ブルゴーニュの田舎でも、不動産は大変な値上がりになっています。10年前に比べたら、2倍や3倍にはなっているはず。

他のヨーロッパ諸国に比べると安いので、外国人は高くても買ってしまうらしい。

この傾向が続いたら、フランスの貧しい若い人たちは家を買えなくなるだろう、と心配してしまいます...。

ブログ内リンク:
フランスへの民族大移動が始まったのか? 2006/10/12
 ⇒ 海の向こうにある国に憧れるものなのか? 2006/10/12
イギリス人がフランスで売っていたフライドポテト 2008/07/15
★ 目次: フランス人の古民家を修復する情熱、建築技術

外部リンク:
フランスニュースダイジェスト: フランスで不動産を買う



にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ
にほんブログ村


コメント
この記事へのコメント
おぉ~!
そうなんですか~!イギリス人がフランスに!

そういえば、私の知り合いでも日英カップルがフランスで暮らしている人も何人かいます。

イギリス人にとってフランスは魅力的なんですかね~?

おいしい物にようやく気が付いたかな?おっと、失礼~。



2008/03/20 | URL | pepe犬  [ 編集 ]
【Re】pepe犬さんへ / おぉ~!
>イギリス人にとってフランスは魅力的なんですかね~?



⇒ 病気になったときなどには、フランスの方が良いのだと聞きました。



>おいしい物にようやく気が付いたかな?おっと、失礼~。



⇒ それもあるのかな・・・。昔、民族の大移動があったときも、動きがフランスで止まったりしているので、やはり温暖なフランスは住みやすいのかも知れないですね。

2008/03/24 | URL | ブルゴニッシモ  [ 編集 ]
会社の英国人も・・
やはり住みたいのはフランスだと言っていたのを思い出しました。



ごぶさたしてます!静岡は春らしく外出するのがうきうきするようになってきましたよ。



ピーター・メイル(この方は英国人か米国人か記憶が曖昧…)の南仏12ヶ月の本の流行もありました。フランスの若者用の物件が少なくなってしまうのはちょっと気になりますよね。

あと気になったパリ症候群という言葉、パリで欝になってしまうことがあるという話は聞いたことがありますが、他の地方とはやはり違うのでしょうか。。





2008/03/25 | URL | chiaki@静岡  [ 編集 ]
【Re】chiaki@静岡さんへ / 会社の英国人も・・
>やはり住みたいのはフランスだと言っていたのを思い出しました。



⇒ そうですか。イギリスに住むことに憧れるフランス人には会ったことがないので、この一方通行の志向が面白いな、と思います。



>ごぶさたしてます!静岡は春らしく外出するのがうきうきするようになってきましたよ。



⇒ ときどきchiakiさんのサイトに絵が増えた♪ と喜んだりしています。表情がとてもよく出ていて、本当に素敵な絵です。



こちらは春の訪れを告げる復活祭なのに、一面の銀世界。もう咲いていた春の花々は、けなげに雪の中から顔を出して頑張っています。



>フランスの若者用の物件が少なくなってしまうのはちょっと気になりますよね。



⇒ 若いカップルが安い値段で売っている廃屋を買って、せっせと直しながらマイホームにするというパターンがあるのですが(大きな借金を抱え込まないので良いのが利点)、それも難しくなった、と気の毒になります。



>あと気になったパリ症候群という言葉、パリで欝になってしまうことがあるという話は聞いたことがありますが、他の地方とはやはり違うのでしょうか。。



⇒ パリはフランスの中では飛びぬけた大都会なので、住んでいる人たちは地方とは人種が違うみたいに都会人たちです。ここに溶け込むのは大変でしょうね。



東京は、パリより大都会なのに、それほどストレスがないみたいと感じていたのですが、最近はイライラしている人たちが多くなったので驚いています。

2008/03/26 | URL | ブルゴニッシモ  [ 編集 ]
British invasion
というのは、普通、イギリスのロックンロールが、ロックの本家のアメリカに進出した現象を指しているのですけれど、近年のBritish invasionは、イギリス人のフランス進出かもしれませんね。わたしが、しばらく前にとても面白く読んだ本に、イギリス人の作者の書いたフランス滞在記"A Year in the Merde"(フランスで"God save la France"の書名で刊行されたとか)というのがありますが、そこでも著者はフランスの田園に家を買いに行っていましたね。これは2003年の本で、ちょうどイラクをめぐって米仏の対立もある頃で、そういう話題も入ってなかなか楽しい読み物でした。イギリス人は田園好きですしね。カントリーウォーク(フットパス)やガーデニングってイギリス文化に深く根を下ろしていますから、フランスの田園って魅力があるのはわかる感じがします。



で、こういう日常生活ではBritish invasionの現象が目立つかもしれませんが、法制度や考え方については逆に、アングロサクソン型と言われたイギリスの法・政策が、近年フランスに代表されるヨーロッパ型に近づいているのは、これも面白い現象ですね。
2008/03/29 | URL | Saule  [ 編集 ]
【Re】Sauleさんへ / British invasion
"A Year in the Merde"が仏語版になったときには"God save la France"というタイトルになったのは面白いですね。あの「プロヴァンスの12ヵ月」の仏語版が出たら、作者は村人たちから総スカンをくって引っ越した、というのを思い出します。



都会から田園に逃れるというのは、イギリスの方がフランスより歴史が古いので、イギリス人たちがフランスの田園に憧れるというのも分かります。



イギリスの医療費が無料というのは素晴らしいと思ったのですが、無料の医療を受けるには病気が悪化するほど待たなければならない、すぐに治療してもらうためには法外な費用がかかる、というのは問題ですね。でも、フランスにも問題がある。どうなるのでようかね?・・・

2008/03/30 | URL | ブルゴニッシモ  [ 編集 ]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する