| Login |
2011/11/15

シリーズ記事 【パリとピカルディー地方の旅行】 目次へ
その17: ピカルディー地方 (1) シャンティイ - 1


パリの滞在を終えてから、少し息抜きできる田舎に向かいました。

パリの近くというと、本当にどうしようもない地域もあるのですが、好きなのは歴史があるピカルディー地方です。そこにあるシャンティイ城は数えきれないほど行っているのですが、今回もまた立ち寄ってみました。

この城はコンデ美術館となっています。このミュージアムのスタイルは好きです。広すぎず、狭すぎず、所蔵品は充実してるというタイプ。

この美術館については詳しい日本語情報があったので割愛。
☆ MMF: コンデ美術館(シャンティイ城) 

この美術館の面白い点としては、昔のフランスによくあったミュージアムの展示方法もあります。絵画は壁にびっしり展示されていて、最近の博物館では見られない姿が残されているのです。

この城をミュージアムにした城主デュック・ドマール(オマール公)の遺言によって、彼が決めた展示方法を変えてはいけないというのが守られているのだそう。そして、ここにある数々の珠玉の作品は、この美術館を離れてはいけないというのもある。だから、ここでしか見られない門外不出の作品というのも魅力。


ハードスケジュール?

シャンティイ城のことを、日本の友人に話したことがありました。

素晴らしいコレクションを誇るお城の博物館で、パリ国際空港から車で30分くらいのところにあるので、帰国する前に時間が余ったときなどに行ってみると良いのではないか、と言ったのです。

その人は、パリに仕事で来たときに本当に行ってしまいました。パリのホテルでタクシーを呼び、シャンティイ城を見学してから夜のフライトで帰国するというプランを作ったのだそう。

いい加減に言ったことを実行されてしまうと、少し慌てます。夜には飛行機に乗らなければならないときに何かするというのは、時間に追われるのが嫌いな私は避けるのですけど…。

そんなことができるのかとGoogleマップで調べてみました。


大きな地図で見る

A: シャンティイ城
B: シャルル・ド・ゴール国際空港
パリは下の方に位置しています。

パリから空港に行くのが最終目的だとすると、シャンティイ城の見学はかなりの寄り道になってしまう。シャンティイと空港の距離は30キロ弱でしたが、パリから空港に向かう道を通り越して城に行くことになるので、まずいですぞ...。

私はパリを発つ前日にシャンティイ城に近いところで1泊するプランが良いと思って話していたのですが、城があるシャンティイ町にはなぜかまともなホテルがありません。現在、高級ホテルになるらしいのが建設中ですけれど、どんなホテルになるのか?…


シャンティイ城のコンデ博物館

シャンティイ城の書庫です。



眺めたのは中世の挿絵が入っている本。これが大好きなのです!



実に繊細に描かれています。
部分をアップしてみましょう。



文字は私などには全然読めませんが、眺めているだけで美しい…。

こういう絵をフランス語ではenluminureと呼ぶのですが、日本語にすると何なのだろう?…

仏和辞典を引くと、余りピンとするものがでてきません…。
写本装飾術。写本を金銀、彩色、文様などで装飾する術。写本装飾、写本画、装飾文字

別の辞書を見ると:
(とくに中世の写本などの)彩色(術);彩色挿絵,彩色頭文字

辞書には出ていないような単語の外国語訳を探すのに便利な仏語のWikipediaで「Enluminure」を検索すると、そこにリンクされている日本語ページは「ミニアチュール」で、フランス語の「miniature」だと書いてあります。

あれ、あれ~?? それ、違うのじゃないの? 「miniature」といったら細密画でしょう? このコンデ美術館にもminiatureのコーナーがあって、精密な肖像画が描かれているブローチのようなものがたくさん展示されています。

仏語のWikipediaで「miniature」を検索すると、それをいっていますね。このページから日本語にはリンクしていません。

Wikipediaはとても便利なのですが、変なのもある。知らないと「そうなんだ~!」と感激して読むのですが、知っていることだと「うそ~!」になることが多々あります。特に、日本語ページが外国のことを書いてあるものには飛んでもないのが多い。歴史上の余り知られていない人物など、普通に死んだのに自殺したと書かれていたり(これは追及したら、その人の兄弟と入れ違っていた)。

だから「Wikipediaは使ってはいけないよ」と自分に言い聞かせるのですが、でも便利なので、ついつい使ってしまう…。


コンデ博物館では興味深い特別展にぶつかりました。それを次回に書きます。

続きへ:
シャンティイと柿右衛門の関係

ブログ内の関連記事
★ このシリーズ記事の目次: パリ滞在記 2010年冬
目次: 旅行したときに書いたシリーズ日記のピックアップ
★ 目次: 城について書いた記事ピックアップ

情報リンク
Château de Chantilly
Enluminures base de données


にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ
にほんブログ村



コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する