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2011/10/09

シリーズ記事 【2011年秋: フランシュ・コンテ地方の旅行】 目次へ
その15
気になったもの (1)


旅行に出た初日は、フランシュ・コンテ地方の行政中心地であるブザンソンの町で昼食をとることにしました。


ブザンソンで昼食

ブザンソン(Besançon)は、小澤征爾が優勝した国際指揮者コンクールが主催されることで私は町の名を知った、と記憶しています。そのコンクールと合わせて音楽祭が行われるので、ひところは毎年通った時期がありました。

ところが、石畳にたまる雨でビショビショになった思い出ばかりが強烈に残ってしいます。それで、あまり街中を観光したことがなかったのかもしれません。

今回は素晴らしい晴天。少し旧市街を散歩しただけなのですが、かなり魅力的な町だな… とブザンソンに対するイメージを変えてしまいました。

ブルゴーニュ地方にいると、近く同士にある大都市であるディジョン市とブザンソン市を比べる傾向があります。

一番多く言われるのは、ブザンソンは大学が町の中心にあるので、若者の姿が多くて活気づいているということ。それに対して、ディジョンはブルジョワ的な町で、年配者が多くて、夜になるとひっそりしてしまう。こういうイメージです。

それでもディジョンは、社会党の市長が登場してからは、レストランやカフェのテラス席も増えたし、色々な面で活気づいてきて、私が出会った昔とは全く違うくらい明るくなりました。

でも、久しぶりにブザンソンに来ると、やはりこの町の活気にはディジョン市はかなわないな… と思いました。なにしろ、町の中央に川が流れているし、人々がたむろできるような大きな広場もあちこちにあるので解放感があるのです。

ところで、フランスの都市では市電建設ブームなのですが、ブザンソンでもそうでした。ディジョンの町はしばらく前から市電の工事で交通はメッチャメチャ(!)ですが、ブザンソンは市電の規模が小さいのか、それほど酷い混乱はしていないように見えました。


お天気が良いので、道路に面したテラス席で食事することにしました。

たまたま、「ここらへんで食事しよう」と入った歩行者天国には、庶民的なレストランが軒並み並んでいました。ディジョンにはこういう通りはないな... と感心。1つあったのですが、最近の不況の影響か、さま変わりしてしまいました。

ブザンソンって、やっぱり元気だな... と感心しながら歩いていたら、歩行者天国は通り抜けてしまいました。それで、その道路の向こうにあった昔風の店構えの小さなレストランを選びました。

大きな町だと、働く人たちのために安いランチがある。1皿ないし2皿で済ませる簡単に済ませるランチメニューもあったのですが、前菜、メイン、デザートのコースを選んでも10.70ユーロ(千円ちょっと)。



ランチョンマットは紙で、ブザンソンの街のの交通路が記載されていました。新しくできる市電のアピールでしょうね。



親切! 市から無料配布されるのだとしたら、なおさら感心します。

料理はレストランの名前から想像したように、リヨン風料理(ブション)の素朴なものでした。でも、値段からいったら全く文句は言えないほど美味しい。


ブザンソンのバスのマークは銀杏の葉だった

レストランに座ってから気がついたのですが、そこは大通りだったのか、かなり頻繁にバスが通るのが気になりました。



でも、不快さはありません。バスは静かだし、排気ガスもないのです。

バスが通るたびに面白がって、カメラを構えてしまいました。バスの車体には銀杏の葉のマークがあり、そこに「GINKO(銀杏)」と書いてあったからです。

イチョウの木と言えば、日本を代表しているみたいに思うので親しみをもってしまいます。日本のシンボルではないとしても、中国あたり。

フランスには、めったに銀杏の木はないのです。だから、わざわざ「GINKO」という文字を付けつえているのでしょう。でも、「ジンコー」と言われたって、どんな木か思い浮かばないフランス人は多いと思うのですけれど。

なぜ銀杏の葉のマークなのだろう?...

食事が終わってから、道路でカメラを構えたら、バスの運転手さんが手を振ってくれました。アジア人の顔をした私が銀杏の葉に注目していると気がついたのだろうか?…



フランス人がイチョウの木を知っているとしたら、広島の原爆がおきたときに唯一生き残った木である、ということではないでしょうか?

だから、たぶん、このバスは環境に優しいとか、元気に生きるとか、そんな意味ではないかと思います。ざっと調べてみた限りでは、なぜ銀杏マークが選ばれたのかという情報は出てきませんでした。

このブザンソン市のバスがとても静だったのは、ガソリンではなく電気かなにかで動くのではないかな?... ディジョンの町を走っているバスに比べれば、格段に静かでした。

そんな静かなバスなら、なにも大工事をして、こんな小さな町に市電を作ることはないと思うのだけれど...。

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★ このシリーズ記事の目次: 2011年秋 フランシュ・コンテ地方の旅行
目次: 旅行したときに書いたシリーズ日記のピックアップ

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La pluie en France — Les villes où il pleut le plus et celles où il pleut le moins
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