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2011/10/08

シリーズ記事 【2011年秋: フランシュ・コンテ地方の旅行】 目次へ
その13
B&B民宿 (4)


山岳地帯では美味しいハム・ソーセージが生産されていることが多いのですが、フランシュ・コンテ地方もそうです。

民宿の夕食に出てきた生ハムやソーセージが素晴らしく美味しかったのですが、家で作ったと聞いてさらに驚きました。


自家製の生ハムとソーセージ

1日目、モンドールのフォンデューのときに出た生ハムです↓



豚のもも肉の塊を丸ごと燻製してつくるものなのですが、この家では毎年21本のモモ肉を買って作るのだそう。

自分たちで解体するのではないとしても、21本とは驚きです。

ジャンボンとよばれる豚のもも肉は、とても大きいのです。

店で生ハムを丸ごと買う人は時々いるのですが、1本あれば普通の家庭ではかなり長いこと食べられます。

この家では泊り客の食事に出すといったって、1回に泊まる人数はせいぜい10人だし、寒い季節にはクローズしているのです(つまり1年の半分は開業していない)。

大半は家族で消費してしまうのでしょうから、すごい!…

でも、親戚や友達に分けてあげる分も含めて21本なのではないかな?…
いくらなんでも、1家族で年に21本とは多すぎますよ…。


2日目のメイン料理では、よく燻製されたソーセージが出ました。

ジャガイモとソーセージに白ワインを入れて蓋をし、オーブンで蒸し焼きにした料理です。

 

燻製ソーセージの風味がジャガイモにうつって、単純な料理ながらとても美味しかった♪

白ワインを入れただけとは少し疑問だったので調べてみたら、この地方の郷土料理のレシピではニンニクとエシャロットのみじん切りを入れるとありました。

フランスでハム・ソーセージを買うときには肉屋さんを選ぶのですが、このレベルの出来のを売っていたらトップランクにします。

素人の自家製ですが、友達が作っているのとは比べ物にならないほど美味しく仕上がっています。この家は本格的な燻製装置で作っているのだろうと思いました。


フランシュ・コンテ地方にある燻製用の煙突

この地方を旅行しているときには、大きな燻製を作る煙突がある工場を見学できるところもあるのですが、民家でも自家製燻製を作っているのだなと思う特別な形の煙突を見かけます。

泊まった民宿がある村で見かけた煙突のある家の写真を入れてみますね。



赤い番号をつけた煙突で、(1)は普通の暖炉の煙突、(2)が燻製用の煙突のはず。

そういうハムやソーセージを作る煙突は、この地方では「tuyé(チュイヤ)」と呼ばれます。他にも「チュエ(tuhé、tué)」とも発音されるらしい。

この煙突がどうなっているかを示す断面図がありました:



この地方の屋根のこう配はとても大きいので、こんな煙突も埋め込めてしまうのでしょうね。

― B&B民宿の続きへ ―




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このシリーズ記事の目次: 2011年秋 フランシュ・コンテ地方の旅行
★ 目次: ハム・ソーセージ類、豚について
目次: 旅行したときに書いたシリーズ日記のピックアップ

情報リンク
☆ 燻製装置の動画: Tuyé du Papy Gaby
Les fumés de montagne


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