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2011/08/14

ブルゴーニュワイン買い付け旅行】 その9




フランスにいると、本当によく虹を見ます。
虹が出やすい天気が多いせいなのかな?… 地平線のかなたまで見える風景が多いので、どこかに虹が出たら見えるのではないかとも思います。

この日、ワイン買い付け旅行の帰り道だったのですが、雨が降ってから、さっと太陽の光が出たので、どこかに虹が出ているだろうと思って車の中でキョロキョロしていたら、やはり見えました。

真ん中は欠けていましたが、右側は二重になっている虹でした。二重の虹というのも、そう珍しくなく見ることができます。


畑にイノシシの群れ

たそがれ時でした。フランスで「犬と狼の見分けがつかない」という時間に近づいていたので、野生の動物たちが出てくるだろうと、虹を見たあとにはそれに注意していました。

イノシシの群れが見えました! しかも、めったにないほど大きな群れ♪



麦を刈り取ったばかりの麦畑。イノシシの親子の姿です。何匹いるのか分からないくらいたくさんいる!

普通、車を止めて窓を開けたくらいでも気づかれて走り去られてしまうのですが、なぜか逃げない。

みんなで車を降りてカメラを構えました。1人はバタンと大きな音をたててドアを閉めたのに、群れの方はいっこうに気にしないで食べているようです。後で、風向きの加減で人の気配に気づかなかったのだろうと、友人は話していました。



刈った麦の高さに隠れてしまうような赤ちゃんイノシシもたくさんいました。

野生動物に詳しい人は、母親が3頭と言っていました。でも、小さくて色が薄いのが子どもで、色が濃くて大きいのが親だとすると、3家族以上いるように見えます。

道路を戻って近くまで言って眺めていると、さすがにイノシシたちも気がついたらしくて、森の方向に走り出しました。



でも、干し草のこちらでまだ呑気に草を食べているイノシシたちがいる。

すると、森に向かっていたイノシシが戻ってきて、残っているグループに声をかけたようです(叫んだのかな?…)。その姿がけなげでした。

みんなが引き上げてしまうまで、たっぷり眺めることができて大満足の私たちでした。


ハンターの事故

野生動物を見ていると、ハンティングする人たちに憎しみさえ感じてしまうのですが、そう言いながらもジビエを食べるのが嬉しい私であります…。

ハンティングをするのは冬。厳しい寒さの中で、森に佇んで獲物を待っている人たちを見ると、そんなスポーツが楽しいのかな?… と思ってしまいます。でも、ハンティングをする人たちの話しを聞いていると、仲間で一緒に食事をするのが楽しいという要素も大きいように感じます。

たくさん食べて、たくさん飲む。それが楽しいらしい。

でも、猟銃を持っているのですから、危ないですよ~! 酒飲み運転を取り締まるより、酒飲みハンティングを取り締まった方が良いのではないかと

もちろん事故はあります。かなりショッキングな事故もあります。

聞いてから10年くらいはたっていると思いますが、忘れられないのは近所に住むハンターの事故でした。

親友に打たれて亡くなったのだそう。眉間から貫通して、普通に見たらみごとに殺人行為を行ったという姿だったそうです。打った砲弾が木にあたって、それが跳ね返ったらしい。

この二人は大変な仲良しだったのだそうです。親友を殺してしまった人は気が狂ってしまって、精神病院に入った、というところまで聞きました。


鴨にされたハンター

イノシシの群れを見てから何日もたたないとき、もっと凄まじい事故の話しを聞きました。

ワイン農家に行って試飲しながら、それほど遠くないところにあるドメーヌのワインも好きで買い付けにいくのだと話していたのです。

噂ばなしをしたドメーヌのマダムに会ったとき、妙に気になることがあったのです。

ワインセラーには今は亡きご主人の写真が飾ってありました。もう息子さんが跡継ぎでワインを作っているのに、なぜかドメールの名前はご主人の名前。

試飲のお相手をしてくれたマダムはとても明るい人で、幸せそうに見えたのですが、ご主人の話しになると急に顔が曇りました。

辛そうに言ったのです。
「主人が亡くなったのは26年前ですが、昨日のことのように覚えています」

よほど愛し合っていたご夫婦だったのだろうな、と思いました。

でも、今回彼らを知っているという人から、このご主人は壮絶な亡くなり方をしていたのだと知りました。

このワイン生産地区では(個人的なことなので、どかは書きません)新聞記事にもなって、かなり騒がれたニュースだったそうです。

ハンティングをしていたご主人はかなりお酒に酔っていたので、池に落ちてしまったのだそう。池の中でバタバタしていたら、ほとんど泥酔状態だった仲間が野鳥だと思って撃ち落としてしまった。

それは酷いですよね…。「昨日のように覚えている」と言っていたマダムの気持ちが分かりました。

ハンター仲間の昼食では、マダムのご主人が良いワインをたくさん差し入れしていたでしょう。それで酔っ払って人間か鳥かの見境がつかなかくなったのだとしたら、よけいに悔しいではないですか?

今のハンターたちは蛍光色のチョッキを着ているし、おそらくワインも飲みすぎないように注意していると言っていますが、30年近く前だったらかなり好きなようにやっていたでしょうね…。怖い話しです。


そういえば、数カ月前、高速道路を走っていた車の中の人がハンターの砲弾にあたって即死した、というニュースもありました…。

冬に森の中を車で走っていると、「狩猟中につき注意」という看板が立っています。どこから砲弾が飛んでくるか分からないのに、なにをおっしゃる?! と思っていました。

友人の説明によると、ハンターたちの犬が飛び出してきたりするから、それに注意して欲しいという意味なのだそう。でも、高速道路を走っているときにも打たれてしまうなら、気をつけないといけないな、と思ったのでした。

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目次: ジビエに関する日記


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