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2011/10/08

シリーズ記事 【2011年秋: フランシュ・コンテ地方の旅行】 目次へ
その11
B&B民宿 (2)


フランスのB&B民宿の中には夕食をリクエストできるところがあります。近くにレストランがないときには特に助かります。

レストランのようにメニューを選べるわけではないのですが、私は好き嫌いがないので問題なし。


15ユーロの夕食

今回の宿では夕食を出せるというので予約しておきました。1食15ユーロと言われたので少し心配でした。B&B民宿の夕食代は25ユーロくらいが普通なのです。ワインもついているそうなので、ちょっと安すぎるではありませんか?…

1泊目で食べてみて、美味しかったら次の日もお願いすることにしました。2回は続けて食事したくないなと思う料理を出すところもあるし、「ひどいぞ~」と思ったところも1回だけあったのです。

忘れられないのはブルゴーニュ地方の中にある民宿に泊まったときの料理。「ブッフ・ブルギニョン」というブルゴーニュの郷土料理を出してくれたのですが、これがスープのようで、牛肉がほとんどないという奇妙な料理。

一緒に食事した遠くからやって来た人たちは知らない料理だったらしくて「おいしい」とお世辞を言っていましたが、これをブルゴーニュの郷土料理と言われたらたまりません。食事しながら話しをしていたら、民宿の奥様は他から来て住みついた人でした。

民宿でその土地の料理を出してくれるのは嬉しいものなのですが、知らなかったら作らない方が良いと思う…。

今回の宿は、地元だとこんなに美味しいのだ、と驚く料理でした。素朴だし、食事代を安くしているので材料費は大してかけていないはず。でも、高い料金をとられたとしても満足する味でした。

2日目の夜も民宿でご馳走になろう、と迷わず決断!


モンドールのフォンデュー

1日目のメイン料理は、民宿がある地域で作られるモンドールというチーズを使った料理でした。

モンドールは、ウオッシュタイプのチーズですが、フランスの数あるチーズの中でも季節限定で生産しているという珍しいチーズです。

冬のチーズという印象を持っているので、もう、そんな時期になっていたか… と驚きました。例年になく夏のような天気が続いていた時期だったので。

モンドールが作られるのは8月15日から3月15日までだそうです。市場に出るのは、9月中旬から5月まで。

冬のチーズと思っているのは、このチーズはそのまま食べても良いのですが、私はフォンデューにしてしか食べたことがないように思うからでもあります。



モンドールを使うと、普通のチーズフォンデューよりは遥かに簡単にできます。

チーズのケースから出さずに、ケースを覆うようにアルミフォイルで包む。
中央に少し穴をあけ、この地域(ジュラ)の白ワインを入れ、オーブンで焼く。
そのまま食卓に出し、トロトロのチーズフォンデューのようになっているモンドールを食べる。

書きながらレシピを確認したら、ワインはモンドール800グラムにグラス1杯。オーブンは240度で温めてからモンドールを入れ、20分くらい焼く、とありました。

チーズフォンデューは小さく切ったパンを棒につけて食べますが、こちらは茹でたジャガイモと一緒に食べます。

これと一緒にハム・ソーセージ類も食卓にのせるのですが、民宿ではモンドールを食べ終わってから生ハムが出てきました。これが正式な食べ方なのかな?…

余りにおいしいので、作り方をマダムに聞きました。オーブンに入れるときは湯せんにするとの返事。その方がまろやかに仕上がるのかも知れない。

もっと詳しく聞きたかったのですが、前回の日記に書いたアルザスのお爺さんに遮られて聞き損ってしまい、翌朝になったら聞きたいと思っていたことを忘れえていたのです。

湯せんにすると言っても、やはりアルミフォイルで包むのかな? チーズのケースごと水につけたら、ケースの木の皮がふやけてしまうでしょうから。このチーズがすっぽり入るオーブン用の皿を持っていて、それに入れていたのではないかと推測するのです。

お酒には余り興味がなさそうな家庭だったので、ワインを入れたのかどうかも確認したかった。ジュラのワインは癖が強いので、もっと軽いワインを使っていたのかもしれない。

この料理と一緒に赤ワインを出してきて(白ワインを合わせるのが普通だと思うのですが)、しかも、地元のワインではなくて南の地方で生産されたものでした。夕食代が安いのでそうしたのだろうとは思うのですが、ひょっとして、モンドールのフォンデューにワインは入れていなかったのか可能性もあります。でも、あの柔らかさからいって、ワインを入れなかったということはありえないと思う...。

等々、疑問が残ってしまいました。





ナピオというメーカー

作り方が良かったにしても、このモンドールは美味しすぎる。ケースを動かして製造元を見てみました。

 

NAPIOT(ナピオ)と書いてあります。

後で地元に住む友人に聞いてみたら、「このメーカーのモンドールはおいしいのだ」と言っていたので、よく知られてたメーカーのようです。書きながらインターネット情報をみてみたら、モンドールはこれが一番と言っている人が何人もいました。

覚えておかないと!

ナピオのコマーシャルビデオがありました。
Film de présentation et de promotion de la fromagerie Napiot

地方の美しい風景の他に、モンドールのケースとなる木の皮の切り出し、コンテとモンドールの両方のチーズの製法を見せています。


NAPIOTのモンドールを買って帰ろうと思ったのですが、立ち寄ったチーズ工房にモンドールがあったので、それを買いました。これは試食はしなかったのですが、コンテチーズがこれだけ美味しかったのでモンドールも美味しいと思う。賞味期限は10月末なので、友人を集めてフォンデューを作ろうと思っています。

メモ:
買ったところのチーズの価格を見たら、1キロあたりコンテは9.5ユーロで、モンドールは11ユーロでした。コンテは熟成期間が長いのに(1年半くらいのを売っていた)モンドールは手間がかかるから割高なのかな?...

ところで、民宿で出されたモンドールが美味しかったのは、一緒に食べるジャガイモを水で茹でたのではなくて、壺に入れてオーブンで焼いていたせいもあったと思います。

その「悪魔(ディア―ブル)」と呼ぶ壺が気に入ったので、その話しを次の日記で書きます。

― 続く ―


チーズを世界中から集めたグルメMAP!フランス産チーズを検索
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今の時期にしか食べられないチーズで簡単フォンデュー 2006/02/09
目次: 乳製品(チーズ、バター)に関して書いた日記
目次: 旅行したときに書いたシリーズ日記のピックアップ

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