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2011/11/06

シリーズ記事 【パリとピカルディー地方の旅行】 目次へ
その9: パリ観光 (9) ストリートアートとトロンプ・ルイユ - 2


前回の日記で、パリの街角にあったトロンプ・ルイユが気に入った話しを書いたのですが、そのあとモンマルトルに行ったら、トロンプ・ルイユを描く画家のギャラリーがありました。

こちらはモンマルトルに店を構えているほどですから、プロ。

Bernard Schollという名の画家でした。通りから見えたトロンプ・ルイユに惹かれて店の中に入ってみたのですが、目をひかれたのはこれだったのではないかな?…


ブルゴーニュのブドウ畑のトロンプ・ルイユ

ギャラリーはかなり広くて、作品がたくさん展示されていたのですが、窓枠の向こうにブルゴーニュのブドウ畑が見える絵が気に入りました。この作品です。

窓が開いていて、そこからブドウ畑が見えるというもの。割れている窓ガラスもある、という手の入れようでした。

このブドウ畑はブルゴーニュのはずだと思いました。

ギャラリーの人に聞いてみたら、ポマールの畑を描いた作品で、「ポマールの眺め」という題がついているとおっしゃる。

画家のサイトで同じ作品が見つかりました「Vue sur Pommard」。

ポマールって、私が好きなブルゴーニュの赤ワインなのです。
何かのご縁?…

こんな観光客が集まるところのギャラリーで売っている絵なんかを私が衝動買いできるはずもないけれど、いちおう値段を聞いてみました。

「それが最終価格ですか?」と尋ねると、

あっさりと値下げを申し出てくれたのですが、それでも10万円。

モンマルトルという場所がら、法外な価格がついているのだろうと思っていたのですが、手が届かない金額ではないので少し驚きました。

ギャラリーの人が説明してくれたのですが、この画家は同じ作品を何枚も描いて販売するのだそう。でも、限定数があるので、作品には版画のように番号がついています。

だから、普通の絵画よりは安いのかも知れない。
でもね…。

トロンプ・ルイユは好きだし、ブルゴーニュのブドウ畑、しかもポマールの畑なので欲しいけど、衝動買いの買い物に10万円出すほどお金持ちではありません。

「モンマルトル広場を少し歩いて考えて、買うことに決めたらまた来ます」、と言って引き下がる。

少し歩きだしてから、あっさり決断はつきました。

窓枠が青いのが気に入らないし、やたらに緻密に描かれているのも見ていると疲れるような気がする。...などと、自分を説得したのであります。

なお、Bernard Scholの幾つかの作品はeBayでも販売されていました。 モンマルトルの展示で表示されていた価格ですね。

追記: (2014年9月)
画家のサイトに入っていた「ポマールの眺め」の作品が見れるリンクを入れていたのですが、消えてしまっていました。別のバージョンだろうと思われるポマールの絵(窓が開いていない)を入れたサイトがあったのでリンクを入れます。
101-Art du trompe l'oeil de Bernard Scholl


トロンプ・ルイユのポスターが欲しくなった

あの絵ドウ畑が見えるのがポスターになっていたら、ポスターにしては高くても買っていたと思います。

実は、窓の向こうに風景が見えるというポスターを日本で買ったことがあるのです。

風景写真に窓枠を重ねているだけなのですが、それでもトロンプ・ルイユ効果は十分なのを知っています。

帰国したときに滞在するアパートのお風呂場に窓がないのが耐えがたく思っていたら、お風呂場に張るポスターを見つけて買ったのでした。

右に入れた商品と同じもの。これは3枚組で売っているのですが、私が買ったのは渓谷の温泉のような風景のものでした。

お風呂に入っているのがとても快適。

湿気ですぐにダメになるかと思っていたのですが、もう3年くらいはたつのに新品のときと同じ状態です。


フランスにも窓やドアがついた風景写真のポスターがある

こういうポスターをフランスに持っていこうかな?…

そう思いながら、フランスにだってあるのではないかと思って調べてみたら出てきました。

窓やドアを組み合わせています。日本のように風呂場の上記にも耐えるなどというのはないと思いますが、実にたくさんある。

Sticker trompe l'oeil fenêtre/porte

⇒ 多くのステッカーを扱っている店: tatoutex

窓がないと閉鎖された圧迫感があるのですよね。トロンプ・ルイユだと知っていても、外に開かれた窓やドアがあると気分がよくなる。そういうのは万国共通の感覚なのでしょう。

この手のポスターは、むしろフランスの方が日本より豊富なのではないかと思いました。

「窓ポスター」をキーワードにして楽天市場で検索した結果

こういうポスターを日本語で何と呼ぶのか分からないので、もっとたくさん市販されているのかもしれません。でも「窓ポスター」で検索した結果から在庫があるものを絞り込んだら半分くらいは消えてしまいました。日本では流行らないのかな?...


フランスのポスターによく似たものを見つけました

でも、右のように窓の周りに額縁をつけてしまっている商品です。

これだと、壁に窓がついていると錯覚するようなトロンプ・ルイユ効果はないと思うのです。

窓があるのに、どうして額縁をつける必要があるのだろう?... 台なしではないですか? おまけに、額縁の分が入るので、お値段も高くなっています。

上にスライドショーさせたフランスのポスターをご覧ください。窓枠にも立体感をつけて錯覚を強めています。


ブドウ畑の風景が見えるトロンプ・ルイユが見つからない

フランス人は家にポスターを張るのが好きだと感じています。特に、家の中を重厚な調度品などで美しくできないよう人たちの場合、ポスターを上手に使っているので感心することがよくあります。

でも、窓の向こうの風景があるポスターを調べてみたら、海、山、牧場のが多くて、ブドウ畑の風景は見つかりませんでした。

どうしてなのかな?… ひょっとして、こういうのはフランス以外の国で制作されたのがフランスで販売されているだけなのではないだろうか?…

ブルゴーニュの観光ポスターや、ブルゴーニュワイン振興会のようなところではブドウ畑のポスターを作っているので、私も何枚も張っています。でも、窓から見えるようなデザインにはなっていないのです。

モンマルトルで見たようなブドウ畑の風景が見えるトロンプ・ルイユのポスターを見つけたいな...。

― 続く ―


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