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2007/06/14
石畳が好きです。

デコボコした本物の石畳だと、歩きにくいです。車で走るにも不便。

でも、風情があるのです。いかにもヨーロッパの古い街という感じがします。



左: 中世を思わせる石畳
中央に雨水がためるようにした工夫です。

右: 石畳の工事中
埋め込む石が積まれています。サイコロ状に四角いのをよく見るのですが、こういうのが石畳にする石の形なのでしょうか?



◆石畳は、格好の武器になる

フランス革命では、この石畳をはがして民衆が武器にしたそうです。確かに、上のような四角い石だと、手にとって投げるには最適な形です!

それで革命の後には、そんな危険な石畳は作らないようにしたとか、すでに埋まっているのははがしたのだと聞きました。

とはいっても、石畳は美しい町づくりになる。それで、今ではアスファルトをはがして石畳にしている工事を見ることがあります。


◆今でも、石畳をはがせるの?

今の石畳はコンクリートで固められているはずですよね。それを、武器にするためにはがすことができるのでしょうか?

そんな疑問を持ってしまったのは、今回の大統領選挙が終わった直後でした。

パリで行われたデモで、石を機動隊に投げたとかいう罪で実刑判決を受けた青年がいたのです。

大統領が決まった夜、その青年は友人たちと帰宅しようとしていました。すると、自宅への道は封鎖されていた。それで、バスティーユのデモ現場に行ってしまったらしい。

6カ月も刑務所に入らなければならない罪が何だったのかは分っていません。マスコミも、ただ事実を伝えただけ。騒がれもしませんでした。

でも、たまたまデモを見に行ってしまった人が逮捕される、というのは怖い話しです。

デモのプロのような極左の人とか、デモに便乗して騒ぐ若者たちというのは、覆面をしたりして、捕まらないテクニックを持っています。でも、その青年は、そんなことはない、普通の若者でした。犯罪歴なども全くなし。

青年がなぜ逮捕されたのかを追ったLaTéléLibre.frのジャーナリストたちは、余りはっきりしたことは出てこなかったそうです。

青年はジャーナリズムを勉強した人だったのが悪かったらしい。何で生計を立てているのかもはっきりしない変わった人だったらしい。ともかく、こんな暴動のとき、つまり催涙ガスがまかれ、こんなときに便乗して登場する壊し屋たちの騒ぎなどの中では、正気を失って石を投げてしまった可能性はあります。

でも、はっきりしない。石を持ったのは確からしいけれど、機動隊に投げたかどうかは分らないのだそうです。

60年代の学生運動でもそうだったようですが、こういう歴史的事件では、石を記念に持って帰る人がいるのだそうです。サッカーの試合の時に、サッカー場の土を持ち帰るのと同じ感覚でしょうか?

これを追跡したジャーナリストたちは、バスティーユのデモではビデオカメラを回していたので、代わりに逮捕されてもおかしくなかった。背筋が冷たくなった、と書いていました。

私は、つまらないことに興味を持ってしまったのです。問題となった石はバスチーユ広場のものだったのか? あそこは石畳です。

それにしても、刑務所に入れられた青年。どうせ見せしめの犠牲になったのでしょうから、6カ月もしないうちに出してあげてもらいたいです。

犯罪には関係ない人が、ああいうところに入るのは良くないことです。本当の犯罪人でないと、仲間からバカにされて苛められるのだそうです。去年だったか、裁判官の誤った判決で刑務所に入れられて人が、一人だったか二人だったか自殺してしまったりしたフランスですから。

ついでに、フランス旅行者のために、ひとこと:
フランスでは、外国人がデモに参加するのは許されていません。

温和なデモは、意見が一致する人たちと行進することを楽しんでいるようにも見えてしまうものです。でも、外国人観光客がデモ隊と一緒に行進してみる、なんていうことは、しない方が良いと思います。


◆新大統領は、鞭のほかに飴も与える?

こんなムチの一方で、サルコジ氏は飴も用意していたようです。抗議や陳情に来た人には、お菓子なども出してあげて款待しているのだ、という報道がありました。

それだけが原因でもないでしょうが、大統領選挙後の後の暴動はすぐに収まり、フランスはいちおう平穏です。今回の国民議会選挙でも与党が圧勝したので、60年代の学生運動がおこるかも知れないなどということはありえないように見えます。

などと、勝手な憶測をするような知識は、私にはありませんが...。

ともかく、新大統領サルコジ氏は、かなり巧みなことをする人です。学校の勉強は苦手だったようですが、政治的才覚は優れているようです。

彼は生粋のフランス人ではないし、フランス語の成績も悪かったという汚点があったのですが(大学入試資格試験での国語の成績は、20点満点で7点。つまり、日本式にいうと35点だったとか!)、それを意識したのか、当選直後には立派な演説をしました。

普通では使わないような接続法半過去なんかを連発してしまうスピーチには驚きました! 大統領ともなれば、優れたスピーチを書く側近がいるのでしょうけれど、それを恥ずかしがらないで読むのは偉い。シラク大統領のスピーチなどは、教材には使えないようなものでしたから。

それでも、新大統領がお酒を一滴も飲まないというのは、ワインを誇るフランスにとっては、まずいのではないか?...

パーティーではお酒を飲みまくっているという評判の、愛嬌がある経済相が首相にするのを期待していたのですが、別の人が選ばれました。圧倒的な勝利をおさめたサルコジ氏は、彼とカラーの違う人をコンビにする必要はなかったからです。

でも、努力の人サルコジ氏は、そういう国民の落胆をも考えていたのかも知れない...。

そう思ってしまうニュースが飛び出してきました。次のブログでご紹介します。

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