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2011/07/27

ブルゴーニュワイン買い付け旅行】 その3
ボージョレー


今回のワイン買い付け旅行のメンバーの一人が、学生時代に偶然出会ってからずっとお得意さんでいるボージョレーのワイン農家に行きました。


ボージョレーの丘の上にあるワイン農家

ブルゴーニュワインの中では、コート・ドール県のディジョン市からボーヌ市にかけての地域に広がる産地が最高という認識があります。

  ☆ ブルゴーニュ地方のワイン地図

でも、ブドウ畑を眺めるには、私は南にあるワイン産地の方が好きです。ボージョレーやマコネの地域には丘陵地帯が広がっていて、こちらの風景の方がずっと美しいと思う。

この農家に来るたびに、しばし眺めてしまうのは、
お家の庭から見えるこのボージョレーの景色↓

手前の緑の部分はブドウ畑

お天気が良い日の朝などには、モンブランが遠くに見えるのだそう。

母屋の方はワイン造りの跡継ぎにした息子さんに譲ったので、お父さんの方はこの景色がテラスから眺められる場所にあった納屋を改造してお家にして住んでいます。

家の中は少し狭くなったのでしょうが、広く開けた窓からこの眺めが見えるのはさぞ住み心地が良いだろうなと思います。

昔のブルゴーニュでワインを作っている人たちは皆こんな感じだっただろうけれど、そのうちなくなるだろうな… と思っているタイプのご主人です。

ワインづくりが好き。自分がおいしいと飲んで楽しめるように作っている。売れなかったら、自分で全部飲んでしまうから気にしない、と思っているのではないかと思うような人...。

今はワイン生産の収入が多くなったので、かなり気取った人が多いのですが、ここのご主人は「畑で働く人」という雰囲気なのです。

男ひとり暮らしとはいえ、ここくらいゴッチャゴチャになっている家は見たことがないような気がします。フランス人の家は、突然行ってもお客さんを待っていたかのように整然としていることが多いのです。

でも、こういう気取らない家は居心地が良くて好き。


のれん代わりのなソーセージ?

さっそく家の中に案内されたのですが、目についたのは、これ↓



家を入ってすぐの部屋からダイニングキッチンに続く敷居のところに、のれんのように下がっていました。お友達が作ったというソーセージ。

天井は高いので、これをくぐるという感じではありませんでしたが。


ダイニングキッチンで酒盛り!

お友達らしき男性が一人いて、テーブルでお酒を飲んでいたので、その仲間に加わったという感じになりました。私たち用のワイングラスが出さます。

さっそく、見てきたボージョレーの畑がブドウ収穫が終わった時期のように紅葉したりしているので驚いたという話しをしました。
★ そのことを書いた日記: ボージョレーの異常なブドウ畑に驚く

「大丈夫なんですか?」

春に雨が少なかったので葉が乾燥したのだろうとの返事。これから実が膨らんでくれば大丈夫。ノンキな返事でした。

収穫するブドウの量は少なくなると思うのですけれどね。でも、ご主人はお金儲けには頓着しない人なのです。だからワインの売値も安い。

ソーセージが見事なので眺めたり写真をとったりしたせいか、味見をさせてくれました。



まだ半生なので、食べるとお腹をこわす危険があるのだそう。そうでしょうね。豚の生肉というのは良くないと思う。でも、柔らかくて、かなりおいしかったです。

生産年の違うワインを飲み比べました。

真剣にワインの試飲をするなら、食べ物は口に入れないでワインを味わうのが正式です。長時間試飲していると立ちっぱなしで疲れてくることも多いです。でもワインを飲み始めたのはダイニングテーブル。この農家のワインがおいしいのは知っているので、試飲というより、遊びに来たのでお酒をふるまわれている感じで楽しみました。

もう売り切れてしまって、自分用にとっておいた分も底をついてきたという2007年ものがとても美味しい。2007年というと、とても天気が悪くて、この年のワインは絶対に買わないぞ、と自分で決めたヴィンテージなのですが、意外においしいのにあたることが多いのです。太陽がたりない年だったので、寝かせておくと酸味がうまく成長させたのかもしれません。

ご主人は、近所の農家が作っている山羊のチーズも出してくれました。少し固くなってしまっていたパンも切ってくれます。

それで、私たちも車の中から、買ってきた山羊のチーズを出しました。



食べない夕食の時間になってきたので、お腹もすいてきていたのでどんどん食べて、飲みました。私たちは料理がおいしいというホテル・レストランを予約していたのですが、もうホテルで食事するにはお腹がいっぱいになってきました。

「20時を過ぎたらホテルでは料理を出さないと言われている」と言うと、「ここに皆で泊まっていけば良い」とご主人が勧めてくれました。「ダイニングルームの隅にあるソファにも寝れるのだし」とおっしゃる。卵料理でも作ってくれるとの提案。

でも、ホテルはそこから近いところにとっていたので、キャンセルはしないことにしました。
実は、ホテルについたら、皆はやはり食事をしたいと言い出しました。シェフがいなくてもできるような簡単な盛り合わせ料理を出してもらって、またワインを飲み続けたのでした。

ホテルでは食事しないことにしたので、腰を落ち着けておしゃべりに花をさかせました。ワイン農家にいたお友達という人の話しが特に興味深かったのです。ワインに詳しいので、話し始めたころには近所でワインを作っている人なのかと思ったら、そうではなかった。

その人から聞いた驚くべき話しを次回に書きます。

― 続く -


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