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2011/12/11

シリーズ記事 【イタリア経由 クロアチアへの旅】 目次へ
その16
イタリア: (9-2) ヴェネツィア
― ヴェネト州


ヴェネツィアも今回が初めてだったら、精力的に歩き回ったはず。でも9月中旬の旅行では人の多さに圧倒されてしまって、ちょっと立ち寄っただけなのだから、という気分になってしまいました。後になったら、おいそれとは行けないところにあるのだから、もっと違うことをすべきだったと反省しました。

前回の日記で書いた美術館を見たあと、そこから遠くないところにあるレストランに行きました。

10年ほど前、ヴェネチアに長く滞在したとき、気に入ってしまって毎日のように通ったレストランです。なにしろ、おいしいのに安かった。店には観光客が全くいなくて、地元の人たちばかりが来ていました。ヴェネツィアは観光地で住みにくそうだけれど、ちょっと観光スポットから離れると庶民の生活があるのだな、と気に入ったのでした。


お気に入りレストラン

店内はゴチャゴチャしていて、自分でお酌するワインも昔のままでした。

 

とはいえ、昔は籐で編んだカゴだったのではないかな?...

なんだか、違う...。



こんな、どさ~っとした盛り付けではなかったはずのです。魚をシンプルにやいてオリーブオイルがきいていて、それが美味しかったという記憶があったのです。

この後にとったパスタも、感激するほどではない。
なんだか変...

でも、途中で挨拶に来たご主人の感じの良さは、昔の記憶どおりではありました。



ふと気がつくと、食事をしているのはフランス人がほとんど。見えることろでイタリア人だと分かるのは1組だけ。

ここも観光地のレストランになってしまったのだ...。
観光客がたくさんいる海辺のテラスでも、同じような料理を食べたと思う...。

いつだったか、フランスの料理探訪テレビ番組で、ヴェネツィアの庶民的なレストランが紹介されたことがありました。ここに似ていると思ったのですが、本当にここだったのかもしれない。そうでなければ、こんなにフランス人ばかりというはずがないではないですか?

この番組はとても感じの良い料理評論家が選んだレストランを紹介するもので、とても人気があります。でも、これで紹介されてしまうと、穴場的レストランは急に人気が出てしまって問題がおこるとも感じています。

ブルゴーニュでカエル料理を出すとても気に入っていたレストランがあったのですが、この番組で紹介されてからは料理の味が目に見えて落ちてしまったので、2回か3回は行って確認したあと、全く行かなくなりました。

このヴェネツィアのレストランも、2度と行かないと思う。普通に美味しくはありましたが、わざわざ行って、ここで食べたい! という風には思わなくなったので。


もったいなかったな...

昼食の後は、人が少なさそうな対岸まで行こうと思って、ヴァポレットと呼ばれる水上バスに乗りました。

船の上は風があって涼しい。
ついでのことに、終点のムラノまで行ってしまうことにしました。
これが大失敗。

その前には、ムラノのガラス工場に行きませんか、と水上タクシーに誘われて行ったことがありました。何も買わなくて良いと言われたので乗ったのです。冬で観光客が少なかったので、無料サービスらしい。

半信半疑だったのですが、タクシーの運転手さんはお客を運ぶだけで報酬をもらえる仕組みになっているらしくて、本当にその通り。店をさっと見学して、何も買わずに出て、街並みを見学するのを楽しんだのでした。

今回気がつきました。水上タクシーは早かった! オンボロのヴァポレットは、あちこちに進みながら時間をかけて目的地に行きます。

海の上は気持ちよいのだけれど、工場や工事現場ばかりで、眺めが全く美しくない。絵のように美しいヴェネツィアまで来て、なんでこんな景色を眺めるんだ!...

目的地に到着したら、もうすぐに戻ることしか考えませんでした。日が沈みそうだったのです。ヴェネツィアの街が夕日に燃えるのを見たではないですか?



帰りの船の中では、ひたすら夕日が沈みきってしまわないことを祈りました。



夕食を食べたから宿に戻ろうかと思ったのですが、人ごみに疲れてしまったので(船の中まで混んでいた!)、少し散歩してから帰りの電車に乗ることにしました。

何回かヴェネツィアに来ているけれど、こんなに無駄な時間の過ごし方をしたのは初めて。つまりは、あのヴァポレットの旅が時間のロスだった。時間がかかり過ぎると気がついたら、途中で降りてUターンすればよかったのに。愚かな私...。

ヴェネツィアまで電車で行ける場所にあるホテルに3泊したのですが、結局、他の日は別の方向に行くことにしました。

やはり、ヴェネツィアは静かな冬に行きたい...。
でも、夏に立ち寄って、短い観光を楽しんだこともあったのだけれどな...。

ブログ内の関連記事:
フランスの料理批評家 2008/03/14

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