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2011/10/12

シリーズ記事 【イタリア経由 クロアチアへの旅】 目次へ
その1
フランス: モン・スニ峠 (1)


9月初旬、久しぶりに少し長い旅をしました。3週間弱の旅行ですが、車の走行距離は4,100キロでした。

ひと昔前によく旅行していた頃は、1カ月くらいの旅行でないと長旅とは言わなかったのですが、最近は旅行期間が短くなっています。長い旅ができるのは若いうちですね...。

行きはアルプスのモン・スニ峠を登ってイタリアに入り、それからスロヴェニアを通過してクロアチア入り。帰りは、イタリアからフランスの地中海沿岸地方に入ってから北上してブルゴーニュに戻りました。

書きたいことはたくさんあるのですが、全部書いていると年末を迎えてしまいそう...。このシリーズでは書きとめておきたいことだけメモするつもりです


まずは、フランスからイタリアへの道のお話し。


車でフランスからイタリアに行く方法

フランスからイタリアに車で行くときに最も簡単なのは、長いモンブラン・トンネル(11Km強)を通る方法です。でも、長くて息苦しいところに、大きな火災事故があったので(1999年)、どうも好きではない。しかも、通行料がバカ高い。

普通にスイスに入って、スイスを突っ切るという方法もあるのですが、これも高くつきます。スイスの高速道路は年間払いなのです。いちいち料金所で支払うことがないので、とても便利。料金所がないので、どこでも高速道路から降りられるのも非常に便利。

でも、1回通るのに年間の使用料を払うことになるはバカらしい。年の初めなら、また来るからと思えるのですが、今年はもうスイスに来ないだろうと思うときには避けたくなります。

経験したことはないのですが、年末にスイスに入って、年が明けてからフランスに戻るという旅行をしたら、2年分の高速道路代を支払うことになるわけですよね?...

南仏から地中海に沿ってイタリアに入るという方法もあります。時々やりますが、カーブが多くて大変な道です。それにイタリアに入るとトンネルばかりなので、景色がチラチラと見えるだけ、という欠点があります。

今回の旅行では、帰りは南周りにしたのですが、カーブが多い地域は避けた道を選んだのでかなり楽でした。


フランスとイタリアの国境にあるモン・スニ峠

お天気が良かったので、フランスからイタリアに直接入れて、しかもトンネルは使わないという方法を初めてを試みてみました。

モン・スニ峠(Col du Mont-Cenis)を越えるコースで、皇帝になる前のナポレオンがイタリアに遠征したときに通った道。

この峠を越えたいなら、フレジュスのトンネル(Tunnel du Fréjus)を通れば簡単です。モンブランのトンネルが事故で閉鎖されていた時期は、もっぱらこちらのトンネルを通ってイタリアに行っていました。

トンネルはあちら、という標識を無視して山を登りました。 ナポレオンの時代に馬や徒歩で峠を越えるのは大変だったのでしょうが、車だと大したことはありませんでした。

道路も立派。冬の間は閉鎖されるのが信じられないほど立派!

でも、標高2,000メートル。峠の上にあるホテルに到着したら、大変なところに来てしまったという気分になりました。

山の上には大きな湖があります。

 
天気が悪かったので、対岸まで見える瞬間を狙ってとった写真です。

下界は夏のような陽気だったのに、ここは寒~い!

ここに来たら、もうイタリアに入ったような気分になったのですが、それもそのはず。モン・スニ峠はパリ条約(1947年)でフランス領となるまではイタリアだったのだそうです。

上に入れた写真の左に写っている大きな建物は、フランスの電力会社が建設したピラミッド型のチャペルです。 日本人的間隔で火山が爆発してできたカルデラ湖に見えたのですが、人造湖だったのでした。


マーモットのアパート

ホテルについた夕方、今にも雨が降りそうだったのですが、せっかくなので少し散歩しました。

あちこちから聞いたことがない鳴き声が聞こえたのですが、見回してもそれらしき鳥が見えない。

鳥にしては何となく変。助けを求めているようにも聞こえるので気になりました。

ホテルに戻ってから聞いてみると、鳴いているのはマーモットなのでした。

マーモットの鳴き声が聞ける動画:


声だけ聞いたら鳥だと思われませんか?

高山に住む野生動物です。 1年の半分くらいは冬眠しているのだそう。 そういえば、フランス語の表現に「マーモットのように寝る(dormir comme une marmotte)」というのがありました。「グ~グ~寝込んでいる」という意味。

私が行った9月というのは、冬眠前なので食料を蓄えるために活発に動いていたのかもしれません。ビデオのより、私が聞いたのはもっとたくさん鳴き騒いでいました。

ここにいるマーモットは人なつこいのだそう。ホテルのカフェ・レストランになっているテラスまでよくやって来るのも珍しくないのだそう。

マーモットはテラスがある側の道路の向こう、つまり牛が放牧されている草原に住んでいるようでした。反対の湖側にも草原があるのですが、そちらにはめったに来ないらしい。

私はホテルの部屋を湖側にとったのですが、マーモットを観察するなら反対側が良かった。どうせ、霧だか雲だかで、すぐそこにあるはずの湖は全く見えなかったのですから。

ホテルでは「レイク・サイド」という呼び方をしていましたが、反対側は『マーモット・サイド」としたらお客さんが喜んで泊まったはずなのに! こんなにたくさんいるなら、誇大広告にはならないですよ。

もっとも、鳴き声は聞こえるものの姿は見えない。それでも、ホテルの経営者は慣れていて、「あそこにいる」とホテルの玄関のドアをあけて示してくれました。


出発の朝、マーモットを間近に見る

ホテルを出てイタリアに向かうと湖のダム。この当たりにたくさんマーモットがいると聞いたのですが、イタリアに向かう朝には車を止めずに進みました。

そこを通り過ぎると、すぐにイタリア。EU内の行き来が自由になっているので、国境らしき検問所などはありません。

岩の小山にマーモットがいました。



岩の隙間を住処にしているようです。チョロチョロと何匹も動いていました。



以前にシャモニーからイタリアに入って日帰りのトレッキングをしたときにもマーモットと出会いましたが、こんなに近くで見たのは初めて。

可愛いですね。本当に人なつこいらしくて、ちっとも逃げない!

場所は違いますが(フランスのアルデッシュ県)、マーモットの生態についてマジメに話している動画がありました。



ー モン・スニ峠の話しの続きへ ―


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