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2012/01/14

シリーズ記事 【イタリア経由 クロアチアへの旅】 目次へ
その36
コート・ダジュール (1-1) サン・ジャン・カップ・フェラ


クロアチアまで行った旅行の最後は、イタリアはサンレモ(Sanremo)から海岸を沿った道を通ってフランスに入りました。


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地中海から離れて北上する前に1泊しなければならない。宿泊地として選んだのは、ニース(地図のC)の手前にあるサン・ジャン・カップ・フェラ(Saint-Jean-Cap-Ferrat)でした(地図のB)。

この当たりはミストラルもない温暖な気候なので、富豪が豪邸を築いているのだそう。ホテルも超高いと聞いたので、手が届きそうなところを探しました。


こんな酷いところがあるのかと驚いたホテルに入ってしまった...

ここならと思ったホテルには空室がない。部屋があるというホテルで見せてもらったら、一つの窓からは壁。もう一つの窓からは、中庭に干してある洗濯物が見えるだけ。それでは海沿いに泊まる理由がないですよ。

ホテル探しは面倒になったので、見学する予定にしていたところに近い場所にあった小さなホテルに泊まることにしました。

この地方で「ヴィラ」と呼ばれるお屋敷をホテルにしたらしい。アットホームで良いと思ったのですが、これで3つ星ホテルになっているのが不思議と思ってしまうホテルでした。

部屋に入ってから、喉が渇いていたのでミニバーを開けたら何も入っていない。シャワーを浴びようとしたらタオルがない。フロントに電話したら、なぜか留守番電話。

仕方がないので、3階から歩いて降りて行きました。

ミニバーに何も入っていないと言うと、「入っていないのが当然」と、すました顔で答える。バーがあると書いてあったので何処かと聞くと、バーは閉まっているとの返事。タオルが欲しいというと、申し訳ないという反応は全くなし。タオルを届けてくれる気配はないので、用意してくれるのを待って、それを持って部屋に戻りました。

落ち着いて考えると、このホテルは高すぎる! せいぜい、60ユーロくらいなら文句を言わない部屋だったのに、料金は200ユーロだったのです。

部屋から海が見える部屋をとりましたが、海が見えて嬉しいというような眺めではありませんでした。



フランス人の友達が言っていたな...。
南仏のホテルやキャンプ場は、自分の所有物でもない太陽や海にお金を払わせる!

山を下って港まで夕食をとりに行きました。レストランも、これまた、やたらに高いので驚きました。イタリア料理だったので面白みがないのは良いとしても、前日までイタリアで食べていたパスタと比べると3倍くらいの値段がついているのです。

庶民は、こういう高級リゾート地には泊まるものではないのでしょうね...。お金持ちだったら、そういう人たちのためにある豪華なホテルに泊まって、サン・ジャン・カップ・フェラは素晴らしかった... と言うのでしょう!

良い経験にはなりました。なんでも、知らなかったことを体験したりするのが好きなので。

翌朝は朝日が見えたので満足。



天気が悪いときに泊まっていたら、腹の虫が収まらなかったと思う。だって、部屋は極端に狭いし、掃除はろくにしていないし、内装は極端に安物だし(テレビだけは部屋に不釣り合いなほど大きかった!)、コンセントは壊れている。

チェックインしたときに30%だったか前払いをさせるので、面倒なので全額支払いたいと言うと、経理上の関係で、それはできないと言われました。払うと言うのに断られたのは初めて。懸念していたとおり、翌朝は支払いのために待たされました。

酷いホテルというのは、たいていの場合は安いので不満は持ちません。でも、ここはかなりの料金をとったのだから、ひど過ぎる。

旅行ばかりしているのでホテルは色々経験していますが、これほど酷いと驚くところに泊まったことがあったかな?...

こういうホテル泊まった人は、みんな腹をたてるのではないかと思って、ホテル予約サイトに書き込まれているコメントを眺めてしまいました(こちらのページ)。

ボロクソに言っている人たちのコメントを読んで楽しみました。でも、満足したと書いている人たちもいるのです。ホテルの経営者がお友達に書かせているのではないかな~?...

でも、ホテルのロケーションが良かったのは確か。翌朝は、粗末な朝食を早々に済ませてから、ニコリともしないでチェックアウトをしました。その後は、ホテルのことなんかすっかり忘れて、散歩と見学を楽しみました♪

― 続く ―


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★ このシリーズ記事の目次: イタリア経由 クロアチアへの旅
目次: 旅行したときに書いたシリーズ日記のピックアップ


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コメント
この記事へのコメント
凄い経験されましたね。今の季節は冬期休業中なのでしょうか。

エズからEze sur Merという駅そばのバス停まで登山道を降り、そこからバスでニースへ出ました。美しい風景が広がっていました。ヨットやクルーザーが浮かぶヴィルフランシュ・シュル・メールの湾。

このあたりは世界中の富豪の別荘、邸宅があるところらしいと何かで読みました。

リゾート地のホテル経営者は休業中は長いお休みをしているのでしょうか。

2012/01/25 | URL | ETRETAT  [ 編集 ]
Re:
v-22ETRETATさんへ

>今の季節は冬期休業中なのでしょうか。
⇒ ホテルの人が「来年はエレベーターをつける」と言っていたので、予約受付けはしていないという文字を見て、本当にエレベーター取り付け工事をするつもりだったのかと思ったりしました。でも、あのホテルをマトモにするには、部屋のドアから何から全部改修工事をしなければホテルの価値は上がらないので、エレベーターだけ取り付けるのはもったいない。全部をリフォームするほどの資金があるのかな... と、他人事ながら心配しました。ただの冬季休業中の可能性も大きいと思います。

>リゾート地のホテル経営者は休業中は長いお休みをしているのでしょうか。
⇒ 冬に南仏を旅行するときには、ホテルやレストランが軒並み閉まっているのが大きなネックになるのですが、みんなどうしているのでしょうね? 休みの期間はかなり長いですから。雇われ調理人などは、スキー場で働いているのではないかと思います。経営者も、シーズンを振り分けて複数のホテルを持っている人も多いのではないかな。夏の間にしっかり利益をあげて、冬は働かないでいられたら最高でしょうね。

丘の上のエズは別世界のように美しいですよね。ヴィルフランシュ・シュル・メールには思い出があります。

勤めていた会社を訪問するためにニースまで飛行機で行き、行ったついでに近くで1泊してから迎えに来てもらおうと思っていたら、友達の母親がヴィルフランシュ・シュル・メールで夏のヴァカンスを過ごしたのが素晴らしかったと言うので、そこにあるホテルを予約しました。ところが、行ってみると海水浴場にある味気ないホテル。

それから久しく、ヴィルフランシュ・シュル・メールはつまらない海水浴場だと思い込んでいたのですが、近くを通ったときに、一緒に旅行していた友達に話しをしたら、美しくて有名なところだと言って、少しドライブしてくれました。本当に私好みの美しい旧市街があり、私が泊まったところはどこだったのだろう、と驚きました。あの当時はインターネットもなくて、まわりの様子を見てホテルを選ぶことなどできない時代でした。

ニースに憧れる人が多いと聞いて、魅力がない大都会ではないかと思っていたのですが、やっと最近になって、ニースというときには、ヴィルフランシュ・シュル・メールやカップ・フェラのようなフレンチ・リビエラを指しているのだろうと理解できるようになりました。遠くから見ていると、家がゴチャゴチャあるので余り美しくないと私は思ってしまうのですが、大きなヴィラなどに住んでいたら、全く印象は違うのだろうな... と、今回の旅行で思いました。
2012/01/25 | URL | Otium  [ 編集 ]
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