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2009/01/19
テレビでワインづくりをしているスイス人たちのドキュメンタリーを見ました。

フランス語圏の地域でした。ちょど去年の夏に行った地方なので、懐かしい風景・・・。

★ そのときに書いた日記: スイス旅行: モラ or ムルテン 2008/09/03


3つの太陽とは?

番組に登場した一人が言っていた言葉が印象に残ったのでメモしておきます。

湖を望む丘にあるブドウ畑でワインを作っている男性の言葉。

「ここには3つの太陽の光があります」

 太陽 (ブドウ畑に降り注ぐ)
 湖  (太陽の光を丘に投げ返す)
 石垣 (太陽の光を吸収する)

スイスのワインって、日本で人気があるのかどうか知りませんが、こういう表現をされると、ワインがおいしそうに感じてしまいます!

スイスのワインを探してみる


石垣

太陽だけではなくて、他にも2つの太陽があるという表現。

湖は、鏡のように太陽を反射して温度を上げるのかも知れませんね。確かに、湖のある地域は他よりも温暖な気候なのだとスイス旅行のときに聞きました。

石垣も、作物の成長に効果があるのですよね。

ヴェルサイユ宮殿にはルイ14世の時代の果樹園を再現した「王様の野菜畑」というところがあるのですが、そこをガイド付きで見学したとき、石垣で畑を囲んで温度をあげ、誰よりも早く果実を実らせるテクニックがあったという説明を聞きました。


九州の星野村

石垣は第3の太陽と聞いて思い出したのは、去年の秋、美しい紅葉を満喫した福岡県の星野村で見た石垣でした。

星野村ホームページ

日本にもこんなに美しい所があるのかと驚いた村でした。

フランス的な感覚で美しいと思える村。フランス人を日本で案内する所にふさわしいなと思いました。

どうしてかというと、人間が作り出した美しさがあったからです。そういう風景が美しいと思うのって、ヨーロッパ的ではないでしょうか? スイスに一番初めに行ったとき、スイスの美しさは牧場があって、そこに家が点々とあって・・・ という風景だと感じたのです。

人間が作り出した美しさというのは、棚田でした。

こんな立派な石垣になっているのです。

棚田の石垣です。お城の石垣のように立派!

どこもかしこも棚田! すごいですよ~!

風景に変化があるので、ただ村の中を散歩しているだけで退屈しませんでした。


この村を見せたらフランス人にも喜ばれるだろうなと思ったのは、棚田があること。フランス人に限らないと思うのですが、外国人は棚田を非常に美しいと思うらしいです。

確かに、フランスで見る地平線の彼方まで広がる麦畑なんているのは、全く美しくないですもの・・・。

それと、この村には茶畑もたくさんあるのです。星野茶と呼ばれるそう。

茶畑もフランス人には珍しいので喜ばれるのですよね。それでフランス人に見せたい村だと思ってしまったわけです。


もう棚田には稲がない時期だったのですが、茶畑が青々しているので寂しい風景にはなっていませんでした。

それに紅葉の季節でした。この村には広葉樹が多いので、紅葉がみごと! しかも自然の山が紅葉。モミジの名所などという人工的なところより美しいと思いました。

星野村の風景

星野村のことをブログで書きたいと思っていたのに、余りにも感激してしまったので書けないでいました・・・。


第3番目の太陽が作り出す味

スイス人の言うことを聞いて、棚田米は平地でできたお米より高いと聞いていたのですが、スイス人の言うことを聞いて、なるほどな・・・、石垣が味を作るのだものな・・・ と思ってしまいました。

作業が大変なので、棚田を維持するのはとても大変なのだそうです。日本の美しい風景、守って欲しいな・・・。

棚田米を探してみる


棚田の美しい写真は、こちらをご覧くださいね ↓

星野村の棚田 写真アルバム


スイスの風景を見ながら、九州の村を思い出してしまったのでした。懐かしいな・・・。

こういう村を故郷に持つ人たちが外国に住んだら、四季折々で思い出す風景があるのでしょうね。今頃は新緑が燃える頃だろうなとか、彼岸花が棚田にいっぱい咲いているのだろうなとか、紅葉が見事だろうなとか・・・。

うらやましい・・・。

とは言え、外国で思い浮かべる日本の美しい風景を見たことがあるだけでも幸せです。


星野村の産物を探してみる

カテゴリー: 日本 | Comment (2) | Top
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コメント
この記事へのコメント
ありがとうございます
小国に加えて、縁のある星野村もほめて頂いて、ありがとうございます。
確かに星野村って、「美しい」ですよね。身近にあると、いつしかそういう感覚でとらえなくなってしまいます。今回あらためて、そういえばそうなんだよなあ~と思い出したような気分です。
やはり、地域をみる時に、新鮮な外の目は必要ですね。…って、私も頭ではわかっていたものの、つくづく感じました。
私もだんだん「外の目」でなくなってきてるのかな~。
2009/01/22 | URL | すぎちゃん  [ 編集 ]
Re: ありがとうございます
v-22すぎちゃんへ

色々なところに案内してくださったすぎちゃんのおかげで、九州大好き人間になった私です。この感謝は言葉などでは言い尽くせません!

九州の魅力は奥が深いのですよね。小国は、阿蘇の雄大な風景が美しいのはもちろんなのですが、私にとっては、この町に住む人たちの活き活きした雰囲気づくりをなさった方々の功績がすごいと感じています。これは、すごい! ただ「美しい景観を保存しました」というのとは比べものにならないくらい、すごい! こういう地域づくりが日本中に広がったら、日本は元気な国になれるのに・・・。

>地域をみる時に、新鮮な外の目は必要ですね

⇒ そうなのですよね。どっぷりつかっていると、新鮮な目で見ていた頃の感動を覚えなくなってしまう。私にとってのフランスも、始めのころには感激ばかりしていたのに、最近は「ここが気に入らない」というのが全面に出てきてしまっています。反省!

少し前、パリに貸しアパルトマンを持っている友人が、出て行った日本人留学生が置いていった書籍があるというので引き取りました。本をゴミ箱に捨てるのは耐え難かったのだと思う。その中に「ヨーロッパの心」という犬養道子さんの本がありました。ヨーロッパ在住26年のときに書いた本。昔にくらべて「驚き」がなくなってしまったので、今回は書くのに苦労したと書いてあったので、そうなのだよな・・・ と思いました。いつまでも新鮮な感動を覚えられる人間でいたいです。
2009/01/22 | URL | Otium  [ 編集 ]
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