| Login |
2011/12/01

【シュークルート その1】


冬の料理、シュークルートchoucroute)が美味しい季節。

数年前の今ごろ、クリスマス気分を味わいにアルザス地方に行ったとき、あちこちのレストランでシュークルートの食べ比べをしました。



お肉やソーセージに隠れてしまっていますが、その下にあるのが塩で発酵させたキャベツで、そのキャベツをシュークルートと呼びます。

どっさり出されるのが特徴。シュークルートは北アフリカ料理のクスクスと並んで、お腹をいっぱいにさせる料理の代表選手です。

そうフランス人は言うのですが、私が感じるには、こういう料理の方が胃にすんなり入っていくので、伝統的なこってりとしたフランス料理に比べたら、お腹が膨れて困るということはないと思うのですけれど。

少し酸っぱいキャベツが、私たちには漬物のような感じがするので、ソーセージや肉が消化しやすくなってしまうようにも思います。

シュークルートはフランスでは非常にポピュラーな料理で、肉屋さんに行くと鍋に入れて煮れば出来上がりという材料を売っています。

缶詰のシュークルートでさえ、けっこう美味しいのがあるので驚きます。

肉屋さんで野生のキジを買ったとき、シュークルートと一緒にローストにすると美味しいのだと言われ、試してみたことがありました。

この少し酸っぱいキャベツには不思議な力があるのかもしれません。ジビエなんか料理できないと思ったのに、このときのキジはとても美味しく出来上がりました。


どっちが本物?

シュークルートの本場は、ドイツ国境に近いアルザス地方です。

・・・というのはフランス人が言うことで、ドイツ人はドイツ料理と言うでしょうね。日本でもドイツ語で「ザワークラウトSauerkraut)」と呼ばれる方が一般的だと感じます。

「シュー」と耳で聞くと、フランス語のキャベツ(chou)を思い浮かべます。

シュークリームの「シュー」。

キャベツの料理なので、すんなり「キャベツ」だから「シュー」だと思ってしまったのですが、「シュークルート」はドイツ語の「Sauerkraut(酸っぱいキャベツ)」からできた言葉なのだそうです。

そういわれると、この字面をフランス語風に読んだら「シュークルート」になりそう。

しかも「シュー」の部分は「酸っぱい」で、「クルート」がキャベツ。

ドイツ語圏文化の料理なわけですが、シュークルートとザワークラウトには違いが何かしらあるのでしょうか?


ドイツから移民してきた女性が「フランスのシュークルートは本物じゃない!」と言っていました。何とかいうソーセージを必ず入れなければいけないのに、それがないのが欠点らしい。

私が作るシュークルートは美味しいのだとおっしゃり、材料がそろったときに招待してくれると言われました。でも、あいにく私は日本に帰ってしまったときに食事会が催されたのです。

フランスに戻ってから、本物のシュークルートをご馳走になった人たちにどんなだったか聞いてみました。

食べられなかったのは残念なことではなかったと言われました。というより、いなくてラッキーだったそうです。ものすご~く、不味かったのだそう!

本物を上手に作るドイツ人もいるはずですが、彼女はお料理が得意ではないとは思っていたのです。一度、もったいぶってご馳走してくれた手作りケーキが、どうやって焼いたのだろうと思うほど美味しくなかったから...。

というわけで、ドイツ人がいうところの最高のシュークルートは味わっていません。でも、アルザスに行ったときには、さすが地元なのでびっくりするほど美味しかったです。

ところが去年、それよりも美味しいと思うシュークルート料理に出会いました。かなり独創的なもの。その話しを次回の日記で書きます。

― 続く ―


ブログ内の関連記事:
★ 旅行記目次: クリスマスシーズンのアルザス旅行
クスクスを食べに行った日のこと: (1) クスクスという料理 2008/09/16
フランス人のお気に入り料理のトップになった「クスクス」が出た食事会 2011/09/22
★ 目次: フランスで食べる郷土料理、地方特産食品、外国料理


にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ
にほんブログ村



コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する